〇 招  集  告  示 

久宮衛告示第23号

 平成29年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を次により招集する。

  平成29年10月31日

                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二

                   記

1 期  日  平成29年11月7日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   野  原  洋  子  君      6番   丸  山  妙  子  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   戸 ヶ 崎     博  君
    11番   伊  草  弘  之  君     12番   金  子  正  志  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   小 河 原     正  君

不応招議員(なし)

平成29年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会 第1日

平成29年11月7日(火曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 追加第1 議会運営委員の選任
 6 管理者提出議案の上程(議案第18号〜議案第20号)
 7 提案理由の説明
 8 組合に対する質問
 9 次会の日程報告
10 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   野  原  洋  子  君      6番   丸  山  妙  子  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   戸 ヶ 崎     博  君
    11番   伊  草  弘  之  君     12番   金  子  正  志  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   小 河 原     正  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  田  中  暄  二  君
   副管理者  新  井  康  之  君

   代  表  佐  藤     晟  君
   監査委員

   会  計  斎  藤  悟  留  君
   管 理 者

   参  与  飛       守  君
   参  与  南  沢  郁 一 郎  君
   参  与  川  島  正  光  君
   参  与  井  上  正  己  君
   事務局長  白  子  直  巳  君
   総務課長  栗  原     聡  君
   業務課長  藤  井     智  君
   施設課長  内  田  久  則  君

   総 務 課  青  柳  浩  行  君
   主  幹

   施 設 課  小  島  靖  之  君
   主  幹

   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   補  佐

   菖蒲清掃  加  藤  一  郎  君
   センター
   所  長

   八甫清掃  月  安  高  広  君
   センター
   所  長


 本会議に出席した事務局職員
   庶務係長  菊  地  俊  一
   書  記  松  本     学
   書  記  籾  山  光  明



    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(小河原 正君) ただいまの出席議員は14名でございます。
  定足数に達しておりますので、これより平成29年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(小河原 正君) それでは、本日の会議を開きます。
  なお、本日、金子正志議員から都合により議会運営委員を辞任したいとの申し出がありましたので、委員会条例第11条の規定により、議長において辞任を許可いたしました。
  ただいまから議会運営委員会を開催いたしますので、議会運営委員会の方は小会議室までお集まりください。
  休憩いたします。

    休憩 午前 9時01分

    再開 午前 9時08分

議長(小河原 正君) 再開いたします。

                        ◇                      

    ◎議会運営委員長報告
議長(小河原 正君) ただいま小会議室におきまして議会運営委員会が開催されましたので、議会運営委員長の報告を求めます。
  園部委員長、お願いいたします。
                 〔議会運営委員長 園部茂雄君登壇〕
議会運営委員長(園部茂雄君) おはようございます。ただいま議会運営委員会を開催いたしました。その結果をご報告いたします。
  本日の日程に議会運営委員の選任を追加することに決定いたしました。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎日程の追加
議長(小河原 正君) お諮りいたします。
  議会運営委員長の報告のとおり、議会運営委員の選任を日程に追加したいと思います。これにご異議ございませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
  したがって、議会運営委員の選任を日程に追加することに決定いたしました。
  では、暫時休憩します。

    休憩 午前 9時10分

    再開 午前 9時11分

議長(小河原 正君) 再開いたします。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(小河原 正君) 本日の議事日程は、ただいまお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(小河原 正君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において
    1番  貴 志 信 智 議員
    2番  新 井   兼 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(小河原 正君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  園部議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 園部茂雄君登壇〕
議会運営委員長(園部茂雄君) 平成29年第4回定例会につきまして、さきの10月31日火曜日午前9時より当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてをご報告申し上げます。
  本定例会に提出される議案は、管理者提出議案が3件であります。また、一般質問は7人を予定しております。
  以上のことから、会期につきましては、本日11月7日から11月24日までの18日間ということで決定いたしました。
  次に、本定例会の議案質疑の締め切り日につきましては、11月13日月曜日の15時までとすることで決定いたしました。
  なお、執行部から臨時会を開催したいという説明がありまして、平成30年1月12日金曜日午前10時から開催することになりました。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日11月7日から11月24日までの18日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  なお、本定例会の議案質疑書の締め切り日につきましては、先ほど委員長から報告がありましたとおり、11月13日月曜日の15時(午後3時)までとすることで決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎管理者挨拶
議長(小河原 正君) 田中管理者から皆様に報告したい事項があるとの申し出がありましたので、許可いたします。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。本日、平成29年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  さて、皆様も既にご案内のとおり、去る10月1日に宮代町長選挙が実施され、新井新町長が当選されております。これに伴いまして、10月24日に当衛生組合規約第8条第2項の規定による管理者及び副管理者決定のための協議を行いました。その結果、管理者には引き続き久喜市長である私田中が、副管理者には新井宮代町長が就任することになりましたので、ご報告を申し上げます。
  さて、衛生組合では、家庭から排出されるレジ袋の削減を図るため、「ノーレジ袋キャンペーン」を実施するなど、ごみの分別や、ごみの減量に関してさまざまな取り組みをしてきているところでございますが、今年9月から家庭から出る生ごみの減量を推進するため、電気式生ごみ処理機の貸し出しを無料で行う取り組みを行っております。生ごみ処理機をご自身で購入する前に、処理機の効果を体験してみたい方や、処理機に関心をお持ちの皆様からたくさんのお申し込みをいただいているところでございます。
  従来から、家庭用生ごみ処理容器等購入費補助制度により、生ごみ処理容器等を購入し、一定の要件を満たした方に対しまして、購入経費の一部補助も実施しておりますことから、これらの制度の利用により、処理機の普及が促進され、ごみ排出量の削減、さらにはごみ減量意識の向上につなげていければと考えております。
  衛生組合といたしましては、引き続きごみの分別、減量化に真摯に取り組んでまいります。議員の皆様におかれましても、今後ともよろしくご鞭撻のほどお願い申し上げる次第でございます。
  以上、ご報告でございます。

                        ◇                      

    ◎副管理者就任の挨拶
議長(小河原 正君) それでは、久喜宮代衛生組合副管理者へ就任いたしました新井副管理者からご挨拶をお願いいたします。
                 〔副管理者 新井康之君登壇〕
副管理者(新井康之君) おはようございます。副管理者に就任いたしました宮代町長の新井康之でございます。
  ここ久喜宮代衛生組合におきましては、平成28年4月に宮代町町民生活課長として、参与として1年4カ月ほどのお世話になった経緯がございます。この10月からは新たに執行部の副管理者として、田中管理者を補佐し、さらなる清掃行政の発展に向けて尽力してまいる所存でございます。
  議員の皆様におかれましては、久喜宮代衛生組合が今後展開してまいります施策につきまして、一層のご指導並びにご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
  簡単ではございますが、就任のご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) ありがとうございました。

                        ◇                      

    ◎議会運営委員会委員の選任について
議長(小河原 正君) 追加日程第1、議会運営委員の選任を行います。
  議会運営委員の選任につきましては、委員会条例第5条第1項の規定により、議長により指名いたします。
  宮代町選出議員より新たに11番、伊草弘之議員を指名いたします。
  議会運営委員の方々は、次の休憩中に委員会を開き、副委員長の選出をお願いいたします。
  委員長、よろしくお願いいたします。
  それでは、議会運営委員会の開催をお願いします。
  休憩いたします。

    休憩 午前 9時19分

    再開 午前 9時26分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  ただいま議会運営委員会におきまして、副委員長の互選が行われ、副委員長に11番、伊草弘之議員が選任されました。
  以上のとおり報告いたします。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(小河原 正君) 日程第6、管理者提出議案の上程ですが、議案第18号から議案第20号を一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(小河原 正君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) それでは、本定例会にご提案申し上げております議案の説明を申し上げます。
  本日、本定例会に提案いたします議案は3議案でございます。
  初めに、議案第18号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例でございます。人事院規則の一部改正に伴い、この案を提出するものでございます。
  次に、議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで調製をいたしております。
  決算書の2ページでございます。まず、歳入でございます。予算現額33億2,939万円、調定額33億3,247万4,558円、収入済額33億3,238万4,333円、不納欠損額はございません。収入未済額9万225円でございます。
  次に、歳出でございます。4ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額は歳入と同額の33億2,939万円でございます。支出済額が31億8,160万8,138円となってございます。翌年度繰越額は4,800万8,000円でございます。不用額が9,977万3,862円でございます。
  次に、議案第20号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございますので、補正予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
  第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、歳入歳出それぞれ1,828万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ36億172万円に改めたいという内容でございます。
  以上が本定例会に上程いたします議案3件でございます。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 次に、議案第18号から議案第20号までの補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 白子直巳君登壇〕
事務局長(白子直巳君) おはようございます。それでは、補足説明をさせていただきます。
  議案第18号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についての補足説明を申し上げます。
  議案書の1ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、別冊の条例の一部改正等に伴う新旧対照表の1ページをごらんいただきたいと存じます。
  提案理由といたしましては、人事院規則の一部改正に伴い、この案を提出するものであります。
  これまで国では既に育児休業を取得したことがある職員が該当する子について保育所等に入所の申し込みを行った結果、当面入所できない場合、運用により再度の育児休業の取得等を認めてきたところでございます。このような中、平成29年4月1日に人事院規則の一部が改正され、当面保育所等に入所できない場合、再度の育児休業の取得等が可能であることが明文化されたところでございます。これに伴い、当組合におきましても同様の制度改正を行うものでございます。
  それでは、主な改正の内容につきまして順次ご説明申し上げます。初めに、第3条第5号につきましては、育児休業法第2条第1項のただし書きの規定により、職員が対象となる児童について、再度の育児休業を取得できる特別の事情を定めるものとして条例へ委任しており、この委任を受けて規定しているものでございます。育児休業制度においては、配偶者が負傷または疾病により入院した場合、配偶者と別居した場合、その他育児休業の終了時に予測することができなかった事実が生じたことにより、当該育児休業に係る子について育児休業をしなければその養育に著しい支障が生じることとなった場合に再度の育児休業を取得できる特別の事情として、条例第3条第5号で定めているものでございます。今回の改正では、育児休業に係る子について、児童福祉法第39条第1項に規定する保育所、就学前の子供に関する教育、保育所等の総合的な提供の推進に関する法律第2条第6項に規定する認定こども園または児童福祉法第24条第2項に規定する家庭的保育事業等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面その実施が行われない場合を特別の事情として新たに規定するものでございます。
  次に、第4条では、育児休業法第3条第2項の規定により、育児休業期間の延長を1回に限らないものとして、特別の事情を定める場合を条例に委任しており、この委任を受けて規定しているものでございます。改正の内容でございますが、第3条第5号と同様の内容となっているものでございます。
  次に、第10条第6号では、育児休業法第10条第1項ただし書きの規定により、育児短時間勤務の終了の日の翌日から起算して1年を経過しない場合において、育児短時間勤務をすることができる特別の事情を定めるものとして条例へ委任しており、この委任を受けて規定しているものでございます。改正の内容でございますが、第3条第5号と同様の内容となっているものでございます。
  次に、附則でございますが、この条例は公布の日から施行するものでございます。
  以上が議案第18号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。
  続きまして、議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての補足説明を申し上げます。
  お手元の決算書に従いましてご説明を申し上げます。
  初めに、事項別明細書に従いましてご説明をさせていただきます。
  歳入歳出決算書の8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。1款分担金及び負担金でございます。予算現額、調定額、収入済額、いずれも26億2,004万4,000円でございます。これは、組合規約第13条の規定に基づく負担金で、構成市町及び支払区分別の内訳につきましては、備考欄の記載のとおりでございます。
  次に、2款の使用料及び手数料でございます。予算現額2億4,216万1,000円、調定額2億4,820万402円、収入済額2億4,811万177円でございます。
  なお、収入未済額が現年度分と滞納繰越分を合わせまして9万225円でございます。
  収入未済額の内容につきましては、まず2項手数料、1目塵芥処理手数料の7万2,000円でございます。現年度分は収入未済がございませんので、全額が滞納繰越分でございます。このうち、6万9,600円につきましては、既に納付済みでございますが、残りの2,400円につきましては、店舗の閉店等により徴収が困難な状態となってございます。
  また、2目し尿処理手数料は1万8,225円でございます。このうち、現年度分の収入未済額は4,690円でございますが、3,500円につきましては、既に納付済みでございます。残りの1,190円及び滞納繰越分の収入未済額であります1万3,535円につきましては、対象者の転出先が不明であり、徴収が困難な状態となってございます。
  10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。次に、3款の財産収入でございます。予算現額7,991万5,000円に対しまして、調定額、収入済額とも7,738万5,846円でございます。これは、備考欄にございますとおり、各センターにおける資源回収に伴う有価物及びごみ処理過程から発生した有価物の売払代金でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の15ページから17ページにかけて記載してございます。
  次に、4款の繰入金でございますが、予算現額、調定額、収入済額、いずれも7,283万6,000円でございます。
  次に、5款繰越金でございますが、予算現額が5,504万2,000円に対しまして、調定額、収入済額とも5,504万2,475円でございます。
  12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。次に、6款の諸収入でございます。予算現額が1,039万2,000円に対しまして、調定額、収入済額とも996万5,835円でございます。
  2項雑入、1目雑入でございますが、収入済額996万1,385円でございます。主なものでは、再商品化合理化拠出金が3清掃センター合計で445万223円、ペットボトル等有償入札拠出金が382万9,720円でございます。
  次に、7款の組合債でございます。予算現額、調定額、収入済額とも2億4,900万円でございます。これは、ごみ焼却施設、し尿処理施設、粗大ごみ処理施設の改修に伴い起債いたしました事業債でございまして、久喜宮代清掃センターがごみ焼却施設整備事業債1億1,000万円、し尿処理施設整備事業債3,500万円、八甫清掃センターがごみ焼却施設整備事業債7,600万円、粗大ごみ処理施設整備事業債2,800万円でございます。借入先につきましては、いずれも埼玉県でございます。
  以上、歳入合計は、予算現額33億2,939万円に対しまして、調定額は33億3,247万4,558円、収入済額は33億3,238万4,333円、不納欠損額はゼロ、収入未済額は9万225円でございまして、収入済額の対予算現額が100.1%、対調定額が100%でございます。
  以上が歳入の概要でございます。
  続きまして、歳出でございます。決算書の16ページ、17ページをお開きいただきたいと存じます。まず、1款議会費でございます。予算現額224万9,000円に対しまして、支出済額が206万7,117円で、執行率は91.9%でございます。これは、議員報酬や視察研修、会議録の調製等の議会運営費でございます。この議会運営費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の22ページに記載してございます。議員の視察研修につきましては、平成28年7月20日に群馬県草津町にございます株式会社ウィズウェイストジャパンの「新草津ウェイストパーク」最終処分場を視察いたしました。翌21日に長野県小諸市にございます浅麓環境施設組合の「浅麓汚泥再生処理センター」及び久喜市にございます株式会社ウィズウェイストジャパンの「清久リサイクルセンター」を視察してございます。
  次に、2款総務費でございます。予算現額9,853万円に対しまして、支出済額が9,185万1,190円で、執行率が93.2%でございます。内容は、衛生組合の総務に関する事業全般にわたる共通経費でございます。
  まず、1目の一般管理費でございます。予算現額9,833万8,000円に対しまして、支出済額が9,166万4,520円で、執行率が93.2%でございます。主な内容でございますが、17ページから23ページの備考欄にございますように、職員の給与費等の人件費を初めとして衛生組合全般にわたる事務諸経費を執行してございます。
  次に、2目財産管理費でございます。22ページ、23ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額1,542万4,000円に対しまして、支出済額が1,330万4,158円で、執行率は86.3%でございます。これは、衛生組合の財産管理の経費でございまして、23ページから27ページの備考欄にございますように、各清掃センターごとの事務棟庁舎や庁用車等の財産全般の管理に要する経費でございます。
  次に、3目公平委員会費でございます。26ページ、27ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額2万6,000円に対しまして、支出済額が2万5,900円でございます。これは、公平委員3名分の委員報酬でございます。
  次に、2項監査委員費でございます。28ページ、29ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額19万2,000円に対して、支出済額が18万6,670円でございます。これは、監査委員2名の委員報酬でございます。
  次に、3款衛生費でございます。予算現額30億1,091万5,000円に対しまして、支出済額28億8,038万7,458円で、執行率は95.7%でございます。これは、組合全体にわたる清掃事務経費として、清掃総務費、塵芥処理費、し尿処理費としての経費でございます。
  まず、1目の清掃総務費でございます。予算現額4億8,910万2,000円に対しまして、支出済額が4億6,643万3,344円で、執行率は95.4%でございます。主な内容といたしましては、29ページから39ページの備考欄にございますとおり、総務課職員を除く事務職員及び現業職員の人件費、各種負担金、光熱水費などの清掃事務の管理にかかる費用、また廃棄物減量等推進員及びごみの減量に向けた施策に要する経費でございます。この清掃総務費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の28ページから37ページに記載してございます。
  次に、2目塵芥処理費でございます。38ページ、39ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額22億4,195万8,000円に対しまして、支出済額が21億4,491万7,394円で、執行率が95.7%でございます。主な内容といたしましては、39ページから49ページの備考欄にございますとおり、一般廃棄物であります資源、ごみ全般にわたります収集・回収業務、ごみ処理施設の管理・運営に関する業務及び工事、処理施設等から発生する廃棄物の処分等に要する経費でございます。この塵芥処理費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の38ページから51ページに記載してございます。
  次に、3目し尿処理費でございます。48ページ、49ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額2億7,985万5,000円に対しまして、支出済額が2億6,903万6,720円で、執行率が96.1%となっております。主な内容といたしましては、49ページから51ページの備考欄にございますが、し尿の収集業務、し尿処理施設の管理・運営に関する業務及び修繕工事等に要する経費でございます。このし尿処理費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の52ページから54ページに記載してございます。
  次に、4款公債費でございます。50ページ、51ページをごらんいただきたいと存じます。予算現額2億730万4,000円に対しまして、支出済額が2億730万1,629円で、執行率は99.99%でございます。主な内容といたしましては、生ごみ堆肥化処理施設建設事業、ごみ処理施設機器改修整備事業等の償還元金及び償還利子でございます。この公債費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の55、56ページに記載してございます。
  次に、5款諸支出金でございます。決算書の52、53ページをごらんいただきたいと存じます。予算現額4,000円に対しまして、支出済額が744円で、執行率は18.6%でございます。これは、財政調整基金の積み立てにより発生した利子を一般会計に収入後、基金に積み立てたものでございます。
  次に、6款予備費でございます。当初予算額2,000万円に対しまして、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設火災復旧工事に要する費用の一部に充てるため、補正予算により予備費を940万円減額しており、また予備費から21万2,000円を充用しております。充用先につきましては、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費、7節賃金に21万円、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費、3節職員手当等に2,000円でございます。
  以上、歳出合計は予算現額33億2,939万円に対しまして、支出済額は31億8,160万8,138円、執行率は95.6%でございます。
  続きまして、56ページの実質収支に関する調書をごらんいただきたいと存じます。歳入総額33億3,238万4,333円、歳出総額31億8,160万8,138円、歳入歳出差引額1億5,077万6,195円、翌年度へ繰り越すべき財源につきましては、継続費逓次繰越額280万8,000円及び繰越明許費繰越額4,520万円でございます。したがいまして、実質収支額といたしましては、1億276万8,195円でございます。地方自治法第233条の2の規定による基金繰入額でございますが、実質収支額の2分の1の5,138万5,000円を財政調整基金に繰り入れてございます。
  続きまして、58ページ、59ページの財産に関する調書をごらんいただきたいと存じます。まず、公有財産の土地及び建物につきましては、前年度からの増減はございません。
  次に、60ページの物品につきましても、前年度からの増減はございません。
  次に、基金につきましては、前年度末現在高4,983万8,000円、決算年度中増減高1,779万2,000円の減、決算年度末現在高3,204万6,000円でございます。
  以上が議案第19号 平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定につきましての補足説明でございます。
  続きまして、議案第20号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明を申し上げます。別冊の補正予算書をごらんいただきたいと存じます。
  2ページをごらんいただきたいと思います。歳入歳出予算の補正でございまして、第1表のとおり、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,828万円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億172万円とするものでございます。
  次に、3ページをごらんいただきたいと存じます。債務負担行為の補正でございまして、3ページから5ページの第2表のとおり追加するものでございます。新年度における契約事務の執行のため設定させていただくものでございます。共通経費分といたしまして、庁舎間LAN保守業務の限度額を22万5,000円と定めさせていただくもののほか、1件でございます。久喜宮代清掃センター分につきましては、総合受付業務の限度額を845万4,000円と定めさせていただくもののほか、27件でございます。菖蒲清掃センター分につきましては、直接搬入等受付計量業務の限度額を299万7,000円と定めさせていただくもののほか、18件でございます。八甫清掃センター分につきましては、直接搬入等受付計量業務の限度額を299万7,000円と定めさせていただくもののほか、18件でございます。
  次に、10ページ、11ページをごらんいただきたいと存じます。事項別明細書の歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございますが、4,960万8,000円の減額でございます。これは、前年度決算による繰越金の確定及び昨年度の八甫清掃センター火災に伴う全国私有物件災害共済金の収入により歳入が増となったこと、また歳出におきまして、人事異動に伴う給与費補正及び一部事業の不用額の確定に伴い財源に余裕が出ましたことから、負担金の減額補正を行うものでございます。構成市町及び支払区分別の内訳につきましては、説明欄に記載してあるとおりでございます。
  次に、5款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございますが、1,838万3,000円の増額でございます。これは、平成28年度決算により繰越金が確定したことによるものでございます。
  次に、6款諸収入、2項雑入、1目雑入でございますが、1,294万5,000円の増額でございます。これは、昨年度の八甫清掃センターの施設火災に伴い、全国私有物件災害共済金として1,244万3,000円が収入となったこと、また各清掃センターでの再商品化合理化拠出金の額が確定したことによるものでございます。
  続きまして、歳出でございます。12ページ、13ページをごらんいただきたいと存じます。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費でございます。138万5,000円の増額でございます。主に職員の人事異動によるものでございまして、(1)、一般事務管理事業(共通)を増額するものでございます。
  次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費でございますが、128万4,000円の減額でございます。主に業務課、施設課の事務職員及び現業職員の人事異動等による増減や市町村総合事務組合負担金の負担率が当初より低かったことによる減額でございます。(1)、清掃事務管理事業(共通)につきましては、347万9,000円の増額でございます。14ページ、15ページをごらんいただきたいと存じます。(2)、清掃事務管理事業(久喜宮代)につきましては、81万4,000円の増額、(3)、清掃事務管理事業(菖蒲)につきましては、8万9,000円の増額、(4)、清掃事務管理事業(八甫)につきましては、436万円の減額、(5)、企画政策・統計事業につきましては、入札差金等により109万6,000円の減額、16ページ、17ページをごらんいただきたいと存じます。(6)、減量推進事業(久喜宮代)につきましても、入札差金等により10万7,000円の減額、(7)、減量推進事業(菖蒲)につきましても、入札差金等により5万1,000円の減額、(8)、減量推進事業(八甫)につきましても、入札差金等により5万2,000円の減額でございます。
  次に、2目塵芥処理費でございますが、1,574万4,000円の減額でございます。主に委託料の入札差金による減額でございます。(1)の塵芥収集料金事業(久喜宮代)につきましては、360万円の減額、(2)、塵芥収集料金事業(菖蒲)につきましては、127万4,000円の減額、18ページ、19ページをごらんいただきたいと存じます。(3)、塵芥収集料金事業(八甫)につきましては、81万7,000円の減額、(4)、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)につきましては、主に委託料の入札差金により741万5,000円の減額、(5)、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)につきましては、委託料の入札差金により42万円の減額、(6)、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)につきましては、主に委託料の入札差金により221万8,000円の減額でございます。
  20ページ、21ページをごらんいただきたいと存じます。次に、3目し尿処理費でございますが、220万4,000円の減額でございまして、委託料の入札差金により、(2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)を減額するものでございます。
  次に、4款公債費、1項公債費、2目利子でございますが、43万3,000円の減額でございます。これは、借り入れ先の金利が確定したため、当初見込みとの利率の差による減額でございまして、(1)、利子(久喜宮代)につきましては、25万2,000円の減額、(3)、利子(八甫)につきましては、18万1,000円の減額でございます。
  以上が議案第20号 平成29年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)の補足説明でございます。
  以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案の補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(小河原 正君) 以上で補足説明を終わります。
  ここで、監査委員より平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
  佐藤代表監査委員、お願いいたします。
                 〔代表監査委員 佐藤 晟君登壇〕
代表監査委員(佐藤 晟君) おはようございます。ご指名いただきました代表監査委員の佐藤でございます。
  平成29年7月25日、久喜宮代衛生組合会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付された平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計決算に係る審査を執行いたしました。
  初めに、審査の対象といたしましては、平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算、平成28年度実質収支に関する調書及び平成28年度財産に関する調書でございます。
  次に、審査の方法といたしましては、平成28年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類等に基づきまして、その計数の正否や予算執行状況の適否について審査を執行いたしました。
  その結果、審査に付された久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められたことをご報告いたします。
  詳細につきましては、お手元に配付してあります決算審査意見書のとおりでございますが、10ページのむすびの最後の部分を読ませていただきます。
  「最後に、衛生組合にあっては、これまでの施設の延命化対策、維持管理経費に多額の費用が投じられていますが、久喜市における新設炉建設等を見据え、一層の効率的な施策を実行していく必要があるものと思います。また、今後の組合の財政運営にあたっては、構成する久喜市及び宮代町の厳しい財政状況の中、費用対効果を主眼としたコスト意識の徹底を基本とし、適正かつ効率的な執行に努められるよう要望するものであります」。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(小河原 正君) 日程第8、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお願いいたします。
  では、初めに猪股議員、お願いします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 通告に従いまして一般質問をしてまいります。
  今回私の通告した内容といいますのは、全体的に今、この久喜宮代衛生組合、一部事務組合が解散をするということを前提として、さまざまな検討作業が進んでいるわけですけれども、どのように衛生組合が解散するということで、そこでぷっちりと事業が切れるわけではなくて、いかにうまく引き継いでいくのか、スムーズに移行していくのかということが大切なわけです。それがどのように検討されているのか、どこで検討されているのか、どのような方向性を出していくのかということが非常にわかりにくくなっているというふうに私は受けとめています。衛生組合として検討している事項、これまでの総括を行って、一方で、久喜市において新しいごみ処理事業を行っていくに当たって検討作業が進められている。また、久喜市、宮代町、衛生組合、三者で協議しなければならないこともある。それらの全体的なものがなかなか一括でわからないのです。久喜は久喜市の行政に対して聞けばそこで説明があるけれども、これまでのものからどのように連続性があるのかということ、それから衛生組合はともすると解散するのだから、それまでの間の事業だけを考えているかのようにも見受けられる。そこら辺の経過、今後の進め方をどのようにやっていくのかということを質問を通告しております。
  まず最初に、生ごみリサイクルの考え方についてお伺いをいたします。7月に生ごみ減容化及び堆肥化事業の実証実験の検証報告が行われました。主にコストの問題から、組合における現段階での生ごみ減容化処理施設の拡大は困難であるという結論が出されました。そして、現状での生ごみ減容化及び堆肥化事業を平成34年度まで継続するという方針を発表をいたしました。
  一方で、久喜市においては、昨年の12月ですけれども、生ごみ資源化検討業務委託事業が行われ、その報告書が出されています。そこで、生ごみのバイオガス化と「償却」の字が失礼、間違えておりますが、これは燃やすほうの焼却です。失礼いたしました。バイオガス化と焼却の比較検討を行っています。
  私自身の基本的な立場というのは、生ごみの減容化・堆肥化に固執するものではありませんけれども、資源循環型社会の推進、また焼却の際の水分量を少なくすることによって、エネルギー効率が向上するですとか、あるいはできるだけ燃やす量を少なくする。それから、温室効果ガスの発生抑制、最終処分量の削減を行っていく。そうした観点からはサーマルリサイクル以外の何らかの方法による生ごみリサイクル、資源化を推進すべきであると考えています。その観点から3点質問をいたします。
  まず1つには、減容化・堆肥化によるコストが問題であるというのがこの衛生組合における検証報告の結論でありますけれども、もしそうであるならば、現在の日量4トンの生ごみ減容化・堆肥化をやめて焼却に回すべきだという結論になっていました。これは、私自身の立場からはむしろ反対なのですけれども、逆説的になるのですけれども、それが至極当然な結論になってまいります。久喜宮代センターでの焼却か、あるいは炉の老朽化が進んでいるので、このセンターでの焼却が困難であるとするならば、ほかの2施設で焼却をすると。当然焼却費用の一部を宮代町に負担をしてもらうことになりますけれども、そういう判断もあるはずですけれども、そのようにしなかった、そのようにしない理由を説明をしてください。
  2つ目です。これまで衛生組合では、焼却処理量の削減、最終処分量の削減という観点から、この生ごみ減容化・堆肥化に取り組んでまいりました。今後の生ごみ処理の方法として、バイオガス化リサイクル、これは先ほど申しましたように、久喜市において検討され、報告書も出ているのですけれども、これについては組合としてはどのように評価をするのか、あるいは生ごみリサイクルよりも焼却のほうがベターあるいはベストだというふうに考えているのか。
  3つ目ですけれども、衛生組合として、5年後の組合の解散と久喜市における中間処理の開始に向けて、生ごみリサイクルの検討作業、これに組合としてはどのようにかかわっていくか、お願いをいたします。
  2つ目です。これは、まさに組合の解散後の直接の課題ですけれども、施設の解体撤去及び土地の移管をどのように進めていくのか、現段階でどのように考えられているのかを説明をしていただきたい。
  1つには、これはもう再確認になるのですが、衛生組合は35年度の久喜市の中間処理施設稼働と同時に解散をするということになるのだと思います。そういうことでよろしいのか。
  であるならば、(2)としまして、現在の衛生組合の焼却処理施設の解体は、新施設の稼働後になるわけですけれども、解体撤去の主体、それから費用の見通し、費用負担はどうなるのか。衛生組合が解散をしているのだとすれば、こうした作業はどこが、どのように進めていくのかということであります。
  3つ目ですけれども、衛生組合の土地の所有はどのようになるのか。久喜市分、宮代分、それぞれあるわけですけれども、そこについてはどのように協議をされてきているのか、今後の協議の見通しについて明らかにしてください。
  大きな3つ目ですけれども、衛生組合解散後のし尿処理がどうなるのか。これも現段階における組合の見解をお伺いをいたします。久喜市の一般会計補正予算(第2号)で、し尿処理施設整備基本構想策定業務委託料が計上をされました。
  (1)としまして、昨年12月の久喜市と宮代町の基本協定書では、し尿処理については「別に協議を行う」というふうに書かれていました。この内容、別に協議という内容は、全く明らかにされていなかったのですけれども、これはごみ処理と一緒に久喜市による新たなし尿処理施設で処理をしていく。そこに宮代町のし尿も一緒に含めて処理をしていくのだということで理解してよろしいのかどうか。これまでの協議経過、それから今後の協議の見通しを明らかにしてください。
  (2)ですけれども、久喜宮代センターは廃止という前提からすれば、1つには、新たなし尿処理施設の設置あるいは2つ目としては、八甫のし尿処理施設の拡張という、この2つの選択肢しかないことになります。それぞれの可能性についてどのように考えておられるか、見解を示してください。
  3つ目です。八甫の土地と施設を拡張するのだとすれば、どのような条件整備が必要になると考えられますでしょうか。また、そのための費用、期間はどのぐらいと考えていらっしゃいますか。当然八甫で処理していくのだというその1つの選択肢、この方法で進めるとすれば、もうこの検討を具体的に進めていく段階に入ってきているのだと思いますが、いかがかということでございます。
  4つ目です。これら全てについて久喜市との協議経過、今後の協議をどのように行っていくのかということです。
  (5)として、管理者である久喜市長に見解をお伺いしたいのですけれども、久喜宮代衛生組合という一部事務組合、この一部事務組合というのが問題なのだという問題としてはこれまでも示されてきました。これを解消するのですから、今後例えば北本衛生組合に乗りかえて、菖蒲地区分に加えて久喜地区や宮代町のし尿処理あるいはさらに言えば八甫のもう処理分もですけれども、全てを北本の衛生組合に移管をしていくのだという選択肢はないのだと私は考えております。あくまでも久喜市として処理をしていく方策を検討していくのだと考えているのですけれども、この点についてはいかがか、お願いをいたします。
  4つ目です。これは、3月の議会で質問をいたしましたその続きであります。市や町の防災計画と連携をする衛生組合としての対応マニュアルの作成を質問いたしました。ごみ処理施設の緊急停止ですとか、災害時に緊急停止、それから処理施設の被害状況の把握調査及び復旧対策、災害によって発生したごみの実態調査、ごみ収集と処理計画の策定、人員と車両の確保、収集と処理を進めると、これらの全てのことを組合として対応マニュアルをつくっていかなければなりません。そのマニュアルの策定を進めるのだと答弁をされていましたが、その後どのように進めてきましたか。
  以上です。お願いいたします。
議長(小河原 正君) ここで休憩いたします。

    休憩 午前10時13分

    再開 午前10時25分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) おはようございます。それでは、猪股議員のご質問の大項目1について順次ご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1の(1)でございます。生ごみ減容化及び堆肥化事業につきましては、新設炉建設検討委員会、これは平成9年の答申にございました、1、できる限り燃やさない。2、活かせるものは資源リサイクル、3、焼却炉は小さく及び生ごみは焼却対象から外し農地に帰すことを念頭に置き、当時組合で策定いたしました一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に基づき、生ごみ堆肥化推進地区の皆様のご理解のもと、環境への負荷の低減を目的に事業を実施してまいりました。
  コスト面につきましては、あくまでも検証ということで報告させていただいたものでございまして、組合といたしましては、資源化やリサイクルには、焼却と比べてある程度の経費がかかることは認識しているところでございます。
  現在、4トン規模ではございますが、生ごみ減容化及び堆肥化を行い、資源化に取り組んでおります。また、生産されました生ごみ堆肥も家庭菜園等で使用していただき、好評でございます。
  このようなことを考慮し、組合といたしましては、久喜市において建設される新たなごみ処理施設が平成35年度稼働となっておりますことから、平成34年度まで継続としたものでございます。
  しかしながら、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画は、現在久喜市と宮代町で策定しておりますことから、今後各種事務事業等について協議する中で、現在の生ごみ減容化及び堆肥化事業につきましても検討されるものと考えております。
  次に、(2)と(3)につきましては、関連がございますので、一括してご答弁申し上げます。生ごみの処理方法につきましては、焼却や堆肥化のほか、生ごみを発酵させ、メタンガスを抽出するバイオガス化などの手法があり、久喜市におきまして、平成28年度に生ごみ資源化検討業務として、それぞれについての調査・検討を行ったところでございます。この業務は、それぞれの手法について、費用面、住民負担、環境への影響の3つの側面から調査・分析を行っているものでございます。
  組合におきましては、バイオガス化についての調査・研究は行っていないことから、評価等をすることはできませんが、久喜市に確認したところ、生ごみ処理に限らず、ごみ処理全般について施設設計や施策の検討を行う際は、3つの側面のいずれにも偏らず、これらのバランスを考慮し、全体としての最適化を図っていく必要があるとのことでございます。組合といたしましては、今後におきましても、資料及びデータの提供等、できる協力をしてまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、大項目2、衛生組合解散後の施設の解体撤去及び土地の移管をどのように進めるかについてご答弁申し上げます。
  まず最初に、久喜宮代衛生組合は久喜市と宮代町が清掃行政の共同処理を行うために設立した一部事務組合ですので、一部事務組合の組織そのものをどうするかの主体的な判断や決定は、衛生組合自身ではなく、構成団体である久喜市、宮代町の意思に基づくということをご理解いただければと思います。
  初めに、(1)の質問です。衛生組合の解散時期については、久喜市において建設する新たな施設の稼働、し尿処理方針の決定とそれに伴う工事等の完了、収集を初めとする事務事業の移管スケジュールなどにより、解散時期がおのずと定まるものと理解しています。
  一部事務組合という性格上、解散時期については、衛生組合の設立者である久喜市と宮代町との協議により、その方針が定められることになりますが、衛生組合としましては、必要な情報を提供するなどして、その協議にともに参画していくことになると認識しています。
  久喜市が建設する予定の新しいごみ処理施設の稼動予定が平成35年度であり、その年度が一つの目安になるものと理解していますが、明確な解散時期については、市と町が主体となった協議の中で正式に決定されるものと理解しています。
  次に、(2)です。施設の解体撤去の主体と費用の見通し、費用負担についてご答弁申し上げます。久喜市と宮代町が平成28年12月13日に結んだ基本協定書では、「久喜宮代清掃センターの解体については、今後、久喜市と宮代町に久喜宮代衛生組合を加えた三者で協議を行い、解体の実施者及び費用負担についての方針を決定するものとする」としていますが、現在これに基づいた協議は行われていません。なお、解体費用についてのご質問ですが、平成24年度に衛生組合で行った調査では、おおむね9億円となっております。
  次に、(3)です。解散後の衛生組合の土地の所有についての質問についてご答弁申し上げます。衛生組合が所有する土地の取り扱いについては、今後解散に向けた協議が進む中、久喜市と宮代町により決定していくものと認識していますが、現在は具体的な協議は行われていません。しかし、衛生組合解散後の財産については、久喜市、宮代町に引き継がれるのはおのずと明らかですので、今後久喜市と宮代町によりこれらの協議が行われることになるものと認識しているところです。
議長(小河原 正君) 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 続きまして、大項目3でございます。私からは(1)から(4)についてご答弁を申し上げます。
  初めに、(1)でございます。久喜市し尿処理施設整備基本構想策定等業務委託では、施設整備や維持管理における経済性や効率性などの観点から、今後の久喜市におけるし尿処理施設の方向性を検討するものと伺っております。現時点におきましては、この基本構想の策定業務に着手したばかりであるとのことから、具体的な方向性が定まっていないものと伺っております。
 また、これまで組合では、し尿処理量などのデータの提供等をしてきており、今後は既存施設の情報提供などもする予定となっておりまして、それらにあわせて具体的な協議が行われるものと認識しております。
 次に、(2)でございます。当組合の八甫清掃センターし尿処理施設につきましては、平成7年に稼働後、これまで延命化などの大規模修繕等は行わずに、現在に至っているものでございます。廃棄物処理施設の利用期間という観点からは、より長期間利用することに経済的メリットがあることから、おおむね20年程度が経過した後、さらに使用するために、延命化工事を行うことが一般的であります。したがいまして、八甫清掃センターにつきましても延命化工事を行い、引き続き利用することが一般的と考えられます。
 しかしながら、延命化工事をするという一般的な場合には、施設を安定的に稼働させるということが前提となります。処理対象量が大幅にふえるような状況にあっては、延命化にあわせて規模拡大工事を行うこともあります。したがいまして、処理量の増加とそれに伴う拡張の可能性、さらにはそのコストなどを新たに施設建設する場合と比較検討する必要があるとのことから、久喜市において基本構想業務委託の中で検討するものと伺っております。
 次に、(3)でございます。八甫清掃センターの用地や施設の拡張をする場合の条件などにつきましては、久喜市の基本構想の中で検討することになるものと伺っております。また、それに伴う費用や期間につきましても、前提条件が定まらないことには試算もできないことから、現時点で具体的な見解は有しておりません。
 次に、(4)でございます。現在のところ、し尿処理施設について久喜市から求められました資料等の提供をしております。今後におきましても、資料等の提供にあわせ、具体的な協議を行うものと考えられますので、その際は組合としての意見を述べてまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) (5)につきましては、管理者。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 大項目3の(5)につきましては、私から答弁申し上げます。
  し尿処理の今後につきましては、久喜市においてし尿処理施設整備基本構想を策定する中で、さまざまな検討や問題点・課題の整理を行うこととなります。また、し尿処理施設で処理する対象物といたしましては、いわゆるくみ取りし尿のほかに、浄化槽汚泥や農業集落排水汚泥がございます。これらの将来的な発生量の予測を行う際は、公共下水道の整備や接続などとも深く関連してまいります。
  ご質問にございますように、久喜宮代清掃センター及び八甫清掃センターのし尿全てを北本地区衛生組合において処理する考えは持っておりませんが、し尿処理施設の統合の検討をする際は、し尿等の対象物や対象地区の検討にあわせ、施設整備費や今後の維持管理費などを加味した上で、総合的に判断をしてまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) 続きまして、大項目4、衛生組合の防災計画についてどのように進めてきたかについてご答弁申し上げます。
  衛生組合では、日常において一般廃棄物の収集処理を行っていますので、災害時においても業務を滞らせることがないように、現時点で想定できることを時系列に集約した災害時における業務の運営マニュアルを現在策定中でございます。策定に当たっては、衛生組合の構成市、町である久喜市と宮代町が策定した地域防災計画において、衛生組合が災害時に担うべき役割が定められていますので、市、町との協議を重ねながら、それに従って現在検討を進めているところでございます。
  現在までの策定の状況を申し上げますと、このマニュアルは、震度5強以上の地震が発生したときを想定し、災害時の施設緊急停止マニュアル、災害時の施設被災状況及び復旧作業量の調査方法マニュアル、災害時の収集マニュアル、災害時の職員参集マニュアルの4項目のマニュアルを策定することとしています。
  現在の状況としましては、組合内において策定案がまとまり、市、町の担当部局に対して、この策定案に対して2回目の意見照会をしているところでございます。今後は市、町とのテーブルを囲んだ協議をもとに修正を加え、今年度中には策定を行い、組合ホームページ等で住民に対してお知らせしてまいりたいと考えているところでございます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 再質問いたします。
  最初の生ごみリサイクル、資源化の考え方なのですけれども、やっぱり私が質問に先立って申し上げたのですけれども、もう衛生組合は5年後に解散、生ごみの減容化・堆肥化については、その終わるまではやる。それはそれで一つの考え方ですけれども、その後どうするのか。生ごみをどういうふうに処理していくのが適当と考えるのかというのは、組合としてはもう知らない。市、町それぞれが新しく事業するほうで考えていくことでしょう。結局そこで切れてしまうのです。連続していなくてはいけないと思うのです、私は。衛生組合でこれまで減容化・堆肥化を取り組んできた。それが一定の限界がある。意義は当局も認めていらっしゃるけれども、それは組合解散までは続けるけれども、それ以降はやらないのだ。市のほうは別の方法を考える。これについてはもう組合として直接現在やっている方法をどう発展させるのか、どう引き継いでいくのかという観点ではないのです、さっきの答弁は。それではいけないと思うのです。久喜市でたしか今検討が始まっているけれども、バイオガス化の検討は始まっているけれども、それに衛生組合も一体的に入っていかなくてはいけないのではないですか。どうも組織が切れる。そうすると事業も切れてしまうかのように私には受け取れてならないのですけれども、そこら辺の考え方を聞かせていただけませんか。
  最初の答弁の中で、これまで生ごみリサイクルに取り組んできたけれども、今後も検討されると理解している。久喜市において検討の中でやられていると理解をしていると、まるで他人事のような答弁なのです。それでは私姿勢としてはおかしいと思うのですけれども、この点はいかがでしょうか、お願いいたします。
  それから、解散後の施設と土地の鑑定なのですけれども、これもやっぱりそうなのですよね。確かに市、町の協議で決定をしていくことです。それは当たり前のことです、ある意味では。だけれども、衛生組合はもう「まないたにのったコイ」だからどうにでも協議の結果、市、町のほうで決定してくれることでしょう。それに従うしかないでしょうという問題ではないと思うのです。衛生組合、一部事務組合として、少なくても今まだあるわけで、それが解散時にどのように今持っている財産が処理されていくのかということを組合としても、もです。市、町と一緒に一体となって考えなくてはいけないのではないのですか。それぞれ市、町からの派遣の職員の方々、プロパーの方もいらっしゃる。組合としてここを今管理して、事業をやっているわけです。それをどのように引き継いでいくのかはこちらからは言えないという態度でいいのか。私はいけないと思うのです。いかがでしょうか。もうどのように移管を進めるのかということよりも、そのどのように検討にかかわるのか、協議にかかわるのかという、そういう問題になってしまうのですけれども、いかがでしょうか。それが1つ、その基本的な姿勢の問題。
  それから、もう一つは、市、町でまだ協議を行われていない。行われていないならば、それはそれで受け取るしかないけれども、協議をしてもらうように、その場合にはこれをどうするのかということをどのように協議してもらうのか。いろんな方策はあると思うのです。その案は当然組合としてつくっていくべきではないのですか。組合と市、町と、この一体でつくっていくべきではないのですか。まだ協議がそれぞれ行われていないから何にも言えないということでは私はおかしいと思うのです。それぞれ背景には市民、町民、住民の方々がいらっしゃる。その住民に対して何にも説明できないのですよ、これでは。まだこれから協議するからどうなるかわかりません。そういう説明しかできない。それは住民無視にもつながることだと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。
  それから、3つ目のし尿処理もやっぱり同じなのです。久喜市で検討するものと伺っている。非常にこれは第三者的な言い方がされるのです。今現在し尿処理を衛生組合でやっているわけです。一部は菖蒲地区分については、北本に一緒にやっているわけです。それをどのように衛生組合解散後に引き継いでいくのか、そのための私は選択肢として2つだというふうに申し上げたけれども、そのどちらがどのように有利なのか、不利なのか。もちろん主体は久喜市で検討するのだけれども、そこにも衛生組合として加わっていく必要はないですか。単に資料提供して、どうぞ検討してくださいと言うだけの立場ですか。衛生組合組織としてはもう死に体ですか。では本当にこれから5年間組合議会も存続していくのだけれども、ここで聞くことはほとんどなくなってしまうのです。そういう問題ではないと思う。やっぱり組合としての主体性が今現在持っている。それをどう引き継いでいくのか。それを一体となって検討していく主体の一員にならなければいけないと思うのですけれども、これも基本的な姿勢の問題としてお伺いします。
  それから、管理者から最後答弁いただきました。全てを北本衛生組合で処理をしていく考えは持っていないということであります。何かその前段の事務長以下の答弁の連続で、その上に立って考えると、全ては処理する考えないけれども、では一部は持っているのかとか、そういうふうに考えられてしまうのです。私は基本的には北本衛生組合にお願いしている分も含めて久喜市として処理をしていくことになる。そこに現在行っている宮代の分も一緒に行っていくのだろうと、処理していくのだろうというふうに理解をしているのだけれども、もちろん固まった考えを言えとは申しませんけれども、大きな方向性としてはそういうことではないのでしょうか。そういう方向性を出した上で、それに向けてどのようにこれから5年間進めていくのか、そういう計画のつくり方をしていくのではないのでしょうか。どうもそれが一方では他人事、一方では何か曖昧な言い方をされて、ちょっとよくわかりません。ぜひもう少し明確な構想ぐらいは示していただきたいと思うのですが、いかがなのでしょうか。
  それから、4番目の防災計画の問題です。もう今年度中には策定をして、市民に公表されるということですから、それを待ちたいと思いますが、これは特に検討委員会とかはつくられていないわけですけれども、あるいは行政内部、組合の事務局の内部に何かそういうプロジェクトとか何かをつくってやって検討しているのでしょうか、それとも通常の業務の中で検討するのか、どのように検討作業を進めているのか、もうちょっと具体的に示していただきたいのと、それから途中で案ぐらい示して、私たち議会も含め、市民、住民から言葉としてはたたいてもらうというか、意見を出してもらうとか、そういう機会を設ける考えはないでしょうか。少なくとも中間段階での発表ということはないでしょうか。お願いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、猪股議員の再質問にご答弁を申し上げます。
  まず、生ごみリサイクル、資源化の関係でございます。組合の取り組みの事業が途切れてしまうのではないかということでございます。組合といたしましては、堆肥化事業に係る資料等をこれまで市のほうへ提供してまいりました。その中で久喜市において生ごみ資源化検討事業の中で、その資料をもとに十分検討されたものと伺ってございます。
  次に、し尿処理施設でございます。こちらのほう、組合も市の事業に加わるべきではないかということでございます。衛生組合といたしましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、八甫清掃センターのし尿処理施設におきましては、平成7年稼働ということで、22年が経過しているところでございます。こういったことから、組合といたしましては、当然延命化工事の計画を立ててございました。その中で市のほうの方針化というか、これからどうなっていくかということを今現在検討しておるわけでございます。その中で私どもは久喜市のし尿処理施設整備基本構想等策定業務委託の中で、今後延命化を図っていくのか、またその施設を規模を拡張していくのか、そういった結論、決定された場合において衛生組合が加わって、久喜市と一緒に事業を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、再質問にお答え申し上げます。
  大項目2の解散後の施設の解体等についてのというご質問をいただいております。組合としましても、市と町が結んだ協定書の中で久喜市と宮代町、それと衛生組合を加えた三者で協議を行い、解体の実施者、費用についての方針を決定するというふうにございますので、施設の解体、撤去等については、主体的な役割の一員というふうに認識しております。現在これについての協議は行われていないというふうなことを前段で申し上げましたけれども、こういった組合の立場ですので、市、町と同じ立場でこの土地をどうするかというようなことも傍観者ということではなくて、主体的な役割というのは当然担っていきたいというふうに考えているところです。
  それと、防災計画についてのどういった検討体制でというご質問をいただいております。これについては当然災害時における日常業務、その足場を固めると、災害時において現場の足場を固めて市民、町民に迷惑のかからないように日常的と同じような体制を早期に維持するということが目的になっておりますので、4月から施設、業務、総務、それぞれの部署において、それぞれの持ち場において災害を想定した現場対応についてシミュレーションを重ねてきました。それを組織全体として当然取りまとめるという段になって、衛生組合の中で定例的に課長、課長補佐、局長が中心となった経営会議という会議がございますので、その中で全体としての協議を行い、策定案づくりを進めてきたというようなことで、会議としてどのような体制で進めてきたかということに関しては、こういった取り組みを進めてきたところでございます。
  それと、市民、住民に対してパブリックコメントということかなというふうに質問の趣旨は理解しておりますが、途中段階でパブリックコメントということのご質問いただいていますが、これについても住民の生活にかかわることでもございますので、実施するということについて検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。
議長(小河原 正君) 管理者の答弁は。
  管理者。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) いろいろご質問いただいているわけでございますけれども、この組合の歴史を考えたときに、私は地域住民の皆様、議会でいろんなご意見もいただきました。また、いろんなことがございました。それらのご意見等々については、できる限り踏まえて、ある意味では地域住民の皆さんと一体となって事業を実施してきたというふうに私自身は思います。さまざま先進的な事業も実施してきたというふうにも自負しておりますけれども、ある意味この久喜宮代衛生組合の事業は、このごみ処理行政は、本当に誇り得る事業であったというふうに思っております。したがって、久喜市も宮代町もこのような状況、長い歴史は十分承知をしておりますので、ご質問者からは資料提供というようなことにとどまるのかというようなきついご指摘もございましたけれども、しかしそういった過去の歴史を十分踏まえた中での今後の協議が皆さん行えるものというふうに私自身は考えております。一部事務組合の職員という立場からは、先ほど申し上げた答弁にとどまるのもやむを得ないというふうに私自身は感じております。
  また、し尿についてでございますけれども、先ほどご答弁をさせていただいたわけでございますけれども、関係機関あるいは関係団体との協議は、具体的な協議、これからでありますので、方向性等々についてのご質問もございましたけれども、今後施設整備費や維持管理費などを加味した上で、総合的に判断をして方向性をたどりたいというふうに考えております。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 今、最後に管理者のほうから一部事務組合の職員としては、ああいう答弁になるのはやむを得ないと言われました。私もそう思います、ある意味では。しかし、それは組織、立場等を厳格に適用した場合には、当然そうなるので、ただ事業の連続性ということからすれば、今現在皆さんが行っているこの事業がどのように発展をしていくか、どのように引き継いでいかれるかではなくて、どのように転換するかではなくて、どのようにこれを発展をさせていくかということなのです。であれば、その皆さんが今、久喜市においてこれからの分が検討されている、あるいは検討をこれからしていく。そこに姿勢としては、主体的にかかわっていく、これまでこうだった、これをこのように進めていく必要があるのではないか。進めていただきたいというのはちょっと違うかもしれないけれども、このように発展をさせていく必要があるのではないかという、そういう方向性の提起だって、皆さんはプロでやらなくてはいけない立場だと私は思っているのです。それが単に資料提供をして、そちらで検討されるものと考えております。理解しております。そういう姿勢では私は違うのではないかと思っています。これ以上、この姿勢の問題言ってもしようがないかもしれないのだけれども、ぜひそういう基本的な行政としての姿勢はこれから発揮していただきたいということは申し上げておきます。
  それで、特に生ごみのリサイクル、資源の問題、果たして資源化していくのかどうかということにもなります。燃やしてしまえばそれで済むのかということにもなります。これまで衛生組合としては、そうはしてこなかったわけで、発展させていくのだとすれば、方向性はおのずと出てくるのだと思うのです、皆さん方のこれまでやってきた価値観からすれば。そういうこともぜひ反映をさせていただきたい。久喜市の協議の中で、あるいは久喜市に対してのいろんな意見を言う機会もあるのだろうと思うのですけれども、意見を求められることもあるのだろうと思うのですけれども、そういった中で反映をさせていただきたいというふうに思っています。
  それから、衛生組合解散後の施設、土地の移管の問題については、これはいつごろから協議していくのですか。私もうそろそろしていくのだろうというふうに思っているのです。確かに極端な話、1年前に決定すればそれで済んでしまう話ですけれども、やっぱり衛生組合が解散をする。それに向けてどのように準備が進められていくのかということを住民にも知らせながらやっていくという姿勢も、これも必要だと思うのです。一体いつごろからこの市、町の協議を行っていくのか、あるいはそれはここでは答える問題ではないと言われるかしれないのだけれども、いかがでしょうか。
  それから、し尿処理の問題なのですが、まず1つには八甫の施設について、以前は延命化の計画をつくっていましたよね。答弁にもありました。それが当面は今しないとなったのか、見送るというふうになっているのかわからないけれども、場合によっては拡張と延命、両方になりますから、それこそ衛生組合としては、八甫の管理運営をしてきた衛生組合としてはどの方向性が一番有利であり、効率的であり、現実的である、そういう前提は皆さんのほうから提起していくべきではないのですか。資料を提供して、久喜市が検討するのではなくて、皆さんが今ある八甫の施設あるいは新しくつくるのかしれないけれども、そのどういう方法がいいのか、こういうことが適当ではないでしょうかということは衛生組合がつくって、一番つくれるのではないのですか。そういう立場には立たないのでしょうか。確かに行政としては、違う組織だから余計なことをするなと言われるのかもしれないけれども、むしろ一体的に検討する過程からすれば、当然私は出していくべきだと思います。いかがでしょうか。
  それから、大きな方向性、これも管理者から言われたけれども、これから総合的に判断をして方向性を定めていきたい。それはそういう言葉にはなるのでしょうね。ただ、これも失礼、たしか2つの選択肢、さらにそれに加えて北本との関係、大きな方向性としては一体いつごろ出していくことになるのか。大きな方向性が出ないと、それに向けて具体的にどのように事業を進めるのか、あるいは施設をつくっていくのか、そういうことも一切検討できないわけです。現状がそうなわけでしょう。大きな方向性はこれは政治のほうで出していく役割、責任があると私は思っています。いかがでしょうか。
  それから、最後の防災計画の関係なのですけれども、私率直に言って、パブコメまでやる必要があるのかどうか、まだ今のところはっきり判断できているわけではないです。市、町の防災計画とはそもそもボリュームも違うし、それぞれの防災計画をある意味では補完をする。その内容をつくっていく問題ですので、私自身まだ結論を出していないのですけれども、パブコメという手法をとるか否かにかかわらず、市民、住民に対してこういうことでやって検討していますから安心してくださいということは、途中の段階で明らかにしていくべきだと思うのです、全てができ上がってからこうなりましたではなくて。途中の段階で明らかにしていただきたいと思うのです。それはいかがでしょうか。
 それで、パブコメ実施することについて検討したいという、これも非常に微妙な言い方で、パブコメするとは言わないのです。よくわからない答弁なのですが、パブコメする方向ですか、それなら一番望ましいので、そういうふうに答えてもらえばいい。その結論はいつごろ出ますか、そのパブコメをするかどうかの。お願いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、猪股議員の再々質問にご答弁を申し上げます。
  今後のし尿処理施設でございます八甫清掃センターのし尿処理施設につきまして、組合が考えるべきではないかというご質問かと思います。組合では八甫清掃センターのし尿処理施設につきましては、稼働後20年を迎えました平成27年に延命化、基幹的改良工事を検討した経緯がございます。検討内容といたしましては、プラント会社に依頼をいたしまして、各施設の機器設備、電気計装設備、土木建築設備について劣化状況を確認して、それに基づく更新提案をいただいたところでございます。しかしながら、その後、久喜市の検討事項案により、統合による拡張工事等も考慮し、組合では検討のみとなっているところでございます。現状のし尿処理施設では、運転管理業務に支障を来さぬよう毎年点検整備を実施いたしまして、適正な維持管理に努めているところでございます。
  先ほどもご答弁申し上げましたが、し尿処理施設につきましては、現在久喜市において発注してございます久喜市し尿処理施設整備基本構想策定等業務委託において検討することとなってございます。組合といたしましては、でき得る限りの協力をしてまいりたいと考えているところでございます。また、今後久喜市の方針が決定いたしましたら、久喜市の依頼等があれば、組合といたしましても当然参画してまいりたいと考えているところでございます。
議長(小河原 正君) 栗原総務課長。
                 〔総務課長 栗原 聡君登壇〕
総務課長(栗原 聡君) それでは、お答え申し上げます。
  解散協議いつからというようなご質問をいただいております。もちろん衛生組合とすると当事者でございますので、傍観者というわけではございませんけれども、衛生組合、一部事務組合を設立した主体者である久喜市、宮代町の間での話というのもあると思います。その中で衛生組合としてどういう主体的な役割になっているかというご質問であるかと理解しておるところですが、そちらについては久喜市、宮代町、それと衛生組合としても現場としての要素というのもあると思いますので、そういった中で協議の時期がいつからということになってくるかと思います。現時点では設立者である久喜市、宮代町を飛び越えていつからということは組合から言うのも少しあれかなということでご理解をいただければというふうに思っております。
  それで、もう一つ、防災計画についてですが、パブリックコメントということで、衛生組合としますと災害時においてどういう役割を果たすかというのは当然住民から意見を伺うということは必要だと思っておりますので、先ほど検討するという言い方をしたのですが、実施するという考えでいたいと思っております。
議長(小河原 正君) 管理者。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) し尿の関係で、その方向性をいつごろ決まるのかというようなご質問であったかと存じます。
 このし尿につきましては、宮代町はもちろんでありますけれども、北本市、鴻巣市、吉見町等関係団体との最終的な協議はこれからでありますので、時期についてのことについてはまだ協議をしておりませんので、協議をするに至っておらないと、その段階ではないということでご理解いただきたいと思います。
議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  次に、斉藤議員、お願いいたします。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) 議席番号4番、斉藤広子です。食品ロスについて質問させていただきます。
  28年3月議会でも食品ロスについて質問させていただき、その後、衛生組合だよりにも取り上げさせていただきましたが、もう一段やっぱり進めていただきたく質問させていただきます。
 食品ロスは、食材資源を無駄にしているという食生活の面での問題点に加え、大量廃棄により処理段階で環境に負荷を与える食品に含まれている水分が焼却炉の発電効率を下げる原因になるなど、循環型社会の形成を進める上でも大きな阻害要因になっております。食品ロス削減に向けて、家庭への啓発活動はもとより、飲食店や食にかかわる事業者とも積極的に連携し、食べる物を無駄なく、大切に消費するための取り組みを広げていく必要があると考えております。こうした状況を踏まえ、食品ロス防止に向け、まず保健所と連携をし、飲食店などに対する一斉調査の立ち入りや食品衛生講習会の機会を捉え、「食品ロス防止」ポスターの掲示を依頼するなど事業者の協力を求めながら、食品ロス防止に対する意識啓発を行っていくべきではないかと思い、質問させていただきます。
議長(小河原 正君) 斉藤議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 斉藤議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  衛生組合における食品ロスに対する取り組みでございますが、印刷物の発行といたしましては、昨年9月に発行しました廃棄物減量等推進員全員を対象とした「廃棄物減量等推進員ニュース」における家庭での食品ロス対策に関する特集記事の掲載、また本年2月に発行しました「衛生組合だより」における表紙を含め3ページにわたる特集記事の掲載をいたしました。さらに、イベント参加といたしまして、本年6月に開催されました「久喜市食育セミナー」へ参加し、食品ロスについてのパネルを作成、展示させていただいたところでございます。そのほかにも、例年受け入れを行っております小学生の社会科見学において、「食べ残しをしないこと」、「食べられる量だけ料理をつくること」について説明を行い、帰宅後に家庭で話題にしていただくなど、食品ロスについての理解をさらに深めていただけるよう、さまざまな機会を捉えて啓発を行っております。
  議員ご質問の事業者に対する働きかけといたしましては、本年度新事業といたしまして、事業系ごみの発生抑制、排出抑制及び再資源化を目的として発行予定でございます「事業系ごみ減量ハンドブック」において、食品ロスの周知及び削減への協力をお願いしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) 本当に一番ごみ減量をしていくのは、まず家庭、事業者で、ごみを出さないということが大事だと思います。あとはそれに対して、本当に食べられるものを捨ててしまうという、そういう部分も本当に経済面でも損失を得ているかなと思いますので、私はここは基本中の基本で、本当に何度も何度も進めていく内容かと思っております。衛生組合でもさまざますぐにチラシを出していただいたりとか、そういう運動を今お聞きいたしまして、本当に進めていただいているなと思います。そこの上で、また一段やはりまだそのせっかく出していただいたチラシを読んでいない方とかもおりますので、そこをどのように進めていくかという部分であります。
 そういう中で、先進的に進めている部分で、京都市などはまず食材の使い切り・食べ切り・水切り、「3切り運動」とか、あとは「3切り運動」を行っていく飲食店などに「食べ残しゼロ推進店舗」として設定をしていくとか、あと今よく宴会とか、いろんな催し物のときに、「3010運動」と言って、まず会の初めの部分の30分はしっかり座って食べましょう。そして、終わりの10分間もしっかり食べましょうということで、いろいろな会のパーティーとか、そういう部分の中でも「3010運動」をやっていったところ、その京都市の結果なのですけれども、食べ残しが4分の1に減ったという検証を行っております。そういうことから、そういう久喜市でもさまざまな催し物、またそれを主催する方、あとあると思います。小さなパーティーとかもあると思いますけれども、そういうときにすぐにお酌をするために何か動いてしまうのではなくて、まず30分はしっかり座って食べる。そして、最後の10分間もちゃんと食べる。そういうことをやっぱり主催者が言っていかないと、なかなかお店の方はそういう内容までは言いにくいのかなと思いますので、そういうことのもう一段ちょっと深いチラシ発行ではないですけれども、していただきたいなと思っております。
 先ほど事業者にはハンドブックをこれからつくっていくという予算もとられていくということをお聞きして、それはいいかなと思うのですが、いつものやっぱり広報紙だと、「ああ、これは衛生組合のお手紙だな」という部分で、それだけで余り中を見てもらえない部分があるので、例えば1枚のチラシにカラーにして、この食品ロスというのはこうなのだよということを、また久喜市と、あと衛生組合としてはこういうことを進めていきたいというような取り組みをぜひ推進していっていただきたいなということを質問させていただきたいと思います。
 あと、ごみ減量推進員さんたちにもこのことについてしっかり議題を上げていただいて、取り組みはこれからどのようにされるか伺いたいと思います。
議長(小河原 正君) 斉藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 斉藤議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、食品ロスの推進の関係でございますが、さらにもう一個積極的にというお話だと思います。それから2点目は、ごみ減量推進員さんに対しての今後どういうふうに進めていくかということだろうと思いますが、この食品ロスの関係につきましては、かなり広範囲な窓口といいますか、広範囲にわたっていきますので、この啓発等につきましては、市、町と連携を図りながら、またさまざまなイベント等に今後は参加しながら、積極的に進めてまいりたいと考えております。
  それから、ごみ減量推進員さんの関係ですけれども、こちらにつきましても意見交換会や、あとは先ほど申し上げました推進員さんに対するニュースに年2回ほど発行しておりますけれども、あとそういった機会があれば、新しいその取り組みとか、新しい斬新的な方法等があれば、協力を仰いでいきたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) 質問ではなく、最後要望させていただきたいのですが、今本当にまだスタートの段階だと思います。食品ロスという言葉がそんなに全部に行き渡っている部分ではないですけれども、やっぱり本当にもったいないという、そういう心というか、そういう部分、資源を大切にしていく部分というのは大変大事かなと思います。新しい焼却炉になったときも、やはりこのことはずっと続けていくべきものですので、本当に継続的に進めていただくものとして進めていただきたいと思います。
  先ほど斬新的なというふうに発言されましたけれども、斬新的な部分ではなくて、先進的な部分をしっかり学んで取り組んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  以上で終わりです。
議長(小河原 正君) 以上で斉藤議員の質問を打ち切ります。
  次に、成田議員、お願いいたします。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 7番、成田ルミ子です。一般質問をさせていただきます。
  生ごみ減容化及び堆肥化事業の今後のスケジュールについてお伺いします。平成29年9月の臨時議会において、生ごみ減容化及び堆肥化事業の実証実験における検証報告が行われ、現状での維持は、久喜市でのごみ処理施設稼働を見据え、現段階での拡大は困難であるとの報告がありました。
  (1)、平成35年度の久喜市のごみ処理施設稼働に向け、当組合の考える事業切りかえのスケジュールをどのように考えておりますでしょうか。
  (2)、高齢化社会に伴い、ごみの分別の簡易化が求められております。平成34年度まで継続するとある生ごみ減容化及び堆肥化事業ではありますが、34年を待たずして事業の中止を視野に入れてはいかがでしょうか。
  (3)です。生ごみ収集袋に関し、余っている袋を区長宅に戻すよう地域で回覧が回っております。袋の発注量を抑える取り組みでありますが、どのくらいの効果が出ていますか。
  2点目です。紙資源の回収日について。段ボールとざつがみの区別が大変難しいものがあり、回収日が違うことにより、取り残しが見られております。住民からも回収日が違うことによる不便さもお伺いします。新聞、雑誌、ざつがみ、段ボール、衣類の収集日が分かれてから、当組合に寄せられた住民の意見はどのようなものであったでしょうか。また、収集日を分けたことによる成果はどのようなことが上がっているかお伺いいたします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 成田議員の質問に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 成田議員のご質問の生ごみ減容化及び堆肥化事業の今後のスケジュールについてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。久喜市において建設されます新たなごみ処理施設が平成35年度稼働となっておりますことから、生ごみ減容化及び堆肥化事業における組合としての事業切りかえのスケジュールといたしましては、平成34年度末と考えておりますが、平成34年度をもって組合が解散する場合には、平成34年12月末には生ごみ減容化及び堆肥化施設の稼働を全て停止するものと考えております。
  次に、(2)でございます。生ごみ減容化及び堆肥化事業につきましては、生ごみ堆肥化推進地区の皆様のご理解のもとご協力いただき、4トン規模ではございますが、生ごみの資源化を図っており、堆肥につきましても好評でありますことから、組合といたしましては、事業の中止は考えておらず、平成34年度まで継続してまいりたいと考えております。
  次に、(3)でございます。生ごみ専用袋の回収につきましては、平成26年度から実施しており、回収した生ごみ専用袋総数は4,610冊(1冊当たり50枚)でございます。生ごみ専用袋の回収は、発注量の抑制もありますが、主に配布した数では足りなくなった方や、新たに生ごみ堆肥化推進地区の住民となられた方に配布するため、組合の予備として活用しております。
  なお、回収した生ごみ専用袋を平成28年度上半期分として、7地区に1,471冊を配布いたしました。しかしながら、予備として保管している在庫が多くなったことから、在庫の中から未使用のものを選別いたしまして、今年度下半期購入予定冊数9,000冊から1割程度を減らして購入することを考えてございます。
  生ごみ専用袋の使用につきましては、生ごみ堆肥化推進地区の皆様にご理解とご協力をお願いしてまいりたいと考えております。今後につきましても、購入量の抑制も含め、経費の削減に努めてまいります。
議長(小河原 正君) 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員のご質問のうち、紙資源の回収日についてご答弁申し上げます。
  衛生組合では、清掃センターごとに取り扱いが異なる事項につきまして、これまでその統一に努めてまいりました。その一環といたしまして、資源物の回収回数について、平成25年に廃棄物減量等推進審議会に対し諮問いたしましたところ、翌年に「月2回とすることが適当である」との答申をいただきました。その中で「3清掃センターで収集や処理方法に差のない『紙類』及び『衣類』から速やかに実施すること」といただいておりましたことから、久喜宮代清掃センター管内におきましても、昨年4月からそれまでの週1回から月2回の回収に改めたものでございます。
  変更当初は、回収日の間違いによる取り残しや、段ボールとざつがみの区別が困難であるなどのご意見がございました。分別に関するお問い合わせに対しましては、職員が訪問してお話をさせていただくことでご理解をいただくとともに、廃棄物減量等推進員の意見交換会において協力を依頼することや、衛生組合だより、ホームページなどにより繰り返し啓発を行うことで、分別への協力をお願いしてまいりました。現在では排出方法に関する問い合わせもほとんどありませんことから、大方は理解が得られているものと考えております。
  続きまして、今回の変更による成果といたしましては、まず衛生組合管内における紙類・衣類の回収頻度の統一が挙げられます。加えて、第5週の回収がなくなりましたことに伴い、回収費用の削減を図ることができました。
  今後につきましても、ごみの分別排出につきまして、広報紙、ホームページ、収集カレンダーや分別アプリ等を通じて周知を続けていくことで、住民の皆様のさらなるご理解、ご協力をいただけますようお願いしていきたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  成田議員。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 再質問いたします。
  まず1点目のほうなのですけれども、34年度末までということで、堆肥をいつまで、稼働は34年12月までには稼働を停止することも考えているというお話、答弁だったと思うのですが、そういたしますと堆肥になるまでの時間を考えて、住民からはいつまで集めるのか、34年の12月まで集めているのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
  こちらなのですけれども、資源循環型社会構築のために、一定の効果を出したし、それにその検証もできた。今後の進度のための大変役に立つ検証にもなったと思うのですけれども、こちらは今一定の規模でやっていますが、これが35年度以降は継続はもうしないような方向性のそういったものが結果が出た。これを受けると、やはり堆肥をいただいて、喜んで使っている方もいるのですけれども、分別において大変で、協力率の割合を見れば、半数ぐらいの人しかモデル地区でさえも協力できないような現状を見たときに、これはやめると決まっているものを先送りしないで、今の時点で考えていくのも必要なのではないかと思い質問したのですが、今のところは考えてはいないということです。その辺のことをもう一度お伺いしたいのと、34年度末のそれではいつまで集めるのかということもまたちょっとお聞きしたいと思います。
  あとは、生ごみの収集袋の件なのですけれども、一定の効果は出ているのでしょうけれども、各家庭にはまだ使っていない袋も、手をつけていない袋はなかなか区長宅には回収には出さないので、家にはかなり袋もあると思います。こちらのほう、発注量も1割ほど減量できたというような答弁でしたけれども、余っている袋の活用なども今後は生ごみの収集以外にも広げていくような方法も考えていかなくてはならないと思うのですけれども、それについてもお伺いします。
  あとは、紙資源のほうなのですけれども、こちらは箱にしても、ふたはざつがみなのだけれども、下の受けるほうの箱が段ボールというような最近そういった贈答品とかで見受けられて、分別がとても大変で、こちらは市内統一、回収頻度の市内統一を図り、それが統一した結果、こういった回収日がちょっと変わったというようなお話なのですけれども、これで市内統一されたことにより、誰に対して都合がよかったのか。収集手数料に反映されているというようなお話も答弁でありましたけれども、市民にとって都合のいい市内統一ではなくて、誰にとって都合がよかったのか、この月2回にすることが。市民にとりましてもできることには協力しなければならないのですけれども、ざつがみ、段ボール、分けるということに対して収集手数料などに目に見えて反映されているものがあったのかどうなのか、それをちょっともう一度お伺いしたいと思います。
  では、それをお願いいたします。お願いします。
議長(小河原 正君) 成田議員の再質問に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、成田議員の再質問にご答弁を申し上げます。
  先ほど生ごみ堆肥化事業につきましては、34年度まで継続をしていきたいというご答弁を申し上げました。実際にその施設をとめるというか、住民がごみを出す期間でございます。これにつきましては、平成33年度末までを住民の方には協力をしていただいて、生ごみの分別をお願いいたしまして、その後当然のことながら、堆肥が生産されるまでには相当の期間がかかるわけでございます。そういったこと、それとまた、停止した後、施設をきれいにしたりとか、そういった事業もございます。住民の方への分別のお願いは平成33年度というふうに考えてございます。
  それと、生ごみの収集袋でございます。こちらのほう、ご指摘のようにまだまだ使われていない袋が相当ございます。そういったものを私どもは年2回回収をいたしまして、生ごみ堆肥化推進地区の区長さんに通知を出させていただきまして、「回収したいのですが、回収箱を置かせていただけますか」といった通知でございます。希望がある区に対しましては、箱を持ってきまして、1週間箱を置かせていただいて、回収を行っているところでございます。その袋が生ごみ収集以外の袋で利用できないかということでございますが、ご存じのように、平成24年度から久喜宮代清掃センター内におきましても、指定袋を導入してございます。その指定袋は燃やせるごみが緑、燃やせないものが赤といったことでございます。現在、生ごみ堆肥化推進地区の皆様にご利用していただいている専用袋につきましては、間違いがないようにということで、黒色で印刷してございます。古い袋では赤色と黄色と緑がございますが、その袋を利用されまして、燃やせるごみに出された方がいます。そういった利用は本来できないわけでございます。ご指摘のように、数多くの未使用の袋がございますので、今後そういった活用も含めて、どういった手法がとれるか、利用できるかということを検討させていただきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議長(小河原 正君) 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員の再質問にご答弁申し上げます。
  1点目のざつがみと段ボールの違いの関係でございます。それと、それに対する手数料といいますか、売却料の関係だと思いますけれども、最近複合素材といいますか、先ほど議員言われました表が紙で、裏側が段ボールといったものがありまして、非常に見分けがつきにくいというご質問かと思います。その中でも一応紙類として扱うものは紙のマークが入っていたり、あるいは段ボールとして扱うものは段ボールという形でマークが入っているものもあるのですけれども、中には入っていないのもございます。そちらにつきましては、繰り返し啓発をさせていただいて、なれていただくしかないのかなと。
 また、取り残し等があって非常に困るということであれば、私どもが行って、直接ご説明を申し上げて、統一を図っていきたいなというふうに考えています。
 それと、収入の関係です。売却事業の関係でございますけれども、これはやはり今のところは単価のほうは下がっておりません。むしろ今年は上がっている傾向にございますが、これがまた段ボールとか、雑誌、ざつがみの中に混在をしてしまうということになりますと、やはり単価の面でも問屋のほうも下げてしまうのかなという影響が懸念されます。
 それと、2点目のその回収を減らしたことについての市民にとってのメリットは何なのかというご質問かとは思いますけれども、こちらにつきましては、まず3センター一緒になったことによりまして、サービスの公平化ということで、統一はさせていただきました。こちらの統一につきましても、事前に推進員さん全員にアンケート調査をいたしまして、月2回でいけるということが7割ほどご意見がございました。その辺の裏づけもございまして、最終的には月2回ということで統一をさせていただきました。
 それと、県内の状況を見ますと、ほとんど月2回というところが大部分でございました。あるいは月1回というところもございましたので、やはり八甫清掃センターあるいは菖蒲清掃センターにおきましても、月2回でやっていましたから、その辺の公平性を考えまして、一応月2回ということで統一をさせていただきました。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  成田議員。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 2番目のほうから再々質問させてもらいます。
  市内統一になって推進員の7割の方から賛成していただいたということで、月の2回の回収になったという、3センター統一になったということなのですけれども、ちょっとお聞きしたいのは、学校の集団回収は、全部全てまとめて一緒のトラックで回収してくれるのですね、段ボールも、ざつがみも、新聞も、チラシも全部。持って行き先が違うのですか、それは。ちょっとそれを1点、そこは全部一緒に持っていってもらえるということを、ちょっとその辺の行き先はこの久喜宮代清掃センターのざつがみや段ボールの行く末と違うのかどうなのか、その辺をまず1点聞きたいのと。
  あとは、段ボール、誰が見てもわかる段ボールと、小さい波々の紙とかみんな間に入って波々波々みたいな紙が、それが薄い小さいものが入っているのが段ボールということで広報もされていると思うのですけれども、そこまで分けなくてはならないのか、その辺をもう一度。誰が見てもわかる段ボールと、よく見なくてはわからないような段ボールはざつがみではだめなのかということをもう一遍お伺いします。そこで、2点お伺いします。
  あとは、最初の質問なのですけれども、集めるのは33年度末までということで伺いました。33年度末までですので、間もなくと言えば間もなく、長いと言えば長いのですけれども、できる限りもうこちらの方針に沿ってモデル地区の方は台所を資源として分別をしていくということになると思うのですけれども、今後新しい久喜のごみ処理施設のほうで新炉のほうでやはりこういった堆肥化、それを継続していくような方針が出ているのであれば、モデル地区もモデル地区なりとして、こういった意義を感じ、やる、続けていく意味がとてもあると思うのですが、それがやはり34年でという結末がわかっている状態で続けるというのにひとつ納得がいかない部分があります。全市統一でやっていることでなく、一部モデル地区でやっていることですので、そちらのちょっと配慮を鑑みてもらったほうがいいのかなというような気が常々いたしております。
 そういったことを鑑みたときに、袋、台所資源を入れる袋なのですが、今後何か使い方に関しても考えていきたいというようなご答弁いただいたのですけれども、こちらのほうに関しても、市内全域でやっていて、その袋を何か別のものということではなく、モデル地区に限ったものですから、そちらにつきましてももう柔軟にプラスチックごみの袋に使えるとか、そういったふうな方針にしていただいても、指定袋が緑と赤だから、こっちは黒だからというお話でしたが、本当にモデル地区に限ったことですので、そういったことは余り混乱するようなことでも広報の仕方によってはないのかなと思うのですが、その点につきましてもう一度お願いいたします。
議長(小河原 正君) 成田議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 成田議員の再々質問につきましてご答弁申し上げます。
  まず1点目の既存の集団回収につきましては、段ボール、雑誌、ざつがみ等を一遍にまざった状態で回収業者が集めておりますが、その点搬入先が違うのかというご質問だと思いますけれども、こちらにつきましては、現在当衛生組合に登録しております回収業者、19業者ございます。そして、搬入先もそれぞれ同じところもあれば違うところもございますし、またこの団体の回収量につきましては、公共回収と量が全く違いますので、恐らく直接調べたわけではないのですが、回収業者さんが問屋さんに搬入する場合に、ある程度分けていただいて多分卸していただいているのではないかと思います。
  それから、段ボールの見分け方ですね。2点目の波々と、それ以外の見分け方でございますけれども、これは今6月の広報にも表に表紙の部分に載せていただきましたけれども、当面はそれで見分けていただいて、区別して出していただくしかないのかなと。
7番(成田ルミ子君) そこまで見分けなくてはだめなのかということで。
業務課長(藤井 智君) そうですね。一応原則はそちらでお願いしたいと思います。どうしてもこのまま搬入してしまいますと、あるいは場合によっては価格のほうにも影響する場合もあるかもしれませんので、一応原則は見分け方としての事例を申し上げましたので、そちらで分けていただければと思います。よろしくお願いします。
議長(小河原 正君) 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、成田議員の再々質問にご答弁を申し上げます。
  まず1点目でございます。今後久喜市において焼却炉を建設いたしますが、堆肥化を継続していく方針があれば意義があると思うということで、モデル地区の配慮をしてほしいということでございます。堆肥化事業につきましては、生ごみ堆肥化推進地区の皆様のご協力がなければ、この事業は成り立たないものでございます。組合では、生ごみ堆肥化推進地区の皆様への事業の継続についてお知らせ時期を平成30年度を予定しております。理由といたしましては、組合では現在平成30年度前期分の生ごみ専用袋の購入及び配布準備を進めてございます。平成30年3月に配布いたしました袋は、平成30年3月から9月末まで使用していただくことになりますことから、平成30年度に入りましたら、早急に堆肥化推進地区の皆様に継続のお知らせとアンケートの調査を実施してまいりたいと考えてございます。アンケートの結果、継続が困難な場合が生じましたら、平成30年度をもって事業の終了をせざるを得ないかということも考えてございます。
  それと、袋でございます。今後何かに使用できないか、モデル地区で使用していく考えはないかということでございます。今ご答弁申し上げましたように、今後堆肥化事業、分別が中止になった場合、その袋についてどういったものに使用できるか、その辺を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議長(小河原 正君) 以上で成田議員の質問を打ち切ります。
  次に、園部議員、お願いいたします。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) 園部です。一般質問させていただきます。
  電気式ごみ処理機の貸し出し状況について。9月1日からスタートしました電気式ごみ処理機の貸し出しに多くの予約があり、大変好調と伺いました。現在の状況と現時点での効果についてお伺いいたします。
  (1)、予約状況。できましたら地区別に久喜地区、菖蒲地区、鷲宮地区、宮代ですか、そういった地区でお願いいたします。また、モニターの感想、またそういう効果があれば、現時点での効果をお伺いいたします。
  (2)、既にモニターとなった方から感想を衛生組合だよりに掲載し、さらなる啓発を図るべきと思うが、いかがかお伺いいたします。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 園部議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 園部議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。10月末日現在の予約件数は、久喜市久喜地区が6件、菖蒲地区2件、栗橋地区6件、鷲宮地区6件、宮代町6件、合計で26件であり、来年1月末まで予約が埋まっている状況でございます。そのうち、同日時点における貸し出し済みの件数でございますが、久喜市久喜地区2件、菖蒲地区2件、栗橋地区4件、鷲宮地区はゼロ件、宮代町が3件、合計で11件、うち4件はまだ貸し出し中であり、7件は既に貸し出しを終えております。
  処理機を既に貸し出しを終えております7名のアンケートによりますと、処理機を使用して「満足」が2件、「どちらかといえば満足」が3件でございましたことから、実際に使用いただいた方々には、おおむね満足いただけていると考えております。また、「補助制度を利用して生ごみ処理機を購入したいと思いますか」という設問に対しては、「前向きに検討したい」が4件、「余り購入したくない」が2件、「まだわからない」が1件となっております。
  家庭用生ごみ処理機の購入費補助制度の次回の申請時期である1月以降に、貸し出し制度の効果がどのようにあらわれてくるのかを注視してまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。貸し出し制度につきましては、衛生組合だより9月号に引き続き、12月号にも記事を掲載して、さらなる周知を図る予定でございます。制度開始から間もないこともあり、貸し出し者からのアンケートも少数でございますことから、今後より多くの方からアンケートにご協力をいただき、お寄せいただきました意見を参考にして啓発を図ってまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  園部議員。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) ありがとうございました。まだ実際にはこの時点では7人の方が利用したということで、アンケートのほうもちょっと少ないということではあるのですけれども、それではまたこのまずではその中で実際には補助制度を使って購入された方がいらっしゃったのかどうかと、また今後モニターの中でまだちょっと少ないからですけれども、次の12月号にも載せるということですけれども、やはりそういうときにできたらモニターの方の写真を載せてよく雑誌なんかで見ると、やはり利用者の写真と、そういった生の声というのは非常に今後一般市民としても興味があるところだと思うのですけれども、そういう計画があるのかお伺いいたします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 園部議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 園部議員の再質問にご答弁申し上げます。
  1点目の補助制度を使って実際にその購入された方がいますかということでございますけれども、まだ貸し出しを行ってから2カ月ぐらいでございますので、その結果は、ちょっと来年以降にならないと出ないのかなというふうに考えております。
  それから、そのモニター記事の利用者の生の声を広報に載せたほうがいいのではないかというご質問ですけれども、こちらにつきましても、今後アンケート結果等によりまして内容の紹介をさせていただいて、より一層設置者がふえるように努めてまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  園部議員。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) 利用者のほうが実際にはというか、補助制度を使って購入した人がいるかどうかというのは、まだ3月でないとわからないと言うのですけれども、現時点でそういった問い合わせ等でこういうものをこう使って購入しますというのは、実際にはわからないのですか。
  それだけでいいです。済みません。
議長(小河原 正君) 園部議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 園部議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  電気式の生ごみ処理機の補助の申請でございます。平成29年9月末現在でございますけれども、前年度の9月末時点で比較いたしますと、11件ほど、平成29年9月末で27件、それから28年の9月末で16件ということで、前年度から比較しますと11件ふえてございますが、これにつきましては、一応貸し出す制度を広報した際に、生ごみの補助制度もあわせて広報しましたことから、前年度と比較しますと件数がふえているような状況になっているのかなというふうに考えているところでございます。
議長(小河原 正君) 以上で園部議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩に入ります。

    休憩 午前11時57分

    再開 午後 1時00分

議長(小河原 正君) それでは、再開いたします。
  次に、丸山議員、お願いします。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) 議席番号6番、丸山妙子でございます。通告に従いまして質問させていただきます。
  ごみの収集袋等について、幾つかの外国語表記をし、わかりやすくしたらどうか。ごみの収集に関し、以下の点について伺います。
  (1)、久喜、宮代に在住する外国人の人口と関連したごみ出しの苦情はありますか。転居時、自治会役員からごみの出し方の説明をしていると思うが、自治会に加入していないことや、言葉の壁や習慣の違いなどからの苦情をよく耳にいたします。
  (2)、昨年の研修視察、小諸市だったと思います。ほか自治体などもそうですが、幾つかの言語表記を記載すればトラブルの原因を改善できると思います。誰もがわかりやすくしたらどうか。現在、燃えるごみ等の外国語表記はしてくださっております。
  次に、プラスチックのリサイクルの現状は。
  (1)、現在プラスチックといっても、さまざまにコーティングされています。コーティングされたプラスチック容器はリサイクルには向かないと聞いています。現在のリサイクルの割合など詳しい現状をお聞きします。
議長(小河原 正君) 丸山議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員のご質問について順次ご答弁申し上げます。
  初めに、ごみの収集袋などへの外国語表記についてご答弁申し上げます。
  (1)でございます。衛生組合管内の外国人人口は、年々増加傾向にございます。ごみ出しに関する苦情の数につきましては、ふえているとの認識は特に持っておりませんが、ごみ出しのルールなどが守られていないなどのお話を受けることはございます。その対策といたしまして、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語の4カ国語版のごみ収集カレンダーを配布し、管内公共施設に配架しております。そのほか、地域の方々から要請を受け、直接指導を行っているケースもございます。
  次に、(2)でございます。昨年度の議会視察先の一つでございました長野県小諸市のごみ袋と同様に、当組合の指定袋につきましても、燃やせるごみ、燃やせないごみの指定袋に外国語を記載しており、ごみ収集カレンダーと同様に、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語の4カ国語表記となっております。なお、それ以外の詳細な説明につきましては、袋のスペースに限りがございますことから、外国語版ごみ収集カレンダーの充実に重点を置いていくことを考えています。
  英語版と中国語版のごみ収集カレンダーにつきまして、現在久喜市にございます鷲宮国際交流協会へ記載事項の内容確認を依頼しているところでございます。今後はスペイン語版やポルトガル語版につきましても、記載内容を精査することで、外国人の方々における適正なごみ排出につなげてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。
  続きまして、プラスチックのリサイクルにつきましてご答弁申し上げます。衛生組合では、容器包装リサイクル法に基づき、プラスチック製容器包装のリサイクルを行っております。議員ご質問のコーティングされたプラスチック容器につきまして、容器包装リサイクル法における指定法人である公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に照会しましたところ、「コーティングなど複合素材のプラスチック製容器については、単一素材のプラスチック容器に比べ、リサイクルが難しいのは事実でありますが、取り扱い上は、それらもプラスチック製容器包装と定義されていることから、問題なく再資源化されております」との回答でございました。
  また、プラスチック製容器包装におけるリサイクルの割合といたしまして、今年9月に協会の検査員の立ち会いのもと検査が実施されたところでございますが、衛生組合が引き渡したものにつきまして、協会が定める品質評価のうち、容器包装比率は90%以上がAランクと判定されておりましたところ、97.42%と非常に高い割合で基準に適合していたとの結果でございました。つきましては、住民の皆様に分別排出のご協力をいただいておりますプラスチック製容器包装につきましては、問題なく再資源化されているものと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ご答弁ありがとうございました。
  1のほうのごみの収集についてのほうでお伺いいたします。ありがとうございます。今現在も私もちょっとこちらの収集カレンダーのほうは見ているのですけれども、こちらのほうにまたポルトガル語、スペイン語のほうもということで考えていってくださる答弁でしたので、よかったと思っています。
  それで、私のほうがちょっと気づいたことが、ごみ収集の袋を小諸市さんもそうだったのですけれども、朝8時半までに出してください。よく水を切ってくださいと、前段者さんの質問にもありましたけれども、水を出す、焼却場の熱をよく回せるようにということで水を切るということで、そういうことが日本人に対しては説明が書いてあるのに、さらにわかりにくい外国の方にはないのです。それで、表は印刷そうやってされているのですが、裏が透明なので、裏にこの英語と簡単に朝8時半まで出してください。水を切ってください。わからないことはちょっと問い合わせしてくださいみたいなことを4カ国語で後ろにも表記をしていただけたら、何か困ったときは我が家でもうちは夫が全部ごみ出しのほうをやってくれているのですけれども、全部これ見てやっています。何か困ったときはこちらを見るのですが、通常「ああ、そうだ」ということで認識してもらうという点で、袋のほうに印刷代とかでかかってくるとは思うのですが、措置をやっていただけると、日本人同様、外国人に対して、日本人以上にご協力いただけるということで、出してくださる外国人の方は、自分の母国語の言葉が載っていたら、やっぱりすごくいいと思うのです。そういう点で検討していただけるのか、そちら再質問させていただきます。
  それと、プラスチックのリサイクルの現状なのですが、今答弁いただきまして、97.42%適合ということで、町民の方、市民の方の協力度が非常に高いということがわかりました。それで、このプラスチックのリサイクルが始まって、もう長いと思うのですが、初めのころとコーティングというか、コーキングなのです。したものに関して町民の方にもう非常にリサイクルのプロの方とかもいらっしゃるのですが、これでこんなに大変な思いをして分別をして、全部資源になっていくのかと、プロの目から見ると疑問に思う点もあるみたいなのです。それでお聞きしたいのですが、このいろんな細かいごみの分別に関しまして、久喜宮代衛生組合ではプロの方のご意見を聞いているのか、推進員さんの意見とか、あと町民、市民の方の意見、例えば納豆はべたべたしているので、燃やせるごみに入れるとか、そういうことをしているのですけれども、何かそういう分別に関して毎年ちょっと保冷剤に関しても変わったりもしていますけれども、そういうのはどこを基準に収集方法が変わるのか、プロの意見を聞いているのか、どなたの意見を聞いてやっているのかということです。
  それで、先ほども前段者からも出たのですが、誰のために都合がいいのかという話もありましたが、プラスチックで、スーパーで資源回収している本当にトレー、白のトレーはスーパーでも回収しているのですが、それはもう100%そのまままた持っていくと、またリサイクルができるということで、色のついたもの、そういうものなしの本当の白い、本当の真っ白いトレー、あれは回収をされていると思うのですが、その点、宮代町は今のままのまま、例えば白いものとか、色のついたものとか、分別して、さらにリサイクルできていくのかなという点もちょっとお聞きしたいのと、97.42ということは、90%ランクでほとんどのごみがリサイクルで焼却はされていないということなのでしょうか。
  それ何点かになりましたけれども、お聞きしたいです。お願いします。
議長(小河原 正君) 丸山議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の指定ごみ袋の裏側に詳細な外国語表記による説明をということのご質問でございますけれども、こちらにつきましては、当然裏側に改めて印刷となりますと、価格のほうもはね返って影響が出てくると思います。また、業者につきましては、年間を通じて最低1年分の在庫等を抱えてやっているものですから、その辺を確認いたしまして、現在と同等でできるのであれば、そういったことも検討してもいいかなと思いますけれども、なかなかちょっと困難なのかなというふうに考えるところでございます。
  それと、プラスチックのリサイクルの状況について、その分別の基準をどこで確認しているかというふうなご質問かと思いますが、こちらにつきましては、やはり私どもは先ほど申し上げました公益財団法人であります容器リサイクル協会に確認しております。容器リサイクル法から来ているものですから、そちらの協会のほうに確認して、協会は各工場等にその再資源化についての入札等をやっておりますので、そこを基準にして分別等については最後に決定してございます。
  それと、集められたプラの資源化の状況でございますけれども、先ほどもご答弁の中で、検査がございまして、97.42%がリサイクル率ということでご答弁申し上げましたけれども、この資源のリサイクルの内容でございますけれども、材料リサイクル、これにつきましては、運搬用のパレットでございます。これは、全体で3,052トンに対しまして、このうち運搬用のパレットに資源化、リサイクルされている量が約486トン、それから合成ガス化としてリサイクルされているものが2,566トンでございます。それで合計で3,052トン容器リサイクル協会の入札を通して、それぞれリサイクルをされております。その残りのプラの関係につきましては、汚れがひどかったりとか、残渣でございますので、特に久喜宮代清掃センターの残渣につきましては、発電設備を備えているナリコーという民間会社があるのですけれども、そちらで燃やしていただいているというものが現状でございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
 丸山議員。
                 〔6番 丸山妙子君登壇〕
6番(丸山妙子君) ご答弁ありがとうございました。今、袋のほうは値段がかかるということなのですが、出すものがわかりやすいということで、倍も3倍もなるような値段でなければぜひとも検討していただいて、今学校に行きましても、本当にお子さんがいろんな国のお子さんいらっしゃいます。宮代町でも名前見てもそうですけれども、小さい町でもそうですので、見てやっぱりその国の言葉を大事にしているという意味でも、ぜひとも掲載していただいて、わかりやすく、それを見て、もうごみ袋はいつも見るものですので、そちらのほうをぜひ検討していただけたらいいと思います。
  それと、プラスチックのリサイクルの現状なのですが、これは私もちょっと教えていただいたところ、運搬パレットが非常に大体なっていくということで、486トンですか、あと合成ガス化というのですか、2,566トンということなのですけれども、私も今度35年の新しい炉になるまでに、今実際重油もたくさん燃える生ごみが水をよく切るということをやっている。それで、できるだけ紙も資源としてリサイクルにしている。結局近隣、春日部市、越谷市、川口市とか、大きなところのごみを見てみますと、大体もう炉が1,200度以上ですので、燃やせているのです。多分間違ってはいないと思うのですが、越谷などはペットボトルも燃料としています。それで、重油が結局みんな原料になっているわけですけれども、今この衛生組合は日本で5本の指に入るというのが古さという話を聞いたのですけれども、今800度超えると多分いけないのだとは思うのですが、今何度ぐらいで燃やしていただいているのか。そして、できたら新しい重油で燃やすものだとする点なのですが、例えば汚れたものとか、リサイクルに可能でないものというか、もう少し汚れたものとかにしてみれば、皆さん、この説明にも書いてありますけれども、中身を空にして、汚れている食品等の付着しないようにと書いてあるのですけれども、もし余裕があるのであれば、少しそういう汚れたものの幅をもう少し広げて、燃料、新しい重油ではなくて、燃料として使うプラスチックをしてもいいのではないかと思うのです。そうすれば分別も楽になりますし、なぜリサイクルがあって、町民の方とかも一生懸命水洗いして、これが本当に全部資源になっているのか、何でこうしていかなければいけないのか、あとプラスチックににおいがついているといけないということも聞いています。汚れよりにおいのほうがついているものは使えないということを聞いておりますので、もう少しこのプラスチックのこの今の久喜宮代衛生組合の炉の現状に合った、もう少しもしもうちょっと上げられるのであれば、汚れたものとかのリサイクルをしていければ、市民の皆さん、町民の皆さんの負担もちょっと減るというものもあるし、私は非常に水の汚れを気にしています。それで、水で汚さなくていいものであれば、燃やせるほうにできたらいいかなというのがあるのですが、その辺をお聞きしたいです。
  ごみの収集袋のほうはそれで結構でございます。町民の方、新しい炉になっていくわけですけれども、やっぱり今はダイオキシンが出る。炉が古い。みんなで大事にして水を切る。ごみを出さない。資源化に向けてと、市民の方、町民の方、みんながやはり一生懸命にやっていくことで、この97.42%に適合となっていると思うのですが、これを次の新しいものに向けて、みんなの認識をもう少しきちっと、みんなが不満に、こんなに頑張っていてちゃんとなっているのだろうかとか、そういうことがわかるように、また衛生組合でも出していただきたいのですけれども、先に向かって、その町民の人、市民の人、そして引っ越してきたとか、こんな大変なところだったら住んでいたくないと思う人も現実にあらわれているのです。なので、ああ、理解した上でどんどん人がふえていく。周りはみんな燃やしてしまっている現状で、宮代が一生懸命リサイクルしてきたこの何十年間をうまく生かすように、もう少しリサイクルのものを高くとってもらえるなら高く持っていくように分別をするとかということも考えられると思いますので、そこのところをちょっとお聞きしたいと思います。お願いいたします。
議長(小河原 正君) 丸山議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 丸山議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  プラスチックの関係につきまして、もう少し合理的な、しかも住民にとってわかりやすい方法はないのかということの内容でよろしいでしょうか。
6番(丸山妙子君) はい。
業務課長(藤井 智君) 最新の設備を有しているところにつきましては、発電設備等々備わっていますので、分別しないで集めて、それを焼却して発電にかえるというふうなところで、見直しをかけて行っているところもあるようでございますけれども、当清掃センター、3センターございますけれども、いかんせん焼却施設が古いものですから、そういった発電設備等もございませんので、今の現状でいきますと、やはり容器リサイクル法に基づいた分別にのっとって再資源化をしていく以外に今のところちょっと方法はないのではないかというふうに考えているところでございます。これをまた新しくその焼却施設ができるということであれば、それらもあわせて、その新炉にあわせて分別の方法等も考えるというふうなこともできるかと思いますけれども、ただ、いかんせん現状では発電設備等もございません焼却施設でございますので、現状のままいくしかないのかなというふうに考えるところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
6番(丸山妙子君) その燃焼は温度大体800度。
業務課長(藤井 智君) そうですね。おおむね800度から前後だと思います。
議長(小河原 正君) 以上で丸山議員の質問を打ち切ります。
  次に、貴志議員、お願いいたします。
                 〔1番 貴志信智君登壇〕
1番(貴志信智君) 議席番号1番、貴志信智です。通告に従いまして質問いたします。
  これは、多分私の提出した通告に誤字がありまして、1行目のところ読みながら訂正をさせていただきます。
 資源ごみの収集方法変更に向けた実証試験の実施について伺います。久喜宮代衛生組合は、廃棄物減量等推進審議会を開催し、資源ごみの集団回収への移行を視野に入れた実証試験実施に向け取り組みを開始しています。
 1番、地域住民(各団体を含みます)への説明の進捗状況を伺います。また、その際に配布している資料の配付を求めます。
 2番、説明においては、集団回収のメリット、デメリットを十分に説明しているのか、見解を伺います。
 3番、久喜宮代衛生組合は、近い将来に解散することが決定的であります。なぜ将来にわたる大きな変更を解散する団体が主導するのか理解に苦しむところです。その後、事業を引き継ぐであろう久喜市との協議の進捗状況を伺います。
  次に、生ごみ減容化実証試験の評価について伺います。生ごみ減容化事業については、「拡大は困難である」との結論が示されました。それにもかかわらず、平成34年度まで事業を継続するのはなぜでしょうか。見解を伺います。
  以上です。
議長(小河原 正君) 貴志議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 貴志議員のご質問のうち、資源ごみの実証実験についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。地域住民への説明といたしまして、まず本年4月に久喜市と宮代町で開催されました区長会議の席で、計7回、区長・自治会長に対し、実証実験の検討を行っている旨の説明をさせていただきました。その後、8月から9月にかけて開催されました久喜市区長会議において6回、宮代町地区連絡会において4回、計10回区長・自治会長に対し、実証実験の概要についての説明をさせていただいたところでございます。その際の配布資料につきましては、参考資料としてお手元に配付をさせていただいております。
  今後につきましては、11月下旬を目安に、区長・自治会長宛てに実証実験への参加についての依頼文書を送付する予定でございます。その上で希望をいただいた地区を対象に、担当職員による出前説明会を開催する予定でございます。
  次に、(2)でございます。集団回収への移行におけるメリット、デメリットにつきましては、8月から9月に開催された久喜市区長会議及び宮代町地区連絡会配布資料にも記載し、説明させていただいたところでございます。しかしながら、当日は限られた時間の中での説明でございましたことから、今後実施いたします出前説明会において、改めて詳しい説明をしてまいりたいと考えております。
  次に、(3)でございます。この実証実験は平成26年11月に廃棄物減量等推進審議会への諮問案件として方向性を固め、27年4月に審議会へ諮問し、28年11月にいただいた答申をもとに検討した上で実施するものでございます。久喜市及び宮代町において策定いたしました一般廃棄物処理基本計画は、本年4月から開始されておりますが、本件を審議会に諮問した段階においては、久喜市及び宮代町のごみ処理については、当組合の基本計画に基づき実施されるものでございました。このことから、審議会の答申は、当組合の基本計画に基づいた検討の結果であり、そこでいただいた答申は、当組合において着手する責務があるものと考えております。
  なお、今回の実証実験については、紙類・衣類の資源集団回収への一本化が管内全域で可能なのかを検証するための実験であります。実証実験を平成30年10月から33年度までと設定し、そのデータから紙類・衣類の集団回収への統一を管内全域に広げることができるか、また全域に広げる場合、どの方式がふさわしいのかの検証を平成34年度に行い、検証の結果を出してから、市、町に引き継いでいこうという形で考えております。
  本件に係る構成市町との協議の進捗状況でございますが、これまでに市、町担当職員を交えて合計5回の協議を行い、計画の骨子作成の段階から意見交換を行っております。また、区長会議の資料についても事前に確認をいただいておりますなど、衛生組合単独で事業を進めるのではなく、市、町との共通認識のもと、事業を進めているところでございます。
議長(小河原 正君) 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 貴志議員ご質問の生ごみ減容化実証試験の評価についてご答弁を申し上げます。
  組合では、平成25年に策定いたしました一般廃棄物(ごみ)処理基本計画において、組合管内全域での生ごみ減容化及び堆肥化事業(おおむね日処理量30トン)の実施という計画がございましたが、久喜市において建設される新たなごみ処理施設が平成35年度に稼働することを踏まえますと、現状での拡大は困難としたところでございます。
  平成34年度まで生ごみ減容化及び堆肥化事業を継続することといたしましたのは、平成14年度から長年にわたり生ごみ堆肥化推進地区の皆様に、生ごみ分別にご理解とご協力をいただき、生ごみの資源化を図ってございます。また、生産された堆肥につきましても好評でございますことから、継続するものとしたものでございます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  貴志議員。
                 〔1番 貴志信智君登壇〕
1番(貴志信智君) 順番に再質問させていただきます。
  まず、集団回収なのですが、最初に8月、9月に開催をされた配布資料にメリット、デメリットを記載したというようなご答弁だったかと思うのですが、事前にいただいた参考資料を確認すると、メリットについては書かれているのですが、デメリットについての記載というのが私見た限り確認できませんでした。どの部分にデメリットについての説明があるのでしょうか。
  続きまして、この問題をめぐる第4回審議会の資料において、横浜市、新座市の制度を久喜市に当てはめた場合の報償金のキロ単価は3円と4円で計算されているはずなのです。この区長会に示している資料では、報償金を7円で計算しています。審議会は、第4回審議会にこの資料をもって審議委員の皆さんが判断をして答申を出したはずで、そこに示された単価が変わるというこの重大な変更だと思うのですけれども、これどういった経緯をもって3円、4円で計算をして、経費計算をしています。コストが安くなると審議会でその資料に示しているはずです。その3円、4円という単価が変わるということ、重大な問題で、それが7円になるとコストって3,000万円近く変わってくるのです。そうすると審議会の結果が変わった可能性もあると思うのです。その3円、4円ってそもそも記載されていた単価がなぜ説明資料では7円と書かれたのか、その経緯とその決定した人を教えてください。
  続きまして、同じく第5回審議会の資料には、報償金単価は見直しの可能性があるとはっきり書かれてているのです。そういった記載があって、繰り返しですけれども、区長会の説明資料では報償金7円と書いてあります。これが変わる可能性があるというのであれば、実証試験の段階でも示すべきで、そういった広報をこれまでされているのでしょうか、それともこれからするのでしょうか。
  続きまして、買い取り市況価格が高値の場合、その差し引きの金額が支払われるとか、市況がいい場合というようなことで、資源物の市況価格に関する説明のところで、上昇する場合だけを2回触れています。買い取り価格って当然下がることがあるわけで、さきの質問者へのご答弁にもありましたけれども、近年は確かに横ばいで、今年の7月に上がっている傾向ありますが、この資源リサイクルの機運が高まった2008年をピークとして考えると、資源物全体の買い取り価格が下落傾向にあることは明らかだと思います。そういった中で、この下落に対するリスクの説明というのはいつからするのでしょうか。
  それから、前議会で質問したときに、実施済みの団体への説明は、段階を追って早目に周知をしていくというような趣旨のご答弁があったかと思います。PTAとか、もう既に集団回収を実施している団体に関する説明です。これが地域での自治会等々への集団回収が始まると、ここのそもそも報償金の金額が変わってくる可能性もありますし、そもそもその団体に集まる資源物の量が減る可能性もある。そういった説明はこの説明資料の3ページのところにあるこの流れの中で、どのタイミングで実施をするのでしょうか。
  それから、最後の質問です。先ほどとちょっと重なるところもあるのですが、将来を見据えてのリスク、これ買い取り価格も含めて、その下落の可能性も含めて、この将来を見据えてのリスクも広報するということは、以前の議会でご答弁をいただいています。そのときの議事録を見ますと、いきなりデメリットも広報すると混乱してしまうから、それは順を追って説明すると。そのデメリットを説明して混乱するようなことをそもそもするべきではないと思うのですけれども、それに関してデメリットの広報ってはっきりどのタイミングから行うのでしょうか。これもこのいただいている参考資料の3ページのスケジュールでいうと、どの段階でしょうか。お願いします。
議長(小河原 正君) 貴志議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 貴志議員の再質問にご答弁申し上げます。
  区長会の資料、8月から9月の資料の中でのメリットは載っているけれども、デメリットのほうはどちらのほうに載っているかというご質問でございますけれども、こちらにつきましては、資料の資源集団回収の方式、メリット、デメリットにつきましては、まず資料の中で拠点回収方式のメリット、その下に拠点回収方式のデメリット、それとステーション回収方式のメリット、それからステーション回収方式でのデメリットということで、回収方式の中でデメリットを掲載させていただいております。
  それから、第4回の資料につきましての報償金の関係でございますが、7円ということで変更になっているというふうなご質問かと思いますけれども、こちらにつきましては、当初横浜市と新座市ですか、そちらの報償金を参考に資料等も作成した関係もございますけれども、その後、審議会のほうは9回審議を行っておりますので、最終的に報償金については7円ということで決定をさせていただいているかと思います。
  それから、次の3点目でございます。5回目の単価の見直しがあるとの単価の見直しについてのその方法、周知についてはということでございますが、こちらにつきましては、審議会のその議事録につきましては、ホームページのほうに毎回掲載等をさせていただいておりますので、そちらのほうで確認はひとつできるかと思いますが、それについて周知という形で受けとめております。
  それから、次の4点目ですか、買い取り価格の市況変動の関係でございますけれども、こちらにつきましても、今回の実証実験につきましては、基本的に拠点回収方式、ステーション回収方式、両方ございますけれども、一応回収業者のほうでそれぞれ回収して、その回収業者が回収するかわりに、回収業者はその売買価格をもって回収経費を賄うということで、基本的にそのような形になっておりますので、まず団体さんが回収業者に回収をお願いして、その売却代金のバックマージンというのは、余り望めないのかなと。それに対しまして、衛生組合のほうで1キロ当たり7円の報償金が支出しておりますので、売却代金のバックマージンがなくても、報償金である程度対応できるかなというふうに考えているところでございます。
  それから、実施済みの団体への説明はどうなのかというご質問かと思います。こちらにつきましては、モデル地区が決定した段階で既存団体に対してはそれぞれ調整を図りまして、例えば収集日が重複しないような形での調整等をモデル地区を決定しましたら、説明をしていきたいと考えております。
  それから、最後ですか、将来を見据えてのメリット、デメリット周知の仕方はどうなのかということだとは思いますけれども、こちらにつきましても資料の中では確かにメリット、デメリットうたってございますけれども、今の段階ではまだわからない部分もございまして、実際に今後モデル事業を実施していく中で、さらに問題点等出てくるかと思いますので、それらを実施していく中で、再度デメリット等についても問題として取り上げていきたいなと考えておるところでございます。
1番(貴志信智君) 済みません。議長、最後の質問で、これでいうとどこかということを聞いているので、デメリットのことをこうこう今後実施していきたいと、それはもう前回から答弁できていることで、この流れでいうとどこですかの質問しているのです。デメリットの広報をしっかり将来にわたってのリスクを説明し出すのは、この表でいうとどのタイミングですか。
業務課長(藤井 智君) この表では、5月にモデル地区の説明会ということで、これはモデル地区が決定した段階ですので、3月から、その前に、失礼しました。その前の30年の3月まで地区出前説明会の開催、モデル地区の参加の意思確認等を行って、次の段階でモデル地区の決定をしますもので、そのモデル地区の決定ができた段階で、失礼しました。そのモデル地区の説明の段階で、改めてそのメリット、デメリットについても詳細に説明はしたい。する予定でございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けいたします。
  貴志議員。
                 〔1番 貴志信智君登壇〕
1番(貴志信智君) わかりました。再質問させてください。
  まず最初の再質問に対するご答弁で、この資料の最後のページだと、今我々に配付されているのでいうと、この拠点回収方式のメリットと、ステーション回収方式のメリット、確かにこれデメリット、これ記載されているのですが、これ過去の議事録しっかり読んでいただけるとわかると思うのですが、私が求めて、実施しますというような趣旨のご答弁いただいたのは、公共回収と集団回収比較した場合の集団回収のデメリットのことを申し上げています。それも確認していただければ明らかです。これは、拠点回収方式とステーション回収方式、それぞれ比較したときのメリット、デメリットであって、ここに至る前に、そもそも公共回収と集団回収を比較したメリット、デメリットを広報しないことには、これを選ぶ段階ではもう実施するわけですよね。そうではなくて、公共回収、集団回収をそもそも実施するかどうか、今から皆さん判断するわけで、であればその集団回収を実施した場合のデメリット、もちろんメリットもあるのは理解しています。デメリットに関して広報するべきだということ、これ過去の議会で申し上げて、その必要性を共有できていると思っていましたので、これはしっかり過去の記録も確認していただければと思うのですが、私が求めるのは集団回収と公共回収を比較した場合のデメリットです。これに関しての広報の必要性の認識を再度お願いします。
  それと、次です。団体報償金の金額、キロ単価が変わったのは、審議会がその後も合計9回開催されて、そこで決定されたというような趣旨と理解しましたが、それ確認させてください。この報償金7円でいきましょうという決定をしたのは審議会なのですか。審議会で決定したのだとしたら、市民の皆さんに広報しているコスト比較の表、今も出てきます。そのコスト比較の表をつくり直すべきではないですか。横浜方式、新座方式、それぞれ3円、4円で計算をした表が今もホームページに掲げられています。今最新でも3円、4円ではなく、キロ当たり7円でいくという方針であれば、キロ当たり7円のコスト比較表をつくるべきだと思います。そこに関していかがでしょうか。審議会が決定したという理解でいいのか。それから、7円で再度資料をつくり直すべきではないですかというのがこの項目の2つ目です。
  それから、先ほど報償金単価は見直しの可能性があると明記されていて、その広報をしていないではないですかというのに対して、議事録はホームページで公開されているから、ホームページをもって周知していますというような趣旨かと理解しましたが、私が言っているのは、この資料の中で説明するべきではないですかということを言っているのです。さっきの質問とちょっと矛盾されていると思うのです。ホームページで議事録、資料を全部公開していますと言うのであれば、ではホームページの内容は常に最新にしておく必要があって、一方で3円、4円の単価計算したコスト比較を出しておきながら、一方ではホームページの資料を見てくださいと。それでは、市民の皆さん、何を信じていいか全くわからないと思います。この報償金が変わる可能性があるのであれば、説明会の資料に記載をするべきだと思います。その必要性いかがでしょうか。
  それから、次の買い取り価格なのですが、余り望めないと、差し引きでマージンが入ってくるのは余り望めないという、私もそう思うのです。今のこの市場価格の変化を見ると、恐らく余り望めないのだと思うのですが、望めないものをなぜ載せているのかという質問で、仮に可能性として載せるのであれば、その反対の可能性も当然載せるべきだと思うのです。なぜいいことばかり載せるのか、そこです。
  それから、今最後のところを済みません。ちょっとここでも確認させていただいたのですが、モデル地区が決まってからということなので、私ずっと申し上げているとおり、モデル地区決まる前に説明するべきだと本来思います。メリット、デメリットがあると。その上でメリットを享受したいということで、モデル地区に応募が来る可能性って、これはすばらしい可能性だと思うのですが、ただ一方で、この資料を見ると、いいことばかり、プラスのことばかり広報して、余りデメリットのことはホームページで周知していますとか、そういう姿勢でありながら、モデル地区が決まってからデメリットをお知らせしますというのはちょっと私は誠意に欠けるのではないかと。だから、もっと早めたほうがいいのではないかと思うのですが、それに関してと、最終確認なのですが、平成30年5月の段階では、将来にわたるメリットも含めて市民の皆さんに広報すると、そういう理解でよろしいでしょうか。
議長(小河原 正君) 貴志議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  暫時休憩します。

    休憩 午後 1時47分

    再開 午後 1時50分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 貴志議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の公共回収と資源集団回収を比較したメリット、デメリットの件につきましては、今後モデル地区に対しての地域から募集といいますか、応募がありました時点で、私どものほうからモデル地区に手を挙げていただいている区に対して出前説明会等を行っていきますので、その際に十分に説明をしていきたいと考えております。
  それと、2点目の報償金の7円の関係でございますけれども、こちらにつきましては、やはりその報償金7円を超えてしまいますと、経費の関係上、例えば公共回収をやめて、集団回収一本に持っていっても、かえって経費の削減につながらなくなってしまうのではないかという懸念もございまして、7円を上限として設定したものでございます。
  それから、3点目の……
1番(貴志信智君) 済みません、議長、いいですか。お話のところ済みません。
  7円を超えてしまうと、上限が7円だった理由を聞いているのではなくて、資料は3円、4円だったものが7円だけ経緯というのは、審議会で決定したということでいいですか。
業務課長(藤井 智君) ええ、済みません。確認いたしましたところ、審議会では特にその7円で確定したということではなくて、一応現行の7円を尊重して言ったということでございました。申しわけありません。
1番(貴志信智君) あれさっきのご答弁もでは違ったということで。
業務課長(藤井 智君) 確認いたしましたところ、特に7円で変更したという、審議会の中で変更したということではございませんでした。申しわけありませんでした。
議長(小河原 正君) 暫時休憩します。

    休憩 午後 1時53分

    再開 午後 1時53分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 最初の施策の段階では、横浜市と新座市の報償金の額を参考として出しましたけれども、これをやりますと7円現行で報償金を支払っている既存団体もありますし、モデル事業であるからといって、モデル事業の報償金も7円で統一したほうがいいのではないかということから、いわゆる現行の7円を生かすようにということで変更いたしております。
1番(貴志信智君) それは配慮の結果、審議会の。
業務課長(藤井 智君) ええ、そうです。
議長(小河原 正君) ちょっと藤井業務課長、理解できるように答弁してくださいね、最後の質問だから。
 休憩いたします。

    休憩 午後 1時54分

    再開 午後 1時55分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) これは、組合内部で今後モデル事業を推進する上で、やはり現行の7円どおりいったほうがスムーズに事業が進められるのではないかということで、7円にとりあえず決定させていただいております。
                 〔「最初からすればよかった」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) 以上ですか。
1番(貴志信智君) いや。
業務課長(藤井 智君) それと、その報償金に関しての団体に対してのバックマージンの関係でございますけれども、一応区長会の資料、8月から9月の区長会の資料におきましては、資料の実証方式の概要の中で、資源売却代金の中の後半、下段のほうで再生問屋の買い取り状況が高値の場合は、資源売却代金から回収業者の収益を除いた金額が回収業者から区・自治会に支払われる場合がありますということで、初めからそのバックマージンがあるような発言は差し控えておるつもりでございます。
  それから、メリット、デメリットにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、実際にそのモデル事業を実施してから、具体的な問題点等とか出てくるかと思いますので、実証実験をやってから、その辺の検証はやりながらしていきたいと考えております。
                 〔何事か言う人あり〕
議長(小河原 正君) 休憩します。

    休憩 午後 1時58分

    再開 午後 1時59分

議長(小河原 正君) では、再開いたします。
 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) その点につきましては、今後モデル地区の出前説明会を行っていきますので、その中で現行は7円ですけれども、これは市況により柔軟に変わっていく場合もございますと、またその答申の中でも柔軟に対応ということで載っておりますので、改めて周知をしていきたいと考えております。
1番(貴志信智君) はい、わかりました。
議長(小河原 正君) 以上で貴志議員の質問を打ち切ります。
  次に、新井議員、お願いします。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  ふれあい収集制度の取り組みに関し、以下の件についてお伺いいたします。
  (1)です。現在、衛生組合が運営主体となり、直接支援型のふれあい収集を実施しておりますけれども、自治会、マンション管理組合、NPOなどの団体が運営・実施するコミュニティ支援型のごみ出し支援活動を育成のため金銭的にバックアップすることについて衛生組合の見解をお伺いいたします。
  (2)です。ごみ出し困難者の安否確認は、長期にわたるごみ排出がない場合は、市町担当課に情報提供するだけでなく、さまざまな工夫が必要と思われますけれども、衛生組合の見解をお伺いいたします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 新井議員の質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。新潟市や千葉市などでは、ごみ出しの困難な高齢者などにかわり、事前に登録されている自治会や地域の協議会等がごみ出しを行い、行政はその団体に対して金銭的に支援を行う方法により、ごみ出し支援を実施しているようです。この方法におけるメリットといたしまして、地域コミュニティのきずなが深まること、また行政側といたしましても、収集業者への委託と比較して財政負担が軽減される場合が多いことが挙げられます。
 一方、課題といたしましては、登録団体において誰がごみ出しをするのかとの体制を整える必要があること、日々のごみ出しに確実に対応いただく必要があること、登録団体が管内を網羅することができない場合に、サービスが必要な方が漏れてしまう場合があること、またサービスを受ける方の個人情報の取り扱いに留意することが挙げられ、この方法により対応している自治体は現在少数であるようです。
 衛生組合では、地域の収集作業にあわせて、ふれあい収集を実施しておりますことから、コミュニティ支援型によるごみ出し支援の実施は考えておりません。しかしながら、高齢化の進捗に伴い、実施件数も増加を続けております。利用者の健康状態や置かれている環境はさまざまでございますことから、一つ一つの事例にきめ細かに対応することが求められます。今後新たな方法を検討する際の一つといたしまして、ご提案いただきました方法につきましても参考としてまいりたいと考えております。
 次に、(2)でございます。ふれあい収集事業の実施方法としまして、収集のたびに声かけを実施している自治体があることを確認しております。現在、衛生組合における対応といたしましては、ほぼ毎日収集に伺うこと、またショートステイなどで不在になる方もいらっしゃいますことから、その都度の声かけは行っておりません。長期にわたるごみ排出がない場合は、議員ご質問のとおり、市町担当課に情報提供を実施しているところでございます。
 安否確認を含む見守り事業は、市町の主管部署を中心に、関連部署と連携をとりながら実施されるべきと考えられます。衛生組合といたしましては、所掌事務でございます塵芥に関する事務の範囲の中で、今後も実施してまいりたいと考えております。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 丁寧に答弁いただきまして、ありがとうございました。
  今回この話をさせていただいたのは、すぐに何かやってほしいというわけではなくて、やっぱり今後高齢化が進んで、ふれあい収集を利用される方がふえている場合、直轄の事業で収集業者さんが確認したりするのも手間がかかったり、あるいはその仕様が変わって、コストが膨らんでいったりというのも当然あると思うのです。そういう中で、そのコミュニティ支援型というのも一部地域ではできる可能性があるのかもしれないというようなところでお話をさせていただきました。しかし、そのコミュニティ支援型といっても、なかなかその自治会とか、さまざまな団体さんもそこまで組織力があるわけではないところも多いと思いますので、それがすぐにできるかというわけでもないと思うのです。だから、要は(1)の質問に関しては、今後高齢化が進んで、ふれあい収集が少しずつふえていったときに検討していく材料として考えてほしいなということでお願いしたいと思います。
  それで、再質問のほう、(2)番のほうでお話をさせていただこうと思います。現在は収集作業員の方が安否確認というか、長期にごみが排出されていないときには、担当課と連携してということでやられていっていると思うのですけれども、なかなか組合のやることとして、どこまでかかわれるかというのも正直あると思うのです。そういうところは市や町の担当課とともに連携しなければいけないと思うのですが、例えば河内長野市なんかですと、ごみなしカードというのを用意しているみたいなのです。それは利用者の方が、きょうはごみがないよというのを軒先に提示するというのですか、そういうのもありますので、そういうのがもしあれば、簡単に確認ができたりとかというのも当然できると思います。
  もう一つは、声かけがどこまでできるかわからないのですが、不在の場合に連絡票をポストに入れておく。それを市や町の担当課に折り返しの連絡を入れることによってその安否確認を行うというようなことをやられているところもあるというのですけれども、そういった市や町の担当課と連携というのをしていく考えというのは衛生組合はありますか。
議長(小河原 正君) 新井議員の再質問に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 新井議員の再質問にご答弁申し上げます。
  (2)のごみなしカード等あるいは連絡不在票等へのこの事例を挙げていただきました。それらについて市、町と連携して行う考えはあるのかということでございますけれども、今後周りのその近隣の市町村の状況や、今後ふれあい収集の増加、高齢化に伴うふれあい収集の増加等も年々ふえておりますので、将来的にはそういった細かな点についても含めて検討していきたいなと考えております。
2番(新井 兼君) わかりました。
議長(小河原 正君) 以上で新井議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(小河原 正君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、11月24日金曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論・採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、園部議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切り日は11月13日月曜日、15時(午後3時)までとなっております。具体的にページの指定がなされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。
  なお、議案質疑通告書につきましては、持参、ファクス送信、メール送信のいずれも可といたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(小河原 正君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 2時09分