〇 招  集  告  示

久宮衛告示第2号

 平成18年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を次により招集する。

  平成18年3月9日

                       久喜宮代衛生組合管理者  田  中  暄  二

                   記

1 期  日  平成18年3月16日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室





                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(20名)
     1番   星  野  良  則  君      2番   内  田     正  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   川  野  昭  七  君      6番   鈴  木  精  一  君
     7番   高  岡  大  純  君      8番   中  野  松  夫  君
     9番   西  村  茂  久  君     10番   丸  藤  栄  一  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   原     進  一  君
    13番   福  垣  令  由  君     14番   角  田  礼  子  君
    15番   川  瀬  剛  三  君     16番   猪  股  和  雄  君
    17番   榎  本  和  男  君     18番   小 河 原     正  君
    19番   戸 ヶ 崎     博  君     20番   角  野  由 紀 子  君

不応招議員(なし)



平成18年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会 第1日

平成18年3月16日(木曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 仮議席の指定
 4 議長の選挙
 5 議席の指定
 6 会議録署名議員の指名
 7 会期の決定
 8 管理者提出議案の上程(議案第1号〜議案第3号)
 9 提案理由の説明
10 組合に対する質問
11 次会の日程報告
12 散  会


午前9時開会
 出席議員(18名)
     1番   星  野  良  則  君      2番   内  田     正  君
     3番   木  村  奉  憲  君      4番   加  藤  幸  雄  君
     5番   川  野  昭  七  君      6番   鈴  木  精  一  君
     7番   高  岡  大  純  君      8番   中  野  松  夫  君
     9番   西  村  茂  久  君     11番   飯  山  直  一  君
    13番   福  垣  令  由  君     14番   角  田  礼  子  君
    15番   川  瀬  剛  三  君     16番   猪  股  和  雄  君
    17番   榎  本  和  男  君     18番   小 河 原     正  君
    19番   戸 ヶ 崎     博  君     20番   角  野  由 紀 子  君

 欠席議員(2名)
    10番   丸  藤  栄  一  君     12番   原     進  一  君

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者   田  中  暄  二  君    副管理者   榊  原  一  雄  君
   収 入 役   樋  口  純  一  君    参  与   浅  子  秀  夫  君
   参  与   栗  原     聡  君    参  与   岡  部  年  男  君
   参  与   新  井  春  夫  君    事務局長   早  野  正  夫  君
   総務課長   伊  藤  孝  治  君    業務課長   諏  訪  信  雄  君
   総務課長                    業務課長
          石  井  信  幸  君           伊  東  雅  夫  君
   補  佐                    補  佐
   業務課長
          金  井     誠  君    施設係長   内  田  久  則  君
   補  佐

 本会議に出席した事務局職員
   総務課長
          野  本  俊  男       書  記   近  藤  初  江   
   補  佐
   書  記   日 下 部  栄  子                           


    ◎開会の宣告                          (午前 9時00分)
副議長(戸ヶ崎 博君) おはようございます。宮代町議会選出議員の辞職に伴い、議長が不在でございます。副議長が進行役を務めさせていただきます。しばらくの間、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
  ただいまの出席議員は18名でございます。
  なお、10番、丸藤栄一議員、12番、原進一議員からは、欠席の届け出がなされております。
  定足数に達しておりますので、これより平成18年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を開会いたします。

                                           

    ◎開議の宣告
副議長(戸ヶ崎 博君) 直ちに本日の会議を開きます。

                                           

    ◎議事日程の報告
副議長(戸ヶ崎 博君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。

                                           

    ◎仮議席の指定
副議長(戸ヶ崎 博君) 日程第3、仮議席の指定を行います。
  宮代町議会選出議員の辞職に伴い、改選が行われましたので、議事の進行上、仮議席を指定いたします。
  ただいまご着席の議席を指定いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(戸ヶ崎 博君) ご異議なしと認めます。
  ただいまご着席の議席を仮議席に指定いたします。

                                           

    ◎自己紹介
副議長(戸ヶ崎 博君) お諮りいたします。
  初対面の方もおありのようですから、皆さんに簡単な自己紹介を自席でお願いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(戸ヶ崎 博君) ご異議ないものと認め、仮議席1番の星野議員から順にお願いをいたします。
                 〔以下、議員自己紹介〕
副議長(戸ヶ崎 博君) 大変にありがとうございました。

                                           

    ◎議長の選挙
副議長(戸ヶ崎 博君) 去る2月23日付で、角野議長から辞職願が提出をされました。同日、私の方でこれを許可いたしました。ただいま議長の席が空席になっております。
  日程第4、これより久喜宮代衛生組合議会議長の選挙を行います。
  選挙の方法につきましては、投票または指名推選のいずれの方法といたしましょうか。
                 〔「指名推選」と言う人あり〕
副議長(戸ヶ崎 博君) 指名推選という声がございましたので、選挙の方法は指名推選といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(戸ヶ崎 博君) ご異議ないものと認め、議長において指名することに決しました。
  議長に角野由紀子議員を指名いたします。
  お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました角野由紀子議員を議長の当選人と決定することにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(戸ヶ崎 博君) ご異議なしと認めます。
  ただいま指名いたしました角野由紀子議員が久喜宮代衛生組合議会議長に当選をされました。
  ただいま議長に当選されました角野由紀子議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知をいたします。
  角野由紀子議員、議長に当選されました。

                                           

    ◎議長就任のあいさつ
副議長(戸ヶ崎 博君) 議長に当選されました角野議員の就任のごあいさつをお願いいたします。
                 〔議長 角野由紀子君登壇〕
議長(角野由紀子君) ただいま皆様のご推挙をいただきまして議長に就任いたしました角野由紀子でございます。大変身に余る光栄でございますが、微力ではございます。皆様のお力をおかりいたしまして、議会運営円滑にしてまいりたいと思います。皆様のご指導、ご鞭撻よろしくお願いいたします。
  簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。
副議長(戸ヶ崎 博君) ありがとうございました。以上で議長の選挙を終了いたします。
  ここで議長と交代をいたします。皆様にはご協力まことにありがとうございました。
  ここで暫時休憩をいたします。

    休憩 午前 9時06分

    再開 午前 9時10分

                 〔副議長、議長と交代〕
議長(角野由紀子君) 再開いたします。

                                           

    ◎議席の指定
議長(角野由紀子君) 日程第5、議席の指定を行います。
  議席は、会議規則第4条第1項の規定により、議長において指定いたします。
  議席は、仮議席を本議席に指定いたします。
  なお、慣例によりまして、20番・議長席、19番・副議長席となっております。
  ここで暫時休憩いたします。

    休憩 午前 9時10分

    再開 午前 9時11分

議長(角野由紀子君) 再開いたします。

                                           

    ◎会議録署名議員の指名
議長(角野由紀子君) 日程第6、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において
  8番  中 野 松 夫 議員
  9番  西 村 茂 久 議員
 を指名いたします。

                                           

    ◎会期の決定
議長(角野由紀子君) 日程第7、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
                 〔議会運営委員長 内田 正君登壇〕
議会運営委員長(内田 正君) おはようございます。第1回定例会について、3月9日及び3月16日に議会運営委員会を開催をいたしました。その結果の概要につきましてご報告を申し上げます。
  今定例会に提出される議案は、管理者提出議案が3件予定されております。なお、追加議案として、久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、及び議員提出として、久喜宮代衛生組合議会の議員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の2議案につきまして予定をされているとのことでございます。会期の日程につきましては、本日3月16日から3月27日までの12日間と決定いたしました。
  また、今定例会の議案質疑書の締め切り日につきましては、既に副議長名でご通知したとおり、3月22日水曜日の正午までとすることで決定をいたしましたので、ご報告を申し上げます。
  なお、宮代町議会選出議員10名の辞職に伴いまして欠員となっておりました議会運営委員会委員には、加藤議員、川野議員、西村議員の3名が選出され、副委員長には西村議員が選任されておりますので、あわせてご報告を申し上げます。
  そのほか議会運営委員会の中で議員定数の見直しについて話題になりましたことをご報告を申し上げます。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) お諮りします。
  今定例会の会期は、委員長のご報告どおり、本日3月16日木曜日から3月27日月曜日までの12日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(角野由紀子君) ご異議なしと認めます。
  よって、会期は12日間と決定いたしました。
  なお、今定例会の議案質疑書の締め切り日については、既に副議長名で通知したとおり、3月22日水曜日の正午までとすることで決定をいたしておりますので、あわせてご報告をいたします。

                                           

    ◎管理者提出議案の上程
議長(角野由紀子君) 日程第8、管理者提出議案の上程ですが、議案第1号から議案第3号までを一括上程し、議題といたします。

                                           

    ◎提案理由の説明
議長(角野由紀子君) 日程第9、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いいたします。
                 〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。本日、平成18年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、ご健勝にてご参会を賜りご審議いただくことを厚く御礼申し上げます。
  それでは、本定例会の開会冒頭に当たりまして、平成18年度の組合運営に関する基本的な考え方、また予算面に盛り込まれました主な施策につきましてご説明を申し上げます。
  昨年海外では、大地震や巨大ハリケーンなど天災による被害が各国で相次ぎ、連続国際テロや北朝鮮の核開発問題をめぐる6カ国協議なども国内外で大きく取り上げられました。国内では、愛知万博が盛況のうちに幕を閉じた一方で、大惨事となった電車転覆事故やアスベスト被害、子供への凶悪犯罪などが大きな社会問題となった年でもありました。
  ところで、我が国はデフレ経済が続く中で、急激ともいえる少子高齢化や本格的な地方分権社会の到来、構造改革の進展など時代の大きな転換期を迎えております。また、地方におきましても、右肩上がりの経済は終えんを迎え、少子高齢化による人口減少社会の到来により、成長、拡大を前提とする従来型の社会システムは立ち行かなくなり、国、地方、民間も大きく変革を迫られております。国と地方ともに、小さくて効率的な政府への転換が時代の要請となり、官から民へ、国から地方へといった流れにつながるものと認識をしております。
  このような社会情勢の中、地方財政は税制改正の影響や景気回復の兆しがあらわれてきているとはいえ、国の三位一体の改革による国庫補助金や地方交付税の削減などが影響し、財政運営は極めて厳しい状況にあります。当組合の運営におきましても、主要な財源が構成市町からの負担金でございますことから、厳しい財政運営であることに変わりはございません。引き続き財政運営の基本である最少の経費で最大の効果が得られますよう、職員の一人一人が創意と工夫をもって事業に取り組んでまいる所存でございます。
  それでは、組合事業につきましてご報告をさせていただきます。まず、生ごみ堆肥化につきましては、当初さまざまな問題が発生して堆肥化が進まないという状況もございましたが、専門委員会や県専門家などのアドバイスをいただきながら対策を講じてまいりました結果、実証期間の3年目を迎え、当初の目標であった台所資源、生ごみだけの堆肥づくりが達成できる見通しとなってまいりました。また、本年3月下旬には、埼玉県農林総合研究センターから堆肥の検査結果報告と施用マニュアルが提示される運びとなっておりまして、平成18年度におきましては久喜市、宮代町の農家の方々にお願いをし、この施用マニュアルに基づき、実際に生産農地で施用していただく予定でおります。あわせまして、堆肥化施設、大地のめぐみ環境センターにつきましては、3月20日をもちまして保証期間が満了となりますので、今後は現在までの稼働データを精査し、その成果を検証してまいりたいと考えています。生ごみの堆肥化につきましては、当初予定したことより時間がかかってしまったという経過がありますけれども、平成18年度におきましては生ごみ堆肥化の特徴を考慮し、農家の皆様方に喜んで使ってもらうためにはどのような方策が必要なのかなどの研究、検討をしていただくために、引き続き新たな委員会を設置をいたしまして、全量堆肥化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えています。
  次に、焼却炉の改修の関係でございます。この件につきましては、施設の状況が判明した時点で速やかにお知らせしたいとのことから、昨年の11月30日の衛生組合全員協議会において改修のご報告を申し上げましたところでございます。今回の改修工事などにつきましては、排ガス処理設備の更新工事を行うとともに、現在の2号炉を主体とした焼却炉の大規模な改修を実施することにより、安全かつ安定したごみの焼却処理を行おうとするものでございます。現在までの改修内容や経費の検証、管理委託の方法などにつきましては、焼却炉排ガス高度処理設備・2号炉ほか大規模改修及び運営事業仕様書の取りまとめを行いましたところでございます。なお、契約方法につきましては、PFIも含め、現在最終的な詰めを行っている段階でございまして、確定するまでには至っておりませんけれども、衛生組合にとって有利で透明性の高い方法を検討しているところでございますので、いましばらく時間をいただきたいと存じます。今回の改修によりまして、ダイオキシン類の発生量が一段と抑制をされ、周辺住民の皆様にはより安全、安心な環境が提供できるものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  衛生組合では、引き続き環境への負荷をできる限り制限をし、持続的発展が可能な環境に優しい自然循環型社会の構築を目指してまいりますので、議員の皆様におかれましても組合事業がさらに発展しますよう、ご指導、ご鞭撻をお願いを申し上げます。
  それでは、本定例会にご提案申し上げておりまする3議案の説明を申し上げます。まず、議案第1号 平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計予算についてのご説明を申し上げます。別冊で調製をしてございますので、ごらんいただきたいと存じます。1ページでございます。歳入歳出予算、債務負担行為、一時借入金及び歳出予算の流用の4条から成っております。平成18年度は、歳入歳出予算の総額を19億1,200万円と定めるものでございます。
  次に、債務負担行為の関係でございますけれども、予算書の3ページにございますように、焼却炉排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修及び運営事業でございます。期間は、平成18年度から平成27年度まで、限度額は28億4,005万8,000円を予定しております。
  それでは、歳入の主なものにつきご説明をいたします。第1款分担金及び負担金でございます。平成18年度の負担金といたしまして、17億5,290万円を計上してございます。内訳ですが、久喜市が11億6,860万円、宮代町が5億8,430万円となっています。
  次に、第2款使用料及び手数料でございます。6,727万6,000円を計上してございます。事業系のごみ処理手数料、一般家庭から排出されまする粗大ごみ処理手数料並びにし尿処理手数料を見込んでおります。
  続いて、歳出の主なものにつきご説明を申し上げます。1点目といたしまして、事業系ごみ処理手数料及びし尿処理手数料などの見直しに向けて審議する廃棄物減量等推進審議会の委員の謝礼を計上しております。
  2点目といたしまして、冒頭でも申し上げました焼却炉排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修及び運営事業について、債務負担行為を設定させていただいたところでございます。
  以上が平成18年度予算の主な事業でございます。
  次に、議案第2号 埼玉県市町村職員退職手当組合の規約変更についてでございます。本庄市及び児玉町が合併して本庄市となったこと、都幾川村及び玉川村が合併してときがわ町となったこと並びに都幾川村及び玉川村の合併に伴いまして、都幾川・玉川水道企業団が解散したことによりまして、埼玉県市町村職員退職手当組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものでございます。
  次に、議案第3号 久喜宮代衛生組合議会選出の監査委員に欠員が生じ、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、久喜宮代衛生組合規約第12条第2項の規定により、この案を提出するものでございます。氏名、榎本和男、住所、宮代町和戸4丁目11番23号、生年月日、昭和21年7月9日生まれでございます。
  以上が本定例会に上程いたしまする議案3件でございます。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) お諮りします。
  これからの議案第2号から第3号まで、補足説明を省略してよろしいでしょうか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(角野由紀子君) では、省略いたします。
  次に、議案第1号についての補足説明を求めます。
  事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) おはようございます。それでは、本定例会にご提案申し上げます議案につきまして、補足説明を申し上げます。
  議案第1号 平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計予算について補足説明を申し上げます。別冊で調製してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
  まず、予算書の1ページでございます。平成18年度の予算の総額を19億1,200万円と定めるものでございます。前年度当初予算と比較いたしまして6,400万円、3.5%の増となってございます。
  次に、第2表、債務負担行為の関係でございます。予算書の3ページにございますように、焼却炉排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修及び運営事業といたしまして、期間が平成18年度から平成27年度までの債務負担行為を設定させていただくものでございます。限度額につきましては、28億4,005万8,000円でございます。
  それでは、事項別明細書に従いまして説明をさせていただきます。6ページ、7ページをお開きいただきたいと存じます。まず、1款分担金及び負担金、1項負担金でございますが、17億5,290万円を計上してございます。前年度と比較いたしまして4,740万円、2.8%の増となっております。この負担金につきましては、衛生組合規約第13条の規定に基づき、久喜市が3分の2、宮代町が3分の1の負担割合であることから、説明欄にございます額となってございます。
  次に、第2款使用料及び手数料、1項手数料でございます。6,727万6,000円を計上してございます。前年と比較いたしますと204万6,000円、3.1%の増となってございます。1目塵芥処理手数料につきましては5,883万7,000円でございまして、前年度と比較いたしますと222万5,000円、3.9%の増となっております。3目許可申請手数料につきましては、前年度と比較し13万5,000円の減となっております。これは、許可申請の時期が2年に1回によるものでございます。
  続きまして、3款財産収入、1項財産売払収入でございます。4,589万4,000円を計上してございまして、前年度と比較いたしまして1,495万4,000円、48.3%の増となってございます。これは、新聞、雑誌、段ボール等の紙類及びアルミの単価見直しによるものでございます。
  次に、8ページ、9ページをお願いいたします。5款諸収入、2項雑入につきましては43万円を計上しております。前年度と比較いたしまして30万円の減となっております。これは、一般臨時職員の減員により、雇用保険料戻し入れが減となっているものでございます。
  以上が歳入関係でございます。
  次に、10ページ、11ページをごらんいただきたいと存じます。歳出につきましてご説明申し上げます。まず、第1款の議会費でございますが、350万5,000円を計上してございます。これは、議会活動に要する経費でございまして、議員20名の報酬、議会開催に伴う費用弁償、会議録の調製を初め、調査研究のための先進地視察の関係経費を計上させていただいております。
  次に、2款総務費、1項総務管理費でございます。まず、1目の一般管理費につきましては、2億736万3,000円でございます。前年度と比較いたしまして364万3,000円、1.7%の減となってございます。これは、平成17年度における給与改定等によるものでございます。この一般管理費につきましては、管理者等の報酬、事務職員19人の給与等の人件費のほか、衛生組合全般にわたる事務経費を計上させていただいているところでございます。
  新規事業といたしましては、8節報償費の説明欄にございます廃棄物減量等推進審議会委員謝礼として50万4,000円を計上してございます。この審議会では、事業系ごみ手数料、し尿処理手数料等の見直しについてご審議をいただくものでございます。
  次に、14ページ、15ページをお願いいたします。2目の財産管理費でございます。7,855万7,000円を計上させていただいておりまして、財産管理費につきましては、衛生組合の財産にかかわる光熱水費、維持管理費が主たる経費でございます。
  新規事業といたしまして、13節委託料の説明欄、一番下にございますけれども、庁舎管理棟石綿含有建材調査業務として61万3,000円計上してございます。これは、庁舎管理棟で使用している建材につきまして、アスベスト含有の有無を調査し、対策を検討するものでございます。
  次に、18節備品購入費の説明欄でございます。普通車から軽自動車への買いかえのための100万円を計上してございます。
  次に、3目公平委員会費並びに2項監査委員費につきましては、前年と比較し減額となってございますが、これは視察研修等を取りやめたことによるものでございます。
  次に、16ページ、17ページをごらんください。3款衛生費でございます。1項清掃費、1目清掃総務費につきましては、2億8,087万6,000円を計上してございます。前年度と比較いたしまして4,623万3,000円、14.1%の減となってございます。減額の主な理由といたしまして、一般管理費においてご説明申し上げました企業会計等及び臨時職員の任用期間の満了によるものでございます。この清掃総務費では、再任用職員1人を含む現業職員26人の給料、職員手当、臨時職員の賃金等の人件費を初め、ごみ、し尿処理手数料の事務関係の諸経費、収集管理システムの賃借料等を計上してございます。
  また、11節需用費説明欄、上から2番目でございますが、印刷製本費につきまして、管内住民からのご意見、ご要望を踏まえまして、資源回収、ごみ収集分別日程表の改良版を作成いたしまして、平成19年度から配布するための作成費用として250万円計上してございます。
  18節備品購入費の説明欄の生ごみ堆肥施用圃場看板として38万4,000円計上してございます。これは、久喜地区及び宮代地区の10カ所に生ごみ堆肥施用圃場看板を設置するものでございます。
  次に、18ページ、19ページをごらんいただきたいと存じます。2目塵芥処理費でございます。11億2,598万円を計上させていただいております。前年度と比較いたしますと7,205万8,000円、6.8%の増でございます。この塵芥処理費では、資源及びごみの収集経費、処理関係施設の維持管理費、維持補修費、最終処分に要する経費などを計上してございます。
  新規事業といたしましては、13節委託料の説明欄の下から7番目の粗大ごみ処理施設精密機能検査業務といたしまして、163万2,000円を計上してございます。これは、廃掃法の規定により、3年に1回施設の検査を実施することが義務づけられているものでございます。
  同じくその下段に再商品化業務として47万9,000円計上してございますが、これは容器包装リサイクル法に基づく有色瓶の再商品化費用を計上してございます。
  次に、20ページ、21ページをごらんいただきたいと存じます。13節の委託料の説明欄、上段にございますけれども、焼却炉排ガス高度処理設備整備・2号炉ほか大規模改修及び運営事業といたしまして3億1,556万2,000円計上してございます。その主な事業内容でございますが、初めに排ガス処理設備といたしまして、老朽化した現在の1号、2号炉の電気集じん器をろ過式電気集じん器バグフィルターに変えるものでございます。それに伴いまして、燃焼ガス冷却設備、ガス冷却室減温塔の更新工事とあわせまして、電気設備を含めた現在の2号炉を主体とした大規模な改修と建屋の耐震補強工事を実施しようとするものでございます。また、施設の運転管理面につきましては、人事面及び経済性などを検討し、委託更新時に切りかえるものでございます。この事業を実施することにより、安全かつ安定したごみの焼却処理の維持向上を行うこととしたものでございます。なお、契約方法につきましては、冒頭で管理者が申し上げましたとおり、PFIも含め、現在最終的な詰めを行っている段階でございます。衛生組合にとって有利で透明性の高い方法を検討しておりますので、よろしくお願い申し上げます。
  同じく中段にございます焼却炉改修に伴う排ガス中ダイオキシン類測定業務に252万円を計上してございます。大規模改修中におけるダイオキシン類の不安を解消するため、月単位で測定をする業務でございます。
  次に、15節工事請負費の説明欄、中段の生ごみ堆肥化処理施設整備工事でございますが、建設から3年間が経過いたしまして、定期的な整備工事として3,299万1,000円を計上してございます。
  次に、3目し尿処理費でございます。1億1,092万8,000円の計上をさせていただいております。前年度と比較いたしまして876万6,000円、8.6%の増でございます。これは、し尿についての収集運搬及びし尿処理施設の維持管理、維持補修、最終処分に要する経費を計上してございます。
  主な新規事業といたしまして、13節委託料の説明欄、下段のし尿処理施設精密機能検査業務として227万3,000円、し尿収集業務につきましては現業職員の減員により、現在の一部委託から全面委託に切りかえることにより増額してございます。
  次に、15節工事請負費につきましては、施設の機能維持のための整備費を計上してございます。
  次に、22ページ、23ページをごらんください。4款公債費でございます。1項公債費、1目元金につきましては、8,700万6,000円でございまして、前年度と比較いたしまして3,596万5,000円、70.5%の増となってございます。増額の理由といたしましては、平成14年度と平成15年度に借り入れいたしました生ごみ堆肥化処理施設建設事業分の元金償還が開始されるものでございます。
  次に、2目利子につきましては763万4,000円でございまして、前年度と比較いたしまして117万6,000円、13.4%の減となってございます。平成12年度に借り入れいたしました清掃運搬施設整備事業収集車分の償還が完了したことによるものでございます。
  次に、5款諸支出金でございます。1項諸費、1目過誤納還付金に、昨年度と同様1,000円を計上してございます。これは、ごみ及びし尿の処理手数料につきまして、過誤納金についての還付措置をするための科目設定ということで計上させていただいております。
  次に、6款予備費でございますが、こちらも昨年と同様に1,000万円を計上させていただいております。
  以上が議案第1号 平成18年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(角野由紀子君) 以上で提案理由の説明を終わります。
  ここで休憩いたします。休憩時間は、9時50分までといたします。

    休憩 午前 9時40分

    再開 午前 9時50分

議長(角野由紀子君) 再開いたします。

                                           

    ◎組合に対する質問
議長(角野由紀子君) 日程第10、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告書順にお受けいたします。
  最初に、榎本議員、お願いします。
                 〔17番 榎本和男君登壇〕
17番(榎本和男君) おはようございます。議席17番、榎本です。焼却炉の改修に関して質問させていただきます。
  11月30日の衛生組合議員全員協議会において、約18億5,000万円の規模の焼却炉の大規模改修工事の説明がありました。平成14年に一般廃棄物処理基本計画が策定され、そこで新設炉建設が予定され、19年稼働とのことでしたが、計画は大幅におくれております。新設炉が稼働するまで、現在の焼却炉を使用せざるを得ず、今回の大規模改修になったと思われますが、仮に今着工に向けて動いたとしても、稼働までは五、六年かかると思われることから、この先10年を見据えての改修工事と思います。
  そこで伺いたいのは、費用対効果という点です。ごみ処理に関しては、取り組む姿勢、意識が大切であり、金銭だけでは判断できませんが、あえて費用対効果について伺いたいと思います。過日組合議会の視察研修におきまして、寄居町の埼玉県環境センターを訪れました。そこで、埼玉県のPFI事業として、建設中のオリックス資源循環株式会社の熱分解ガス化改質施設を見学いたしました。この施設は、本年6月稼働開始予定とのことで、廃棄物を完全リサイクル、100%再資源化、最大8,000キロワットの余剰電力を買電するということで、ほぼすべての廃棄物物品を受け入れることができ、廃プラスチックも受け入れるとのことです。仮にこの施設で委託処理した場合と、今度の改修工事との費用の比較はどのようになるのか。炉の改修の場合は、仮に10年を見込んで改修したとすると、途中で新設炉ができ、稼働した場合は、その先の部分がある意味むだになると思われます。委託の場合は、そのようなことは起きないと思われます。それらを踏まえた上で、改修工事費用の焼却費用と毎年度のランニングコスト、最終処分費用、さらにはプラスチック固形燃料化業務委託料も含まれると思いますが、それらトータルの費用と、新設炉建設までオリックス資源循環株式会社の施設に委託した場合、それにはストックヤード施設の建設の必要や輸送の問題点もありますが、とりあえず大まかな費用の比較を伺うものです。
  以上よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 榎本議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) おはようございます。それでは、榎本議員さんの焼却炉の改修について、寄居町の施設で受け入れた場合の費用負担と改修費用の比較ということにつきましてお答え申し上げます。
  平成16年度の燃やせるごみの収集量は1万9,699トンでございまして、オリックス資源循環株式会社から提示された運搬費用を含む1トン当たりの処理見積もり費4万7,250円で計算をいたしますと、年間約9億3,000万円となり、10年間では93億円程度になるものと見込まれます。また、処理委託に際しては、現在の小さい収集車で寄居町まで搬送することはコスト的にも高額になるため、組合周辺に大型車両への積みかえ施設やごみの一時保管場所の建設が必要となります。これにつきまして試算をいたしましたところ、約4,000平方メートルの敷地と、保管により発生する汚水処理設備や脱臭設備の建設費として約5億円程度が必要になりますので、合わせて98億円の経費がかかるものと見込まれます。
  一方、改修工事をした場合でございますが、改修費用として18億5,000万円、事務費を含めますと21億6,400万円程度、運転委託の経費として年間1億円、今後10年間では10億円、燃料費や電気代の光熱費として年間1億6,000万円、今後10年間では16億円、今後10年間の点検整備費として約8億9,600万円、焼却灰の処理費として年間9,700万円、今後10年間では9億7,000万円、廃プラスチックの方につきましては、リサイクルということで今回は計上させていただいておりません。これらを合計いたしますと66億3,000万円が見込まれます。
  このようなことから、改修工事を実施した場合には、処理委託に比べて約31億7,000万円ほど安くなるというふうに見込んでございます。よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  榎本議員。
                 〔17番 榎本和男君登壇〕
17番(榎本和男君) 再質問いたします。
  今の答弁ですと31億7,000万円の差ということで、廃プラスチックも寄居町の方ですと受け入れてもらえるということで、大体差はそれほどでもなくなるのではないかと思います。さきの質問しましたら、日々ごみ処理の技術も日進月歩で進んでおります。取り巻く環境も変化しておりますので、全員協議会においてはお言葉のような比較検討の話がなかったわけです。そうしたことも含めて、どちらを選択するのか。今余り差がなかったわけですから、これに差があった場合はどちらを選択するのかというような比較検討議論も必要となったと思われますので、その点に関して今後もこういったことについては、いろんな考えをまとめた上で検討することが大事だと思いますので、その点について伺いたいと思います。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 榎本議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再質問にお答え申し上げます。
  実際経費がかかった場合につきまして、31億7,000万円ほど安くなるということで試算をしたわけでございますが、現在のごみ処理基本計画では、平成15年から28年度までの15年間が計画期間ということになっております。この間に、おおむね5年ごとにいろんな条件を踏まえて見直すということになっておりますので、先ほどご指摘をいただきましたように、ごみ処理行政を進める上ではいろんな変化がございますので、そうした条件を考えまして、今後実施してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 榎本議員、再々質問をお受けいたします。
                 〔17番 榎本和男君登壇〕
17番(榎本和男君) 再々質問いたします。
  今のご答弁で大体理解するものですが、基本計画では炉は最新技術の焼却炉を建設するとうたっております。今現在では、さきのこの間視察したガス化改質施設も最有力の施設ではないかと思われます。そうした技術革新や取り巻く環境の変化を考慮しながら、生ごみの堆肥化と炉の建設がリンクしている現状を踏まえて、今回の炉の改修はいわゆる一時しのぎでありますので、生ごみの堆肥化をどう結びつけるか。すべての廃棄物を再資源化できるとされるガス化改質施設等が生ごみの堆肥化をどう結びつけるか。すべて堆肥化できればいいわけですが、その中ですべてを再資源化できるガス化溶融炉、ガス化改質施設ができているわけです。その辺を、どの辺のところで折り合いをつけるかということも含めて基本計画を建設する必要があると思われますので、その点について再度お伺いしたいと思います。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 榎本議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再々質問にお答え申し上げます。
  生ごみの堆肥化について、炉のガス化溶融炉とどういう形でリンクをするかということでございますが、現在の焼却行政につきましては、いわゆる資源化と焼却ということで、すべてを燃やす方法と、なるべく資源化をして循環型社会をつくろうということの方向で進んでございます。衛生組合でご審議をいただきまして作成いたしましたごみ処理計画につきましては、この後者の方の、なるべく資源化をして循環型社会をつくっていきましょうというようなスタンスで衛生組合の方で作成をされたものでございます。そういったことを考えますと、すべて生ごみ堆肥も含めて焼却ということではなくて、資源化を進めながら、兼ね合いを検討しながら、皆さんの意見を聞いてごみ処理を進めていくということになると思いますので、ぜひご理解いただきたいというふうに思います。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 以上で榎本議員の質問を打ち切ります。
  次に、飯山議員、お願いいたします。
                 〔11番 飯山直一君登壇〕
11番(飯山直一君) 11番、飯山です。通告書に従いまして質問させていただきますので、よろしくご答弁のほどお願いいたします。
  まず、県施設を活用した生ごみ堆肥化についてお伺いいたします。久喜宮代衛生組合では、田中管理者や榊原副管理者の強いリーダーシップのもとに、他市町に先駆けて生ごみの全量堆肥化に取り組んでおり、環境に優しい資源循環型のごみ処理行政推進を実践した先駆的な試みとして大変評価をいたしております。私ども衛生議員も堆肥化の勉強をさせていただいておりますが、このことに関連して、さきの1月の視察研修では埼玉県の彩の国資源循環工場にある生ごみ堆肥化施設を視察させていただきました。衛生組合では、今後全量堆肥化を目指して事業を進めておりますが、現在の厳しい財政状況では新たな施設の建設も難しい状況と考えられますので、全量堆肥化の一環として、こうした県の施設を活用した堆肥化の推進を試験的にでも実施したらどうかと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。
議長(角野由紀子君) 飯山議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、飯山議員さんの県施設を活用した生ごみ堆肥化についてのご質問にお答え申し上げます。
  生ごみ堆肥化事業につきましては、モデル地区の皆様を初め、各専門委員会の委員の方々を初めとする多くの関係者のご協力をいただきまして、実証プラントでの安定的な堆肥の生産に見通しがついてまいりました。今後は県農林総合研究センター試験結果報告を踏まえまして、詳細に検証を行いまして、全量堆肥化へ向けて事業を進めてまいりたいというふうに考えております。
  こうした中で、彩の国資源循環工場内の生ごみ堆肥化工場、株式会社アイル・クリーンテックの活用でございますが、前回ごみ処理基本計画が策定されました平成13年には、こうした施設が建設されることは見込んでおりませんで、計画の中では委託施設の活用は想定されておりませんでしたが、埼玉県でも積極的に推進している事業でもあり、また全量堆肥化を進める上では選択肢の一つとして活用することも必要と考えています。このようなことから、平成18年度におきましては、会社側と搬送方法、経費について協議を行いまして、試験的に生ごみの堆肥化を実施していきたいというふうに考えています。よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  飯山議員。
                 〔11番 飯山直一君登壇〕
11番(飯山直一君) 再質問させていただきます。
  この実証をプラントをつくるというか、計画の段階では、社会的背景として合併の問題はなかったですね、まだ。ですから、ここで久喜宮代衛生組合だけが堆肥化を進めて、将来的に合併になった場合、これをそのままやっていくのかというのを、私は疑問をちょっと感じているのです。やはり合併もすぐというわけにいかないでしょうけれども、その辺も視野に入れた、今後もするためには、やはりそういう県の施設を利用してやったらどうかという、私は思ったのです。
  それで、財政的にも大変難しい状況だということですので、ちょっと復習の意味でお伺いしたいのですが、久喜に1カ所、それと宮代に1カ所と、こういうことになっていると思うのですが、金額が用地買収費は別で、プラント建設どのくらいおのおのかかるのか、その辺を教えていただきたいと思います。
  なお、この金額が確かに大きくなると思いますが、私は今現在全力投球しなくてはいけないのは炉の大改修だと思いますので、その辺もあわせてご答弁いただければと思います。お願いします。
議長(角野由紀子君) 飯山議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再質問にお答え申し上げます。
  堆肥化施設の金額はどのぐらいかかるのか、新設炉はどうなのかというご質問でございましたが、現在堆肥化施設の方全部で3カ所見込んでおりまして、1カ所は現在の実証プラントということになります。もう一カ所は、久喜市の方で15トン規模、宮代町の方で10トン規模、これらを合わせまして45億円程度の予算を見込んでございます。また、新設炉でございますが、こちらの方は72トン規模のものということで、65億円程度の予算を見込んでございます。これらを合わせますと、約110億円規模ということで、工事につきましてはそのような見込みをしているという状況でございます。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 以上で飯山議員の質問を打ち切ります。
  次に、加藤幸雄議員、お願いいたします。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) 議席4番の加藤です。通告書に従いまして順次伺ってまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  質問事項1番ですけれども、一般廃棄物処理基本計画と焼却炉の新設について伺いたいと思います。当衛生組合の一般廃棄物処理基本計画が平成14年に策定をされました。その中の中間処理計画では、重点施策として、@、環境負荷の少ない最新技術の焼却炉を現在地周辺に建設します、A、厨芥類の堆肥化施設を分散配置します、B、減量化、資源化の拠点となるリサイクルプラザを建設しますとあります。今のところでありましたように、Aの厨芥類分散配置については、当局では3カ所を考えているということらしいのですが、そのそれぞれの建設スケジュールなのですが、新設焼却炉、それと生ごみの堆肥化施設及び新規の粗大ごみ処理施設の建設スケジュールは、平成18年度に工事を終えまして、19年度には稼働する、こういう計画になっております。ところが、さまざまな事情があるのでしょうが、新設焼却炉、分散堆肥化施設とも、現在のところ計画から既に3年もおくれを来しておりまして、いつ着手できるのか、いつ稼働できるのか見通しさえ立っておりません。新規の粗大ごみ処理施設は、新設の焼却炉と併設をするということですから、これは同じことです。私は、当局は一般廃棄物処理基本計画に沿った事業実施を何としても追求していくべきと考えます。そこで、(1)としましては、新設炉計画の現在までの経過を改めて説明いただきたいのと、今後についてどうしていこうとしているのか、お考えを明らかにしていただきたいのであります。
  それから、11月30日の臨時議会後の全員協議会において、突然ごみ処理施設整備事業の概要について説明をされました。1年以上の工事期間、工事費だけでも約18億5,000万円ほどの大きな費用をかけて大規模改修を行いたい。委託についてはPFI等も考えているということで、先ほどのご説明もございました。理由としては、施設の老朽化が進んでいることのようでありました。この工事が実施をされれば、現在の焼却炉の大規模なリフォームとなります。かなりの年数にわたって延命になろうかと思われます。先ほども触れたとおり、新設焼却炉は今でも3年おくれて先行きもわからない。そこで、現在の炉の大幅延命を図って、安定かつ安全なごみ処理をしていくために大改修だ、そういう理由づけのようであります。そこで、(2)として、しかしそれでは新設炉建設計画、つまり基本計画から軌道修正することにならないでしょうか。この点について、明快なお答えをいただきたいと思います。
  新設炉を現在地周辺に建設することも含め、関連施設を建設することなど10項目にわたる合意が宮代台自治会と衛生組合の間で取り交わされて、一部に実現した項目もございますけれども、まだ多くが実現されずに交渉が続けられていると聞いております。今回の大規模改修計画が実施されていくとすれば、それだけ最新技術の新設炉を建設するという計画の実現が先送りされるのではないか、合意はどうなるのか、疑問や不安が生まれています。そこで、(3)として、周辺自治会と衛生組合の合意はどうなるのでしょうか。お考えをお示しいただきたいと思います。
  質問事項2番に入ります。現在の焼却炉の大規模改修計画についてであります。質問事項1番の最後で述べましたように、我々議員がこの計画について知らされたのは11月30日の全協の中でございました。本当に突然出してきたとの感が否めません。三機工業へ、いつどのように改修提案を出すように要請したのか。いつごろから提案を受けて、内部でどう検討してきたのか。経過が極めて不透明で、我々には判断材料がほとんど示されておりません。そこで、(1)として、計画はいつから検討してきたのか、経過を追って説明をいただきたいのであります。
  (2)番、なぜ三機工業株式会社1社だけから提案になったのか。普通このような大きな支出が予想される場合には、何社からも提案書を出してもらったり見積書を出してもらったりするのではないでしょうか。その点について、なぜ三機工業株式会社1社だけからの提案なのかご説明をいただきたいと思います。
  (3)、随意契約をお考えのようでありますけれども、その理由についてお示しください。
  (4)、工事実施と予算が決まる前に、既に業者名が出されています。行政の公平性、透明性はこれで確保できるのでしょうか。お答えください。
  (5)、このような大きな投資となるために、PFI方式も検討といいますけれども、このPFI方式導入には厳密な検証、評価を要すると聞いております。その検討はどう行っているのでしょうか。お答え願いたいと思います。
  (6)、改修計画の提案者であり、工事業者として予定されている三機工業株式会社でありますが、この会社は防衛施設庁発注の工事にかかわる談合が発覚をして、2月20日に14カ月の指名停止を受けたと聞いておりますが、衛生組合としてはこれからそういう点を踏まえて、どうしていくのでしょうか。別の業者から提案や競争入札などを考える必要はないのでしょうか。その点お示しください。
  (7)、運転管理を委託方式とするということですけれども、なぜ委託にするのでしょうか。お答えください。
  (8)、3月末で収集臨時職員の雇用は延長しないということですけれども、その理由は何でしょうか。また、衛生組合としての雇用責任はどうなのでしょうか。ご説明いただきたいと思います。
  (9)、運転管理の委託導入はどのように検討したのでしょうか。それで、将来的に環境の維持、改善をしていくために、衛生組合として責任が持てる体制となり得るのでしょうか。その点お示しいただきたいと思います。
  以上よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 加藤議員の質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) おはようございます。それでは、加藤議員さんの質問にお答え申し上げます。
  初めに、大きな1番、一般廃棄物処理基本計画と焼却炉新設について、(1)番、新設炉計画の現在までの経過、今後についてどうしていくのかでございますが、新設炉計画につきましては、平成14年3月定例議会において、ごみ処理基本計画の議決をいただき、同年11月には下早見地区建設予定地地権者の同意が得られ、都市計画決定の変更のための周辺6地区を対象とした説明会を実施したところでございます。15年6月には農用地区域からの除外が認められたところでございます。一方、都市計画決定の変更に必要な周辺同意につきましては、沖の山地区の同意が得られず、今日に至っているところでございます。その間、衛生組合では沖の山地区でつくる協議会と話し合いを始めたところでございますが、要求する内容が厳しいことから、なかなか同意を得られるには至っていない状況でございます。衛生組合では、厳しい要求内容ではありますが、引き続き構成市町とも相談しながら、同意が得られるよう努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
  次に、(2)、焼却炉の大規模改修の計画が示されたが、基本計画の新炉建設計画から軌道修正にならないかでございますが、このたびの大規模改修につきましては、現焼却炉施設等の老朽化に伴い、例年実施している改修工事では、今後新設炉稼働時期までの安全、安心な施設運転、管理が難しいということで実施するものでございまして、ごみ処理基本計画にうたわれております新設炉建設計画を軌道修正するものではございません。
  次に、(3)でございます。自治会と衛生組合との合意はどうなるのかでございますが、平成13年8月5日に宮代台自治会と締結いたしました10項目から成るごみ処理に関する合意書につきましては、新設炉の建設を前提としたごみ処理について双方で合意したものでございますので、このたびの大規模改修により合意内容を変更するというようなことはございません。
  大きな2番の(8)の方のお答えを申し上げます。3月末で収集臨時職員の雇用は延長しないことでございますが、その理由は。また、衛生組合としての雇用責任はどうなのかでございますが、臨時職員の任用につきましては、地方公務員法第22条第5項の規定により、継続雇用する場合、最大1年とされておりますことから、任用期間の満了する3月31日をもって雇用期間の終了する旨を2月1日付で通知したところでございます。衛生組合といたしましては、地方公務員法に基づく適正な人事管理をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。また、衛生組合としての法的責任はないところでございますが、衛生組合では臨時職員ができるだけ再就職できるよう民間の求人情報を収集し、臨時職員に紹介をしているところでございます。
議長(角野由紀子君) 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) 加藤議員さんの2の焼却炉の大規模改修の計画につきましてお答え申し上げます。
  初めに、(1)の計画はいつから検討してきたのか、経過を追って説明してくださいとのご質問でございますが、現在2炉ある焼却炉につきましては、平成13年度にごみ処理基本計画が策定されました後、平成19年4月の新設炉稼働を目標に、単年度改修方法によって毎年度入念な点検調査を行い、それに基づいて整備を実施してまいりました。その後、平成16年3月におきましては、ごみ処理施設精密機能検査報告にて、1号炉は老朽化が進んで大がかりな整備が必要、2号炉は処理能力が計画に達していなく、総合的な整備計画が必要などの指摘を受けたこと。また、新設炉建設に当たっては、地元からは直ちに実現が難しい要望が提出されたことなどから、平成19年4月の新設炉稼働が難しくなってきているという現実を踏まえ、現在の単年度方式のほか複数年度の改修、具体的には今の施設が数年先を見越した改修ができるのかどうか、こういうこともあわせて事務レベルで研究をしてまいりました。そして、平成17年度に入りましては、さらに大規模改修をした場合の事例や財源対策などを研究しておりましたが、この年の5月に平成17年度の電気集じん器修繕のための調査に入りましたところ、修繕工事は可能であるものの、特に2号炉集じん器は腐食が進んでいることが確認されました。その後、10月に入りましてからは集じん器の修繕工事に着手するとともに、平成18年度予算資料作成のための施設点検、調査を行いました結果、2号集じん器は老朽化による腐食がさらに進んで、このままでは例年実施している整備工事では対応することが難しく、大規模改修をする必要があり、集じん器全体を取りかえなければならないとの考えに至りました。そこで、焼却炉の建設業者である三機工業に対し対策案を指示するとともに、正副管理者に現在までの状況を報告、重ねて正副管理者会議をお願いいたしまして、改修対策の協議を行ってまいりましたところでございます。その後、11月15日に集じん器改修に関する提案が出された後、正副管理者に大変重要な案件であり、現時点で説明できる範囲で速やかに議会に報告をとの指示のもとに、11月30日の全員協議会での報告という経過に至ったものでございます。
  次に、(2)のなぜ三機工業1社だけから提案となったのかとのご質問でございますが、三機工業株式会社におきましては、施設の建設から現在まで31年にわたり、施設の点検修繕を行うなど衛生組合の焼却炉に精通し、老朽化した焼却炉であるにもかかわらず、適正な点検整備を行うなど多大な管理実績がございますことから、改修に係る提案を求めたものでございます。
  次に、(3)や(4)の契約方法などについての質問でございますが、改修工事の執行に当たりましては、競争入札や公募方式など透明性を確保した方法により実施をしたいというふうに考えてございます。
  次に、(5)のPFI方式の関係でございますが、今回の改修工事につきましては、残念ながら国庫補助金や県費補助金にも該当せず、起債についてもほとんど対象とはならないために、組合単独事業で改修をしなければならないという事情がございます。現在の久喜市や宮代町の厳しい財政状況では、18億5,000万円という財源を一度に捻出することはとても不可能でございまして、こうしたことからさきの全員協議会におきましては民間資金を活用し、返済期間を設けて分割で支払うPFI方式に準じた形がとれないかということでご説明をさせていただきました。PFIにつきましては、ただいま加藤議員さんからもご指摘をいただきましたように、実施方針、特定事業者選定、公告や資格審査など大変難しい条件がございますが、改修資金確保の観点からは、必ず検討しなければならない方法の一つと考えておりまして、具体的な検討に入っておりますので、いましばらく検討期間をいただきたいというふうに考えております。
  次に、(6)の改修計画の提案者は、防衛施設庁発注の工事にかかわり指名停止を受けたが、当組合はどうするのか。別の業者からの提案や競争入札などは考えているのかとの質問でございますが、この件に関する経緯につきましては、新聞報道等で十分承知をしてございます。改修工事の執行に当たりましては、競争入札や公募方式など透明性を確保した方法により実施したいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。
  次に、(7)、(9)の運転管理の委託についてでございますが、関連がございますので、一括してお答え申し上げます。焼却炉の改修費用は、集じん器の更新費が大きく占めておりますが、単に集じん器だけでは焼却炉本体は従来と変わらないため、炉の改修費用として、今までにも増して毎年2億円から3億円程度の修繕費がかかってくるものと思われます。新設炉の建設は、現在のごみ処理基本計画では稼働までに6年程度の期間を見ておりますので、炉本体についてもこれ以上の期間で使用することを見込む必要があります。そこで、現在の焼却炉が置かれたこうした状況をもとに、さまざまな検討をしました結果、今後10年間は安全運転に耐えられる焼却炉が必要との考えになったものでございます。このような方法で改修を行うことにより、2号炉はコンピューター管理による24時間通年が可能となりますので、燃焼効率の向上による処理能力の増大とあわせて大幅にダイオキシン類の削減が図られることになりますが、一方では現在の3班9人の運転管理から、新たに土日の運転要員として1班3人を加えた4班12人の直営職員を確保する必要があり、今後退職者の大幅な増加が見込まれる中では適正な運転管理職員の確保は難しいと予想しております。また、経費面から検討してみますと、24時間通年運転の場合は、運転管理は直営職員12人と、24時間通年運転に対応したクレーン委託運転要員5人と合わせますと17人の職員が必要となりますので、平成17年度予算ベースでは今後10年間で約12億7,600万円の管理が必要となってまいります。
  一方、これを委託方式に切りかえた場合は、単に運転オペレーターだけではなく、施設の総括責任者などの常駐により人員の効率化が図られまして、合わせて13人の管理要員で運転が可能となるため、今後10年間では9億9,200万円の委託費となり、差し引き2億8,400万円の負担が軽減されることになります。改修によって、従来の電気集じん器がバグフィルターに変わることでダイオキシン対策が格段に向上するとともに、2号炉の24時間通年運転により運転効率が向上し、ダイオキシン発生量も抑制され、周辺の皆様にはより安心、安全な環境が提供できるものと考えております。今回の改修により、焼却炉が従来の手動運転から自動制御となるため、今にも増して安定化した施設の運転が見込まれるなど、将来的にも環境の維持改善が図られると見込んでおり、以上のようなことを総合的に判断し、委託による運転体制をお願いするものでございます。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  加藤議員。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) それでは、2本目をお願いしたいと思うのですが、まず初めに1の(1)について、沖の山地区の同意が得られていないということで、要求の内容が厳しいということなのですけれども、沖の山の協議会とは話し合いを進めてこられているということなのですが、どれぐらいの頻度といいますか、話し合いを進められてこられたのか。私が聞いている範囲では、それほどかけて話し合いされてきたと聞いていないのですけれども、その点。沖の山地区の人は、こちらからは拒否はしていないのだと言っています。そういう点でも誠意ある話し合いを進めていく必要があると思うのですが、その点についてもう一度お願いを、お答えをいただければと思います。
  それから、基本計画から軌道修正にならないとおっしゃいましたけれども、基本計画では、もう19年から稼働するというスケジュールになっております。それが、先ほどの2番目の大規模改修の計画の関連で、今後現炉を10年稼働させていかなくてはならないという必要性があるということで、ですから新設炉はこれからもう十何年も先になってしまうのではないか。最低でも今後10年、新設炉はもう建設がないのではないか、こういうふうにも推定できますけれども、そうしますと、もう19年からスタートするというものが、さらにもっと8年、9年おくれて、それが軌道修正でなくて何なのだろうかなと。基本的に、基本的にというか、そういう思いがあります。計画を変更するのではないとおっしゃいましたけれども、かなり先まで変更を見込んでおいて、計画をやらなければいけないと思います。当局も、もう既におくれているということは認めていらっしゃるわけですから、そのあたりでもう一度本当に基本計画、元どおりにはいかないですよね、おくれているから。でも、それをちゃんとやっていくのだと。なるべく早くやるのだということで確認させていただきたいのですが、いかがでしょうか。
  周辺自治会との合意はどうなるかということでお聞きをしましたけれども、この同意は変更するものではないとおっしゃいました。それでお願いしたいのですけれども、おくれにおくれているわけなので、その基本計画に立ち返って、どんどん、先ほど言いましたけれども、進めていっていただきたい。それには障害があるのでしょうけれども、そこはもう誠意をもって当たっていただきたい。そういうことで、その点合意はずっと握って離さないということでお願いをしたいと思います。
  2番の方、(1)の計画をいつから検討してきたのかということで聞きましたけれども、理由の多くが、大きな理由は集じん器の老朽が進んでいて、修繕は可能なのだけれども、これから10年考えると、やっぱり取りかえた方がいいということの検討のようでございますが、そういったことで対策案を指示したとおっしゃいましたけれども、こういう大がかりな工事というのは、ただ10万円、20万円かけてやる修繕ではないので、きちんと例えば三機工業さんに、こうこう、こういう理由で、こういう改修計画をつくってもらいたいと、文書で指示をするのが本当だと思うのですけれども、そのあたりではどのような指示をされたのでしょうか。
  それから、その集じん器についても、昨年10月に古河産機システムズの点検のことが出ていると思うのですが、部品の交換や対策の必要が述べられておりますけれども、今電気集じん器を全取りかえ、全交換するという必要までは言い及んでいないのですが、なぜバグフィルターへの交換が必要と判断されたのでしょうか。その点もう一度お答えいただきたいと思います。
  それから、平成15年に精密検査をやっている。そこでもこの老朽化の指摘があるということなのですけれども、そこから、我々としては11月30日のこういう計画がありますという説明が突然だったものですから、よくわからないのですが、例えば新設炉の計画というのは、検討委員会の中で3年もかけて、時間をたっぷりかけて方向性というか、たたき台をつくってもらった、十分じっくり検討してする、時間をかけた検討が必要だと思うのです。その点で、今すぐに使えなくなるというお話でもないようですので、この改修計画の中身についてじっくり検討する必要があるのだと思うのです。コンサルタントにそういうことをお任せしているようなのですけれども、まず内部での検討をどのように検討したのか。それから、コンサルタントから報告書が入ってくると、その後どのように検討していくのか。そのあたりが必要であると思うのですが、その点ではどうお考えでしょうか。お願いしたいと思います。
  それから、三機さんからの大規模改修の提案が寄せられまして、内部でどのような検討をしてきたのかと今聞きましたけれども、その検討した文書、それからコンサルタントへその提案の内容の正否といいますか、正当性といいますか、そういうところも審査してもらっていると思うのですが、そこまでの審査をお願いするまで、時間がすごくなかったわけですよね。その点で、内部の検討がどういうことだったのかよくわからないのですが、そういう文書はあるのでしょうか。その点ご説明いただきたいと思います。
  なぜ三機工業1社だけからの提案だったのかということで、建設から現在までずっと面倒を見てくれていて、この施設に精通している実績があるということなのですけれども、先ほどの指名停止の件とも関係しますけれども、契約の方法です。競争入札や公募というのも考えているということなのですが、三機工業とも随意契約はしないということでしょうか。三機工業というのは、三機化工という子会社を持って、今もクレーン委託は、クレーンの運転はそちらに委託をしていると思うのですが、そういった公正な工事の入札、妨害するような談合、こういうところを、談合するような会社、また100%出資の子会社、これも随契するには当たらないと、ぜひ外すべきだと。それから、競争入札も外すべきだと思いますけれども、その点ではいかがでしょうか。
  PFI方式も考えていらっしゃるということなのだけれども、補助金に該当しないということは、これは大変なことだと思うのです。それで、PFI方式を導入していくには、これ自治体PFI推進センターというところからとったのですけれども、「PFI事業は従来の公共事業よりも、事業の発案から事業の実施までの期間等に余裕を持った計画が必要である。それから、初期段階での検討熟慮が事業の成功に多大な影響を与える側面がある。そのため、実施方針策定なりに的確な導入可能性調査を実施するとともに、事業に対する自治体の考え方を整理しておくことが肝要だ」とあるのですけれども、この正確な資料をもとにじっくりと考える必要があると思うのです。そういう点では、もう18年度予算案に予算化をされている事業ですので、十分に考える時間があるのかどうか。いかがでしょうか。
  委託方式についてご説明を受けたのですけれども、直営よりも委託の方が10年間で約2億8,400万円ほど不要だということらしいのですが、この周辺の同じような施設、ごみ処理施設で直営でなくて委託を、業者委託をしているところなどを見ますと、1人当たりの人件費が直営の場合よりも高くなっているというのが実際のところだと思うのですが、そのあたりは検討はされておりますでしょうか。検討されているから、直営だと13億円かかって、委託だと10億円ですということなのですけれども、そのあたり素朴な疑問が私にはあります。もう一度本当に直営よりも委託の方が得なのだろうか、お示しをいただきたいと思います。
  それから、臨時職員の全員が3月いっぱいで雇用されないということなのですが、先ほどお答えの中で触れられましたけれども、地方公務員法22条によって、もう雇用期間は過ぎているので、新たな契約はしないということなのですけれども、先ほどもおっしゃったように、地方公務員法でも6カ月を超えない期間で臨時的任用を行うことができる。延長の場合は6カ月を超えない期間で更新することができるが、再度更新することはできないとなっています。つまり、お答えでもあったように、最大でも1年間の雇用しかできないとなっていますけれども、実際には今働いている臨時職員の方々は、もう数年雇用されてきたのではないでしょうか。全員が1年以内の雇用なのでしょうか。実際に一人一人、名前でなくていいですから、Aさん、Bさんでいいのですけれども、雇用の年数が実際にはどうなっているのか、ぜひお示しをいただきたいと思います。
  それから、もう数年にわたって、1年超えて採用、雇用できないわけですから、それを超えれば違法状態ということになりますよね。ですから、その違法状態を続けていながら、安い賃金で働いてもらってきたと。それをもう運転管理を委託をして、今まで直営の運転管理の人たちが要らなくなるから収集へ回す、そうすると臨時職員が要らなくなるから一括に処理、これが流れだと思うのです。これまで安い賃金で雇用してきた、それを今急に、そういう事情だからやめてほしいということも、随分酷な話だと思うのです。そこで、全員が1年以内の雇用だったらいいですけれども、今言いましたようにかなり長期にわたった雇用があるという話ですので、その実態をお示しいただきたいのと、そういう違法状態を続けてきて、今急にやめろということは、やっぱり当局は大きな責任があると思うのです。その点では、はっきり責任はないということではなく、責任があると私は思いますが、もう一度お答えいただければと思います。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 加藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) 再質問にお答え申し上げます。
  同意をいただいていない沖の山地区とどのぐらい話し合いを行ってきたかでございますが、沖の山地区との話し合いにつきましては、正式に沖の山地区におきまして、衛生組合との話し合いをする地元の協議会ができたのが、平成15年の11月に協議会を地元で設立いたしまして、正式に衛生組合に要求書が出されたのが平成16年の11月でございます。その後、2回協議会と話し合いをいたしまして、もう一回は県道から衛生組合の進入路、こちらの説明会をやってきております。2回の協議会の話し合いにおきましては、結構向こうの協議会からは40年間こういうごみ処理施設の近くで一応暮らしてきたけれども、何もやっていただけないと。そういうことで、まず同意の前に、同意書をいただく前に隣接する土地の買収、それから進入路の整備、こちらの方がけりがつかないと同意はできないというようなことで、なかなか要求内容が一貫をしているということで、組合といたしましても先ほど申し上げましたように、厳しい内容だということで申し上げたところでございます。このようなことで引き続き、先ほどの繰り返しになりますが、一応同意を得られるよう努力してまいりたいということでございます。
  それから、ごみ処理基本計画の軌道修正にはならないかということでございますが、ごみ処理基本計画にうたわれております基本方針、こちらにつきましては何も変わる、方針的には、現在は方針に基づいてやっていくということで、期間的な稼働のおくれ等は、当初の19年からではおくれております。その辺についてはおくれておりますが、基本方針は変えないということで、軌道修正ではないということで申し上げました。
  次に、雇用年数の実態でございますが、現業部門におけるフルタイムの一般臨時職員、2月末現在で10人雇用しております。雇用期間の内訳でございますが、1年未満がお一人、2年未満が5人、3年未満お二人、4年未満1人、7年以上1人となっております。そのようなことで、先ほどの再質問の責任の問題ですが、法的には違法ではございませんが、一応道義的な問題で、先ほどもご答弁申し上げましたように、再就職先を一応世話をして、ご紹介をしているところでございますので、ご理解賜りたいと思います。
議長(角野由紀子君) 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再質問の方にお答え申し上げます。7点ほどご質問がございましたので、順を追ってご答弁させていただきたいと思います。
  まず第1点に、対策を指示したのは文書でしたのか、どうなのかということでございますが、こちらの方、現場の方に10月の1日から6日まで入りまして、その中で組合の職員と施工業者交えて現場を確認したわけですが、その後これらを取りまとめといいましょうか、会議を開いていろんな形で取りまとめを行います。その中で、これらについては対策が必要という判断のもとに指示をしたということでございます。
  次に、なぜ改修が必要と判断されたのかということでございますが、電気集じん器は大変デリケートな機械でございますので、10月の時点では集じん器がこのまま腐食が進めば、確実に環境への影響が見られるということが懸念されました。組合では、住民の皆さんに安心、安全な施設管理のためには、やはり運転に少しでも不安な状態が確認されれば、会議などを開いてどんな方法が最良なのかというのをまず考えてから判断することが必要でございますので、そういった観点から判断をしたということでございます。
  次に、今すぐ使えなくなるわけではないがということでございますが、こちらの方につきましては、先ほどのような形で検討したということでご理解をいただきたいと思います。
  また、審査をお願いしている、いわゆる外部の審査の文書があるかということでございますが、こちらの方は予算がございませんでしたので、現計予算を流用して対応ということで出していただきました。この段階で、いろいろな理由を書いた書面を公文書として公開しておりますので、そちらの方をごらんいただければというふうに思います。
  次に、契約方法の、いわゆる三機工業と随意契約はするのか、しないのかということでございますが、三機工業におきましては、先ほどもお答え申し上げましたように、防衛施設庁の談合ということで社会的に認知されない行為がございました。この件については十分認識をしてございます。しかしながら、三機化工につきましては、三機工業とは別の法人でございまして、独立し納税もしてございます。私どもとしては、そうしたことで考えてございます。
  次に、PFIの関係でございますが、実施方針についてはどう考えているのかということでございますが、PFIにつきましては公募公告の流れがございまして、過去議員さんからご質問があった実施方針の公表というのは大変大きなウエートを占めている項目でございます。一般的には業務委託などで作成をされているようでございますが、衛生組合におきましてはこの実施方針については素案はできているという段階でございますので、これについては十分大丈夫というふうな判断をしております。
  最後に、1人当たりの人件費の関係で、委託はどうかというご質問が再度ございましたが、これにつきましては先ほど説明いたしましたように、直営が17人かかるということで判断をしてございます。しかしながら、委託にいたしますと、管理体制が変わることで13人ということで見込んでおります。この結果、今後10年間で2億8,400万円というような経費が削減されると見込んでおりますので、そのようにご理解いただきたいと思います。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  加藤議員。
                 〔4番 加藤幸雄君登壇〕
4番(加藤幸雄君) もう一度お願いしたいと思います。
  まず、地元との話し合いということで、15年11月に協議会が設立をされて、その後1年たって16年11月に要求書が出されたと。その後2回話し合いをしたと。それから、あと1回進入路等について説明会を行ったということなのですけれども、16年11月ですから、17年に入って2回ということは、ちょっと少ないのかなと私思うのですけれども、要求内容が厳しいから、もう歩み寄れないよということではなくて、どこかで接点を求めて、それが話し合いですからね。そういうところでもっともっと早く進めていかないといけないと思うのです。これは、もう即基本計画に影響してくることですから、そのようにやっていただきたい、ぜひお願いしたいと思います。
  三機工業に提案を出すように指示をしたということです。10月1日から6日まで現場の確認に入ったと。そして会議を行って、対策が必要だということで三機さんに指示を出したということの流れはわかりました。私がさっき聞いたのは、その指示文書はどうしたのかということです。こういう大きなところで、ただ口頭で言っただけで、私済まないと思うのです。言った、言わないの話になってしまいますので、きちんと文書でこういうものを出してくださいと、そういう指示文書がなければ私おかしいと思うのですけれども、いかがでしょうか。現場確認から指示を出して、提案が出されてきた。もうすごく短い間ですので、その提案の内容について内部で吟味をした、そういうことはないようなのです。そのかわりに、日本環境センターへその審査をお願いしたということだと思うのですよね。その審査の報告が、きのう15日期限で契約していると思いますので、もう出されていると思うのですが、その審査の報告は来ているのか、中身はどうなのか。中身について、特にご説明をいただきたいと思います。
  三機工業と三機化工のことです。三機工業は、防衛施設庁の問題で指名停止を受けた。この三機化工は別会社だとおっしゃいますけれども、100%出資で一心同体なのですよ。それを別の会社だと言うことは、住民が納得しません。それで、はっきり聞きたいのですけれども、それでは三機化工と随意契約を結んでやるのか、それとも先ほどおっしゃったように競争入札とか、そういう方法でやるのか、どっちかお答えください。
  あと、臨時職員の雇用のことなのですけれども、お答えいただきましたように、1年未満が1人、2年未満以下7年以上という方もいらっしゃるということで、法律どおりに読みますと、やっぱり違法な状態続けてきたということなのです。法律は、緊急の場合または臨時の職に関する場合において、6カ月を超えない期間で臨時的任用を行うことができる。さらに、その後6カ月を超えない範囲で更新することができるけれども、それ以上は更新できないよとなっていまして、緊急の場合または臨時の職に関する場合、その意味なのですけれども、正規職員の正式採用では間に合わない場合とか、一時的あるいは季節的な仕事がある場合、こういうふうに法律は想定していると思うのですけれども、この今収集に携わっている臨時職員の方々は、そういう季節的とか一時的な仕事ではないのですね。もう常にごみ収集という毎日毎日の仕事、これがずっと続いてあるわけなのです。それを法律を無視して、1年以上の雇用を続けてきたと。ここに当局の責任があるのです。だから、責任がないとは言えないのです。その点をきちんと反省をしていただきたいと、そう思います。
  今臨時職員の人件費、1年間で1人約250万円というところらしいのです。この方々、もっとほかにもこれからさらに退職が進んでいきます。そういうときに、今までどおりに新規採用しない、これがもう基本方針のわけですから、そうするとどんどん、どんどん委託が広がっていくということになります。そうしますと、もう安い賃金で働かせたこと自体かわいそうなのですけれども、財政面でいえば、こういう人たちに働いてもらう方が、委託を拡大するよりもはるかに有利ではないでしょうか。当然賃金の上げは考えてほしいのですけれども、当面では雇用を継続すべきだと思います。
                 〔「ええ」と言う人あり〕
4番(加藤幸雄君) 私は当局の責任を言っているのです。
                 〔「チェックだよ、チェック」と言う人あり〕
議長(角野由紀子君) 加藤議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) 事務局の話し合いの関係でございますけれども、沖の山地区との話し合いにつきましては、非公式ではございますが、訪問して内容等折衝しているところでございます。この折衝に当たりましても、土地の買収が前提条件ということが示されておりまして、公式の話し合いに至っていないという状況でございます。
  また、臨時職員の雇用関係でございますけれども、これにつきましても臨時職員の雇用につきましては、地方公務員法に基づき適切な方法にすべく臨時職員の雇用期間の満了をもって終了させたいということでございます。衛生組合としては、今後とも適正な人事管理を行ってまいりたいということでございます。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再々質問の方につきまして3点ほどご質問がございましたので、順次お答えを申し上げます。
  まず、改修に関する指示文書はどうなのかということでございますが、こちらの方には文書ということも考えられますが、やはり現場を把握してからの改修工事ということが重要だと思います。今回につきましては、6日間にわたって現場を確認しておりますので、その状況を把握した上で、口頭で指示をしたということでご理解いただきたいと思います。
  また、審査の報告はどうなのかということでございますが、こちらの方再質問でお答え申し上げましたように、現計予算がないということで、流用することで対応させていただきました。これにつきましては、3月14日に報告が出されていまして、結論からいいますと、改修工事については特に問題ないという結論でございます。
  最後に、三機化工と三機工業は一体だというご質問でございますが、今回の改修工事につきましては、先ほど来申し上げましたように、入札やPFIといったような透明性を確保した構図で対応してまいりたいというふうに考えております。しかしながら、この検討に時間がかかるということで、実際の着工と契約にはずれが生じるということが考えられます。この辺につきましては、ご質問がありました三機化工という会社でございますが、こちらの活用についてはどうかということで再度ご質問をいただいておりますが、埼玉県にこういった事例ではどうなのかということで参考に確認をさせていただいたところでございますけれども、県の公の回答ということであれば、別法人なので法律上は全く問題ないという回答をいただいております。そういったことから、臨機に対応していくということでご理解をいただきたいというふうに思います。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 以上で加藤議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩いたします。再開は11時25分といたします。

    休憩 午前11時11分

    再開 午前11時25分

議長(角野由紀子君) 再開いたします。
  次に、猪股議員、お願いいたします。
                 〔16番 猪股和雄君登壇〕
16番(猪股和雄君) 質問いたします。前者の質問とはがらっと変わりまして、私の今回の一般質問は、ごみの分別方法の問題、それからそれをどういうふうに改善していくのかということです。
  一つ目は、燃やせるごみとリサイクルごみの分別の徹底ということなのですけれども、これについては実は通告した後、既に改善指導をして、既にしていただいているようです。現状どうなっているか、今後さらに徹底していくにはどうしていくかということでお伺いいたします。
  (1)ですけれども、燃やせるごみの収集の袋の中に、本来はリサイクルごみであるプラスチック、あるいは雑紙が混入している例が実際にあります。それらが混入していても、そのまんま収集してきてしまうという実態が見られます。この数年間衛生組合では、収集の職員の方々努力をして、分別が徹底していないときにはシールを張ってくるなどして置いてくる。そして、現場の収集の職員の方々自身が分別の指導に当たるのだと、そういう考えでもってやってきているはずなのですけれども、実際には収集をしてきてしまう、もう全部持っていってしまうという例があります。私自身、ある地点で定点的に観測ずっとしてきて、写真に撮って、実は当局の方にはお渡ししてあるのですけれども、明らかに袋の外から見て雑誌とか、あるいは広報が入っているとか、それから燃やせるごみの中にお菓子のビニールの袋が、堂々と袋の中に入っているとか、そういう場合でも持ってきてしまうという現状がありますが、それに対する認識と対応方針をまず明らかにしてください。
  それから、私自身がずっと見てきた収集場所、地域、それがどういうところかといいますと、委託業者の収集しているところなのです。職員の方が直接収集に当たっている場所については、ずっと定点的に観測はしてきていないのですけれども、比較的そういう例というのは少ない。むしろ残してくる例が結構あるわけです、シールを張って。ところが、委託業者の場合にはそれを、収集を完全にしなくてはならない、あるいは早くしたいという思いなのか、よく見もせずに全部放り込んで持ってきてしまうということではないかと考えられます。これは、委託業者に対して当局から指示をする、それが不徹底なためにそういうことが起こっているのか。あるいは業者の方で、混入の割合によって、まあこれぐらいならいいやというような判断で持ってきてしまうのか。あるいはある程度は容認してもいいというような指導でも行われているのか。そうした考え方についてお伺いをしたいと思います。
  3番目ですが、分別をさらに徹底する必要がある。当然のことですけれども、分別を徹底する必要があるというのは、住民に対してもそうですが、収集に当たる方、職員また業者に対しても分別を徹底させる、判断をする、現場で判断をする、これを徹底する必要があるのではないかと思いますが、ご見解をお伺いしたいと思います。
  二つ目ですけれども、台所資源の収集区域において、家庭用の生ごみ処理機を使っている方々が結構いらっしゃいます。家庭用生ごみ処理機、電気式にしろバイオ式にしろ、それらを購入して使っていて、そこでできたもの、処理物、それを台所資源として入れていいのか、あるいは燃やせるごみとして収集してもらうのか、その認識がかなり人によってばらばらなのです。私も何人かから、これどっちなのでしょうかというふうに聞かれる。どうも台所資源とは違うみたいだから、燃やせるごみに入れてしまうという方々も結構いらっしゃるようです。そうしたことを明確にして、収集方針、分別方針を明確にしていただきたいと思うのですけれども、ご見解をお伺いいたします。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、猪股議員さんのごみ収集の現状と分別の徹底についてのご質問にお答え申し上げます。
  最初に、(1)の燃やせるごみの中にプラスチック類や紙類が混入している場合の収集などについてでございますが、紙類とプラスチック類はそれぞれ再利用が可能なものとして、資源リサイクルの収集日及び資源プラスチックの収集日を設けまして、燃やせるごみとは別に排出されるようお願いをしているところでございます。再利用可能な紙類やプラスチック類が分別されずに燃やせるごみの中に混入して排出されていた場合は、原則として、いわゆる警告シールをそのごみ袋に添付して収集所に残し、出された方に再度分別をお願いするというような方法をとってございます。この場合に、きちんと分別されているか、シールを張って残していかざるを得ないのかの判断は、ごみの外観上を観察した上で、現場の収集職員の判断に基づいて行われますので、職員の間で判断基準に差が生じないよう定期的に職員研修会などを行って周知しておりますが、実態といたしましては地域の分別状況もございまして、判断に幅が出てしまうというようなことのようでございます。
  今回猪股議員さんからご指摘をいただきました地域につきましては、先日3月の9日に現地の方で分別状況などを確認いたしましたところ、やはり出された燃やせるごみの中に雑誌などが入っている収集所が見受けられましたので、まずこの地域の減量推進員さんや区長さんなどと相談をいたしまして、分別の徹底が図られるよう対応してまいりたいというふうに考えております。
  次に、(2)の燃やせるごみの中に混入した場合においての対応についてでございますが、燃やせるごみにつきましては、本来リサイクルごみが混入していないことが望ましいものですが、これを厳格に適用いたしますと、シールを張って残されるものがかなりの数になってしまうため、収集作業員に対しては数字としての目安は示してございませんが、おおむね分別ができていると見られる場合には、そのごみを回収するよう指示をしています。しかしながら、実際の一つ一つのごみの確認では判断に迷うような事例は多くあり、また作業員のなれなどにより分別の判断基準が甘くなっていくというようなことも考えられますので、委託業者の研修会などで、実際に出されたごみ袋を収集職員が同じ目で見て判断できるような工夫、例えば数値化というようなことも考えられますが、そうした方法を考えていきたいというふうに考えております。
  最後に、(3)の分別をさらに徹底する必要があるのではないかとのご質問でございますが、これまでも衛生組合ではさまざまな機会をとらえまして、住民の皆様に分別の徹底をお願いしておりまして、最近では組合だよりの中に「ごみの出し方Q&A」というコーナーを設けまして、写真を使った分別方法などを定期的に掲載することや、分別日程表の裏側、白面を活用いたしまして、約200種類の分別の種類と出し方のワンポイントなどをお知らせさせていただいております。身近に分別に接する機会をふやすよう考えているところでございます。ごみの資源化を推進する上では、分別が基本と考えておりまして、このためには住民の皆様にごみ分別が生活の一部となるような方法を引き続き進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
  次に、家庭用生ごみ処理機によって処理したごみの収集方法でございますが、家庭用生ごみ処理機でつくられる堆肥につきましては、一次発酵堆肥として家庭菜園などで利用していただくことを基本に考えております。しかしながら、場合によっては家庭菜園やプランターなどで堆肥の利用場所が確保できない場合、この場合は生分解性の指定袋に入れていただければ、台所資源として収集が可能でございますので、これらのことを改めてモデル地区の皆様に周知をしていきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔16番 猪股和雄君登壇〕
16番(猪股和雄君) 一つ目の方でお伺いします。
  実は、具体的な例で、実は撮った写真の中にはタイミングが合わなくて入らなかったのですけれども、こんな例がありました。透明のビニール袋の中に、段ボール箱を折り畳んだものが、だけが入っているのですよね。たまたまそれを持ってきた人、知り合いなもので話して、「これ持っていってくれませんよ」と言ったら、「今まで持っていってくれましたよ」と軽く考えて、「残されたら持って帰りますから」と言って、そのまま置いていってしまったのです。置いていかれるだろうなと思ったら、収集してしまったのです。実際にそういうふうに、そういうような収集方法を今までやっていってしまっているという実態があったわけですね。それが特に私が感じたのは、委託業者さんの収集のやり方見ていると、1人置いてきて、どんどん、どんどん余り中見ずに放り込んでしまうという例が見られるものだから、特に業者に対する指導が徹底していないのではないか、研修が不足しているのではないかというふうに考えたわけです。その数値化、研修会などを行っている、それから判断基準をつくっていく、数値化なども考えていかなくてはいけないのかなということを言われましたけれども、そういう判断基準をかなりつくっていって、ある時期には特に強化月間みたいな形でやっていかないと、だんだん、だんだん甘くなってきて、それに流れてしまうということになるのだと思いますので、ぜひその点お願いしたいと思うのです。
  答弁の中で、区長さんや指導員さんと協議して、分別徹底を対応していきたいということを言われましたが、これはもちろん住民の問題もありますけれども、それをいわば指導する立場の収集する側の対応の問題が、私は非常に大きいと思います。その点で、その判断基準というもの、具体的にどういうふうにこれからつくっていこうとするのか。もし考えがありましたらお伺いをしたいと思います。
  それで、実際委託業者さんが収集してきたごみをあけてみて、その中でこれはいいとかまずいとか、そういうような具体的な指導研修も必要だと思うのですけれども、そこら辺についてもお願いをしたいと思います。
  それから、生ごみ処理機でつくったものについては、家庭菜園などでということなのですが、私が話しされた何人か、プランターでつくっているとか、あるいは菜園が狭くて、でき上がってきても使えなくて残してしまう。あるいはそれを、あのまま置いておくとどろどろになってしまうのですよね。土にまぜてうまくさらに発酵を進めてやらないと、処理機でつくったものはどろどろになってしまってどうしようもない状態ですので、やむを得ずごみとして出さざるを得ないということですので、台所資源として収集可能だということですから、ぜひそのような、さらに広報周知をお願いしたいと思います。これは答弁は結構です。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、猪股議員さんの再質問の方にお答え申し上げます。
  まず、判断基準のつくり方ということでございますが、こちらの方3月9日に現場に行ってまいりまして、ご指摘いただいたような事例が多々ございました。そこで、私どもで内部で検討したところでございますが、例えば袋の中のごみの1割が入っていた場合には、これはいけないとか、5%が入っていた場合にはいけないとか、そういったことをつくる必要があるのではないかという話し合いをいたしました。ただ、この場合につきましては、逆に5%ならばいいというような判断にもなってしまいますので、その辺大変難しいという状況でございます。いろんな事例を研究して、少し時間をかけて勉強していきたいと思いますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
  また、委託職員の具体的な研修でございますけれども、現在は年に2回ほどやっております。6日間やってございまして、可燃ごみ、プラスチックごみ、リサイクルということで、これらにつきましては先ほどの収集というよりは、事務連絡も含めいろいろな形で一方的に組合の方からお願いするという内容が多くございました。そういう点では、今の判断基準も含めまして、分別の収集、委託職員に対する徹底というのは必要というふうに思われますので、この辺の研修内容を工夫いたしまして、効果が出るような方法をとらさせていただきたいというふうに思います。ちょっと時間をいただきまして、検討させていただければ幸いというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(角野由紀子君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  次に、木村議員、お願いします。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 3番、木村奉憲です。それでは、前者と重複する部分あるのですけれども、基本的にまだ十分納得できない部分もありますので、お聞きしたいと思います。
  最初に、なぜごみ焼却炉の大規模改修となったのかということで、これまでのメンテナンスの状況と経過について、改めてお聞きしたいと思います。
  それから、ロとして、突然改修が必要になったというふうに私は判断したのですけれども、その急に改修が必要となった理由がないのかどうか、その点についてお聞きしたいと思います。
  それから、ハとして、どこが判断し、最終的に決定をしたのかということで、特にメンテナンスを行ってきた古河産機システムズと、それから三機工業との、私は調整とか連携のもとでこのような結果になったのかというふうに思いますけれども、その辺の調整、話し合いは十分にされたのかどうかも含めてお伺いをしたいと思います。
  それから、そういう修繕が、大規模な改修が必要となったということを受けて、行政側としてはどのような判断あるいは内部の話し合いの中でこれを、今までの経過とは違って、急に全協にも説明されたものですし、その内容についての経過はほとんど触れないままの説明でしたので、その辺の行政側の判断と話し合いはどのような形で進められてきたのかということについてお伺いしたいと思います。
  それから、3番目として、ごみ処理の基本計画との関連なのですけれども、これは今までの説明の中で基本計画は変えないということですが、大規模改修それから今までの基本計画が大幅に延期している中で、これも含めた形でやはりいろんな見直し、基本計画をきちっと今までの状況が進められてきたのかということも含めて、やはり再検討する必要があるのだろうと思います。市なんかでも、いろんな計画が崩れてきます、状況の変化の中で。そういうときには、3年見直しとか、あるいは単年度見直しという形で当然出てきますし、それに該当するような大規模改修の提案だと私は思いますので、その点についての見解をいただきたいというふうに思います。
  それから、それに伴ってごみ処理の基本計画、これは今までも、先ほど出ていたようにいろいろな関係の自治体、それから住民等の話し合いが進められていく。そういう中で、大規模改修による計画の変更も含めて、やはりきちっと話し合い、あるいは合意の中で進める必要がある課題だと思っていますので、その辺のところは今後どのように進めていくのかお伺いをしたいと思います。
  それから、4番目は三機工業、これが大規模改修の計画を提出しています。先ほど随意契約とか、いろんな論議がありましたけれども、なぜ三機工業だけが改修に伴う提案をしたのか。さまざまな形で、これは検討する必要があったのではないかというふうに思いますので、この点についての見解を伺います。
  それから、5番として、PFIも含めた検討をということなのですけれども、先ほどの論議の中でも、PFIについてはかなり慎重で長期的な計画の中で進められる必要があるというのが国の方針でもきちっと定められています。現在これについては具体的な検討もしているという答弁だったのですけれども、これがたとえ検討であっても、最初の全員協議会でPFIという方式について、既にその導入も検討の余地があるということを考えて提案していますので、これについては精査したものが必要ではないかというふうに思いますので、先ほど答弁の具体的な検討をしていると、中身も含めて答弁をいただきたいと思います。
  それから、6番目、大規模改修については民間委託、運転も含めてということで、今検討されている。これは、先ほどの直営での職員、それとの関係で、当然民間委託した場合は、現在の人員の中では十分やり切れないという判断のもとで具体的な金額も出されていますが、これについての検討をやはりきちっとした上で、先ほどの数字の状況だけの判断では、私は十分納得いかないというふうに思いますので、これについてもきちっとした話し合いを職員の中で進める必要があるのだろうと思いますので、この点については賃金あるいは労働条件、さまざまなものを検討した上で結論を出すべきものだと思いますので、お伺いします。もしそういう形でされたならば、役割、任務も含めた今までの検討内容を提示してほしいと思います。
  最後の7番目は、このように今大規模改修になったところで、私たちも全員協議会聞いた後、さまざまな形でこれを、内容を検討してみたのですけれども、余りにもたくさんいろんな分野において検討すべき、それでみんなの話し合いの中で、本当に合意の中で進める必要があるというふうに感じました。現在出たところでも、基本計画あるいは改修の必要性、それから民間委託をどうするかと、PFIも含めた討論をしなければいけないし、入札の問題もあります。それから、職員の問題もあります。こういうことも含めて、今後大きな問題となる。そういう面では、ぜひこれをきちっと総合的に審議する特別委員会を設けて、さまざまな関係者が協議した上でやはり進める必要があると思いますので、その点についての見解をお伺いしたいと思います。
議長(角野由紀子君) 木村議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、木村議員さんの焼却炉大規模改修につきましてお答え申し上げます。
  初めに、(1)のイ)、これまでのメンテナンスの状況と経過とのご質問でございますが、この内容につきましては平成17年10月の議会におきまして、決算の参考資料として過去5年間の焼却炉のメンテナンス状況表を配付させていただきましたので、こちらの方で老朽化により電気集じん器や炉体の整備に例年1億5,000万円から2億円の修繕費がかかっているという状況でご説明はさせていただいたところでございます。
  次に、ロ)から(6)までのご質問につきましては、さきの加藤議員さんに詳細にわたりご説明を申し上げましたので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
  最後に、(7)の特別検討委員会の設置のご質問でございますが、衛生組合におきましては、住民の皆様の安心、安全を最優先課題として各施設の運転に努めてまいりました。今回の改修につきましては、3年に1度の施設整備機能検査の結果報告や毎年度の定期点検において施設の状況を把握し、老朽化により施設の改修を行う事態となったものでございまして、今後におきましても、安全に少しでも不安な状態が確認されましたならば、衛生組合の責任において速やかに係る対応を実施いたしまして、住民の皆様に安心できる施設管理を行ってまいりたいと考えております。こうしたことから、ご質問の委員会の設置につきましては考えておりませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) それでは、お答え申し上げます。
  ごみ処理基本計画との関連につきまして、イ)、新設炉検討委員会の答申での計画の大幅な変更で、同委員会での再検討をすべきではないかについてお答え申し上げます。新設炉検討委員会につきましては、現在の焼却施設の老朽化に伴い、新炉の建設場所や規模等を審議するために設置されたものでございまして、このたびの焼却施設の改修につきましては、電気集じん器の老朽化に伴って改修するもので、新設炉検討委員会を新たに設置し、審議する内容ではないと考えております。
  次に、ロ)、住民説明会や周辺自治会の合意はどうなるのかでございますが、このたびの改修に伴う住民説明会につきましては、施工方法、施工内容、施工時期等が決まった段階を考えております。また、自治会と締結した合意書との関連につきましては、あくまでも新設炉の建設を前提とした合意書でございまして、このたびの改修は合意内容を変更するものではございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 再質問します。
  なぜ焼却炉の大規模な改修となったかということで、先ほど古河産機システムズと、それから三機工業との連携についてお伺いしたのですけれども、お答えいただかなかったのですけれども、これは当然古河産機システムズがメンテナンスを行って、今度の報告では何とか改修あるいは、大規模ではないですよ、いろんな面での、かなり老朽化しているのだけれども、大丈夫だというような答申があるわけですよね。その上で、先ほど言った形で最後には三機工業と行政との話し合いの中で、これが大規模改修だというふうに至った経過が詳しくもっと聞きたいのですけれども、一つは先ほど述べた10月1日から6日までの調査に入ったと。これで、ここには現場と三機工業が入ったという答弁だったと。現場はどういう人が行ったのか。
  それから、これに私は当然メンテナンスをした古河産機システムズも参加すべきものです。その過程がわからないのです。ですから、古河産機システムズがメンテナンスを昨年の暮れにしましたよね。その経過と、それが結果が昨年の12月に出ています。その関係はどうなるのか。当然総合的に判断した上で結論を出すべきだと私は思います。ところが、その経過が不明瞭だし、この古河と三機との連携あるいは話し合いが十分されていないのではないかというふうに思います。そういう点では、急に改修が必要になったかどうかも含めて、私は理由を聞いたのですけれども、その過程がまるっきりわからない、理解できないのです。ですから、メンテナンスでは何とかやれそうだと。今までも経年的にやってきたと。老朽化が進んでいる。しかし、大規模改修になる、そこの転換がよくわからない。
  今、日にちの関係からいっても、その11月の15日に正副管理者にそれを、調査、現場に10月1日に入って、おかしい、これは大変だという判断がされたわけですよね。それで、11月15日に提案する。11月30日には全協に提案した。しかも、そこには具体的な三機工業からの、要するに大規模改修に伴ってこれだけのものが必要だということが定義されているわけです、既に。その点の経過が、私は十分わからない。そういう点での経過をもっと詳しく話していただきたいのと、判断がどこで下したのか、それをお聞きしたいと思います。
  それから、基本計画との関係では、基本方針は変わらない、確かにそのようにやるべきだし、一刻も早く環境改善のため負荷のないような形でやるということで、関係自治会や周辺住民も含めて頑張っているわけですよね。ところが、いろんな形でそれが十分機能されていない。例えば生ごみもそうですし、新設炉もおくれてきている。当然これについては、おくれていると。今後おくれたなりに、ではどういう計画をするかということは、きめ細かな対応が必要ですよね。今回大規模改修によって10年間、それでやっていくにしたって、それを十分論議しないと、最初の計画では18億5,000万円だけれども、今度の形ではもう28億円ですよ、そういう予算案になっているわけです。そういう点では、これについて簡単な予算あるいはいろんな形にしても、十分な検討をするだけの内容ですし、金額でもあるのです。そういう点では、やはりきちっと慎重にすべきではないかと思いますが、それでももっときめ細かな計画をいろんな形で精査する必要が本当にないのかどうか。ぜひ私はやってほしいと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、PFIの問題なのですけれども、先ほどは具体的な検討をしているというまで答弁しました。具体的な検討を、私はもしそういう形でするのだったらすべきなのですよね。ところが、今までに私たちの前では、PFIについてはそういうことも検討するというあいまいな形で、そのまま済ましているのです。そうするならば、これは私たち議員も含めて、あるいは周辺のいろんな形で厳しい財政状況をやはり見た上で、経年的に計画を持っていくことも必要になってくるのだろうと思うのです。これは、政府の方だって10年間の見通しをした財政あるいは経過措置をきちっと比較検討した上でやるべきだというふうに提言までしているわけです。そういう段階にないにもかかわらず、今言ったような形で提示するということは、非常に逆に言うと無責任だと思うのです。もし具体的な形で進められていると、どこまで進んでいるのか、検討の内容についてお答えください。
  民間委託との関係です。これは先ほども論議ありましたけれども、今まで直営で頑張ってきました。臨時職員も含めて、自分たちが責任を持って、さまざまな形で全国に名をするようなトップレベルのところをみんなの合意の中でつくり上げてきた。そういう成果があって、私も非常にそういう点では、それを大事にしながら進めていく必要があるのだろうと思うのです。そういう点で、先ほど労働条件とか役割、今までの位置づけも含めて、きちっと対応する必要があるのだろうと思うのですけれども、例えばこれにして、きのうですか、労働組合の方から私たち議員に資料をいただいたのですけれども、埼玉県の労働委員会に提訴しています。これは、臨時職員の雇いどめの関係、それから焼却炉の委託問題について十分話し合いができていないというようなことまで提訴しているわけです。それだけ大事な問題です。そういう点では、きちっとそういう論議をしないと、後々までいろんな形でやっぱり影響が出るのではないかというふうに思います。先ほど雇いどめについては、いろんな法的な論議はありましたけれども、逆に言うと今までそういう形で継続してきたものについては、一概に解雇してはだめだという先例まであるのです。そういう点では、今までの役割も含めて、きちっと対応した上でやる必要があるのではないかと思いますが、その点についてお答え願いたいのと、それから先ほどそういうことを既に見切り発車私はしていると思いますけれども、民間に要するに紹介をして、そういう形のフォローもしているということで言われていますが、実際上はどのような状況なのでしょう。私は、今の状況で大変だと思いますが、その点最近の直近の状況についてお伺いをしたいと思います。
  今含めて、いわゆる提訴もしている。それから、基本計画も大きな私は変更だと思う。それから、民間委託にしていく。そういうような状況を踏まえれば、やはりそういうのを総合的に考えていく委員会をつくる必要があるのだろうと思います。前の基本計画の中に、運営協議会を、これを設けてはどうかと。今後の運営については、いろんなことで精査をしていたり、いろんなことをやるために、そういう運営協議会をぜひ設けてほしいという答申をしているのです。ところが、それはそういう形になっていない。そういう中で、やっぱりこういう今回のような大規模な計画の変更もあるわけで、それにかわるべきものとしても、やはりこれについての総合的な検討をする必要があるのだろうと思いますし、もしそうでなかったらば運営協議会、これは答申の中で提案をされている。そういうところで、改めてそれについての設置の方向も考えて、状況を説明しながら計画の変更をやるのが行政としての責任だと思いますが、いかがでしょうか。
議長(角野由紀子君) ここで休憩いたします。再開は13時といたします。

    休憩 午後 零時05分

    再開 午後 1時00分

議長(角野由紀子君) 再開いたします。
  木村議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、木村議員さんの再質問の方にお答え申し上げます。
  大きく分けて三つの質問があったかというふうに存じますが、10月1日の調査、6日までの調査でございますけれども、この関係でだれが調査に入ったかというようなご質問がございましたが、こちらの方につきましては、会社側が2名、組合側が2名、合計4名でございます。この報告に関しましては、古河機械の方から報告を受けたわけでございますが、これにつきましてはメンテナンスをしている会社の毎年度の調査の意見ということで理解をしてございます。報告は、2カ月おくれの18年の1月でございましたが、その内容は10月の調査で十分わかってございましたので、その対応をさせていただいたということでございます。書面には書かれてございませんが、古河機械の方では毎年度調査とは別に、非公式には、業界では更新のことを乗せかえというようなことを言っているようですが、乗せかえも必要と、つまり更新工事の妥当性も認識をしてございます。
  次に、大規模改修の判断の経過でございますが、ここまでに至る経過につきましては、先ほどの加藤議員さんにもお答え申し上げましたように、内容的には11月30日の全員協議会の前にいろいろな形で協議をさせていただきました。具体的には、10月の19日に正副管理者に先ほどの状況を報告いたしまして、その後21日にまた正副管理者会議などを開催していただきまして、いろいろ協議をいたしました。そういった結果を踏まえまして、今回の改修に至ったものでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
  次に、PFIはどこまで進んでいるのかとのご質問だと思いますが、契約につきましては今までに、いわゆる事業委託という形とPFIという方法を検討しておりました。こちらの方は財源を調達するための手段ということで実施をしてまいりましたが、入札の場合は基本協定書の作成という項目があるようです。そして、PFIの場合には、これは実施方針の作成というのが大きなウエートを占めているようです。これらにつきまして、現在ではほぼ内容がまとまっておりまして、大きな骨組みといたしましては、改修工事の目的や内容、施設の運転管理維持、料金の支払い関係、損害賠償等、これらについて冊子として現在まとめてございます。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) それでは、お答え申し上げます。
  まず初めに、新炉建設の検討委員会についてでございますが、新設炉を建設するに当たりましては、以前の補助金制度から交付金制度に、今現在は変わってきております。当然交付金制度になりますと、ごみ処理基本計画の見直しと、新たにごみ処理基本計画に基づく地域計画というものの作成が義務づけられたところでございます。その検討委員会につきましては、平成10年の答申から7年が経過しているわけなのですが、社会情勢も変わってきておりますことから、新設炉建設に係る同意がそろった段階で検討してまいりたいと考えております。
  それから、雇いどめ、再検討すべきではないかということかと思いますが、こちらにつきましては先ほども申し上げましたが、地公法に基づく適正な人事管理を今後ともしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。
  それから、運営協議会の設置の件でございますが、こちらはごみ処理基本計画の中にうたわれております。この協議会というものは、住民の参加、住民が参加いたしまして、新たな施設に関する情報を共有しながら信頼される施設運営を行うということで設置するものでございますので、議員おっしゃるような意味合いと多少違うのかなというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  木村議員。
                 〔3番 木村奉憲君登壇〕
3番(木村奉憲君) 再々質問をします。
  最初の答弁、私は古河産機システムズと三機工業、それから職員で、この中には2名、2名という答弁があったのですけれども、古河システムズから2名、それから組合というのは職員なのか、現場職員なんかも、私は意見を聞きながらする必要もあるのではないかなと思うのですけれども、その2名の職員はどういう人なのか。それから、そこに三機工業は参加しなかったのか、その点についてお伺いします。いずれこの点については、総合的な判断のもとで、やはりやる必要があるのではないかということでお聞きをしたいと思います。
  それから、先ほどのなぜ大規模な改修になったという形で、18年の1月に報告があったと。10月に大体様子がわかったからということなのですけれども、この最終的な1月の報告で全面的な大改修が必要だとう報告ではないですよね。だけれども、その前の10月の段階で最終報告が出る前に大規模改修が必要だというふうに判断はどこでしたのか、その辺のところがよくわからないのです。もし10月にそういうことが必要だったらば、1月の報告でも大規模改修が必要だと、早急にそういう対応をすべきだというものが10月の段階にわかっていたらば、それに基づいて今みたいな日程にのせながら、もっと総合的にやってほしかったのですけれども、そういう方向性がわかるのですけれども、その辺のところが私はまだよくわからない部分ですので、その点について、10月にわかったのと1月の報告の落差について説明をお願いしたいと思います。
  それから基本計画と、特別検討委員会を設けてほしいということでお願いはしたのですけれども、運営協議会と違う形なのですけれども、やはり私はこの基本計画の方針は変わらなくても、大幅なところで今後の方針が変わっていくことを見据えた上で、そこで報告とか検討をする形ではなくて、きちっと今言ったようないろんな問題も含めた特別委員会はあくまでも必要だという考え方なのですけれども、この検討するというのは、具体的にどういう形で検討なり報告をしていくのかお聞きしたいと思います。
  それから、PFIについては、事業委託とそれから実施方針等によって違うという答弁だったのですけれども、例えば国のPFI方式の中で、福岡のタラソ福岡は、ごみ焼却の余熱の利用の関係で先進例として報告されたものが、これは経営破綻しているのですよね。そういう状況も出てきているのです。そういう点では、そのPFI方式を導入するということについては、やはり慎重に、今言ったような国のマニュアルに沿って提出するだけで、これが将来にわたって危険、不安がないかどうかというのは、甚だ最近の状況を見ると、私は問題が残るのではないかというふうに思いますが、最近のそういう破綻の状況なんかはご存じの上で、こういうことも検討されるのかどうかお聞きしたいと思います。
  それからもう一つ、民間委託の問題で、私なんかはきのうの組合の方からの資料なんかももらいましたので、そういう点ではやはり今提訴されているということですので、これをめぐってきちっと話し合いの中でやっぱり解決していくのが基本だと思うのです。そういう段階で、ではきょうまでの段階で、そういうことが具体的に進められた経過も私は知らないのですけれども、そういう点ではやっぱりこういうことをきちっと話し合いをして、納得した上でこの結論を持っていくべきではないかなというふうに思いますので、その点と、民間に紹介をしているということなのですけれども、具体的に決まった人がいるのでしょうか。
  それについてお聞きしたいのと、それからもう一つ、先ほど直営と民間との関係で4人の人数の差があって、委託の方が安くなるということなのですけれども、この4人が、直営と民間との差が生じてくると。それによって民間委託の方が安くなるというような、この4人の積算、人数だけで結構ですので、この差というのはどういう形で生じてきたのかどうかお伺いしたいと思います。
議長(角野由紀子君) 木村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再々質問の方にお答え申し上げます。
  4点ほどご質問があったかと思いますが、現場に入った2名の職員は三機工業は参加しなかったのか、あるいはだれが入ったのかというご質問でございますが、この2名につきましては、業務課の施設係の焼却炉の担当者1名、施設係長1名でございます。現場の職員につきましては、これはオペレーターということでございますので、参加はしてございません。また、三機工業につきましては、これは出された結果の中で相談をされる相手ということで考えておりますので、立ち会いには参加はしてございませんでした。
  次に、判断はどこでされたのか、10月の現場の状況と1月の報告に落差があるけれども、ということでございますが、10月の1日から6日に先ほどの4名の職員が入りまして、状況的にはこの6日間でほぼ内容的にはよくわかっておりました。そうしたところで速やかな対応ということをとらせていただいたわけでございます。1月のまとめにつきましては、11月1日から6日の現場の状況の内容を取りまとめたというものでございますので、特にこの11月11日の報告で動くということではございませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
  また、PFIの関係でございますけれども、経営破綻があるけれども、今回はどうなのかということでございますが、PFIの場合につきましては、大きく分けて三つの方式があるというふうに言われております。この中で一番経営破綻といいましょうか、比較検討しなくてはいけないのは、独立採算型という内容だと思います。これにつきましては、公共が整備をして、特別目的会社というものをつくりまして、住民が利用する際にサービスの料金を払うわけでございますけれども、この見通しが大分甘いということで、施設の改修料が回収できないということから破綻に至るという例が多いようでございます。私どもが今回お願いするものにつきましては、これは全員協議会でお話を申し上げましたように、まず資金が調達できないということがございます。こちらの方18億5,000万円の資金を調達するためには、やはりPFIが必要ということでございますので、視点的には若干相違があるかなという感じがいたしております。
  次に、委託人員について4人の差が生じるのはなぜかということでございますが、こちらの方につきましては、現在は運転手ということで直営の職員が現場の運転だけにかかわっているわけでございます。これが土日も含めますと1班ふえるということで、人数が多くなってしまうわけですが、委託の場合はいわゆる4班3人といいましょうか、班体制が変わっていまして、現業職員がすべて委託をしているところを運転する方が1名減って、そのかわりに総括責任者という方がおります。つまり、これは今の直営の班長さんがいるわけですが、そういったものを取りまとめた職員が所長として責任者として配置されます。この方がすべての業務を取り仕切るということになりまして、そのほかに所長補佐ということで、管理体制が相当変わってきます。こういった中で、職員の効率化が、結果的に4名図られるということでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
議長(角野由紀子君) 事務局長。
                 〔事務局長 早野正夫君登壇〕
事務局長(早野正夫君) ご質問の中で、労働委員会等にあっせん申請されており、話し合いすべきではないかというようなことでございます。これにつきましては、大規模改修の必要性ということで行ってきているわけでございますけれども、職員組合側の主張が突出しているということを考えておりまして、衛生組合側に特に問題があるというふうに考えてございませんので、これまでの状況どおり進めたいというふうに考えております。
  また、臨時職員の民間への紹介状況ということでございますけれども、これにつきましては民間会社が業務拡張等で社員募集を行うという情報等を紹介しているものでございます。そのような中で、現在6名ほど内定しているというふうには聞いております。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 以上で木村議員の質問を打ち切ります。
  次に、西村議員、お願いします。
                 〔9番 西村茂久君登壇〕
9番(西村茂久君) 9番議員の西村でございます。大分前段で明らかになっておりますので、なおその中で納得ができないというか、わからない部分を、この質問事項から外れない形で何点か質問をさせていただきます。
  まず、今の炉の大改修計画であります。その1について、大改修を決断するに至った理由、それからその決断に至るまでの経過、これについては相当詳しく答弁がありました。その中で、まずなぜこういう決断をしたのかということで、特にお聞きしておきたいのは、まず平成16年の3月に日本環境衛生センター、財団法人ですけれども、これはその(2)の審査のところ、やったところですけれども、そこの報告を受けて、ある程度といいますか、かなり危機意識を持たれたようであります。基本計画にあります平成19年4月の稼働というのは難しいという判断は当然のことでありますけれども、この報告を受けて事務レベルで検討を進められて、恐らくそれが今回のベースになっていると思うのですが、実際に平成17年の10月ですよね、まだ直近ですけれども、この今ある電気集じん器を三機工業に納入したといいますか、それが古河産機というところなのですが、この古河産機の、これはシステムズ会社になっていますけれども、17年10月に報告書を出しております。この二つの16年3月の報告書と、それから17年10月の報告書がかなりニュアンスが違うと。17年10月の報告書というのは、電気集じん器を専門にメンテナンスをしている古河産機システムズ株式会社というところが報告書を出しております。したがって、この17年10月の電気集じん器に関する現状、それから今後どうすべきかということについては、より詳しい内容が含まれていると思います。
  そういう中で、その17年10月の今言った古河産機システムズの報告を受けた後、先ほどの答弁では、前段の答弁では、さらに進んで対応が必要になった、腐食が進んでいるということで、電気集じん器の取りかえが必要だということをこの報告書の中でちょっとご判断されて、それでそれを受けて三機工業にどうすべきかということを聞いて、それを受けて三機工業が同じ、翌月になりますが、17年の11月の15日に計画書というやつを出しているわけです。この中には、メンテナンスの費用も当然含まれているわけですけれども、それをもとにして17年の11月30日、全員協議会で説明を受けた内容に続いているわけです。
  私は、この16年3月の日本環境衛生センターの、その報告書を受けて事務職員が検討を加えた、それをベースにして、平成17年10月のこの電気集じん器の点検報告書を見て危ないということで、三機の方にそういう照会をして今日に至っているというふうな経過だと理解しているわけですけれども、そこで質問をしたいのですが、この平成17年10月の古河産機システムズの報告書の中には、すぐに補修を要するとか、あるいは1年以内に補修を要するとか、2年以内に補修を要するとかというのが各部署ごとに書かれているわけであります。1号炉、2号炉ともに全体としては即改修を、全面的に改修をして更新をしなくてはいけないというふうには書かれていないと思います。ほとんどが、1年以内に補修をした方がよろしいと、それ以外は観察をしましょうと。これはもう衰えているわけですから、当然そういうことになりますけれども、1号炉、2号炉とも今すぐに全面更新をしなければならないという、そういう報告書のようには受け取れないのですが、その点についてはいかがでしょうか。
  それから、この大改修について、前段の答弁でございましたけれども、これは改善をするということですから、当然よくならなければいけないわけです。現在1号炉、2号炉が出しているダイオキシンの値がありますけれども、これがどこまで改善されるのか。具体的に数値目標を、例えば仕様書の中に入れるとかいうような形で考えているのか。もし考えているのであったら、数値をお示しをいただきたいと思います。
  (2)番目の日本環境衛生センターの、これは設計図書審査ということで、三機工業が提案をした提案内容等を受けたものについての設計図書の審査ですけれども、これについても改修工事に問題はないということで答弁いただいておりますので、あえてしませんけれども、ただこの審査についてどういう方法でやられたのか。実際に中に入っての調査なのか、あるいは聞き取りなのか、あるいは他の方法でやられたのか、どういう方法でやられたのか、その審査のやり方について教えていただければと思います。
  それから、3番目については、これについてももう既に話が出ておりますので、1点だけ大改修後の炉の運転管理について、直営がいいのか委託がいいのかということでコスト計算をされております。その結果として、2億8,000万円委託の方が安いよというようなお話でございましたけれども、実際にそのまま受け取るわけにいきませんので、これを積算した資料を、これは議案審議のときにも当然必要となりますので、運転管理を委託にするということについて是か非かという判断の材料になりますので、ぜひ資料として要求しておきます。したがって、ここでは答弁は必要ございません。
  それから、大きな2番目の新しい炉の建設についてでありますけれども、この(1)について、新炉建設と大改修の相互関係については、答弁で大体わかっておりますので。ただ、この新しい炉の建設について、この作業を今後積極的に進めていくお気持ちがあるのかどうか。これは(2)にも関係いたしますけれども、まず質問をします。
  それから、(2)のところで都市計画変更不同意地区、これは沖の山地区のことだと思いますが、それと周辺地区の昨年の9月以降の話し合いの経過について。特に不同意地区である沖の山との関係について、非公式を含めて何回どういう形でお会いになったのか。また、会ったとすれば、その中でどういう話になっているのか、説明をいただきたいと思います。これまでの答弁では、もう公式でこういう形でやりました、非公式でもやっています、引き続き努力していきたいというお話でしたが、実際には恐らくなされていないと思います。ここが一つの、今のデッドロック状態の中で、新設炉建設の非常に支障になることですが、その解決に向けてどういう姿勢を示すのか、また具体的にどうやっているのかという、特に後者のどうやっているのかというところを、もう少し真剣にお話をいただきたい。ただ、引き続き努力していきたいというのはだれだって言えるわけですけれども、実際にどうだったのかと。これからどうするのかということを含めて、いつまでに、大体いつごろまでにこういう、この問題について解決を目指していきたいぐらいのやっぱり決意も必要だと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
  それから、3番目の生ごみの全量堆肥化について、(1)は3年間の実証総括ですが、これについてもお話をいただいております。ただ、前段者の質疑の中で、彩の国について、そこへ試験的に実施をするというご答弁がございました。このことは、実際にこの生ごみの全量堆肥化というのが、一つには焼却量を大幅に削減すると同時に、もう一つの柱として、生ごみを堆肥化することによって地産地消の循環システムの軌道に乗せるということもあるわけですけれども、彩の国のこの施設にそれを、たとえ試験的実施といえども、これは実施を前提としたことですから、大いにその間に相違が生じると思うのですが、その点についていかがでしょうか。
  それから、(2)として、今後どのように進めていくのか。3年の保証期間が終了して、これからは衛生組合の責任において、ただ管理だけはJFEですか、に委託をするというふうなことなのですが、実際にこの全量堆肥化へいく、そのスケジュールというのですか、この辺がやはりまだ不明確であります。とりあえず、とりあえずということで話は聞いておりますけれども、スケジュールとしてやっぱりどういう形で、この全量堆肥化の今やっている事業を進めていくのか、お答え願いたいと思います。
  最後、4番目のごみ処理基本計画について、(1)については答弁でわかっておりますので省きますが、(2)に基本計画に一定の影響を与えた宮代台自治会との合意書について、その一体的実現を図れるかどうかということで質問をしております。この宮代台自治会との合意書というのは、平成13年、つまり4年半前に合意書として成立したものでありますけれども、その10項目にわたる中において、現在までに達成ができたと思われるのは、第6項目の周辺住民の健康調査だけなのですよね。それ以外については、ごみ焼却炉の削減、分散配置、新設炉、還元施設等々それに関係したものも、すべてまだ全く進んでいないと、こういう状況にあります。これが進まないということは、ごみ処理基本計画そのものが遅々として進んでいないという一つの証明でもあるわけです。この点についてどのようにお考えなのか、まずお伺いしておきます。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 西村議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、西村議員さんのご質問にお答え申し上げます。
  前者の答弁を踏まえてということでご質問をいただいておりますので、その内容についてお答え申し上げます。
  最初に、報告書の関係でございますが、こちらの方は内容を見てみると、すぐにやるような形のものではないというふうに判断できるというふうにご質問いただきましたけれども、こちらの報告書の1年ごとの検査結果ということで、1年先のものを結果として提出しているということになります。内容といたしましては、今回例えば平成17年の10月に改修をすれば、来年の18年の9月までは大丈夫というふうな考えのもとに行っているものでございまして、二、三年先を見据えたものとか、そういった形のものではございません。ただ、業者の方とすれば非公式には先ほどお答え申し上げましたように、やはり集じん器の乗せかえといいましょうか、交換は必要ということをおっしゃっております。
  次に、ダイオキシンの数値でございますけれども、こちらの方は現在の基準値では5ナノということでございます。これがバグフィルターに変わりますと、これはダイオキシンの恒久対策事業に該当しますので、1ナノということになります。数字的にはそういった形で仕様書に明記されるということになります。
  次に、審査はどうなのかということでございますが、こちらの方は日本環境センターの方で仕様書の方をいろいろ見ていただきまして審査結果がございました。ここで、この内容は聞き取りか、現地を確認したのかというご質問がございましたが、こちらの方は現地を確認して調査をしたということでございます。
  次に、委託管理の方の関係で、資料の方でございますがこちらの方は後日提出をさせていただきたいというふうに考えてございます。
  次に、堆肥化の関係で彩の国の進め方についてどうなのかというご質問がございましたが、計画をつくった段階では今のような施設ができていると、県の施設ができているということは想定はしてございませんでした。ただ、衛生組合が堆肥化を進める一環といたしましては、当然これらを選択肢の一部ということで取り入れていくことは必要というふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  次に、今後どのように進めていくのかということでございますがこちらの方につきましてお答え申し上げます。衛生組合では堆肥化の推進に当たりましては、久喜宮代有機資源農業推進協議会を設置するとともに、堆肥の流通や使い方などを検討する流通施用委員会、生ごみ堆肥を使ってできた農産物の販売を検討する販売専門委員会、モデル地区や堆肥の生産などを検討する堆肥生産専門委員会の三つの専門委員会を設けまして、堆肥化全般にわたって検討を行ってまいりました。この結果につきましては、さきの衛生組合だより3月号にて住民の皆様にお知らせをしたところでございます。3年間の実証期間におきましては、時間がかかってしまったという経過もございますが、生ごみ堆肥の生産に一応のめどがつくとともに、実際の生ごみ堆肥の利用についても、埼玉県農林総合研究センターにてコマツナやキャベツ、サトイモ、水稲などで施用試験をしていただいております。実用化に向けた準備が整いつつあるというふうな認識をしてございます。
  次に、今年の3月でございますが、こちらの方では埼玉県農林総合研究センターから生ごみ堆肥の試験結果が提出されますとともに、堆肥化施設の保証期間も終了となりますので、今後は現在までの稼働データを精査し、成果を検証していく必要がございます。また、平成18年度におきましては、引き続き新たな委員会を設置し、ご審議をお願いするとともに、久喜宮代管内の農家の方々にお願いをいたしまして、実際の生産圃場で生ごみ堆肥の施用をしていただくことや、施設の委託の活用も含め、全量堆肥化に向けた事業を進めてまいりたいと考えております。生ごみ堆肥化事業は、衛生組合で進めております環境に優しい資源循環型のごみ処理行政の基本をなす事業でもございまして、今後とも全量堆肥化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) それでは、お答え申し上げます。
  まず、大きい2番、新炉建設について、(2)でございますが、都市計画決定の変更に必要な同意につきましては、平成14年の11月に関係する周辺地区に対し説明会を実施いたしまして、沖の山地区を除く下早見、太田袋、宮代台の各自治会からの同意をいただいているところでございます。その後、沖の山地区に対しましては、15年7月に宮代町で沖の山地区に出向き、懇談会方式で話し合いを実施いたしまして、16年1月、町長が出席し話し合いをしましたが、同意に至りませんでした。沖の山地区では、15年11月に協議会を設立をいたしまして、16年11月、正式に具体的な要求書が衛生組合に提出をされました。その協議会との話し合いを2回、16年12月、17年2月、それから県道から進入路の歩道整備要求に対する説明会1回、これは17年4月実施してまいりました。しかし、協議会からの要求は、衛生組合隣接地3.5ヘクタールの土地の買い取り及び進入路の歩道整備を一貫しており、なかなか進展が見られず、今日に至ってるところでございます。この間非公式ではありますが、地区区長を初め何人かに会い、打開の道を探ってきましたが、打開策を見出せず、今日に至っているところでございます。このようなことから、ご質問の9月以降の話し合いの経過につきましては、年末年始に沖の山地区協議会会長宅にあいさつに行った以降、間があいている状況でございますが、引き続き構成する市町とも相談しながら、同意が得られるよう努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
  沖の山地区を除く周辺地区との話し合いの状況でございますが、下早見及び太田袋地区につきましては、新炉建設の具体的な進展がないことから話し合いを行っておりませんが、宮代台自治会とは還元施設及びごみ処理に関する合意書の実現に向けて話し合いを行っているところでございます。
  次に、大きな4番、ごみ処理基本計画について、(2)、基本計画に一定の影響を与えた宮代台自治会との合意書について、その一体的実現を図れると考えているのかでございますが、平成13年8月5日に宮代台自治会と締結したごみ処理に関する合意書につきましては、14年3月に議決をいただいたごみ処理基本計画に反映されたもので、合意書中新設炉の規模については、厨芥類等の全量堆肥化などと互いにリンクしております。新設炉の建設につきましては、計画からおおむね4年程度のおくれが生じておるところでございます。また、堆肥化施設につきましては3年間の実証期間が終了し、これから検証に入っていくところです。衛生組合といたしましては、当初の計画からおくれてはおりますが、自治会と締結した合意書の内容について、今後とも実現に努力してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  西村議員。
                 〔9番 西村茂久君登壇〕
9番(西村茂久君) それでは、再質問をさせていただきます。
  まず、大きな1の大改修計画のところで、日本環境衛生センターの審査方法はお答えいただきましたでしょうか。
                 〔「はい」と言う人あり〕
9番(西村茂久君) ああ、そう。ちょっと私聞き損じてしまったのですけれども、どういう形でやられているかというのは大体推測はつきますけれども、ただこれなぜ質問したかといいますと、平成16年3月の、例の直直近の報告が日本環境衛生センター、それから今回の審査の対象になっているのが、設計図書の審査の対象になっているのが三機工業の提案書ということでありますので、そこからちょっと異質なのが古河産機システムズというところの、これは電気集じん器を専門に検査をしているところでありますけれども、この古河産機システムズというのは、1号炉はもう既に26年、2号炉は30年たっていますけれども、いつごろからこの私どもの衛生組合の炉の電気集じん器についてメンテナンスを行っているのかお答えをください。
  それで、今改善後、つまり大改修した後、改善後のダイオキシン値は5ナノグラムから1ナノグラムということなのですが、これだけの規模の金をかけて、これだけの改善なのかという気もしないではありませんが、現実に今ダイオキシンを測定していて、その測定値がどうなっているかお答えください。それとの比で、この改善後の1ナノグラムというのが適正なものであるかどうか、お答えをいただきたいと思います。
  それから、新しい炉の建設、大きな2の都市計画変更不同意地区についての働きかけでありますが、特に平成17年以降、9月以降の話し合いについては、年末年始のごあいさつということで行かれたと。区長初め何人かにお会いをされたということなのですが、私が聞くところでは、ほとんどというか、皆無といっていいのか、折衝がない。これほど大きな問題でありながら、私としてはもっと日参をしていただく。今窓口は沖の山の協議会になっていますけれども、そちらの方を窓口として、できるだけやっぱり足を運んでいただきたい。この協議会の考え方というのは、衛生組合が再三ここで説明されているような、内容は同じなのですが、それに対する考え方というのはもっと柔軟であります。そういうところをどうして早くつかめないのか。それは、やはり向こうとの話し合いが十分なされていないから、そういう本当の意味での意思疎通がとられずに、解決を先へ先へ延ばしていると、こういうことになるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、合意書の実現の関係でありますけれども、その前に生ごみの全量堆肥化について、選択肢の一つとして考える、一部を彩の国にというのがお話だったのですが、一部というのは言葉どおり一部でとらえていいのですけれども、今現在進めている実証プラントの、その一部なのか、それとも全量堆肥化したときの一部を持っていくのか。持っていくとすれば、それがどの程度のトン数のものを持っていく、今お考えなのか、お尋ねしておきたいと思います。
  最後に、ごみ処理基本計画の中の宮代台自治会との合意書についてでありますけれども、先ほども申し上げましたように10項目あるわけですが、今現在実現しているのは、4年半たってたった1項目しかないと。それはごみ処理基本計画がそのとおりいっていない、そのあらわれですよというふうに私は発言したわけですけれども、この一体的な実現を図るということは、現状においてはかなりやっぱり時間はかかるなという気はいたしますけれども、しかしやっぱりその努力をしていただかないと、今までの答弁の中でのそういうものを全部ひっくるめて考えていくと、なかなかこの一体的実現というのを図るのは難しいのではないか。あるいはこのことによって、もっと問題を複雑化するのではないかという心配があるのですが、その点についてどうでしょうか。
議長(角野由紀子君) 西村議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再質問の方にお答え申し上げます。
  まず、日本環境衛生センターの調査でございますけれども、こちらの方は現地の方を確認したということで、3回ほど現地の方に確認に赴いております。1月の20日、1月の27日、3月の3日でございます。
  次に、古河機械がいつごろから今のメンテナンスをするようになったかということでございますが、こちらの方正確な数字ではございませんが、ほぼ20年ぐらい前から古河産機の方でメンテナンスを行っております。その前は、製造会社でありました三機工業ということでございました。製造メーカーに直接委託をした方が安いというような当時の判断があって、こうなったものと思っております。
  次に、ダイオキシンでございますけれども、こちらの方でどの程度になるのかということでございますが、現在の基準は電気集じん器ということで5ナノグラムということになっております。これがバグフィルターでございますと、1ナノグラムが国のダイオキシンの規制値、管理の数値になっておりますので、こちらの方を目標にするということになると思います。今の状況で、ここ一、二年の例を見てみますと、最低では0.18、最高では2.4という数字がございますので、これがずっと軽減されるという形になると思います。
  最後に堆肥化の関係でございますけれども、こちらの方全量堆肥化の一部をやるのか、あるいはプラントの一部なのかというご質問でございましたが、こちらの方は今のプラントでモデル地区でやられている方につきまして、この一部を試験的に実施をしていくということで考えております。会社側の方とは2回ほど事前協議をしておりまして、18年度に入りましては具体的な方法を検討していくということで段取りをとっております。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) お答え申し上げます。
  不同意地区、沖の山地区へ日参すべきではないかと、それと協議会の考えはもっと柔軟だということでございます。先ほども申し上げましたが、私どもが話し合い等を行った中では、先ほどお話ししましたように、土地の買収それから進入路の整備ということで一貫しているというお話を差し上げました。ちなみに、今現在の衛生組合の敷地、生ごみ堆肥化施設用地を含めまして、約3ヘクタールございます。今後計画をしております下早見地区新炉建設用地、こちらは1.9ヘクタールを計画しているわけでございます。合わせて4.9ヘクタールになるわけです。一般的なごみ処理施設用地といたしましては、十分過ぎる面積ではないかと考えておるところでございまして、これ以上新たな土地の取得となりますと、議会並びに住民の理解が得られるか疑問の残るところでございます。先ほど西村議員さんおっしゃったように、協議会の考えが柔軟だということで、衛生組合といたしましては引き続きまた地元の方へ出向き、同意いただけるよう努力していきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
  次に、宮代台自治会と結びました合意書でございますが、これを見ますと新設炉をつくるときには、先ほどの全量堆肥化とか、そのほかに分別、そういうものを基本方針に基づいてやって減量し、それで新炉の規模等を決定するということでここに記載してございますが、確かに財政的に厳しいところございますが、先月宮代台自治会ともその辺の話し合い、1月か2月にやったわけなのですが、そのときにおきましても先ほどお話ししましたように、衛生組合としては今後とも実現に努力してまいりたいということになっておりますので、引き続き努力していきたいというふうに考えております。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 再々質問をお受けいたします。
  西村議員。
                 〔9番 西村茂久君登壇〕
9番(西村茂久君) ありがとうございました。
  それで、生ごみの関係で今後ということで、いわゆる現在モデル地区になっている九千数百世帯の関係ですけれども、実証試験を1年延長するということから、また排出の方を、分別して排出するのをお願いすることになるのですが、このモデル地区への説明は今どういう形になっているのか。あるいはまだやっていないとすれば、どういう計画でやろうとされているのか、お願いをしたいと思います。
  それから、袋の関係も同時に新しいものが配られておりますが、これについて説明をお願いしたいと思います。
  それから、合意書の実現については、最大限その方向でやっていただくと、やるという決意をいただきました。そういう決意だけでなくて、一日も早くそういう形で実現をする、それがひいてはごみ処理基本計画そのものの実現に着実に進んでいくということになりますので、ぜひお願いをしたい。特に沖の山地区との不同意を早く同意にして、新しい炉の建設に向けて一歩でも進んでいかなければ、本当にどうしようもないだろうと、こういうふうに思います。それは一つの意見として申し添えておきます。
  では、1点だけお答えください。
議長(角野由紀子君) 西村議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、再々質問の方にお答え申し上げます。
  モデル地区の関係で、今後どうなるのかということでございますが、こちらの方は堆肥生産専門委員会の方にご審議をいただきまして、この中で今後のモデル地区についてどうあるべきかという検討をいたしました。その中では、モデル地区につきましてはこの世帯数が多いために、見直しをしたらどうかというご意見もございましたが、やはり新たなモデル地区の設定ということになりますと混乱も考えられるというようなお話もございまして、専門委員会といたしましては当面現状のモデルで推進していくということで、意思、方向がなされたわけでございます。これらの内容につきましては、3月号の衛生組合だよりの中に細かく載せてございますので、そちらの方でご確認をいただければと思います。
  また、モデル地区の方につきましては、地元の区長さんの要請によりまして、モデル地区内でそういった説明をしていただく回覧をお願いしたいという要望もございました。これにつきましては個別に対応させていただいておりまして、場所によってはモデル地区延長のお願いの回覧が今回っているのではないかというふうに思っております。
  次に、袋の関係でございますが、こちらの方は実証のための袋の決定ということで、4回ほどいろいろ形を変えまして検証してきたわけでございますが、この袋につきましては4月から発注して使うようになると思います。8月ごろに製品ができ上がるというふうに思っておりますが、そのつなぎとして3月から7月までの袋が必要ということになりますので、現在は4回目を開発した袋のもとに、オレンジ色の袋、これを3月の15日ごろですか、二、三日前あたりに発送させていただいております。よろしくお願いしたいと思います。
議長(角野由紀子君) 以上で西村議員の質問を打ち切ります。
  次に、小河原議員、お願いいたします。
                 〔18番 小河原 正君登壇〕
18番(小河原 正君) 18番の小河原です。前段者がほとんど私が聞きたいということは聞かれてしまって、答弁も大体わかりましたが、幾つか質問をさせていただきたいと思います。
  まず、1点目の三機工業の改修の選定の内容につきましては、多くの方が質問しておりましたので理解はするのですけれども、ただ今後透明度を持った中で選定をしていきたいと、適正な対応をしていきたいというようなことを言っていたとは思いますが、これいつごろ契約が決まるのか、もう一回教えていただければと思います。
  次に、2点目の18億5,000万円の内容ですけれども、この間全員協議会でいただいた資料でちょっと聞きたいことがあるのですけれども、整備事業概要書と、この図面を見ますと、どうもちょっと幾つか納得できないのがあるのですけれども、これは間違いなのかどうか。というのは、概要費用18.5億円、これはいいのですけれども、1号炉、2号炉共通の関係の工事の関係ですか、図面では新設、更新、補修、こういう内容で載っているのですけれども、こちらではほとんど新設工事となっているのですけれども、これちょっと私理解に苦しむのですけれども、それ新設と更新どう違うのか。ちょっとその辺も説明をしていただきながら、この各機器の中での補修等の金額はどのぐらい、各機器別にわかったら教えてもらえればなと思いますので、その点が1点。
  あと、先ほどから、今前段者の答弁で新設炉の問題、地域住民との関係はわかりましたけれども、話を聞いていると、この改修工事を行うために、何か話が進まないような感じがとれるわけです。これをやることによって、約10年間ぐらい新炉をつくらないのかなというふうに私とれるのですけれども、もう一回、努力はするという答弁はしていますけれども、本当に近いうちに努力していくのか。私は、何かこの改修をやったために、10年間ぐらいはもうこのままほっぽっておくような気がするのですけれども、それはやっぱり明快に、あと何年ぐらいで努力するというぐらいは強く言っておく必要が私はあるのだと思います。その点が1点。
  最後の委託の問題なのですが、特に職員の、早く言えば首切りにつながるわけですね。私18億5,000万円も金を使って、職員がすべて委託になるというのは、どう考えても私もちょっと納得できない部分があるわけです。というのは、一般企業が工場を誘致すれば、その地域住民のために雇用問題は確保するというのが普通入ってくるわけですね。そういう点を考えれば、18億5,000万円も使ってすべてが委託になってしまうというのは、これは地域住民からいっても、久喜市でも宮代町からいっても納得できないというのが出てくるのは当然だと思うのです。そういう点で、もう一回なぜこういうような方式をとるのかどうか、私はちょっとわかりませんので、もう一回その点について説明をしてもらえればと思います。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 小河原議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、小河原議員さんのご質問にお答え申し上げます。
  今回の工事、事務的にいつごろになるかということでございますが、PFIとか事業委託方式につきまして、なかなか契約の方法が大変難しいということがございまして、この検討期間に大体2カ月ぐらいかかるのかなという感じがしております。今回は、仮に入札あるいは公募をとったとしても、業界の用語でいいますと現場説明会をやってから、通常ですと入札ということになれば1週間ぐらいになるのですが、積算期間としてはやはり2カ月ぐらいが必要というふうに言われているようです。これは、18億5,000万円を現場で調査して見積もりを上げるということになりますと、相当現場に入って適正な見積もりを出さなければいけないということから、これらの期間がかかるというふうに言われているようです。そういうことを踏まえますと、一応の目安として8月ごろを目標に事務を進めてまいりたいというふうに考えております。
  次に、新設、更新の区別でございますけれども、こちらの方の図面の説明ということで申し上げますと、新設というのは今ある焼却炉のほかに新たに設備を加えるものということになります。今の施設が10でありますと、新たに11、12を加えたものが新設、これが赤色ということになります。更新というものは、今ある施設を取りかえるということになります。例えば、バグフィルターに取りかえるということになりますと、電気集じん器の交換ということになりますので、これが青い色ということになると思います。補修ということになりますと、これはこの地図では緑色になっておりますが、これは同じものをそっくりつくるということになります。つくりかえということで補修ということになります。こうした区分けをして、内容的に説明をしてございます。
  次に、一つ置きまして4番目でございますけれども、すべてが委託になってしまうのはおかしいということでございますが、今の施設、昭和50年と55年ということで、その当時は手動の運転でしてまいりました。今もその形態を踏襲しているわけでございますけれども、昨今の環境問題を考えますと、やはりより高度な、より程度の高い運転管理が求められているわけでございます。いつまでも今までの形のような運転というのは許されないというふうに思っております。そこで、今回はより高度なよりレベルの高い改修を行うわけでございますので、その結果によって住民の安心、安全が保たれるということになると思います。そうしたコストにつきましては、これは行政としては当然ということで対応させていただいているということでございますので、ぜひご理解をいただきたいというふうに思います。
  以上でございます。
議長(角野由紀子君) 総務課長。
                 〔総務課長 伊藤孝治君登壇〕
総務課長(伊藤孝治君) それでは、お答え申し上げます。
  通告では、新炉建設計画に基づいた周辺住民との話し合いはしたのかということでございましたけれども、先ほどの質問では、炉の改修で新炉の建設はどうなるのかということでございますが、新炉の建設、現在都市計画決定の変更の同意の関係でおくれているわけですが、仮にこれですぐ決まった場合、同意がいただけた場合、いただいたとしてもこれから都市計画決定変更の書類づくりから環境アセス、それから設計、それから工事完了ということになりますと、5年から10年かかってまいります。これで何か障害があれば、また1年、2年ということも考えられるわけでございます。そういうことで、そんなに全体を考えてみますと余裕があるというふうには考えてございません。ですから、先ほどもお話ししましたように、早い時期にもらえるよう努力していきたいということでございますので、ご理解賜りたいと思います。
議長(角野由紀子君) 再質問をお受けいたします。
  小河原議員。
                 〔18番 小河原 正君登壇〕
18番(小河原 正君) 再質問をさせてもらいます。
  1点目については8月ごろを目標と、わかりました。
  この2点目の18億5,000万円の各機器の更新とか新設は、その文書の説明をいただくつもりではなかったのですけれども、というのは整備事業概要書ではバグフィルター新設工事、こっちは更新、赤いのが新設、新設というのは余りないのですよね。それがどうなっているのかと。というのは、この整備事業概要書とこちらの図面の文章の書き方が違うのですよね。ガス冷却室も新設工事、こういうものがほとんど新設工事になっているのです。更新というのが文章的に載っていないのですよ、余り、ほとんど。それはそれで私の勉強不足で、文書をもう少し勉強しろというなら私もわかりますけれども。
  もう一点質問の趣旨が、この機器別の修繕工事の費用ですか、どのぐらいかかるのかといっても、それは一切触れていない。18億5,000万円の数字が出てくるというのは、こういうものが足されて出てきたはずのわけですよね、工事費すべてが。それを一つ答弁されていない。
  もう一点は、最後の雇用の問題について、高度の職員、それは理解できないわけではないのですけれども、すべての人が高度、ここもちょっと私もここら辺がひっかかるのですけれども、今働いている人でも高度な技術を持っている人いると思うのです。また、勉強することによって高度の技術を身につける、こういうこともできるはずなのです。そういう努力もしないで、委託された職員はもうすべて高度なのかというと、私はここがちょっとひっかかるのです。そこら辺について、何かもう少し理解ができるような説明をお願いしたいと思います。
  以上です。
議長(角野由紀子君) 小河原議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 諏訪信雄君登壇〕
業務課長(諏訪信雄君) それでは、小河原議員さんの再質問の方にお答え申し上げます。
  工事費の内訳でございますけれども、こちらの方について申し上げます。まず、新設でございます。主なものを申し上げますと、1号炉では減温塔、減温装置で3,700万円、2号炉では4測分析計といいましょうか、4分析計といいましょうか、こちらの公害監視装置で970万円。共通部ということになりますと、ダストコンベヤー、こちらの方が2,070万円、ダスト処理装置が2,260万円、脱臭設備などが4,662万円、今のは主なものでございまして、これらを合わせますと、新設合計では1億8,840万円ということになります。1億8,840万円でございます。
  次に、更新工事でございますと、主なものを申し上げますと、1号炉では排ガス処理設備で1億1,000万円、2号炉では炉体再燃焼室に1億4,640万円、2号炉の排ガス処理設備に1億7,800万円、通風設備に1億4,670万円。共通部につきましては、受電設備中央監視システムで2億3,970万円、このほかにも詳細なものがあるのですが、更新工事を合計いたしますと11億1,560万円でございます。
  最後に補修でございますけれども、こちらの方は2号炉の燃焼装置のみで5,180万円でございます。これらに耐震補強工事や各諸経費ということになりますか、耐震工事費が8,720万円でございますが、このほかに各種諸経費などを加えまして、合わせまして18億5,000万円ということでございます。
  次に、委託の問題でございますけれども、こちらの方は特に今の職員が対応できないとかそういった観点からではなくて、先ほど来申し上げているように今の人事上の配置の問題、あるいは委託した場合の今後10年間の経費の問題などを見て、委託で対応したいということでご説明をさせていただきましたので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
議長(角野由紀子君) 以上で小河原議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

                                           

    ◎次会の日程報告
議長(角野由紀子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は3月27日、月曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論、採決を行います。議員の皆様には定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、内田議会運営委員長からもご報告がありましたとおり、議案質疑書の締め切りは3月22日、水曜日の正午までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が速やかに答弁できるように、具体的にわかりやすく記入くださるようお願いいたします。

                                           

    ◎散会の宣告
議長(角野由紀子君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 2時20分