〇 招  集  告  示

久宮衛告示第41号

 平成23年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を次により招集する。

  平成23年9月26日

                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二

                   記

1 期  日  平成23年10月3日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   梅  田  修  一  君      2番   上  條  哲  弘  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   戸 ヶ 崎     博  君      6番   角  野  由 紀 子  君
     7番   鈴  木  松  蔵  君      8番   鎌  田  忠  保  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   内  田     正  君
    11番   金  子  正  志  君     12番   宮  原  一  夫  君
    13番   大  鹿  良  夫  君     14番   飯  山  直  一  君

不応招議員(なし)


平成23年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会 第1日

平成23年10月3日(月曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 管理者提出議案の上程(議案第5号〜議案第8号)
 7 提案理由の説明
 8 組合に対する質問
 9 次会の日程報告
10 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   梅  田  修  一  君      2番   上  條  哲  弘  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   戸 ヶ 崎     博  君      6番   角  野  由 紀 子  君
     7番   鈴  木  松  蔵  君      8番   鎌  田  忠  保  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   内  田     正  君
    11番   金  子  正  志  君     12番   宮  原  一  夫  君
    13番   大  鹿  良  夫  君     14番   飯  山  直  一  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  田  中  暄  二  君

   副管理者  庄  司  博  光  君
   代  表

   監査委員  榎  本  善  司  君

   会  計  岡     孝  夫  君
   管 理 者

   参  与  牧     光  治  君
   参  与  真  砂  和  敏  君
   参  与  栗  田  明  夫  君
   参  与  横  溝  秀  武  君
   事務局長  小  倉  康  治  君
   総務課長  渡  辺  和  夫  君
   業務課長  白  子  直  巳  君

   業  務  蓮  見     実  君
   2 課 長

   総務課長  金  井     誠  君
   補  佐

   業務課長  内  田  久  則  君
   補  佐

   業務課長  日 下 部  栄  子  君
   補  佐

   業 務 3  藤  井     智  君
   課長補佐


 本会議に出席した事務局職員
   庶務係長  籾  山  光  明
   書  記  長  田  充  泰
   書  記  野  口  智  樹



    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(飯山直一君) ただいまの出席議員は14名でございます。
  定足数に達しておりますので、これより平成23年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(飯山直一君) 直ちに本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(飯山直一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(飯山直一君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
    9番  猪 股 和 雄 議員
   10番  内 田   正 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(飯山直一君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  猪股議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 猪股和雄君登壇〕
議会運営委員長(猪股和雄君) おはようございます。
  第2回定例会につきまして、9月26日、午前9時より組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要をご報告いたします。
  本定例会に提出される議案は、管理者提出議案が4件、それから一般質問は3人が予定をいたしております。したがいまして、会期日程につきましては、本日10月3日から10月17日まで15日間ということで決定をいたしました。
  本定例会の議案質疑の締め切りにつきましては、10月7日、金曜日、午後5時までとすることで決定をいたしました。なお、つけ加えておきますと、メール、ファクスでもオーケーということで、ただし、その場合には必ず確認をするための電話を入れていただきたいということでございます。
  請願第1号 ごみ指定袋導入に反対する請願書が提出をされておりまして、本会議において最終日に上程し、審査をすることに決定いたしました。
  なお、陳情書が提出されておりますが、請願書と内容がほぼ同一と考えられます。そこで、本会議におきましては、陳情書が提出されたという報告を行い、審議の対象とはしないということになりましたので、この点についてもご報告をいたしておきます。
  その他といたしまして、管理者提出の追加議案1件が予定をされているということでございます。
  以上です。
議長(飯山直一君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告のとおり、本日10月3日から10月17日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(飯山直一君) ご異議なしと認めます。
  よって、会期は15日間と決定いたしました。
  なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日につきましては、先ほど委員長から報告がありましたとおり、10月7日、金曜日の午後5時までとすることで決定いたしました。
  なお、通知の配付につきましては、本日予定しておりますので、よろしくお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(飯山直一君) 日程第6、管理者提出議案の上程ですが、議案第5号から議案第8号を一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(飯山直一君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。
  本日、久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  さて、当衛生組合における3清掃センターの業務内容、手数料等の統一につきましてご報告をさせていただきます。廃棄物減量等推進審議会から答申をいただき、3月の定例会にて条例改正のご議決をいただいた粗大ごみ手数料の統一につきましては、いよいよこの10月より組合管内全域において統一された手数料での取り扱いを開始し、分別資源化といたしましては、八甫清掃センター管内においてプラスチック類や衣料の資源回収を開始いたしたところでございます。
  この取り扱い統一に伴う各清掃センターにおける粗大ごみの取り扱いの変更や資源化に伴う分別変更につきましては、広報紙等を通じ、周知をさせていただくとともに、ご希望いただきました地区には説明会を実施させていただき、延べ80回の説明会を開催いたしたところでございます。
  今後におきましても、指定袋の関係や家庭系廃棄物の自己搬入手数料の関係、事業系廃棄物の手数料など整理すべき課題が山積しており、管内の業務内容等の統一に向けて鋭意努力をしてまいりますので、議員各位におかれましては、ご支援、またご協力を賜りますよう重ねてお願いを申し上げます。
  それでは、本定例会に提案申し上げております議案の説明を申し上げます。本日、本定例会に提案をいたします議案は4議案でございます。
  初めに、議案第5号 専決処分の承認を求めることについてでございます。川口市、鳩ヶ谷市の合併に伴い、埼玉県市町村総合事務組合から鳩ヶ谷市を脱退させること及び同組合の規約を変更すること並びに同組合の財産について緊急に協議する必要が生じ、専決処分をいたしましたので、地方自治法179条第3項の規定により、この案を提出するものでございます。
  次に、議案第6号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定により、平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで調製をいたしております。
  決算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。予算現額34億9,427万2,000円、調定額35億3,167万6円、収入済額35億3,135万4,695円、不納欠損額10万3,666円、収入未済額21万1,645円でございます。
  次に、歳出でございます。2ページでございます。予算現額は、歳入と同額の34億9,427万2,000円でございます。支出済額が32億4,646万9,245円となっております。翌年度繰越額がございませんので、不用額が2億4,780万2,755円でございます。
  次に、議案第7号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。別冊で調製してございますので、お開きをいただきたいと存じます。第1条でございます。歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ942万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億6,942万円に改めるほか、第2条及び第3条において繰越明許費及び債務負担行為の補正を計上させていただく内容でございます。
  続いて、議案第8号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。資源物の持ち去り防止対策につきましてより一層の強化を図るため、罰則規定を設けるため本条例の一部を改正いたしたいので、この案を提出するものでございます。
  以上が本定例会に上程いたします議案4件でございます。なお、詳細につきましては事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(飯山直一君) 次に、議案第5号から議案第8号までの補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 小倉康治君登壇〕
事務局長(小倉康治君) おはようございます。それでは、補足説明をさせていただきます。
  議案書1ページをお開き願います。議案第5号 専決処分の承認を求めることについての補足説明を申し上げます。
  議案書の1ページをお開き願います。地方自治法第286条第1項の規定により、本年10月10日をもって埼玉県市町村総合事務組合から鳩ヶ谷市を脱退させること及び本年10月11日から同組合規約を別紙のとおり変更すること並びに同法第7条第5項の規定により、同組合の財産は、鳩ヶ谷市の脱退にかかわらず、同組合に帰属させることについて緊急に協議をする必要が生じたため、同法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、その承認を求めるものでございます。
  その内容でございますが、川口市、鳩ヶ谷市の合併に伴い、別表第1、別表第2第4条第1号に掲げる事務の項、同表第4条第2号中に掲げる事務の項及び別表第3第1区の項中「入間市 鳩ヶ谷市」を「入間市」に改めるものでございます。
  続きまして、議案第6号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての補足説明を申し上げます。お手元の決算書に従いましてご説明を申し上げます。初めに、4ページをお開きいただきたいと存じます。財産に関する調書でございます。まず、土地(地積)につきましては、ごみ処理施設用地、し尿処理施設用地及びその他は前年度との増減はございません。また、建物につきましても、本庁舎を初めごみ処理施設、し尿処理施設、その他につきましての増減はございません。
  次に、5ページの物品の関係でございます。平成22年度中の増減の内訳でございますが、塵芥収集車(回転板式)につきましては、久喜宮代清掃センターにおける売却に伴い、1台の減でございます。貨物自動車(最大積載量2トン以上)につきましては、久喜宮代清掃センターにおいて久喜市所有のダンプを譲り受けたことにより1台の増でございます。また、貨物自動車(最大積載量2トン未満)につきましては、久喜宮代清掃センターにおいて、久喜市よりダンプを譲り受けたため、12年間使用いたしました1トントラックを売却したので、1台の減でございます。合計いたしますと、平成22年度末の所有台数は、前年度末現在高と比較しまして1台減の37台となっております。
  続きまして、事項別明細書に従いまして説明を申し上げます。決算事項別明細書の8、9ページをお開きいただきたいと存じます。第1款の分担金及び負担金でございます。予算現額、調定額、収入済額、いずれも29億413万円でございます。
  内訳といたしましては、組合規約の第13条の規定に基づく負担金で、久喜宮代清掃センターの久喜市負担金が10億2,848万8,000円、宮代町負担金が5億355万9,000円でございます。また、菖蒲清掃センターの久喜市の負担金3億7,902万6,000円と八甫清掃センターの久喜市負担金9億9,305万7,000円でございます。
  次に、第2款の使用料及び手数料でございます。予算現額1億3,429万9,000円、調定額1億3,606万4,181円、収入済額1億3,574万8,870円でございます。
  なお、収入未済額が現年度分と滞納繰越分を合わせまして21万1,645円でございます。
  また,不納欠損額が10万3,666円となってございますが、これは久喜宮代清掃センターにおける平成17年度分塵芥処理手数料、1件5,700円と業者の破産に伴う平成21年度分塵芥処理手数料、1件9万5,116円及び平成17年度分し尿処理手数料6件の2,850円でございます。
  次に、第3款の財産収入でございます。予算現額4,256万2,000円に対しまして、調定額、収入済額とも6,562万8,176円でございます。これは、10、11ページの備考欄にございますように、久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターにおける資源回収に伴う有価物及びごみの処理過程から発生いたしました有価物の売り払い代金でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の16ページから18ページにかけて記載してございます。
  次に、決算書の10ページから11ページをお願いいたします。第4款の繰越金でございますが、予算現額が2億1,720万5,000円、調定額、収入済額ともに2億1,720万4,434円でございます。
  次に、第5款の諸収入でございます。予算現額が6,607万6,000円に対しまして、調定額、収入済額ともに7,864万3,215円でございます。預金利子はございません。
  雑入といたしまして、収入済額が7,864万3,215円となっております。内訳の主なものといたしましては、再商品化合理化拠出金で6,253万2,227円などでございます。
  次に、決算書の12、13ページをお開きください。第6款の組合債でございます。予算現額1億3,000万円に対しまして、調定額、収入済額とも同額の1億3,000万円でございます。これは、備考欄にございますように、久喜宮代清掃センターにおけるごみ焼却施設煙突改修整備事業債6,000万円と菖蒲清掃センターにおけるごみ処理施設機器改修整備事業債7,000万円でございます。主要な施策の成果に関する調書の19ページに記載してございますとおり、借入先は埼玉県、利子は0.4%でございます。
  以上が歳入の概要でございます。
  続きまして、歳出でございます。決算書の14、15ページをお願いいたします。
  まず、第1款の議会費でございます。予算現額267万7,000円に対しまして、支出済額が232万4,753円で、執行率が86.8%でございます。これは、議員さんの報酬や会議録の調製、また視察研修等の議会運営費でございます。
  この議会運営費につきましては、主要な施策の成果に関する調書の20ページに記載してございます。視察研修につきましては、平成23年1月24、25日の両日、東京都町田市におきまして、ごみ減量の取り組みについて、神奈川県鎌倉市、笛田リサイクルセンターにおきまして、リサイクル率向上のための取り組みにつきましての視察研修を実施したものでございます。
  次に、第2款の総務費でございます。衛生組合の総務に関する事業全般にわたる共通経費を執行しております。予算現額4億8,354万7,000円に対しまして、支出済額は4億4,150万6,995円で、執行率が91.3%でございます。
  まず、第1目の一般管理費でございます。予算現額2億9,491万1,000円に対しまして、支出済額2億8,724万6,029円となっておりまして、執行率が97.4%でございます。
  この内容でございますが、職員の給与費等人件費のほか、14ページから23ページにございますように、衛生組合全般にわたる事務諸経費を主といたしまして、備考欄に記載しておりますとおり事業を執行しております。なお、平成22年度の主な事業といたしましては、14ページの報酬で、12月より新たに廃棄物減量等推進審議会委員の委嘱を行い、審議会を3回開催いたしました報酬31万8,000円を支出いたしました。
  16ページから19ページにかけての報償費でございますが、備考欄にもございますように、各地区においてごみの減量化に取り組んでいる廃棄物減量等推進員への謝礼として支出いたしております。
  18、19ページをお願いいたします。13節の委託料でございます。例規集データベース維持管理業務といたしまして186万9,000円を執行してございます。
  次に、20ページ、21ページをお願いいたします。14節使用料及び賃借料の傭考欄の上から2行目の財務会計システム電算機賃借料として、財務会計システムが常に適正に稼動し、適切な使用ができるよう、ソフトウエアの保守業務122万940円を執行しております。
  次に、19節負担金、補助及び交付金の備考欄の上から2行目のとおり、職員の退職手当負担金として市町村総合事務組合負担金787万4,756円を支出してございます。
  また、次の3行目のとおり、退職者分の特別負担金として650万1,902円を支出いたしました。
  次に、22、23ページをお願いいたします。第2目財産管理費でございます。衛生組合の財産管理の経費でございます。予算現額1億8,848万6,000円に対しまして、支出済額1億5,411万7,217円となってございます。執行率は81.8%でございます。
  主な支出といたしましては、11節需用費の光熱水費で、久喜宮代清掃センターの6,424万2,391円、菖蒲清掃センターの2,108万5,578円、八甫清掃センターの5,423万8,821円でございます。なお、光熱水費の内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の22ページをごらんいただきたいと存じます。
  次に、13節委託料、庁舎管理業務236万5,650円につきましては、衛生組合庁舎管理棟及び施設棟の清掃等に関する業務でございます。
  続きまして、24、25ページをお願いいたします。第3目公平委員会費でございます。予算現額が8万5,000円、支出済額が8万5,000円でございます。委員報酬でございます。
  次に、第2項の監査委員費でございます。予算現額6万5,000円、執行額が5万8,749円でございます。同じく委員報酬でございます。
  次に、第3款の衛生費でございます。現業部門における職員の人件費及び塵芥処理費、し尿処理費の関係経費を執行しております。予算現額が25億7,965万6,000円、支出済額が23億9,968万4,037円、執行率が93.0%でございます。
  まず、第1目の清掃総務費でございます。予算現額2億1,498万4,000円に対しまして、支出済額が1億9,345万456円となっておりまして、執行率が90.0%でございます。
  主な事業内容といたしましては、久喜宮代清掃センターにおける現業職員の給与費等人件費のほか、26ページから29ページが清掃関係の事務管理関係費の支出状況となっており、19節の負担金、補助及び交付金では、久喜宮代、菖蒲、八甫の3清掃センターにおける生ごみ処理機、電気式生ごみ処理機の購入費補助金及び新聞紙、瓶、缶等の資源集団回収事業報償金等をそれぞれ支出してございます。
  28、29ページをお願いいたします。次に、第2目の塵芥処理費でございます。予算現額21億4,564万8,000円に対しまして、支出済額が19億9,474万3,029円、執行率が93.0%となっております。ここでは、資源、ごみ全般にわたります収集経費、処理施設関係の運営経費及び維持補修費のほか、最終処分に要した経費などを執行しております。
  その主な事業内容ですが、13節委託業務関係としましては、久喜宮代清掃センターにおける資源(リサイクル)回収業務1億3,398万円、30、31ページをお願いいたします。菖蒲清掃センターにおける焼却灰処理運転業務の2,365万5,897円、次に、32、33ページでございます。八甫清掃センターにおける焼却ばいじんセメント原料化業務6,397万1,984円などを執行しております。
  15節工事請負費といたしましては、久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設改修工事7,560万円、ごみ焼却施設煙突改修工事8,295万円、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修工事9,682万7,850円、八甫清掃センターの焼却施設機器修繕工事1億3,105万5,750円などを執行しております。
  次に、第3目のし尿処理費でございます。予算現額2億1,902万4,000円に対しまして、支出済額が2億1,149万552円、執行率は96.6%となっております。ここでは、し尿の収集、運搬、処理施設関係の運営管理、維持補修のほか最終処分に要する経費を支出してございます。
  次に、34、35ページをお願いいたします。13節委託料関係では、久喜宮代清掃センターにおきましては、例年どおりの事業でございますが、備考欄の上から4行目のし尿及び浄化槽汚泥最終処分業務(堆肥化)といたしまして、汚泥を長野県のクリーンユーキ株式会社に委託し、堆肥化を実施しております。また、八甫清掃センターにおきましてはし尿処理施設運転管理業務を実施しております。
  15節工事請負費関係といたしましては、新規事業といたしまして、し尿処理施設変圧器更新工事などの事業を施行しております。
  次に、第4款公債費でございます。予算現額4億339万1,000円に対しまして、支出済額は4億295万3,460円、執行率が99.9%でございます。久喜宮代清掃センターにおきましては、生ごみ堆肥化処理施設建設事業、焼却炉排ガス高度処理設備、2号炉ほか大規模改修事業、菖蒲清掃センターにおきましては、廃棄物焼却処理施設改修整備事業、八甫清掃センターにおきましては、ごみ処理施設整備事業の償還元金及び償還利子でございます。内訳につきましては、主要な施策の成果に関する調書の45ページに記載してございます。
  次に、36、37ページをお願いいたします。第5款の諸支出金でございますが、過誤納金の還付処理について該当はございませんでした。
  最後に、第6款の予備費でございます。充当額はございません。
  以上が議案第6号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定につきましての補足説明でございます。
  続きまして、議案第7号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。別冊の補正予算書をお願いいたします。
  1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条でございます。歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ942万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ33億6,942万円とするものでございます。
  第2条でございます。繰越明許費を定めさせていただくものでございます。4ページをお願いいたします。4ページの第2表にございます八甫清掃センターにおける循環型社会形成推進地域計画策定業務の270万1,000円に関しまして、この計画の背景となる久喜宮代衛生組合一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の策定を平成24年度まで延長させていただくことが必要な状況となりましたため、これに関連する本計画を繰越明許費とするものでございます。
  済みません、またもとに戻らせていただいて、第3条でございます。債務負担行為の補正で、5ページ、6ページの第3表、債務負担行為補正で追加及び変更でございます。新年度における契約事務の効率化のため設定させていただくものでございます。久喜宮代清掃センターにつきましては、プラスチック類容器選別業務及び残渣処分業務の限度額を1億2,060万円と定めさせていただくもののほか22件でございます。菖蒲清掃センターにつきましては、塵芥収集及び資源回収業務の限度額を7,900万円と定めさせていただくもののほか8件でございます。八甫清掃センターにつきましては、燃やせるごみ収集業務の限度額を1億5,200万円と定めさせていただくもののほか15件でございます。また、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画策定業務の期間につきまして、平成22年度から平成23年度までを平成22年度から平成24年度までに設定を変更させていただくものでございます。
  以下、補正予算につきまして、事項別明細書で説明をさせていただきます。事項別明細書の10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目の組合負担金でございます。2億397万7,000円を減額いたします。これは、前年度決算により繰越金が確定し、財源が増加いたしましたことから、負担金の減額補正をするものでございます。構成市町及び清掃センター別の減額する負担金は、説明欄に記載してあるとおりでございます。
  次に、4款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。これは、平成22年度決算により繰越金が確定したことにより2億3,488万5,000円を増額するものでございます。清掃センター別の内訳は、説明欄に記載してあるとおりでございます。
  次に、5款諸収入、2項雑入、1目雑入でございます。これは、容器包装リサイクル協会再商品化合理化拠出金の確定に伴い、2,148万8,000円を減額するものでございます。
  続きまして、歳出でございます。12、13ページをお願いいたします。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、1節報酬の21万円の増額でございます。これにつきましては、廃棄物減量等推進審議会の委員報酬で、審議会を当初6回開催を見込んでおりましたが、8回開催をする予定となりましたので、増額するものでございます。
  2節給料25万2,000円の減額、3節職員手当等184万7,000円の増額、4節共済費145万2,000円の減額、次に14、15ページをお願いいたします。19節負担金、補助及び交付金4万3,000円の増額補正につきましては、職員の人事異動によるものでございます。
  また、11節の需用費につきましては、集積所の看板を分別変更などにより増刷をするものでございます。
  次に、2目財産管理費、13節委託料につきましては、225万6,000円を増額するものでございます。これは、衛生組合敷地内の樹木剪定業務を実施することとし、今回計上をさせていただくものでございます。
  15節の工事請負費につきましては、362万6,000円の増額でございます。主なものは、衛生組合敷地境界フェンス等整備工事でございまして、組合北側のネットフェンスが老朽化しているため、樹木剪定と一緒に整備することとし、今回計上させていただいたものでございます。
  次に、16、17ページをお願いいたします。3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費の124万5,000円の減額でございます。これらの人件費につきましては、支給要件の変動等によるものでございます。
  次に、2目塵芥処理費につきましては、51万6,000円の増額でございます。これは、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画策定業務の平成23年度分の委託内容の確定に伴う補正でございます。
  次に、4款衛生費、1項公債費、2目利子の47万6,000円の増額でございます。これにつきましては、利子償還金の額の確定に伴い、久喜宮代清掃センターの利子償還金22万円、菖蒲清掃センターの25万6,000円をそれぞれ増額補正するものでございます。
  以上が議案第7号 平成23年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)の補足説明でございます。
  続きまして、議案第8号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきましてご説明を申し上げます。資源物の持ち去り防止につきまして、より一層の強化を図るべく、罰則規定を設けるため本条例の一部を改正したいので、この条例を提出するものでございます。
  議案書の6ページ、7ページをお願いいたします。18条の次に2項として、「管理者は、土地又は建物の占有者がその排出する家庭系廃棄物を一時的に集積する場所(以下「集積所」という。)として届け出た場所のうち適当と認めるものその他適当と認める場所を集積所として定めるものとする。」という規定を加えるものでございます。
  第22条の第1項中、「従うとともに」を「従い、集積所に排出するとともに」に改めるものでございます。
  第22条の2の見出しを「(資源物の収集又は運搬の禁止等)」に改め、同条第1項中「前条の規定により排出された家庭系廃棄物のうち、資源物」を「管理者は、規則で定めるところにより、集積所に資源物」に改め、「の所有権は、衛生組合に帰属するものとする。」を「を持ち去ることを禁止する旨を表示した看板を設置することができる。」に改め、後段を削り、次の2項を加えるものでございます。「2項 衛生組合及び衛生組合と資源物の収集に係る委託契約を締結している事業者(以下「委託業者」という。)以外の者は、前項の看板が設置された集積所に排出された資源物を収集し、又は運搬してはならない。」と「3項 管理者は、衛生組合及び委託業者以外の者が前項の規定に違反して資源物を収集し、又は運搬したときは、その者に対し、規則で定める方法により、これらの行為を行わないよう命ずることができる。」という規定を加え、持ち出しの禁止と中止命令の根拠とするものでございます。
  また、第45条を第47条とし、第44条の次に罰則規定となる次の2条を加えるものでございます。「(罰則)第45条 第22条の2第3項の規定による命令に違反した者は、20万円以下の罰金に処する。」と「第46条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者がその法人又は人の業務に関して前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して同条の罰金刑を科する。」を加えるものでございます。
  次に、附則といたしまして、この条例の施行日につきましては、公布の日から施行させていただくものでございます。
  なお、条例の一部改正に伴う新旧対照表を配付させていただきましたので、参考にしていただきますようお願いいたします。
  以上が議案第8号 久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきましての補足説明でございます。
  以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案の補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
議長(飯山直一君) 以上で補足説明を終わります。
  ここで、監査委員より平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
  榎本代表監査委員、お願いします。
                 〔代表監査委員 榎本善司君登壇〕
代表監査委員(榎本善司君) おはようございます。ご指名をいただきました代表監査委員の榎本でございます。
  平成23年7月26日、久喜宮代衛生組合会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付された平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計決算にかかわる審査を執行いたしました。
  お手元にございます決算審査意見書1ページをご参照ください。初めに、審査の対象といたしましては、平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算、平成22年度実質収支に関する調書及び平成22年度財産に関する調書でございます。
  次に、審査の方法といたしましては、平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類等に基づきまして、その計数の正否や予算執行状況の適否について審査を執行いたしました。
  その結果、審査に付された久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められたことをご報告いたします。
  詳細につきましては、お手元にございます決算審査意見書のとおりでございますが、最終ページのむすびの最後の部分を読ませていただきます。久喜市の合併に伴い、3センターによる処理体制となっているが、冷静な判断と責任ある決断をもって、合併に伴う事務事業を統一していただくとともに効率的な運営を図っていただくよう要望して、総括的意見とさせていただきます。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(飯山直一君) 続きまして、日程第8、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、宮原議員、お願いいたします。
                 〔12番 宮原一夫君登壇〕
12番(宮原一夫君) 議席番号12番の宮原でございます。通告に基づきまして、質問をさせていただきます。
  1番、ごみ袋の実費負担、@、目的はごみを減らすことであると聞いていますが、久喜宮代衛生組合としての確証をお示しください。実験期間を最低1年設定して、住民に公表すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
  A、袋代は実費と聞いていますが、原材料費等の上昇を抑止することはできますか。
  B、久喜宮代衛生組合として、製造業者の製造原価をチェックできますか。
  2番、ごみ袋の実費負担の問題はどこから出てきたのかお示しください。
  以上、ご答弁をお願いいたします。
議長(飯山直一君) それでは、宮原議員の質問に対する答弁を求めます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) 宮原議員のごみ袋の実費負担に関するご質問のうち、1の@のごみの減量の関係と2の実費負担の考え方につきまして、私からご答弁申し上げます。
  まず、1の@のご質問のうち、指定袋導入によりごみを減らせるという確証についてでございますが、第1点といたしましては、当組合管内の菖蒲清掃センター及び八甫清掃センター管内の指定袋導入時の実績におきまして、減量の効果が生まれた実績がございます。
  第2点といたしましては、最近県内の市町村の導入事例がございませんので、県外の事例ではございますけれども、近年、現在検討されております実費負担方式と同様の指定袋を導入した市町村といたしまして浜松市及び甲府市の実績を確認しておりますけれども、導入後の排出量が1割近く減少したという実績でございます。
  また、加えまして、一般論でございますけれども、指定袋を導入することにより減量化が図られるということは定説となっておりまして、指定ごみ袋を導入して使用することにより、ごみ袋の使用量を減らそうという意識が生じ、過剰包装を断る、あるいはパンフレットやチラシなどごみになる余計なものを受け取らない、分別を再確認、徹底して資源として排出するものをふやすなどの行動の変化につながり、減量効果が生じることが見込まれるものでございます。
  さらには、久喜宮代清掃センター管内におきまして生ごみの減容化、堆肥化に取り組んでおりますが、この生ごみの分別につきましては、モデル地区において生ごみ専用袋を衛生組合から無償で提供させていただいております。この協力率と申しますか、使用率が現在約5割程度でございまして、まだ生ごみを燃えるごみとして排出していると思われるご家庭がかなりおありのようでございます。指定袋が導入されました場合には、この燃やせるごみとして排出していたご家庭の中から、購入して使う指定袋よりも無償提供される生ごみ専用袋を使って分別しようという意識が生じ、可燃ごみの減量につながるとともに他のごみの減量化にも波及するなどが考えられるものでございます。これらを総合的に勘案いたしますと、指定袋が導入されました場合には、ごみの減量効果につながるものと確信するものでございます。
  次に、@の2点目の実験期間を設けてはどうかというご質問にお答え申し上げます。指定袋の導入は、久喜宮代清掃センター管内におきましては実績のないことでございますが、先ほども例示させていただきましたとおり、既に取り組んで実績を示されている団体や地域が多数ございまして、導入効果が示されているところでございます。また、今回の導入予定におきましては、複雑な分別の変更等は伴わず、使用していただく袋の変更のみでございますので、適正な周知方策を実施することにより、管内の住民の皆様にもご理解いただけるものと考えております。このため、実験期間を設けずとも導入が可能と考えるものでございます。
  続きまして、大きな2点目のごみ袋の実費負担の問題はどこから出たのかというご質問にお答えいたします。新久喜市の誕生により、当衛生組合管内では3清掃センターでごみ処理が行われることとなりましたが、合併時に業務を統一することは困難でありましたため、合併後3年以内に統一するとの合併協定の定めがございました。これを受け、衛生組合といたしましては、内部調整で可能なものは職員プロジェクトで検討を進め、住民の皆様や事業者あるいは識見者等の方々のご意見を伺うべきと思われるものにつきましては審議会に諮問し、ご審議をいただくこととし、統一のための調整を進めてきたところでございます。
  ごみ袋をどうするかという問題につきましては、審議会に諮問させていただき、管内全域におけるあり方をご審議いただいたわけでございますが、この中で指定袋の方向性が結論づけられました。また、その導入方法として、実費負担方式と有料化方式の2通りの方法が確認、検討され、さらに菖蒲及び八甫の清掃センター管内で導入実績があり、費用負担としても住民の皆様のご負担がより少なくなるようにとの観点から、実費負担方式での導入が答申されたと考えるものでございます。この答申に基づき、指定袋の導入に向け進めさせていただいているところでございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 続きまして、A、Bにつきまして、白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) おはようございます。それでは、私のほうからは、宮原議員さんのご質問の1のA、Bにつきましてご答弁申し上げます。
  初めに、Aの袋代は実費と聞いているが、原材料等の上昇を抑止することはできますかとのご質問にお答え申し上げます。指定袋につきましては、衛生組合で複数の製造業者に承認を与えまして、自由競争での製造と販売を考えてございます。そのようなことから、製造業者間での価格競争によりまして、低価格での販売を期待しているところでございます。
  ご存じのとおり、指定袋につきましては、材質がポリエチレン製でございまして、原材料としましては石油が使用されてございます。そのようなことから、原油価格の変動に伴いまして原材料費も変動することから、一般の石油製品と同様に変動していくことも考えられるところでございます。
  続きまして、B、久喜宮代衛生組合として製造業者の製造原価をチェックできますかとのご質問でございます。現在、菖蒲清掃センター管内及び八甫清掃センター管内で販売してございます指定袋につきましては、製造業者から販売店への卸値の確認は随時確認してございますが、製造原価につきましては公表いただけないことから、原価のチェックはしてございません。また、久喜宮代清掃センターにおきまして生ごみの専用袋を発注してございますが、こちらの業者に確認をいたしましたところ、原価につきまして、どの業者も公表はしていないとのことでございますので、ご理解を賜りたいと思います。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 再質問をお受けいたします。
  宮原議員。
                 〔12番 宮原一夫君登壇〕
12番(宮原一夫君) それでは、再質問を幾つかご答弁お願いしたいと思います。
  まず、@のごみを減らすという確証なのですけれども、先ほどのご答弁では私よく理解できないものがございまして、具体的にもう少し詳しく、例えば平成22年度とか平成21年度とか平成19年度とか、そういう年度別だとか、あるいは地区別だとか、そういうところから確証、確証というのは字のとおり、本当にこれ以上に証明するものがないのだという段階だと私は思うのですけれども、それをご答弁お願いしたいと思っております。
  それから、実験期間を最低1年というところ、私は質問として出しましたけれども、最近、まちを歩いておりますと、住民の方からよく質問を受けます。実費って何でしょうか、それから本当にごみが減るのでしょうか、それから「衛生組合だより」の10月号、これは配布されたばかりなのですけれども、決定しましたと書いてあるのですが、これは本当なのでしょうかとか、その他小さいことまで含めますと、この場では申し上げませんけれども、住民は十分に理解していないのではないかという、そういう心配を私自身しております。手続的には、各区長を通じて指定ごみ袋の導入についてというご説明は逐次なされたというふうに聞いておりますけれども、末端の住民が実はよく理解をしていないという段階であろうと思っておりますので、その辺をもう一度ご説明ください。
  それから、原材料費のところをご説明がございましたけれども、原材料が原油ですよね。原油の価格、日経新聞等で毎日見ることはできるのですけれども、これがもし上がった場合には、即メーカーとしては製造原価というのが上がって、それを吸収するものがどういうものなのか、私、メーカーの内容がわかりませんので、存じてはおりませんけれども、本当に衛生組合としてチェックできるのかどうか、その辺をもう少し詳しく教えてください。
  それから、ごみ袋の実費負担の問題がどこから出てきたのか。審議会で8回にわたって審議をされておりまして、その審議内容については私も前回ご説明を受けておりますけれども、問題は、この審議会の内容について、細かいことはここで申し上げませんけれども、住民に直結した意見というのを審議会が本当に吸収したのかどうか、具体的にお示しをいただきたいと思っております。
  以上です。
議長(飯山直一君) 宮原議員の再質問に対する答弁を求めます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) 再質問にお答えを申し上げます。
  まずは、年度別、地区別等の内容はどうなっているのかということで、減量実績につきまして数字を述べさせていただきます。菖蒲及び八甫の清掃センターにおける実績でございますけれども、菖蒲の清掃センターが可燃の指定袋を導入いたしましたのは昭和62年でございまして、この時点の実績が、申しわけございませんが、データが確認できませんでしたので、確認できる平成8年の栗橋地区での導入事例から申し上げます。
  平成8年の栗橋地区での導入事例では、可燃でマイナス3.0%、不燃でマイナス21.1%でございます。鷲宮地区で平成12年に可燃の指定袋を導入しました際には、ちょうどこの時期が野焼きの防止等の時期と重なりまして、公共施設、家庭あるいは事業所等の小型焼却炉の廃止時期と重なったこともございまして、2.1%と逆に増加のデータがございますが、これはちょっとイレギュラーな数字と考えてございます。同じく鷲宮地区で平成19年度に不燃の指定袋を導入した際にはマイナス21%という減少でございます。それから、菖蒲地区におきまして、平成21年度に不燃の指定袋を導入した際にはマイナス48.1%という数字がございますが、こちらは分別変更とも重なったものということで大きな減少となってございます。ちなみに、この時期の、分別変更がございましたので、菖蒲地区の場合には前年度比較で、可燃、不燃、粗大、資源、すべて含めた総量での比較もしてみましたけれども、こちらでも、導入されました平成21年度と前年の20年度を比較いたしますとマイナス5.2%という確認をさせていただいております。それから、同様の実費負担方式の指定袋を近年導入した浜松市、甲府市の実績でございますけれども、浜松市がマイナス6.3%、甲府市がマイナス9.29%、約9.3%でございます。そういった実績を確認したものでございます。
  それから、2点目のご指摘をいただきました、住民の皆様は十分に理解していないのではないかという点につきましてお答えを申し上げます。区長の皆様には、先月、9月にございました区長会において、久喜地区、宮代地区とも説明をさせていただいたところでございますけれども、今後、各地区にてご協力をいただいております廃棄物減量等推進員さんに説明をさせていただく予定でございます。また、一般の住民の皆様には、区長さんにご説明したところでございますけれども、地域ごとの説明会のご要望をいただいて、地域ごとに対応させていただくと、各地区ごとに対応させていただくということで区長さんにお話をさせていただきました。既に区長様からの申し込みが1件出していただいております。そういった形で説明会をさせていただく予定で考えてございます。
  ご質問の趣旨といたしましては、十分住民の皆様のご理解が得られるよう、しっかりとした説明、周知を行い、混乱のないよう慎重に進めていくべきというご指摘と受けとめさせていただきます。周知策の工夫ですとか各地区の皆様への説明等、細やかな対応を進めさせていただき、丁寧な周知、説明をしてまいりたいというふうに考えてございます。
  それから、審議会が直接住民の皆様の意見を吸収できたのかというご質問が最後にございましたけれども、今回、審議会の委員構成につきましては、一般公募の方を4割、20名のうち8名ということで設定させていただき、各地域からご参加をいただいたところでございます。ご参加いただいた方の中には、廃棄物減量等推進員さんのご経験があり、現在の地域の実情をご理解いただいている方も何人もいらっしゃいましたし、また区長の皆様のご参加の中からも現状についてのご報告がございましたところでございます。その辺により、現在の住民の皆様の実情を反映させていただいたというふうに考えるものでございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 続きまして、白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、宮原議員さんの再質問、原油価格の変更によって袋代が上がるのではないか、本当にチェックできないのかというご質問でございます。
  石油価格の変動によりまして、細かな変動につきましては大きな価格の変更がないものと考えてございますが、例えば平成20年のリーマン・ショックのような世界同時不況等の影響によりましては価格の変動が起こるようなことも考えてございます。私どもとしましても、できる限り価格のチェックができるよう、また価格の変動がなるべくないようにメーカーと十分協議をしてまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(飯山直一君) 再々質問をお受けします。
  宮原議員。
                 〔12番 宮原一夫君登壇〕
12番(宮原一夫君) それでは、もう少し質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。順不同になるかもしれませんが、問題の本質はごみ袋の実費負担というところでございますので、よろしいかなと思います。
  まず、区長への説明会、これは9月20日に行われておりますけれども、指定袋の導入をこの説明会では反対で、執行部に突っ返しているということを聞いておりますが、いかがでしょうか。本当のことを教えてください。
  それから、浜松市だとか甲府市、これはどちらかというと、埼玉県ではなくて静岡県、山梨県でしょうか、そういったところの成功事例を、いい意味での実績をご説明いただきましたけれども、なかなか苦労したところもあるように私は聞いているのですが、その辺ご答弁をお願いしたいと思っております。
  それから、石油の問題というのは、これはなかなか、だれにもわかりにくい、予測しにくい問題ではあるのですけれども、もう既にご承知のとおり、中国という国、ここが徐々に原油の輸入を高めていっているという統計がございます。中国ですから、一気にぐんと輸入するということは国の方針上やりませんけれども、徐々に上がっていっておりますので、ふえていっておりますので、これが石油価格の将来の動向を握る一つの国ではないかなというふうに経済の専門家なんかは言っているのを私は読んだことがございます。したがいまして、要注意国です。今のところ、円高で、産油国のほうは、先進国の需要がそれほどございませんので、今までどおりの価格で何とか出していっているのではないかなと思いますけれども、現状は非常に厳しい輸出価格になっているのだろうと思います。いずれ値上げを言ってくるのではないかなというふうに、私は経済関係の参考書で読んでおります。
  それから、私が先ほどちょっと申し上げましたように、まちを歩いておりますと、いろんな方、私の顔をそれほど知っているわけではないと思っていたのですけれども、マイバッグ運動の推進が、私自身も反省をしているのですけれども、余り進んでいないのではないかと、そういうことを言う方がいらっしゃいました。ざっくばらんにその話をここで申し上げておきますと、当衛生組合は久喜市と宮代町の一部事務組合で運営されている組合でございますけれども、正副管理者、それから議会議員、それから事務局の執行部の方たち、こういった方たちがキャンペーンをこれまでやったのでしょうかという質問をいきなり受けたのですが、私自身、余りそういう昔のことを知りませんので、調べておきますというようなふうに答えておきました。マイバッグ運動を本当に推進するのであれば、いろんな方法があるのですけれども、少なくとも当事者である当衛生組合に関係する方々、これをやっぱり一生懸命、街頭あるいは駅頭に立って、皆さんにやっぱりお願いをしていく責任と義務があるのではないかなというふうに思っております。
  それから、最後の質問なのですが、新久喜市の誕生によりまして、八甫センターとそれから菖蒲センターが既に指定袋によるごみの排出をしておりますので、審議会としての内容は私よくわかりませんけれども、大変失礼とは思いますが、何となくその辺のスタートラインから審議の方向が決まってきたのではないかなというふうに思っておりますので、その辺もざっくばらんに教えていただきたいと思っております。
  以上です。
議長(飯山直一君) 宮原議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) ご答弁申し上げます。
  まず、苦労する点がどのようなことがあるかということでございますけれども、一般的によく耳にいたしますのはリバウンドの問題でございます。今回、この辺を調査しようと考えまして、国の統計等を調べてみたところでございますけれども、実績としてオーソライズされたデータとしてはございませんでした。唯一確認できましたのはある大学の研究室のデータでございまして、参考としてご紹介をさせていただきます。
  平成20年度に全国の806の市及び特別区を対象とした調査がございました。回答率は65.8%、530の団体の回答でございました。この中のデータにつきまして申し上げます。家庭系の可燃、不燃のごみの集計では、リバウンドを起こした自治体が32%という統計が出てございます。また、ごみの総排出量につきましては、こちらは分別等の変更等も踏まえてのことだと思いますけれども、総排出量につきましては38%の自治体でリバウンドが確認されたというデータでございます。いずれの場合にも、そのリバウンドの減少率の差は2%程度ということでございます。
  こちらの調査の中で分析、整理をされておりますのは、リバウンドは生じているのは確認されておりますけれども、その減少の復元といいますか、減少率の戻りは比較的平均のデータとしては少ないという状況でございます。それから、傾向といたしまして、導入の袋の価格が高い自治体ではリバウンドが小さく、所得の高い地域ではリバウンドが大きいというような傾向が確認されてございます。それと、多少リバウンドが起こった場合にも、もとの量を上回るところまで戻ったというケースは少ないようでございますので、減量効果としては一定の効果が確認できたというような内容でございました。
  それから、ご質問いただいた点で、マイバッグ運動の推進が不十分ではないかというご質問をいただきました。ご質問にもございましたとおり、毎年キャンペーンを実施させていただき、一般の小売店の店頭での旗の掲出あるいは取り組みのお願いに加えまして、大型店、スーパーマーケット等におきましても、入り口でティッシュの配布、呼びかけ等のキャンペーンを実施してまいりましたけれども、職員とそれから廃棄物減量等推進員さんの協力によりましてこういったキャンペーンを進めてまいりましたので、今後のキャンペーンの実施方策につきましては、ご意見を踏まえて検討をさせていただきたいというふうに考えてございます。
  それからもう一点、審議のスタートの時点で既に方向性がある程度あったのではないかという審議会での内容のご質問をいただきましたけれども、今後のあり方として、当組合の全域においてどういうあり方が好ましいのか、適正かということでご審議をいただいたものでございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 小倉事務局長。
                 〔事務局長 小倉康治君登壇〕
事務局長(小倉康治君) 区長会の関係、9月20日ということで、久喜市の区長会というふうに私のほうでは承ったのですが、それでよろしいでしょうか。
  9月の区長会につきましては、市で区長さん全員、全体会ということで実施をした中で、私どものほうで出席をさせていただいてご説明をさせていただいております。説明した後に、区長さんの中からはいろいろなご意見をちょうだいしてございます。そのちょうだいした意見につきましては、私どものほうから区長さん方にその場で回答をさせていただいております。賛成の方もおりますし、当然反対の方のご意見もちょうだいをしております。そのような中で、私どものほうも丁寧に説明をさせていただいたというふうに考えております。つまり、今宮原議員さんから反対で突き返されているのではないかということでお話しいただきましたけれども、私どものほうはそのようなことで認識はしてございません。
議長(飯山直一君) 答弁漏れはないですね。
                 〔「1点」と言う人あり〕
議長(飯山直一君) もうこれで終わりなのです。
                 〔「これで終わり。もう一つ」と言う人あり〕
議長(飯山直一君) 済みません。申しわけないです。
                 〔「関連なのですけれども」と言う人あり〕
議長(飯山直一君) いや、ちょっと、また次のあれで。では、個別に聞いていただけますか、終わったら。
  以上で宮原議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩いたします。再開は10時30分といたします。

    休憩 午前10時17分

    再開 午前10時30分

議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
  次に、猪股議員、お願いいたします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 一般質問いたします。
  ごみ指定袋の件です。まず最初に、大前提として、これは私の考えなのですけれども、久喜宮代センターにおける燃やせるごみと燃やせないごみの指定袋導入方針を見直すべきであるというふうに考えます。この問題は、前者からもありましたけれども、久喜宮代清掃センター、旧の久喜宮代衛生組合を構成した久喜地区と宮代町の住民に対して指定袋を義務づけるという内容です。
  前提として申し上げておきたいのは、久喜市全体と宮代町全体を指定袋を導入するのではないのですよね。久喜地区と宮代町の住民に対して指定袋を義務づけるという内容です。したがって、その住民の中にどれだけ理解が得られるのかということが一番問題になるのです。ところが、今回、減量審議会もそうですけれども、執行部はあくまでも全体としてやっていくという立場、建前を貫いております。そうではないのだということはまず踏まえていただきたい、それは前置きとして申し上げます。
  (1)ですけれども、指定袋の導入は時代の趨勢という言葉がよく使われます。しかし、実際には時代の趨勢でも何でもありません。先ほど前者に対する答弁でも、執行部から県内では最近導入実績はないというふうに言われました。ないのです。東京都などももうとっくに指定袋を廃止してしまっているのです、二十三区など。それから、埼玉県内、これは8月の全員協議会で当局からいただいた資料で計算をいたしますと、埼玉県内では41市町の600万人、720万人口のうちの600万人は透明袋、半透明袋ということで、指定袋を使っていないのです。指定袋あるいは有料の市町村は23、120万人にすぎないのです。実に8割が県内では指定袋は使っていないのです。この事実、単に市、町の数だけでいくと41市町とか23市町村とかになるけれども、人口で見ると圧倒的多数が指定袋を使っていないという、この事実をどう認識しているかということをまずお聞かせください。
  それから、ごみ減量審議会の答申の中にも書いてありましたし、執行部の説明、全協での説明でもありましたが、全国の6割の市町村が指定袋を導入しているというふうに言われました。全国の6割の市町村の数が導入しているという、この数は非常にごまかしやすいことなのです。比べるべきは人口比です。人口比でいくとどのぐらいになると把握していますか。当然それは把握している、当局でつかんでいるはずですよね。6割がということを一つの根拠にして説得材料にしたわけですから、人口比ではっきり出してください。
  (2)ですけれども、久喜宮代センターで指定袋導入によってごみ減量が進むという認識が正しいのかどうかということです。先ほど前者に対する答弁で、指定袋により減量効果につながると確信するという答弁がありました。しかし、果たしてそれはそうでしょうか。衛生組合で、合併前から久喜地区と宮代町は指定袋なしに大幅な減量を実現してきています。その経過と原因をどう認識しているかをきちっと説明していただきたいのです。指定袋によって減量効果につながるという確信を持っている、それはそれで今のところ確信でいいでしょう。しかし、指定袋がなければ減量できないということは絶対にないわけですよね。後の質問項目にも入ってきますけれども、久喜地区と宮代町は指定袋なんか使わないではるかに進んだ減量をしてきているわけです。この点、お答えください。
  それから、イとして、これまでのごみ減量の経過、まさに久喜地区と宮代町ですが、指定袋とごみ減量は関係ないということを実証してきたと、これも実証してきたのです。見解をお伺いいたします。
  ウとしまして、指定袋の義務づけによって、これまで最高度の減量を実現してきた久喜宮代センターでさらにどれぐらいの減量になると見込んでいるのですか。久喜地区と宮代町に指定袋を導入して減量しようというふうに言っているわけですから、この地区、該当の地区でさらにどれぐらい減量しろというふうに言うのだと、それを示してください。
  それから、きょうは減量の具体的な例として別の例が言われましたけれども、これは全協で当局から説明の中にあったことです。雑草を刈り取ったものを生のまま出さないようになるというふうに言われました。あのときには、具体的な例としては、これは1つしか言われなかったと思うのですが、しかし、これは効果ははなはだ疑わしいです。一般家庭や地域自治会などで、つい先日も私の地区でもやりましたけれども、刈り取った草を保存しておいて、枯れてから出すなんというところはないわけですから、また一般家庭、よっぽど広い庭とかあれば別ですけれども、枯らしてから改めて半分腐りかけたものを袋に入れて出すなんていうことは実際にはやっていないわけですから、これは実際に困難な話、変わらないと思います。農家とか広い空き地を持っている不動産屋さんとか地主さんとか、の場合には、別にわざわざ出さなくたって、放置しておいたままで構わないわけだから、あるいはすき込んでしまえばいいわけですから、これも減量効果にはならないと、この点についていかがでしょうか。
  それから、(3)として、特に燃やせないごみについてです。指定袋の義務づけは中止すべきだと。なぜならば、アとして、燃やせないごみの排出に指定袋を義務づける、その理由がわからないからです。燃やせないごみを指定袋にすることによって、どうやって減量がされると思いますか。不法投棄でしょうか、考えられるのは。あるいは、敷地内に埋めろというのでしょうか。あるいは、燃やせというのでしょうか。それはだめですよね。燃やせないごみを指定袋にすることによって、どうして減量に結びつくというふうに考えているのか説明してください。
  イ、これは同じことの裏返しですけれども、燃やせないごみを指定袋にした場合、どのような減量効果があると考えますか。減量効果としてどのぐらいの、アはその内容の問題、イはどれぐらいの減量がなされると考えていますか、お願いします。
  それから、指定袋を導入することによっていろんな問題点が予想されます。この点について聞いていきます。アとして、管外ごみの持ち込みや投げ捨ては指定袋導入によって本当になくなると考えていますか。牽制効果はあるでしょう。なくなると考えていますか、どうですか、お願いします。
  イとして、管外ごみが投げ捨てられた場合に、現在は地元の住民が自分でうちからレジ袋を持っていって、それで再分別して次のときに出し直しています。住民やごみ当番の係の方、またはごみ減量推進員の方たちが協力してそれをやっています。ところが、今度は指定袋、有料になるわけですから、その指定袋は住民が自分で持ち出しでやれと、管外から投げ捨てられたごみを再分別して出すためには、持っていってもらうためには自分で金を出して買ったごみ袋を使えということになりますか。それがなされない限りは、地域の衛生環境は確実に悪化しますよね。ごみ集積場所付近の衛生環境は確実に悪化しますよね。これについてどのように考えて対処されますか。
  それから、その場合には、未分別のごみや指定袋に入っていないごみ、これらが出された場合もやっぱり、もちろん排出者がわかれば、その方に責任をとってもらってお宅に持っていくと、返すということをやっている地域もあります。わからない場合には、やっぱり当番の方たちが自分のうちからレジ袋などを持ってきて分別して出しています。それがもし、有料だから自分の袋は出さないとなった場合には、当然普通はそうなのですが、環境悪化となりますけれども、それはやむを得ないと考えていますか。それとも、住民のほうでどうにでもしてくださいということ、お任せにしますか。
  それから、この点に関しては、指定袋を導入する場合、当局としてやらなくてはいけないことは、投げ捨てられた管外ごみや排出者のわからない未分別ごみ、あるいは指定袋以外のごみが出された場合に放置しておかない、環境悪化させないためにはそういうものでも収集しますよということをちゃんと約束しなくてはいけないのです。約束しますか。
  それから、ウとして、これはこれまで指定袋を導入されていた地区、栗橋とか鷲宮の方たちに聞いたのですけれども、指定袋が裂けたり破れたりして使えなくなった場合、テープなどで補修して出したのに置いていかれる場合が結構あるようです。しかし、有料なのです、その袋が。であれば、破れたり裂けたりして入れられなくなったら、それは袋の製造業者に責任がある、ひいては衛生組合に責任があるのであって、住民にもう一回、別の有料の袋を使えというわけにはいかないでしょう。そうであれば、テープなどで補修して出したものは収集しなければいけません。どうしますか。あるいは、ごみを入れたことによって裂けたり底が抜けるなどした場合、それ自体、袋の欠陥なのです。その欠陥の袋を許しておいたのは衛生組合事務局なのですよね。それは交換しますか。お願いします。
  それから、現実に住民の皆さんは必ずしもレジ袋だけでごみを出しているわけではありません。生協などでごみの袋を売っていますから、それらを使って、つまり有料の袋を自分で買って出している方たちもたくさんいらっしゃいます。私のうちも実際そういうものを結構使っているのですけれども、レジ袋も使うし、そういう有料で生協で買った袋なんかも使うのですけれども、値段のことからいえば、大体、まず一番小さいの、20リットル、小さいものもあります。そういうもので10分間に合いますので、そういうものを使うことは結構あります。5円からせいぜい10円なのです。これまでの衛生組合で指定袋を使っている地区、大体8円とか12円になっていますよね。これは非常に高いです。なぜこんなに高いのか。大きさや価格面においても、市民感覚からして理解は得られません。この点についてはどう考えますか。生協などで袋を買って、指定袋と違うのは、そこに久喜宮代衛生組合と入っていないというだけのことです。そういうものでははるかに安く買えます。いかがでしょうか。
  それから、今までは久喜宮代清掃センターのことでお伺いしましたが、八甫センターと菖蒲のセンターにおける指定袋とごみ減量の関係をどのように認識しているのかを説明していただきたいと思います。まず最初、(1)ですが、22年度の久喜宮代センターの燃やせるごみと燃やせないごみ、1人1日当たりの排出量、ここに表を載っけておきました。この表は、衛生組合事務局からいただいたものです。上の表はそのままです。下の表は、そこから可燃と不燃だけを取り出して計算し直したものです。これは全部のごみではありません、家庭系ごみだけです、事務局はわかっていらっしゃるけれども。家庭系のごみだけの数値を出してもらって、それを表にしています。そうしますと、久喜宮代清掃センター、1人1日当たり、これは下の表で見ていただきますと429グラムです。菖蒲のセンターは535グラム、八甫センターは603グラムですから、八甫センターの排出量は実に久喜宮代地区の1.5倍、5割増しなのです。菖蒲のセンターでも25%多いのです、まだ。この原因を、なぜこんなに多いのかを説明していただきたいと思います。指定袋を導入して何年もたつにもかかわらず、まだこんなに多いのです。説明をしてください。
  それから、(2)ですけれども、八甫センターと菖蒲センターで指定袋を導入してきたことによってごみ減量がどのように進んだかです。先ほど前者に対する答弁で、菖蒲のセンターで平成8年度、可燃ごみが3%減りました、不燃ごみが21%減りました。それから、これは鷲宮ですか、栗橋は入っていないのですね。鷲宮で平成19年度に不燃ごみが21%減りました。大きい数字だけ言ってもらったような気もするのですけれども、その前が一体、1人1日当たりどのぐらい、何グラムの数字、ごみを出していて、それが指定袋を導入したことによってどういうふうに減ってきたのか。それで、今現在で久喜宮代地区よりも25%あるいは50%多いのだから、八甫は物すごく多かったわけですよね。その減ってきた、減量効果は確実にあるのだということで言っているのですから、一体どういう経過で現在のこの数字にまで減ってきたのですか。ある年度、特定の年度だけ多い数字だけ言うのではなくて、きちっと経過を明らかにしてください。
  それから、本来、ごみ減量ということで言うのだったら、まず菖蒲のセンターと八甫センターの分を25%、50%に減らさなくてはいけないのですけれども、どうやったらそこまで減っていくと考えていますか。指定袋を導入しても、全然それ以上減っていないのですよね。では、どうやったら今後減らしていけますか、お願いいたします。
  それから、大きな3番目で、全体的に結論的になるわけですけれども、衛生組合全域で本来ならばもう指定袋の廃止をすべきだと思います。つまり、久喜宮代清掃センターの地区内において指定袋を導入するのではなくて、逆にこれまで指定袋でやっていた八甫と菖蒲のセンターの地区において指定袋をやめるべきです。やめて減量を進めていくべきです。指定袋を廃止して、透明袋または中身のわかる半透明袋を義務づけていくべきだと思います。同時に、久喜宮代センターの地区においてももし、最近、レジ袋、中身が見えないということを執行部で時々言っておりますから、であれば透明袋、または中身のわかる半透明袋ということを改めて久喜宮代清掃センター地区において徹底すべきです。その点についていかがでしょうか。
  それから、アとしましては、八甫センター、菖蒲センターの地区において、指定袋を廃止してもルール違反が続出して大混乱するなんていうことにならないはずです。これまで指定袋でさんざん定着してきたはずですから、分別自体は。と思いますが、いかがですか。
  それから、ごみ減量を進めていくのは、これまでもそうだし、これからもそうですが、久喜宮代センター地区において取り組んできたげんりょう化大作戦、これをいかに展開していくか、そのことによってこそ進めていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。
  (2)、これは先ほど1つ目の質問のときにも申し上げましたが、特に燃やせないごみの指定袋の義務づけは必要ないはずです。八甫センター、菖蒲センターで、燃やせないごみの排出に指定袋を義務づけてどのような効果があったと考えているか。それもさっきは特定の年度だけ21%減量と言われましたけれども、ずっと長い経過をたどって、その中でどのように効果があったと考えていますか。
  それから、パソコン用のプリンターですとかビデオですか、ラジカセ、炊飯器など比較的大きな電気製品とか、バケツとか一斗缶とか金属製品のついたプラスチック、これらはすべて、八甫のほうの分別の表には全部燃やせないごみですよ、指定袋に入れてくださいと書いてあるのだけれども、こういうものを、場合によっては単体で出す、今までは指定袋がなかったから単体で出すということも結構ありますよね。わざわざ、プリンターとかビデオ、ラジカセを袋に入れて出す必要ないのだから。重いから、もしかしたらほかのものと一緒に入れたらばらばら、破れてしまうかもしれない、そんな危険を冒して袋に入れて普通出さないですよね。そういうものをわざわざ指定袋に入れさせて出すというのは極めて不合理だと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、傘、これは指定袋に入れなくていいとなっているのですよね、八甫センターで。考えてみれば、これは何でこれだけ例外で指定袋を使わなくていいのか、不思議な気もしないではない、上が飛び出してしまうから。では、せめてくるんだりとかあるのだけれども、傘は現在でも指定袋に入れなくていいとやっているのだから、そのほかのプリンターとか大きいもの、これは入れなくてもいいではないですか。ひいては、燃やせないごみは指定袋に入れなくたっていいではないですか。全く意味がないと思うのですけれども、いかがでしょうか、お願いいたします。
議長(飯山直一君) それでは、猪股議員の質問に対する答弁を順次求めます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) 猪股議員のご質問にお答えを申し上げます。答弁につきましては、1の(1)、それから(2)のア、イ、ウ、そして大きなご質問項目の2、それから3の(1)のイにつきまして私からご答弁をさせていただきます。
  まず、1の(1)、指定袋の導入は時代の趨勢という説があるが、埼玉県内では41市町、600万人の圧倒的多数の県民は透明袋、半透明袋であり、指定袋と有料化は23市町村、120万人にすぎない、この事実をどう認識しているか。また、ごみ減量審議会答申では全国の6割の市町村が指定袋を導入しているとしているが、人口比でどのぐらいになるのかというご質問にお答えを申し上げます。ご質問のとおり、埼玉県内64市町村のうち23市町村が実費負担方式あるいは有料化方式により指定袋を導入済みでございまして、全県の人口720万人のうち約120万人という人口比では2割弱の導入率にとどまっております。この事実をどう認識しているかとの点でございますけれども、まず全国の状況から確認をさせていただきます。平成23年4月1日現在の全国1,747の市区町村の中で1,051の自治体が有料化を実施済みでございまして、率にして60.2%でございます。指定袋の導入方法には、皆様ご存知のとおり、実費負担方式と有料化方式の2通りの方法がございますが、全国統計は有料化の導入比率しかございませんので、実費負担方式の指定袋を含めた統計がないため数値の確認はできておりませんが、実費負担方式の自治体を上乗せした比率、つまりトータルでの指定袋の導入割合を想定いたしますと、この60.2%プラスアルファとなり、かなり高い比率と考えられるものでございます。
  事実として、埼玉県を初め東京都、神奈川県など首都及び近郊では有料化の実施比率が低くなっておりますが、これは他地域に比べまして比較的税収が豊かであるなど、財政的にも恵まれた首都圏の環境によるものとも考えられ、全国レベルではやや例外的な状況と認識するものでございます。参考に申し上げますと、関東近県の状況でございますけれども、千葉県では54市町村中33団体、茨城県では44市町村中22団体、群馬県では35市町村中21団体など、近県でも半数以上の自治体が有料化実施済みという県が多々ございまして、先ほども申し上げましたとおり、実費負担方式まで含めるとさらに大きな割合と考えられるものでございます。
  次に、ごみ減量審議会答申では全国の6割の市町村が指定袋を導入しているとしているが、人口比でどのくらいになるのかとのご質問でございますけれども、8月5日の全員協議会でもご質問いただきましたことから、その後調査をさせていただきましたところ、全国約1億2,705万人のうち有料化実施比率の人口は4,934万人となっておりまして、人口比では38.8%、4割弱となってございます。これは、大都市や首都圏の人口の多い市などで有料化比率が低いためのものと考えられますが、事実として人口比での有料化比率は4割程度にとどまっている状況でございます。しかしながら、自治体数では全国で6割を超える数多くの自治体、言いかえますれば、その多数の自治体の議会において有料化の条例可決という重いご判断があったことも事実でございますので、今後のあり方を考える上では考慮すべき非常に大きな方向性でございまして、重要なポイントと考えるものでございます。
  次に、ご質問の(2)、久喜宮代清掃センターで指定袋導入によってごみ減量が進むという認識は正しいかとのご質問でございますけれども、まずアの衛生組合事務局は住民に有料の指定袋を義務づけることによって減量が図られると言っている、しかし、合併前の衛生組合時代から久喜地区と宮代町は指定袋なしに大幅な減量を実現してきているのであるが、その経過と原因をどう認識しているかとのご質問にお答え申し上げます。議員のご質問のとおり、久喜宮代清掃センター管内では合併前の衛生組合時代から分別資源化に取り組んできたところでございまして、先進的なリサイクル状況を実現できたということは高く評価されるべきものでございまして、推進してこられた関係者の皆様並びに日々取り組んでいただいてまいりました住民の皆様の努力に対し、敬意を表するものでありますとともに深く感謝を申し上げるものでございます。
  ただ、この内容につきましては、ダイオキシン問題に端を発しましたプラスチックごみの焼却回避、燃やせるごみの減量化推進が中心的な内容であったと考えるものでございまして、この過程で資源化は大きく進み、燃やせるごみの減量化が図られたことでございますけれども、ごみの総量を減らす発生抑制の取り組みといたしましては、ノーレジ袋キャンペーンなど一部のものに限られ、必ずしも十分であったとは言い切れないように認識しております。その裏づけといたしましては、可燃から資源までのトータルである家庭系ごみの1人当たりの総排出量の全県比較におきまして、平成21年度データの排出量において、少ない順で久喜市が64団体中49位、宮代町が52位と、双方とも残念ながら低い順位となっておりまして、総排出量としての削減の余地はまだ残るものというふうに受けとめるものでございます。
  なお、参考までに、最近の久喜宮代清掃センターの状況を申し上げますと、近年5カ年の燃やせるごみの量で申し上げますと、1人当たりでございます、平成18年度415.1グラム、平成19年度414.4グラム、平成20年度419.5グラム、平成21年度418.9グラム、平成22年度401.0グラム、このような状況でございまして、減量化が進行中ということでとらえることが厳しく、近年ではほぼ横ばい状態という状況でございます。
  次に、イのこれまでの減量の経過は指定袋とごみの減量は関係ないことを実証してきたと言えるが、見解を問うというご質問につきまして答弁をさせていただきます。ただいま申し上げましたとおり、久喜宮代清掃センター管内において進んできた減量化につきましては、分別資源化のすばらしい成果と考えておりますが、主に燃えるごみの減量であり、総量としての削減でとらえた場合には、先ほども述べましたとおり、必ずしも減量化は他団体よりも進んでいると言い切れない状態と考えるものでございます。もし指定袋を導入いたしますと、燃やせるごみ及び燃やせないごみにつきましては、レジ袋での排出の機会が大きく減少いたします。したがいまして、今までお店で何げなく受け取り、家にストックして使用していたレジ袋につきましては、資源プラスチックの回収日に排出するしかなくなるということになってございますので、マイバッグやマイバスケットによる買い物が増加し、おのずから不要なレジ袋を受け取らなくなることが予想されるものでございます。また、実費負担方式で比較的低額とはいえ、指定袋はお金を出して買う袋でございますので、ごみ袋の使用量を減らそうという意識が生じ、過剰包装を断る、あるいはパンフレットやチラシ等を初め余計なものを受け取らないようになる、分別を再確認、徹底して資源として排出することにより資源をふやすなどの行動の変化につながり、また細かく見た工夫では、できる限り生ごみの水切りあるいは草の乾燥などで排出量を減らす努力も生じ、無駄のないよう、1つの袋に圧縮して出そうとする意識の変化にもつながるものでございまして、指定袋においては明らかに減量効果が生じることが見込まれるものと考えるものでございます。このため、減量化は指定袋には関係ないとまで言い切れるものではないとの認識でございます。
  次に、ウの指定袋の義務づけによって、久喜宮代清掃センター管内でどれくらいの減量になると見込んでいるかとのご質問にお答えを申し上げます。まず、この関係の一例といたしまして、燃やせるごみの排出状況につきましてご説明を申し上げたいと思います。平成22年度における久喜宮代清掃センター管内の久喜地区5カ所、宮代町3カ所の燃えるごみの組成分類の結果でございますが、その結果では、収集したごみ袋が802袋中、透明または半透明の袋で排出されたもの、いわゆる購入していただいた袋でございます、こちらが212袋、26%でございます。乳白色のレジ袋、こちらが286袋、36%でございます。透明または半透明のレジ袋が290袋、36%でございます。それと、わずかながら有色のレジ袋が14袋、2%となってございまして、この8カ所に限ってはレジ袋の使用率が74%でございました。これはあくまで8カ所のデータでございますので、全体につきましては推計となるものでございますが、レジ袋での排出が圧倒的でございまして、購入した袋の割合はわずかに2割から3割の比率という状況と推察いたします。7割を超える範囲において、先ほど申し上げましたレジ袋から指定袋に変わることでの削減効果が及ぶものと考えられますことから、減量化が生じるものというふうに見込んでいるところでございます。久喜宮代清掃センター管内でこれだけ減る、何%減る、何トン減るという数字をはじくことは非常に難しいものでございまして、裏付けのあいまいな数字を積算結果とすることもできませんので、現在は削減量としては積算してございませんが、先ほども申し上げたとおり、最近同様に実費袋を導入された市の例では、レジ袋をごみ袋の排出用として使用しないように制度を改めたところ、浜松市では6.3%、甲府市では9.3%の効果が報告されておりますので、久喜宮代清掃センター管内におきましても、先ほどのレジ袋の使用状況から想定して減量効果が見込めるものと考えるものでございます。
  続きまして、大きな項目の2点目でございます。八甫清掃センターと菖蒲清掃センターにおける指定袋とごみの減量の関係をどう認識しているかという点でございます。この関係につきましては、分別や資源化の状況が異なっておりますため、そもそも可燃、不燃の数字で比較することが困難ではないかと考えております。議員のご質問にございますとおり、単にこの数字の比較をした場合には1.5倍などの差が生じるものでございますけれども、それぞれ可燃、不燃の定義が異なっておりまして、例えば可燃で申し上げますと、久喜宮代清掃センター管内では資源となっておりますプラスチックや布類、衣類等が八甫の清掃センターでは可燃ごみに含まれておりまして、不燃で申し上げますと、久喜宮代清掃センターで資源となっている食品の瓶、缶、洗剤のボトル、ポリタンク、洗面器やふろ用のいすなどが八甫では不燃ごみとなっており、同様に菖蒲の清掃センターにおきましても、ポリバケツや洗面器、CDやゲームソフトなど、これらが不燃に区分されております。このように、可燃、不燃に集計される中身が異なる中での比較は困難でございまして、現在の状況といたしまして比較対象となるのは、お手元の一般質問通告書の3ページにございます家庭系ごみの全体の量であると考えるものでございます。
  平成23年度の経過とともに説明するようにとの要請もございましたので、最近の状況につきましてご説明申し上げますが、皆様ご承知のとおり、この10月から八甫清掃センター管内においても容器包装プラスチックや衣類、布類の分別資源化を開始したところでございまして、現在徐々に3センターの分別等の統一もされつつある状況にございます。しかしながら、菖蒲、八甫では容器包装リサイクル法対象のプラスチックのみを資源として収集いたしますけれども、炉の関係もございまして、久喜宮代清掃センター管内のプラスチック資源の収集は、容器包装リサイクル法の対象プラスチックだけでなく、プラスチックすべてとせざるを得ない状況でございます。また、不燃の定義が細かな部分で統一し切れていない、先ほど申し上げました点など分別の細かな差異が残ってしまいますので、可燃、不燃の集計では、当分の間、完全に統一された土俵での比較が困難と考えるものでございます。
  続きまして、(2)の八甫清掃センターと菖蒲清掃センターで指定袋を導入してきたことによって、ごみの減量がどのように進んだかなどのご質問にお答えを申し上げます。導入直後の経過につきましては、先ほどのご答弁の中でも紹介させていただきましたので、省かせていただきます。
  減量化の推移でございますけれども、菖蒲の清掃センターにつきましては、可燃ごみの指定袋の導入が昭和62年度と大分昔でございますので、最近の状況のみ確認をさせていただいておりますけれども、平成18年度からここ5年間の状況で、家庭系ごみの総排出量の状況として13.8%の減量化が進んでいるところでございます。平成20年度、それから21年度の比較、先ほど48.1%と申し上げたのは、これは不燃だけの集計で、分別変更もございましたので、家庭系ごみのトータル、分別変更も含まれますトータルでの量で比較いたしますと、平成20年度と21年度、導入された21年度の比較でマイナス5.2%でございます。それから、八甫の清掃センターについてでございますけれども、平成8年度の栗橋地区の可燃、不燃の指定袋導入からスタートしておりますので、平成7年度と昨年、平成22年度の実績で比較いたしますと、こちらも家庭系の廃棄物の総量、可燃、不燃、その他、それから粗大ごみ、資源、すべてを合わせた量になりますが、こちらの量として、平成7年度と昨年、平成22年度の比較でマイナス4.6%という減量化を確認してございます。先ほどのご答弁の中でも申し上げましたとおり、この過程におきまして、ダイオキシン問題から野焼きの防止、家庭用あるいは事業所用の小型焼却炉の廃止というような状況もございましたため、一時期、途中で増加した時期もございますけれども、そのような経過をたどっているところでございます。
  次に、久喜宮代清掃センターと同程度まで減らすために何が必要かとのご質問でございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、現在分別等の統一を進めさせていただいているところでございまして、加えて現在は廃棄物減量等推進員さんの委嘱人数が菖蒲、八甫の管内において大幅に少ないという状況がございます。来年度の4月から久喜宮代の基準、おおむね100世帯に1人という基準に合わせまして委嘱する予定としておりますので、分別や減量化の取り組みを強化してまいりたいというふうに存じます。また、今年度から菖蒲及び八甫の清掃センター管内におきましても可燃ごみとプラスチック資源の組成分類を開始したところでございます。これらの1年間の集計分析を重ねることによりまして、この結果から分析される傾向や課題も見えてくるものと思われますので、「衛生組合だより」での周知徹底など、各センター単位での取り組みや廃棄物減量等推進員さんへの情報提供による改善などに活用してまいりたいと考えるものでございます。
  最後に、大きな3番の(1)のイでございますけれども、ごみの減量化はげんりょう化大作戦等の展開により進めるべきとのご質問でございますけれども、ご質問のとおり、ごみの減量化を進める上では今後もげんりょう化大作戦の継続による取り組みは大切であり、進めるべきものと考えるものでございます。しかしながら、げんりょう化大作戦におきましても、もともと、ごみを分別、資源化して燃やすものを減らしていくという趣旨の内容が主でございまして、発生量、排出量そのものを減らしていくという点での取り組みはやや不足していたように考えるものでございます。今回導入を予定しております指定袋によるごみの減量化は、この発生量、排出量そのものを減らすことがねらいでございますので、双方が機能を発揮することにより相乗効果をもたらすよう、管内全域の排出量削減対策を進めてまいりたいと考えるものでございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) それでは、続きまして、白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、私のほうから、猪股議員さんのご質問の、初めに(2)のエのご質問でございます。事務局の説明によると、具体的な減量効果としては雑草を生のままで出さないようになるということだが、一般家庭や地域自治会などで刈った草を乾燥させてから出すことは困難であって、変わらないのではないか、農家などの多くはこれまでもごみとして出していないと思われるが、いかがかというご質問に順次ご答弁申し上げます。
  初めに、一般家庭や地域自治会などで刈り取った草を乾燥させてから出すことは困難であって、変わらないのではないかとのご質問でございます。刈り取った草につきましては、3日間程度乾燥させていただきますと、体積、重量ともに半減いたします。指定袋の導入によりまして、実費ではございますが、ごみの排出に購入した袋を使用しますことから、今まで以上に住民の皆様が草を乾燥させるなどの工夫をして、体積を減らして排出していただけるものと考えてございます。
  次に、自治会等の草刈りでございますが、日程が定められた中での草刈りにつきましては、草を乾燥させてからの排出には難しい面もあると思いますが、指定袋の導入によりまして、ごみの排出に購入した袋を使用しますことから、少なからず土を落とすなどの工夫をして出していただけるものと考えてございます。また、草につきましては、生の状態で焼却いたしますと、焼却炉の燃焼温度が急激に下がってしまうという状況がございますことから、可能な限り乾燥させてから出していただくよう、自治会等へお願いをしておるところでございます。今後も引き続きお願いをしてまいりたいと考えてございます。
  次に、農家などの多くはこれまでもごみとして出していないと思われるがとのご質問につきましてお答え申し上げます。農家などの宅地は、一般家庭と比較いたしますと面積も広く、草の発生量も多いと思われます。すべての農家ではございませんが、市街地周辺の農家などにつきましては、以前は自己処理をされていた方がほとんどであったと思われますが、ご存じのように、乾燥した草を燃やすことによるダイオキシンの問題が浮上いたしましたことや、畑の隅などで自己処理する場所が減少してきておることなどから、草を自己処理せずにごみとして集積所に出せるようになったと考えてございます。農家の皆様につきましても、一般家庭と同様に指定袋の導入によりましてごみの排出に購入した袋を使用しますことから、乾燥や土を落とすなど体積を減らして排出するものと考えてございます。
  続きまして、ご質問の1の(3)、燃やせないごみの指定袋の義務づけは中止すべきである、アの燃やせないごみの排出に指定袋を義務づける理由は何かと、イの燃やせないごみを指定袋にした場合にどのような減量効果があると考えるかのご質問でございます。初めに、燃やせないごみの排出時に指定袋を使用していただく理由につきましては、廃棄物減量等推進審議会の答申を受けまして、燃やせないごみの排出時に透明の指定袋での排出により中身の確認ができることによる収集効率の向上、収集時の事故防止、適正な分別を促すとともに、排出量の抑制による効果などのほか、集積所の美化などを理由として考えてございます。
  燃やせないごみにつきましては、ガラス製品、瀬戸物などの割れたもの、かみそりや包丁、かまなどの鋭利な刃物類、小型家電の壊れたもの、金属など直接さわると危険な廃棄物が数多く排出されます。燃やせないごみの収集作業や場内の選別作業はほとんどが手作業で行われておりますことから、作業を行うときには常に気を使いながら実施しております。しかし、作業員が中身の確認できない袋を収集車に投げ込む際に、中に入っていた針金類に指が絡み、収集車の回転盤に巻き込まれ、指先が挟まれる事故や収集作業車が収集中に燃やせないごみに含まれていた可燃性のガススプレー缶が原因での車両火災事故が発生してございます。これらの原因につきましては、いずれもレジ袋等で中身の確認がしづらい袋での排出が原因の一つと考えてございます。
  衛生組合で管内の集積所を確認したところ、4割近くが乳白色や色つきのレジ袋での排出となってございます。完全な透明袋での排出は2割程度でございました。そのように、中身の確認ができないレジ袋での排出が数多くあるのが現状でございます。収集作業は革の手袋を着用いたしまして作業いたしておりますので、中身の確認ができない袋を確認するためには、手袋を外しまして、袋の縛り口を解き、中身を確認する必要がございます。このような時間をかけながらの収集作業は現実的には難しい状況でございます。確認ができない袋につきましては、袋の外側から手探りで確認をいたしている状況でございます。完全には確認ができないでの収集作業となってございます。
  今回導入を予定しております燃やせないごみの指定袋は、低密度のポリエチレン製の袋を使用いたしますので、透明の度合いもよく、ガラスなどの鋭利なものでも、袋に粘りがありますことから、裂けて飛散することも少ない材質となってございます。収集作業中の事故を減らし、不適物の効率的な確認のために中身の確認ができる指定袋での排出が安全で効率的な作業につながり、また住民の皆様の分別意識の向上にもつながるものと考えてございます。
  次に、イの燃やせないごみを指定袋にした場合にどのような減量効果があるかとのご質問でございます。燃やせないごみの排出時に透明の指定袋を使用していただくことで、先ほども申し上げましたが、透明度合いの高い指定袋は中身の確認が容易になります。収集時に集積所で処理のできない不適物や未分別のごみの確認が容易となります。収集作業員が集積所において不適物、未分別注意シールによる指導や排出される地域の推進員さんにおいてもごみ集積所での分別指導がしやすくなり、それらの指導によりまして排出者の廃棄物への意識の向上が図られ、不適物や未分別のごみが適切な分別、排出へと促されまして、不適物の排出が減少し、未分別のものは資源への排出となり、廃棄物が適切に処理されていくと考えてございます。燃やせないごみの減量につながっていくものと考えてございます。
  また、八甫清掃センターの栗橋地区では、平成8年度に燃やせないごみの指定袋を導入したときに、燃やせないごみの量が前年度より2割程度減少してございます。また、鷲宮地区では平成19年度に指定袋を導入しておりますが、同様に2割程度の減少となってございます。燃やせないごみの内容物が同一ではございませんので、単純な比較はできませんが、ごみ全体の総量も鷲宮では4%近く減少しておりますことから、減量効果はあったものと考えてございます。そのようなことから、久喜宮代センターの区域につきましても同様な減量を期待しておるところでございます。
  続きまして、(4)でございます。指定袋の導入によって予想される問題にどう対応するのかのご質問に順次ご答弁申し上げます。初めに、アの管外ごみの持ち込み、投げ捨ては指定袋導入によって本当になくなると考えているのかについてでございます。久喜宮代清掃センター管内では、ごみの排出にレジ袋の使用が可能でありますことから、管外からの持ち込み、投げ捨てが行政界近くなどの集積所で発生しておりますことを推進員さんからの報告及び通報で確認してございます。レジ袋ではだれが持ち込んでも区別がつかないことから、安易に持ち込み、投げ捨てができる状況にあると考えてございます。ごみの排出が指定袋になりますと、レジ袋と指定袋の区別がしやすくなりますことから、集積所への管外からの持ち込みがしづらくなるものと考えてございます。
  次に、イ、管外ごみが投げ捨てられた場合、地域住民が有料指定袋を持ち出して分別しない限り、これまで以上に地域の衛生環境の悪化とならざるを得ないが、どう対処するか。未分別のごみや指定袋に入っていないごみが出された場合も同様にこれまで以上に衛生環境の悪化となるが、組合としては環境悪化はやむを得ないと考えるか、対処の仕方は住民にお任せか、投げ捨てられた管外ごみ、排出者のわからない未分別ごみなどのご質問でございますが、集積所に未分別のごみや投げ捨てたごみがあった際には、これまでも地元区長、廃棄物減量等推進員の皆様から衛生組合に電話などでご連絡をいただいております。その際に、担当者が現地の状況を確認させていただきまして、投げ捨てたごみの中に相手方がわかるものがあれば、推進員さんなどと相談をしながら、組合が郵送等で排出者に注意を促しております。未分別や投げ捨てられたごみにつきましては、相手方に注意を促すために、ごみ袋等に注意書きを張りまして、集積所に1週間から10日ほど置かせていただき、引き取りがされない場合にはその後収集を行っております。指定袋の導入後につきましても、同様な対応を行ってまいりたいと考えてございます。また、持ち込み、投げ捨ての多い集積所は交通量の多い道路等に面している等もございますので、このような場合には推進員さんなどと相談させていただき、集積所の位置を変更するなどの対策を講じていただく場合もございます。
  次に、ウ、指定袋が裂けたり破けたりして使えなくなった場合は収集するのか、ごみを入れたことにより裂けたり抜けたりした場合は、それ自体は欠陥ということで、それでも収集するのかというご質問でございます。初めに、指定袋が破損した場合でございますが、テープで補修して排出されたものにつきましても収集を行います。また、指定ごみ袋導入に際しましては、住民の皆様に安心してお使いいただけるよう、衛生組合でも品質の確認をしてまいる考えでございます。もし指定袋の欠陥により破損があった場合には、指定袋の製造承認時に製造業者が責任を持って交換するなどの対処をするよう指導してまいりたいと考えてございます。
  次に、エ、生協などでごみ袋を購入する場合……
議長(飯山直一君) 白子課長、これは読まないで、もうみんな聞いてしまったので、答弁するところだけやってください。
業務課長(白子直巳君) わかりました。
  次に、ごみ袋の価格の関係でございます。生協やホームセンターなどで販売している袋につきましては、袋の厚さ、形状、取っ手があるか、縛り口があるか、さまざまでございます。袋の厚さも、現在の指定袋は0.025ミリメートルを使用してございますが、店頭で取り扱っておりますごみ袋は厚さがいろいろでございます。ホームセンターで販売している45リットルで厚さ0.025ミリメートルの袋の価格を確認いたしましたところ、10枚入りで98円で、1枚当たりは9円80銭でございました。現在、2つの清掃センターでの45リットルの袋が12円または12円60銭でございますことから、1枚当たりの差額が2円から3円程度となってございます。現在、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センター管内で使用しております指定袋は、清掃センターごとに取り扱い業者が異なっておりますことや製造枚数、販売枚数が少ないことなどから、市販の袋より高目の価格となってございます。平成24年4月から導入を予定しております指定袋は、組合管内で統一した袋といたしますことから、低価格での販売を期待しておるところでございます。
  続きまして、(2)の特に燃やせないごみの指定袋に義務づけは必要はないと考えるがのイのパソコン用プリンター等、電気製品の関係を指定袋に入れるのは不合理ではないかというご質問でございます。透明袋での排出をお願いいたしておりますのは、先ほど申し上げましたように、燃やせないごみの中にはガラス、刃物類、金属類などの直接さわると危険なものが多くございます。また、未分別のごみや不適合物につきましても、袋の中が見えることにより、排出者への注意も容易になり、また安全で効率的な収集作業にもつながるものと考えてございます。
  ご質問の比較的大きな電気製品についてでございますが、排出される廃棄物の中には、壊れて部品が外れておるもの、電線コードのあるものなどがございます。バケツ、一斗缶、金属部品のついているプラ、木製品につきましても、壊れているものや部品が外れて飛散するおそれのあるものや破損箇所が危険なものが多くございます。また、集積所につきましても、道路等を利用して設置している場所もかなりございますことから、歩行者などの安全や収集作業の安全性を考えまして、袋での排出をお願いしております。また、粗大ごみの取り扱いとなるものの判断基準といたしまして、45リットルのポリ袋に入らないものとしてございますことから、区分けのためにも袋での排出をお願いしてございます。また、傘の出し方につきましては、ひもで縛っての排出となっており、特に危険なものではございませんことから、開かないようにひもで縛って出していただいてございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 続きまして、蓮見業務2課長、お願いします。
                 〔業務2課長 蓮見 実君登壇〕
業務2課長(蓮見 実君) 猪股議員さんの3の(1)、アについてご答弁申し上げます。
  菖蒲清掃センターでは、燃やせるごみが昭和62年から、燃やせないごみが平成21年から、また八甫清掃センターでは、栗橋地区で燃やせるごみ、燃やせないごみ、いずれも平成8年から、鷲宮地区では燃やせるごみが平成12年から、燃やせないごみが平成19年から、住民の皆様のご理解とご協力をいただいてごみの指定袋を導入しております。2センターとも、管内ではごみの指定袋の排出が定着をしていると考えているところでございます。
  また、ごみの指定袋導入に当たりましては、幾つかの導入目的がございました。その一つが分別におけるルール違反をなくすというものでございまして、指定袋を廃止して排出時の混乱が発生しないということは考えられないところでございます。また、ごみの分別や集積所の管理につきましては、長年にわたり、廃棄物減量等推進員さんを初めとしまして、行政区や自治会の役員の皆様のご協力により成り立っているところでございます。したがって、指定袋を廃止するということは、これまで築いてきました地域の皆様との信頼関係を失うおそれもございます。また、今後の協力体制が確保できるか非常に心配するところでございます。
  続きまして、3の(2)、アについてご答弁申し上げます。燃やせないごみについては陶器やガラス等も含まれており、指定袋を導入する以前は袋の材質によりまして破れやすいものがありました。収集の際に袋が破れて集積所へごみを散らかしてしまう、また収集作業員がけがをする等の事故がございましたが、燃やせないごみの指定袋は低密度のポリエチレン製でございますことから、破れにくく、集積所の美化及び事故防止、さらには収集効率の向上の効果を上げていると考えております。また、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターでは、燃やせないごみの指定袋を導入したことにより、ごみに対します住民の意識が向上したものと考えております。
  以上です。
議長(飯山直一君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) まず、できるだけ最初のほうからいきたいと思うのですが、1ページの(2)のところ、久喜宮代清掃センターの管内では以前から指定袋なしで減量をしてきました。答弁の中で、ごみの分別、資源化へ取り組んできた、しかし、その中でごみの総量を減らすということについては十分でなかった、総量の抑制が十分ではなかった。久喜宮代清掃センターは、全国あるいは埼玉県内の順位で言いましたか、総排出量については非常に低くて、減量の余地があるという答弁をされました。
  しかし、これはわざわざ数字を混乱させていますよね。1つには、3ページの表を見てください。総量ということで比較されました。この3地区だけで比較します。そうしますと、久喜宮代清掃センター、可燃ごみと不燃ごみ、あるいは燃やせるごみ、燃やせないごみ、これは非常に低いのです。一番多いのは何だか、見ればすぐわかるでしょう。資源ごみです。総量ということは、この資源ごみも含んで久喜宮代センターが多いというふうに答弁されているのです。それは上の表で、総量では1人1日で694グラム、一番多いのだから。そんなことはわかっているのです。比較するべきはそこではないでしょう。今回減らそうとしているのは燃やせるごみと燃やせないごみなのだから、総量で比較してはいけないでしょう。今の答弁は完全にごまかしです。総量ということをわざわざ持ち出して、久喜宮代清掃センターはごみの量が逆に多いのだと言っている。一生懸命分別して、資源の量をむしろふやしてきた、そのことによって管理者がいつも自慢しているリサイクル率を極めて高く持ってきた、資源をふやしてきたからリサイクル率が高いのです。そのことを逆に総量がふえているから問題だと言うのは逆立ちしているでしょう。
  まず最初の前提として、久喜宮代清掃センター、久喜地区と宮代町においては指定袋なしに燃やせるごみと燃やせないごみの量を大幅に減らしてきた、そのことをまず最初に評価すべきでしょう。そして、それと比較するべきは、菖蒲センター、八甫センターにおいて燃やせるごみと燃やせないごみをいかに減らしていくかでしょう。これで比べていけば、非常にその量が多いということがわかりますよね。それで、まず今の最初の、資源ごみでふえているのだということを認めていただきたい。したがって、さきの答弁は取り消していただきたい。
  それから、後のほうの答弁で、八甫、菖蒲、それから久喜宮代を同じ土俵で比較するのは困難だと言われました。確かに分別の仕方が違っております。したがって、3ページの下の表の1人1日429グラム、535グラム、603グラム、確かにその比較はできないのです。では、ここに何を加えたらいいと思いますか。私、計算したのです。生ごみが、久喜宮代清掃センター、可燃ごみの中から生ごみを取り除いていますよね。それが750トンです。それから、プラスチックも全部取り除いています。これは燃やせるごみと、菖蒲では燃やせないごみ、それから八甫では燃やせるごみの中にこれまで入っていると、それも久喜宮代清掃センターは全部分別している。これは年間3,000トンです。3,000トンと750トン、もっともプラスチックの中に再商品化のものも当然入っていますから、それが何%を占めるのか、正確に出ないのだけれども、プラスチックと生ごみとを加えて計算するとどうなるか。久喜宮代清掃センター、1人1日500グラムになるのです、大体。これはおおよその数です。それでも、菖蒲よりも35グラム、30グラムほど低い、さらに八甫よりも100グラムほど低い数値なのです。プラスチックと生ごみを加えれば、ほぼ同じ土俵で比較できるでしょう。そういう数値なのです。
  したがって、菖蒲と八甫において指定袋を導入して、それでもこの数値になっている、これを、では429まで減らせとは言いません、同じ土俵の500グラムぐらいまではもっと減らせる余地があるわけです。逆に言えば、久喜宮代センターのほうはそれだけの分別、減量を進めてきたわけです。はるかに進んでいるところをさらに減らせというふうに言って、実際にまだまだ多いところについて、正確な数値を言ってもらわなかったけれども、菖蒲では20年度、21年度で不燃ごみが5.2%減った、これも総排出量は18.3%減ったという、これこそ比較できない数値をわざわざそちらで持ち出しているのです。
  当局が今回やろうとしているのは、燃やせるごみと燃やせないごみを減量化しよう、それを久喜と宮代について減量化しようと言っている。逆に、それ以外の地区、八甫と菖蒲の地区においてどうやったらこれをもっと減らせるのかを考えるべきではないのですか。その手だてをきちっと打ち出してください。それなしで、既にはるかに減っているところをこれ以上減らせというのはおかしいでしょう。住民感情とすれば絶対納得できないです。だから、反発が大きいのです。区長さんからも反発が大きいのです。それは、反発しているとは認めたくないだろうけれども、実際反発が大きいわけです。だから、全体の説明ではなくて、個別の説明を申し込んでもらうというやり方にしたわけでしょう。一番最初に説明しましたよね。それは余計な話になってしまった、ごめんなさい。どうやったら、八甫と菖蒲について、せめて久喜宮代センターと同じぐらいまで減らせるのか、その手だてをきちっと打ち出した上で、では久喜宮代センターについてももっと減らしてください、こういう方法を導入したい、順序をそういうふうに持っていくべきだと思います。
  管理者、本当はこれは管理者の責任だと思います。あなたは久喜宮代衛生組合管理者としてずっとやってきている、その中でどれだけみんな、住民が一生懸命やって減量してきたかをすべてご存じです。後ろに並んでいらっしゃる中で、プロパーの職員の方は別としまして、そうではない、派遣の職員よりもよっぽどよく知っていらっしゃるはずです。どうやったらこれまで減らしてきたかということを、ほかの、久喜宮代センター以外のところについてまず適用するということを、それを最初に考えるべきではないでしょうか。全体的にはぜひ管理者からお答えをいただきたいのですが。
  それからもう一つ、特に燃やせないごみについての答弁の中で何回も何回も言われているのだけれども、中身が見えないことによる弊害というものを一生懸命言っていらっしゃいます。まさにそうだと思います。だから、一番最初に、10年ほど前にもやっぱりレジ袋にするか、指定袋にするかということ、問題になったことがありましたよね。そのときもごみ減量審議会を開いたはずです。そのときに最終的にレジ袋でいいということになった、それは透明袋、また中身の確認できる半透明袋という、それが条件になっていたはずなのです。それが、中身が見えないからいろいろ問題が出ているのだとしたら、それがいつの間にかなし崩しになってきたということをむしろ問題にすべきではないですか。この衛生組合にずっといる職員の方はご存じですよね。しかも、色つきの袋まであるのだという、それは収集してはいけないはずでしょう、置いてこなければいけないはずでしょう。中身の見えない、確認できない袋はだめなのだということを改めてここで徹底すべきではないですか。中身が見えないレジ袋が使えているから、レジ袋全体だめですよではなくて、それはまるっきり話が逆立ちしています。逆に、住民に対して、極めてなし崩しになってきたから、改めて透明袋または半透明の中身の確認できる袋で出してください、それ以外は置いていきますよということを徹底すべきではないですか。それを、そういう努力をしないでいきなり、だからレジ袋はだめなのだというのはまさにためにする議論です。
  私たちももちろん反省しなくてはいけません。中身が見えないレジ袋、半透明なのか、中身が見えないのか、乳白色が確かに多いです。これについても、では乳白色をやめるように商店、スーパーなどに要請をしていかなくてはいけなかったのです。私たちもそれを議会で言ってこなかった、そのことは反省します。だけれども、行政当局としては、やっぱりそういう反省を踏まえて、事業者に対して乳白色の袋はやめてください、それから住民に対しては、それでのごみ出しは今後はだめですということをはっきり出すべきではないですか。ご見解をお願いします。
  それから、2ページ目の(4)のところなのだけれども、特にその中のイです。ご答弁、何かずらして答えているのだよね。管外ごみとか未分別のごみがあった場合には、衛生組合に電話をいただいて、それで現場を見て相談をして、持ち主がわかればそこに持っていって、わからなければ1週間か10日ぐらい置いておいて、その後収集するというふうにおっしゃる。今まで、ほとんどのところでは、置いておかれたごみ、収集されなかったごみは住民が再分別しているでしょう。シールが張られて置いていかれる、そのごみについて、住民、それこそ地域のコミュニティーです。コミュニティーで、自分たちで、しようがないなと言いながら、汚いなと言いながら袋をあけて、持ち主のところに持っていくか、わからなければ自分たちで再分別して出しているのです。すべてが全部、衛生組合に電話して、こちらでどうするか決めているのではないでしょう。そういう実態はご存じではないですか、聞かせてください。
  私が聞いているのは、そうやって地域住民がコミュニティーで一生懸命努力して分別に協力をする、置いていかれたら再分別して出している、今後はそれは要らないのですかということです。すべて衛生組合が対処するのですか。では、わざわざ1週間や10日、そこに置いておく意味は一体どこにあるのですか。初めから持ってきてしまえばいいではないですか。見せしめですか。今までだったら、再分別して出しているから、常に集積所はきれいになっていた、多くの集積所が。今後はそれらは全部集積所に残しておきなさいと、衛生組合のほうで見に行って、次のときに持っていくまで残しておきなさいというふうに指導するのですか。それこそ、地域住民が一生懸命清潔に保ってきた集積所、地域を台なしにすることになりませんか。お願いします。
  それから、雑草を生のまま出さないということで言われまして、それは住民に対して置いておく場所があるかどうかわからないけれども、乾かしてから出せ、大体、日曜日とかに刈ってその次の収集日に出す、土日に刈って次の収集日に出すというのが実態としては多いと思いますから、1日2日置いているのだと思いますけれども、当日には出さないですよね。収集がないものね。余りその答弁、意味がないと思うのだけれども、ではもう一つ問題が出てきます。枝木、今は燃やせるごみの日にひもで縛って出していますね。どうしますか。全部、袋に入れろと言いますか。一応規則では30センチになっているけれども、枝木こそ、それこそ袋に入れたら大変なことになるでしょうね。2重、3重に包まなければ出せませんよね。どうしますか、お願いします。
  それから、3ページの一番下のところで、八甫センターと菖蒲センターできちっとごみ減量の推移を出してくれというふうに、表で出してくれというふうに通告までしているのだけれども、どうも出さないですね。あるでしょう、その数値。さっき、基準が違うから比較できないのだというふうにおっしゃったけれども、少なくとも、八甫センター、菖蒲センターで指定袋になってから燃やせるごみ、燃やせないごみがどのように進んできたのか、その推移の表はあるでしょう。単に、単年度、ある年度で減ったとか、そういう数値だけではないはずでしょう。それがなかったら全然、効果を検証した、確信しているなんてことは言えないはずですよね。ある時点だけ見てもしようがないので、経過をちゃんと出してください。この後、多分昼休みに入ると思うから、ある表は、ある数値は出してください。
  それからもう一つ、最後になるかと思いますが、燃やせないごみの指定袋です。特に大きなものについては指定袋は必要ないでしょうと私は申し上げたのですが、答弁がこれまた何か極端なことを言っていますね。部品が外れているものがあったり、コードが取れていると言った、のがあったり、飛散するおそれのあるものが多いとおっしゃった。住民だって、出すときに、破損したり、部品がばらばらになっているものを全部ばらばらのまま出しません。大きなものはと私言っているのは、例えばラジカセの本体とか、あるいは一斗缶とか、一斗缶の中に物を入れてはいけないのですよね、ごみを出してはいけないのですよね。だから、もし一斗缶を出すとしたら、袋の中に一斗缶だけ入れなくてはならない、中身を入れてはいけないことになる。そんなばかな出し方ないでしょう。一斗缶は一斗缶で裸で出していいではないですか。あるいは、金属製品がついたプラスチックとか木製品、こういうものも燃やせないごみになってしまうのだけれども、ばらばらでない限り、裸で出して、袋に入れなくていいでしょう。入るかどうか、無理に押し込むような必要ないのです、大体、見ればわかるのだから。何でそういうものまでわざわざ袋に入れさせようとするのか、全く意味のないことです。私たちは認めたくないけれども、もし指定袋にするとしても、燃やせないごみの大きなものについては指定袋は必要ありませんよね。これはぜひ確認してください。
  それから、細かいものについても、さっき、かみそりとか刃のついたものとかとがったものとか、ガラスも言ったかな、そういうものを指定袋にすれば減量できるのだとおっしゃる。出さなくなるということですか、危険なものは。出さなくなるということは、どこかに捨てるということですよね。あるいは、燃やせるごみの中に入れてしまうということですよね。それでは逆行でしょう。燃やせないごみの中で、細かいものについても指定袋に入れる必要は全くない、指定袋にしたことによる減量効果はないはずです。むしろ分別をさせるということが目的なのですから。もし、中身の見える袋にさせて、その中に燃やせないごみの日に別のものが入っていたら、置いてくればいいだけのことでしょう。そうやって久喜宮代清掃センターの地区はこれまでやってきた、徹底して残してきたのだ、ある意味では。それで住民の協力を喚起してきたのです。そうやって減量を進めてきたわけです。そうやらなければ減量は進まないのだよね、本当に。そのように、燃やせないごみの細かいものについても指定袋は必要ない、指定袋にしても減量効果はない、もし減量させるのだったら分別をこれ以上に喚起するしかないのだということ、そのことについて見解をお願いいたします。
  もう一つ、指定袋の価格の問題です。低価格を期待しているというふうにおっしゃる。だけれども、住民にとっては、わざわざ、これまでだって生協などで買って、有料の袋を使っている人だっているのです。それは、レジ袋をほとんどもらわない人なんかはそうやってきているのです、これまでだって。私のうちも大きな袋は全然ないです。大体、買った袋でやっています。だけれども、それにしたって、わざわざ久喜宮代衛生組合と印刷した高い袋なんか使う必要はないのです。もし意識のある人、積極的に協力したい人は、そうやって透明の袋を自分で購入して、しかも安いものを一生懸命探して入れるのだから、そういうものを使っていいわけでしょう。これも指定袋に、もし価格の問題、低価格を期待しているというふうにおっしゃるのだったら、そうでなくて、せめて市販の、生協などの価格はすぐにわかるのだから、それ以下のものにさせるということを製造業者、販売業者に協力を求めるぐらい言うべきでしょう。単なる期待では済まないですよね。お願いします。
議長(飯山直一君) それでは、ここで昼食休憩といたします。
  なお、猪股議員の再答弁は再開後とさせていただき、再開は午後1時にさせていただきます。

    休憩 正  午

    再開 午後 1時00分

議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
  ただいま執行部より資料を配付したいとの申し出がありましたので、これを許可いたします。
  暫時休憩いたします。

    休憩 午後 1時00分

    再開 午後 1時01分

議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
  猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) 再質問にご答弁を申し上げます。
  まず、久喜宮代清掃センターの管内でのこれまでの取り組みを評価するべきであり、答弁内容がおかしいのではないかというご指摘をいただきました点でございますけれども、こちらにつきましては、先ほどの私の答弁でも、先進的なリサイクル状況を実現していただいたことは高く評価されるべきであり、推進に当たられた関係者の皆様、また日々取り組んでいただきました住民の皆様の努力に対し敬意を表するものであり、深く感謝を申し上げたいというふうに答弁させていただきました。決して、久喜宮代清掃センター管内の取り組みがよくないということで申し上げたつもりは毛頭ございませんので、さらに改善、向上していく中で削減の余地が残るのではないかという視点を申し上げたものでございます。
  それから、比較において何を加えて評価すればいいかということのご質問をいただきましたけれども、ご指摘のように、資源として収集しておりますプラスチックの中で容器包装リサイクル法に該当しないプラスチック、成田において焼却している分でございます。その分と、他地域では実施しておりません生ごみの堆肥化としての収集分でございます。そういったものを考えればということでご質問をいただきましたけれども、先ほども申し上げましたとおり、不燃の定義の中でも異なっているもの、あるいは粗大ごみの定義も、平成22年度の段階ではこちらもまた異なっておりまして、同じ土俵での比較をすることが困難というふうに考えたところでございます。
  主要な施策の評価に関する調書の29ページにもございますけれども、これはピット内の組成分類をさせていただいたデータでございますけれども、久喜宮代清掃センター管内の状況を見ますと、平均で40%程度の紙あるいは布、衣類等も含まれております。その内容をさらに今年度で見た場合には、紙箱ですとか、あるいは新聞等が4%程度まざっているですとか、大前提としては汚れて資源化できないものという前提になるのかもしれませんけれども、その中でまだまだ資源化が可能と思われるものが一部に含まれているというような認識を持ってございます。そういった点で考えましても、さらに分別、削減の努力の余地が残るものというふうに考えるものでございます。
  それから、指定袋の導入の効果でございますけれども、減量をもたらす効果に加えまして、ポイントとなるのが排出者の住民の皆様の意識の向上ではないかということも考えてございます。ごみ処理のコスト意識あるいは排出者としての責任、減量への主体的な参加等の意識を向上していただくということにも大きく寄与するものというふうに考えるものでございます。こういった点を含めまして、管内全域で指定袋を統一して取り組むことによりまして、さらなる効率的な廃棄物行政を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
  なお、菖蒲、八甫での削減の方策についてのご質問もございましたけれども、先ほどもご説明いたしましたとおり、ただいま分別の統一に向けて進めさせていただいているところでございまして、排出されたごみの組成分類等も現在進めておりますので、そういった中からどういった点に課題があるのかというのをしっかりと見極めた上で、廃棄物減量等推進員さん等のご協力もいただきながら削減を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 続きまして、白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、猪股議員さんの再質問に順次ご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございますが、燃やせないごみの中身が見えないことによる弊害について指導してこなかった、透明、半透明、乳白色で出されたことをむしろ反省すべきではないかというご質問でございます。現状での収集では、透明、半透明のレジ袋での排出で収集が行われておりますが、住民の方の理解が、レジ袋は場合によってはすべて可能であるという考えの方もいらっしゃいますし、今まで乳白色や色つきの袋で出していて収集されたので、乳白色などの袋でも収集されると考えている方、集積所で他の方が乳白色などの袋で出していて、問題なく収集されたので使用する方もあるというふうに考えてございます。そのような排出状況の中で、確認がしにくい袋が場合によっては半数近くもあるにもかかわらず、組合の収集作業の効率を優先してしまい、乳白色などの袋の中身が確認しづらい袋でも、さわった感触等で収集してきてしまっていることにつきましては、組合といたしましても反省すべきことというふうに考えてございます。
  そのような中で、今後でございますけれども、レジ袋等につきましては、透明の度合いの低いもの、乳白色のもの、いろいろあります。半透明の袋で使用可といたしましても、今の状況のように、透明が半透明になり、いずれは透明度合いの低い袋での排出が考えられ、乳白色の袋等がまたふえていってしまうようなことも考えられます。衛生組合が指定袋を使うと決めさせていただくことで、住民の皆様にとりましてもわかりやすいルールとなり、排出者の混乱が減り、作業の安全も確保されていくものと考えてございます。
  次に、2点目でございますけれども、未分別のごみの対応、当番の推進員さんがレジ袋を使用して分けていることにつきまして、今後はどうするのかというご質問でございます。地域の方や推進員さんの善意で未分別のごみを分別していただいている実態があることは私どもも承知してございます。ありがたいというふうに考えてございます。善意での負担がなるべく発生しないように、ご連絡をいただければ、未分別のごみの中に出された方の住所や氏名が判別できるものにつきましては組合で指導させていただきたいと考えてございます。また、出された方がわからないものにつきましては、同様に張り紙をしていただき、本人に間違っていることをやっぱり知っていただくことも必要でございますので、1週間程度張っていただき、1週間程度、現状において引き取りがない場合には組合で対応させていただくというふうに考えてございます。現場の状況によりまして弾力的な収集対応ができないか、その辺も考えてまいりたいと考えてございます。
  次に、3点目、枝木でございますけれども、ひもで縛って出す、現状はそうなっていますけれども、今後はどうするのかというご質問でございます。久喜宮代清掃センターの場合でございますけれども、長さ50センチ、太さ10センチ以下の枝木に関しましては、束ねていただければ現状排出できるようになってございます。今後も同様に考えてございます。
  次に、大きな家電製品等は袋は不要ではないかというご質問かと思います。すべての家電製品等が危険なものというふうには考えてはございませんが、どの品目で袋を使用しなければいけないという排出につきましては、その品物の例えば壊れている状況だとか危険な状況というのが、品物によっても、その壊れ方によっても状況が違うと思います。そういうことで、品物の品目で袋を使用しなくてもいいとする、というふうに定めてしまいますと、製品によっては壊れ方の大きなもの等もございますので、危険な状況もございます。袋を使用するということを徹底させていただくことが安全な作業にもつながりますし、集積所の安全等も確保できるものと考えてございます。また、粗大ごみでございますけれども、45リットルの袋に入る品物を燃やせないごみとしておりますことから、排出者と収集する側でも45リットルの袋に入っていないということが目安となることでございますので、そのような判断をするためにも袋での排出をお願いするようなところでございます。
  続きまして、袋の価格、期待しているなら市販の価格以下にさせるよう、製造業者等に協力等をすべきではないかというご質問でございます。製造業者が承認等を受ける際に、極力市販の袋と同額になるように、今後は申請があれば協力を求めていきたいと考えてございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) それでは、田中管理者、お願いいたします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) それでは、私からは総括的なご答弁を申し上げたいと存じます。
  猪股議員におかれましては、長年当組合の廃棄物行政にかかわってこられた経験あるいは知識に基づきまして、さまざまな視点からのご指摘、またご提案をただいまいただいたわけでございます。まず、分別を初めといたしまして組合業務に対しまして、地域住民の皆様方のさまざまなご理解、ご協力がございまして、今日の先進的なごみ処理行政ができ上がっていることについては深くまた感謝をしているところでございます。
  このたびの指定袋の導入についてでございますけれども、当組合管内全体での今後のあり方が問われているものと考えております。審議会におきましても、久喜市の合併後のあり方としての業務統一を前提にご審議をいただいたものでございまして、組合管内全域での視点でどうあるべきか、どのような方向性を見出すべきかとの議論をいただいたものでございます。先ほど来担当職員の答弁でも申し上げておりますとおり、今までの久喜宮代衛生センターの取り組みをもちろん否定するものではなく、当組合管内全域でごみの排出あるいは処理をさらに向上させるにはどうあるべきかとの方向性の中での議論、問題と認識をいたしております。指定袋につきましては、減量効果はもとより、排出者でございまする住民の皆様のコスト意識あるいは排出者責任としての自覚、減量化への主体的参加などの意識の向上にも大きく寄与するものでございまして、今後の当組合管内全域のあり方を考える上では重要な役割があるものと考えております。住民の皆様にも十分に、今後につきましてもご説明を行い、ご理解をいただけるよう進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
議長(飯山直一君) 猪股議員、再々質問をお願いします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) どうもかみ合わないのは、私の質問の仕方が悪いのかどうなのかわかりませんけれども、まず、久喜宮代センターの収集の地区で、一番最初に言われたこと、答弁ですが、総量でいうと決して少なくないという言い方をするのです。だから、総量で比較するのは間違っているでしょうと私は質問しているのです。特に今回、総量の中で一番大きいのは資源ごみ、一生懸命分別したものを、ごみがふえているからおかしいではないかというような、総量はふえているではないかという言い方をするのは。では、資源を一生懸命分別する必要ないと言っているのと同じことですよね。住民に対して余りにもばかにしていませんか。
                 〔「必要ないって言っていないよ」と言う人あり〕
9番(猪股和雄君) 必要ないと言っていないけれども、総量でふえているから、久喜宮代センターは多いと言っているのです。言ったのです、さっきの答弁で。
  ところが、一番ふえているのは資源ごみなのです、久喜宮代センター。ということは、その資源ごみの分別で一生懸命ふやしてきたから、その問題にしてしまっているわけだね。それは違うでしょうと私は言ったのです。しかも、今問題にしているのは、可燃ごみと不燃ごみ、燃やせるごみと燃やせないごみをどう減らしていくかという問題なのだから、総量の比較は全く意味がありません。それで、可燃ごみと不燃ごみで比べるのだったら、県内、全国あるいはこの衛生組合全体の中で比較をするべきだと、その点は、私はそれは容認できません。総量で比較して久喜宮代センターの地区が多いという、それを取り消してくれと最初に言ったの。それが1つ。
  それから、八甫センター、菖蒲のセンターと比較、特に粗大ごみの収集の仕方が違う、不燃ごみの中での収集の仕方も違う、違う分別の仕方があるのだから比較できないとおっしゃる。だけれども、正確に比較は絶対できません。本当に、細かいところはいろいろ違いますから。だけれども、大まかな比較はできるのです。私がさっき言った、あえて無視されたようになってしまうけれども、通告の3ページの下のほうの表で、久喜宮代、429グラム、1人1日なっている、そこを同じ土俵に近づけるためには、ここに台所資源とプラスチックの3,000トン、これを加えて計算したらどうなのかというふうに申し上げました。それで比較したってせいぜい500グラム、これは最大で見積もってです。最大で見積もっても500グラム、1人1日。まだ大きく違うのです。そういう比較の仕方はできますので、それは当局として当然やっているはずでしょう。そういう比較の仕方、同じ土俵に近づけた計算の仕方ってやっていないのですか。やっているか、やっていないか、ちょっと答えてください。その上で、八甫センター、菖蒲センターでどうやったら久喜宮代センターと同じレベルまで1人1日のごみの量を減らしていけるのかという、その方策をきちっと立ててください。その方策は考えられているのですか、いないのですか。そのことも答えてください。
  それで、今資料を配ってもらったけれども、例えば八甫センターで、この下のほうのを見たほうがいいのでしょうね。説明がないので、私、見てそれなりに解釈するのだけれども、例えば2番目、平成8年度から栗橋区域、可燃、不燃指定袋開始となった。平成8年から減ったかと思ったら、9年、10年、逆にふえているのだよね、1人1日が。物すごくふえているのだよね、これは。それから、平成11年から鷲宮区域、可燃指定袋開始になって、これも11年、12年と減って、その翌年からどんどんふえているのですよね。こういう分析は一体やっているのですか、なぜこうなっているのか。その分析しなければ、指定袋を導入したから減るなんてことは言えないでしょう。なぜこういうふうに逆にふえて、導入したときよりも逆にふえている、その理由をちょっと説明してください。
  それから、19年度に鷲宮区域で不燃の指定袋を開始して、これは不燃のほうだけは減っていますね、確かに。確かに不燃は減っている。しかし、上のような経過があるのだとすると、一体これからどうなっていくのか、極めて疑問です。この一番下の表で、19年度以降でここは減ってきているのは、むしろ分別の仕方を変えたからでしょうか。指定袋の問題ではないのではないですか。この減ってきた要因、指定袋だけだというふうに言い切れますか、それともほかの要因がありますか、説明してください。その説明してもらうよ。
  それから、こういう指定袋を導入したことによってごみがふえてきたのか、減ってきたのか、本当に効果があったのかということをきちっと検証した上で、久喜と宮代地区に導入するならする。さっきだれか確信があると言われたけれども、これは確信と言えないよ、こんな数字では。きちっと検証した上で、きちっと説明できた上で確信というのは言うものです。これは責任持って説明してください。
  それから、裏の菖蒲の清掃センターのほうは、これは一体、何の数字だかさっぱりわからないのだけれども。人口と、次は何だろう。人口ではないな。可燃と不燃の数字ですか。一番下のほうの表の3番目は何でしょう。それから、1人1日の数字は出ないのですか。ちょっとこれは、本当は質問する前に説明してほしかった。この表は何の表だかわかりません、菖蒲の表。ちょっとこれは特別にお願いします。休憩でもして説明してくれませんか。わからない。この表については以上です。
  それと、順序はあちこちいきますが、済みませんが、レジ袋、半透明あるいは乳白色で中身が見えない袋がふえてきている、多い、中身が見えないのは困るのだということ。そうすると、しかし、それを特に中身が見えるようにするのではなくて、指定袋にすればそれは見えるわね。だけれども、これも順序が違うのではないですか。まず、中身の見えないような袋で最近出されるのがまた多くなってきているとしたら、それを是正させる、住民に透明または半透明、中身の見える袋で出すように指導を徹底することをまず最初にやるべきではないですか。これもさっき申し上げたので、その点についてお聞きします。
  それから、仮に今回、燃やせるごみ、燃やせないごみを指定袋にするとしても、そのほかのものはレジ袋でいいですよね。それこそおかしいですよね。そのほかのものだって、中身が見える袋にしなくてはいけないですよね。乳白色で中身が見えないままの袋で出すのは困りますよね。特に有害ごみなんかそうですよね。だとしたら、いずれにしろ、住民に対しては中身の見える袋で出すのだということを徹底しなければいけない。資源ごみもそうだし、有害ごみもそうだし、そのほかのごみについても、そのことは徹底していけますか。それで、やるとしたらもうすぐにでも取りかからなくてはいけませんよね。今、現に作業員にとって危険があるのだとしたら。来年まで待つという話はありませんよね。それが、では、この議会が終わったらでもいい、すぐに指導を徹底して、中身の見えるようにということをやっていきますか、どうですか、お答えください。
  それからもう一つ、どうしてもお答えにならないというか、話をそらすのだけれども、私の通告でいえば2ページの4番のイです。私は、地元の住民が一生懸命再分別しているのだけれども、そのことは知っているということをお認めになった。ところが、今度は、住民は再分別したら、袋を持ち出しで、有料の袋を、自分で買った袋を使って再分別しなければいけない。それに対してどうするのかというのを聞いたのだけれども、お答えは組合に連絡していただければ指導をするのだというふうに、住民には、ではもう再分別はしなくていいですということですか。そういうことになります。そういうふうにお答えしているのです。そういうふうに受け取るしかないです。そういうことをおっしゃっているのですか。それを答えてください。もしそうだとしたら、では残してくる意味はありませんよね。収集してしまえばいいですよね、分別していないごみも。今までの衛生組合でやってきた方針を否定することになってしまうのだけれども、残してくる意味はない、収集しますか。それとも、見せしめで1週間、10日間、そこに置きっ放しにさせますか。そのこともはっきり答えてください。住民にとっては、やっぱり一生懸命、自分たちで協力して清潔を保とうとしている、ところが、再分別しようとしても、それは自分の袋でやってくれというのではやる気はなくなりますよね。住民のやる気をそぐような収集の仕方、それが今後どういうふうに何を生み出していくか、そのほうが心配です。お答えください。
  それから、大きな不燃ごみについてです。品物によって決めてしまうと、指定袋を徹底することが困難になってくるので、指定袋での排出をお願いするというふうにおっしゃいます。しかし、では極端な例を申し上げます。一斗缶、これは一斗缶だけを袋に入れて、一斗缶の中に入れないで出してくれというのでいいのですか。それは極端な例の一つです。それから、同じように、例えば大きめの電気製品、45リットル以上のものは見て大体わかるのですが、入るかどうか、入らないというのは見てわかるのですが、大きな家電製品だとかあるいはバケツだとか、分解していないもの、ばらばらにならないもの、そういうものはだれが見たって基準を決めれば明らかなのだから、袋に入れなくたっていいではないですか。そのためだけに袋を使うのは余りにもばかばかしくないですか。例としては、傘だってあるのだし、それから枝木だってひもで縛って収集すると言っているのだし、もし徹底しないと指定袋が要らなくなるというのでは、全部指定袋に入れるという話ではないですか。そうはならぬでしょう。現実的に解釈するやつでしょう。では、大きな家電製品だって、そのまま出して収集するということでいいではないですか。それも答えてください。細かい燃やせないごみも本当はもっと言いたいところだけれども、それはいいです。
  では、以上です。
議長(飯山直一君) それでは、猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  答弁の中で、先ほど出してもらった資料について十分説明をお願いいたします。
                 〔「これについての質問はもう一回させてください」と言う
人あり〕
議長(飯山直一君) それは何で。
                 〔「だって、説明なしでやったのだから」と言う人あり〕
議長(飯山直一君) いや、説明してもらうと今言ったのだけれども、それは。それで勘弁してください。
  では、渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) 再々質問にご答弁申し上げます。
  まず、年度別の搬入量の表につきまして、基本的なご説明が不十分でございましたので、その辺からさせていただきます。最初の私の答弁の中で申し上げた内容の繰り返しになる部分もございますけれども、まず八甫清掃センターの表をごらんいただきたいというふうに存じます。それで、先ほどの再々質問の中にもございました内容にもかかわりますけれども、平成8年度に栗橋区域で可燃、不燃の指定袋の導入がございました。それで、先ほどの私の答弁の中で、平成7年度と現在の状況を、平成22年度の状況を比較しまして、効果が出てまいりますと、その途中で増加の時期がございましたということでご説明をさせていただきました。この増加の時期につきましては、先ほどのご答弁の中でも触れさせていただきましたけれども、野焼き防止、小規模の焼却炉の撤去、そういった時期がちょうど重なってございます。その時期にふえたというふうな説明を伺っております。
  それから、申しわけございません、菖蒲の表につきましては、人口データのないまま出して説明申し上げてしまいましたので、これは人口を入れて、1人当たりの積算したものに差しかえさせていただきたいというふうに思います。
  それから、その他の再々質問についてお答えを申し上げます。まず、総量での比較、見方が適当ではないのではないかというようなお話がございました。また、資源化を否定するものではないかというようなご指摘でございましたけれども、決して資源化を否定するようなものではなく、自治会あるいは地域の区分によりまして量が変わってまいりますので、これを総量として比較、とらえていくことは必要な観点というふうに申し上げるものでございます。まずは、総量としての発生抑制、排出抑制の視点があってよろしいのではないかというような視点でございます。ベストで考えるならば、総排出量としても量が少なく、その中でなおかつ資源化が高い比率で行われているという状況がベストではないかというふうに考えるものでございます。
  それから、菖蒲、八甫の区域での具体的な今後の減量方策をどう考えるかというご質問をいただきました。この点につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたとおり、現在分析の最中でございまして、データ分析をしているところでございますので、そういった点も踏まえ、また減量推進員さんの増員、委嘱の増加を進めさせていただく予定でございますので、その辺を含めまして、しばらくの期間を要しながらとらえて進めてまいりたいというふうに考えるものでございます。
  それから、1点説明を加えさせていただきます。八甫清掃センターの平成20年度と21年度の比較、一番下の不燃ごみの比較において大幅な減少が生じておりますけれども、こちらは有害ごみとしての乾電池の分別変更がございました関係というふうに確認しております。
  以上でございます。
                 〔「ちゃんと出して」と言う人あり〕
議長(飯山直一君) それは、今答弁の中で、差しかえしてもらいますね、わからない点。
  ちょっと休憩します。

    休憩 午後 1時40分

    再開 午後 1時43分

議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
  続きまして、白子業務課長、答弁願います。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 中身が見える透明袋での排出を今後はすぐにでも徹底をしていきますかというご質問でございますけれども、現在、確かに半透明の袋等で見えない状況がございます。ほかのごみ、有害ごみ、プラスチック等もございます。そういう袋につきましても、中身の見えない乳白色、半透明でも濃いというか、中身の見えないようなものがございますので、その辺につきましては今後収集の作業の際は徹底をしていきたいというふうに考えてございます。
  それと次に、地域の方が、分別の悪いものを自分で持ち出した袋を用意して分別をしていると、今後はそれをまた自分の袋を買って分別をして行わなければならない、その辺はどのように考えるかというご質問です。地域によっては分別の状態が悪く、地域の方が自分の袋をご用意していただいて行っていただいている、そういうありがたい状況も私どもも確認してございます。状況がひどいような場合、地域でお困りのような状況の場合は組合へご連絡いただければ、現地の状況によって弾力的な収集ができるかどうか考えてまいりたいと思います。
  次に、大きな不燃ごみ、一斗缶とかそういうものをわざわざ袋に入れなくてもよいのではないかというご質問でございます。電気製品でもそうなのですけれども、一斗缶でもそうなのですけれども、見た目で判断できない、壊れているという状況もございますし、また袋に入れて出すというルールを、やっぱりわかりやすく、皆さんが排出していただくためには決めることが必要だと考えてございます。また、収集時の、先ほども申し上げましたが、安全なども考えなければならない。あとは、45リットルの袋に入るか、入らないか、粗大ごみとの区別もございますので、そのような状況もございます。ということで、物によっては安全なものも確かにあるかと思いますけれども、見た目で、集積所に置かれた状況で簡単に判断はできない、持ってみたらばらばらと壊れてしまうということもございますので、袋に入れておいていただくことでより安全が確保できますので、また地域の集積所も、ごみがそれによって散乱したり、散らかったりすることもございませんので、そういう形で袋に入れていただくというルールでお願いしたいというふうに考えてございます。
                 〔「一斗缶」と言う人あり〕
業務課長(白子直巳君) 一斗缶も、切り口が危なかったりするものもございますので、同じように考えてございます。
議長(飯山直一君) 猪股議員、答弁漏れは何かありましたか。よろしいですか。
  それでは、猪股議員の質問はこれで打ち切りますが、木村議員の後に特別に先ほどの不明な点はご答弁させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  それでは、続きまして、木村議員、お願いいたします。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 木村奉憲です。
  今までもいろんな観点から論議されていますので、私のほうから焦点を合わせながら質問をさせていただきたいと思いますけれども、1点目はごみ袋の指定についてなのですけれども、これは指定袋について、答申に至るまでの経過の中で、特に、私も審議会の会議録を読みましたけれども、指定袋は要らないとする意見もある。最終的な答申の中でも4人が反対されているというような意見をどのような形で経過で位置づけているのか、そういう点についてお伺いをしたいと思います。
  それから、この答申を受けた以降、行政側の論議、それから検討はどのようにされたのか。これについては、以前にも長計の中あるいは指定袋は必要ないというような論議などあったかと思いますので、その検討項目としてどのように受けとめて論議をされたのか、お願いします。
  それから、3点目は、全協で理由を挙げた点は次の3つでした。私もこの3点について質問をして、そのときどうしても納得できないというような形の話もしましたが、きょうの論議も踏まえても、減量化に至った点について、この間の全協では、いわゆるリバウンド、それも含めて、一時期下がるのだけれども、減量化するのだけれども、結局はもとに戻ってしまうというような状況も踏まえてその点についてお聞きしたところ、そういう状況もあるということを答弁されていましたが、きょうは一般論で定説になっているというところまで踏み込んだ論議になりました。これはどういう結論の中でなったのかお願いしたいと思います。
  それから、ごみの不法投棄をなくするためだということで、これもどのくらいの件数があるのかということをお聞きしたのですけれども、そんなにないという状況ですけれども、これも最初の答申の中で2次的な効果というような意味合いもあるのですけれども、これは菖蒲、特に八甫なんかでは、この指定袋を導入した以降、実際にどのような件数があって、その変化の状況をしっかりと報告していただきたいと思います。
  それから、ハの他自治体の導入の状況なのですけれども、これも今、猪股議員なんかも含めて、人口、それから県内の状況が出されて、人口比では38.3%というような状況が出ているのですけれども、私も埼玉県の状況を見ると、今、可燃ごみと不燃ごみのところで実施しているのは、市の段階では秩父、本庄、鴻巣、北本のわずか4市です。前にもあったように、10万以下の自治体もしかも多いという中で、なぜ他団体の導入の状況を、やっぱり大きな減量化あるいはこれを実施するための意味づけをしたのか、改めてお願いしたいと思います。
  それから、2番目は、これは10月1日から実施されましたが、八甫清掃センターなんかプラスチックの回収が始まりましたが、粗大ごみも含めた各センターの住民説明会、先ほど80カ所というようなことで努力をされている部分もあるのですけれども、まだまだ変更あるいは周知の徹底が十分ではないという声を聞きますので、この80カ所、自治会のところ、あと地域、それから要請によって行ったところの区別なんかも含めてお願いしたいと思います。
  それから、2番目は、それも含めて、例えば今、プラスチックごみについてもレジ袋はだめだと、透明袋だというようなところで話をされて、透明袋が買いに行っても不足して、ないというようなところで、なぜそういうような形を徹底されなければいけないのかということで、置いていっている部分もあるようですので、その点についての様子を教えてください。
  それから、3番目は、これも栗橋地域ですけれども、缶、アルミなどは黄色い袋、網袋、それからペットボトル類がブルーネットという形で区別されながら回収されているようなのですけれども、これについても配布している枚数、袋が少ないということで、それに入り切れないものについてはいわゆる指定袋とかいろいろな袋の中で入れてきて、それが回収する際、そういう袋を置いていくということで、風で飛んでいくというようなことで、地域ではその対応方が非常に大変だというようなことが言われていますので、その辺の状況を踏まえて改善策を図るべきではないかということでお伺いします。
  それから、4つ目は、開かれた行政ということで、前、審議会の傍聴規定の問題もありましたけれども、それからさまざまな、今回でも請願、それから陳情の問題についても、衛生組合としての規定をしっかり定めると、あるいはそういう細則についてもやっぱり定めておく必要があるのだろうというふうに思いますので、その辺の方針方はどのように行う予定なのか。
  それから、2つ目に、審議会、それから住民説明会、そういうような様子についてはできるだけ早目にしっかりと住民側に返す、あるいはその意見を踏まえながらいろんな形で周知徹底を図る必要があるのだと思いますので、その点についての今後のあり方、そして今までのあり方についてのご意見を伺います。
  以上です。
議長(飯山直一君) それでは、木村議員の質問に対する答弁を求めます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) ご答弁申し上げます。私からは、ご質問の1、(1)、(2)、(3)、それから大きな区分での4につきましてご答弁をさせていただきます。
  まず、指定袋の答申に至るまでの経緯について、どのように行われたのかということについてお答え申し上げます。新久喜市の誕生によりまして、当組合は3処理施設を有するに至り、ごみの排出方法及び手数料等を早期に統一し、効率的な運営を図るため、廃棄物減量等推進審議会に対して異なっている廃棄物の処理方法の統一などを諮問し、審議をお願いしたところでございます。
  指定ごみ袋につきましては、「家庭系廃棄物(可燃・不燃)の排出時におけるごみ袋の指定について」として、6項目の諮問事項の1つとして諮問をさせていただきました。そして、この諮問に基づくご審議をいただいたわけでございますけれども、2月に開催されました第3回の審議会から意見交換をしていただきました。続く4月の第4回審議会において、答申に至る内容がまとまったところでございます。また、5月の第5回の審議会におきましては、答申書における文案の内容確認、答申文としての整理を行い、管理者に対して答申をしていただいたところでございます。
  なお、審議状況といたしましては、中身の濃さと申しますか、議論の活発さと申しますか、内容的に非常に活発なご審議をいただいたところでございまして、住民の代表である区長さんや分別指導に当たっておられた減量等推進員のご経験のある方が地域の実情を踏まえた意見を述べていただくこと、また一方では、大学教授や廃棄物専門誌の編集者等の識見者からは、全国の先進事例の紹介あるいは専門的見地からの意見を述べていただくなど、意見交換が非常に活発でございまして、議論のとまる時間がないというような状況でございました。
  意見交換における主な内容を申し上げますと、「排出量に応じた公平性の確保や住民意識の向上のために指定袋の導入が必要」あるいは「焼却することによって発生するCO2による地球温暖化防止、最終処分場の問題などを考慮すると、ごみの減量化を図らなくてはならない」というようなごみの減量、発生抑制といった視点でのご発言や、「新たな組合の区域となったことにより、ごみの排出方法をさらに向上させるべきである」あるいは「指定袋が導入されたことにより、違反ごみの指導が徹底しやすくなった経験がある」あるいは「今後の廃棄物処理のさらなる改善を目指す」というような視点でのご意見など多数ございました。一方、ご質問にもございましたけれども、「指定袋でなくても現状での混乱はなく、分別も非常によく行われている」というご意見や、「久喜地区でも不法投棄は少なく、透明袋でのデメリットは余りないのではないか」などの指定袋を定めない排出方法でも問題ではないのではないかという意見もいただきました。このようにして、指定袋の導入につきまして、賛否両論の意見交換、討論がされたところでございます。2回の第3回、第4回のご審議をいただきまして、委員の皆様から議論も出尽くしたので、そろそろ結論を出そうというようなご発議があり、指定袋の要否につきまして採決が行われた結果、導入賛成が15人、反対が4人ということで、導入との方向性がまとまったものでございます。
  指定袋を導入するという方向性が審議会としてまとまったことから、この後、指定袋を導入するごみの種別、可燃、不燃の2種類ということでございます。それから、費用負担のあり方、指定ごみ袋の種類やデザイン、大きさ等でございます、について順次審議が行われたものでございます。ごみの種別についてでございますけれども、種類が多くなるとわかりづらくなる、あるいはふやすのは好ましくない等の意見がございました。また、費用負担については、「一定数量まで無料で配布し、それ以上を排出する際に有料とする、購入していただくという超過方式を考えてはどうか」との意見がある一方で、「住民登録をしていない方、自治会非加入者の増加等の問題がございますので、これらの方々への配布方法の問題や手続が困難になるなど課題も多い。超過方式は全国では減少傾向である」というような意見もございました。「既に導入している地区での」、これは菖蒲、八甫を指すと思われますけれども、「実施方法で不都合はない」あるいは「現在の経済情勢では実費負担の袋で導入する以外は厳しい」という低価格での実施を求めた意見がございました。このような経過の中で、可燃と不燃の2種類の袋の導入、また実費負担方式での導入が適当との審議結果をおまとめいただいたものでございます。なお、答申には入っておりませんが、袋の大きさについての意見交換もございまして、「何種類も設けて費用をかけて設定する必要性は薄い」、それから「余り小さな袋は設定しても使う機会が少ない」などのご意見があり、20リットル、30リットル、45リットルの3種類にすべきとの検討結果でございました。
  2点目の答申を受け、行政側の議論、検討はどのようにされたのかということでございます。これらにつきましてご答弁申し上げます。審議会から答申をいただきましたことを受けまして、正副管理者に対して、審議会での審議経過、答申の具体的内容につきましての報告をさせていただいたところでございます。その結果、住民の皆様の代表として、市民意見を反映できる方々と識見を有する方々などが慎重に議論された結果でございますので、ごみ処理行政を推進いたします当組合といたしましても重く受けとめ、答申を尊重すべきとの判断により、早期に組合管内全域において統一した指定ごみ袋を導入することとの決定をしたところでございます。また、導入に向けた細部での検討や準備といたしましては、職員プロジェクトによる検討や他先進自治体の袋の品質、規格などの研究、検討を進めてまいったところでございます。
  3点目の導入の理由として挙げた点での具体的な論拠についてでございますけれども、まずはイの減量化についてお答え申し上げます。先ほどの前段の議員のご答弁の中でも申し上げましたところでございますけれども、低価格ではありましても、購入した袋で排出をすることになり、一般的になるべく袋の使用量を減らそうという意識が生じるものでございます。その結果、今までは、ごみの排出用としても使えるので、何げなく受け取って家に持ち帰り、ストックしておいたレジ袋を受け取らなくなる、あるいは余計なパンフレットやチラシ等を受け取らずにごみをつくらないような工夫をしていただく、生ごみの水切りですとか草の乾燥ですとか、意識の変化に伴う行動の変化にもつながり、減量化がもたらされるものと考えるものでございます。また、できるだけ資源として排出し、指定ごみ袋で出すごみを減らそうとする工夫が行われることや、生ごみの堆肥化モデル地区においては、先ほど申し上げたとおり、専用袋での排出割合が高まるなど、分別の再徹底による減量化も期待できるところでございます。
  次の不法投棄についてでございますけれども、既に指定袋を導入しております菖蒲、八甫の清掃センター管内においての報告でございますけれども、さほど多くは発生していないという報告を受けているところでございまして、また近隣市町の有料化事例のように、1袋40円、50円などの高額ではない点が見込まれますことからも、不法投棄につながるリスクはやや小さいと考えております。
  次に、ハの他自治体の導入状況とのことでございます。まず、県内の状況でございますけれども、今回、当管内の導入予定では実費負担方式という導入を計画してございますけれども、県内での同様の実費負担方式での導入をしております自治体が14自治体、先ほど来のお話の中にもございましたけれども、有料化が9自治体、なお、加須市は騎西地区あるいは大利根、北川辺地区という一部での導入でございますので、カウントをしてございません。こういった関係で、23の自治体で県内の導入状況でございます。
  また、繰り返しになりますけれども、全国の状況につきましては、本年4月1日現在の状況といたしまして、内訳を申し上げますと、全国809の市及び区でございます、434の自治体が有料化を実施しておりまして、53.6%の実施率でございます。また、全国の754の町では500の自治体が有料化を実施しておりまして、実施率は66.3%でございます。さらに、全国184の村では117の自治体が有料化を実施しておりまして、実施率は63.6%でございます。全体といたしましては、1,747団体のうち1,051団体ということで60.2%となっているところでございます。また、これは有料化の実施状況でございますので、実費負担方式を含めた統計データがございませんので、数字は申し上げられないことになりますけれども、実費負担方式の市町村を加えた場合の導入比率はこれを上回る高いものとなるものというふうに考えてございます。
  それから、第4点目の開かれた行政を目指すためという点についてでございます。衛生組合独自での傍聴規定につきましては制定いたしておりません。また、審議会が多数ございます状況でもなく、今回の情報公開のご説明をさせていただいたことにより、廃棄物減量等推進審議会の委員の皆様のご理解も深くなってきていただいておりますので、今後も構成市町である久喜市あるいは宮代町の取り扱いに準じ、公正な運用に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに存じます。
  第2点といたしまして、早急な議事録公開と組合だよりや説明会での周知ということでございますけれども、ご確認いただいていらっしゃるようでもございますけれども、開催に伴う傍聴の関係の情報ですとかあるいは審議会の議事録につきましては、ホームページで掲載させていただきまして情報公開に努めさせていただいております。また、10月からの八甫清掃センター管内におけるプラスチック製容器包装と布、衣類の分別の地区説明会につきましては組合だよりにより周知をさせていただき、また大きな会場での説明会によってもご案内をさせていただき、それぞれの地区でのご要望をいただきながら対応してまいったところでございます。それによりまして、9月末現在で80回という説明会を実施しておりまして、またお申し込みを遅くいただいた地域、またどうしても土日の時間が重なってできなかった地域については、大変申しわけございませんが、一部10月に入って実施させていただく地域もございます。また今後、内部でもさらに検討をさせていただきまして、周知の手段、方法等について工夫をしてまいりたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 続きまして、小倉事務局長。
                 〔事務局長 小倉康治君登壇〕
事務局長(小倉康治君) それでは、木村議員さんの大項目2番、(1)につきましてご答弁申し上げます。
  八甫清掃センターでは、管内の粗大ごみの取り扱いの変更に伴いまして、「10月からごみの出し方が一部変更になります」という、プラスチック製容器包装、それと粗大ごみ及び布、衣類等を掲載いたしましたチラシを新たに作成いたしまして、管内全戸に配布をさせていただいております。また、「衛生組合だより」8月号に粗大ごみ等の取り扱いの変更について掲載をいたしまして周知を図ったところでございます。さらには、全体説明会ということで、栗橋地区と鷲宮地区におきましてそれぞれ2回ずつ実施をいたしましたほかに、行政区や自治会からの要請に基づきまして説明会を実施させていただきました。
  次に、(2)についてでございます。先ほども申し上げましたが、全体説明会を栗橋地区と鷲宮地区におきまして、それぞれ布類、プラスチック類、一緒に合わせて実施をしております。さらには、行政区と自治会からの要請に基づきまして、9月末現在で延べで80回、参加者につきましては、4,698人の皆様にご参加をいただきまして説明会を実施させていただいております。
  次に、周知についてでございますが、先ほども申し上げましたように、チラシと「衛生組合だより」で周知をしたところでございます。
  次に、地域での協力や分別されないときの状況の対応についてでございますけれども、衛生組合といたしましても、ご協力をいただけないことのないよう、チラシや「衛生組合だより」を活用いたしまして市民の皆様にご協力をお願いしているところでございますが、仮に分別されない場合には地域の推進員の皆様のご協力を賜りながら対応してまいりたいと考えております。なお、分別されずに出されました廃棄物につきましては、収集せずに一定期間、1週間程度でございますけれども、張り紙をいたしまして、周知期間後に収集してまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目3の(1)についてでございます。飲料用の瓶、缶につきましては黄色い収集用のネット袋を使用し、ペットボトルにつきましては青い収集用のネット袋を使用してそれぞれ出していただいております。また、ネット袋の数につきましては、地域のご要望に応じまして、申し出ていただいた数を提供させていただいております。しかしながら、夏場の暑い時期などは想定の排出量を超える場合があり、ネット袋に入り切らない場合は、その分を他の袋を使用して出していただいている状況でございます。この場合には、回収後の空き袋につきましては、回収せずに集積所に収集ネットと同様に置いてきておりますが、ご質問のとおり、集積所の状況によっては風で飛んでしまうということも十分あり得るところでございます。
  続きまして、(2)についてでございます。各集積所において黄色やブルーの収集ネットが不足した場合におきましては、その都度不足分をお申し出いただき、追加配布をしております。特に数の制限等は設けておりませんので、今後も地域の役員さんと連携を密にいたしまして対応してまいりたいと考えております。
  また、臨時に使用していただいた袋の空き袋につきましてでございますが、今後は回収済みの空き袋を収集ネットの中に入れるなど、風に飛ばされないよう対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
議長(飯山直一君) それでは、質問の途中でございますが、休憩をいたします。
  なお、再開は2時35分といたします。よろしくお願いいたします。

    休憩 午後 2時18分

    再開 午後 2時35分

議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
  再質問をお受けいたします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) それでは、再質問をします。
  第1点目、指定袋について、答申に至るまでの経過で今説明をいただきました。その中で、指定袋は要らないという意見も今紹介されましたが、基本は、特に宮代衛生組合で進めてきたげんりょう化大作戦、あるいは長期計画、基本的な計画を、ごみ袋指定によって減量化へとどのようにつながるのかというような意味合いが大きかったと思います。そのほかに、指定ごみ袋の導入によって混乱が生じるというような意見も言った委員もいます。そういう点では、私は、やはり基本的に、久喜宮代衛生組合の基本方針、長期計画を管理者あるいは局長も含めて踏襲していくと、そういう基本姿勢があるわけです。これは、今までの久喜宮代衛生組合のさまざまな努力によって、全国でもトップクラスと言われる、再資源化も含めた、そういうような努力が基本に私はあったと思うのです。そういう点を踏まえながら、なぜ合併によって、今新たに管内全域の論議が必要だといいながらも、それを諮問の6項目の中に入れたのか。この点についてお伺いしたいのと、この点については事前に住民の意向調査あるいはアンケート調査もできたのだろうと思うのですけれども、なぜしないままにこれを強調しながらこれをクローズアップさせたのかというところについて、行政側の考え方を1点お伺いしたいと思います。
  それから、答申に至る中で、先ほど区長あるいはいろんな経験者も含めて、学者も含めていろんな論議が活発に行われたということなのですけれども、指定袋の導入について、1990年代の後半、やっと、いわばブームの中で10年ぐらいしか経過されていないのです。そういう点で、時代の趨勢というよりも、むしろ今この点については完成型に至っていないと、みんな試行錯誤している中での論議が多いのです、いろんな形で見ると。やっぱり、その辺のところのいろんな検討がされたのかどうか疑問なのです。そういう点で、先ほどの全自治体の数だけではなくて、人口なんかも含める、それからそういう指定を逆にやめるというようなこととか、それから減量化によって一時、その年あるいは次の年ぐらいはすごく減量化されるのだけれども、結局また戻ってしまうと、リバウンド問題というのは、これは学者の間でもむしろ定説なのですよね。そういうような中身についてどれだけ検討されたのかというのがちょっと疑問ですので、その点についての論議がどのように行われたのかお聞きしたいと思います。
  それから、もともとこの論議の中で、行政側がごみの収集については税金を納めながらやっぱり責任をやっていくと、その中に指定あるいは有料にすることによって二重取りになるというような論議もあるわけです。そういう点、それから学者の中では、地方自治体にごみ袋の一括購入、それから販売については、これは憲法上からいってもいろんな問題があるというような論文まであるわけです。そういう点でのいわば検討などされたのかどうかをお伺いしたいと思います。
  それから、全協で挙げた理由の一つとして減量化、これについては、今論議になっているように、本当に定説かどうかということは、宮代、八甫、それから菖蒲などの今の論議もあったのだけれども、いろんな条件の中でまだ私は納得いくような資料提供されていないと思うのです。これについての今後の検証も必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、ごみの不法投棄については、ほとんど、さほど多くないと、数にも上げられない程度なのかどうかわからないのですけれども、リスクは本当に小さいということですので、これもごみの不法投棄については、指定袋を導入することによっての理由には当たらないということをむしろ言ってもらったのではないかなと思うのですけれども、それについてはいかがでしょうか。
  それから、各自治体の導入の状況なのですけれども、私もインターネットで浜松の状況を見たのですけれども、これも一時減量してまたもとに戻っているような状況があるのと、それから市民レベルでアンケート調査しているのです。そういう中では、レジ袋の導入について反対だというのが77%、それから賛成が11、どちらでもいいと、その他が12%という数字も出ているぐらい、市民レベルでのこれについてかなり今は論議が進められて、見直しも含めた形を、今状況下にあると思うのですけれども、これについての状況を把握しているかどうかお願いします。
  それから、2番目、3番目については、これは非常に、改善するための努力ですので、全体的には評価したいと思いますが、いずれ新しい方式を導入する際には丁寧にやる必要があると思います。そういう点で、自治会単位での各2回の説明会では不足だったのではないか。というより、むしろその中身について初めてのケースとして十分知られていないままに進められていると、10月に入って説明するというところもあるのですけれども、これは要望あるなしを含めてもっと積極的にこちらから出かけていくと、説明をしながら周知をし、理解を求めるという方向でもっと努力できないかどうかお伺いします。
  それから、ブルーネットと網の問題については、これについては申し出があれば、大体5枚ぐらいというようなことも聞いていたのですけれども、その自治会なりあるいは地域でもっと欲しいということをきちんと要望すればいいということと、空き袋についてはネットに入れるということで改善するということで今伺ったのですが、それでいいのかどうかお伺いします。
  それから、4番目の傍聴規定の問題とか周知徹底の、結局は公正な審議のためにも必要ということで、開かれた審議会、それからその中身について、よしあしは別にして、しっかり市民に知らせる、それから関心があって傍聴をしたいということについてはやっぱりきちんとした場を提供する、これが本当に開かれた審議会であり、議会だと私は思いますので、それについてはしっかりと、ここも議会としての一つの大きな役割を果たしているわけですから、独自のものを早急につくっていただきたいということを思いますので、これについては今後の方針について答弁をいただきたいと思います。
議長(飯山直一君) それでは、木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
  小倉事務局長。
                 〔事務局長 小倉康治君登壇〕
事務局長(小倉康治君) それでは、再質問にお答え申し上げます。
  1つが説明会の関係でございます。全体説明会をそれぞれ2回ずつ実施をいたしましたけれども、もっと努力できないかということでございますけれども、全体説明会につきましては、7月と6月、それぞれ実施させていただきまして、時期的にもプラスチックの容器包装の関係につきましては、10月1日を過ぎまして、きょうから収集のほうが始まっております。そういうこともございますので、行政区、また自治会から要請がございますれば職員が出向きまして、今まで土曜、日曜の場合には午前中、午後、それと夜間と3回に分けて説明会のほうを実施しておりますけれども、そういう中でご要望いただければ実施したいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
  それと、ネットの関係でございます。要望すれば配布できるようにするのかということでございますけれども、先ほど答弁申し上げましたとおり、地域の役員さんからご要望いただければ八甫清掃センターのほうで配布させていただきますので、お願いを申し上げます。
  また、ネット以外の袋を使った場合、その袋をネットに入れてくれるのかという話ですけれども、当然、先ほどの答弁のとおり、使い終わりました袋につきましてはネットの中に入れて飛ばないようにするよう業者のほうに指導いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
議長(飯山直一君) 続きまして、渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) 再質問にお答えを申し上げます。
  まず、指定袋の導入の関係につきましての答申がどのような状況の中で行われたのか、答申理由はどういうことかというようなご質問をいただいたと思いますので、この点につきましてお答えを申し上げます。諮問事項につきましては、新久喜市の誕生を契機といたしまして、新たな久喜宮代衛生組合の管内全域として廃棄物処理をどのような形で統一していくかという視点での諮問でございます。そういった視点での諮問をさせていただいたものでございます。
  それから、減量化は試行錯誤のある中で定かではないのではないかというようなこと、それから住民の皆様の意見を聞いていないのではないかというようなご質問がございました。その辺の関係につきましてご答弁申し上げます。先ほどのご答弁の中にも申し上げましたが、県内での家庭系廃棄物収集総量の比較においては、当組合管内は総量としては余り減少効果が出ていないというような、答弁の中で申し上げましたけれども、この統計の少ない順での上位10団体のうち9団体が、実に9割が有料化または実費弁償で指定袋を導入している自治体でございます。それから、上位20団体で見た場合には14団体、7割がやはり指定袋導入団体でございます。そういった点を考慮いたしますと、指定袋の効果というのは一定量あるというふうに考えるものでございます。
  それから、住民の皆様の意向についてでございますけれども、ごみ処理基本計画の前提といたしまして住民アンケートを実施させていただきました。その中の項目におきまして、ごみの減量可能量、ごみの減量についての認識をお答えいただいた部分がございます。それで、その結果を申し上げますと、半分程度は減らせるというお答えが3.8%、二、三割程度は減らせるというお答えが19.3%、1割程度は減らせるというお答えが18.3%、若干は減らせるというお答えが31.1%、合計いたしますと、割合は別にいたしまして、ごみの減量は今後も可能というご回答は72.5%いただいたところでございます。住民の皆様のご認識といたしましても、そのような認識をお持ちというふうに考えるものでございます。
  それから、リバウンドについてでございますけれども、こちらは先ほどの答弁の中でも、前段の議員さんのご答弁の中でも申し上げましたけれども、国の統計等のデータはございませんので、確認できる大学の研究室等のデータによりますと、リバウンドの平均は2%程度、当初の減少割合を超えてというリバウンドはさほど大きくないというようなことでございますので、多少戻ったにしても、その減量効果についてはなくなるものではないというような整理がされているようでございます。
  それから、済みません、不法投棄の関係につきましては、指定袋導入により不法投棄をされる方がいらっしゃるのではないかという視点でのご答弁を申し上げましたけれども、管外から、こちらの区域外からのレジ袋等による今までの集積所への投棄がどの程度あったのかというご質問のようでございますので、そちらの関係をご説明申し上げます。これは、今年の4月から6月までの直近の状況でございます。久喜地区の廃棄物減量等推進員さんからのそういった投棄を見かけるというご報告が14件でございます。それから、宮代町の廃棄物減量等推進員さんからのご報告が4件、これに対しまして、菖蒲地域が2件、栗橋地域が1件、鷲宮地域が1件という状況でございます。そういった状況で、これはご報告いただいた件数でございますので、報告書にお書きになっていないケースもおありかと存じますので、実態としてはこれを超える投棄がされているというふうに見込むものでございます。
  それから、最後のご質問の公開の取り組みについてでございますけれども、審議会につきましては、こちらの衛生組合で唯一実施しております廃棄物減量等推進審議会において適正な運用に努めておりますので、今後も市、町の状況に準拠して適正に進めてまいりたいというふうに考えます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 再々質問をお受けします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 3点ほどお聞きします。
  1点目は、指定袋についてのリバウンドの問題なのですけれども、今大学の統計上の話をされましたが、これはいろんな形で今行われています。そういう点では、これをしっかりと検証することによって、今、むしろ時代の趨勢ではなくて、その内容についてはやっぱり検討されることが必要だと思いますので、この点については、むしろリバウンドは、前には一般的な見方であるというような答弁が、今回はそういう点では、それはないという否定をされて、明確に否定されるのかどうかということを改めてお伺いします。
  それから、不法投棄の件については、今件数も出させてもらったのですけれども、これがやっぱり指定袋の導入に当たっての3つの原因の1つとはとても説得力に欠けるというふうに思いますが、改めてこれについては、これをもって説明会等なんかでもお話をされているのだろうと思いますから、その点についてどう考えているのかお伺いしたいと思います。
  それから、3つ目は、審議会の傍聴あるいは公正な審議をどう図るかということについて、今ちょっと町に準拠というような答弁をいただいたのですけれども、これは今後具体的にどういう形で検討されていくのか、この点について明確にしてください。
議長(飯山直一君) 木村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) 再々質問にお答えを申し上げます。
  まず、1点目のリバウンドについて、ないと否定するのかというご確認でございますけれども、これは決してそういう否定をするものではなく、先ほどのデータの中でも一定の割合で発生する調査結果も出ておりますので、今後も発生しないような進め方としてはどういう工夫があるのか等の点につきまして研究してまいりたいというふうに考えます。
  続きまして、不法投棄についてでございます。不法投棄といいますか、管内へのごみの投げ込み、投棄についてでございますけれども、これは指定袋の効果といたしまして、通りがかりの方が投棄をする際に、統一された指定袋一色で集積所に排出されました場合には、通りがかりの方がそれ以外の袋で投棄していくというのは非常にしづらいものでございまして、抑制効果が働く、それによる減量効果はあるというふうに見込むものでございます。
  続きまして、傍聴規定等を含めました公開のあり方でございますけれども、廃棄物減量等推進審議会の皆様につきましては、ご指摘をいただいた後も私ども事務局のほうから市のあり方等のご説明をさせていただき、ご理解をいただいたところでございます。現在につきましては、原則公開、議事録において答弁者の氏名まで公開させていただくというような運用を進めております。それによりまして、今後も引き続き適正な運用をしてまいりたいというふうに考えてございます。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
  ここで、執行部より先ほど配布いたしました資料の差しかえをしたいとの申し出があり、これを許可します。
  暫時休憩いたします。

    休憩 午後 3時00分

    再開 午後 3時04分

議長(飯山直一君) それでは、再開いたします。
  先ほどの猪股議員の質問の中でペンディングになっていた部分が1点ございます。それについて執行部よりご答弁申し上げます。
  渡辺総務課長。
                 〔総務課長 渡辺和夫君登壇〕
総務課長(渡辺和夫君) ご説明申し上げます。
  本資料につきましては、菖蒲清掃センター管内の人口1人当たりの近年の排出状況を調査したものでございます。平成21年に不燃の指定袋を導入いたしました状況がございましたので、近年の状況をお示ししたものでございます。それと、可燃、不燃だけのデータを下に、済みません、添付ができておりませんので、申しわけございませんでした。
  以上でございます。
議長(飯山直一君) 猪股議員が1点、何かあるそうなので、自席のほうで言っていただいて結構です。お願いします。
9番(猪股和雄君) 質問の中で請求した資料について、せっかく配ってもらっておきながら、最初の表が単位も何も入っていない、何かよくわからない、しかも同じのが3つ重なっていて。それをもう一回出してもらったら、今度は菖蒲については可燃、不燃、粗大、計、資源、合計、括弧とか、つくり方が全然違う表が出てくる。何でこういうことになるのか。これは、ちゃんと分析も何も、それ以前の把握ができているのかということを疑いたくなる。本来、この下に可燃と不燃だけの表がついて、それで1人1日当たり幾らというのが出るから、それは計算すればわかりますので、自分でやりますけれども、少なくともこういう基本的な資料については最初にちゃんと用意しておいていただきたい。それで、少なくとも、八甫、菖蒲、久喜宮代もそうだけれども、統一した形でのデータ処理をしておくようお願いしたいと思います。それは本当にお願いというか、指摘だけしておきます。あとは自分でやります。後でちょっと聞きに行くから、教えてください。
議長(飯山直一君) これをもちまして、組合に対する質問を終了いたします。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(飯山直一君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、10月17日、月曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集いただくようお願いいたします。
  また、猪股議会運営委員長からもご報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切りは10月7日、金曜日、午後5時までとなっております。具体的には、ページの指定がされないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいよう、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(飯山直一君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 3時08分