平成27年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会 第16日

平成27年10月16日(金曜日)
 議 事 日 程 (第2号)

 1 開  議
 2 議案に対する質疑(議案第10号〜議案第14号)
 3 討論・採決
 4 議長挨拶
 5 管理者挨拶
 6 閉  議
 7 閉  会

午前9時開議
 出席議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   杉  野     修  君      4番   山  下  秋  夫  君
     5番   斉  藤  広  子  君      6番   関     弘  秀  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   戸 ヶ 崎     博  君
    11番   小 河 原     正  君     12番   伊  草  弘  之  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   加  納  好  子  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  田  中  暄  二  君
   副管理者  榎  本  和  男  君

   代  表  佐  藤     晟  君
   監査委員

   会  計  小  勝  邦  夫  君
   管 理 者

   参  与  飛       守  君
   参  与  小  山  和  彦  君
   参  与  小  林  広  昭  君
   参  与  瀧  口  郁  生  君
   事務局長  若  山  忠  司  君
   総務課長  長  堀  康  雄  君
   業務課長  藤  井     智  君
   施設課長  内  田  久  則  君

   総務課長  青  柳  浩  行  君
   補  佐               

   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   補  佐

   菖蒲清掃  加  藤  一  郎  君
   センター
   所  長

   八甫清掃  月  安  高  広  君
   センター
   所  長

 本会議に出席した事務局職員
   庶務係長  籾  山  光  明
   書  記  長  田  充  泰
   書  記  横  山  岳  彦



    ◎開議の宣告                           (午前 9時00分)
議長(加納好子君) ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議案に対する質疑
議長(加納好子君) 日程第2、議案に対する質疑をお受けいたします。
  議案第10号 久喜宮代衛生組合監査委員条例についての質疑は、通告がございませんでしたので、これで質疑を打ち切ります。
  次に、議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についての質疑をお受けいたします。
  山下議員、お願いします。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) おはようございます。議席ナンバー4番、山下秋夫でございます。
  それでは、議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について質疑をさせていただきます。3ページの特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例根拠となる説明をお答えください。埼玉県内の各自治体、または衛生組合の実態についての資料説明をお願いいたします。
議長(加納好子君) 山下議員の質疑に対する答弁を求めます。
  長堀総務課長。
                 〔総務課長 長堀康雄君登壇〕
総務課長(長堀康雄君) おはようございます。それでは、山下議員ご質疑の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてのご質疑につきまして、関連がございますので、一括してご答弁申し上げます。
  初めに、今回の報酬の改正の趣旨でございますが、さきの3月議会におきまして、「監査委員、公平委員の報酬が年額の規定になっているが、年間の会議日数が少ない場合、勤務実態がなくても支給されることが起こり得る。勤務実態を考慮して、月額または日額に改めることを検討すべきではないか」とのご指摘を受け、検討を行う旨の答弁をさせていただいたところでございます。
  監査委員及び公平委員の報酬について、地方自治法第203条の2第2項では、前段は略させてもらいますが、「報酬は、その勤務日数に応じてこれを支給する。ただし、条例で特別の定めをした場合はこの限りでない」となっております。これまで条例で報酬額は定めておりましたが、法の趣旨からいたしますと、ご指摘のとおり、その活動日数を考慮し、年額支給から月額、あるいは日額支給への改正を行うことで、より実態に合った報酬の支出の形になると考え、今回の条例の一部を改正する条例を提出させていただいたものでございます。
  まず、公平委員の活動実績でございますが、これまでのところ、職員の人事異動や人事行政の運営等を報告する場として年に1度開催しているところでございます。
  また、報酬につきましては、お手元に資料を配布させていただきましたが、申しわけありませんが、資料の1ページのほうをお開きいただきたいと存じます。県内の近隣自治体15団体中、日額支給団体が11団体と圧倒的に多いという点と、先ほどご説明させていただきました活動内容を踏まえまして、日額支給とさせていただくものでございます。また、報酬額につきましては、組合構成市町である久喜市の額に準じたものでございます。
  次に、監査委員でございますが、当組合では、これまで地方自治法第202条に基づく監査委員条例が定めてございませんでしたことから、今回の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例にあわせまして、議案第10号として本議会に上程をさせていただいたものでございます。
  この監査委員条例では、第2条で定例監査を、第5条で例月出納検査を、第6条で決算監査を実施しなければならない旨を定めてございます。いずれも地方自治法に基づくものでございます。
  これまで衛生組合では、決算監査しか実施しておりませんでしたことから、年間の活動回数も議会への出席も含めまして年2回ほどでございました。
  しかし、監査委員条例整備後は、活動内容も毎月の実施となり、回数も少なくとも13回以上になるものと思われます。
  そのため、監査委員の報酬につきましても、県内の近隣自治体の状況を踏まえるとともに、今後の実態に合わせまして、これまでの「年額」から「月額」に改めさせていただくものでございます。
  また、報酬額でございますが、さきに申し上げました活動内容を踏まえるとともに、公平委員の日額が委員長で9,300円であることを踏まえまして、一般選出委員を月額「1万円」、年額換算で12万円。議会選出委員月額「6,000円」、年額換算で7万2,000円とさせていただくものでございます。
  また、議会選出委員につきましては、これまでの報酬額の比率が一般選出委員と比較して約6割であったことを踏まえまして、月額6,000円とさせていただいたものでございます。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) ご答弁ありがとうございます。監査委員の仕事、年間から毎月行うということで、大変なご苦労があると思います。その辺については、私もこれから大変な仕事になるなと思って見ております。
  ただ、私もこの監査委員の月額について、ちょっと調べたのですけれども、全国には128団体あるのですけれども、この調査によると、監査委員の主な報酬が平均では15万1,000円ということになっております。これは127団体。ただ、監査委員の報酬の中で、議選の監査委員では、年額支給では6万5,320円、月額支給の平均は8,956円となっております。日額支給の平均は8,741円、これは確かに平成23年度の調査だと思いますけれども、その辺のところで3年も過ぎておりますので、1万円ということは、妥当かどうかということについては、私もちょっとその辺のところは定かではないのですけれども、白岡市を調べてみますと、蓮田白岡衛生組合ですか、ここでは監査委員の議員では年額で2万7,000円、知識人ということで言われておりますけれども、そこでは3万7,000円となっております。公平委員の委員長では日額が6,000円、これは平成22年ですから、それから変わっているかどうかはわかりません。私は、その辺のところが、公平かどうかということでは、ちょっとどうなのかなというふうに思っております。
  しかし、先ほども述べたように監査委員の仕事は年間から月間に移り変わる。毎月公正にやってもらえれば、それは仕事量もふえてしまうので、当然のことかなというふうに見ておりますけれども、その辺のところは、資料の中では細かいところまでは出ていませんけれども、どの辺のところまで調べたのかどうか、もう一度お聞きしたいのですけれども、このようなところでいいですけれども、ここに年額では4万円と書いてありますけれども、そのほかに全国的なやつは調べたことはあるのでしょうか、ちょっとお聞きしたいのですけれども、その辺のところ。
議長(加納好子君) 山下議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  長堀総務課長。
                 〔総務課長 長堀康雄君登壇〕
総務課長(長堀康雄君) それでは、ただいまの山下議員の再質疑について答弁させていただきます。
  全国的な基準といいますか、レベルについて調べたかということでございますが、全国的なものについては調べてはございません。あくまでも県内の近隣の自治体の状況等を踏まえたものでございます。先ほどご質疑がございました、蓮田白岡衛生組合との比較もございましたが、それは蓮田白岡衛生組合には、蓮田白岡衛生組合としての監査の仕方であるとか、公平委員の活動の仕方というのがあるかと思います。当組合としましては、構成市町である久喜市、宮代町のやり方等も参考にしまして、当然市、町とは財政規模も違いますことから、回数は同じでも、やはりやるボリュームも違ってきますので、その辺を総合的に考えまして、今回ご提案させていただいたものでございます。
  以上でございます。
                 〔「わかりました」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 以上で山下議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして、議案第11号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第12号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例についての質疑をお受けします。
  山下議員、お願いします。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 議席4番の山下です。引き続き、議案第12号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例について質疑をさせていただきます。
  普通便槽の150円、容量によるもの45円を平成28年度より260円、70円と変更、3年をかけて500円と普通便槽及び無臭式便槽の利用料の改定を予定していますが、各自治体の資料を一つは提出してください。3月議会ではいただいていますけれども、よろしくお願いいたします。
  それと、容量によるものの改定は、平成28年だけなのでしょうか、お答えください。対象となる件数は、合計で何件となるのでしょうか。説明の中で言われたのですけれども、聞き取りにくかったものですから、もう一度。これは参考資料ではなくて、成果表にも何か出ていたことと思います。
  あと、普通便槽、無臭式便槽の使用世帯の住居の実態、持ち家なのか、アパートなのか、借家なのか、その辺のところの件数をお答えください。資料提出をお願いいたします。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 山下議員の質疑に対する答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) では、ただいまの山下議員のご質疑につきましてご答弁申し上げます。
  し尿処理手数料に係る各自治体の資料の提出をとのことでございますので、「人数制し尿処理手数料単価」を設定しております、埼玉県内の市町村の一覧をあらかじめお配りさせていただいておりますので、ご確認をお願いいたします。議案質疑参考資料の2ページ、年額し尿処理手数料(人数制)でございます。
  なお、この資料は平成26年7月に開催いたしました、「第8回廃棄物減量等推進審議会」における配布資料と同一のものでございます。
  続きまして、「容量によるもの」の改定につきましてでございます。この容量によるものにつきましては、具体的には「臨時・くみ取り式水洗」が対象となりますが、平成28年4月に「10リットル当たり45円」から「70円」へ一度に改定するものでございます。「人数制」につきましては、「1人当たり月額150円」から「500円」の改定となります。引き上げ率が「233.3%」となりますことから、激変緩和措置といたしまして、3回に分けて引き上げを実施いたしますが、一方、「容量によるもの」、いわゆる「従量制」につきましては、引き上げ率は「55.6%」であり、人数制の手数料と比較いたしまして、大幅な引き上げとはなりませんことから、一度に改定をするものでございます。
  続きまして、現在久喜宮代清掃センター管内におきまして、生し尿の収集を実施している世帯でございますが、平成26年度末日現在といたしまして、成果調書の12ページにございますとおり、久喜市久喜地区「302世帯」、宮代町「405世帯」、計「707世帯」でございます。また、それぞれの地区の世帯数の割合は、久喜地区の総世帯数「2万8,913世帯」に対しまして「1.0%」、宮代町の「1万4,062世帯」に対しまして「2.9%」、久喜宮代清掃センター管内世帯数「4万2,975世帯」に対しまして「1.6%」の割合となってございます。
  なお、対象となります世帯の住居の実態、持ち家、アパート、借家等の実態につきましては、把握してございませんので、ご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けいたします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 最初にちょっとお聞きしたいのですけれども、今全体の世帯数が707世帯となっておりますけれども、この12ページによりますと、小計で727世帯になるのではないかなと思うのですけれども、今の707世帯と言ったのですけれども、どちらが合っているのでしょうか。こちらが合っているのですか。
                 〔「失礼しました。こちらなのですけれども、707世帯……」
                   と言う人あり〕
議長(加納好子君) そこでしゃべってはだめです。
                 〔「はい」と言う人あり〕
4番(山下秋夫君) まず最初に、ちょっとお聞きしたいのですけれども、これは一つの質疑になってしまうのですか。
議長(加納好子君) はい。再質疑でまた……。
4番(山下秋夫君) では、まとめて言います。その世帯数がちょっと違うなと思うのと、それと3年かけて500円にするとされていますけれども、これは毎年標準、1件当たりの値上がり率、額は平均でどのぐらいになるのか、その辺のところを年度ごとにお答えいただければありがたいなと思います。2点お願いいたします。
議長(加納好子君) 山下議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 山下議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  先ほどの件数でございます。大変失礼いたしました。こちらの成果調書のほうには、山下議員のご指摘のとおり、久喜、宮代、小計で、久喜地区につきましては302世帯、それから宮代町につきましては425世帯、こちらの登録は、合わせまして727世帯の登録となってございます。こちらの登録世帯なのですけれども、この中に、実は登録をしながら、特にこれは従量制なのですけれども、登録をしながらも数年に1回、そういった割合で作業を実施している世帯がございます。ですので、こちらの成果調書のほうには載ってくるのですが、実態といたしましては、先ほど答弁いたしました、707世帯、こちらが実際の手数料の通常徴収をさせていただいている世帯数となります。
  続きまして、3回の改定におけます、それぞれの引き上げ率でございます。まず、人数制、平成28年4月から260円、110円の値上がりとなります。こちらの引き上げ率につきましては73.3%となります。
  続きまして、平成29年4月、こちら380円、120円の引き上げとなります。こちらの引き上げ率は46.2%。続きまして、平成30年4月、500円となります。そして、120円の引き上げ、31.6%という引き上げ率でございます。また、従量制につきましては10リッター当たり現行の45円から平成28年4月、70円、こちらは先ほどの答弁のとおり55.6%、こちらの引き上げ率となります。
  以上でございます。
                 〔何事か言う人あり〕
議長(加納好子君) 山下議員、指名します。
                 〔「はい」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 山下議員、答弁漏れがありますか。
4番(山下秋夫君) あります。額について質疑しているのですけれども、どのぐらいになるのか、平均で。1世帯当たりの平均はどのくらいになるのか。
議長(加納好子君) わかりました。答弁漏れがあります。
  鈴木業務課長補佐、答弁を求めます。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) ただいま答弁漏れがございました。額についての平均でございます。こちらなのですけれども、平均の登録世帯の構成の人数は、久喜宮代管内合計で2.04人となっております。ですので、現行でありますと、月額お一方150円でございますので、月額300円、年額で3,600円、こちらの手数料を頂戴している状況でございます。こちらの手数料が、それぞれに先ほどの金額の単価となりますので、割合としましては、先ほど割合ずつ上がっていくと、こういった形になります。最終的にはお一方500円、1世帯、組合といたしますと、月額1,000円となりますので、掛ける12カ月、1年間ですと1万2,000円、こういった形の手数料となるものでございます。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再々質疑をお受けいたします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 1万2,000円、最終的には3年かけて3,600円から1万2,000円になる、これが平均額だということで、受けとめております。確かにこれだと3.3倍ぐらいになるのかなという感じはしますので、一方的な、先ほどやられた質疑の中でも、使用世帯の住居の実態ということで質疑しましたけれども、こういう普通便槽でやっているところというのは、持ち家でも改装が難しいところだとか、アパートとか、借家が多いと思います。そこに住んでいる人たちというのは、少なくとも低家賃で住めるということは、一番のところで住んでいるのだと思います。そういうところに対して3.3倍値上げするという、その辺のところの考え方というのをもう一度ちょっとお聞きしたいのですけれども、どういうふうに考えているのか、お願いしたいと思います。
議長(加納好子君) 山下議員、どういうふうに考えているかというようなご質疑でしたが、業務課長補佐が答弁します。
4番(山下秋夫君) いいですよ。
議長(加納好子君) お願いします。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) それでは、山下議員の質疑につきましてご答弁を申し上げます。
  先ほどご質疑をいただいておりました、そういった現在のし尿処理世帯に係る金額は、かなりの率での値上がりになるがと、そういった趣旨のご質疑だったと思います。久喜市、宮代町の下水道担当課及び社会福祉の担当課のほうに確認をさせていただきましたが、それぞれの市、町で行っております下水道事業、こちらにかかりまして、生活困窮の理由によります下水道使用料につきましての減額や免除、こういったことは行っておらない、そのような形での回答をいただいております。つきましては、こちらのし尿処理につきましても、下水道と同様の内容となりますので、こちらのし尿処理手数料につきましても、手数料の減額や免除、そういった考えは、実施することは現状考えておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 以上で山下議員の質疑を打ち切ります。
  次に、杉野議員、お願いします。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 3番、杉野でございます。引き続き、議案第12号につきまして質疑をいたします。
  通告どおりでございますが、今回方式の統一ということで、久喜宮代の場合、前の議会で提案された資料もありましたけれども、今回この提案になったわけですけれども、その辺はAの計算根拠、考え方のところでお尋ねをしたいと思います。
  初めに、1としましては、この方式の統一ということになっていない部分ですね、それから値上げ改定による影響、先ほど個別のものがありましたけれども、総額で、平成26年度実績からどれぐらいの影響になるのか、伺います。
  Aのほうですが、先ほども申し上げましたように当初のご提案、前の議会の資料でいただいたところでは、方式の統一ということで、各戸に合わせるということがありましたけれども、今回はこういった提案になっております。その辺も含めて、こういう提案になった理由と計算の根拠ですね、根拠については、いわゆる受益者負担のことですとか、いろいろあると思いますが、その辺の根拠、それから考え方について、まずお伺いします。
議長(加納好子君) 杉野議員の質疑に対する答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) ただいまの杉野議員のご質疑につきましてご答弁申し上げます。
  まず、1番の「方式の統一」についてでございますが、現在久喜宮代清掃センターにおける、し尿収集につきましては「委託方式」により、また八甫清掃センター管内におきましては、「許可方式」により業務を実施してございます。今回の条例改正につきましては、「し尿処理手数料」の改正となってございます。それぞれの収集方式につきましての変更はございません。
  また、「値上げ改定」による影響でございます。こちらの世帯数につきましては、先ほど議員にご答弁申し上げましたとおりの世帯となっております。そして、手数料の改定につきましても、人数制につきましては3回、従量制につきましては1回という形で段階的に引き上げを予定させていただくものでございます。全体といたしまして、今回の手数料改正による手数料収入の推移といたしましては、「仮設トイレ作業分」「浄化槽汚泥搬入分」「農業集落排水施設汚泥搬入分」を除きました、し尿くみ取り対象世帯のみを対象とする場合の、平成28年度見込額は「486万円」となります。平成26年度実績につきましては「333万7,390円」でありますこと、また本年度の決算額を「313万円」と見込んでおりますことから、手数料改正による手数料収入額は、来年度、前年比でおよそ50%の増となります。
  続きまして、改定の理由、計算根拠、考え方につきましてでございます。久喜宮代清掃センター管内における、し尿収集は「委託方式」にて実施をしており、住民負担額は条例により定められているところでございますが、昭和63年以降据え置きとなっていることもあり、県内で最も低額となっております。
  一方、八甫清掃センター管内におきましては、「許可方式」にて実施しております。住民負担額は、作業量、作業頻度、作業場所などの条件を踏まえ、許可業者と合意の上で決定されておりますが、その負担額は県内の平均額とほぼ同額でございます。住民の皆様の不公平感を解消するためには、久喜宮代清掃センター管内の手数料を八甫清掃センター管内の負担額と同程度、これは県内の平均額とほぼ同額となりますが、こちらのレベルまで引き上げることが必要であるとの判断から手数料の改定を実施するものでございます。
  続きまして、手数料単価の算定に係る考え方、根拠でございます。今回の改正の理由は、先ほど申し上げましたとおり、し尿処理に係る住民負担額を八甫清掃センター管内とほぼ同額とし、地域間の差が生じないようにすることが基本的な考え方でございます。
  平成26年に八甫清掃センターが許可業者へ実施しました「聞き取り調査」の結果から、作業量10リッター当たりの単価を「70円」と設定いたします。そして、「標準世帯人数」を「2名」、「1人1日当たりし尿排出量」を環境省統計から引用し、「2.33リットル」と設定いたします。これにより標準世帯2名の1日当たりし尿排出量「4.66リットル」に年間日数を乗じることで、世帯当たりの年間排出量は「1,700リッター」となります。この「1,700リッター」に手数料単価10リッター当たり70円を乗じますと、年間で「1万1,900円」となります。ここから逆算し、1人当たり月額「500円」、2名世帯の場合、年額「1万2,000円」とさせていただいたものでございます。
  そして、この手数料金額を2つの角度から検証いたしました。1つは、「受益者負担の観点」、2つ目は、「埼玉県内の他の自治体との比較」でございます。
  まず、「受益者負担の観点」からの検証でございますが、平成26年度決算額をもとに算出いたしましたところ、久喜宮代清掃センターにおける、し尿処理経費は「1億3,450万7,049円」、また施設投入量は「1万567.77トン」でありましたことから、し尿処理原価は10リッター当たり「127.3円」となりました。現行の手数料額は10リッター当たり「45円」でありますことから、受益者負担率は「35.3%」となりますが、今回の手数料改定に伴い、受益者負担率は「55.0%」となります。これは久喜市下水道事業に係る中期経営計画における目標経費回収率であります「53.5%」、平成26年度の経費回収率実績といたしまして、担当課から聴取いたしました「55.2%」と同等となりますことから、今回の手数料改定に係る受益者負担率は適正な割合であると考えております。
  そして、「埼玉県内の他の自治体との比較」でございます。あらかじめお配りさせていただいております、議案質疑参考資料の2ページ、年額し尿処理手数料(人数制)にございますとおり、し尿処理手数料につきまして、条例を定めております埼玉県内31市町村の平均は、2人世帯の場合、年額「1万1,483円」、県内で最も低い「久喜宮代清掃センター」を除く30市町村の平均は年額「1万1,745円」でございました。今回の手数料改正により、2人世帯の場合、年額「1万2,000円」となりますことから、県内においても標準的な金額であろうと考えております。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  杉野議員。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) ご答弁いただきました。計算根拠につきましては、受益者負担の考え方、それから適正価格、他の団体との比較等、それから原価の計算ということで、算式も含めて答弁いただきました。ご答弁の結論としましては、県内で標準的な金額、住民負担、利用者負担に合わせるということでございました。同時に、八甫と同額にするためというような認識もありました。この八甫と同額にすることだけを考えれば、八甫のほうを低くすることもできるわけですね。ですから、その辺の考えがなくて、いきなり標準的にというのは、これから全ての住民負担、手数料等は県の平均に合わせていくというお考えなのでしょうか、それをひとつお伺いしたいと思います。
  それから、ちょっと具体的なことになるのですけれども、先ほどご答弁で、くみ取りの関係で486万円という数字を示していただきました。これで50%増になるということでしたが、先ほどの成果表にありました、727世帯掛ける年負担の差額8,400円イコール610万円というふうに単純に見ておったのですけれども、そうではなくて、使用実態等があるのでということもありましたが、実際の総額は486万円ということで、平成26年度の決算から導き出したということでしたが、ちょっとその点だけご確認いただきたいと思います。
  それから、考え方のところなのですが、前者、議員から質疑もありましたけれども、人数制のところは、1回目、第1条の関係ですと、110円の値上げになって73%、先ほどご答弁いただきました。第2条の関係が380円ですので、120円、46%、第3条の関係、平成30年4月1日の最後の3回目の引き上げで120円、31.5%、これは激変緩和だということですけれども、これは逆に考えれば、激変緩和したということではなくて、3年連続した大幅値上げではないかと思うのです。その辺の額が小さい、確かに小さいのですけれども、大きな引き上げになって、しかも3年連続だというふうな捉え方を私はするのですが、そういった点で認識ですね、これが本当に激変緩和なのかということなのですが、そのあたりもお考えを伺いたいと思います。
  以上です。
議長(加納好子君) 杉野議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) ただいまの杉野議員の質疑にご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。今回の手数料改定に係ります金額を算出いたしまして、県内平均、八甫清掃センター管内の実際の住民負担額、こちらの関係でございます。こちらの考え方でございますが、さきの廃棄物減量等推進審議会の答申におきまして、その答申の内容といたしまして、し尿手数料の住民負担額を八甫清掃センターと同じレベルにすることで、管内の手数料の均一化を図るという趣旨の答申をいただいております。当組合といたしましては、こちらの答申を重く受けとめまして、今回このような形で八甫清掃センター管内の住民の負担額と同一となるよう、こういった形で、考えといたしましては、当初手数料の改定をさせていただいたものでございます。
  その結果なのですけれども、現在の八甫清掃センター管内におけます住民負担額、こちらは県内の調査によりますと、県内のし尿収集世帯の住宅負担額とほぼ平均の値であることがわかりました。そういう形で、当初は八甫清掃センターとあわせて管内の手数料の均一化を図ることが当初の目的であります。付随いたしまして、結果といたしまして、埼玉県内の平均の手数料に設定することになる、こういった形となることをご了承いただきたいと思います。
  続きまして、全体の影響ということでございます。先ほど486万円という形で金額を申し上げました。こちらなのですけれども、平成28年度の予測ということで、概算で486万円と申し上げました。し尿処理世帯につきましては、毎年6%から7%程度の割合で減少をしておる状況でございます。平成26年度から平成27年度、そして平成27年度から平成28年度、こういった形で、毎年、毎年こちらの減少率を含めまして、加えまして、手数料額を、全体の予測をさせていただいているものでございます。ちなみに平成28年度の予測といたしましては、し尿くみ取り世帯638世帯、手数料額、およそ486万円、平成29年度予測、し尿くみ取り世帯、598世帯、手数料収入額、581万円、平成30年度予測、し尿くみ取り世帯、561世帯、663万円、こちらが今回の手数料に係る全体の影響になるのかと考えております。
  以上でございます。
                 〔「1つ答弁漏れがあるのですが」と言う人あり〕
議長(加納好子君) はい。鈴木業務課長補佐、激変緩和でなく、単なる連続値上げではという質疑がありますが。
                 〔「もう一つです。県平均に全て合わせていくのかというこ
                   ともお答え願いたいと思います」と言う人あり〕
議長(加納好子君) そうですね。
業務課長補佐(鈴木昌利君) 大変失礼いたしました。答弁漏れに答弁させていただきます。
  まず、1点目でございます。今後手数料は県内平均に合わせていくのかと、こういった趣旨のご質疑であったと思います。手数料についてなのですけれども、こちら県内の平均ありきではないと考えております。つまり、先ほどの私どもの管内におきます、事業に係ります総経費として受益者負担割合、こういったものを考えまして、まずはそこから算定していくのが筋だと考えております。その結果として、県内の状況ということは、確認をすることはありますが、県内の状況ありきで、最初からそういった手数料等を算定するものではないと考えております。
  続きまして、2点目でございます。今回の手数料で大幅な値上げと考えられるのではないかと、そういった趣旨のご質疑であったと思います。今回の手数料値上げ、確かに人数制につきましては233%の値上げという形で、少なからぬ比率で値上げを計画させていただくことになります。ただ、こちらの金額の算定につきましては、先ほど申し上げましたが、私どもの清掃センターで実際に経費としてかかっております経費から、そして住民負担の割合、それを市、町で行っております、同様の事業でございます下水道、こちらの考え方もあわせまして、経費を算出いたしまして、適正であろう手数料を算出したものでございます。
  ただ、先ほど申し述べましたとおりの金額が、昭和63年以降見直しをされておりませんでしたことから、それと実際にここまで持っていくには、一度にというわけではございません。そういったわけにはいきませんので、単年度ごとに段階を踏みながら、手数料の値上げをさせていただくわけでございます。また、そういった形で本来の持っていきたいレベルまで、手数料の上昇という形になりますので、必ずしも毎年の大幅値上げをしていこうとは私ども考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再々質疑をお受けします。
  杉野議員。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) お考えは大体理解をいたしました。当然かかっている経費を算定した上で、本来の負担レベルに引き上げるということでございました。同時に、これは少なからぬ値上げになっているということもお認めになりました。やはり前者、山下議員もおっしゃっていましたように住民の生活実態、利用者の実態を考えるということならば、機械的な県平均になるような大幅値上げはすべきではなかったと思うのです。こちらは、やはり当初の資料でいただいたように行政負担の資料も前回いただきましたが、これについては、公共下水道も含めて上下水道、それから都市公園、道路などについての目的税である都市計画税も出されていますので、単純な行政負担ということにはならないと思います。やはり行政の負担程度、それから住民の負担程度、その辺はもう少し精査する必要があるのではないかなというふうに思いました。
  以上です。質疑ではありません。
議長(加納好子君) 以上で杉野議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして、議案第12号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第13号 平成26年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての質疑をお受けします。
  なお、この議案につきましては、歳入歳出に分けて通告順に順次お受けします。
  まず、歳入からお受けします。
  初めに、山下議員、お願いします。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 議席番号4番の山下です。それでは、質疑をさせていただきます。
  まず最初に、歳入のほうからお願いいたします。議案第13号 平成26年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、歳入のほうからお願いいたします。
  9ページの使用料及び手数料について、平成24年度では1億4,893万円、平成25年度では1億9,858万円、平成26年度、本決算では2億3,861万円となっていますが、ふえた主な理由を教えてください。
  それと、10ページでございます。財産収入、物品売払収入で、平成24年、平成25年と比べて約1.4倍となっております。プラスの要因は。また、久喜宮代清掃センターで1.64倍、菖蒲清掃センターでは1.93倍、八甫清掃センターでは1.067倍とバランスが欠けていますが、その要因となっていることを教えてください。
  それから、13ページです。雑入、ペットボトル等有償入札拠出金であります。久喜宮代清掃センターでは1,978円、菖蒲清掃センターでは366円、八甫清掃センターでは902万5,720円となっておりますが、このわけを教えてください。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 山下議員の質疑に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) おはようございます。山下議員のご質疑について順次ご答弁申し上げます。
  決算書9ページ、「使用料及び手数料」の推移についてでございます。過去3年間の決算額といたしましては、平成24年度は「1億4,893万1,559円」、平成25年度は「1億9,858万9,021円」、前年度比「33.1%」の増、平成26年度は「2億3,861万8,132円」、前年度比「20.2%」の増となっております。
  平成25年10月に「ごみ処理手数料」を改正し、各清掃センターにおいて統一をいたしましたことが、増額の主な要因であると考えております。手数料改正の時期が、平成25年10月でございましたことから、決算額を年度で比較した場合、3年間にわたり影響することとなりました。手数料改正の概要につきましては、家庭系ごみを直接搬入する場合の処理手数料を「10キログラム当たり100円」に統一いたしました。特に久喜宮代清掃センターにおきましては、改正前は「無料」で受け入れを実施しておりましたことから、そのまま手数料収入の増につながったものでございます。また、八甫清掃センターにつきましては据え置き、菖蒲清掃センターにつきましては、「10キログラム当たり130円」でありましたので、値下げとなったものでございます。
  また、事業系ごみを直接搬入する場合の処理手数料といたしましては、「10キログラム当たり200円」に統一いたしました。久喜宮代清掃センター、八甫清掃センターにおきましては、改正前は「10キログラム当たり100円」でありましたことから、引き上げ分が、そのまま手数料収入の増につながったものでございます。また、菖蒲清掃センターにつきましては、据え置きでございました。
  同時に、久喜宮代清掃センター管内に限り、小規模事業所が「ごみ集積所」を利用する場合の処理手数料を「10キログラム当たり200円」から「300円」に変更してございます。この「ごみ処理手数料の改正」が手数料増額の主な要因であると考えております。
  続きまして、10ページ、「財産収入」のうち「物品売払代金」決算額のプラスの要因及び各センター間のバランスについてでございます。
  「物品売払代金」は、衛生組合が収集したものの中から有価物として売却しました収入を計上しているものでございますが、うち「資源回収物売却」は9割以上を占めております。この「資源回収物売却」の決算額といたしましては、久喜宮代清掃センターは、平成25年度は「4,417万2,839円」、平成26年度は「7,255万8,807円」、64.3%の増、菖蒲清掃センターは、平成25年度は「437万1,324円」、平成26年度は「842万3,594円」、92.7%と大幅に増加しておりますが、八甫清掃センターは、平成25年度は「1,820万6,795円」、平成26年度は「1,945万1,457円」、6.8%の増となっております。
  久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターにおける「資源回収物売却」の決算額増額の要因といたしまして、平成26年度からペットボトルの売却を「指定法人ルート」から「独自ルート」に変更したことが挙げられます。
  平成25年度におきましては、「容器包装リサイクル法」に基づき「日本容器包装リサイクル協会」を通じた「指定法人ルート」にて3センター分の全量を処理しておりました。しかしながら、平成26年度におきましては、「瓶」や「缶」と同じ袋で「ペットボトル」を収集する、いわゆる「混合収集」を実施している「久喜宮代清掃センター分」及び「菖蒲清掃センター分」につきましては、衛生組合が独自に業者に売却する「独自ルート」へと処理方法を切りかえております。これは「指定法人ルート」は、「混合収集」によるペットボトルは、「単独収集」に比較して品質が劣ると判断されましたことから、収集方法が入札価格に大きく影響したところでございます。
  一方、「独自ルート」では、一定の品物を保っていれば、収集方法が売却価格に与える影響は少ないことが判明いたしましたことから、平成26年度から売却ルートを切りかえたことにより、その売却額が「資源回収物売却」として計上されることになったものでございます。
  なお、ペットボトルの売却量及び売却額といたしまして、「久喜宮代清掃センター分」は成果調書14ページにありますとおり「455.88トン、2,181万6,615円」、「菖蒲清掃センター分」は15ページ、「71.10トン、340万1,825円」でございます。
  八甫清掃センターにおきましては、ペットボトルの処理を、これまでと同様に「指定法人ルート」にて実施しており、その収入は「資源回収物売却」ではなく、「有償入札拠出金」として計上しておりますことから、各清掃センターにおきまして増加率に差が生じたものでございます。
  続きまして、13ページ、「ペットボトル等有償入札拠出金」に関する質疑にご答弁申し上げます。この「有償入札拠出金」につきましては、「容器包装リサイクル法」に基づき、資源化を行う事業者が、「日本容器包装リサイクル協会」が実施する入札に参加することで、有価で資源を買い取ることとなった場合に、相当額が「協会」を通じて衛生組合に支払われるものでございます。
  平成26年度の「ペットボトル等有償入札拠出金」でございますが、久喜宮代清掃センター分「1,978円」、菖蒲清掃センター分「366円」につきましては、成果調書17ページに記載してございますとおり、「茶色瓶」に係るものでございます。
  一方、八甫清掃センター分「902万5,720円」につきましては、「ペットボトル」に係るものでございます。特にペットボトルにつきましては、先ほどの「資源回収物売却」につきまして答弁いたしましたとおり、久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターにつきまして、平成26年度から、これまでの「指定法人ルート」から「独自ルート」へと処理方法を切りかえております。これにより、平成25年度まで計上されておりました「ペットボトル」分の拠出金が、平成26年度には計上されておりませんことから、決算額が大きく変動することとなったところでございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) ご答弁ありがとうございました。それでは、再質疑させていただきます。
  使用料及び手数料の問題なのですけれども、持ち込み塵芥処理は成果調書10ページになるのですけれども、事業系ごみの搬入で、組合収集で久喜が197社、宮代町では83社となっております。この辺のところの事業所の従業員数や規模別、資本ですか、その辺のところは大きさはわかりますか。また、許可搬入の1社の定義とは、中小企業なんかを集めて、そこを搬入した、集約したごみの搬入業者なのか、その辺のところもちょっと教えていただきたいなと思います。
  また、この成果調書の10ページなのですけれども、久喜と宮代町の、搬入の1件当たりの単価が、ちょっと計算したのと違うのです。その辺の理由を教えていただきたい。例えば宮代95社で割った場合、1,529万1,600円を95社で割ったのと、久喜のほうの5,127万3,400円を374社で割って、1件当たりの搬入量の単価がちょっと違うような感じがするのですけれども、その辺のところの理由を教えていただきたいなと思っております。
  あと、自己搬入事業者の規模別従業員数や、その辺のところは、どのくらいの、1人業者なのか、2人業者なのか、そういうところがわかるか。それとも普通の一般の商売をやっている、食堂とか、そういうところが自己搬入しているのかどうか、その辺のところもお聞きしたいなと思っております。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 山下議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 山下議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  まず、1点目の10ページです。事業系の業者の従業員数とか、資本につきまして、こちらにつきましては、従業員数とかというのは確認してございません。
  それと、許可業者の関係ですけれども、これは先ほどちょっとよくわからなかったのですけれども、ここら辺につきましても、あくまで申請に基づいて、私どもの衛生組合の要件に沿った形で審査をして許可を与えておりますので、許可の条件を満たした事業者に許可を与えているということで、ご理解をいただきたいと思います。
  それから、個人の、事業系で自己搬入している、やはり従業員数とか、お店の種類ですとか、これも申請にはあるのですけれども、改めて集計はしてございませんので、申しわけないのですけれども、この場で個人のお店が何軒あって、業種が何件で、それに対して従業員数が何人とか、申請を見ればわからないこともないのですけれども、集計はしてございませんので、この場ではお答えいたしかねる部分がございます。
  あと、単価の関係でございますけれども、これはやはり搬入件数、久喜分と宮代分につきましては、やはり業者数等収入金額、それを単純に割り返しますと、そういった差は出てしまいます。ただ、単価につきましては、両方とも変わっておりませんので、その辺の関係につきましては、業者数の関係で違いが出てくると思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(加納好子君) 再々質疑をお受けします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 一番最後の部分ですけれども、業者数によって違うということで言われておりますけれども、これはどうやって確認をしているのでしょうか、業者数。ここには久喜では197社が運搬している、宮代では83社が運搬している、これは組合収集ですね、許可搬入としては、久喜は374社、宮代では95社、自己搬入は延べ件数が5,681件、宮代では3,133件となっているのですけれども、その辺の業者数の違いと言われても、ここには何件運んでということで出ていますね。その辺のところをどうやって把握しているのか、まず最初にお聞きしたいと思っております。
  それと同時に、この組合収集でやっている、単純に計算すると、宮代では1万8,148円、久喜のほうでは1万6,437円、許可搬入では、宮代では16万964円、久喜のほうでは13万7,094円、このように変わっているのですけれども、その辺のところが、ちょっとわからないなという感じがするのですけれども、同じ値段でやれば、大体同じように出てくるのが普通ではないのでしょうか。よろしくお願いいたします。
議長(加納好子君) 山下議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 山下議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
  まず、事業系の業者数の関係ですけれども、これは登録に基づきまして数のほうを確認してございます。
  それから、2点目の金額のほうにつきましては、改めて確認させていただきますので、お時間いただければと思います。よろしくお願いいたします。
                 〔何事か言う人あり〕
議長(加納好子君) 藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 2点目の関係につきましては、ちょっと保留という形で答弁させていただきたいと思います。
議長(加納好子君) 山下議員、保留ということで答弁をもらいました。
4番(山下秋夫君) 答えられないのではしようがないでしょう。
                 〔何事か言う人あり〕
議長(加納好子君) ここで休憩します。

    休憩 午前10時12分

    再開 午前10時25分

議長(加納好子君) 再開します。
  休憩前の山下議員の質疑に対する答弁、そして訂正があります。お願いします。
  まず答弁、藤井業務課長、お願いします。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) お時間をいただきましてありがとうございました。
  先ほどのご質疑でございます、許可業者の搬入、登録者374社、これは久喜です。収入額5,127万3,400円、それと宮代、これが登録業者95社に対して収入額が1,529万1,600円ということで、それぞれの1業者の平均を出しますと、久喜地区が13万7,000円、それから宮代地区が16万円、1社当たりの業者の額を出しますと、やはり議員言われたとおり、宮代地区のほうが高くなっております。これにつきましては、宮代町の業者さんの規模が大きく、一度に出すごみの量が比較的大きいことに対しまして、久喜地区につきましては374社ありますけれども、1業者当たり出す割合が、小規模事業者が割と多くて出す量が少ないということから、こういった金額の差が出たものでございます。
  それと、先ほどの決算書9ページの使用料及び手数料の推移についての答弁の中で、ちょっと間違いがございました。訂正させていただきたいと思います。過去3年間の決算額といたしまして、平成24年度は1億4,893万1,559円、それから平成25年度は1億9,858万9,021円、前年度比、私「33.1%」の増と申し上げましたけれども、前年度比「33.3%」でございます。おわび申し上げて訂正させていただきます。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 以上で山下議員の質疑を打ち切ります。
  次に、猪股議員、お願いします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 通告順に質疑をしてまいります。
  まず、歳入、8ページ、9ページ、手数料でお伺いいたします。毎年、当局のほうで、実際の数値の変遷、現状の成果、それをどのように評価しているのかということをお聞きしていきます。多量排出事業所ごとの搬入量、平成25年度、平成26年度の量と増減について、一覧表にして配布してくださいということで、書かせていただきました。その内容について、業種ごとの増減はどうなっているのか、それら増の原因についてどのように把握しているのか、評価、認識をお伺いしたいということであります。
  2つ目ですけれども、各多量排出事業所の減量計画書の数値と達成度、実際の搬入量の比較増減はどうなっているのか。これもそこの中身、記載されていますけれども、それらの達成、未達成の分析と評価、これを明らかにしてください。
  次に、12、13ページで、容器包装再商品化、それからPET有償入札拠出金の関係で、3、4とお伺いするのですが、調書の14ページから17ページに物品売払代金と、それから後のほうには有償入札拠出金の関係が数値として出ています。山下議員のほうからも質疑がありました、一部重なります。
  まず、容器包装再商品化合理化拠出金ですが、それぞれのセンターとも「品質」基準配分額、それから「低減額」基準の配分金ともに大幅な増額となっています。その理由についてご説明ください。
  それから、PET有償入札拠出金ですが、これは八甫清掃センターについては、前者の答弁でもありましたように有償入札でやっています。これは平均単価、17ページの一番下の表で計算をしますと、平均単価5万2,171円ということになります。一方、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターのほうは、物品売り払いということで、再商品化ルートが別の計上をしています。こちらのほうの単価は、14ページ、15ページに載っておりますが、4万7,520円から4万8,600円、大体4万8,000円ぐらいということになります。再商品化のほうと大きな差があるわけですけれども、これもこの前も説明されていますように混合収集のために品質が悪くて有償入札のほうにのっていかないということがあります。としますと、この久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センターの混合の回収の方法を変更していくことを検討する必要があるということになる。そうすれば、品質が向上するということが期待をされるわけですけれども、どのように考えておりますか、お願いします。
  それから、調書の10ページで、これも前者の質疑と一部重なります。前者も触れておりましたけれども、10ページの一番下の表です。久喜宮代清掃センターの事業系のごみで組合搬入、特に許可搬入のほうが減少して、自己搬入のほうにシフトしていっています。自己搬入の件数が大幅にふえてきています。この原因について説明をください。
  以上です。
議長(加納好子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
  初めに、加入手数料について、鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) ただいまの猪股議員のご質疑に、多少内容が重複するところがございます。1番、2番、そして5番につきまして、私のほうから順次ご答弁申し上げます。
  まず、1番の「清掃センター別、多量排出事業者ごとの搬入量」、平成25年度、平成26年度の量と増減につきまして、お手元に資料をお配りしてございますので、ご確認いただきたいと思います。
  初めに、業種ごとの増減並びにそれらの増の原因につきましてご答弁申し上げます。お手元の参考資料6ページから8ページ、清掃センターごとに記載してございます。「平成26年度業種別多量排出事業所対前年度搬入実績一覧」に基づきまして、ご説明を申し上げます。
  まず、多量排出事業者の搬入量比較増減でございますが、最初に「各センターの総量」、次に「業種ごとの内訳」の順に説明をいたします。業種の順番につきましては、多量排出事業者に該当している事業者数が多い順となってございます。
  それでは初めに、6ページ、久喜宮代清掃センター管内でございます。大幅な増減が見られた事業者に対し聞き取り調査を実施しておりますので、あわせてご報告申し上げます。
  平成26年度における多量排出事業者は「49事業者」、搬入実績といたしまして「2,078.02トン」でございました。これに対し平成25年度は「2,171.63トン」でありましたことから、「93.61トン」、4.31%の減量となってございます。
  また、業種別の分析でございますが、初めに外食産業でございます。該当は10事業者、小計@のとおり、対前年度比で「33.48トン、9.08%」の減となっております。この外食産業の中で最も多量に排出しておりました事業所は、対前年度「22.72トンの減」となっておりますが、その理由を確認いたしましたところ、「店舗への納入について、過剰包装の廃止を実施したこと」や、「発注精度の向上により商品を売り切ることによる廃棄物の削減」「生ごみの水切りの徹底など」によるものとのことでございました。また、第10位の事業所につきましては、対前年度で「4.69%の増」となっておりますが、「売上増」と「メニュー拡大による梱包材の増加」によるものと聞いてございます。
  次に、スーパーマーケットでございます。当該事業者は7事業者でございます。トータルでは、小計Aのとおり、対前年度比較で「16.53トン、4.74%の増」となっております。排出量1位から3位の事業者につきましては、対前年度比で減少しておりますが、第4位以下は増となっております。うち4位から6位につきましては、「売上増」と「家庭ごみの店舗への投棄」などが主な要因と聞いております。7位の事業者につきましては、平成25年7月に開店しましたことから、前年度4月から6月分が計上されていないことによる増でございます。
  次に、老人福祉施設でございます。当該事業者は7事業者でございますが、トータルでは小計Bに記載いたしましたとおり、対前年度比較で「4.74トン、1.01%の増」となってございます。この中で排出量第6位が「4.73トンの増」となっておりますが、「倉庫整理によりまして一時的に多量のごみが排出されたこと」、加えまして「紙おむつを使用する利用者の増加」によるとのことでございます。また、第7位は、「4.95トンの増」となっておりますが、先ほどと同様「紙おむつの使用量の増加」に加え、「食品廃棄率の増」とのことでございます。
  次に、医療機関でございますが、該当事業者は7事業者で、小計Cのとおり、対前年度比較で「6.02トン、1.75%の増」となっております。
  次に、食品製造業でございます。当該事業者は3事業者でございまして、小計Dのとおり、前年度比で「30.22トン、28.90%の減」となっております。排出量第1位の事業所につきましては、「28.09トンの減」となっております。その理由といたしましては、「長期在庫とならないように顧客への販売を促進したこと」、また「細かな在庫数のチェックでロスを減らした」とのことでございます。また、「取扱品目をロスの少ない商材に変更したこと」も減少の一因とのことでございます。
  次に、学校でございます。当該事業者は小計Eのとおり3事業者、「11.41トン、10.35%の減」となっております。
  次に、サービス業でございます。当該事業者は小計Fのとおり2事業者で、「7.74トン、10.36%の減」ととなっております。
  次に、娯楽産業でございます。当該事業者は2事業者で、小計Gのとおり「3.22トン、2.93%の減」となっております。
  次に、鉄道会社でございます。当該事業者は2事業者で、小計Hのとおり「1.29トン、3.26%の減」となってございます。
  次に、機械製造業でございます。当該事業者は2事業者で、小計Iのとおり「22.41トン、54.58%の減」となってございます。この2事業者は、関連企業でございまして、減の理由といたしましては、「事業所内の分別の徹底と枝木をチップにして肥料とし、所内で再利用したため」とのことでございます。
  次に、その他施設といたしまして、まず廃棄物処理業につきましては「16.28トン、35.33%の減」となってございます。理由を聞いたところ、「リサイクルの徹底によるもの」との報告を受けております。
  次に、家具販売店につきましては、前年度比「6.39トン、10.29%の増」となっておりますが、この事業者につきましては、仏具屋でございまして、「仏壇の買い替えの需要が多かったこと」が増の原因との報告を受けております。
  以下、給食センターから更生施設までは、減または微増となっております。
  次に、7ページの菖蒲清掃センター管内でございます。平成26年度における多量排出事業者は16事業者、その搬入実績につきましては「952.05トン」でございました。それに対しまして同事業者の平成25年度の搬入実績は「934.92トン」でございましたことから、比較いたしますと「17.13トン、1.83%の増」となっております。
  業種別で見ますと、まず外食産業でございますが、5事業者で小計@のとおり、対前年度比で「6.47トン、4.83%」の増となっております。排出量第5位の事業者につきましては、「4.01トンの増」となっておりますが、理由としては、「日々の廃棄物の発生に対して排出量の抑制がうまく機能していない」とのことでございます。対策として、「生ごみの水切り」はもちろんのこと、「適切な発注により廃棄を減らしていく」といった取り組みを推進して改善を図っていきたいと伺っております。
  次に、スーパーマーケットでございます。3事業者で小計Aのとおり、前年度比較で「15.19トン、16.85%の増」となってございます。この中で排出量第3位の事業者は「14.15トンの増」となってございますが、「分別の徹底ができず、生ごみが可燃物として処理されていたため」とのことでございます。
  なお、これを機に「関係者を集め、分別徹底のための講習会を実施する予定である」と報告を受けているところでございます。
  次に、老人福祉施設でございます。2事業者で、小計Bのとおり「0.43トン、0.26%の減」となっております。排出量第2位の事業者につきましては「9.05トン、10.84%の増」となってございますが、「増床したことにより、入所者が増加した」とのことを聞いております。
  以下、C番、大型商業施設から、H番、食品製造業につきましては、減または微増となっております。
  次に8ページの八甫清掃センター管内でございます。平成26年度の多量排出事業者に該当する事業者は25社でございまして、搬入実績につきましては「1,796.94トン」、対しまして平成25年度の同事業者の搬入実績量は「1,859.74トン」でございましたことから、比較いたしますと「62.81トン、3.38%の減」との結果となってございます。
  業種別で見ますと、まずスーパーマーケットでございますが、全部で7事業者、小計@のとおり、対前年度比較で「22.70トン、5.79%の減」となってございます。排出量第7位の事業者につきましては「6.10トン、6.44%の増」となってございますが、「近隣にマンションが建設されたことにより来客数及び売り上げが増加したことによるもの」との回答をいただいております。
  次に、老人福祉施設でございます。5事業者で、小計Aのとおり前年度比「84.91トン、31.67%の増」となってございます。老人福祉施設につきましては、全ての事業者で10トン以上の増となっております。「介護の重度化により紙おむつを使用する入居者が増加したこと」や「施設内での感染症の発生により入浴できなかった方に使用したタオルや手ぬぐいなどの使用量が増加したこと」による増であるとのことでございます。
  なお、これらの施設には職員が現地調査を行い、収集場所の排出量等を確認いたしまして、上昇となってございます数字が適正であることを確認してございます。
  次に、外食産業でございます。4事業者で小計Bのとおり、対前年度比「5.85トン、5.78%の増」となってございます。排出量第3位の事業者につきましては、「4.25トン、23.17%の増」となってございますが、「売り上げの増に伴う排出量の増」、そして第4位の事業者につきましては、平成26年2月に新たに店舗がふえたことによるとのことでございます。
  次に、食品製造業でございます。小計Cのとおり2事業者でございます。対前年度比「20.34トン、23.26%の増」となっております。理由といたしましては、排出量第1位の事業者につきましては、「売り上げが増加したこと」、第2位の事業者につきましては、「季節や天候によって野菜が傷み、廃棄の量が増加したため」とのことでございました。
  次に、娯楽産業でございます。2事業者で小計Dのとおり、対前年度比「4.11トン、4.00%の減」となっております。それぞれ減または微増でございます。
  次に、その他でございます。E番、医療機関でございますが、前年度比「28.46トン、21.29%の減」となっております。「入院患者の減少と外科医等の退職による手術の減少」、また「梱包材として簡易なものを積極的に採用したことによるもの」が理由であると聞いております。
  F番、大型商業施設は、前年度比「105.17トン、16.00%の減」となっております。この事業所につきましては、平成25年度に当組合の補助金を活用して業務用生ごみ処理機を導入し、減量化を進めているところでございます。
  以下、G番からI番につきましては、減または微増となってございます。
  続きまして、2番の各多量排出事業所の減量計画書の数値と達成度、実際の搬入量の比較増減及び分析評価でございます。多量排出事業者につきましては、久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例第12条第3項の規定に基づき、事業系一般廃棄物減量計画書の提出が義務づけられており、本年度は全90事業所が計画書を既に提出しております。
  最初に、戻ります。資料の3ページ、久喜宮代清掃センター管内につきまして申し上げます。久喜宮代清掃センター管内で減量計画を達成できた事業者につきましては、表の一番右にございます「減量計画目標達成」の欄に丸印を記載しております。23事業者、全49事業者中「46.9%」の事業者が減量計画を達成しております。また、平成25年度と比べて減量計画は達成できかったものの、搬入量が下回った事業者を加えますと、多量排出事業者49事業者のうち28事業者、57%の事業者につきまして、ごみが減量したという結果が出ております。
  次に、資料4ページでございます。菖蒲清掃センター管内で減量計画を達成できた事業者につきましては、16事業者のうち6事業者、38%の事業者でございます。また、平成25年度と比べて減量計画は達成できなかったものの、搬入量が下回った事業者を加えますと、多量排出事業者16事業者のうち7事業者、44%の事業者が減量しているという結果が出ております。
  続きまして、資料5ページ、八甫清掃センター管内で減量計画を達成できた事業者につきましては、25事業者のうち10事業者、「40%」でございました。また、減量計画を達成できなかった事業者のうち、減量できた事業者はございませんでした。
  次に、分析、評価でございます。まず、久喜宮代清掃センター管内についてでございますが、平成26年度に多量排出事業者に該当した事業者は49事業者、平成25年度は47事業者でありましたことから、事業者数は「2社の増加」でございました。6事業者が新たに加わりましたが、4事業者が外れております。また、搬入量につきましては、平成26年度の「2,078.02トン」に対しまして平成25年度は「2,088.75トン」でありましたことから、総量では「10.73トンの減」となっております。1社当たりの平均排出量といたしまして、平成26年度が「42.41トン」、平成25年度が「44.44トン」でございましたことから、「2.03トンの減」となっております。そして、平成26年度の事業系廃棄物の総量は「5,196トン」でございましたことから、多量排出事業者の占める割合は「40%」、平成25年度は「39%」でございましたことから、「1ポイントの増」となっております。
  このように「多量排出事業者の総排出量」、そして「多量排出事業者1社当たりの平均排出量」のいずれも減少しておりますことから、総体といたしまして、多量排出事業者のごみは減少傾向にあると認識しております。業種や店舗によりまして、減量に対しての熱意に多少の差はございますが、廃棄物管理責任者を筆頭に、ごみの減量にご協力をいただいているものと評価をしてございます。
  続きまして、菖蒲清掃センターにおきましては、平成26年度の多量排出事業者が16事業者、搬入量は「952.05トン」でございました。平成25年度は14事業者、「891.00トン」でありましたことから、「2社、61.05トンの増」となっております。4事業者が新たに加わりましたが、2事業者が外れております。1社当たりの平均排出量といたしまして、平成26年度が「59.50トン」、平成25年度が「63.64トン」でございましたことから、「4.14トンの減」となっております。そして、平成26年度の事業系廃棄物の総量は「1,992トン」でございましたことから、多量排出事業者の占める割合は「48%」、平成25年度は「47%」でございましたことから、「1ポイントの増」となっております。
  菖蒲清掃センターにおきましては、「1社当たり平均排出量」が前年度を下回っておりますことから、久喜宮代清掃センターと同様、廃棄物管理責任者を筆頭に、ごみの減量にご協力していただいているものと評価しているところでございます。
  なお、排出量が大幅に増加した事業者につきましても、1事業者は規模拡張による増床といったやむを得ない事情を踏まえながらも、排出量抑制の取り組みをさらに推進するといったことを聞いております。また、もう1事業者は、改めて従業員に対して減量の講習会を実施する予定であると伺っておりますので、今後改善がなされるものと理解しているところでございます。
  次に、八甫清掃センターでございます。平成26年度の多量排出事業者が25事業者、搬入量は「1,796.94トン」でございました。平成25年度は3事業者が新たに加わりましたが、3事業者が外れましたことから、事業者数の変更はございませんでした。しかしながら、平成25年度の搬入量は「1,783.00トン」でありましたことから、「13.94トンの増」となっております。また、1社当たりの平均排出量といたしまして、平成26年度が「71.88トン」、平成25年度が「71.32トン」でございましたことから、「0.56トンの増」となっております。そして、平成26年度の事業系廃棄物の総量は「3,296トン」でございましたことから、多量排出事業者の占める割合は「55%」、平成25年度は「53%」でございましたことから、「2ポイントの増」となっております。
  八甫清掃センターにおける多量排出事業者の搬入量の増につきましては、老人福祉施設における排出量の増が主立った理由の一つと考えておりますが、高齢化による利用者の増加、紙おむつの使用量の増加といったこともありまして、廃棄物の減量がうまく進んでいない実態があると考えております。しかしながら、いずれの事業者につきましても、廃棄物管理責任者を中心にごみ減量に取り組んでいるとの報告を受けておりますので、今後の動向を見守っていきたいと考えておるところでございます。
  以上、1番、2番につきましてでございます。
  続きまして、5番のご質疑でございます。清掃センターへの搬入件数につきましてご答弁申し上げます。成果調書10ページから12ページにかけて各清掃センターにおける搬入状況、手数料収入状況の表を掲載しておりますが、平成22年の衛生組合の合併以降、作成しております成果調書では、清掃センター間において記載項目及び記載内容が統一できておりませんでしたことから、今回から久喜宮代清掃センターの表の形式を見直し、3センター統一といたしましたことによりまして、記載する数値も変更となったものでございます。
  「事業系:組合収集」につきましては、集積所を利用して「事業系ごみ」を排出し、衛生組合が収集している事業所数でございます。主に小規模の事業所を対象とし、処理手数料は事前の計量により決定する、久喜宮代清掃センターのみの制度、いわゆる「定額制」事業所でございます。平成25年度、久喜地区「207社」、平成26年度「197社」ですので、「マイナス10社」、宮代町、平成25年度「85社」、平成26年度「83社」、「マイナス2社」、管内合計、平成25年度「292社」、平成26年度「280社」、「マイナス12社」でございます。この「定額制制度」は、本年9月をもちまして終了いたしましたが、2年前から周知しておりましたことから、一部事業者につきましては、集積所を使用せず、自己搬入へと早々に切りかえをいただいたものによる減と考えております。
  また、「事業系:許可搬入」につきましては、許可業者が清掃センターに搬入をしている事業所数でございます。昨年度お配りいたしました、平成25年度の成果調書には、項目の名前といたしまして、「自己搬入(事業系)」となってございましたが、こちらの欄にはみずから搬入する事業所に加えて、許可業者が搬入する事業所の合計を記載しておりました。一方、他の清掃センターにおきましては、以前から、みずから搬入する事業所数と許可業者が搬入する事業所数を分けて記載しておりましたことから、今回から他センターと同様に改めたものでございます。参考といたしまして、平成25年度調書と同様に記載した場合の事業所数の推移でございます。平成26年度、久喜地区「450社」、平成25年度は「427社」でございましたので、「プラス23社」、宮代町、「137社」、平成25年度も「137社」でございましたので、増減なし、管内合計「587社」、平成25年度は「564社」でございましたので、「プラス23社」となります。
  続きまして、「事業系:自己搬入」についてでございます。こちらの「事業系:自己搬入」につきましては、許可業者によらず、事業所みずからが清掃センターに搬入している数でございます。平成25年度までの調書には「自己搬入(事業系:現金)」とございますが、清掃センターに登録せず、搬入するたびに手数料を清算する事業所数の合計を記載しておりました。一方、他の清掃センターにおきましては、登録の有無を問わず、みずから搬入する事業所の搬入の延べ件数を記載しておりましたことから、今回から他センターに合わせて変更させていただいたものでございます。
  参考といたしまして、平成25年度調書と同様に記載した場合の搬入件数でございますが、平成26年度、久喜地区「延べ3,105件」、平成25年度は「延べ2,645件」でございましたので、「プラス460件」、宮代町、「延べ1,366件」、平成25年度は「延べ1,431件」でございましたので、「マイナス65件」、管内合計「延べ4,471件」、平成25年度は「延べ4,076件」でございましたので、「プラス395件」となります。
  このように事業系につきましては、「許可搬入」「自己搬入」ともに増加をいたしました。これまで集積所を使用して「ごみ」を処理しておりました「定額制事業所」につきまして、本年9月の制度終了を待たずに、清掃センターへの搬入へと早々に切りかえをいただいたことによるところが一つの原因だと考えております。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 続きまして、3番、「容器包装再商品化合理化拠出金」が大幅増額となった理由につきまして、ご答弁を申し上げます。
  「容器包装再商品化合理化拠出金」につきましては、前年度、容器包装リサイクル法に基づき再商品化された容器包装対象物について、再商品化に当たり、実際にかかった費用が、あらかじめかかるであろうと予想されていた額を下回った場合に対し、その差額を原資として、全国の市町村のうち当組合の引き渡した容器包装対象物の品質や低減額貢献度の割合を算出し、その割合に応じて日本容器包装リサイクル協会から「拠出金」として分配されるものでございます。今回の拠出金につきましては、平成25年度引き渡し分に対する拠出金でございます。
  当組合における再商品化合理化拠出金につきましては、「プラスチック製容器包装」の引き渡し量による割合が大きくなっております。この拠出金は、「「品質基準」に基づく配分額」と「低減額」貢献度に基づいて配分額」の大きく2つの項目によりまして配分が行われます。
  このうち「品質」基準に基づく配分額につきましては、平成26年度は「608万6,853円」、平成25年度は「517万9,343円」でございましたので、「90万7,510円」の増額となっております。
  理由といたしましては、1つは、原資となる「プラスチック製容器包装」の「再商品化合理化拠出金総額」が増額となったことが挙げられます。
  2つ目には、当組合と全国市町村の平成24年度と平成25年度の「プラスチック製容器包装」の引き渡し量を比較しましたところ、当組合の引き渡し量については、平成24年度の引き渡し量のうち、対象となる特定事業者負担分が「3,061トン」、平成25年度が「3,084トン」と「23トン」の微増であるのに対し、全国の配分対象市町村の引き渡し実績総量は、平成24年度が「54万6,037トン」、平成25年度は「53万6,605トン」と、わずかながら減少しております。このことから、当組合の全団体の排出量合計に占める割合が上昇したことにより配分額が上昇したものでございます。
  次に、「「低減額」貢献度に基づく配分額」につきましては、平成26年度が「638万5,439円」、平成25年度は「316万7,859円」でございましたので、「321万7,580円」の増額となっております。
  理由といたしましては、1つは、先ほど申し上げました「再商品化合理化拠出金についての原資」が増額となったこと、2つ目には、「容器包装リサイクル協会」による入札の結果、平成24年度と平成25年度の再商品化事業者が異なり、その再商品化手法も「合成ガス化」から「コークス炉化学原料化」へと変更となったことに伴うものでございます。
  プラスチック製容器包装については、再商品化の手法ごとに想定単価が定められており、「合成ガス化」は1トン当たり「4万172円」、「コークス炉化学原料化」は、1トン当たり「4万3,188円」と「コークス炉化学原料化」のほうが高く設定されております。一方、実際に再商品化にかかった費用につきましては、平成24年度が「1億977万5,773円」、平成25年度が「1億868万9,232円」と平成25年度のほうが低くなっております。
  低減額については、想定単価と実際にかかった費用との差額で算出されますことから、平成25年度の当組合の「容器包装プラスチック」につきましては、想定単価が上昇した一方で、実際にかかった費用が低下したことに伴い、低減額が大幅に上昇し、そのことにより全団体の低減額の合計に占める当組合の貢献度の割合が上昇したことにより配分額が上昇したものでございます。
  続きまして、ペットボトルの回収方法につきましてご答弁申し上げます。ペットボトルの回収方法といたしましては、既にご承知のとおり久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センターにおきましては、「瓶」や缶」と同一の袋で収集する、いわゆる「混合収集」を実施しております。一方、八甫清掃センターにおきましては、ペットボトルだけを単独で回収しております。「混合収集」に比較し、ペットボトルだけを収集する、いわゆる「単独収集」を実施した場合、ガラス破片等の異物の混入のリスクが少なくなることで、ペットボトルの品質向上が期待できるところでございます。
  しかしながら、八甫清掃センターにおきましては、回収したペットボトルを場内のストックヤードに置いて一時的に保管した後に市内の民間工場において「容器包装リサイクル法」に定める大きさのベールに成形した上で搬出されておりますが、久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センターにおきましては、場内での一時保管補助の確保が困難な状況でございますことから、ペットボトルを「単独収集」した場合、保管場所の確保が問題となります。
  久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センターのペットボトルにつきましては、平成26年度に「指定法人ルート」から「独自ルート」による売却へと切りかえておりますが、市場価格を的確に反映できますよう、四半期ごとに契約金額の見直しを実施しております。
  現在、新聞等の報道によりますと、原油価格の世界的な下落に伴い、ペットボトル再資源化に係る需要も落ち込んでおりますことから、ペットボトルの売却価格につきましても下落傾向にあるとのことでございます。このような状況を踏まえ、今後の動向を注視しつつ、よりよい収集方法を研究していきたいと考えております。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) ありがとうございました。多量排出事業者の増減の関係、それから目標に対しての達成ぐあい、一つ一つの事業者に対して、きちっと現場に行ったり、また事情を聞き取りしたりして対応されているなということを感じました。ぜひその対応をこれからも進めていっていただきたいと思います。
  幾つかちょっとお伺いしたいのですけれども、一つには多量排出事業者で、減量計画を出してもらって、ところが実際に減量計画を達成した事業所を全部合わせても30%ぐらいですかね、割合としては、もっと高いかな。決して達成している事業者数が多いとは言えない現実があります。これは別にいろいろな事情がありますから、達成できないことで責任をとらせるとかということは、もちろん言うつもりはないけれども、きちっと減量計画自体を一つ一つの事業者が自分のところの事業所を分析した上で、きちっと立てているのかどうかという、そこのところが一番問題なのだろうと思うのです。
  減量計画もきちっと立てられていて、それで達成できないとしたら、原因は何なのかということなのだけれども、単に前年度よりもパーセントを幾らか減らして目標を達成すればいいということで、仮にですよ、そうなっているとしたら、その目標自体が意味のないものになってしまう。そこら辺の目標自体の立て方ですね、これをずっと指導していく必要があるのだろうと思います。その点について、ちょっと考え方をお伺いしたい。
  それから、もう一つ、ちょっと具体的になりますけれども、例えばきょう配られた資料の6ページに出ている久喜宮代清掃センターでいえば、医療機関とか、老人福祉施設、スーパーマーケットなどが、特に減量になっていない。また、目標を達成できていないところが多くなっているわけですよね。一つ一つは確かに紙おむつがふえているとか、食品の廃棄量がふえているとか、理由はわかります。また、ほかのセンターについても、それぞれ理由は説明をされているのですが、そうした事業所に対して、特に食品関係がふえているというところに対しての、ここは後でもまた出てくるのだけれども、業務用の生ごみ処理機、これの導入をもっと積極的に進めていく必要かあるのだろうと思うのです。あるいは自家処理をお願いするとか、そういう対策を具体的に進めていく必要があると考えている。
  ところが、業務用の生ごみ処理機は、購入費補助制度もできているのだけれども、なかなかどんどん、どんどん受け入れてもらえるようにはなっていない、もちろん自己負担がありますけれども、それを今後どのように積極的に取り入れてもらうのか、補助制度を使ってもらうかということを進めていただきたい。その点についてどのように考えていらっしゃいますか、お願いします。
  それから、一つだけ確認しておきたい。久喜宮代清掃センターで以前、久喜市役所が多量排出に入っていたのだけれども、今は入っていないということですね。減量が達成できているということで、確認だけお願いします。
  以上です。
議長(加納好子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再質疑に対しましてご答弁させていただきます。
  3点いただいておろうと思っております。1点、多量排出事業所の計画未達成が見受けられる、こちらに対する計画の内容的なものについては、どういった考えを組合としては持っておろう、そういった趣旨のご質疑だったと思います。ご指摘いただきましたとおり、減量計画、当初の計画に対しまして、なかなか減量、達成するような実績を出すことはできておらないと、そういった事業者が過半数となっていることは、その表にあるとおりでございます。ごみの減量等につきましては、日ごろの職員、お一方お一方の、そういった取り組みもさることながら、事業所総体としての取り組み、こちらは必要になってくるであろうと考えております。その上で、私どものほうで多量排出事業所としましては、毎年1年間の年間計画作成を依頼しているところではありますけれども、先ほどの答弁でも申しました、基本的には、これは名前のとおり減量計画書という名称ですので、減量をしていただく、こちらに関しての計画書であります。こちらにつきましては、計画作成を依頼しているときに、こちらは重々申し上げているところでございます。日ごろから努力はされていらっしゃるものと、先ほどの答弁のとおり、私どもも認識はしてございますが、さらに一歩進んだ多量ごみの排出抑制となりますと、さらに一段階進んだ工夫をとっていただくことが必要になってこようと考えております。そちらの計画作成におきましても、事業所等からご相談をいただいたときには、逐一アドバイスをさせていただきながら、現状に即しながらも、かつ減量化を進めていただけるような計画作成を推進してまいりたいと考えております。
  続きまして、2番目でございます。特にスーパーマーケット、老人福祉施設、それから医療機関等という形で、業種のほうを例として挙げていただきましたが、こういった事業所の食品残渣等に係る業務用の生ごみ処理機等の導入についての働きかけ、有効なのではないかと、そういったご指摘をいただいておるところでございます。こちらにつきましては、ご指摘のとおりであろうと考えております。平成25年10月の手数料改定によりまして、事業系の手数料、管内統一で10キロ当たり200円とさせていただいたところでございます。特に久喜宮代清掃センターにおきましては、これまで10キロ当たり100円から200円と倍の引き上げとなったところでございます。こちらの手数料の引き上げによりまして、生ごみ処理、確かに初期投資が事業所によっても必要となりますけれども、それを差し引いても、その導入につきましては、ごみの手数料、金銭的にも、以前よりもアドバンテージが増したものと考えております。そういったことも踏まえまして、さらに業務用の処理機導入の拡大につきましては、具体的にはダイレクトメール等でも、また何かしらの機会があれば、そういったことも踏まえて、今後もさらに周知をさせていただきたいと考えておるところでございます。
  なお、3番目の、以前、久喜市役所が多量排出に含まれていたようだがというご質疑でございましたが、ご指摘のとおり、久喜市役所におきましては、現在多量排出の制限範囲内のごみの排出となっておりますことをご報告申し上げます。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再々質疑をお受けします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 先ほど質疑を1つ落としました。調書ですと、14ページ、15ページになるのですが、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターのペットボトルが物品売り払いのほうに入って、独自ルートということで処理しているわけですけれども、答弁は理解しました。こちらのセンターでは、一時保管場所がないということなのですけれども、本当にないのかどうか、ちょっと疑問があるのです。見つければあるのではないか、あるいはつくればいいのではないかという気がするのですけれども、今現在すぐにというわけにはいかないので、また分別処理を委託している業者がありますし、その関係も当然考えなくてはいけない。
  だから、中長期的には、当然八甫のような形が理想だと思うので、その方向に移行させていく必要があるのだろうと思うのです。それを考えているうちに衛生組合自体がなくなってしまうかもしれないけれども、そういうことをちゃんと課題として、八甫の方針にいずれは持っていくのだということは前提として、中長期的な目標として押さえておくということでよろしいのですか、ご答弁お願いします。
議長(加納好子君) 猪股議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 猪股議員の再々質疑にご答弁を申し上げます。
  ペットボトルの組合との関係でございますけれども、確かに久喜宮代清掃センターの方式でいきますと、ペットボトルの価格も、現在の単価も、ほかのセンターと比べまして、高く売却できております。理想的には、やはり独自収集をして、八甫と同様に一旦保管してベールにして出荷という形が理想的でございますけれども、そういった考えも当然ございますが、何分にも先ほど申し上げましたとおりペットボトルの価格自体が、今はちょっと不安定ということで、その辺を見据えながら、時期を見計らって変更していきたいなと。八甫のやり方がいいからということでの方式にはとらわれずに、価格のほうの安定状況を見ながら踏み切りたいと思います。
議長(加納好子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
  次に、杉野議員、お願いします。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 杉野です。議案第13号の歳入、ページ8、9の件については、前者とダブりますので、ご答弁を伺いましたので、取り下げといたします。
議長(加納好子君) 以上で杉野議員の質疑を打ち切ります。
  次に、成田議員、お願いします。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 7番、成田ルミ子でございます。私の1点目の質疑に関しましては、前者と重なっておりますので、ご答弁は結構でございます。
  2点目に関しまして、当組合におかれまして、指定法人ルートから独自ルートの開拓等の成果を出していることを評価させていただきまして、こちらも答弁は結構でございます。
議長(加納好子君) 以上で成田議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして、議案第13号の歳入に対する質疑を打ち切ります。
  続いて、議案第13号の歳出に対する質疑を通告順にお受けします。
  初めに、山下議員、お願いします。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 4番の山下です。それでは、歳出の質疑をさせていただきます。
  まず最初に、2ページの歳出の不用額についてであります。各センター総額で8,927万9,433円となっていますが、初年度予算との関係で予算編成の誤りはなかったのか。また、その辺のところをご答弁ください。
  それから、21ページでございます。需用費、久喜宮代、八甫、各センターの消耗品が増額となっていますが、主な消耗品とは何でしょうか、教えていただきたいと思います。
  それから、23ページでございます。委託料であります。平成24年度では293万円、平成25年度では496万円、平成26年度では697万円となっています。毎年約200万円アップとなっていますが、このわけを教えてください。
  24ページでございます。使用料及び賃借料が、平成25年度の約2倍となっていますが、理由を説明してください。
  それから、33ページでございます。久喜宮代清掃センターの職員手当、時間外勤務手当等が年々ふえていますが、時間外勤務の主な内容は。また、職員数は足りているのかどうか、その辺のところもお答えください。
  それから、33ページの需用費でございます。光熱水費が、各センターとも前年度比、毎年伸びていますが、そのわけを教えてください。一応参考までに、久喜宮代清掃センターでは、平成24年度では7,331万円、平成25年度では9,016万円、平成26年度では9,692万円、約7.5%ふえております。菖蒲清掃センターでは、平成24年度では2,620万円、平成25年度では2,884万円、平成26年度では3,184万円、10.4%の増となっております。八甫清掃センターでは、平成24年度では6,547万円、平成25年度では6,976万円、平成26年度では7,251万円、約3.9%となっております。
  そして、最後に、44ページとなりますが、し尿処理費の不用額の説明をお答えください。よろしくお願いいたします。
議長(加納好子君) 山下議員の質疑に対する答弁を求めます。
  青柳総務課長補佐。
                 〔総務課長補佐 青柳浩行君登壇〕
総務課長補佐(青柳浩行君) それでは、山下議員ご質疑の議案第13号 平成26年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についてのうち、2ページの歳出の不用額についてご答弁申し上げます。
  不用額につきましては、平成24年9月定例会の議案質疑でもご指摘をいただき、平成23年度決算時におきましては、不用額2億3,768万9,432円で、予算額に対する不用額の比率は7.1%と構成市町と比較して高い水準であったところでございます。しかし、平成25年度の当初予算編成以降、組合負担金の減額を図るため、毎年多額の不用額が生じております科目、業務等につきましては、特に徹底した精査を行うなど不用額の削減に努めた結果、今回平成26年度の決算時における不用額は8,927万9,433円で、予算額に対する不用額の比率は2.2%と、不用額、不用額率とも大幅な縮減を行ってまいったところでございます。
  このことからも適切な予算編成がなされていると認識するところであり、今後の予算編成においても、引き続き徹底した精査を実施していくところでございます。
  参考までに、久喜市における平成26年度一般会計歳入歳出決算における不用額比率につきましては2.1%、宮代町におきましては4.6%となってございます。
  続きまして、久喜宮代、八甫各センターの主な消耗品についてご答弁申し上げます。まず、久喜宮代清掃センターにつきましては、コピー用紙や印刷用のインク・トナー、事務用品などの文房具及びノーレジ袋キャンペーンを初めとする減量推進活動用の消耗品が主なものでございます。
  八甫清掃センターにつきましても、消耗品の内容は、久喜宮代清掃センターと同様でございます。
  これらの増加原因でございますが、予算書等の製本作業を業者委託から直営での印刷に切りかえたことや、機構改革を行うに当たっての事務用品等の購入が消耗品費増額の主な内容でございます。
  また、平成26年度から「ノーレジ袋キャンペーン」時の配布用として新規にマイバッグを作成するなど、減量推進活動にも力を入れており、消耗品費全体の中で減量推進活動に係る消耗品の占める割合も大きくなっております。
  続きまして、委託料が毎年約200万円アップしている理由につきましてご答弁申し上げます。まず、平成25年度の増額につきましては、文書管理・グループウエアシステム及びパソコンの更新に伴う「庁舎間LAN保守業務」206万8,500円と「職員採用試験業務」25万6,016円を実施したことが、前年度と比較して増額となった主な理由でございます。
  次に、平成26年度につきましては、衛生組合のホームページをリニューアルいたしましたことから、この業務に係る費用297万円が新規に計上されたことが、委託料増額の主な理由となっております。
  続きまして、使用料及び賃借料が、平成25年度から平成26年度において約2倍となった理由につきましてご答弁申し上げます。平成25年度において、パソコン及びサーバーの更新をしたところですが、従来は一括購入で行っていたため、使用料及び賃借料は発生しておりませんでした。しかし、平成25年度中の更新に当たりまして、リース契約での更新に変更したため、平成26年度において1年間分のリース料を計上したことによる増額でございます。
  また、このほかの理由として、平成26年度中に更新いたしました、財務会計システム電算機賃借料及び給与計算システム賃借料による増が主な理由でございます。
  続きまして、時間外勤務手当に関しますご質疑についてご答弁申し上げます。平成24年度以降の時間外勤務手当の推移を分析いたしますと、平成24年度に久喜宮代清掃センターの事務職員につきましては、粗大ごみ予約センターの開設及び一般廃棄物ごみ処理基本計画の策定等に伴う業務の増があり、前年度に比べて時間外勤務等手当が増加しております。その後、平成25年度は、それらの業務が一段落したことにより、前年度に比べて時間外勤務等手当が減少してございます。
  平成26年度につきましては、一般職員の月当たりの平均超過勤務時間が平成25年度の5.3時間に対し2.7時間増加し、8.0時間となっております。この理由といたしましては、平成27年度に実施された機構改革実施に向けたもろもろの事務、5年に1回の財務会計システム更新事務、従来の給与システムにかわります人事給与システムの新規導入事務及びホームページリニューアル等の臨時的な業務によりまして、業務量及び時間外勤務等手当が増加したものと考えるものでございます。
  ちなみに構成市町の一般職員の月当たりの平均超過勤務時間を見ますと、久喜市では平成26年度に12.8時間、宮代町では6.2時間となっております。このような近隣自治体の状況から見ましても、月当たりの平均超過勤務時間8.0時間は、著しく大きい数値ではないと考えております。また、平成26年度の事務量増加の原因となった業務が臨時的なものであるため、今後も恒常的に続くものではないことからも、職員数は適正であると考えるところでございます。
  続きまして、需用費のうち光熱水費についてご答弁申し上げます。光熱水費につきましては、電気料が全体の97.5%を占めておりますことから、電気料の増加が光熱水費増加の主な理由と考えられるものでございます。
  電気料の増加についてでございますが、お手元にお配りいたしました、参考資料の10ページをごらんいただきたいと存じます。各センターごとに平成24年度から平成26年度までに電気の使用量及び電気料金がどのくらいの割合で増減しているかの比較を申し上げます。
  初めに、久喜宮代清掃センターでは、平成24年度から平成26年度までに電気使用量が0.5%、電気料金が33.4%ふえております。
  次に、菖蒲清掃センターにつきましては、電気使用量が2.9%、電気料金が24.7%ふえております。
  次に、八甫清掃センターにつきましては、電気使用量は7.1%減少していますが、電気料金は10.7%ふえております。
  3清掃センター合計では、電気使用量が2.0%減少していますが、電気料金は22.9%ふえております。
  このことから、電気使用量は減少しているのに対し、電気料金の増加の幅が大きいということがわかります。これは電力単価、特に燃料調整費の上昇と平成26年5月に行われました、東京電力管内の大幅値上げが著しく影響しているものでございます。
  なお、衛生組合といたしましては、平成24年度途中からPPS、新電力会社の活用により、平成26年度において3清掃センター合計で東京電力利用時に比べ約1%、195万円ほどの削減効果がございましたが、電気料金の値上げ分を吸収できなかったということでございます。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 山下議員ご質疑のし尿処理費の不用額についてご答弁申し上げます。
  3目し尿処理費の不用額は807万3,680円でございまして、主な内訳といたしましては、13節委託料が296万1,623円、15節工事請負費が479万7,000円となってございます。
  13節委託料の不用額の主な理由といたしましては、脱水汚泥の最終処分量が、当初の見込みより下回ったことによるものでございまして、当初の見込み量が約700トンに対し、実績が約544トンでございました。このため不用額約152万円が生じたものでございます。
  15節工事請負費につきましては、し尿処理施設に設置してございます、遠心脱水機におきまして、機能維持を図るため、毎年度予算計上し、整備を実施しておりますが、平成26年度におきましては、メーカーによる事前調査の結果、機器の損傷、摩耗等の進行が想定よりも少ない状態であったため、全ての部品を交換しなくても平成27年度の整備時まで適正な運転が可能と判断いたしましたことから、工事箇所が当初の見込みより減少したことによりまして、不用額として375万9,000円が生じたものでございます。その他の不用額の理由といたしましては、各種整備工事の入札によります差金でございます。今後も経費削減を図り、適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 幾つかお聞きしたいと思います。
  不用額であります。2013年度、確かに金額的には入っております。これは私も認めたいと思っております。ただ、監査委員さんの意見書にもありますように当初予算の適正な運用ということでは、引き続き努力をしていただきたいと思っております。やはり不用額、これについては、余り差がないようにしていただきたいなと思っております。その辺のところでは努力をしていただきたいということで、要望として終わりたいと思います。
  それと、できれば執行部としての見解もちょっとお聞きしたいなとは思っておりますけれども、これ以上は無理なのかどうかもあれば出していただきたいなと思っております。
  それと、残業に関することなのですけれども、確かにいろいろ特別なことで、ほかの地域と、また自治体との関係では、そんなにさほど高くはないと言っております。一つお聞きしたいのですけれども、職員数であります。足りるか足りないかということなのですけれども、平成23年度、平成24年度、平成25年度、平成26年度の職員数の数はどういうふうに減少しているのか、まずお聞きしたいなと思っております。
  そして、衛生組合としての職員をふやす考えはあるのかないのか、その辺のところもちょっとお聞きしたいなと思っております。
  ごみの排出量を減らす仕事は、基本計画の中にも盛り込まれております。ごみの排出に関し、ごみの分別を始めたときには、現業職員が大変な思いで現場に出向いて、市民と一緒になって分別収集を30%なり引き上げてきたと、そういうことは埼玉県内でも誇れる事業となっております。現在委託の方向に向いておりますが、委託業者の市民に向けた、減量に対しての教育、指導体制はどのような方向で委託業者に行っているのか。また、分別する実を上げるための市民指導を委託業者はどのように努力しているのか、その辺のところをちょっと委託業者の考えはあるのかないのか、その辺のところもちょっとお聞きしたいなと思っております。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 山下議員、3問目の質疑ですが、3つ目の質疑ですが、直接関係がないので、これはご遠慮いただきたいと思います、委託業者への指導ということで。
4番(山下秋夫君) では、質疑をかえたいと思います。職員数、足りるか足りないのか、そういうことで職員数が、まずは最初にどのくらい減っているのか、現業職員も含めて。それをちょっとお聞きしたいなと思っているのです。残業との関係で職員数は足りているのかということで、1問目はお聞きしておりますので、その辺のところで、職員数はどのくらい減っているのか、ちょっとお聞きしたいなと思っております。
  それと、先ほども言ったように、質疑の中で、時間外勤務は8時間ということでなっております。確かに低い残業時間ですけれども、業務ということでは、やはり職員数との関係があるのだと思いますので、その点で全体的な職員の数の変化を教えていただきたいと思っております。
  以上です。
議長(加納好子君) 山下議員の再質疑は、不用額について見解をということと、もう一つ、職員数、これについてご質疑しましたので、その減少の推移ですね、これだけを承りました。
  それでは、答弁を求めます。
  青柳総務課長補佐、お願いします。
                 〔総務課長補佐 青柳浩行君登壇〕
総務課長補佐(青柳浩行君) 山下議員の再質疑に関しましてご答弁申し上げます。
  まず、不用額につきましては、予算編成において、引き続き徹底した精査をしていくということで考えております。
  続きまして、職員数の推移でございます。平成23年度からの職員数の推移でございますが、現業職を含めまして、平成23年度45名、平成24年度が44名、平成25年度が42名、平成26年度が40名、平成27年度が37名という推移となっております。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再々質疑をお受けします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 山下です。先ほど職員数をふやす計画はあるのかという部分も聞いておるのですけれども、そのことがちょっと答弁漏れになっているので、その辺のところもお聞きしたいなと思っております。その辺のところがまだできていないので、最初にそれをお願いします。
議長(加納好子君) 山下議員、質疑通告ではふやす計画はあるのか、そういった通告はありません。
4番(山下秋夫君) 2問目。
議長(加納好子君) 2問目は、それは……
                 〔「ありません」「議長の話を聞いたら」と言う人あり〕
4番(山下秋夫君) はい。では、2問目として、この平成23年度……
議長(加納好子君) 山下議員、今は再々質疑をお受けしているところです。
4番(山下秋夫君) はい。平成23年度では45名、平成27年度では37名、毎年減らしております。そういう中で、衛生組合として職員数をふやす計画はあるのかないのか。また、今後とも、このように委託業者に任せていくのかどうか、その辺のところの見解を伺いたいと思います。
議長(加納好子君) 山下議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  長堀総務課長。
                 〔総務課長 長堀康雄君登壇〕
総務課長(長堀康雄君) それでは、山下議員の再々質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、職員の、これからの推移といいますか、ふやしていく予定があるかということでございますが、ふやしていく予定は一切ございません。むしろ、これからさらに行財政改革を進めながら、機械化も進めまして、職員定数は、どちらかといえば、より抑えていくという方向で努力をしていきたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 以上で山下議員の質疑を打ち切ります。
  ここで休憩します。

    休憩 午前11時50分

    再開 午後 1時00分

議長(加納好子君) 再開します。
  引き続き、質疑をお受けします。
  猪股議員、お願いします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 歳出について通告順に質疑してまいります。
  まず最初に、全体的にですけれども、各節で100万円を超える不用額について理由を説明して、一覧表にして配布していただきたいとお願いします。
  2つ目ですけれども、16ページ以降、一般管理費です。27ページで、平成26年度における幸手関係地区住民環境衛生負担金80万円、鷲宮・栗橋生活環境保全協議会への負担金100万円、これも詳細な内訳、団体における使途(支出目的)をどう把握しているのか。毎年お聞きしておりますけれども、今回についても内訳についてお願いします。
  清掃総務費、30ページ以降です。まず、多量排出事業所に対する個別指導の経過と実績、その成果をどのように捉えているか。これは歳入のほうでもお聞きして、大体理解しているわけですけれども、お願いいたします。
  次は、平成26年度における事業所への注意、指導、勧告、受け入れ拒否等、条例に基づく処分の状況と改善状況、成果を明らかにしてください。
  次が、光熱水費ですけれども、特に電気料が大幅な増額となった理由。前者への答弁で、これはわかりましたので、1回目の答弁は結構です。
  次が、ノーレジ袋運動の現状をどう捉えているかです。協力店舗(事業所)数、昨年決算時点では、平成25年度は287、平成26年度は292店舗と報告されましたが、その後の、これは昨年の9月議会ですね、その後どのようになっているか。
  次が、36ページ以降の塵芥処理費です。これは調書でいえば29ページ以降なのですけれども、それぞれのセンターの業務委託先、委託料の内訳を一覧表で配布していただきたいということであります。
  次が、調書の25、26、28と書いてあるのですが、間違いです。24、25、26です。資源集団回収が全センターで回収量が減少になっています。これについて理由をどのように分析していますか。
  次が、37ページ以降で、3センターの最終処分の状況です。最終処分先(企業名、処分地)、量、単価、委託料、前年度比較を一覧表で示されたい。
  次が、久喜宮代清掃センターで焼却灰路盤材原料化、それから焼却灰のセメント原料化の処分量、委託料が増加となっています。これは私の理解では、従来の埋め立てから原料化に移行させる、シフトしている方向かなと思いますけれども、そういうことで理解してよろしいか、お願いします。
  次が、八甫清掃センターは、もともと焼却灰、ばいじんとも全量をセメント原料化しています。久喜宮代清掃センターも原料化の方向へシフトしていくのだろうと理解するのですが、菖蒲清掃センターは逆に焼却灰の最終処分量が増加になっていますが、これの理由について説明してください。
  次が、久喜宮代清掃センターの生ごみ減容化の取り組みを拡大して、他の地区に全体的に広げていく必要がありますけれども、熊谷清掃における大規模減容化施設がうまくいっていないということが、しばしば報告をされています。もしそれがだめなのだとすると、この減容化の拡大ということが支障が出てくると思いますので、その見通しにも陰りが出てくるのかなと思いますが、現状を説明してください。
  次が、生ごみ減容化・堆肥化事業で、台所資源の堆肥化事業参加状況です。モデル地区の世帯数と実際の参加世帯数、参加率、大体50%ということで、今まで聞いています。搬入量の推移、これらはどのように変わってきているのか、お願いします。モデル地区内での参加率、50%よりむしろ低いのかと思いますけれども、その評価についてもお伺いいたします。
  それから、台所資源の堆肥化事業で、設置型、家庭用、事業用、衛生組合の減容化事業による、燃やせるごみの中における生ごみ減量効果をどのように把握していますか。処理量と堆肥化量の推計をお願いいたします。
  次が、調書でいえば28ページですが、28ページに久喜宮代清掃センターのごみ質分析、32ページは菖蒲清掃センター、36ページは八甫清掃センターのごみ質分析が出ています。これら比較しますと、一つだけ気になるのは、菖蒲清掃センターで紙布類の混入比率が高いのですけれども、この分析と対策をお伺いいたします。
  それから、調書の33ページに菖蒲清掃センターの有害物質の関係が出ています。ダイオキシン濃度の調査結果が出ています。36ページは八甫清掃センターが出ています。特に飛灰中のダイオキシン濃度が比較的高い状況が続いています。この原因について、これは去年もお伺いしているのですけれども、説明をしてもらいたい。セメント原料化、これも去年も言われたのですが、飛灰中の規制値が適応されないからいいのだというような理解に、去年もそう聞こえたし、今回もそう思える、見えるのですけれども、認識と見解をお伺いいたします。
  以上です。
議長(加納好子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
  青柳総務課長補佐。
                 〔総務課長補佐 青柳浩行君登壇〕
総務課長補佐(青柳浩行君) それでは、猪股議員ご質疑の歳出、1の100万円を超える不用額につきましてでございますが、資料の9ページとなってございますので、ごらんいただきたいと存じます。
  款、項、目、節、主な理由の順番で読み上げさせていただきます。衛生費、清掃費、清掃総務費、需用費につきましては、印刷製本費及び光熱水費が見込みより少なかったためでございます。続きまして、衛生費、清掃費、清掃総務費、負担金補助及び交付金、こちらにつきましては補助金の申請件数及び資源集団回収量が当初の見込みより少なかったためでございます。続きまして、衛生費、清掃費、塵芥処理費、需用費、こちらにつきましては消耗品費、燃料費及び修繕料が見込みより少なかったためでございます。続きまして、衛生費、清掃費、塵芥処理費、委託料、こちらは処理量が見込みより少なかったため。また、契約差金が生じたためでございます。続いて、衛生費、清掃費、し尿処理費、委託料、こちらは処理量が見込みより少なかったためでございます。続いて、衛生費、清掃費、し尿処理費、工事請負費、こちらは契約差金が生じたため。また、施設の損耗等を調査した結果、工事箇所が見込みより少なかったためでございます。
  以上です。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 猪股議員ご質疑の2番の負担金の関係につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、幸手関係地区住民環境衛生負担金80万円につきましては、旧栗橋・鷲宮衛生組合と隣接する幸手4地区との間で、昭和59年3月26日に交わされた覚書に基づき、4地区へそれぞれ20万円ずつ、80万円を支出しております。使途の把握につきましては、各地区の総会資料に添付されております、決算報告書や事業計画書等により確認をしております。
  次に、鷲宮・栗橋生活環境保全協議会負担金の100万円でございますが、旧栗橋・鷲宮衛生組合と鷲宮・栗橋生活環境保全協議会との間で、平成12年12月15日に交わされた協議書に基づき、協議会の運営に必要な経費として支出しております。使途の把握につきましては、幸手4地区と同様に協議会の総会資料に添付されております、決算報告書や事業計画書などにより確認しております。
  なお、主な支出内容を申し上げますと、幸手4地区におきましては、集会所の管理運営経費、そのほかごみ集積所の維持管理経費などでございます。鷲宮・栗橋生活環境保全協議会におきましては、施設見学の際に配布する啓蒙品費や協議会を構成している地元4地区への地区交付金などでございます。
  続きまして、6番、「ノーレジ袋キャンペーン」の現状につきましてご答弁申し上げます。店頭においてPR活動をさせていただきました9店舗を対象に、昨年度実施いたしました「レジ袋削減効果アンケート調査」の結果によりますと、以前と比較してレジ袋が増加したという店舗がなかったこと、またほとんどの店舗でレジ袋有料化、ポイント制度などを実施していることがわかりましたことから、「レジ袋削減」についての取り組みが浸透し、一定の効果があらわれていると捉えております。また、消費者の「レジ袋削減」に対する意識については、現在実施中でございます「ノーレジ袋キャンペーン」において、市民の皆様にアンケート調査を行っております。この調査結果を分析することで、現状をより深く把握していきたいと考えております。
  また、協力店舗数でございますが、平成27年度の事業者への依頼状況といたしまして、まず「衛生組合だより6月号」にてキャンペーン実施の告知を行うとともに、レジ袋を配布していると推測される商工会加盟事業所に対し、依頼文書にて依頼いたしました。また、商工会に加盟していない農業協同組合やホームセンターについても、同様に依頼することで、「衛生組合だより9月号」発行時点でのキャンペーン協力店舗数は「274店舗」となりました。その後、2つの事業所から協力の申し出がございましたことから、現時点で「276店舗」の協力をいただいたところでございます。今後もキャンペーンの実施につきまして、より多くの事業者に協力してもらえるよう、引き続き働きかけをしてまいりたいと考えております。
  続きまして、8番、資源集団回収事業につきましてご答弁申し上げます。平成26年度に報償金の交付を実施いたしました資源回収団体数は、管内計「83団体」でございました。平成25年度が「81団体」でありましたことから、2団体の増でございました。
  一方、回収量につきましては、管内合計「2,067トン」でございました。平成25年度は「2,244トン」でありましたことから、「177トン、7.9%」の減となっております。回収量の減少の大きな理由といたしまして、「少子化」が影響していると考えております。9月末現在、資源集団登録団体は「84団体」でございますが、PTAや子供会、スポーツ少年団などの「子供関連」の団体は「42団体」、50%を占めておりますが、これらの団体の多くは回収実績が減少傾向でございます。「少子化」の影響により、PTAや子供会などの加入者数が減少し、結果として資源集団回収量の実績に影響を及ぼしているものと考えております。
  また、この 資源集団回収量実績とともに、公共回収量実績も減少しておりますことから、対象品目であります「紙類」の流通量の減少、例を申し上げますと、一般社団法人日本新聞協会が公表しております新聞の発行部数は、平成25年度と平成26年度を比較して、およそ「164万部、3.4%の減少」とのことでございますとおり、紙類全般の流通量自体が減少傾向にあることも、回収量減少の要因の一つと考えております。
  今後につきましては、本年度から実施しております「ごみを減らしてきれいなまちづくり表彰制度」により、積極的に活動している回収団体を表彰することで、一層の取り組みしていただくことに加え、多くの団体につきまして、新規に登録いただけるように努めてまいりたいと考えております。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、ご質疑の7と9でございますが、業務委託関連の資料は、別紙資料11ページから13ページ、最終処分関連資料は別紙資料14ページから16ページのとおりでございます。
  次に、ご質疑の10についてご答弁申し上げます。久喜宮代清掃センターにおきましては、焼却灰路盤材原料化量が、平成25年度の約1,085トンに対しまして、平成26年度は約1,165トンでございまして、約80トンの増となっております。また、焼却灰セメント原料化量が、平成25年度の約641トンに対しまして、平成26年度は約736トンでございまして、約95トンの増となっております。
  焼却灰の埋め立て処分量につきましては、平成25年度の約159トンに対しまして、平成26年度は約136トンでございまして、約23トンの減となっております。
  衛生組合では、環境負荷の抑制と埋め立て処分に係る委託経費の軽減を図るため、焼却灰の埋め立て処分量を削減し、資源化に移行していくという方向で進めているところでございます。今後も、さらに資源化率を高めていけるよう努めてまいりたいと考えてございます。
  次に、ご質疑の11についてご答弁申し上げます。菖蒲清掃センターの焼却灰の最終処分量におきましては、平成25年度が553.46トン、平成26年度が581.66トン、28.2トンの増となっております。最終処分量が増となった要因の一つといたしましては、平成26年度の燃やせるごみの搬入量が、平成25年度より約40トンふえたことが考えられます。
  なお、菖蒲清掃センターから排出されます焼却灰の処理方法につきましては、平成26年度までは、全て埋め立てによる最終処分を行っておりましたが、平成27年度からは、年間の焼却灰排出見込み量であります、600トンのうち約300トンを路盤材の原料化としてリサイクルする予定でございます。今後も、他の清掃センターと同様に、最終処分量の削減と資源化を進めてまいりたいと考えております。
  次に、ご質疑の12についてご答弁申し上げます。熊谷清掃社では、平成26年5月から20トン規模の減容化施設を稼働しましたことから、その状況を確認しているところでございます。稼働から1カ月の間に近隣住民から2回にわたり臭気の苦情があり、脱臭装置の改善や建屋のすき間を防ぐなどの改善を図ったとのことでございます。
  また、平成27年2月には、生ごみの発酵がうまくいかず、約2カ月間休業し、改修工事を行ってございます。4月下旬に改修工事が完了し、受け入れを再開しましたが、20トンの施設に対し、現在最大16トンの生ごみを受け入れ、処理しているとのことでございます。稼働率といたしましては80%となっているとのことです。
  熊谷清掃社では、冬季において発酵状態が思わしくなかったことから、組合といたしましては、今後施設を視察いたしまして、季節の変動に伴う発酵状況等を確認してまいりたいと考えてございます。
  次に、ご質疑の13についてご答弁申し上げます。平成26年度の生ごみ堆肥化推進地区の世帯数は9,202世帯で、参加世帯数は4,868世帯、参加率は52.9%となってございます。
  次に、搬入量の平成25年度と平成26年度の変化でございますが、平成25年度の搬入量853.76トンに対しまして、平成26年度が841.87トンでございますので、12.06トンの減となっております。
  次に、モデル地区内での参加率の評価でございますが、平成27年2月に協力世帯数の調査を実施いたしました。その結果を平成25年度と比較いたしますと、協力世帯数及び生ごみ回収量ともに減少傾向となっております。この主な要因といたしましては、平成24年度に燃やせるごみの袋を指定したことによりまして、平成25年度の参加率は著しく増加したものと考えられます。
  なお、平成24年度の参加世帯数5,098世帯、生ごみ回収量834.80トンと比較しますと、生ごみ回収量につきましては増加となっております。モデル地区内での参加世帯につきましては、定着してきているものと考えております。
  次に、ご質疑の14につきましてご答弁申し上げます。まず、設置型でございますが、平成26年度の堆肥製造量は0.92トンでございました。堆肥製造量から生ごみ処理量を推定いたしますと、約7.36トンとなるものでございます。
  次に、家庭用でございますが、過去5年間の生ごみ処理機の補助制度を利用された世帯数をもとに1人当たりの生ごみ排出量を乗じまして算出いたしますと、平成26年度の生ごみの処理量を約63トンと推定し、堆肥化量につきましては、約8トンと推定してございます。
  次に、事業用でございますが、平成26年度の生ごみの処理量が130.08トンでございまして、堆肥化量につきましては、約16.26トンと推定してございます。
  次に、減容化事業での処理量でございますが、平成26年度の搬入量が841.87トンで、堆肥製造量は30.96トンでございます。平成26年度の燃やせるごみの中の生ごみの減量効果といたしましては、これらの生ごみ処理量の合計であります、1,042.31トンの焼却処理の削減がされたものでございます。
  平成26年度燃やせるごみ1万8,679トンのうち、厨芥類が占める割合は、湿ベース組成調査によりますと、38.8%となってございます。このことから、厨芥類の重量は約7,247トンと推定されます。1,042.31トンを堆肥化したことにより、厨芥類の約12.5%が削減されたものと思われます。
  次に、ご質疑15についてご答弁申し上げます。調書28ページのごみ質分析につきましては、ごみピット内のごみ分析をした結果でございます。ピット内のごみを十分に混合攪拌したものを約200キログラム採取し、円錐四分法という手法によりまして、最終的には5キログラムから10キログラムを採取いたします。そのごみを乾燥させた後、6品目に分類し、ごみの重量から割合を算出するものでございます。
  この分析の目的は、安定したごみ焼却施設の運転管理をするために焼却されるごみの性状を把握するためでございまして、焼却施設の管理上重要な作業となるものでございます。
  この分析の結果、菖蒲清掃センターでは、紙・布類の混入率の平均値が52.1%でございますので、久喜宮代清掃センターより8.8%、八甫清掃センターより5.3%高い状況でございます。
  ごみ質分析の調査は、年4回実施しております。その中で2回目に実施いたしました数値が76.7%と非常に高い値となりましたことから平均値が高くなってございます。
  調査時におきましては、十分に混合攪拌したものをごみピットから採取しておりますが、時期によりましては、搬入されますごみ質が異なりますことから、ピット内のごみ質にも影響が出ましたことが、高い値となった要因の一つとして考えているところでございます。
  なお、2回目の数値を除きました3回目の平均値は43.9%でございまして、他の清掃センターとほぼ差異のない値となってございます。
  また、衛生組合では、燃やせるごみ等の湿ベース組成分類業務を実施しております。平成26年度の燃やせるごみの湿ベース組成分類の調査結果を見ましても、燃やせるごみに混入する紙・布類の割合は、菖蒲清掃センターが11.5%、久喜宮代清掃センターが3.3%、八甫清掃センターが9.2%でございまして、菖蒲清掃センターと八甫清掃センターの紙・布類の混入率は高い状況にございます。
  衛生組合では、資源の有効活用を進めるため、「湿ベース組成分類の結果」を「衛生組合だより」に掲載しまして、住民の皆様に公表し、分別の徹底をお願いしております。
  また、廃棄物減量等推進員の皆様には、菖蒲清掃センター管内・八甫清掃センター管内の意見交換会において、管内の分別状況をお知らせするとともに、集積所を利用する皆様への指導もお願いしているところでございます。
  今後も、減量等推進員の皆様の協力をいただきながら、市民の皆様に分別の徹底をお願いして、資源化の向上を図ってまいりたいと考えております。
  次に、ご質疑の16についてご答弁申し上げます。菖蒲清掃センターの焼却施設におきましては、1日8時間の稼働により、1炉15トンのごみ処理が可能な施設として建設されたものでございます。ダイオキシン類は、燃焼温度が低いと生成しやすくなりますことから、850度から900度の温度で燃焼するように運転管理をしているところでございます。しかしながら、菖蒲清掃センターの焼却施設は、1日8時間の稼働ということで、毎日、炉の立ち上げ、立ち下げを繰り返しておりますことから、燃焼温度を850度以上に保つことに苦慮している状況でございます。
  このようなことから、菖蒲清掃センターでは、活性炭吸着によりダイオキシン類の捕集をしているところでございますが、久喜宮代清掃センターのように24時間運転の施設と数値を比較いたしますと、飛灰中のダイオキシン類の値が高くなる結果となっております。
  次に、八甫清掃センターでございますが、八甫清掃センターの焼却施設におきましては、活性炭吸着と触媒脱硝等による分解によりダイオキシン類を除去処理しております。このダイオキシン類の除去方法のうち、活性炭による吸着除去の割合が多いことから、飛灰中に含まれるダイオキシン類濃度が高くなる原因の一つと考えられます。
  また、セメント原料化につきましては、問題はございませんが、ダイオキシン類濃度に関しましては、低い値であることにこしたことはないわけでございますので、常に問題意識を持って、引き続き低減対策に取り組んでまいりたいと考えております。
  以上です。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) では、戻ります。猪股議員のご質疑3番と4番につきまして順次ご答弁申し上げます。
  まず、3番の多量排出事業所に対する個別指導の経過と実績につきましてご答弁申し上げます。昨年9月2日から9月4日にかけまして、八甫清掃センター管内の5カ所の老人福祉施設につきまして、立入検査を実施いたしました。これは平成25年度中に1カ月当たりの排出量が大幅に増加しておりましたことから、排出状況を職員が確認したものでございます。
  この検査に先立ち、ごみの収集運搬を受託している許可業者2社に聞き取りを行いましたところ、いずれも収集車の荷台に計量器を搭載した車両を導入しており、収集量の数値は実数であるとのことでございました。
  その数値を踏まえ、衛生組合の職員が実際にごみの排出状況を確認しました結果、排出場所に集められております、ごみの重量から推測いたしますと、許可業者の報告数値に誤りはないものと判断したものでございます。
  次に、9月24日に菖蒲清掃センター管内の大型商業施設に対し、平成26年度の減量計画におきまして、減量目標値が平成25年度の実績よりも増量となっておりましたことから、現況調査を実施いたしました。この事業者では、食品残渣や紙類、プラスチック類など種類ごと保管をしてリサイクルを実施することで、清掃センターへの搬入量を極力減量しようと取り組んでいること、そして分別も正しく行われていることを確認いたしました。
  その際に、「事業の拡大や売り上げ増加に伴い、仕入れ量が増加すると、どうしてもごみの総量がふえてしまうこと、また利用者が自宅のごみを店頭に設置したごみ箱に投入するなどの事例が増加しており、頭を悩ませていること」などのお話をお聞きしてございます。衛生組合といたしましては、減量を推進する立場から、理由なく増量となっている計画は認められないものでございますが、事業の拡大等に伴う増が計画時点で見込まれているものにつきましては、いたし方ないと考えてございます。
  なお、この事業者の平成26年度の排出量は、前年度に比較して7.19トンの減量となっております。平成26年度減量目標値は微増となっておりましたが、実際には減量に成功いたしました。
  続きまして、4番の平成26年度における事業所への注意、指導、勧告、受け入れ拒否など、条例に基づく処分の状況と改善状況、成果につきましてお答えいたします。まず、久喜宮代清掃センターでございますが、分別不徹底ということで1件、口頭にて注意を行っております。菖蒲清掃センターにおきましても、同じく分別不徹底ということで、10件程度、口頭による注意を行っております。八甫清掃センターにおきましても、同様に分別不徹底を理由に1件、口頭による注意を行っております。いずれのケースにつきましても、その後の調査により改善を確認してございます。それ以上の指導、勧告、受け入れ拒否等はございませんでした。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) ありがとうございました。幾つか再質疑いたします。
  まず最初に、光熱水費なのです。1回目の答弁は、先ほど聞いたので、要りませんと言ったのですが、調書の25ページのところに、ちょっとよくわからないのがあるのです。八甫清掃センターで光熱水費のところに、今までなかったのですが、八甫コミュニティセンターの電気代が載っているのです。昨年の調書には、こういう項目はなかったのですが、これはどういうことなのか。コミュニティセンターは、衛生組合でもって管理して、その費用も全部、修繕料も出ていますけれども、全部こちらで負担をすることになっているのか、ちょっとそこら辺の事情もあわせて説明してください。それは今後ずっとということになっていくのでしょうか、お願いします。
  それから、最初の通告書でいくと6番目ですけれども、ノーレジ袋キャンペーンで、その後の数というのを聞いたのですが、276店舗と言われましたが、そうすると、25、26よりも減っていっているのですけれども、これはどうしてでしょうか。昨年やってくれた、協力してくれた店舗は、引き続いて、さらにプラスしていくのかなと常識的には思うのですが、減っていってしまっているのは協力が得られていないということになるのでしょうか、お願いをいたします。
  それから、ちょっと前後して申しわけない。決算書の27ページで、幸手地区への負担金、鷲宮・栗橋生活環境保全協議会への負担金で、各団体の決算書もチェックをしているということで言われました。細かく見てもらっているから問題はないのだろうと思うのですけれども、念のために確認ですが、各団体の、例えば飲食代とか、そういう支出は一切充てていないということで、理解してよろしいかどうか、お願いをいたします。
  それから、決算でいくと39ページのところで聞いたのですが、生ごみ減容化で熊谷清掃社20トンの処理、発酵がうまくいっていないということで言われたのですけれども、現在これは4トンでやっていて、問題なく、むしろ順調に進んでいると理解していますけれども、これが量的に処理量として拡大していく、施設が拡大していくと、順調に働かない可能性があるということなのでしょうか。もしそうだとすると、将来の久喜宮代衛生組合でも進める方向になっている全量堆肥化ということが、減容化ということが難しくなってくるのだろうかと心配するのですけれども、その点についていかがか、お願いをいたします。質疑は、それだけです。
  あと、お願いしておきたいことが、通告書にも書いたのですけれども、7番目に書いた、委託先の一覧ですね、もし来年度から、こちらで一々請求しなくても出すようにお願いしたい。もう一つは、不用額の理由についても、あらかじめ説明していくように来年度からはぜひお願いしたいということを申し上げておきます。
  以上です。
議長(加納好子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  まず、八甫コミュニティセンターの光熱水費の関係でございますが、これは平成26年度から事業別予算に組み替えましたので、そこで改まって表に出てまいりまして、以前から光熱水費につきましては、負担をして、支出を組合のほうでしております。
  それから、2点目のキャンペーンの協力店舗の関係でございます。ここ年々、協力店舗が減ってしまっていることにつきましての原因でございますけれども、こちらにつきましては、ある程度協力ということでございますので、あえて協力していただかなかったものに対しては、聞き取りは行っていないのですけれども、やはり中には、協力店舗ですけれども、前年度協力していただいたのですけれども、ある程度ノーレジ袋に対する意識が浸透されたのではないかというふうなお店の判断もあろうかと思います。そんな形で、何店舗か減少しているというのが原因ではないかと。想像でございますが、そのような形で受けとめております。
  それから、3点目、幸手関係地区と保全協議会負担金の関係でございまして、負担金について、飲み食いに使用されているのかどうかというご質疑かと思いますけれども、基本的には、これは飲み食い以外のものについて使っていただいているものと判断しております。ただ、一応幸手4地区につきましては、それぞれ4地区の中の歳入に組み込まれておりますことから、支出については色分けができませんので、断定はできませんけれども、おおむねそういった集会所の維持管理費ですとか、そういったものに使っているものと報告書なんかから見ますと判断できます。
  それと、保全協議会のほうなのですけれども、これもやはり100万円のうち、平成26年度につきましては、4地区に対して15万円ずつ分配しております。4地区の、それぞれの地区の歳入に組み込まれておりますので、幸手地区と同様に支出に関しては、やはり同じように、ごみ集積所の修繕とかに、決算報告書を見ますと、使われているようですけれども、全く飲み食いには使っていないというふうな断定は、ちょっと組み込まれている関係で、歳出について個々の確認はできませんけれども、おおむねそのような有効な形で資金のほうは利用していただいているものと判断しております。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、猪股議員の再質疑にご答弁を申し上げます。
  生ごみ減容化施設、熊谷清掃社による発酵がうまくいっていないということでございます。発酵状態でございますけれども、今現在、熊谷清掃社のほうではコロニーの維持管理による含水率の調整が困難ということから、水分調整が図られますよう、6レーンあるうちの現在5レーンを使用し、そのうちの2レーンに通気配管を埋設により設置工事を実施してございます。ブロアにより空気を供給することで水分調整を図り、発酵促進を目的に改修工事を行ったと伺ってございます。このことから、前回も冬季において発酵が悪かったということから、これからだんだん寒くなってくるわけでございますけれども、冬場の状況を確認してまいりたいというふうに考えてございます。
議長(加納好子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
  次に、杉野議員、お願いします。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 3番、杉野です。引き続き、議案第13号につきまして質疑させていただきます。決算認定、歳出部分であります。
  通告どおりですが、まず26、27ページ、例年どおり幸手関係地区住民環境衛生負担金80万円、鷲宮・栗橋生活環境保全協議会負担金には100万円の負担金が支出されています。負担金を使用した事業の報告書は提出されているのかどうか。また、領収書の添付はどうか、お尋ねをいたします。
  次に、30、31ページ、衛生費、清掃総務費、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターの現業職員の人数をお尋ねいたします。また、平成26年度中、補充策を講じたのかどうか、伺います。
  34、35ページです。負担金のところで、業務用生ごみ処理機補助金250万円とあります。この事例を含めまして、多量排出者のうち業務用生ごみ処理機を導入している事業所を業種別に設置台数を示していただきたい。また、処理機導入による効果を平成26年度の実績数値で示していただきたいという点です。
  次に、36から45ページの全体で、またがるところですが、塵芥処理費で幾つかお尋ねをいたします。@としまして、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターには、「資源(瓶・缶・ペットボトル)」の選別業務の決算数字が示されております。しかし、八甫清掃センターには選別業務がありません。作業の相違点など含めて説明していただきたい。
  A、また、「異物等処分業務」も八甫清掃センターにはありませんが、作業そのものが存在していないのか、その理由、作業内容を示していただきたい。
  B、久喜宮代清掃センターの「プラスチック類容器選別業務」と「プラスチック類残渣処分業務」は、他の2センターにはありませんが、「中間処理業務」や「残渣運搬業務」などが計上されています。焼却炉の性能や方式の違いから来る、処理作業の違いとも考えられますが、説明をしていただきたいと思います。
  C、同様に「焼却灰」に関しても決算書の表記は、久喜宮代清掃センター関連で「最終処分業務、運搬業務、路盤材原料化業務、セメント原料化業務」とあります。しかし、菖蒲清掃センターは「最終処分業務」だけであります。「運搬業務」はないのか。また、八甫清掃センターは、焼却灰に関しては、「セメント原料化業務」とありますが、他の業務は存在していないのかどうか、伺います。
  D、「ばいじん」についてもですが、久喜宮代清掃センターでは「路盤材原料化業務」、菖蒲清掃センターでは「最終処分業務」のみであります。八甫清掃センターは「セメント原料化業務」のみでありまして、他の業務は実施されなかったことになりますが、いかがか、説明をいただきたいと思います。基本的な業務についての質疑でありますので、恐縮ですが、お答えいただきたいと思います。
  以上を踏まえまして、Eですが、3センターでの業務の違いについて、統一的な業務内容と業務名に整合させていくことは今後できないのかどうか、伺います。
  次に、44、45ページの工事請負費のところでございます。久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設機器修繕工事の内容を伺います。
  A、八甫清掃センターのごみ焼却施設基幹的設備改良工事については、「施設能力・機能評価」を踏まえて、装置の「耐用評価・寿命予測」をやったと思うのですが、それについてはどのようか、伺います。平成26年度の工事後の長寿命化、延命化の計画数値はどこまで延びたのか、お尋ねをします。
  以上です。
議長(加納好子君) 杉野議員の質疑に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 杉野議員ご質疑の負担金の支出につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、負担金を使用した事業の報告書につきましては、幸手関係地区住民環境衛生負担金として80万円を支出しております、幸手4地区と鷲宮・栗橋生活環境保全協議会負担金として100万円を支出しております鷲宮・栗橋生活環境保全協議会におきましては、改めて報告書としての提出は受けておりませんが、それにかわるものとして幸手関係地区につきましては、4地区の総会資料に添付されている、決算報告書や事業計画書等の提出、鷲宮・栗橋生活環境保全協議会におきましても同様に総会資料に添付されている、決算報告書や事業計画書等の提出を受けておりますことから、事業内容等につきましては確認をしております。また、領収書の添付につきましては、決算監査報告書の写しが添付されておりますことから、領収書の確認までには至っておりません。
  続きまして、順次ご答弁申し上げます。まず1番の「資源(瓶・缶・ペットボトル)選別業務」につきましては、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターにおきまして、平成26年度から両清掃センターあわせて一括契約により業務委託を実施しております。内容といたしましては、「瓶・缶・ペットボトル」を集積所から回収した後、市内の選別工場に直接搬入され、それぞれ品目ごとに選別を実施することで、機能な限り再資源化をしているものでございます。
  一方、八甫清掃センターにおきましては、「ごみ処理施設手選別業務」の名称で、清掃センター場内の「粗大ごみ処理施設」におきまして、同様の業務を実施しております。内容といたしましては、「飲料用瓶・缶」を集積所から回収した後に清掃センターへ搬入され、場内の選別施設において品目ごとの選別を実施してございます。
  続きまして、2番の「資源(瓶・缶・ペットボトル)異物等処分業務」でございますが、先ほどの「選別業務」と同様、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターにおきまして、平成26年度から一括契約により業務委託を実施しております。「選別業務」により取り除かれた「異物や残渣」を再資源化及び最終処分しているものでございます。ガラス片や陶磁器の破片につきましては、議員の皆様にも昨年7月にご視察いただきました、千葉県にございます「ガラスリソーシング株式会社」に搬入され、人工砂として再資源化しております。また、金属異物等、再資源化が難しいものにつきましては、群馬県草津町にございます民間の最終処分場に搬入され、埋め立てによる最終処分を実施しております。
  また、八甫清掃センターにおける「ごみ処理施設手選別業務」により取り除かれた「異物や残渣」につきましては、先ほどの答弁のとおり、清掃センター場内の「粗大ごみ処理施設」におきまして、選別業務を実施しておりますことから、決算書43ページ、成果調書37ページにございます、「破砕残渣運搬業務」及び「破砕残渣最終処分業務」の中に「異物や残渣」の処分が含まれております。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 杉野議員ご質疑の30ページ、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターの現業職員の人数、そして34ページ、業務用生ごみ処理機購入補助金につきまして、順次ご答弁申し上げます。
  まず、決算書30ページ、久喜宮代清掃センターと菖蒲清掃センターの現業職員の人数につきましてご答弁申し上げます。平成26年度末現在の現業職員の人数でございますが、久喜宮代清掃センター在籍者につきましては「正規職員11名」「再任用職員2名」、「計13名」でございます。平成25年度と比較いたしますと、正規職員は「定年退職者1名」「死亡退職者1名」、「計2名の減」となっております。そして、再任用職員につきましては、定年退職者を再雇用したことにより、結果として「1名増」となっております。
  また、菖蒲清掃センター在籍者につきましては、「再任用職員1名」のみでございます。こちらにつきましても、平成25年度の「定年退職者1名」が再任用されたものでございます。
  久喜宮代清掃センター及び菖蒲清掃センターにおける「定年退職者2名」につきましては、2名ともに再任用いたしましたことに加え、業務体制を見直しましたことから、補充は実施しておりません。また、「死亡退職者1名」につきましては、施設管理業務に従事しており、早々な対応が必要な状況でございましたことから、年度途中におきまして、業務委託により対応しましたことから、補充は実施しておりません。
  続きまして、決算書34ページ、「業務用生ごみ処理機」につきましてご答弁申し上げます。平成26年度の多量排出事業者のうち業務用生ごみ処理機を導入している事業所は合計で「4件」でございます。業種別の設置台数につきましては、医療機関が1基、大型商業施設が1基、学校が1基、農産物直売所が1基となっております。
  なお、大型商業施設を除く3基につきましては、構内の食堂施設に設置をされているものでございます。
  次に、処理機の導入による効果でございますが、導入事業者につきましては、補助金交付要綱に基づき、機器導入後7年間、処理機による処理量を記載した業務報告書の提出が義務づけられております。
  平成26年度の実績といたしましては、合計で「126.23トン」の生ごみが処理されており、ごみ減量化につながっております。
  なお、農産物直売所につきましては、平成27年3月の設置でありましたことから、実質的には3事業所分の処理量となります。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 杉野議員ご質疑のBについてご答弁申し上げます。
  プラスチック類につきましては、久喜宮代清掃センター管内と菖蒲清掃センター及び八甫清掃センター管内は、分別方法と、それに伴います処理方法に違いがございます。久喜宮代清掃センター管内におきましては、プラスチック製容器包装とそれ以外のプラスチック製品を含めてプラスチック類といたしまして、一括回収しております。
  久喜宮代清掃センター管内から中間処理委託業者の施設に搬入されましたプラスチック類につきましては、圧縮加工を行う前にプラスチック製容器包装対象物と、それ以外のプラスチック製品とに選別を行う必要がありますことから、「プラスチック類容器選別業務」として委託しているものでございます。
  選別後のプラスチック製容器包装対象物につきましては、圧縮加工した後、容器包装リサイクル法に基づきまして、指定法人に引き渡し、リサイクルを行ってございます。
  プラスチック製容器包装対象以外のプラスチック製品につきましては、リサイクルが困難なこと及び久喜宮代清掃センターに搬入し、焼却処理するといたしますと、プラスチック製品の混入率がふえることによりまして、燃焼時の発熱量が非常に高くなってしまい、適正な運転管理ができなくなってしまいますことから、「プラスチック類残渣処分業務」として委託をしております業者の施設に搬入をし、焼却処理をしてございます。
  なお、焼却処理を委託しております業者は、議員の皆様に昨年7月に視察をしていただいた成田市の株式会社ナリコーでございます。
  菖蒲清掃センター及び八甫清掃センター管内におきましては、プラスチック製容器包装だけをプラスチック類といたしまして回収しております。その後、プラスチック類は、委託をしております中間処理業者の施設に搬入されまして、プラスチック製容器包装対象物につきましては、圧縮加工した後、容器包装リサイクル法に基づきまして、指定法人に引き渡し、リサイクルを行ってございます。
  また、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センター管内から中間処理業者の施設に搬入されましたプラスチック類につきましては、プラスチック製容器包装だけを対象としておりますことから、選別をする必要はございませんので、「中間処理業務」として圧縮加工し、指定法人に引き渡しをしているものでございますが、回収したものの中にはプラスチック製容器包装対象以外のものが多少なりとも混入しておりますことから、この「中間処理業務」におきまして、対象外でありますプラスチック類残渣の除去も行ってございます。
  除去いたしましたプラスチック類残渣につきましては、委託をしております中間処理業者の施設から菖蒲及び八甫清掃センターへ運搬されまして、焼却処理をしてございます。
  この中間処理業務と運搬業務をあわせまして八甫清掃センターでは、「プラスチック製容器包装廃棄物中間処理業務及び残渣運搬業務」として、菖蒲清掃センターにつきましては、「プラスチック製容器包装廃棄物中間処理業務」として委託契約させていただいております。
  このことから、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターについては、同一の業務でございますことから、今後におきましては、業務委託名を統一してまいりたいと考えております。
  なお、久喜宮代清掃センターにつきましては、他の清掃センターと業務内容に違いがありますことから、業務委託名が異なっているものでございます。
  次に、ご質疑のC及びDは、関連がございますことから、あわせてご答弁させていただきます。焼却灰及びばいじんの処理方法につきましては、各清掃センターで異なるものとなっております。平成26年度におきましては、久喜宮代清掃センターから排出されます焼却灰は、埋め立てによる最終処分、路盤材原料化及びセメント原料化により処理しております。
  業務の内容といたしましては、最終処分場や原料化処理施設で埋め立て処分や原料化を行うものでございますが、そのうち埋め立てによります最終処分業務の一部と路盤材原料化業務の一部におきましては、久喜宮代清掃センターから最終処分場や原料化処理施設までの運搬業務が受け入れ先の業者にはできないことから、焼却灰の一部につきましては、運搬業務を別途委託契約しているものでございます。
  ばいじんにつきましては、全量を路盤材原料化しております。業務の内容といたしましては、久喜宮代清掃センターから原料化を行う原料化施設まで運搬するものですが、受け入れ先の関連業者が運搬を行うことができることから、運搬業務も含まれた契約となっております。
  菖蒲清掃センターから排出されます焼却灰及びばいじんは、全量を埋め立てにより最終処分しております。業務の内容といたしましては、同一業者が菖蒲清掃センターから最終処分場まで運搬し、埋め立て処分を行うものでございますことから、運搬業務も含まれた契約となっております。
  また、八甫清掃センターから排出されます焼却灰及びばいじんは全量をセメント原料化しております。業務の内容といたしましては、八甫清掃センターから原料化処理施設まで運搬するものですが、受け入れ先の関連業者が運搬を行うことができますことから、こちらも運搬業務も含まれた契約となっております。
  これらのことから、菖蒲清掃センターにおきましては、「最終処分業務」のみとなってございます。八甫清掃センターにおきましては、「セメント原料化業務」のみとなってございます。
  次に、Eのご質疑にご答弁申し上げます。塵芥処理費でのご質疑@の資源の選別業務、Aの資源の異物等処分業務、Bのプラスチック関連業務、Cの焼却灰関連業務、Dのばいじん関連業務につきましては、先ほどご答弁いたしましたとおり、各清掃センターごとに、ごみ等の処理形態に違いがありますことから、それぞれの処理施設に適合した形で分別収集や中間処理、焼却灰の搬出を行っているところでございます。
  このようなことから、できる限り業務内容の統一に努めているところでございますが、現在の3清掃センターによる処理体制の中で、全ての業務におきまして、内容を統一することは難しいものと考えてございます。
  また、業務の名称につきましては、業務の内容に違いがあり、各業務内容に適した名称で委託契約をしていますことから、統一することは難しいことと考えてございますが、同一の業務内容のものは、今後統一してまいりたいと考えております。
  次に、ご質疑の44ページから45ページ、工事請負費、@についてご答弁申し上げます。平成26年度工事といたしまして、上半期工事、緊急工事、下半期工事の発注を行ってございます。上半期工事につきましては、工事契約額が2,536万9,200円でございます。主な工事内容といたしましては、1号炉の移床ストーカ減速機更新工事、2号炉のガス冷却室耐火物補修工事、燃焼装置補修工事、共通部のコンプレッサの点検・整備、クーリングタワー更新工事等を実施したものでございます。
  緊急工事につきましては、適正な運転維持管理を実施するため、早急に整備が必要となった工事でございまして、工事契約額が2,149万2,000円でございます。主な工事内容といたしましては、1号炉の主煙道ダクト・混気室天井耐火物補修工事、主煙道ダンパ・均分耐火物補修工事、主煙道ダクトケーシング補修工事等を実施したものでございます。
  下半期工事につきましては、工事契約額が1億443万6,000円でございます。主な工事内容といたしましては、1号炉及び2号炉の集塵装置でありますバグフィルターのろ布交換工事、共通部のごみ投入クレーン及び灰出しクレーンの点検・整備工事、除鉄及び除マンガン装置のろ過材交換工事を実施したものでございます。
  次に、ご質疑の44ページ、45ページ、工事請負費、Aについてご答弁申し上げます。八甫清掃センターのごみ焼却施設は、稼働開始以来、おおむね25年が経過し、設備の老朽化が全体的に進んでいましたことから、平成25年度及び平成26年度の2カ年をかけまして、主要機器の整備及び更新を行ったものでございます。
  工事後の延命化の数値といたしましては、延命化の目標年度を平成35年度といたしまして、重要性の高い設備を選択し、工事を実施しておりますので、日常の適正な運転管理と毎年の定期点検及び修繕工事等を適切に実施することによりまして、平成35年度まで安定的な運転が可能であると考えてございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  杉野議員。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 再質疑を何点かいたします。
  26、27ページの、この2つの団体についての負担金の確定ですけれども、前者の質疑でもいろいろご答弁を伺いましたし、今も伺いましたけれども、最終的に総会の資料等で確認をしているということで、それは衛生組合のほうには提出されてきているのでしょうか。いわゆる情報公開の対象とした、公文書として公開しているのか、お尋ねいたします。
  また、あわせまして、少なくとも環境衛生の事業、この名前を冠するだけの事業に使われていなければならないと思うのです。また、鷲宮・栗橋生活環境保全ということで、そういうふうに使われていると言いつつ、全く飲み食いに使われていないとも言い切れないという大胆なご答弁があったのですけれども、これはそこまで言い切るということであると、これは一般の市民から批判に耐え切れないのではないかなと思います。きちっと報告書を、この80万円、100万円に相応した報告書の提出を求めるべきだと思うのですが、その点いかがでしょうか。
  また、現業の人数、清掃総務費の関係ですが、30、31ページのところです。体制として、体制の見直しをしてきたので、補充はしていないということで、昨年度、別段、補充はしなかったという理由を述べられましたけれども、中には定年退職後の再任用もあるのですが、再任用は期限がついていますよね。ですから、この方の期限が終われば、補充はまたなくなってしまうのかなと。先ほど別の質疑に対してのご答弁で、一切補充というか、増員はしないということでしたか。補充はしないということではないのかなと思うのですが、その辺ちょっと整理をして、体制を見直して補充をしてこなかったということは体制の見直し、いわゆる余裕部分があって、そうしたのか。一般的に言いますと、無理をして圧縮しているのか、どちらかだと思うのです。それはどういう体制見直しだったのか、その内容をお尋ねします。
  また、細かいことを塵芥処理費でお伺いいたしました。その前に多量排出者のところで、業務用生ごみ処理機を4施設、4台入れたということで、事実上3施設、医療機関、大型商業施設内の食堂、それから学校ということでしたけれども、この学校については給食センターではなく、いわゆる公立の学校ということでしょうか、どこに設置したのか。給食センターならばわかるのですが、こちらちょっと確認したいのと、それから業務用の生ごみ処理機について、思ったより導入実績が少ないのですね。これはやはり効果があるというふうに数字も126トンですか、示されて、処理をされたということですので、どういうふうに広めていくかという、その努力を昨年度、どういうふうに進めてきたのか、お尋ねします。
  また、塵芥処理費のことで、いろいろご説明いただきまして、基本的なところで質疑をいたしました。申しわけありませんが、全てお答えいただきまして、ちょっとわかりにくいところがありましたのは、いろいろな選別なり、運搬なり、業務が、その中に既に含まれた契約になっているということで、それは了解をしました。統一できるところは統一するということで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
  それから、44、45ページの八甫清掃センターの基幹的設備改良工事の件ですが、2カ年で10億7,100万円の支出となっていますが、平成26年度決算は5億4,858万円ですか、かなり大きな改良事業だったわけですけれども、こちら当然交付金を使っての長寿命化という位置づけ、目的があったと思うのですが、この交付金要領を見ますと、築25年以内のものを対象としながら、最低10年間以上稼働させるということを国のほうで言っています。そうしますと、25年以内ですから、24を足すと、最低34年間以上は稼働させなくてはいけない、そういう交付金の意図、趣旨だったと思うのです。これはあくまで34年すれば、老朽化でもう使えないということには決してなりません。この交付金と改良工事の意味をよく捉えるなら、さらなる延命化をするということが、長寿命化を10億円かけて図ったわけですから、できる限り使っていくというのが基本的なスタンスではないかと思うのですが、その時期に統廃合ということも、今計画が進捗していますので、その辺の施設を有効に効果的に使っていくということで、どういうふうに平成26年度は検討されたのか、お尋ねをします。
  以上です。
議長(加納好子君) 杉野議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  藤井業務課長。
                 〔業務課長 藤井 智君登壇〕
業務課長(藤井 智君) 杉野議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  負担金の関係でございますけれども、報告書等につきましては、公文書として保管してあるのかというご質疑かと思います。こちらにつきましては、八甫清掃センターのほうから保全協議会、それから幸手4地区に対しまして、決算報告書の写しを取得しまして、その移しを保管してございます。
  それから、使途の関係でございますが、特に生活環境保全協議会の関係につきましては、以前から飲食代の関係につきまして、ご指摘がございまして、そのたびに改善を図ってまいりました。特に平成24年度までは100万円のほかに予算的に200万円、視察研修旅行を計上しておりまして、実質8割程度の支出をしてございました。これにつきましては、平成25年度から中止をしております。
  それから、100万円の中身につきましても、保全協議会が、そのまま保有しているのではなくて、地元4地区に対しまして、平成26年度におきましては15万円ずつ60万円を地区の運営費に必要なことということで、運営費に使っていただくということで、お願いをいたしまして、その地区の決算報告書につきましても、写しを協議会を通じて清掃センターのほうに保管してございます。今後とも使途につきましては、今以上に改善を図ってまいりまして、特に保全協議会の代表とは定期的に協議をいたしまして、使途の改善には万全を尽くしていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたく存じ上げます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 杉野議員の再質疑につきまして答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。現業の職員の人数、体制の見直しということで、具体的な内容はというご質疑であったと思います。具体的な内容といたしましては、まず久喜宮代清掃センターにおきましては、場内で運転をしております剪定枝の資源化設備、こちらの運転日数を見直しをしております。加えまして、粗大ごみの収集業務、こちらの人員の見直しをかけましたことで、久喜宮代清掃センターにつきましては、現体制を維持して、現人数で業務を見ている状況でございます。
  また、菖蒲清掃センターにおきましては、収集部門は持っておりませんので、主に施設部門に従事しておりましたが、今回の当組合の施設課という課を設置しておりますが、こちらも見据えて、こういった内容を委託業務等に織りまぜる等、そういった形で内部的に業務の見直しをさせていただくことで、こちらの人員配置については、退職から再任用になったわけなのですけれども、人員配置につきましては、こちらのとおりとなっておるところでございます。
  なお、今後の職員の補充につきましてでございますが、昨年度、平成26年の10月議会で答弁がありましたとおり、現業職員につきましては、定年退職に係る減少分の補充を引き続き業務委託の拡大により対応していく予定でございますことから、職員採用の予定はないものでございます。こちら昨年度、10月議会で答弁をしておりますが、現段階におきましても、同様の方法となっておりますので、よろしくお願いいたします。
  それから、もう一点でございます。先ほど業務用の生ごみ処理機、こちらの学校が1基ということで、答弁をさせていただきましたが、こちらは給食センターでしょうかと、こういった趣旨の質疑であったと思います。こちらの学校につきましては、久喜宮代清掃センター管内の私立の学校でございます。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 続いて、答弁をお願いします。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 杉野議員の再質疑、八甫の基幹的設備改良工事についてご答弁申し上げます。
  八甫清掃センターでは、稼働後25年が経過をいたしましたことから、延命化事業といたしまして、主要機器を更新することにより、処理機能を確保するとともに、施設のおおむね10年程度の延命化と安定的なごみ処理が図れ、新設炉の建設と比較し、経済的な低減が図れることから、工事を行ったものでございます。この10年間の延命化によりまして、おおむね竣工から35年間、焼却炉が使用できるというふうに考えてございます。
                 〔「議長、答弁漏れが」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 答弁漏れがあるそうです。
  鈴木業務課長補佐、お願いします。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 失礼しました。答弁漏れが1点ございました。
  今後の業務用生ごみ処理機の、現在から今後にかけての取り組みということでございます。先ほど議員のご質疑にもございましたが、平成25年度の手数料改定に伴いまして、特に久喜宮代清掃センターにおきましては、事業系のごみ処理手数料が10キロ当たり200円となりました。こういったことから、業務用処理機につきまして、金銭的な補助を設置、運用することで、以前と比較しまして、各事業所につきましても、設置におけます金銭的なメリットを享受できる、そういったことが以前よりも増したものと考えております。今後につきましては、こういった内容を踏まえまして、多量排出事業者を中心に業務用生ごみ処理機、こちらの導入につきましてもPRに努めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再々質疑をお受けします。
  杉野議員。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 再々質疑を若干いたしたいと思います。
  現業職員については、何度も同じような質疑とご答弁、この間いただきまして、同じことを繰り返しているというような認識をお持ちかもしれませんけれども、そうしますと、減数に伴う補充はしない、平成26年度もしなかったということで、今後もしないという、繰り返しですけれども、それは外部委託のほうがすぐれているという認識なのでしょうか。それとも安上がりだという、どちらかだと思うのです。それを端的にお答えいただきたいなと思います。
  それから、八甫の基幹的設備改良工事についてなのですけれども、交付要件、先ほども申し上げましたけれども、何通りかの交付の条件がありますけれども、地球温暖化対策にかかわる基幹的設備改良事業、ごみ焼却施設という項目にほぼ該当するかなと思うのですが、こちらは、この基幹的設備改良事業は10年以上の施設稼働することというふうに義務づけられているわけですね。ですから、10年たてば、もう廃炉というか、廃棄、除却処分していいということにはならないと思うのです。使えるものは使うということが、より経済的かなと思うのですが、そちらの、せっかくの10億円を超える改良工事をやったものを、あと10年もたたないで処分してしまっていいのかという、率直に思うわけですけれども、その辺のお考えを伺いたいと思います。
  以上です。
議長(加納好子君) 杉野議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 杉野議員の再々質疑に答弁申し上げます。
  委託と直営を比べて、委託のほうがすぐれているという認識か、もしくは安上がりかという認識か、いずれかを端的にというご質疑であるかと思います。幾つか比較するところはあろうと思います。もし同等の仕事を、業務の内容をやっていただけるということになれば、最終的には、やはりコストの面から比較することが、最終的な判断につながってくると考えております。そして、最終的には費用対効果、こちらの面を考慮いたしまして、今後につきましても、業務委託につきましての対応ということで、継続をさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
議長(加納好子君) 内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、再々質疑にご答弁を申し上げます。
  八甫清掃センター、今後10年先でとめてしまうのか、もっと使ったほうかいいのではないかというようなご質疑でございます。八甫清掃センターでは、25、26の段階で、この焼却施設が危険であると、これ以上使っていると、いつとまってしまうかわからないというような状況の中で、基幹的設備改良工事を行ったものでございます。また、今後市のほうで計画しております、平成35年度稼働の焼却炉が建設されますと、経済的にも、2炉運転するよりは1炉稼働で運転したほうが経済的にもよいということでございます。
議長(加納好子君) 以上で杉野議員の質疑を打ち切ります。
  続いて、鈴木議員、お願いします。
                 〔13番 鈴木松蔵君登壇〕
13番(鈴木松蔵君) 13番の鈴木松蔵です。平成26年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について質疑します。
  1、39ページ、生ごみ減容化及び堆肥化処理施設運転管理業務について。久喜宮代衛生組合では、生ごみ全量堆肥化するとの大きな目標があります。それに向けての平成26年度の成果をお伺いいたします。
  次に、41ページ、生ごみ減容化及び堆肥化処理施設臭気測定業務についてお伺いします。臭気について測定の単位と結果の内容について。単位については、重量ですと、キログラム、あるいはトン、空気中に含まれる粒子状物質についてはPM、例えば2.5、あるいはダイオキシンなどについてはppmなどの単位を用いますが、臭気についてはどんな単位を用いているか。あるいは全く単位なしで行っているのか、伺います。平成26年度の結果について伺います。
  3つ目、47ページ、し尿浄化槽汚泥最終処分(堆肥化)業務について。「(堆肥化)」の部分の成果をお伺いします。
  4番、堆肥の販売実績を伺います。生ごみから生成した堆肥は、土に返すことになりますが、有料で販売することになろうと思いますが、平成26年度の実績をお伺いします。
議長(加納好子君) 鈴木議員の質疑に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 鈴木議員ご質疑の1、生ごみ減容化及び堆肥化処理施設運転管理業務、生ごみ全量堆肥化へ向けての平成26年度の成果についてご答弁申し上げます。
  平成26年度につきましては、久喜市内で40地区、宮代町内で6地区の計46地区を「生ごみ堆肥化推進地区」といたしまして、4,868世帯の皆様のご協力のもと、台所資源である生ごみを841.87トン回収させていただきました。
  減容化施設に導入いたしました生ごみは、攪拌をしながら24時間かけて約10%に減容した後、堆肥化施設によりまして堆肥の製造を行っております。
  平成26年度につきましては、30.96トンの堆肥を生産いたしまして、「生ごみ堆肥化推進地区」の皆様に無償で配布をさせていただいております。
  衛生組合では、ごみ焼却量の削減と環境への負荷を少なくすることを目的に事業を推進してございますことから、一定の成果があるものと考えてございます。
  次に、2の生ごみ減容化及び堆肥化処理施設臭気測定業務、臭気について測定の単位と結果の内容についてご答弁申し上げます。臭気測定業務につきましては、生ごみを減容化処理する際に発生します、臭気の原因となるアンモニア等の特定悪臭物質の測定をするものでございます。特定悪臭物質の測定単位といたしましては、ppm(100万分の1)での単位となってございます。
  平成26年度におきましては、平成26年7月と平成27年1月の2回実施してございます。測定の結果でございますが、平成26年7月の測定結果につきましては、気象条件等により臭気が拡散されない場合を除いては、悪臭苦情は発生しないという結果となってございます。
  また、平成27年1月の測定結果につきましては、悪臭の最大到達距離が1キロメートルから2キロメートルで、悪臭苦情は500メートル以内が中心と言えるという結果となってしまいましたことから、原因を追求したところ、菌床内(チップ内)の含水率が多いことが判明いたしましたので、早急に投入量の調整を図り、適正な状態への回復を行ったものでございます。今後におきましては、処理状況を常に把握し、適正な維持管理に努めてまいります。
  次に、ご質疑の3、し尿浄化槽汚泥最終処分(堆肥化)業務、「(堆肥化)」部分の成果についてご答弁申し上げます。久喜宮代清掃センターのし尿処理施設での処理過程におきまして発生いたします脱水汚泥につきましては堆肥化を行っております。
  堆肥化業務の委託先といたしましては、長野県佐久市にございます「クリーンユーキ株式会社」及び埼玉県寄居町にございます「よりいコンポスト株式会社」の2社でございます。
  平成26年度の搬出実績でございますが、「クリーンユーキ株式会社」へ436.68トン、「よりいコンポスト株式会社」へ106.95トン、合計で543.63トンの搬出となっており、両社とも適正な管理のもと堆肥化業務を行っているものでございます。
  委託先の会社に堆肥化率を確認いたしましたところ、「クリーンユーキ株式会社」では、チップの中に汚泥を投入し、攪拌を行い、発酵させる段階で水分が蒸発することから、搬入量に対して約15%が堆肥となると伺ってございます。それをもとに算出いたしますと、当組合で搬出した量から算出いたしますと、約66トンの堆肥が製造されたことになります。
  また、「よりいコンポスト株式会社」では、副資材としてできた堆肥を利用し、投入汚泥に対し1対1の割合で混合し、攪拌を行うことで、発酵させる段階で水分が蒸発することから、搬入量に対して約30%が堆肥になるものと伺ってございます。それをもとに算出いたしますと、約32トンの堆肥が製造されたことになるものです。
  次に、4の堆肥の販売実績についてご答弁申し上げます。久喜宮代衛生組合で製造しております生ごみ堆肥の「エコ菜来2」につきましては、主に「生ごみ堆肥化推進地区」の協力世帯の皆様に無料で配布をさせていただいております。販売については行ってございません。
  また、し尿処理施設の脱水汚泥から生産されました堆肥の販売先につきまして、委託業者に確認いたしましたところ、主にゴルフ場や近隣農家、造園業者等への販売と伺ってございます。
  販売単価でございますが、「クリーンユーキ株式会社」では、トラックに直接積み込む場合は2トン当たり1,500円、袋入りの場合は15キログラムで150円とのことでございます。「よりいコンポスト株式会社」では、トラックに直接積み込む場合は1トン当たり1,000円、袋入りの場合は20キログラムで300円と伺ってございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  鈴木議員。
                 〔13番 鈴木松蔵君登壇〕
13番(鈴木松蔵君) このことについて、以前にも質疑しましたけれども、生ごみの全量堆肥化という大きな目標があるわけでございますので、それに向けて、この事業を行いながら、一歩一歩力強く、全量堆肥化に向かっていただきたいと思うわけですが、その力強さを残念ながら私は感じ取れません。力強く進めていただきたいと思います。今後におきましては、菖蒲町三箇地区に新しい炉を設置するというようなことでございます。新しい堆肥化施設がどのぐらい必要なのかなど、今のうちから検討していただきたいと思います。また、熊谷市の例もあるということでございますが、そういったことにも気を配っていただきまして、力強く進めていただきたいと思います。力強く進めるということについて執行部の気持ちのほどを示していただきたいと思います。
  次に、臭気については、これはなかなか目に見えないものでございますけれども、時として非常に強いにおいがあるというような指摘もありますので、今後におきましても、臭気については十分に意を払っていただきたいと思います。これは要望です。
  それから、し尿浄化槽汚泥最終処分については了解いたしました。
  それから、4番の堆肥の販売実績ということですが、これは無償で配っているということですが、やはり今後において全量堆肥化ということになれば、相当の量ができるかと思いますし、また堆肥を使って野菜づくりなどの効果というものも直結すると思いますので、その辺の検討もしていただきたいと思いますし、また堆肥については、いい堆肥、良質の堆肥をつくるという考えがないような気がしますので、その辺も意を配っていただきたいと思います。これは要望です。
  最初の決意のほどについてお伺いします。
議長(加納好子君) 鈴木議員の再質疑、全量堆肥化に向けて力強くをご答弁お願いします。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、鈴木議員の再質疑にご答弁を申し上げます。
  衛生組合では、平成15年度から生ごみ堆肥化を実証試験として実施し、平成22年度からは生ごみ減量化処理施設による実証試験に切りかえ、現在に至ってございます。先ほど熊谷市にございます民間の処理能力20トン規模の稼働が思わしくないと申し上げましたが、組合の現施設の状況は、おおむね順調に稼働しておりますことから、近いうちに実証試験を終了いたしまして、本格稼働するならば、何トン規模で、どのように配置すればよいか、検討に入らない時期に来ていると考えてございます。
                 〔何事か言う人あり〕
議長(加納好子君) 以上で鈴木議員の質疑を打ち切ります。
  続きまして、成田議員、お願いします。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 7番、成田ルミ子でございます。
  33ページ、衛生費、光熱水費につきましては、先ほど電力の大幅値上げによるものだという答弁をいただきましたので、こちらのほうは結構でございます。
  37ページ、塵芥処理費、こちら燃料費が各センターともに昨年比で大幅にふえておりますが、その理由をご説明ください。よろしくお願いします。
議長(加納好子君) 成田議員の質疑に対する答弁を求めます。
  長堀総務課長。
                 〔総務課長 長堀康雄君登壇〕
総務課長(長堀康雄君) 済みません。先ほどの鈴木議員への答弁の中で、言い間違いがございまして、検討に入らないということではございませんで、入るということでございますので、言い間違いでございますので、訂正をさせていただきたいと思います。
議長(加納好子君) 成田議員の質疑に対する答弁をお願いします。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) それでは、成田議員の燃料費が各センターともに昨年比でふえた理由についてご答弁申し上げます。
  燃料費の主な使途といたしましては、各センターともにごみ焼却施設で使用する助燃材の購入費でございます。助燃材とは、焼却施設の立ち上げ時に焼却炉の温度を一気に上昇させるほか、運転中の炉内温度を850度以上に安定的に保つため、助燃バーナーの燃料として使う重油や灯油でございます。
  平成26年度の助燃材の購入量を平成25年度と比較しますと、久喜宮代清掃センターで使用しております特A重油が28キロリットルの増、菖蒲清掃センターで使用しておりますA重油が9キロリットルの増、八甫清掃センターで使用しております灯油は増減なしとなっております。
  また、平成26年度は、7月から9月をピークに原油価格が高騰しましたことから、使用しております助燃材の購入単価が3種類ともに11月あたりまで上昇していたことによりまして、燃料費が昨年度と比較し、増加となっているものでございます。
議長(加納好子君) 以上で成田議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして、議案第13号に対する質疑を打ち切ります。
  ここで休憩いたします。

    休憩 午後 2時49分

    再開 午後 3時00分

議長(加納好子君) 再開します。
  次に、議案第14号 平成27年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について質疑をお受けします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、猪股議員、お願いします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 一般会計補正予算で2点です。まず、1つ目ですけれども、11ページに生ごみ減容化及び堆肥化処理施設内草刈りと防草処理業務とあるのですが、ちょっと意味がよくわからないのですが、単純素朴に言えば、施設の中の草刈りでも、よく意味がわからないということなのですが、この業務の内容を説明してください。
  それから、2つ目ですけれども、決算のほうでも、私も含め何人か質疑しておりましたが、15ページ、業務用生ごみ処理機の補助金の関係です。今回説明では、当初予算で250万円で、執行済み1件で、今回の補正予算で1件の追加というふうに聞いたのですけれども、これの経過と年度内の見通しを説明してください。
  それから、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターの管内では、今年度の見通しはどうなっているかをお願いします。
  それと、これまでの各センター管内の業務用処理機補助制度を活用しての導入実績を、全体をまとめてお願いしたいのですが、先ほど決算のほうでは、これまで4基と言われましたか。これは平成26年度4基ですか、そこら辺も意味がよくわからないのですけれども、これまでの導入実績をお願いいたします。
  以上です。
議長(加納好子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
  青柳総務課長補佐。
                 〔総務課長補佐 青柳浩行君登壇〕
総務課長補佐(青柳浩行君) それでは、猪股議員ご質疑の(1)につきましてご答弁申し上げます。
  生ごみ減容化及び堆肥化処理施設内(大地のめぐみ)につきましては、毎年2回から3回、除草業務を委託して雑草の刈り払いを実施しているところでございますが、今後の管理等を考慮し、この施設内について雑草が生えないような処理を行い、施設の維持管理費の削減を図るというものでございます。
  具体的な委託内容でございますが、まず草刈りを行い、一部整地を実施した後に、防草シートを張るという業務でございます。
  以上です。
議長(加納好子君) 続いて、答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員のご質疑、2番、業務用生ごみ処理機補助金につきましてご答弁申し上げます。
  まず、「業務用生ごみ処理機」の今年度の実績でございます。7月28日付で、宮代町内の食品製造販売業者から補助金の交付申請を受領いたしました。その後、9月28日に設置を確認いたしましたことから、同月30日付で確定通知を送付いたしました。補助金額は、総事業費「239万6,188円」に対し、補助金交付額は2分の1の「119万8,000円」でございます。
  2基目につきましては、9月1日付で宮代町内の老人福祉施設から補助金の交付申請がございました。予算執行残額が、先ほどの9月30日付の確定の分を差し引きました「130万2,000円」のところ、申請額は「249万7,000円」でありますことから、差し引きました「119万5,000円」が不足している状況でございますので、今回増額補正をさせていただくものでございます。
  なお、2件目の申請につきましては、現在、仮受領の状態でございます。今回の補正予算をご承認いただき次第、正式に申請を受領し、補助金交付の手続を進めてまいりたいと考えております。
  また、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターにおける申請につきましては、現在のところございませんが、八甫清掃センター管内に所在する飲食店から、処理機の導入につきまして具体的な相談を受けている状況でございます。
  続きまして、これまでの各センター管内の導入実績の集計といたしましては、制度発足後から昨年度までの実績の総合計といたしまして、久喜宮代清掃センター管内では「6件」、うち久喜地区「4件」、宮代町「2件」、菖蒲清掃センター管内で「1件」、八甫清掃センター管内で「2件」となっており、合計で「9件」でございます。
  なお、先ほど答弁の中で、計4基という内容で答弁をさせていただきましたが、こちらにつきましては、平成26年度の多量排出事業所のうち業務用の生ごみ処理機を導入している事業所の数でございます。ただいまご答弁いたしました9件につきましては、制度発足後から昨年度末時点での総合計となりますので、ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
  これまで大型商業施設、病院、飲食店等では導入実績がありますことから、今後も各清掃センター管内におきまして、このような事業者からの申請が見込まれると考えております。引き続きホームページへの掲載による制度の周知に加え、多量排出事業所のうち減量化計画において厨芥類を多量に排出する事業者に対して費用対効果も含め、個別に働きかけを実施する等の対応を継続してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) わかりました。済みません、私の認識不足で。大地のめぐみ、あそこを生ごみ減容化・堆肥化処理施設というふうになっているのですね。わかりました。生ごみの業務用処理機なのですけれども、けさもらった平成26年度の4基というのは、これは地区はどこになりますか。4つとも久喜宮代清掃センター内ではないな、お願いします。去年の4基はどこのセンターか、どこの地区か。
議長(加納好子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  鈴木業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 鈴木昌利君登壇〕
業務課長補佐(鈴木昌利君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  先ほど平成26年度の多量排出事業所のうち業務用生ごみ処理機を導入している事業所は4件ということで、答弁をさせていただきました。こちらの設置の内訳及び年度につきましてご答弁申し上げます。
  平成21年度、久喜市内、医療機関1件、平成25年度、宮代地区ですね、宮代町、学校1件、同じく平成25年度、鷲宮地区、大規模商業施設、平成25年度は計2件でございます。平成26年度、菖蒲地区、農産物直売所1件ということで、計4基となります。
  以上でございます。
議長(加納好子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
  次に、杉野議員、お願いします。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 3番、杉野です。議案第14号 平成27年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について質疑をいたします。
  12、13ページ、衛生費、清掃事務管理事業(久喜宮代)で、給料479万1,000円の説明がありまして、現業職員の死亡1名とありましたが、その死亡の理由をお伺いします。
  次に、16、17ページ、衛生費、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)の640万7,000円について、ご説明では「入札差金」ということでありましたが、入札時の状況をお伺いします。入札参加業者名と入札金額でございます。
  以上です。
議長(加納好子君) 杉野議員の質疑に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 12ページ、13ページ、衛生費、死亡の理由についてご答弁申し上げます。
  職員の死亡理由につきましては、休日に私用中の事故による死亡でございまして、公務時間中の事故による死亡ではございません。
  次に、ご質疑の16ページ、17ページ、衛生費についてご答弁申し上げます。八甫清掃センターのごみ処理施設運転管理業務につきましては、3年間の長期継続契約となってございます。当初予算といたしまして2億1,376万7,000円を見込んでございましたが、入札を実施した結果、落札額は2億736万円でございましたことから、差金といたしまして640万7,000円の不用額が生じたものでございます。
  委託業者につきましては、八甫清掃センターのごみ処理施設は特殊な機器を使用していますことから、通常のメンテナンスや緊急のふぐあい等の対応にも特殊な技術を必要とするものでございまして、施設の設計施工を行ったプラントメーカー以外は、運転管理業務の目的を達することが不可能でありますことから、プラントメーカーでございます荏原環境プラント株式会社と契約を締結してございます。
議長(加納好子君) 再質疑をお受けします。
  杉野議員。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 1点再質疑いたします。
  この現業職員、亡くなられたことは残念だと思います。確認ですが、今後減員となる、つまり減数となる現業職員については、先ほど来のご答弁で、補充をせず、委託に置きかえていくというような方針が話されましたが、そういうことでよろしいのでしょうか。それをお尋ねします。確認です。
  それから、入札差金の関係ですけれども、当然プラントメーカー、荏原さんが、こういった補修にしても、運営事業全て事業開始以来やっているわけですけれども、やはり全くお任せということではなくて、しっかりとこちらのほうの意味合いとしても、専門家に対して事業の必要性や中身、金額等について、しっかりチェックをできるような研修を積んでいただきたいと思うのです。そういったことでは、立ち会いも含めまして、どういったチェックが行われるのか、そのお考えだけお伺いします。
議長(加納好子君) 杉野議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  内田施設課長。
                 〔施設課長 内田久則君登壇〕
施設課長(内田久則君) 再質疑にご答弁を申し上げます。
  まず、1点目でございます。職員の死亡による職員の対応ということでございますが、委託で対応してまいります。
  次に、八甫清掃センターの施設でございます。こちらのほうにつきましては、当組合では、数名ではございますが、技術管理者という講習を受けて、設計・施工、そういった勉強もさせていただいてございます。そういった知識を活用しながら、設計等も含みながら、その対応をしていきたいと考えております。また、契約に当たりましては、一応予定価格を設定いたしまして、予定価格内であった場合は契約を締結しておりますことから、業者の提示した価格で契約をしているということではございません。あくまでも私どものほうで設計を組んだ額でやっておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議長(加納好子君) 以上で杉野議員の質疑を打ち切ります。
  議案第14号に対する質疑は以上ですので、これにて質疑を打ち切ります。

                        ◇                      

    ◎討論・採決
議長(加納好子君) 日程第3、これより討論・採決を行います。
  議案第10号について討論をお受けします。
  まず、反対討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 反対討論なしと認めます。
  次に、賛成討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第10号 久喜宮代衛生組合監査委員条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手全員〕
議長(加納好子君) 挙手全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第11号について討論をお受けします。
  まず、反対討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 反対討論なしと認めます。
  次に、賛成討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手全員〕
議長(加納好子君) 挙手全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第12号について討論をお受けします。
  まず、反対討論をお受けします。
  杉野議員。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 3番、杉野です。議案第12号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきまして、反対の立場から討論を行います。
  本条例改正は、し尿処理手数料を人数制部分、現行月額「150円」を平成28年4月から「260円」に、また従量制につきましては、10リットルにつき「45円」を「70円」にそれぞれ初年度73%、55.5%値上げをするものです。また、平成29年4月からは、人数制「260円」を46%値上げで「380円」に、平成30年4月からは「31%」値上げで「500円」にとするものです。
  本改正につきましては、低所得者など生活困窮世帯への減免もなく、超大幅値上げであります。今ここで、こうした大幅値上げをすべき緊急性は見当たらないことと、住民負担増となるので、反対といたします。
  以上です。
議長(加納好子君) 次に、賛成討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 賛成討論なしと認めます。
  次に、反対討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第12号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
議長(加納好子君) 挙手多数であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第13号について討論をお受けします。
  まず、反対討論をお受けします。
  山下議員。
                 〔4番 山下秋夫君登壇〕
4番(山下秋夫君) 議席番号4番の山下です。議案第13号、2014年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、反対する立場から討論を行います。
  ごみの取扱量の総排出量減少については評価いたします。2011年度を100として、2012年度はマイナス2.7%、2013年度はマイナス2%、2014年度はマイナス4%となりました。ごみ排出の減量に努力したことは評価をしたいと思います。
  しかし、反対する理由は、職員数を減らしたまま、外部委託に置きかえていることです。その結果、職員給が2011年、平成23年を基準にすると、4年間で、2014年度、平成26年度、マイナス21.4%になりました。これは職員数の減少が主な理由となっております。世代交代も含め、正規職員をふやし、きめ細やかなごみの収集に当たるべきと考えております。
  2つ目は、歳入額の合計で、2011年度比において2014年度では15.3%増となっています。このような中で使用料、手数料金が4年続けて増額となりました。2011年度を100とした場合、2014年度、平成26年度では74%増となりました。これは中小零細企業者が多い久喜宮代衛生組合での持ち込みごみ手数料など負担増となっていたことが示されているのではないでしょうか。中小零細企業にとって、特に零細企業にとっては大変な負担増となっております。
  また、市民にとっても指定ごみ袋が2012年、平成24年に導入されたままになっております。市民は、ごみ袋の指定による負担増、消費税による負担増、介護保険、国民健康保険料、教育費などなどの負担が重くのしかかっております。
  よって、久喜宮代衛生組合の正規職員の増員、零細企業に対する支払い能力による持ち込みのごみ処理手数料金の引き下げ、指定ごみ袋の解除を求めて反対といたします。
  以上です。
議長(加納好子君) 次に、賛成討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 賛成討論なしと認めます。
  次に、反対討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第13号 平成26年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
議長(加納好子君) 挙手多数です。
  よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
  次に、議案第14号について討論をお受けします。
  まず、反対討論をお受けします。
  杉野議員。
                 〔3番 杉野 修君登壇〕
3番(杉野 修君) 3番、杉野です。議案第14号 平成27年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について、反対の立場から若干の討論を行います。
  本日、これまでの質疑、答弁の中で、執行側からは費用対効果、財政面から判断をして、現業職員の補充は行わず、順次委託に切りかえていく方針が示されました。これまで私ども退職した現業職員複数名と懇談しながら聞いてきました。やはりかつて現業職員の皆さんが一生懸命、住民や地域の中に入って分別の大切さ、またリサイクル等についての説明会を何度も行ったということを熱を込めてお話をされていました。
  この職員の配置については、私は、こうした憲法に宣誓した、自治法、また地方公務員法にのっとった公務としての位置づけを引き続き堅持していくべきだと考えております。本議案は、それに逆行するものが含まれておりますので、反対といたします。
  以上です。
議長(加納好子君) 次に、賛成討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 賛成討論なしと認めます。
  次に、反対討論をお受けします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(加納好子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第14号 平成27年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
議長(加納好子君) 挙手多数であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。

                        ◇                      

    ◎議長挨拶
議長(加納好子君) 以上をもちまして、本議会に付された案件は全て終了いたしました。
  本日は、提出議案に対する慎重なるご審議をいただきまして、まことにありがとうございました。

                        ◇                      

    ◎管理者挨拶
議長(加納好子君) それでは、管理者の挨拶をお願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 平成27年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会にご提案を申し上げました議案第10号ないし議案第14号の5議案につきまして、議員の皆様には慎重ご審議の上、ご議決を賜り、まことにありがとうございました。
  質疑、質問の中で賜りましたご意見等につきましては十分検討いたしまして、今後の組合運営に反映をさせてまいりたいと考えています。
  今後とも、議員の皆様方のご理解、ご協力をお願い申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。

                        ◇                      

    ◎閉会の宣告
議長(加納好子君) これをもちまして、平成27年久喜宮代衛生組合議会第3回定例会を閉議、閉会といたします。
    閉会 午後 3時28分