〇 招  集  告  示

久宮衛告示第1号

 平成22年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を次により招集する。

  平成22年3月1日

                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二

                   記

1 期  日  平成22年3月8日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室


                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   清  水     隆  君      2番   園  部  茂  雄  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   石  井  眞  一  君      6番   関     弘  秀  君
     7番   矢  野  裕  美  君      8番   猪  股  和  雄  君
     9番   鈴  木  精  一  君     10番   飯  山  直  一  君
    11番   合  川  泰  治  君     12番   榎  本  和  男  君
    13番   角  田  礼  子  君     14番   小 河 原     正  君

不応招議員(なし)


平成22年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会 第1日

平成22年3月8日(月曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 管理者提出議案の上程(議案1号)
 7 提案理由の説明
 8 組合に対する質問
 9 次会の日程報告
10 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   清  水     隆  君      2番   園  部  茂  雄  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   石  井  眞  一  君      6番   関     弘  秀  君
     7番   矢  野  裕  美  君      8番   猪  股  和  雄  君
     9番   鈴  木  精  一  君     10番   飯  山  直  一  君
    11番   合  川  泰  治  君     12番   榎  本  和  男  君
    13番   角  田  礼  子  君     14番   小 河 原     正  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  田  中  暄  二  君    副管理者  庄  司  博  光  君
   会  計  針 ヶ 谷     雅  君    参  与  浅  子  秀  夫  君
   管 理 者
   参  与  矢  嶋  行  雄  君    参  与  木  村  保  夫  君
   参  与  室  田  慶  一  君    事務局長  早  野  正  夫  君
   総務課長  瀧  口  郁  生  君    業務課長  白  子  直  巳  君

   総務課長  金  井     誠  君    業務課長  内  田  久  則  君
   補  佐                   補  佐

   収集料金  日 下 部  栄  子  君
   係  長

 本会議に出席した事務局職員
   総務課長  野  本  俊  男       書  記  野  口  智  樹
   補  佐

   書  記  赤  羽  貴  裕


    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(小河原 正君) ただいまの出席議員は14名でございます。
  定足数に達しておりますので、これより平成22年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を開会いたします。
  なお、先ほど執行部から議案審議に対する参考資料を配付したいとの要請があり、これを許可いたしましたので、ただいまから配付いたします。
  休憩いたします。

    休憩 午前 9時01分

    再開 午前 9時02分

議長(小河原 正君) 再開いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(小河原 正君) 直ちに本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(小河原 正君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(小河原 正君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
    4番  加 藤 幸 雄 議員
    5番  石 井 眞 一 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(小河原 正君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  園部委員長。
                 〔議会運営委員長 園部茂雄君登壇〕
議会運営委員長(園部茂雄君) おはようございます。第1回定例会について、3月1日月曜日午前9時から当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告申し上げます。
  今定例会に提出される議案は、管理者提出議案1件が予定されております。それに一般質問が3名予定されております。
  次に、会期日程につきましては、本日3月8日から3月18日までの11日間ということで決定いたしました。
  また、今定例会の議案質疑書につきましては、本日議長名で通知いたしますとおり、3月11日木曜日の正午までとすることで決定しております。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日3月8日から3月18日までの11日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(小河原 正君) ご異議なしと認めます。
  よって、会期は11日間と決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(小河原 正君) 日程第6、管理者提出議案の上程ですが、議案第1号を上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(小河原 正君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。本日、平成22年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれましてはご健勝にてご参会を賜り、ご審議いただくことを厚く御礼申し上げます。
  それでは、本定例会の提案理由の説明に先立ちまして、ご報告を申し上げます。初めに、組合の合併関係でございます。昨年11月、第3回定例会でご報告申し上げましたが、その後の経過について、ご報告を申し上げます。久喜市、菖蒲町、栗橋町及び鷲宮町の合併に伴い、久喜宮代衛生組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更につきまして、市町村の合併の特例等に関する法律第13条第2項において準用する地方自治法第290条の規定に基づき関係地方公共団体の議会の議決を経て、当組合が各議会の原本証明つき議決書、協議書及び関係書類を添えて平成22年2月26日、埼玉県知事あてに許可申請書の提出をしたところでございます。
  続きまして、組合事業についてのごみ処理施設の状況でございます。平成21年4月から、他県の民間焼却施設において焼却処理しておりましたプラスチック類選別残渣のうち、長靴、サンダル、スリッパ類などの一部プラスチック製品を燃やせるごみとして当組合で焼却処理しており、順調に運転しております。プラスチック類の他自治体での焼却はできるだけ削減をし、地元自治体で処理するよう求められておりますことから、焼却炉稼働及び排出ガスに影響を及ぼさない範囲でのプラスチック類残渣の焼却につきまして、21年度9月、11月の2度にわたりプラスチック類2トンを投入して焼却実験を行いました結果、排ガス中のダイオキシン濃度及び塩化水素等に通常時の排出ガスと変動はない状況にあると確認できましたことから、平成22年度から1日2トン程度のプラスチック類の投入焼却を行ってまいりたいと考えています。
  次に、生ごみ減容化及び堆肥化事業についてでございます。HDM方式によります生ごみ減容化及び堆肥化事業につきまして、年度当初の4月からモデル地区から収集する生ごみ全量、日量4トンを減容化及び堆肥化しております。2月末現在で696トンの生ごみが投入され、減容化されております。また、堆肥の製造につきましては、HDM菌体をふるいにかけまして、約10トンの堆肥を製造しております。今年の5月以降にモデル地区の皆様に配布できるものと考えております。4月以降、生ごみ回収用の袋を除去し、生ごみを破砕し、より効率よく減容化、堆肥化を行ってまいります。コストの削減に努め、継続、安定して事業実施できるよう、全国でも例の少ない家庭から分別収集する生ごみの堆肥化事業について、引き続きモデル地区の皆様を初め組合管内の皆様のご理解とご協力をいただきまして推進に努めてまいりたいと考えております。ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
  それでは、本定例会に提案申し上げております議案の説明を申し上げます。本日、本定例会に提案申し上げる議案は、1件でございます。
  議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計予算についてご説明申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
  1ページでございます。歳入歳出予算、一時借入金及び歳出予算の流用の3条から成っております。平成22年度は、歳入歳出予算の総額を17億8,240万円と定めるものでございます。
  2ページをお開きいただきたいと存じます。それでは、歳入の主なものについてご説明を申し上げます。第1款分担金及び負担金でございます。平成22年度の負担金といたしまして16億450万円を計上してございます。内訳につきましては、久喜市が10億7,132万5,000円、宮代町が5億3,317万5,000円となっております。
  次に、第2款使用料及び手数料でございます。6,843万2,000円を計上してございます。事業系のごみ処理手数料、一般家庭から排出されます粗大ごみ処理手数料並びにし尿処理手数料を見込んでございます。
  続きまして、歳出の主なものについてご説明申し上げます。1点目といたしまして、新久喜宮代衛生組合の誕生に伴う久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センター間を結ぶネットワークの保守業務、財務会計システム保守業務等を計上してございます。2点目といたしまして、ごみ処理施設1号炉、2号炉整備工事について計上したところでございます。
  以上が、本定例会に上程いたします議案1件でございます。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明いたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) ありがとうございました。
  次に、議案第1号の補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) おはようございます。それでは、本定例会にご提案申し上げます議案1件についての補足説明を申し上げます。
  議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明を申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。まず、予算書の1ページでございます。平成22年度の予算総額を17億8,240万円と定めるものでございます。前年度当初予算と比較いたしまして840万円、0.5%の増となってございます。
  それでは、事項別明細書に従いまして説明をさせていただきます。6ページ、7ページをお開きいただきたいと存じます。順次ご説明申し上げます。まず、1款分担金及び負担金、1項負担金でございますが、16億450万円を計上してございます。前年度と比較いたしまして560万円、0.3%の減となってございます。構成市町の負担金につきましては、説明欄にございます額となってございます。
  次に、2款使用料及び手数料、1項手数料でございますが、6,843万2,000円を計上してございます。前年と比較いたしまして76万5,000円、1.1%の増となってございます。1目塵芥処理手数料は6,057万4,000円でございまして、前年度と比較いたしまして118万6,000円、2.0%の増となってございます。
  2目し尿処理手数料781万6,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして31万3,000円、3.9%の減となっております。
  3目許可申請手数料につきましては、4万2,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしましても10万8,000円の減となっております。これは、一般廃棄物収集運搬並びに浄化槽清掃業の許可申請の時期が2年に1回によるものでございます。
  続きまして、3款財産収入、1項財産売払収入でございます。3,318万6,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして1,766万4,000円、34.7%の減となってございます。これは、新聞、雑誌、段ボール等の紙類及びアルミ缶等の価格低下及び数量見直しによるものでございます。
  次に、8ページ、9ページをお願いいたします。4款繰越金につきましては4,500万円でございまして、前年度と同額を計上させていただいております。
  次に、5款諸収入、1項組合預金利子でございますが、1,000円となっております。前年度から決済性預金に切りかえまして無利息となりますが、全額が預金保険法により保護されるもので、同額となってございます。
  また、2項の雑入につきましては、3,128万1,000円を計上しております。前年度と比較いたしまして3,089万9,000円の増額となってございます。これは、再商品化合理化拠出金収入によるものでございます。以上が歳入関係でございます。
  次に、10ページ、11ページをごらんいただきたいと存じます。歳出につきましてご説明申し上げます。まず、1款の議会費でございますが、267万7,000円を計上してございます。前年度と同額となってございます。この議会費の関係につきましては、議員活動に要する経費でございまして、議員14人の報酬、議会開催に伴う費用、会議録の調製を初め、調査、研究のための先進地視察の関係経費を計上させていただいております。
  次に、2款総務費、1項総務管理費でございます。まず、1目の一般管理費につきましては、1億7,839万5,000円でございます。前年度と比較いたしまして384万7,000円、2.2%の増となっております。この一般管理費につきましては、管理者等の報酬、再任用職員1名を含む事務職員18人の人件費のほか、衛生組合全般にわたる事務局の諸経費を計上してございます。そのうち3節職員手当等の地域手当につきましては、平成22年度から3%に改めるものでございます。
  12ページ、13ページをごらんください。13節委託料のうち、合併に伴う例規集改正に伴う例規集データベース維持管理業務186万9,000円を計上してございます。
  2目の財産管理費でございます。8,472万1,000円を計上させていただいておりまして、前年度と比較し824万円、8.9%の減となってございます。財産管理費につきましては、衛生組合の財産にかかわる光熱水費、維持管理費が主たる経費でございます。
  次に、14ページ、15ページをごらんください。3目公平委員会費でございます。8万5,000円で、前年度と同金額を計上しております。委員報酬でございます。
  次に、2款総務費、2項監査委員費でございます。1目監査委員費につきましては、6万5,000円が計上されてございます。これも前年度と同額でございます。委員報酬を計上してございます。
  次に、16ページ、17ページをお開きいただきたいと存じます。3款衛生費でございます。1項清掃費、1目清掃総務費につきましては、1億8,408万9,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして2,361万4,000円、11.4%の減となっております。この清掃総務費では、再任用職員6人を含む現業職員21人の給料、職員手当、臨時職員の賃金等の人件費を初め、ごみ、し尿手数料の事務関係の諸経費、収集管理システムの電算業務等を計上してございます。3節職員手当等の説明欄、上から2段目の地域手当につきましては、一般管理費と同じく3%に改めるものでございます。
  2目塵芥処理費でございます。9億7,599万6,000円を計上させていただいております。前年度と比較いたしますと3,807万1,000円、4.1%の増でございます。この塵芥処理費では、資源及びごみの収集経費、処理関係施設の維持管理費、維持補修費、最終処分に要する経費などを計上してございます。
  18ページ、19ページをごらんください。主な新規事業でございますが、13節委託料、説明欄下から3段目のごみ処理施設精密機能検査業務といたしまして、290万円を計上してございます。これは、廃掃法の規定によりまして、3年に1回施設の検査を実施することが義務づけられていることによるものでございます。
  次に、15節工事請負費、説明欄上から2段目のごみ処理施設(1・2号炉)の整備工事といたしまして、7,950万円を計上してございます。その概要でございますが、1号炉補修工事4,290万9,000円、2号炉補修工事1,024万9,000円、共通部補修工事2,252万9,000円の、合わせまして7,568万7,000円に消費税を加えた額となってございます。
  次に、廃止事業といたしまして、塵芥処理費、13節委託料の粗大ごみ処理施設精密機能検査業務149万6,000円が減額となってございます。
  次に、3目のし尿処理費でございます。1億1,394万9,000円を計上させていただいております。前年度と比較いたしますと95万7,000円、0.8%の減でございます。ここでは、し尿の収集運搬及び処理関係施設の維持管理、維持補修、最終処分に要する経費等を計上してございます。
  廃止事業といたしまして、し尿処理費、13節委託料のし尿処理施設精密機能検査業務219万9,000円が減額となってございます。
  次に、22ページ、23ページをお開きいただきたいと存じます。次に、4款公債費でございます。1項公債費、1目元金につきましては2億2,123万1,000円でございまして、前年度と比較いたしまして135万6,000円、0.6%の増となってございます。増額の理由といたしましては、平成14年度に借り入れいたしました生ごみ堆肥化処理施設建設事業分、平成19年度に借り入れました焼却炉排ガス高度処理設備2号炉ほか大規模改修工事事業分の元金増によるものでございます。
  次に、2目利子につきましては1,119万1,000円でございまして、前年度と比較いたしまして206万3,000円、15.6%の減となっております。利子の減につきましては、平成13年、14年度に借り入れいたしました生ごみ堆肥化処理施設建設事業分、平成18年度、19年度に借り入れいたしました焼却炉排ガス高度処理施設整備、2号炉ほか大規模改修工事事業分によるものでございます。
  次に、5款諸支出金でございます。1項諸費、1目過誤納還付金に昨年度と同様1,000円を計上してございます。これは、ごみ及びし尿の処理手数料につきまして、過誤納金についての還付措置をするための科目設定ということで計上させていただいております。
  次に、6款予備費でございますが、こちらも昨年と同様に1,000万円を計上させていただいております。
  以上が本定例会に提案いたします議案1件についての議案第1号 平成22年度久喜宮代衛生組合一般会計予算の補足説明でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
  引き続きまして、本日参考資料として提出させていただきました合併に伴う平成22年度菖蒲清掃センター、八甫清掃センターに係る予算案につきまして概要を説明させていただきたいと思います。
  まず、菖蒲清掃センターに係ります予算案につきまして説明をさせていただきます。菖蒲清掃センターに係ります予算といたしましては、総額を4億3,498万7,000円でございます。
  それでは、歳入から順次ご説明申し上げます。まず、1款分担金及び負担金、1項負担金でございますが、3億9,701万4,000円を計上してございます。
  次に、2款使用料及び手数料、1項手数料でございますが、3,612万5,000円を計上してございます。前年度と比較いたしますと228万7,000円、6.0%の減となっている内容でございます。1目塵芥処理手数料は3,608万6,000円でございまして、前年度と比較いたしますと232万2,000円、6.0%の減となってございます。これは、事業系一般廃棄物処理手数料の減によるものでございます。
  3目許可申請手数料につきましては、3万9,000円を計上してございます。前年度と比較いたしますと3万6,000円の増となっております。これは、単価の増と許可申請の一斉更新によるものということでございます。
  次に、3款財産収入、1項財産売払収入でございまして、183万7,000円を計上してございます。
  5款諸収入、2項雑入でございますが、雇用保険料の戻入金といたしまして1万1,000円を計上してございます。以上が歳入関係でございます。
  次に、歳出につきまして順次ご説明を申し上げます。まず、2款総務費、1項総務管理費でございます。1目の菖蒲清掃センター一般管理費につきましては、4,840万6,000円を計上してございます。この菖蒲清掃センター一般管理費の2節給料につきましては、菖蒲清掃センターの事務職員の人件費を計上してございます。
  2目の菖蒲清掃センター財産管理費でございますが、2,727万8,000円を計上してございます。菖蒲清掃センターの財産管理費につきましては、菖蒲清掃センターの財産にかかわる光熱水費、維持管理費が主たる経費でございます。
  次に、3款衛生費でございますが、1項清掃費、1目の清掃総務費につきましては、551万3,000円を計上してございます。
  2目の塵芥処理費につきましては、資源及びごみの収集経費、処理関係施設の維持管理費、維持補修費、最終処分に要する経費といたしまして、2億4,609万4,000円を計上してございます。
  次に、4款公債費でございます。1項公債費、1目元金につきましては、1億124万円を計上してございます。
  次に、2目利子につきましては、145万6,000円を計上してございます。
  次に、6款予備費でございますが、500万円を計上してございます。
  菖蒲清掃センターに係ります予算案につきましては、以上であります。
  次に、八甫清掃センター関係の予算案の概要説明を申し上げます。八甫清掃センターに係ります予算といたしまして、総額を11億4,804万7,000円と定めるものでございます。21年度は13億5,300万円でございました。
  まず、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金10億4,041万8,000円でございます。
  次に、第2款使用料及び手数料、1項手数料、1目塵芥処理手数料2,793万6,000円でございます。内訳は、事業系一般廃棄物処理手数料2,130万円と、粗大ごみ処理手数料663万6,000円を見込んでございます。
  次に、2目し尿処理手数料180万円でございます。
  3目許可申請手数料6,000円は、2件分を計上してございます。
  3款財産収入、1項財産売払収入は、753万9,000円を見込んでございます。内容は、紙類、生き瓶類、鉄類、アルミ類等となってございます。
  4款繰越金、1項繰越金は2,000万円を計上してございます。
  5款諸収入、2項雑入は、雇用保険戻入金1万4,000円と、駐車場協力金33万4,000円を計上してございます。
  6款組合債、1項組合債は、ごみ処理施設機器改修整備事業債5,000万円は、埼玉県ふるさと創造貸付金を見込んでございます。
  次に、歳出でございます。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費9,740万8,000円は、組合に派遣される職員及び組合採用職員等の給与、手当等人件費と、八甫清掃センターの事務執行のための経費を見込んでございます。
  2目財産管理費7,711万5,000円は、八甫清掃センターの管理に係る経費を見込んでおります。主な経費は、光熱水費7,130万3,000円でございます。
  3款衛生費、1項清掃費につきまして、1目清掃総務費2,493万5,000円は、臨時職員等賃金、労働保険料、業務用消耗品、ごみカレンダー等の印刷製本費、委託料では電気工作物点検業務、粗大ごみ処理券販売業務の業務委託料、負担金補助及び交付金では各種ごみ処理用機器の補助金及び資源集団回収事業報奨金等の1,929万6,000円を計上してございます。
  2目塵芥処理費7億6,524万1,000円は、ごみ処理施設、粗大ごみ処理施設の運転管理及び修繕に係る経費でございまして、主な経費はごみ処理施設の運転管理業務2億380万5,000円、塵芥収集業務2億3,425万9,000円でございまして、焼却施設機器修繕工事1億4,663万4,000円を計上してございます。この主な工事内容は、耐火物の打ちかえ補修、触媒脱臭棟の触媒交換等とのことでございます。
  3目し尿処理費1億507万5,000円は、し尿処理施設運営に係る経費で、主なものといたしまして、し尿処理施設運転管理業務委託料9,660万円で、これにつきましては光熱水費、薬品等のものを含む3カ年の包括的民間委託契約を締結しているということで、22年度部分として9,660万円という形で計上してございます。
  4款公債費、1項公債費、1目元金6,637万1,000円は、3件分でございます。
  2目利子190万2,000円は、5件分でございます。
  次に、6款予備費1,000万円を計上してございます。
  以上をもちまして、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターの説明とさせていただきます。よろしく慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願いいたします。
議長(小河原 正君) 以上で補足説明を終わります。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(小河原 正君) 日程第8、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、園部議員、お願いいたします。
                 〔2番 園部茂雄君登壇〕
2番(園部茂雄君) おはようございます。2番、園部茂雄です。通告順に質問させていただきます。
  ごみ処理行政の広域化について。新久喜市は、久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫センターの3カ所の清掃センターを有するが、それぞれの施設で運用していくことは、効率面からも、いずれは統合した新施設の建設が計画されると思います。そこで、以下の点について質問いたします。
  (1)、3施設の清掃センターそれぞれの耐用年数と統合計画、新施設建設についてどのように考えるか伺います。
  (2)、蓮田白岡環境センターを中心に広域化を検討すべきと思うが、いかがか伺います。これは、現在の市町村の財政状況は、リーマンショック以来100年に1度の未曾有の経済不況により、市税の落ち込みは顕著なものになっていて、いまだ景気回復の出口が見えない状況で、一方高齢化の進展などに伴う福祉、医療関係経費や公債費などの義務的経費が今後ますます増加していくことが見込まれています。今後、市町村の財政は一層厳しさを増すことが予想されることから、行政改革の推進などにより、効果的で効率的な行政運営の実現が求められています。こうした状況の中で、消防行政の広域化は一足早く手がけられ、埼玉県内を7ブロックに再編し、平成24年度の実施に向けて協議が進められています。県としても、ごみ処理の広域化は各市町村に意向調査を行っており、全市町村の回答が得られない段階で結論は出せない状況であり、回答があったうち規模の小さな焼却施設を有する市町村の多くが広域化を希望している状況であり、今後は未回答の市町村を含めヒアリングを実施するなど意向を確認し、これから意向を踏まえ、県としての広域化構想づくりを進めてまいりたいと県議会で担当部長が答弁されています。
  そこで、蓮田、白岡の有する環境センターを中心とした広域化を検討すべきと思います。その根拠は、蓮田白岡環境センターは、新市が抱える3施設を受け入れられる規模を有していると思われます。その上、新久喜市全域、宮代からも埼玉栗橋線により交通の優位性があること。また、その立地が蓮田市、白岡町の境にあり、久喜市からも直線で500メートル以内にあること。以上の3点から、新施設建設にかかわる100億規模の建設コストと、広域化することのコスト削減効果は、いずれの市町村でも大きいものと思われます。広域化を検討すべきと思います。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 園部議員の質問に対する答弁を求めます。
 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) おはようございます。それでは、園部議員さんのご質問の(1)、3カ所の清掃センターそれぞれの耐用年数と統合計画、新施設建設についてどう考えるかとのご質問にご答弁申し上げます。
  ごみ処理施設の耐用年数でございますが、一般的には15年から20年と言われてございましたが、環境省では全国の廃棄物処理施設の老朽化が進んできたことから、昨年、平成21年6月に「廃棄物処理施設長寿命化作成の手引き(ごみ処理施設)・暫定版」を公表いたしまして、財政支出の軽減を図るため、焼却施設において、ストックマネジメントの考え方により、日常の適正な運転管理と毎年の適切な定期点検整備により、施設の延命を図ることが重要であるとしております。そのようなことから、現在では耐用年数を10年程度延命させることが妥当であるとのことから、稼働年数をおおむね30年以上とし、長寿命化を考えております。
  久喜宮代衛生組合のごみ処理施設は、昭和50年、55年に稼働いたしまして、昭和50年稼働の焼却炉につきましては35年、昭和55年稼働の焼却炉につきましては30年を経過するものでございますが、平成18年、19年度におきまして、ダイオキシン類対策及び大規模改修工事を実施いたしまして、施設の延命化を図り、改修工事後おおむね10年程度稼働できるように整備を行ってございます。
  次に、栗橋・鷲宮衛生組合のごみ処理施設でございますが、昭和63年に稼働いたしまして、22年を経過するものでございます。栗橋・鷲宮衛生組合では、平成11年、12年度にダイオキシン類対策といたしまして大規模改修工事を実施してございます。
  次に、菖蒲町のごみ処理施設でございますが、平成元年に稼働いたしまして、21年が経過するものでございます。菖蒲町のごみ処理施設では、平成13年、14年度にダイオキシン類対策に伴います大規模改修工事を実施してございます。これらのことを考慮いたしますと、なお10年程度安定して稼働できるものと考えているところでございます。
  次に、3カ所の施設の統合計画及び新施設建設についてどのように考えるかとのご質問でございますが、合併後は現在の計画の理念や基本的な考え方を引き継ぎ、新たな一般廃棄物ごみ処理基本計画を策定する中で検討してまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  次に、蓮田白岡環境センターを中心に広域化を検討すべきと思うがとのご質問にお答えいたします。埼玉県では、平成20年3月に第2次埼玉県ごみ処理広域化計画を作成し、埼玉県内を21のブロックに区割りいたしまして、県北東部に位置します蓮田市、白岡町、久喜市、宮代町、菖蒲町、栗橋町、鷲宮町などを含む7市9町が1つのブロックに指定され、ブロック内に焼却施設が9施設あることから、埼玉県内の重点ブロックとなってございます。埼玉県のごみ処理広域化計画におきまして、このブロック内のごみ処理人口が約78万人となっており、収集区域や広域化の視点から焼却施設1カ所当たりのごみ処理人口を20万人程度とすると、このブロック内の焼却施設は4カ所となります。「今後、地域的なつながりや広域行政事務、市町村合併の動向などを考慮し、県ではブロック内の市町村とともに施設の集約化に向けた取り組みを進めていくものとします」となってございます。今回の1市3町の合併に伴いまして、当組合のごみ処理人口も約19万1,000人となります。
  蓮田白岡環境センターを中心とした広域化を検討すべきとのご質問でございますが、蓮田白岡環境センターのごみ処理施設は平成6年11月に稼働いたしまして、今年で16年が経過いたしますので、施設の老朽化が進むものと考えられます。今後、合併により久喜宮代衛生組合ではごみ処理施設が3施設となり、先ほどご答弁申し上げましたが、3施設ともおおむね10年程度施設を使用してまいりますことから、施設の改修、耐用年数等からそれらを考慮いたしますと、施設の集約化は、施設の整備、維持管理の経費を軽減するとともに、循環型社会の形成を一層促進させることから、今後におきましては久喜宮代衛生組合での新たな施設を計画する際、広域化につきましても検討が必要なものと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(小河原 正君) 以上で園部議員の質問を打ち切ります。
  次に、木村議員の質問をお受けいたします。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 3番、木村奉憲です。3点にわたって質問をします。
  第1点目は、久喜市など1市3町の合併にかかわる衛生組合についてなのですけれども、1つは合併協議で検討、論議された内容はどんな点があるのか。
  2点目は、この中で確認されたこと、今後の課題として積み残したどんな点があるのか。
  3点目は、久喜宮代衛生組合で基本的な目標や計画にとって影響がある点が出てきているかどうかです。
  それから、大きい2番目、生ごみ処理の今後の方針について。1つは、生ごみ処理の現状はどこまでいっているのか。
  それから、2点目は、今後の見通しと計画はどのようになっているのか。
  3点目は、新久喜市での対応と地域拡大計画どのように進めていくのか、概略計画をお願いします。
  大きい3点目は、焼却炉の今後の計画についてなのですけれども、1点目、焼却炉の改修の今後の見通しと新設炉の将来計画はどのように進めていくのか。
  2点目は、新久喜市の他の地域の焼却炉の今後の見通しと、今後の基本計画全体像はどのように進めるのかと。前者の質問がありましたけれども、よろしくお願いします。
議長(小河原 正君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) おはようございます。木村議員さんのご質問にお答え申し上げます。
  1番の久喜市など1市3町合併に係る衛生組合についての1点目、合併協議で検討、論議された内容は、2点目、この中で確認されたこと、今後の課題はどんな点かというご質問でございますが、関連がございますので、一括してお答えを申し上げます。
  久喜市合併に伴いまして、久喜宮代衛生組合も、新たな久喜市と宮代町から構成する新たな久喜宮代衛生組合として、今月23日に誕生いたします。このため、久喜宮代衛生組合、栗橋・鷲宮衛生組合、菖蒲町清掃センターの職員が合併協議会分科会へ参加いたしまして、新たな久喜宮代衛生組合での円滑な業務運営を行うため、事務事業を17項目に分け、課題、調整方針、対応策などの検討を進めてきているものでございます。
  組合議員の皆様にも、昨年10月に「合併に伴う事務事業報告書」でお示しをさせていただきましたとおり、この17項目の中には、ごみ処理基本計画策定に関すること、ごみ処理施設に関すること、ごみの排出・収集体制に関すること、一般廃棄物処理手数料に関すること、ごみの資源化に関すること、集団資源回収に関すること、廃棄物減量と推進制度に関すること、生ごみ処理容器等購入費補助金に関すること、し尿・浄化槽汚泥等の施設に関すること、し尿・浄化槽汚泥等の収集体制に関すること、一般廃棄物処理業の許可に関すること、多量排出事業者の指導等に関すること、適正処理困難物に関することなどの検討項目がございます。これら検討項目のほとんどが久喜宮代衛生組合の方式を軸に検討することとしておりまして、主な検討項目で申し上げますと、ごみの排出・収集体制では、燃やせるごみの排出・収集回数が週2回と同一となっているほかは、分別、収集方法、収集回数が異なっている状況でございます。当面の間は今までどおり該当地域の収集表、収集カレンダーで対応してまいりますが、3年以内には分別、収集方法、収集回数等を統合してまいりたいと存じます。
  次に、一般廃棄物処理手数料でございますが、料金徴収に係る収集方法や施設への受け入れ条件等が異なるため、粗大ごみ処理手数料一つとっても手数料に相違がございますことから、こちらにつきましても3年以内に統合をしてまいりたいと存じます。
  次に、し尿・浄化槽汚泥等の収集体制でございますが、し尿収集・運搬につきましては、委託契約と許可業者によるものとで相違がございます。また、手数料につきましても、住民の皆様の負担額に相違がございますことから、同様に3年以内に統合してまいりたいと存じます。なお、統合が図られました項目といたしましては、集団資源回収での対象物の統合、廃棄物減量等推進員の謝礼額の統合、生ごみ処理容器等購入費補助金の統合、一般廃棄物処理業の許可に関する手数料の統合、多量排出事業者の排出基準の統合、適正処理困難物の統合を図ったところでございます。
  続きまして、3点目の久喜宮代衛生組合で基本的な目標や計画にとって影響がある点があるのかというご質問でございます。新たな久喜宮代衛生組合のごみ処理基本計画の策定につきましては、3年以内に策定することとしておりまして、また計画の中にはごみ処理方法、収集回数、受け入れ体制、さらには住民の皆様に広くご負担をいただく「ごみ処理手数料の検討」など大きくかかわってまいりますことから、平成23年度当初までに審議会を立ち上げ、諮問してまいりたいというふうに考えているところでございます。そのため、合併後早い時期に、ごみ処理基本計画の策定に向けた準備作業を進めてまいりたいと存じます。
  いずれにいたしましても、ごみ処理事業につきましては、住民生活に直結しておりますことから、合併後におきましても、住民サービスの低下や住民の皆様に混乱を生じさせることのないよう、十分に調整を図ってまいりたいと存じます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 私のほうからは、木村議員さんのご質問の生ごみ処理の今後の方針につきましてお答え申し上げます。
  初めに、1点目の生ごみ処理の現状はとのご質問にご答弁申し上げます。生ごみ処理につきましては、平成21年4月からHDMシステムによります日処理量約4トンの生ごみを減容化処理して行い、11カ月が経過しております。今年2月末現在の生ごみ回収全量でございますが、約696トンを処理してございます。また、堆肥につきましても約10トンが製造されており、現在協力世帯へ配布すべく準備を進めておるところでございます。
  次に、2点目の今後の見通しと、3点目の新久喜市での対応と地域拡大計画はとのご質問でございますが、関連がございますので一括してご答弁申し上げます。生ごみ処理につきましては、久喜宮代衛生組合一般廃棄物処理基本計画にもございますように、今後におきましてもごみ焼却施設での処理量の削減を目指し、新たな久喜宮代衛生組合におきましても資源循環型のごみ処理行政を推進してまいりたいと考えてございます。
  また、地域拡大計画でございますが、現在の生ごみ処理施設は日処理量4トンの施設でございます。現在の施設では、これ以上の受け入れは困難な状況でございます。また、規模を拡大した場合のにおいの問題や、効率的な処理がどの程度見込めるか、適正な施設規模はどの程度かなどの課題がございます。ほかに地域を拡大するには、新たな用地を確保する必要や処理するための施設建物が必要となります。これらの課題について検討してまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  次に、焼却炉の改修の今後の見通しと新設炉の将来計画はどのように進めるかとのご質問にお答えいたします。初めに、新焼却炉の改修の今後の見通しでございますが、平成18、19年度に行いました大規模改修工事後3年を迎えますことから、今後定期的な改修や年次点検整備工事が必要となってまいります。
  次に、焼却炉の将来計画はどのように進めるのか。新久喜市の他地域(栗橋など)の焼却炉の今後の見通しとごみ処理計画全体像はどのように進めるのかとのご質問でございますが、関連がございますことから、一括してご答弁申し上げます。さきの園部議員さんにもご答弁申し上げましたが、合併後3カ所の施設を運営してまいるものでございますが、現段階におきましては、今後各施設ともおおむね10年程度使用していけるものと考えてございます。
  今後のごみ処理計画、全体像の進め方でございますが、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターのごみ処理量と施設の具体的な稼働状況を把握いたしまして、施設の統合など効率的な運営が図れますように、現在の計画、理念や基本的な考え方を引き継ぎ、新たな一般廃棄物ごみ処理基本計画を策定いたしまして、ごみ処理事業に支障を来さぬよう努力してまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 再質問をします。
  第1点目です。一応3年以内にさまざまな形で調整を図るという形になっていますけれども、今説明の中で久喜宮代の方針を全体的には踏襲しながらということで、23年に審議会立ち上げということなのですけれども、この間、例えばし尿処理とかそういうことも含めて3年以内なのですけれども、3年以内というのは、3年をかなり最後の期間としているのか。それ一年一年ごとに、例えば統一とか検討がされたものが実施されるものが出てくるのかです。3年までずっと、総合的に計画した上で一挙に統一をする考え方なのか、その点について1点お伺いをしたいと思います。
  それから、基本計画では17項目を含めた形ということなのですけれども、例えば久喜なんかでも総合振興計画があるのですけれども、そこの中にリサイクル率60%とか、それから1人当たりの処理量とか、リサイクルプラザとか、そういう具体的な計画が今までありますよね。こういう点は、この審議会で改めて審議されるのか。この数字は一応目標として、そのまま目標数値としてやっていく方向なのかお聞きをしたいと思います。
  それから、2点目の生ごみ処理の方針なのですけれども、適正な規模、それから建物とか場所なんかも今後検討していきたいということなのですけれども、これはいつごろをめどにして計画を進めていくのか。その際の審議会とか検討委員会はどういう形で立ち上げる計画なのかをお願いします。
  それから、3点目も同じような質問になると思うのですけれども、この稼働状況を検討した上で計画を検討していくということなのですけれども、この見通し、そのスケジュール、その点はどのようにしていくのかお願いします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 木村議員さんの再質問にお答えを申し上げます。
  まず1点目、事務事業の調整で3年以内とは、実施されるものはその時点で周知していくのかというふうなご質問だと思いますが、3年以内に事務事業の調整を図ってまいりますが、その調整事項、事務事業のその項目によっては、例えば1年以内、2年以内で結論が出たものにつきましては、その結論が出た時点で住民の皆様に周知をしていきたいというふうに考えているところでございます。
  2点目でございます。現計画の中で、例えばリサイクル率が60%ですとか目標項目があるかと思います。そういったものにつきましては、今後の新たな計画の中で目標数値を踏襲していくのかというふうなご質問でございますが、その項目によって、今の計画の数値目標が生かせる項目につきましては生かしてまいりたいというふうに考えておりますが、項目によっては3施設センターが統合されますので、その統合されたことによりまして数値的なものが変わるものにつきましては検討を加えながら、その都度計画を策定し、周知のほうをさせていただきたいというふうに考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、木村議員さんの再質問について順次ご答弁申し上げます。
  HDMシステムの計画はいつごろかということのご質問でございます。現在の久喜宮代衛生組合が作成しました一般廃棄物ごみ処理基本計画を軸に、合併後の3地区での全体的なごみ処理量や収集体制、施設の具体的な稼働状況や施設の効率的な運営などを考慮しながら、生ごみ処理につきましても新たな基本計画を作成する中でスケジュール等を含めまして考えてまいりたいと考えてございます。
  次に、審議会はどのようにするのかということのご質問かと思います。施設拡大に伴う委員会の関係でございますが、HDMシステムによります減容化施設につきましては、引き続きシステムの開発元や委託業者と協議をしながら、研究検討すべき課題に取り組んでまいりたいと考えてございますことから、現状では委員会の設置は考えてございませんので、よろしくどうぞお願いします。
  次に、今後の新設炉のスケジュールはということのご質問かと思います。新設炉の建設につきましては、ごみの処理量やごみの組成、ごみ質の予測、立地条件、建設予定地周辺のご理解などさまざまな課題がございますことから、中長期的な観点の検討が必要になってくると思います。合併後の衛生組合の基本計画を策定する中で検討してまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 第1点目なのですけれども、いわゆる3年以内にさまざまな形で実施できるものはやっていくということで、その方向はそれでいいと思うのですけれども、その後の例えばリサイクル率、それから排出ごみの問題とかプラザ、それからISOの認定なんかも進めるということは基本計画にあったので、もうこれは既に年度によっては達成していなくてはいけない部分があって、それを積み重ねた上で新たに1市3町の中でどういう形にしていくかということは、今の時点でかなりレベルアップした上で、やっぱり持っていく必要があるのだろうと思うのです。そういう点では、やっぱり数値をできるだけ尊重し、各ほかのほうの地域の数値目標もあるのだろうと思いますけれども、この間その目標を達成するための、やっぱり全力を挙げた上での統合を図るべきだと思いますけれども、その点についての今後の検討も含めた方向性をひとつお聞きしたいと思います。
  それから、2点目と3点目もそうなのですけれども、これは中長期的にいろいろ考えていくという方向でわかったのですけれども、例えば生ごみの処理の今後の方針については、今までも一般質問の中で基本的には拡大していく方向でということが答弁あったと思うのですけれども、この方向に沿って場所とか、それからさまざまな建物とか検討をしていくと積極的に受けとめていいのかどうか、この点についてお願いします。
議長(小河原 正君) 木村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 木村議員さんの再々質問にお答え申し上げます。
  リサイクル率ですとかプラザ、今現計画の中で盛り込んでいる数値目標等も踏まえた検討を進めていくというふうなご質問でございますが、今後合併後、新たにごみ処理基本計画を策定するわけでございますが、今ご質問いただきましたように、リサイクル率ですとか、ダイオキシン類の数値目標ですとか、生ごみですとか、そういった現計画に織り込まれている数値目標につきましても、検討に当たりましては十分踏まえていきながら、策定のほうは進めさせていただきたいというふうに考えているところでございますので、ご理解賜りたいと存じます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) それでは、木村議員さんのHDMシステムの関係で、基本的には拡大していく方針か、積極的に受けとめていいのかというご質問につきましてご答弁申し上げます。
  新たな組合での生ごみ処理行政につきましても、現在の久喜宮代の考え方を軸に、他町での取り組みにつきましても取り入れながら、生ごみ処理につきましては拡大し、積極的に取り組んでいきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。
議長(小河原 正君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
 ここで休憩いたします。再開は10時15分といたします。

    休憩 午前10時05分

    再開 午前10時15分

議長(小河原 正君) 再開いたします。
  次に、猪股議員、お願いします。
                 〔8番 猪股和雄君登壇〕
8番(猪股和雄君) 通告順に質問します。
  まず最初に、久喜市役所からの排出ごみの減量対策についてです。昨年から、この問題ずっと継続してきているのですけれども、これまでは久喜市役所からの排出ごみの量、排出ごみ自体を把握していなかったということで、21年度、昨年から継続的にごみ量の計量を進めてきています。そのごみ量の推移がどうなっているのか。もちろん3月、4月、年度変わりのときには非常に多いわけですが、その後は減ってはきていると思います。その量が実際どういうふうになってきているのかを明らかにしてください。
  それから、今後久喜市役所が多量排出事業者に当たるであろうということで、そのごみ排出量の減量を進めていかなければならない。これは、どのように久喜市役所に対する指導をしていくのか。久喜市役所がごみ減量計画をつくっていくのか。それについて、この間協議をしてきているはずですので、その内容を明らかにしてください。
  3つ目ですけれども、今度合併をしまして、1つには久喜市の出先機関、それから合併する旧3町の役場のこれまでのごみ排出量の減量計画というのは一体どうなっているか。そうした排出量の把握と減量計画はあるのかないのか。この点私たちわかりませんので、明らかにしてください。
  大きな2つ目ですけれども、組合の経費の構成市町の負担基準についてです。今までですと規則で決められていまして、それは構成市町の議会で議決を要するという位置づけだったわけです。ところが、今度はその規約の中には、組合費等の負担基準については管理者が別に定めるという規定になりまして、今回参考資料で配られた中に入っていましたけれども、「規程」として定めるということになりました。それ自体、本当に私としては理解できない点があるのですけれども、(1)で「規程」を提示されたいということで通告したのですが、これは規程案が出されましたので、これがそのまんま「規程」ということになっていくのだろうと、これは確認をいたします。
  それから、2つ目のほうですけれども、これは久喜の市議会で質疑をしたのですが、久喜の執行部の答弁として、この「規程」として定めた理由ですね、柔軟なものにしていきたいという考え方があったようです。それは、今後の運営状況により負担基準の変動が考えられるので、「規程」として調整をするのだと。合併する新久喜市内における収集方式などの見直し、それから3年内の統一に伴って負担基準の変動があり得るという答弁がありました。これは、当然久喜市の執行部が答弁するのに、衛生組合事務局に問い合わせたということで答弁しておりますので、こちらの見解であろうと解釈いたします。
  それを踏まえて質問いたしますが、負担基準の変動があり得るというのは、どのような場合に、どのように変動することを想定しているのでしょうか。負担基準の変動といいましても、基本的にはここの久喜宮代清掃センターの分を3対2で負担するというのが基準になっておりますから、それが合併する新久喜市内の収集方式の変動によって久喜と宮代の負担基準が変動してくるというのは、ちょっとこれも理解しにくいのですけれども、どのようなことを想定しているのかお願いをいたします。
  イとしまして、規約でなくて「規程」として定めるということは、それぞれの市町議会の議決を必要としないということになります。ということは、構成市町の首長間の協議によって、実際には事務局ですけれども、状況の変化に応じて柔軟に変更できるということを意味しておりますけれども、そういうことなのかどうか。
  ウとしまして、負担基準について、これまで市町議会の議決が必要であるということは、それなりのいわば重みを持っていたわけですよね。きちっとそれぞれの市町の議会が議論、質疑、審議をして、そして結論を出す。そして、その過程は市民、町民、住民にも当然公開をされてきたわけです。それを最終的に議会において議決をして、これ私表現を、「両市町間の合意をいわば担保し、保障している」というふうに書きましたけれども、議決事項から外した場合に、その合意というものはきちっと経過が市民にもわかる、それから議員にもきちっと理解される、その議決を踏まえて、重みをもって可決をしていく、決定をしていくのだという、その担保がどこで保障されるというふうに考えていらっしゃるのかお願いをいたします。
  大きな3つ目ですけれども、現在の菖蒲町区域のし尿処理については、久喜宮代衛生組合の事業に入らないわけです。これは、北本の衛生組合のほうの事業として現在は行われていて、合併後も北本の衛生組合に菖蒲町部分のし尿処理についてはそちらで行っていくということになっております。ただ、やっぱり合併の1つの目的としては、当然一部事務組合として行って、それがあっちこっちに分散するのではなくて、集中的に1つの行政で行っていくのが一番望ましいのですけれども、せめて2つの衛生組合に分割するというよりは、いずれは統合したほうがいいのではないかと私は考えています。そのことについて、将来構想としてでも結構ですが、協議に上ったことはあるのかどうか。そのような方向を考えているのかいないのか、お願いをいたします。
  大きな4つ目ですけれども、これは前者の質問にもありましたけれども、HDMによる生ごみ処理(堆肥化)の取り組みを一層進めるべきであるという立場からお聞きをいたします。まず、(1)としまして、現在の久喜市、宮代町の区域において、生ごみ処理事情の現状を踏まえて、それを拡大していく方針、これをはっきり打ち出すべきだろうと思うのです。先ほど前者に対する答弁では、現在は日量4トンなので、現在の施設ではこれ以上拡大できないということと、拡大する場合には施設が必要になる。新たな施設をつくることについては、今後検討していくというような答弁がありました。積極的に拡大をしていこうという方針があったはずなのですよ、これまではね。ただ、それは全部を、旧久喜市、宮代町の生ごみは全部ここでではなくて、分散して設置をして処理をしていく、台所資源を生ごみ処理していく、その区域を拡大していく方針はあったはずなのですけれども、それが合併の中で何かうやむやになっているように見えます。その計画、見通し、具体的な取り組みの考え方をどのように考えていらっしゃるのか、まずそこからお願いをいたします。
  2つ目としまして、現在の栗橋、鷲宮、菖蒲町の区域において、このHDMによる生ごみ処理を進めるべきだろうというふうに考えています。その基本的考え方をまずお伺いしたい。
  それで、具体的にそれを進めていく、取り組んでいく考えがあるのかどうか。ごみ処理方式については、3年間のうちに全体的な再編をしていくということが合併協議の中で協議決定をしておりますから、もしそうだとすると、3年以内には新たな取り組みはしないということになるのか。菖蒲、鷲宮、栗橋地域における生ごみ処理、新たな取り組みはしない。3年後にすべてやるのだという、再編するのだという考え方なのかどうか。私は、この生ごみ処理については、3年以内であっても取り組んでいくべきだろうというふうに考えておりますけれども、お考えを聞かせていただきたいと思います。全面的な再編統一前であっても、できるところから改善を進めるべきだというふうに思いますが、見解をお伺いをいたします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 猪股議員さんのご質問のうち、1番の久喜市役所の排出ごみについて、2番の組合経費負担基準について、そして3番の菖蒲町域のし尿処理につきましてお答えを申し上げます。
  初めに、久喜市役所の排出ごみの減量対策の(1)、昨年以降の排出ごみ量の推移についてのご質問でございます。平成21年4月から平成22年1月までの衛生組合への搬入量が確定しておりますので、月ごとに申し上げます。4月が4.47トン、5月が2.33トン、6月が3.16トン、7月が1.44トン、8月が1.78トン、9月が2.28トン、10月が1.26トン、11月が1.23トン、12月が8.71トン、そして1月が1.53トンとなっておりまして、4月から1月までの搬入量は28.19トンとなっております。月平均では、おおむね3トン弱ほど衛生組合に搬入されている状況でございます。
  次に、(2)、今後のごみ排出量の減量について、3月以降どのように協議をしてきているのかとのご質問でございます。昨年の9月定例会におきましてもご答弁申し上げましたとおり、8月28日に市財政課主催のもと会議を開催しておりますが、今年に入りまして1月29日に財政課主催のもと、本庁舎事業系一般廃棄物減量計画書作成のための検討会議を開催しております。議題につきましては、「平成22年度事業系一般廃棄物減量計画の作成について」といたしまして、検討項目につきまして5点ございました。まず、1点目が現状ということで、本庁舎からの排出量についての内容でございました。2点目が直接搬入量の把握について、3点目が事業系一般廃棄物減量計画の作成に係る基本的な考え方について、4点目が合併に向けた廃棄作業について、5点目が今後のスケジュールという項目で会議のほうを開催したところでございます。
  次に、(3)、久喜市の出先機関、合併する旧3町役場のこれまでのごみの排出量と減量計画はどうなっているかについてのご質問でございます。久喜市の出先機関につきましては、水道部が2.57トン、偕楽荘が1.13トン、児童センターが0.95トン、東公民館が0.78トン、市立図書館が0.63トン、保健センターが0.43トン、中央公民館が0.23トン、児童センターが0.21トンの排出量となっております。また、庁舎から排出されていない建設課が搬入した市内の草・枝が30トン、生涯学習課が搬入しました草・枝が1.26トン、農政商工課が搬入したふるさと農園久喜のごみ等が0.49トン、財政課が搬入した集会所のごみが0.46トンとなっている状況でございます。
  また、合併する旧3町役場につきましては、3町いずれも「ごみ排出量を把握していない」とのことから、合併後の3月中に久喜市の管財課が主催になりまして、総合支所の総務管理課の担当職員、衛生組合の各センターの職員も同席いたしまして、ごみの計量、ごみの減量等につきましての連絡調整会議を1月29日の会議において確認し、開催する予定となっているところでございます。
  続きまして、2番目の組合経費負担基準の(2)のア、負担基準の変動はどのような場合に、どのように変動するか、イ、規程として定めた理由はとのご質問でございますが、関連がございますので一括してお答えを申し上げます。今回の規約変更は、久喜市、菖蒲町、栗橋町、そして鷲宮町の1市3町の合併で久喜宮代衛生組合の範囲が広がることにより、栗橋・鷲宮衛生組合及び菖蒲町のごみ処理施設等を統合するものでございますので、衛生組合運営に係る経費の負担割合がこれまでと大きく変動しないよう、宮代町に配慮し、議会費等の共通経費や合併での業務承継に伴い増加する業務処理に要する人件費を考慮したところでございます。そのため、経費負担基準が複雑多岐にわたること、規約の中で詳細までの説明が困難なことから、事務取扱を定める規程としたものでございます。今後におきましては、ごみの排出・収集体制、一般廃棄物処理手数料など3年以内に統合することとしておりますことから、事務事業の統合に伴い、経費負担基準の簡素化が図られるものと考えているところでございます。
  次に、ウ、負担基準を議決事項から外した場合の合意はどこで担保されるかとのご質問でございます。経費負担基準の内容といたしましては、1点目として、菖蒲清掃センター並びに八甫清掃センターの経費につきましては久喜市負担とすること。2点目として、従来の久喜宮代衛生組合の経費については、久喜市3分の2、宮代町3分の1とすること。ただし、議会費、公平委員会費、監査委員費並びに事務局長、総務課長の人件費については、久喜市と宮代町の議員比率により算出すること。また、事務局長、総務課長の人件費を除く他の人件費については、久喜市3分の2、宮代町3分の1で算出し、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターが加わることにより、給与事務、共済事務、広報事務、一般廃棄物処理基本計画事務等の組合の業務が増加することに係る人件費、いわゆる人員増については久喜市の負担とすること。3点目として、菖蒲清掃センターが従来から有する起債並びに八甫清掃センターが従来から有する退職手当の清算負担金及び起債などについては久喜市の負担とし、従来の久喜宮代衛生組合の退職手当の負担金や起債などについては、久喜市3分の2、宮代町3分の1の負担割合とすることが内容となっておりまして、衛生組合運営に係る経費の負担割合額がこれまでと大きく変動しないよう、以前お示しをさせていただきました基本的な考え方をもとに規程を制定するものでございます。この規程に基づき構成市町に負担金をお願いし、市町議会でご審議をいただくものでございまして、また組合議会でも同様に予算審議をいただくものでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  続きまして、3番の菖蒲町域のし尿処理を組合の事業に含めていく協議はあったか、含めていく方向はあり得ないのかというご質問でございます。合併協議の中では、菖蒲町域のし尿処理につきましては北本地区衛生組合が行っておりまして、北本地区衛生組合の処理施設改修時期に北本地区衛生組合へ継続するか、久喜宮代衛生組合に統合するか検討してほしい旨要望があったものでございます。久喜宮代衛生組合並びに栗橋・鷲宮衛生組合し尿処理施設の現状を考えますと、受け入れ能力が十分でないことから、統合しないこととしたものでございます。
  本組合のし尿処理施設につきましては、昭和48年に1日当たり処理70キロリットルで設置稼働後、平成10年に高度処理改修工事を行っておりますが、現状では処理能力の7割程度までが安定して処理できる状況でございまして、これを超えるし尿投入は困難であると考えております。また、栗橋・鷲宮衛生組合のし尿処理施設につきましても、1日当たり処理能力53キロリットルに対しまして5割から6割程度が安定して処理できる量と伺っております。今後、し尿処理施設の大規模な改修等による処理能力の向上が見込めなければ、菖蒲町域のし尿処理を組合の事業に含めていくことは困難であると考えております。
  なお、各センターでも施設の老朽化が進み、施設修繕を行う状況が今後発生いたしますことが予想されますので、その中で協議をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 白子業務課長。
                 〔業務課長 白子直巳君登壇〕
業務課長(白子直巳君) 私のほうからは、猪股議員さんの4点目のHDMシステムに関しますご質問の現在の久喜市、宮代町区域において、生ごみ処理(堆肥化)事業の現状を踏まえて、それを拡大していく方針、計画、見通し、具体的な取り組みの考え方を。現在の栗橋、鷲宮、菖蒲区域において、HDMによる生ごみ堆肥化を進めるべきであるが、基本的な考え方は。具体的に取り組んでいく考えはあるのか。それとも3年後の全体的な再編・統一までは、現在の収集・処理方式を基本的に変更しないとの考えかとのご質問についてでございますが、関連がございますことから一括してご答弁申し上げます。
  今後の生ごみ処理事業でございますが、現在の久喜宮代衛生組合管内の生ごみ全量堆肥化につきましては、一般廃棄物ごみ処理基本計画にもございますように、焼却によりますごみ処理量の削減を目指して、資源循環型のごみ処理を推進してまいります考えは何らか変わってございませんことから、現段階におきましても方針に変更はないものでございます。
  このことから、現在の鷲宮町、栗橋町、菖蒲町につきましても、今後の生ごみ処理につきましては、久喜宮代衛生組合が策定いたしましたごみ処理基本計画を軸に、新たな基本計画を策定いたしまして、生ごみ処理事業に取り組んでまいるものと考えてございます。
  また、生ごみ処理事業に具体的に取り組んでいくのか。それとも3年後まで変更しないのかという考えかとのご質問でございますが、生ごみ処理事業につきましては、規模を拡大した場合のにおいの問題や、効率的な処理がどの程度見込めるのか、適正な施設規模などの課題がございます。生ごみ処理事業は、焼却によりますごみの削減を図るものでございますことから、今後計画いたしますごみ処理施設の処理能力規模に大きく左右いたしますので、新たな一般廃棄物ごみ処理基本を策定いたしまして進めてまいりたいと考えてございます。ご理解を賜りたいと存じます。
議長(小河原 正君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔8番 猪股和雄君登壇〕
8番(猪股和雄君) 最後の生ごみ処理の問題で聞いておきたいのだけれども、まず現在の久喜、宮代区域の生ごみ処理の問題と、それから久喜市が合併して栗橋、鷲宮、菖蒲区域においてどうしていくかという問題を一緒に答えられたのは納得できません。既に久喜、宮代区域においては、これまでも計画があるのです。それに沿って進めていかなければならないのです。現在の、この場所におけるHDM生ごみ処理、それを区域内にもう1つでも2つでもつくって、一遍に全部できませんよね。だけれども、拡大していかなければならないという方針は既にあるのです。今の答弁だと、それも含めて今後の新たにできるごみ処理基本計画、その中で定めていってやっていくのだという答弁になっている。そうとしか理解できないのですけれども、そうだとしたら、この久喜、宮代区域における、現在の久喜市、宮代町区域における生ごみ処理、HDMの処理は、3年間全く拡大する考えはないということになりますよね、論理上。局長、そういうこと。全然この間、現在の久喜市、宮代町の生ごみ処理を拡大しようという検討をしてこなかったということ。それはおかしいでしょう。一体ごみ処理基本計画は何だったのですか。検討していない、やっていかない、3年間はこのままだとしたら、それは悪いけれども、事務局として余りにも怠慢、現状維持の姿勢に過ぎるのではないですか。まず、その点はっきり答えてください。
  それから、それとは別に、栗橋、鷲宮、菖蒲町の区域における生ごみをどうしていくかという問題があります。言葉では、今後取り組んでいくのだというふうに言われながら、しかし新たな施設が必要、修理の問題が云々と言われました。結局は、新たな基本計画をつくっていく中でそれらを検討していくという答弁ですよね。3年間はやらないと。鷲宮、栗橋、菖蒲の区域における生ごみ処理は3年間はやる気はないと、検討していないということでしょうか。それはおかしいでしょう。結局すべて先送りする姿勢ではないですか、それでは。全体的なごみ処理方式の再編は、確かに3年というのは合併の協議の中で出ている。だけれども、取り組めるものは取り組んでいっていいわけでしょう。これまでの久喜宮代衛生組合は、それやってきましたよね。それがどうしてこの合併によって、すべて凍結になってしまうのですか。そういう姿勢はおかしいと思う。具体的に、現在の鷲宮、栗橋、菖蒲の区域における生ごみ処理を取り組んでいく。できるだけ早く、できるところから取り組んでいく、その姿勢を示すべきです。今計画がないのだから、いつからやるか計画を出せなんていうことは言いません。しかし、3年後の全面的な再編を待たずして取り組んでいくのだという、その姿勢ぐらいは示すべきでしょう。局長は残念ながらこれでいなくなってしまうのだけれども、そういう方針ぐらいはきちっと示してから行ってくださいよ。それお願いします。答弁、答えお願いします。
  それから、現在の久喜市と宮代町における生ごみ処理にしても基本計画、これはあるのだから、具体的に区域を拡大する、施設を設置をするなら設置する、その方針をつくっていくべきだと思いますので、考えをお伺いをいたします。4つ目の問題はその2つです、質問は。
  一番最初の久喜市役所の排出ごみの減量対策です。各月ごとの排出量を言ってもらいまして、久喜市役所で既に減量計画書を策定するための検討の会議を持ったということです。検討項目5つということで言われました。内容を説明してください。具体的に久喜市役所はどのような減量計画をつくろうとしているのか。まだ確かに3月までの計量が出ていないから、だから出せないのだということは、これは理由にならぬでしょう。もう既に1年間計量を続けてきて、去年の3月から計量しているのだからね。違う、去年の2月から計量しているのだ、たしか。ですから、もう既に1年間は回ってきたわけですから、久喜市役所のごみの排出量も把握できた、その内訳も把握できたはずなのだから、どこをどういうふうに減量していくのか、その計画というものは、もう素案ぐらいはつくっていなければおかしいわけです。今年の3月過ぎなければ、4月にならなければ一切つくれないのだということにはならぬはずなので、具体的にそれがどのように検討会議の中で話し合われたのか説明をしてください。これは市役所が説明やることだけれども、それに対して久喜宮代衛生組合としてどのように指導しているのか、そういうことです。そういう質問でご答弁をお願いをいたします。
  それから、出先機関のごみ排出で、水道部の数字言われなかったと思うのだけれども、言った。ああ、ごめんね、言いました。済みません、失礼しました。では、これらについても、これは本庁の久喜市役所のごみ減量計画とは全く別に、それぞれの出先機関で対処していくということになりますか。では、それならそれで、その減量の方策についても強く指導していただきたい。これは要望で結構です。
  それから、3町今後は総合支所になるわけですけれども、これについては全くごみ量を把握もしていないし、減量の計画も全くないのだということでした。これから検討していく、連絡調整会議でこれから計画について検討していくのだという答弁ですから、今これ以上聞いても何も出てこないかもしれないけれども、いずれにしてもかなり強力にやらないと、少なくとも宮代町の役場はこれまで減量ずっと取り組んできているわけね、具体的に。それが残念ながら、合併する新久喜市のほうでは全然やられていないということだから、相当強力に指導をしてください。私も人ごとみたいに言わないで、久喜のほうでも一生懸命やるようにしたいと思いますけれども、これはそういうことでお願いします。
  それから、負担基準についてです。ちょっと答弁がよくわからないのですけれども、まず規程として定めたその理由なのです。久喜市議会のほうで質疑して答弁もらったときには、私がそれを理解したのは、今後負担基準が変動することがあり得るので、柔軟に変えられるようにしておくのだというふうに理解したのだけれども、そういうことなのか。それとも、この2年、3年のうちに負担基準を新たな固定的な、さっき簡素という言葉を使ったけれども、簡素で固定的な基準というものをきちっとつくっていこうということなのか。それとも2年、3年、さらに5年経過するたびに、その時々状況に応じて負担基準は変動していくのだというふうに理解しているのか。ちょっとその点理解、私よくわからないので、もう一回説明をしてください。それだけでいいです。
  それから、現在の菖蒲町区域のし尿処理についてですけれども、これは説明をしてもらったのですが、現在の段階では受け入れが困難、無理だというふうに言われました。では、その根拠としての数字をもう少しお伺いしたいのですが、この久喜宮代衛生組合のし尿処理施設、日量70キロリットル、7割程度が安定処理できる、現在何リットルぐらい処理をできているのか。それから、栗橋、鷲宮のほうは、現在53キロリットルのうち五、六割が安定処理できる、現在何キロリットル処理しているのか。それから、菖蒲町区域のし尿処理は一体どのぐらいあって、それらの受け入れがなぜ困難なのか。その数字を挙げて説明をしてください。お願いします。
  以上です。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  早野事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) 生ごみ堆肥化の関係でございますが、現在の久喜宮代衛生組合ごみ処理基本計画の中で生ごみの全量堆肥化ということで計画をされている内容でございます。これを合併に伴ってさらに拡大ということの内容との関連を含めましてご答弁を申し上げます。
  現在のいわゆる生ごみ堆肥化ということにつきましては、現在HDM処理ということで、経費負担の関係とか、それから施設の従来のにおいの問題とかということで解決をするというようなことから、現在HDMで処理をしているという状況でございます。これにつきまして、さらに施設を拡大をするということにつきまして、現在の久喜宮代衛生組合の管内で生ごみを処理するといった場合に、日量約30トンの処理ということが計画でうたわれてきているところでございます。現在、施設といたしまして4トン処理ということでモデル地区の受け入れを、モデル地区の皆様にお願いしまして生ごみ処理をしている状況でございますけれども、こちらのほうの施設につきましては現在4トンということでございまして、30トンの処理ということになりますと、分散設置ということにつきましても20トン処理施設、10トン処理施設程度の規模のものが必要ということになります。そのようなことから、現在のHDMシステムで安定的に現在処理できる程度、規模というものをどの程度かということも把握する必要があると。その中で、従来の水の問題とかにおいの問題につきまして、現在のHDMでは問題ないということで見ておりますけれども、さらにこれを規模拡大する場合にどうかということも、もう少し状況を見させていただきまして、規模拡大についての内容を検討させていただきたいというふうに考えてございます。
  この久喜宮代衛生組合、現在の管内のものにつきましては、HDMによる全量堆肥化を進めていくということにつきましては何ら変わらないところでございまして、これは焼却施設の整備ということと、従来関連する内容ということになってございます。いわゆるごみ焼却を減らすと、できるだけ減らすということで、生ごみ堆肥化のほうが始まっている経緯がございますので、新施設を整備するという内容とも関連する内容という形がございますので、それらのことも含めまして、ごみ処理基本計画を見直しをさせていただいた段階で、施設の稼働につきましては現在27年稼働という形で計画のほうを見直しをさせていただいておりますので、これらに向かって施設の整備ということ、それからごみ処理の収集体制等も含めまして整備を進めていくことが必要だということを考えています。
  それから、合併する他地域の関係でございますけれども、こちらにつきましても焼却量を削減するという趣旨からも、資源循環型のごみ処理行政を進めていくということからしましても、そちらのほうにつきましても、当然合併後は基本計画の中では取り組んでいく形になるというふうに考えてございますし、積極的に取り組むものと考えてございます。生ごみの処理の関係につきましては、そのように考えてございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 猪股議員さんの再質問にお答えを申し上げます。3点ほど質問があったかと思います。
  まず、1点目、市の会議の中の内容は、また指導はというふうなご質問が1点目だったかというふうに思っております。先ほどもご答弁申し上げましたとおり、久喜市からの搬入量は28.19トンでございます。内訳といたしまして、収集しているごみが9.12トンございます。その中で、シュレッダーにかけた紙等の燃やせるごみが4.5トン、瓶、缶、ペットボトルが1.4トン、プラスチック類が2.27トン、有害ごみが0.14トン、燃やせないごみが0.81トン、それと直接搬入ごみが19.07トンで、こちらは個人情報等の書類でございますが、合わせて28.19トンというふうなことをその会議の中で示されたわけでございまして、衛生組合といたしましては28.19トンということでございますので、22年度からごみの減量計画を出していただくというふうな形になりますので、そのごみの計画を出していただくことになりますが、今後衛生組合からの指導といたしましては、第1点目といたしまして、分別の徹底の周知をお願いしたいというふうなことをお話しさせていただきました。また、第2点としては、個人情報以外の紙類につきましては、売却する等によりまして資源化していただくというふうなことをお話しさせていただきました。また、第3点目といたしましては、清掃センターが収集するごみをどの部署が品目ごとに計量し記録するのか、その責任体制を明確化していただきたいというふうなことを話をさせていただいたところでございます。
  続きまして、経費負担基準の関係でございますが、なぜ規程なのかというふうなことがはっきりわからないというふうなことでございますが、先ほどもご答弁させていただきましたとおり、栗橋・鷲宮衛生組合及び菖蒲町のごみ処理施設も統合するものでございまして、衛生組合運営の経費負担が、負担割合額がこれまでと大きく変動しないよう宮代町に配慮させていただき、議会費等の共通経費ですとか、あとは合併に伴う業務承継に伴って増加する人件費等を考慮したところでございます。そのため、経費負担基準が複雑多岐にわたること、それと規約の中で詳細まで説明が困難であるというふうなこともございますので、事務取扱を定める規程というふうな形にさせていただいたところでございまして、事務事業が統合することによりまして簡素化につながるというふうなことで考えております。事務事業の統合によりまして、宮代町を含む全地域の各種サービスが均一化されることによりまして、経費負担基準での合併による業務承継に伴う基準部分が簡素化されるというふうに考えているところでございます。
  それと、基準の固定化なのか、基準は固定化するのかどうかというふうなご質問がございましたが、焼却炉ですとか、し尿処理施設を含みまして、すべての事務事業等が統合された場合は予算が一本化されることになりますことから、経費負担基準も一本化されるというふうなことも考えられるというふうなところでございます。その時点で規約に織り込むことも可能であるのかなというふうなところも考えられるところでございます。
  それと、し尿処理の実処理はというふうなご質問であったかと思います。こちらにつきましては、先ほどもご答弁申し上げましたように、ちょっと詳しく説明をさせていただきますが、本組合でございますが、本組合のし尿処理施設でございますが、48年12月に設置いたしまして、平成11年に大規模改修を行っております。処理方法といたしましては、膜分離高負荷脱窒素処理でございまして、日量70キロリットルの処理能力でございます。1日平均処理量といたしまして44キロリットルでございまして、安定処理能力といたしましては50キロリットル程度でございます。臨時搬入といたしまして、1回当たり25リットル程度ございます。
  栗橋・鷲宮衛生組合につきましては、平成7年3月に設置いたしまして、処理方法といたしましては、標準脱窒素処理方式プラス高度処理でございます。日量53キロリットルの処理能力でございまして、1日平均処理量といたしましては31キロリットルでございます。安定処理能力といたしましては、32キロリットル程度でございます。臨時搬入といたしましては、1回当たり20キロリットル程度ございます。
  菖蒲町につきましては、北本地区衛生組合へ1日平均18キロリットル搬入しているという状況でございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 再々質問をお受けします。
  猪股議員。
                 〔8番 猪股和雄君登壇〕
8番(猪股和雄君) 事務局長ね、局長の答弁、要するにHDMによる生ごみ処理なのですけれども、結局結論は、この現在の久喜市、宮代町の区域における生ごみ処理の拡大については、最後の進めていくのかと思ったら、そうではなくて、全量堆肥化を進めていくという方針である。それは変わらないのだけれども、新施設整備とも連動するので、ごみ処理基本計画の見直しの中で検討していく、27年度。それまでは、では生ごみ堆肥化の、生ごみ処理の拡大はしないというのが結論ですか。3年どころか、随分先にいってしまったのだけれども、現在の区域ですよ。現在の久喜宮代衛生組合の区域における生ごみ処理、積極的に拡大をしていこう、計画化していこうという、その方針は今ないのですか。27年度まではずっと先送りですか。お願いします。
  もう一つ、鷲宮、栗橋、菖蒲の区域においては、合併後に基本計画の中で取り組んでいくのだということ。そうすると、基本計画は3年ということが1つのめどになっているから、基本計画がつくられる3年ぐらい先までは取り組まないと。すべてはできてからと、基本計画ができてからという姿勢ですか。何かすべて合併で思考停止になってしまって、新たな取り組みはしない、すべて停滞する。管理者、これでは本当に合併による弊害ですよね。もう合併決まったのだから、私はその中でできることをやっていこう、できることを改善していこう。むしろ鷲宮、栗橋、菖蒲で合併して、その中でも部分的にでも、この2年、3年のうちにでも取り組んでいこう。せめて計画をつくっていこう。方針が出てくるならば進めていただきたいと思う。むしろ合併による成果を進めていただきたいと考えているのだけれども、3年以内にはやりません。久喜宮代衛生組合、現在の区域における拡大は27年度以降の話ですよ。本当に、逆に停滞ではないですか。おかしいと思いますよ。局長、そういうことなのかどうかお願いしたい。具体的に進めていく考えがあるのかないのか。ないならしようがないけれども、はっきり言ってください。管理者として、それでいいのかどうか。これは認識の問題、ご見解をぜひお願いしたいと思います。
  それから、現在の久喜市役所のごみの減量計画なのだけれども、衛生組合からは分別の徹底とか紙の減量とか、それから市役所による責任体制を明確にするように要請したということでした。具体的に久喜市役所における減量計画は、もう素案ぐらいはできているわけでしょう。そこら辺はつかんでいないのですか。まだ全然できていないという理解になりますか。もしつかんでいるのだったら、その内容を説明してください。その内容を聞きたいのですが。
  それから、負担基準についてです。私がここで聞いておきたいのは、もう具体的な中身は要らないです。ここで聞きたいのは、いずれ近いうちには、今まで2対1という明確な基準があった。だれが見てもわかりやすい、両方で合意できる、そういう基準があった。それが今度、かなり複雑になるのはやむを得ないのだけれども、何らかのわかりやすい固定的な基準としてつくっていこうという考えがあるのか。それはいつごろにできるというふうに思っているのか。それとも、それは無理だから、ずっと柔軟に状況に応じてどんどん、どんどん変動できる、そうしたものとして規程で置いておく考えなのか。それを聞きたいだけなのです。
  それで、議会の議決事項になっているということは、それなりのやっぱり重みと責任があるわけですよね、出すほうも審議するほうも議決するほうも。それが、確かにそれぞれの議会で審議の対象にはなるけれども、負担金を出すのだから。だけれども、議決するかしないか、その責任とは全然重みが違うはずなのです。本来は、私は議決事項にすべきだろうと思うのです。そのためには、きちっと固定的なものを目指すべきだと思うのです。そこのところを明確に聞いておきたいのです。お願いします。
議長(小河原 正君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  早野事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) 生ごみ堆肥化の区域拡大ということの内容でございますけれども、生ごみ堆肥化ということにつきまして、現在行っているものは4トン処理規模ということでございますので、地域、区域の拡大ということにつきましては、新たな施設が必要になるということが基本的なところでございます。この区域の新たな施設の整備ということについての取り組みということと一体となりますので、その前段となります規模の内容等がどの程度のものが適切で拡大処理していけるかということを含めまして、検討、研究をさせていただく部分が必要だということでご答弁申し上げておるわけでございますけれども、この内容につきまして、現在の久喜宮代衛生組合の範囲につきましても、当然久喜市、宮代町の区域に施設を整備するということでは行っていくということで、この方針を継続するということ。
  それから、3年以内にそれをさらに拡大、施設を整備できないかということにつきましては、20トン処理施設の規模ということになりますと、どの程度の面積等が必要かということ等もございますので、具体的に3年以内に施設整備が可能ということまでのことは困難であるというふうに考えております。
  それから、新区域の関係ですけれども、合併後の新区域の部分について、合併後に取り組んでいくのかということにつきましても、合併後の内容ということで、ごみ排出量の内容とか、そういったことも含めまして、新たな地域での取り組みということも進めていくということにつきましては、その進める時期ということにつきましては、ごみ処理基本計画を策定する中で、その生ごみの堆肥化の内容につきましても具体的にどのように進めていくかということを検討して策定するものと。それに基づいて進めていくということが必要ということで考えてございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 瀧口総務課長。
                 〔総務課長 瀧口郁生君登壇〕
総務課長(瀧口郁生君) 猪股議員さんの再々質問にお答えを申し上げます。
  減量計画の素案はある程度できているのかというふうなご質問でございますが、減量計画の策定に当たりましては、記載する数量の積算は、最終的には1品ごとの1年間の総排出量を職員数で除し、職員1人当たりの排出量を求めたものを基準として、平成22年減量計画の作成根拠にすればよろしいのかなというふうなことで考えているところでございます。
  続きまして、経費負担基準の関係でございますが、固定基準なのか変動なのかというふうなご質問でございますが、先ほどもご答弁させていただきましたとおり、焼却炉ですとか、し尿処理施設を含みまして、すべての事務事業が統合された場合は予算が一本化されることになりますことから、経費負担基準も固定化されるものであるというふうに考えております。それまでにつきましては、固定化できない状況もございますので、規程という形で進めのほうをさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(小河原 正君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(小河原 正君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、3月18日木曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、園部議会運営委員長からもご報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切り日は3月11日木曜日の正午までとなっております。具体的にページの指定されていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が速やかに答弁できるように、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(小河原 正君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午前11時13分