令和7年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会 第25日
令和7年10月23日(木曜日)
議 事 日 程 (第2号)
1 開 議
2 議案に対する質疑
3 討論・採決
4 議長挨拶
5 管理者挨拶
6 閉 議
7 閉 会
午前9時開議
出席議員(14名)
1番 樋 口 智 洋 君 2番 榎 本 英 明 君
3番 大 橋 き よ み 君 4番 斉 藤 広 子 君
5番 福 澤 和 美 君 6番 野 原 洋 子 君
7番 新 井 兼 君 8番 園 部 茂 雄 君
9番 貴 志 信 智 君 10番 杉 野 修 君
11番 小 島 あ け み 君 12番 鈴 木 次 男 君
13番 猪 股 和 雄 君 14番 丸 山 妙 子 君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により出席した人
管 理 者 梅 田 修 一 君
副管理者 新 井 康 之 君
参 与 酒 巻 康 至 君
参 与 渋 谷 龍 弘 君
参 与 荻 野 和 久 君
参 与 大 場 崇 明 君
代 表 保 坂 弘 君
監査委員
会 計 坂 東 勝 則 君
管 理 者
事務局長 渋 谷 修 君
次 長 小 島 靖 之 君
総務課長 小 島 晃 君
総 務 課 松 本 弘 文 君
主 幹
業務課長 赤 羽 貴 裕 君
補 佐
菖蒲清掃 松 本 玲 君
センター
所 長
本会議に出席した事務局職員
書 記 高 山 幸 人
書 記 有 賀 秀 樹
書 記 清 水 好 子
◎報告等
〇議長(丸山妙子君) おはようございます。開会前ではございますが、さきの10月5日の宮代町町長選挙におかれまして、新井康之町長が再選されましたので、ここで一言ご挨拶をお願い申し上げます。
〔副管理者 新井康之君登壇〕
〇副管理者(新井康之君) 皆さん、おはようございます。
10月17日から3期目をスタートさせていただきました。引き続き、久喜宮代衛生組合の副管理者としても尽力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
◇
◎開議の宣告 (午前 9時00分)
〇議長(丸山妙子君) では、改めましておはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。
定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
◇
◎議案に対する質疑
〇議長(丸山妙子君) 日程第2、議案に対する質疑をお受けいたします。
議案第7号 令和6年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての質疑をお受けいたします。
なお、この議案につきましては、歳入、歳出に分けて通告順に順次お受けいたします。
まず、歳入からお受けいたします。
猪股議員、お願いします。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 昨年の一般会計決算の歳入について質疑いたします。
まず最初、決算書の11ページ、調書は10ページになるのですけれども、財産収入、物品売払収入についてです。(1)、資源回収委託事業、この回収のほうはそれぞれ久喜市と宮代町に移管となったわけです。それでどういうふうに変わったのか私も十分理解していなかったところがございまして、確認の意味も含めてここでお伺いしておきたいのですが、回収された資源は、組合、それぞれのセンターには搬入されないで、移管前と同様にウィズの工場で選別して処分をされています。回収後の選別売却は、引き続き組合のほうからウィズに委託して、組合が行っているということになるのか、それから売却代金も組合の収入となっているということでよろしいのか、お願いいたします。
(2)です。久喜宮代センターで運搬費用相当を差引きという記載があるのですけれども、調書の10ページの一番下に資源回収業務の市町移管に伴い、久喜宮代センターの引取りに費用負担が発生することになったというふうに書かれているのですが、その内容と理由を説明してください。
市町に移管しなければ、物品売払代金として収入となったのに、移管したために1,200万円もの費用が差し引かれるということになったとしたら、ちょっと理解できないのですけれども、説明をお願いいたします。
3つ目です。ペットボトルの水平リサイクルの直接売却で、前年よりも単価が上がりました。市場価格の変動によるものか、あるいは水平リサイクル直接売却の今後の見通しをお伺いいたします。
八甫の有償入札拠出金のほうが6万4,591円で、単価が当然優位になっています。昨年も聞きまして、品質の違いというふうに説明されていましたけれども、今後の見通しをお伺いいたします。
(4)です。久喜宮代センターの6年度分の売却量、売却額の久喜市分の集計しているのかどうか聞かせていただきます。これまでは当然特に分ける必要なかったので、各センターごと、久喜宮代センターにつきましては、久喜市分も宮代分も一緒の集計だったわけですけれども、今後、別々の回収になっていく、そして処分自体も変わっていくので、そうした基礎資料として久喜市分の集計ということを把握しておかなければならないと思っています。把握していれば、品目ごとに久喜市分の内訳を一覧表で提出をしてください。
(5)です。金属類の売却で、久喜宮代センターと菖蒲センターでほとんど売却量は減となっているのに、八甫だけがほとんどの品目で、アルミプレスを除いてですが、売却量が増加となっています。特に理由があるかお願いいたします。
ここに1つ、八甫で粗大ごみ処理施設部品というふうにあるのですけれども、この売却は何を指しているのかお願いいたします。
(6)です。廃自転車類の売却先、売却方法を説明してください。
2番目です。13ページになります。東電福島第一原発事故に係る放射線測定費用等の賠償金についてです。(1)、放射線測定費用賠償金は、3センター合計で55万3,997円、マイナスの6.4%になっています。対象経費と積算を説明してください。
(2)です。これまでの放射性物質検査費用、検査機器の購入費用、人件費等の請求内訳、支払い内訳、また新たに支払われたもの、未払い分の内訳、昨年の決算参考資料に周知されたもの以降で結構ですので、状況を明らかにしてください。
(3)です。東電への要望書の提出、協議経過について、昨年の参考資料で説明した以降の経過を明らかにしてください。
以上です。
〇議長(丸山妙子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
業務課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) おはようございます。猪股議員のご質疑のうち、1についてご答弁申し上げます。
初めに、(1)でございます。ご質疑のとおり、回収後の選別、売却は衛生組合で行っており、売却代金におきましても衛生組合の収入となっております。
次に、(2)でございます。久喜宮代清掃センターの運搬費用相当差引きとは、住民や事業者により清掃センターに直接搬入された資源物を、問屋または選別施設に運搬する際に発生する費用分の差引きでございます。久喜宮代清掃センターに搬入された資源物は、久喜市分と宮代町分に分けることなく、品目ごとに保管し、適宜運搬を依頼しております。これまでは衛生組合による資源回収業務委託の一環として、清掃センターからの運搬を実施しておりましたが、令和6年度の事務移管に当たり、市町別に資源物が保管されていないことを理由に、市町での同様の実施は困難との判断に至ったものでございます。資源物の売却は、引き続き衛生組合が実施することから、運搬費用相当を差し引いての売却としたものでございます。
次に、(3)でございます。ペットボトルの水平リサイクル直接売却の単価上昇は、市場価格の上昇によるものと認識しております。売却単価は令和6年度から変動しておりませんことから、今後も同様に推移するものと考えております。
一方で、容器包装リサイクル法ルートの落札単価は、入札時点の市況に対し、極端に反応する傾向がございます。直近の単価は、水平リサイクル直接売却の単価を下回っておりますことから、今後の推移を見守る必要があろうと考えております。
次に、(4)でございます。久喜宮代清掃センターの物品売払代金のうち久喜地区分の内訳につきましては、議案質疑参考資料の1ページのとおりでございます。なお、その算出方法は、資料に記載のとおりでございます。
次に、(5)でございます。金属類売却の主な対象は、燃やせないごみや粗大ごみの処理により発生いたします。八甫清掃センターにおける燃やせないごみと粗大ごみの搬入量は、令和5年度から横ばいであり、処理方法も変えていないことから、これらのごみに含まれていた金属類の割合が高かったことが考えられます。また、粗大ごみ処理施設部品とは、ごみを破砕する機器であるハンマーなどの消耗部品でございます。摩耗等による交換品を売却したものでございます。
次に、(6)でございます。廃自転車類の売却先は、株式会社フォレストでございます。そして売却方法は、指名競争入札による1台当たりの単価契約でございます。
〇議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
総務課主幹。
〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
〇総務課主幹(松本弘文君) おはようございます。猪股議員のご質疑のうち、2についてご答弁を申し上げます。
初めに、(1)でございます。議案質疑参考資料2ページを御覧いただきたいと存じます。放射線測定費用賠償金につきましては、令和5年度中に放射性物質濃度測定業務に要した費用を東京電力から受領したものでございます。令和5年度分の対象経費は、焼却灰、またばいじんなど3清掃センター合計で32検体の検査費用55万3,997円となっております。
次に、(2)でございます。これまでの放射性物質検査等の費用及び内訳については、議案質疑参考資料3ページから17ページのとおりでございます。
次に、(3)でございます。令和6年度においても、東京電力の担当者に請求内容を説明した上で、過年度分の11万962円を含めた要望書を提出したところでございます。今後においても、引き続き東京電力と協議し、賠償金の請求はもとより、地域の安全安心を確保する取組を継続して行うことについて要望してまいりたいと考えております。
〇議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 1つ目の(2)です。ちょっと理解できないでいるのですけれども、資源回収について久喜市分、宮代町分を全て分けて保管をしている。それを運搬するのに費用が、その分を差し引かれるということなのですけれども、今までも同じだったわけですよね。今までも一旦組合、センターに搬入してから持っていっていたということですか。それとも、直接私はウィズに持っていっているのかなというふうに理解していたのだけれども、それは違うのかどうかちょっと説明お願いしたい。理解が違うのかもしれません。
それで、それを市町別に保管されていて、どうして去年からその費用が差し引かれることになったのか。それまでは差し引かれなくて、どうして去年から発生したのかということが理解できないのです。お願いします。すみません。
〇議長(丸山妙子君) ほかの質問はよろしいですか。
〇13番(猪股和雄君) いいです。
〇議長(丸山妙子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
初めに、先ほどの答弁でございましたが、私のほうの発言誤りであると申し訳ないのですが、久喜宮代清掃センターに搬入された資源物につきましては、台貫の部分で、こちらのほう久喜市と宮代町分ということで分けておりますが、保管に当たりましては、こちらのほうは久喜市、宮代町、そちらのほうを一括して分けずに保管されてございます。
令和5年度までは、久喜市、宮代町両方の一括での回収業務ということで、こちらのほう契約をいたしておりましたので、こちらの回収業務内で引取りのほうをお願いしていたものでございます。しかしながら、令和6年度になりまして久喜市と宮代町が単独で、それぞれの市町の管内の回収業務を行うことになりましたことから、久喜宮代清掃センターは混在していると。混在しているものの費用負担ですとかそこら辺の問題で、どちらの回収業務で回収すべきかといったような問題がございましたことから、こちらにつきましては久喜宮代衛生組合のほうで、ここの部分だけ単独で対応してもらうのが、こちらのほうよろしいだろうということで、本年度から相当差引き分ということで対応させていただいているものでございます。
〇議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして議案第7号の歳入に対する質疑を打ち切ります。
次に、議案第7号の歳出に対する質疑を通告順にお受けいたします。
初めに、猪股議員、お願いします。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 歳出についてです。
まず1つ目、21ページ、周辺地区環境整備事業の補助金使途内訳を一覧表でお示しください。
2つ目です。光熱水費です。(1)です。3センターの光熱水費で、電気使用量、電気料金が30%減となっています。基本料金、施設別料金、単価の内訳で、昨年度決算費用、目標と変わったところがあれば示されたい。
2つ目です。3センターの電力購入契約の各施設の契約事業者と東電と通常契約した場合との比較、電気料金削減効果を示されたい。
3つ目です。3センターは3年契約とのことでしたが、2025年の契約は昨年と同じですが、昨年度の決算資料と変わるところあれば示してください。
3つ目です。事業所への注意、指導、勧告、受入れ拒否等、条例に基づく処分の状況と改善状況、成果を明らかにしてください。これについては回収が市町に移管になりましたので、制度が変わるところあるのかどうか分かりませんが、条例としては変わらないので、これらの処分がどういうふうになっているかお願いします。
次に、塵芥処理費です。4つ目です。36ページ、ごみ・資源の搬入量の評価です。1つ目、久喜宮代センターのごみ・資源搬入量のうち、令和6年度の搬入量、うち収集量、うち直接搬入量、久喜市、宮代町分に分けて品目別に集計しているかどうか、資料として提出されたい。
(2)です。ごみ・資源とも全体的に減少傾向が続いています。八甫センターでごみが増加に転じている。理由をどのように分析していますか。
3つ目です。3センターとも直接搬入量が昨年に続いて増加傾向が続いています。昨年度は多量排出事業所の合計は減少していたのに、直接搬入量が増加しているということは、事業系全体としてごみ搬出量が増加していると考えられますけれども、どのように分析していますか、評価をお伺いいたします。
5つ目です。ごみ質分析の評価です。菖蒲と八甫センターで、ビニール、合成樹脂類が平均20%超、3センターとも水分が40%超など、分別や水切りなどで市民に呼びかけて協力を求めるべきです。また、厨芥類の減量に向けて、生ごみ処理機の普及を久喜市、宮代町と協議して一層進めるべきです。ごみ質分析の数値の推移について評価と見解をお伺いいたします。
6つ目です。ごみ総排出量、ごみ総排出原単位、家庭系ごみ総排出量、家庭系ごみ総排出量原単位、1人1日当たりの焼却処理量、1人1日当たりの最終処分量、昨年度決算参考資料で3年間の推移を示していただいていますので、令和6年度の表を配付してください。久喜市、宮代町に分けた数値も示してください。
7つ目です。塵芥処分事業です。塵芥処分業務に係る各センターの業務委託費の業務ごとの委託先を示してください。
8つ目、最後です。3センターの資源化・最終処分の状況、資源化、処分先、量、単価、委託料、前年度比較を一覧表で示してください。
それから、し尿汚泥の最終処分についても併せて示してください。
処分先や処分方法で前年度からの変更などがあれば説明をしてください。
以上です。
〇議長(丸山妙子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員のご質疑のうち、1及び3から8についてご答弁申し上げます。
初めに、1でございます。周辺地区環境整備事業(八甫)の負担金の使途内訳については、議案質疑参考資料の18ページ、19ページのとおりでございます。
次に、3でございます。久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例第6条第1項に基づく指導、同条第2項に基づく改善勧告及び同条第3項に基づく受入れ拒否はございませんでした。
次に、4の(1)でございます。久喜宮代清掃センターの市町別内訳につきましては、議案質疑参考資料の22ページのとおりでございます。
次に、4の(2)でございます。八甫清掃センターの燃やせるごみの搬入量の増加は、人口及び世帯数の増加や、新規店舗の開業が主な理由と考えております。
次に、4の(3)でございます。3清掃センターへの直接搬入量の合計は、令和5年度と比較して165.05トン増加いたしました。このうち有料の事業系ごみが91.06トンを占めておりますが、八甫管内での新規店舗の開業による増加が主な理由と考えております。なお、久喜宮代及び菖蒲では減少しております。
そして、残りの73.99トンは、家庭系粗大ごみや罹災ごみ、小中学校の備品や市町管理値で刈払いをした草等の臨時ごみの搬入が影響しているものと分析しております。
次に、5でございます。菖蒲と八甫では、プラスチック製容器包装以外の製品プラの多くは燃やせるごみとして搬出されますが、その組成比率は令和5年度と比較して増加しております。また水分につきましても、環境省の公表資料における県内の焼却施設の平均値を上回っております。今後は、この結果を構成市町と共有し、住民への分別の協力、生ごみの水切りや処理機の利用等について働きかけてまいりたいと考えております。
次に、6でございます。令和6年度の市町別のごみの総排出量の状況については、議案質疑参考資料の23ページのとおりでございます。
次に、7でございます。塵芥処分事業に係る委託先の一覧については、議案質疑参考資料の24ページのとおりでございます。
次に、8でございます。資源化・最終処分の状況の一覧については、資料25ページから30ページのとおりでございます。
なお、令和6年度の変更点でございますが、久喜宮代の焼却灰につきまして、太平洋セメント株式会社の施設故障に伴い、処分先の振替を行っております。また、久喜宮代のごみ処理施設洗車場の槽内汚泥の処理につきまして、作業車両1台当たりの単価契約に改めております。
〇議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
総務課主幹。
〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
〇総務課主幹(松本弘文君) 猪股議員のご質疑のうち、2についてご答弁を申し上げます。
初めに、(1)でございます。令和6年度の電気料金単価等につきましては、議案質疑参考資料の20ページのとおりでございます。
令和6年度の電気料金については、令和5年度と比較しますと単価が減額となったことや、久喜宮代清掃センターし尿処理施設の稼働が終了したこと、また八甫清掃センターし尿処理施設を久喜市に移管したことから減額となったものでございます。
次に、(2)でございます。電気料金の東京電力価格との比較については、議案質疑参考資料の21ページのとおりでございます。
次に、(3)でございます。令和7年度の電気料金単価については、現行契約が令和6年度から3か年の複数年契約であることから、令和6年度と同額でございます。
〇議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) ほぼ了解いたしました。
ごみ処理の収集と選別処分の方法が今後変わっていくので、ちょっと私もまだよく分かっていないのですけれども、これも確認になりますけれども、まず事業所への注意、指導、勧告、受入れ拒否等の、この回収が市町に移管したわけですけれども、こうした事業所への処分については、引き続き衛生組合のほうで権限を持っていくということでよろしいのかどうか、あと1年、2年になりますけれども。それが1つです。
それから、ごみ質分析のところなのですけれども、これも私が理解していないところがあって、久喜の議会のほうで質疑を出して、お答え、資料もいただいてはいるのですけれども、これは回収が市町に関しても、やっぱり組合であと1年、2年実施をしていくということになるのでしょうか、これも確認をお願いいたします。
それによって、市民、住民に対するいろんなごみ減量の指導、啓発などを行っていかなくてはならない、当然事業系の啓発も行っていかなくてはならないのですけれども、事業系については直接事業所との話は、これは市町が行うわけですよね。そこら辺の役割分担というのがどういうふうに変わってくるのかということを教えてください。
それから、あと大体いいのですが、ごみ排出量の資料を出していただきました。今、さっと見たので全体で比較できないでいるのですけれども、ちょっと気になるところがあります。ページ数、参考資料の23ページ、ごみ総排出量等統計表なのですけれども、令和6年度分の久喜市、宮代町の総排出量から原単位それぞれ出してもらったのですが、昨年も実は出してもらって、昨年の傾向としては、久喜市分がどうもごみの排出が増えているな、宮代町分が減っているなというふうに全体的に印象があったのですが、令和6年度分を前年度と比較いたしますと、逆に久喜市分が、例えばごみ総排出量、それから原単位、家庭系ごみの資源ごみの排出量原単位、それから1人当たりの処理量、これらが久喜市分が逆に減っているのですけれども、焼却は増えているのか、大体久喜市分が減ってきているのですけれども、逆に宮代町分が増えているように傾向として見受けられます。そこら辺をどのように捉えているのか。これは衛生組合、ここでお聞きするのか、それぞれの市町で聞いたほうがいいのかよくこれも分からないでいるのですけれども、取りあえずこちらで分析評価していればお聞かせいただきたいと思います。
以上です。
〇議長(丸山妙子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
初めに、事業所への指導の関係でございます。事業所への指導に関わる事務につきましては、廃棄物の排出抑制や排出抑制に関する事務の一環といたしまして、令和6年度から久喜市及び宮代町が実施しております。しかしながら、処理施設への搬入時に発覚した条例に基づかない範囲の軽微な誤り等に対する注意につきましては、本組合が引き続き実施しております。
また、事業所への指導ということでございますが、分別の不徹底が続くですとかそういった場合には、当然我々のほうが情報のほうを得ておりますので、久喜市、宮代町と協力して共に指導を行うというような形になっております。
また、受入れ拒否、こちらにつきましては、久喜市、宮代町によらず我々のほうの権限ということになります。ですので、条例のほうでこちらのほうを勧告、受入れ拒否等につきましては、我々のほうが権限を持っていると、そのような切り分けとなってございます。
続きまして、ごみ質分析の測定の関係でございます。現在、久喜市及び宮代町で行われている組成分類、あと我々のほうで行っているごみ質分析でございますが、久喜市、宮代町のほうで行われているこちらのほうの分類につきましては、質ベースといいまして集積所からこちらのほう、集められたごみの分析という形になってございます。
我々のほうで行っているごみ質分析ですが、これのほうは法令で定められておりまして、焼却施設に投入されたものの中からサンプルを採取し、こちらのほうを乾燥機などにより乾燥させて水分等を計量、その後、それぞれの成分に分類と、そういった形になっておりまして、多少内容が異なっております。市町から排出された集積所の生のこちらのほうの状況ということでございましたらば、市町のほうの分析のほうがより正確であろうと考えてございます。
続きまして、こちらのほうの市町の総排出量の関係でございます。宮代町の各種数値が軒並み上昇しておりますが、この原因でございます。宮代町では、公共収集で燃やせるごみ、粗大ごみ、プラスチック類の収集量が令和5年度よりも増加しており、全体でも約75トンの増加となっておりますことから、各種数値が上昇したものでございます。その理由につきましては、我々のほうではこちらのほうは把握してございません。
〇議長(丸山妙子君) 再々質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 移行期にあるものだから、どこまでがこちらの権限で、どこからどこを久喜市、宮代町でそれぞれ担当して、どこで聞いたらいいのかとよく分からないでいます。
それでちょっと気になったのですけれども、事業所への条例に基づく注意、指導、勧告等々ですけれども、そうすると今後は、今後はといいますか、もう既に回収は市町に行っているわけだから、本来は市町でこうした事業所への指導や処分を行わなければならないということになるわけでしょうか。そうすると、それぞれの市町の条例整備はどうなっていましたっけ。これも条例として整備しなければいけない。既にありましたか。よく分からない。条例としてきちんと整備していかなくてはならないことになるのでしょうか、今年、来年。これもここで聞くべきことなのかどうかよく分かりませんけれども、判断があればお願いをいたします。
それから、ごみ質分析のそれぞれの違い、両市町でもやり、衛生組合でも質ベースでやるのだと、これは分かりました。
それから、ごみ総排出量の統計上の推移で、これ以上ここで聞いていいのかどうか分かりませんけれども、そうすると久喜市分について減量の効果は上がっているというふうに評価していいと考えていらっしゃるかどうか。
それから、宮代町で増えているのは、単純に言えば人口増の影響ということになるのかどうかお願いします。
〇議長(丸山妙子君) 猪股議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員の再々質疑にご答弁申し上げます。
事業所への指導につきましては、令和6年度の事務移管時に久喜市、宮代町の担当者とこちらのほうは協議のほうを行いまして、事業所のほうは久喜市、宮代町のほうで指導するということで例規のほうも整備すると伺っております。こちらのほうは利益のほうは整備されているものと我々は把握してございます。
次に、久喜市、宮代町のごみの減量でございます。久喜市につきましては、家庭系につきましては減量の効果が出ているものと我々のほうは把握しております。
宮代町につきましては、人口数がほぼ横ばいで排出量が増えたというような状況になっておりまして、なぜ増えたのかというところがちょっとこちらのほうは把握が難しいところでございます。
〇議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
次に、福澤議員、お願いします。
〔5番 福澤和美君登壇〕
〇5番(福澤和美君) 議席番号5番、福澤和美でございます。令和6年度久喜宮代衛生組合一般会計歳出歳入歳出決算についてお伺いいたします。
決算に係る主要な施策の成果に関する調査の32ページから36ページになります。排出ガス量についてお伺いいたします。久喜宮代清掃センターにおいては、5月、1炉1万3,000ノルマルリューベ・パー・アワー、以降単位は全てノルマルリューベ・パー・アワーでお伝えいたします。2炉、8,980。11月、1炉1万4,500、2炉9,370。菖蒲清掃センターにおいては、5月、1炉1万5,100、2炉9,670。11月、1炉1万3,000、2炉1万2,800。八甫清掃センターにおいては、5月、A炉2万5,900、B炉2万5,200。11月、A炉2万6,300、B炉2万7,400となっています。それぞれの清掃センターの排出量の違いについて理由をお伺いいたします。
〇議長(丸山妙子君) 福澤議員の質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 福澤議員のご質疑についてご答弁申し上げます。
排出ガス量は、焼却方式やごみ質などによって変動いたします。久喜宮代及び菖蒲清掃センターの焼却炉はストーカ式、八甫清掃センターの焼却炉は流動床式であり、この炉の形式の違いや、測定時に焼却していたごみ質の違いが影響していると考えられます。
なお、八甫清掃センターにおいて排出ガス量が多いのは、加熱空気の吹き込み工程により、吹き込んだ空気も含んだ量となっているためでございます。
〇議長(丸山妙子君) 以上で福澤議員の質疑を打ち切ります。
引き続きまして、野原議員、お願いします。
〔6番 野原洋子君登壇〕
〇6番(野原洋子君) 議席番号6番、野原洋子でございます。議案第7号 令和6年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について1点質問させていただきます。
決算書36ページ、成果調書31ページ、3款衛生費、1項2目塵芥処理費について、塵芥収集料金事業の不用額についてお伺いいたします。久喜宮代が77万6,419円、菖蒲が43万362円、八甫が236万8,735円と大きく異なっておりますが、その理由をお伺いいたします。
〇議長(丸山妙子君) 野原議員の質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 野原議員のご質疑についてご答弁申し上げます。
各センターにおける塵芥収集処分事業の不用額の差は、それぞれ実施する事業の規模により生じたものと考えております。特に八甫では、ペットボトル運搬圧縮処理業務委託料の当初予算における積算単価及び想定量と、実際の契約単価及び実績量との差により不用額が生じたものでございます。
〇議長(丸山妙子君) 以上で野原議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして、議案第7号に対する質疑を打ち切ります。
次に、議案第8号 令和7年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についての質疑を通告順にお受けいたします。
猪股議員、お願いします。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) 補正予算(第1号)の21ページです。先ほども話は決算のほうでもちょっと触れられていたのですけれども、焼却灰セメント原料化業務委託業者施設修繕による受入れ制限の経過と内容、太平洋セメントの受入れができなくなったということで振替になるわけですけれども、その期間、いつ頃までになるのか、また受入れ量の変化はどのぐらいと見込んでいるのか、委託先業者の変更などについて説明をしてください。
〇議長(丸山妙子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員のご質疑にご答弁申し上げます。
令和6年11月に太平洋セメント株式会社熊谷工場において、セメント製造主要設備であるロータリーキルンの回転運動を支えるタイヤに重度の故障が確認されました。現在のところ、応急補修により施設運転を継続しておりますが、今後の修繕工事による運転停止が長期化するおそれがあることから、県内の広域委託処理協定の締結先である埼玉県清掃行政研究協議会に対し、焼却灰の搬入抑制を依頼したとのことでございます。
その後、同協議会から当組合に対し、令和7年度の焼却灰の受入れ上限量を849トンとする連絡を受けたものでございます。
今回の補正では、久喜宮代及び八甫で実施する焼却灰セメント原料化業務委託の搬出予定量である1,190トンのうち、久喜宮代分を800トンから459トンに減らし、2センターの合計で受入れ上限量である849トンと見込んだことにより、久喜宮代分の委託料を減額するものでございます。その上で、焼却灰路盤材原料化業務への振替により、当該委託料を増額するものでございます。
〇議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
猪股議員。
〔13番 猪股和雄君登壇〕
〇13番(猪股和雄君) そうしますと、先ほど決算に係る参考資料で出していただいた昨年度の太平洋セメントの搬入量が、久喜宮代センター分だけが3割ほど減っている。これが今後は849トンになるということだから、久喜宮代分をほとんど減らさなくてはならない、ほとんど減らして路盤材のほうに変更するということになるわけですか。
〇議長(丸山妙子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
業務課課長補佐。
〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
〇業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員の再質疑にご答弁申し上げます。
初めに、令和6年度の決算のところで触れられておりましたが、こちらの故障のほう令和6年11月ということでございまして、令和6年度の下半期につきましても、こちらのほう搬入制限がございました。下半期の受入れで焼却灰は久喜宮代と八甫合計で321.1トン以下にするようにというような制限がかけられました。そのため、こちらのほう令和6年度につきましても、一部を焼却灰路盤原料化業務のほうに振り替えて搬出しているというようなことでございます。
八甫清掃センターにつきましては、焼却灰の搬出先が太平洋セメント株式会社1社のみとなっておりますことから、必然的に久喜宮代清掃センターのほうで振替を行うというような形になってございます。令和7年度につきましても、こちらのほう当初久喜宮代のほうの搬出予定量800トンでございましたが、459トンというように減らしまして振り替えるというような形となってございます。
〇議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
これをもちまして、議案第8号に対する質疑を打ち切ります。
議案第9号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例、議案第10号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例については、通告がございませんでしたので、質疑を打ち切ります。
休憩いたします。
休憩 午前 9時51分
再開 午前 9時52分
〇議長(丸山妙子君) では、再開いたします。
◇
◎討論・採決
〇議長(丸山妙子君) 日程第3、これより討論・採決を行います。
議案第7号は討論の通告がありませんでしたので、直ちに採決に入ります。
議案第7号 令和6年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
議案第8号は討論の通告がありませんでしたので、直ちに採決に入ります。
議案第8号 令和7年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
議案第9号は討論の通告がありませんでしたので、直ちに採決に入ります。
議案第9号 久喜宮代衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
議案第10号は討論の通告がありませんでしたので、直ちに採決に入ります。
議案第10号 久喜宮代衛生組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
〇議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
◇
◎議長挨拶
〇議長(丸山妙子君) 以上をもちまして、本議会に付された案件は全て終了いたしました。
本日は、提出議案に対する慎重なご審議をいただき、誠にありがとうございました。
◇
◎管理者挨拶
〇議長(丸山妙子君) それでは、管理者の挨拶をお願いいたします。
〔管理者 梅田修一君登壇〕
〇管理者(梅田修一君) 久喜宮代衛生組合議会第2回定例会にご提案いたしました議案第7号から議案第10号につきまして、議員の皆様には慎重にご審議の上、ご議決を賜りまして、誠にありがとうございました。
質疑、質問の中で賜りましたご意見等については十分検討して、今後の組合運営に反映をさせてまいります。今後とも議員の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げまして、御礼の挨拶といたします。大変ありがとうございました。
◇
◎閉会の宣告
〇議長(丸山妙子君) これをもちまして、令和7年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を閉議、閉会といたします。
閉会 午前 9時56分