令和3年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会 第27日

令和3年11月24日(水曜日)
 議 事 日 程 (第2号)

 1 開  議
 2 管理者提出追加議案の上程(議案第10号〜議案第12号)
 3 提案理由の説明
 4 議案に対する質疑
 5 討論・採決
 6 議長挨拶
 7 管理者挨拶
 8 閉  議
 9 閉  会

午前9時開議
 出席議員(14名)
     1番   春  山  千  明  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   成  田  ル ミ 子  君
     5番   合  川  泰  治  君      6番   泉     伸 一 郎  君
     7番   大  橋  き よ み  君      8番   斉  藤  広  子  君
     9番   園  部  茂  雄  君     10番   鈴  木  松  蔵  君
    11番   川  野  武  志  君     12番   塚  村  香  織  君
    13番   猪  股  和  雄  君     14番   丸  山  妙  子  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  梅  田  修  一  君
   副管理者  新  井  康  之  君
   代  表  保  坂     弘  君
   監査委員

   会  計  土  堂  和  弘  君
   管 理 者

   参  与  荻  野  和  久  君
   参  与  吉  永  吉  正  君
   事務局長  宮  内  敦  夫  君
   総務課長  佐  藤  賢  治  君
   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   施設課長  諏  訪  忠  司  君

   総 務 課  松  本  弘  文  君
   主  幹

   業務課長  赤  羽  貴  裕  君
   補  佐

   菖蒲清掃  小  林  利  夫  君
   センター
   所  長

   八甫清掃  月  安  高  広  君
   センター
   所  長


 本会議に出席した事務局職員
   書  記  森  田  洋  輔
   書  記  鈴  木  優  二
   書  記  伊  奈  貴  洋

    ◎開議の宣告                           (午前 9時00分)
議長(丸山妙子君) ただいまの出席議員は14名でございます。
  定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎管理者提出追加議案の上程
議長(丸山妙子君) 管理者から追加議案について提出の申出がありました。
  議会運営委員会の委員におかれましては、次の休憩時に議会運営委員会の開催をお願いいたします。
  では、休憩といたします。

    休憩 午前 9時01分

    再開 午前 9時08分

議長(丸山妙子君) 再開します。

                        ◇                      

    ◎議会運営委員長報告
議長(丸山妙子君) ただいま議会運営委員会が開催されましたので、議会運営委員会委員長の報告を求めます。
  斉藤議会運営委員会委員長。
                 〔議会運営委員長 斉藤広子君登壇〕
議会運営委員長(斉藤広子君) おはようございます。ただいま議長から要請を受け、議会運営委員会を開催いたしましたので、その概要につきましてご報告申し上げます。
  管理者提出追加議案3件を提出したいとの申出がありましたので、協議いたしました結果、議案第15号といたしまして久喜宮代衛生組合一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第11号といたしまして埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について、議案第12号といたしまして、久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてを本日の日程に追加し、議題とすることと決定いたしました。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎日程の追加
議長(丸山妙子君) お諮りいたします。
  委員長の報告のとおり、管理者提出議案3件を本日の日程に追加したいと思います。これにご異議ございませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) ご異議なしと認めます。
  よって、管理者提出議案3件を本日の日程に追加し、本日の議題とすることに決定いたしました。
  議事日程については、あらかじめ配付させていただきましたので、ご了承をお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(丸山妙子君) 追加日程第2、議案第10号から議案第12号を一括上程し、議題といたします。
  追加日程第3、管理者より追加議案について提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いいたします。
                 〔管理者 梅田修一君登壇〕
管理者(梅田修一君) 皆さん、改めましておはようございます。本日、追加議案を提出いたしましたところ、ご了承を賜りご審議いただきますことを厚くお礼申し上げます。
  それでは、追加議案のご説明を申し上げます。追加議案書の1ページをお開きください。議案第10号 久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例です。人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じ、一般職職員の給与の改定等を行いたいので、この案を提出するものです。
  続きまして、議案第11号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてです。追加議案書の2ページをお開きください。埼玉県内の市町村や一部事務組合等の退職手当関連事務を共同処理しております埼玉県総合事務組合の構成自治体の名称変更に伴いまして、同組合の規約を変更することについて協議したく、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものです。
  続きまして、議案第12号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてです。追加議案書の3ページをお開きください。久喜宮代衛生組合の公平委員に欠員が生じましたことから、後任を選任することについて、議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定によりまして、この案を提出するものです。
  後任といたしましては、住所、埼玉県南埼玉郡宮代町宮代3丁目2番11号、布目かよ子、生年月日、昭和40年3月1日生まれを選任したいという内容であります。布目かよ子さんにおかれましては、社会保険労務士、また行政書士としてご活躍され、現在宮代町の公平委員を務めていただいております。
  議案第10号、議案第11号の詳細につきましては事務局長をして説明申し上げますので、慎重審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
議長(丸山妙子君) 続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
  事務局長、お願いします。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) おはようございます。追加議案の補足説明をさせていただきます。
  議案第10号 久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございます。追加議案書の1ページをお開きください。あわせて、別冊の条例の一部改正等に伴う新旧対照表(追加議案分)の1ページを御覧いただきたいと存じます。一般職職員の給与につきましては、地方公務員法により生計費並びに国及び他の地方公共団体の給与、民間事業所従業員の給与との均衡等を考慮し、定めるものとされております。
  このことを踏まえまして、久喜宮代衛生組合におきましては、従来から人事院勧告制度を尊重し、これに準じた給与制度を採用することで適正な給与水準に努めているところでございます。
  こうした中、令和3年の人事院勧告及び埼玉県人事委員会勧告、また埼玉県県内他団体の動向等を慎重に検討した結果、国家公務員の給与改定に準じた内容で改正を行うことが適当と考えまして、一般職職員の給与に関する条例の一部改正を行うものでございます。
  それでは、改正内容につきまして順次ご説明申し上げます。議案書の1ページ、第1条でございます。第23条第2項の改正でございますが、こちらは再任用職員以外の職員の期末手当に関する規定でございまして、6月に支給する勤勉手当の支給割合を現行の100分の127.5とし、12月に支給する勤勉手当の支給割合を0.15か月分引き下げ、100分の112.5に改めるものでございます。
  第3項の改正でございますが、こちらは再任用職員の期末手当に関する規定でございまして、6月に支給する勤勉手当の支給割合を現行の100分の72.5とし、12月に支給する勤勉手当の支給割合を0.1か月分引き下げ、100分の62.5に改めるものでございます。
  この第1条の規定につきましては、ご議決をいただきましたら、公布の日に施行するものでございます。
  次に、第2条でございます。新旧対照表は2ページでございます。こちらは、第1条におきまして、12月支給の期末手当から本年度分の引下げを行うものでございますが、来年度におきましては、引下げ率を2回にならし、6月、12月の支給割合を均等にするものでございます。
  第2項では、再任用職員以外の職員の期末手当の支給割合を、6月、12月とも100分の120とするものでございます。
  第3項では、再任用職員の期末手当の支給割合を、6月、12月とも100分の67.5とするものでございます。
  こちらの規定につきましては、令和4年4月1日に施行するものでございます。
  以上が議案第10号 久喜宮代衛生組合一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の補足説明でございます。
  続きまして、議案第11号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてでございます。追加議案書の2ページをお開きいただきたいと存じます。退職手当関連事務を共同処理しております埼玉県市町村総合事務組合でございますが、組合を構成する埼玉県都市競艇組合が令和4年4月1日に埼玉県都市ボートレース企業団に名称を変更することから、地方自治法第286条第1項の規定によりまして、埼玉県市町村総合事務組合の規約について、所要の改正を行う必要があります。
  一部事務組合の規約の変更につきましては、同法第290条の規定によりまして、構成する市町村等の協議が必要なことから、規約変更の協議をすることについて議決を得たく、提案するものでございます。
  以上で追加議案の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
議長(丸山妙子君) 以上で補足説明を終わります。
  議案第10号から議案第12号に対する質疑については、通告を省略し、議案第9号に対する質疑の後にお受けいたします。

                        ◇                      

    ◎議案に対する質疑
議長(丸山妙子君) 日程第4、議案に対する質疑をお受けいたします。
  議案第6号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての質疑をお受けいたします。
  なお、この議案につきましては、歳入歳出に分けて通告順に順次お受けいたします。
  まず、歳入からお受けいたします。
  初めに、猪股議員、お願いいたします。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 議案第6号の一般会計決算の歳入について質疑いたします。
  まず最初は、決算書10、11ページです。物品売払代金についてです。資源回収物ですけれども、売却量が一昨年まで量は漸減傾向だったのですが、昨年度は多くの品目でやや増加となってきました。ところが、売却額は30%以上の大幅減となっています。
  これは、まず第1点として、市況の悪化によるものなのか、理由をどう分析しているのかお願いいたします。
  2つ目です。その一方で、資源集団回収は、回収団体数は増加しているのですけれども、久喜宮代、菖蒲とも紙類の回収量、報償金とも減少してきています。八甫は一部で増加してきています。こうした実態を踏まえると、組合の費用対効果から、また集団回収団体の支援を含めて、組合による直接回収をなるべく減らしたほうが財政的にはむしろいいのではないかというふうに考えられます。
  そこで、資源物は衛生組合の資源リサイクルに出すよりも、できるだけですけれども、地域や学校の集団回収に出すよう、啓発の仕方を転換していってはどうかというふうに考えます。回収の考え方を転換する、また啓発についてはホームページ、ごみ収集カレンダー、資源リサイクルの解説、それからごみ分別一覧表にも資源物は資源集団回収へできるだけ出してくださいということを積極的に掲載していってはいかがかと思いますが、お考えをお伺いいたします。
  2つ目です。小型廃家電リサイクルです。これは3センターとも昨年度売却量ゼロとなりました。以前はピックアップ回収していたわけですけれども、衛生組合では燃やせないごみからの抽出、ピックアップを行わないことにしたということで理解していいか、お願いいたします。
  そうしますと、小型家電が含まれていた場合、燃やせないごみと一緒に破砕して金属等として処分をしていくということになりますけれども、そういう理解でよろしいでしょうか。
  これもせっかく有価物としてピックアップしたほうが、本当はその中のレアメタル等を取り出す場合にも効率は上がると思っています。ところが、そうなっていないということになりますと、ホームページや収集カレンダー等で、パソコンはリネットジャパンへということをちゃんと書いてあるわけですよね。それと一緒に、小型家電も一緒に無料で回収してもらえるということを積極的に啓発、宣伝していってはいかがでしょうか。
  私もリネットを利用していますけれども、家電4品目を除いて液晶モニター、プリンター、ゲーム機、デジカメ、DVDプレーヤー、携帯電話、ビデオ、オーディオ、キッチン家電、生活家電などを一緒に入れていいわけです。そのことによってレアメタルや金属資源として生かすことになっていくと思います。特に街なかでトラックが回ってきて回収していますけれども、往々にして不法投棄につながると言われています。そういうところに出さないことにもつながると思いますので、いかがか、お考えをお伺いいたします。
  3つ目です。容器包装再商品化合理化拠出金です。決算では12、13ページ、調書では15ページに掲載されております。容器包装再商品化合理化拠出金の減少が続いておりましたが、昨年度は復活いたしました。その内訳と経過を説明してください。今後の見通しについてもお伺いします。
  4つ目です。ペットボトル有償入札拠出金は、八甫センターで拠出量が189トン、10%増、拠出金額は788万円で5%減となりました。この理由と評価を説明してください。
  14、15ページです。これも毎年聞いておりますけれども、東電福島第一原発事故に係る放射線測定費用等の賠償金についてです。(1)としまして、放射線測定費用賠償金は、3センター合計で53万円、マイナス19%になりました。その理由と積算を説明してください。
  (2)です。歳出では、47ページ以降に放射性物質測定業務がのっているのですけれども、3センターのごみ処理施設各種検査業務委託に含まれているのですけれども、それぞれの検査費用を明らかにしてください。これは一覧表の提出をお願いしております。
  これまでの放射性物質検査費用、検査機器の購入費用、人件費等の請求内訳、支払いの内訳、新たに支払われたもの、未払い分の内訳を明らかにしてください。これも資料の提出を求めております。
  (3)としまして、東電への要望書の提出、協議経過を明らかにしてください。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) おはようございます。猪股議員ご質疑のうち、私から1、2の(2)、3、4についてご答弁申し上げます。
  初めに、1の(1)でございます。売却収入の減は、資源物の売却単価が大きく減額となりましたことが影響しているものと考えております。その原因について、資源の売却先である久喜宮代資源リサイクル事業協同組合に確認いたしましたところ、コロナ禍における景気の停滞から製品需要が落ち込み、原材料の在庫が増えたことから、リサイクル資源の市況価格が下落したとのことでございます。
  続きまして、1の(2)でございます。資源集団回収量の減については、新型コロナウイルス感染症の拡大により、一部団体で活動を休止、縮小したことが原因と考えておりますことから、コロナ禍が終息し、団体が通常どおりの活動を行えるようになれば、回収量が回復していくものと考えております。当組合では、行政回収と資源集団回収のどちらか一方に偏るのではなく、資源リサイクルの取組の両輪として、今後も事業を継続してまいりたいと考えております。
  資源集団回収の利用の促進については、ホームページやごみ収集カレンダーにおいて、資源の排出先について資源集団回収の活用を促す内容を掲載するよう検討を進めてまいります。
  続きまして、2の(2)でございます。久喜市及び宮代町は、当組合の呼びかけにより、小型家電リサイクル法の認定事業者であるリネットジャパンリサイクル株式会社と提携し、パソコンと一緒に送付すること等を条件に、小型家電製品の無料回収を実施しております。
  この取組は、当組合のごみ処理量の低減に寄与するものであること、また回収した小型家電製品から有用な資源を取り出す、いわゆる都市鉱山の考え方からも機会を捉えて積極的に広報してまいりたいと考えております。
  続きまして、3でございます。再商品化合理化拠出金は、容器包装リサイクル法に基づき再商品化された容器包装対象物について、リサイクルにかかる実際の費用が指定法人である公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の想定額を下回った場合に、その差額の2分の1を原資として、市町村が引き渡した容器包装対象物に対し、品質や低減額貢献度の割合を算出し、翌年度にリサイクル協会から配分されるものでございます。
  リサイクル協会からの令和元年10月28日付通知では、翌年度の拠出金は発生しない見込みとのことでございましたが、昨年9月4日付通知において、算定の結果、拠出金が発生したとのことにより、品質基準に基づく配分額42万8,911円、低減額貢献度に基づく配分額74万4,788円、合計117万3,699円が入金されたものでございます。
  なお、リサイクル協会に確認したところ、今年度の拠出金は発生しないと伺っており、来年度も発生しない見込みであることを確認しております。
  続きまして、4でございます。容器包装リサイクル協会におけるペットボトルの入札は、1年に2回、半期ごとに実施されておりますが、1トン当たりの税抜き落札単価は、昨年度上期が5万4,000円、前年度同期比較でプラス9,000円と上昇したものの、下期が2万1,323円、前年度同期比較でマイナス2万8,777円と下落したことが拠出金収入の減額につながったものと考えております。
  リサイクル協会によれば、シートや繊維への利用が前年度比で減少しており、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたことが要因であると伺っております。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) おはようございます。猪股議員ご質疑の2のうち、(1)についてご答弁申し上げます。
  小型家電リサイクルにつきましては、海外での廃棄物の輸入規制等の影響により、再資源化に要する事業者側の費用が増大していることから、小型家電リサイクル法施行令で掲げております28分類の品目のうち、平成30年度は粗大系の大きいサイズの製品や木質、布類、プラスチック等が主体となっている製品で金属含有率の低いものが売却不可能となりました。
  令和2年度は、売却不可能となる品目がさらに拡大され、デジタルカメラやビデオデッキ、オーブンレンジなどの金属含有率の高い51製品についても全て売却不可能となりました。
  このことから、令和2年度については、小型家電リサイクルのうち、火災の原因と考えられる充電式小型家電製品のみを抽出回収を行って、各施設で保管をしておりました。
  また、充電式小型家電製品以外のものについては、燃やせないごみと一緒に破砕して、金属として売却するものや不燃残渣等として処分をしております。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 猪股議員のご質疑のうち、歳入の5について順次ご答弁を申し上げます。
  まず、(1)でございます。令和2年度歳入決算に計上しております放射線測定費用賠償金につきましては、令和元年度中に測定業務を実施し、支出したものについて、その費用を東京電力に対して請求し、支払いを受けたものでございます。
  お手元の議案質疑参考資料の1ページを御覧いただきたいと存じます。放射線測定費用賠償金の3センター合計で53万円となった理由につきましては、3センターの放射性物質測定業務における検査検体数において、平成30年度46検体から令和元年度計33検体に減少したことによるものでございます。
  内容につきましては、久喜宮代清掃センターは、平成30年度は計20検体だったところ、令和元年度は計13検体、菖蒲清掃センターは、平成30年度は計12検体だったところ、令和元年度は計8検体、八甫清掃センターは、平成30年度は計14検体だったところ、令和元年度は計12検体でございました。
  続きまして、(2)でございます。議案質疑参考資料の1ページを御覧いただきたいと存じます。久喜宮代清掃センターにつきましては、ごみ処理施設において発生した焼却灰やし尿処理施設において発生した脱水汚泥など計13検体について放射性物質濃度測定を実施し、これに要した費用20万5,200円を、菖蒲清掃センターにつきましては計8検体を測定し、その費用13万3,920円を、八甫清掃センターにつきましてはし尿処理施設から発生した汚泥焼却灰も含め計12検体を測定して、その費用19万6,560円をそれぞれ賠償金として請求、全額が支払い対象として認められ、それぞれ収入したところでございます。
  これまでの放射性物質検査等の費用及び内訳につきましては、議案質疑参考資料の2ページから12ページを御覧いただきたいと存じます。平成23年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故の発生以来、令和元年度末までに実施した放射性物質検査その他の費用の合計779万2,339円の全額を東京電力に対して請求をしてございます。
  内訳は、放射性物質検査で740万7,689円、検査機器の購入で33万3,375円、人件費関係で5万1,275円となっております。これに対しまして、放射性物質検査費用における7万848円及び人件費関係の4万114円が現在のところも未払いという状況になってございます。
  続きまして、(3)でございます。議案質疑参考資料の2ページから12ページを御覧いただきたいと存じます。東京電力への放射線測定費用賠償金の請求に当たりましては、毎年度請求書と同時にこれまでの未払い分全額の支払いと域内住民の皆様への一層の安全安心を確保する取組を行うことについて要望書を提出しているところです。
  本年度につきましては、直接東京電力の方にご来庁いただき、本衛生組合の立場、請求内容をご説明を申し上げ、支払いをお願いしたところでございます。
  その結果、本年度ではございますが、議案質疑参考資料の10ページに記載いたしましたとおり、未払い分の一部についてお支払いをいただけることとなりました。内訳といたしましては、平成23年度における放射性物質に係る説明会の旅費4,100円と給与費1,821円、平成24年度における給与費9,340円、平成25年度における放射性物質検査のうち、剪定枝チップ検査分1万3,650円でございます。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 最後の東電への放射性物質の検査等々の請求については、まだまだ不十分、全額の支払いがなされていないという現状はあるのですけれども、一部前進をした。これは、衛生組合事務局として、当局として、きちっと東電に請求書を提出して話合いもしてきた、その成果だということで評価させていただきます。なかなか東電のほうの考え方というのは固いものがありますし、全国的な対応の一環ではありますので、難しいと思いますけれども、引き続き請求、そして話合い、要求を続けていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
  それから、大体数字的な説明については理解いたしました。特に小型家電の回収なのですけれども、私はちょっと誤解していたかもしれません。衛生組合としてピックアップ収集をやめた理由、売れないからということで説明いただきました。やむを得ない面があるかと思いますけれども、であればなおさら最初に答弁いただいたように、リネットジャパンとせっかく契約をして、そこにパソコンと一緒に包装して送って、そちらのほうで貴重金属などを抽出してもらっているわけですから、そちらに出すということを積極的にこれからも啓発していただきたいと思います。
  本当に私もそうでしたけれども、リネットジャパンにパソコンを送る、そのときに一緒に入れていいのだ、逆にそちらのほうが多くなっても構わないのだということをほとんど知らないのですよね、市民は。もちろん廃パソコンというのはそんなにたくさんは出ないと思いますけれども、せっかくそういう制度があってやってもらえるわけですから、市民にもっともっと知られるように啓発をしていただきたい。特に街なかの回収にはできるだけ出さないほうが望ましいわけですので、そのことも含めて一緒に啓発をお願いしたいと思います。
  あとは結構です。
議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
  次に、大橋議員、お願いします。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) 引き続き、歳入について伺います。
  13ページ、諸収入、雑入、再商品化合理化拠出金について伺います。再商品化合理化拠出金の近年の決算調書を見ると、平成29年度は約500万円、平成30年度は約7万円、令和元年度はゼロ円でしたが、令和2年度は各清掃センターで配分額があり、合計で117万3,699円となっています。衛生組合として何か工夫や注意した点があったか伺います。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 大橋議員のご質疑にご答弁申し上げます。
  昨年度は、令和元年度に引き渡したプラスチック製容器包装の再資源化に要した費用が容器包装リサイクル協会の想定額を下回りましたことから、再商品化合理化拠出金の対象となったものでございます。この拠出金の配分には、リサイクル協会に引き渡した資源の分別基準適合率が関係しており、その向上には住民の皆様のご協力が欠かせないものでございます。
  今後も当組合のホームページやごみ収集カレンダーを活用し、分別を分かりやすく説明することによって、分別適合基準を満たす資源の引渡しに努めてまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) 今回リサイクル協会のホームページを見させていただいたのですけれども、想定量は毎年の市町村からの申込み量となっています。令和元年度と令和2年度はどれぐらいの差があったのかお聞きします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 大橋議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  ちょっと一部、少し思い違いがあるのかなというようなところがございますので、そこのところからご説明させていただきます。容器包装リサイクル協会が想定しているリサイクルにかかる費用というのは、実際にリサイクルの再商品化事業者が商品をリサイクルする際にかかる費用のことで、リサイクル協会がこちらのほうを算定しているものでございます。ですので、想定量によって出る、出ないが決まるというものではございません。
  その点を踏まえて申し上げますと、リサイクル協会のほうではリサイクルに係る想定額、こちらのほうを数年に1回見直しております。そちらのほうの想定額と実際にリサイクルにかかった費用、こちらでリサイクルにかかった費用のほうが下回った場合にその想定額とリサイクルにかかった費用の差額、そこから拠出金のほうの原資ができるというようなことになります。
  昨年度プラスチックの容器包装のほうで拠出金が出たのは、リサイクル協会で最初に思っていた想定額のほうが高かったということで、こちらのほうが拠出されたということでございますけれども、今現在リサイクル協会のほう、想定額の見直しのほうを行いまして、実際にかかる費用と差額はほとんどなくなっている、または実際かかる費用のほうが高い状態が続いております。そのため今年度や来年度、こちらは出ない見通しであると、そのようなことになっております。
  ですので、私どもの量が増えたから、減ったからということでこちらのほうの拠出金が出る、出ないということではないので、そこら辺はご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 再々質疑をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) それでは、きれいか少ないかがチェックポイントになってくるということなのですけれども、やはりリサイクル協会に言われるがままと言ったら変ですけれども、そちらのほうはどうすれば拠出金が出るように、きれいか少ないかというのがチェックポイントになると思うのですけれども、そちらのほうの研究というのはしているのかということと、ゼロでも仕方がないということで、年によっては500万円とか100万円とかになることもあるし、結局そういう金額が随分差がありますよね。でも、衛生組合としてはゼロでも仕方がないということで考えていらっしゃるのでしょうか。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  業務課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 大橋議員の再々質疑に対する答弁のほうを申し上げます。
  まず、リサイクル協会に引き渡したときの拠出金の関係ですけれども、こちらのほうなのですが、品質基準に基づく配分額と低減額貢献度に基づく配分額、このように2つに分かれております。このうち品質基準に基づく配分額、こちらのほうの拠出を受けるには、品質の良いものでないとこちらのほうは受けられません。具体的に申しますと、引き渡した量のうち、容器包装リサイクル協会が求める基準に達しているものが95%以上または適合率が90%以上で前年度よりも2%そちらのほうの適合率が向上した場合、その場合に品質の基準の拠出金のほうが支払われると、そのような仕組みになっております。ですので、住民の皆様にはやはり分別のほうのご協力が必須というような形となってございます。
  また、拠出金の制度でございますけれども、再商品化合理化拠出金制度については、平成9年4月に本格施行された容器包装リサイクル法から遅れて平成20年4月に施行されておりますことから、法律の施行当初は市町村への拠出金の配分は想定されていなかったものと推測されます。この拠出金は、リサイクル協会が事業者から徴収した再商品化想定費用と実際に要した費用との差額の処理とも言えますことから、リサイクル協会に対し、拠出金の支出の継続等を求めるというのは困難であろうと考えてございます。
  このことから、衛生組合といたしましては、こちらのほう、収入がゼロになる年もございますけれども、そのことについて格段の意見はございません。
議長(丸山妙子君) 以上で大橋議員の質疑を打ち切ります。
  次に、渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。議案第6号について、歳入の部分について質疑をさせていただきます。
  まず初めに、8ページ、使用料及び手数料、塵芥処理手数料のところで、消費税についてお伺いします。前年10月からの消費税10%への消費税率の引上げから引き続きまして、令和3年度も一般廃棄物処理手数料は値上げがされております。それぞれの処理手数料の収入済額のうち、消費税分を伺います。粗大ごみ、搬入持込み、し尿、浄化槽等お伺いいたします。
  2です。8ページ、使用料及び手数料、塵芥処理手数料です。成果に関する調書のP8、9にあるように、家庭系ごみの自己搬入の件数が久喜宮代のうちの久喜は407件、菖蒲は55件、八甫は91件と軒並み伸びております。また、粗大ごみ処理手数料も販売枚数が大幅に伸びています。前年から増えているわけでありますけれども、理由について、また今後についてどのように分析しているかお伺いします。粗大ごみがこれだけ増えるのであるのなら、やはりリユースを組合として考えるべきと思いますが、いかがか。
  大きい3番です。10ページ、国庫支出金、衛生費国庫補助金でお伺いします。八甫清掃センターし尿処理施設基幹的設備改良事業に伴う循環型社会形成推進交付金として、令和2年度から令和5年度にかけて改良が行われる事業と聞いています。しかし、今回予算額の半分以下の金額であります。説明を求めます。
  (2)です。新型コロナウイルス感染症対策に関する決算額581万5,317円は、全て国費で賄われるものと思われますが、この衛生費国庫補助金には地方創生臨時交付金が含まれていないようであります。どういう算出方法になっているのかお伺いいたします。
  また、13ページのサージカルマスク共同購入負担金についても、どのような経緯でそうなったのか、量、負担割合、企業名等も含めてお伺いをいたします。
  4です。10ページ、財産収入、物品売払収入です。前者の質問もありましたけれども、お伺いします。前年度、前々年度から引き続き、資源回収物売払いは売却単価の下落により、令和元年度よりも2,219万8,293円ものマイナスとなりました。どのような現状であったのか、下がり幅の大きかった順に5品目お伺いいたします。廃自転車の売却単価についてもお伺いをいたします。
  5番です。先ほども質問がありましたが、後段で聞きたいことがありますので、お伺いします。令和元年度市町村への配分はないとしてゼロ決算でありました再商品化合理化拠出金でありますけれども、令和2年度は拠出がされたようであります。再商品化リサイクルの用途はどのような現状だったのか。国内、国外のプラスチックの取引はどのような1年であったのかお伺いをいたします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) それでは、渡辺議員ご質疑のうち、1、2、4、5についてご答弁申し上げます。
  初めに、1でございます。手数料収入済額のうち、消費税分につきまして、決算書8ページ、9ページに掲載されている順に申し上げます。
  1目塵芥処理手数料、1節現年度分の消費税分が2,093万4,540円、2節滞納繰越分3,180円、3節死亡犬猫等取扱手数料1万8,850円、4節粗大ごみ処理手数料374万8,850円。2目し尿処理手数料、1節現年度分107万3,252円、2節滞納繰越分200円でございます。これらを合計いたしました手数料全体における消費税分は2,577万8,872円となっております。
  続きまして、2でございます。家庭系ごみの自己搬入件数及び粗大ごみ処理手数料の増の理由は、どちらも新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言発令により、ご自宅で過ごされる方が増えた中で、ご自宅の整理による不用品の処分が行われたことにより、一時的に増加したものと推測しております。
  今後の分析でございますが、今年度上半期の家庭系ごみの自己搬入件数は、前年同期比でマイナス4.4%、粗大ごみ処理手数料がマイナス7.0%と、いずれも減少しておりますことから、コロナ禍前の状況に戻りつつあるものと分析しております。
  また、粗大ごみのリユースでございますが、搬入された粗大ごみをリユースするためには、リユースする製品の確認及び整備が必要となります。しかしながら、現状では製品の整備や引渡しに係る場所、そして人員の確保が困難な状況であるものと認識しております。
  続きまして、4でございます。資源回収物売却収入のうち、下がり幅の大きかった5品目は、下がり幅順に雑誌・ざつがみ、前年度比マイナスの333万8,868円、アルミ缶、マイナスの288万2,988円、段ボール、マイナスの257万5,497円、ペットボトル、マイナスの241万1,623円、新聞、マイナスの235万2,603円となっております。売却収入の減は、売却単価が大きく減額となりましたことが影響しているものと考えております。
  5品目の売却単価は、1トン当たりの税別単価の年間平均で、雑誌・ざつがみが昨年度1,500円、前年度から2,250円の減額、アルミ缶が5万円、前年度から2万円の減額、段ボールが2,750円、3,500円の減額、ペットボトルが1万4,000円、6,000円の減額、新聞が3,750円、4,250円の減額となっております。
  この原因について、資源の売却先である久喜宮代資源リサイクル事業協同組合に確認いたしましたところ、コロナ禍における景気の停滞から製品需要が落ち込み、原材料の在庫が増えたことから、リサイクル資源の市況価格が下落したとのことでございます。
  次に、廃自転車の売却単価でございますが、昨年度1台当たり税別682円、前年度625円と比較し57円の増額となっております。
  続きまして、5でございます。昨年度の再商品化合理化拠出金の算定根拠となります令和元年度に当組合がリサイクル協会に引き渡したプラスチック製容器包装につきましては、全てケミカルリサイクルにより再商品化されておりました。
  当組合だけでなく、リサイクル協会が引渡しを受けたプラスチック製容器包装の全量が国内の再生事業者にてリサイクルされることとなっております。一方、民間事業者等による国外へのプラスチックの取引につきましては、バーゼル法の改正により、汚れた廃プラスチックの輸出に制限がかかったことから、より厳しい品質管理が求められていると伺っております。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員ご質疑のうち、3の(1)につきましてご答弁を申し上げます。
  循環型社会形成推進交付金が減額になった主な理由につきましては、令和2年度から令和3年度にかけて実施しております生活環境影響調査業務委託において、指名競争入札を実施した結果、当初予算額より安価に契約できたことによるものです。
  この生活環境影響調査業務委託につきましては、当初予算2,200万円に対して契約額が594万円でございまして、契約額に併せて令和2年度分の循環型社会形成交付金対象額の3分の1が交付金額として決定し、交付を受けたものです。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員ご質疑のうち、歳入の3の(2)に対しましてご答弁申し上げます。
  令和2年度における新型コロナウイルス感染症対策関連経費につきましては、サージカルマスク、保護眼鏡、保護手袋など、職場におけるクラスターの発生危険や廃棄物由来の感染危険を排除するための物品購入経費261万9,881円、また衛生組合だよりのポスティング経費など、コロナ禍の中、行政サービスを維持するための経費319万5,436円、合計581万5,317円の支出がございました。これらは、全て一般財源で賄ったところでございます。
  サージカルマスク共同購入につきましては、令和2年3月から4月にかけまして、国内で流通するマスクが極端に不足している折、国から一般財団法人日本環境衛生センターを事務局としてマスクの注文を受け付ける旨通知がありました。職員がマスクを購入できない中、職場におけるクラスターの発生危険を排除するため、マスクの申込みを行ったところでございます。
  また、本衛生組合は、一般廃棄物の収集運搬、処理に総括的責任を有しており、管内の廃棄物の処理を継続する必要があることから、全ての委託業者、また許可業者に共同購入について通知をさせていただきました。
  その結果、本衛生組合分として8,000枚、収集業者などの15社分として3万6,000枚、計4万4,000枚を購入したところでございます。代金につきましては、送料、消費税込みで2,000枚当たり8万6,713円で、計190万7,686円を一括して支出し、収集業者の方からは、それぞれの申込みに応じて納入いただき、収入をしたところでございます。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 再質疑をさせていただきます。
  1番、消費税の金額、2,577万円という大きい金額なのですけれども、コロナ禍の中でごみ処理だけでも消費税の部分は減税等ということで考えることもしなかったのでしょうか。私としては、これは大きかったなとすごく思うのですけれども、昨年度、消費税を減税してあげるという考え方はなかったのかお伺いいたします。
  それから、2番です。リユースについては毎回同じお答えが返ってくるのですけれども、今年度の現状はどうかということでお答えをいただきましたけれども、前回の、要するにコロナ禍以前に戻ったというふうに今回答がありましたけれども、組合としては今後のことを考えますとやはりリユースについてもしっかりと考えていかなければならないと思うのですけれども、その取組についてはどう考えているのか、ちょっともう一回お伺いします。
  それから、し尿処理については分かりました。非常に金額が予算額と違うので、どうしたことかなと思ってしまったのです。事業内容としては、令和2年度はどうであったのか。これは令和5年までにかけて行うものでありますよね。ですので、2年度の生活環境影響調査の指名競争入札の結果から安価になったということなのですけれども、安価になった内容でしっかりとした内容ができたのかどうか確認をさせてください。
  次、(2)です。サージカルマスクの共同購入の件なのですけれども、ほかの件も併せて一般財源で行ったということなのですけれども、これは国からの補助金というものは一切ないのですか。ごめんなさい。ほかのところは、地方創生臨時交付金というものがあって、そこから出てくるものと思っているのですけれども、私は勝手に想像したのは、要するに負担金の中にその金額分が、要するに宮代町と久喜市のほうから地方創生臨時交付金の中の一部として負担金の中に国庫補助として来ているのかなというふうに思ってしまっているのですけれども、そういうことではなく、全部一般財源で行ったということなのでしょうか。ちょっと「えっ」と思ってしまうのですけれども、もう一度説明していただいてよろしいでしょうか。
  それで、サージカルマスクの共同購入というのは、要するに久喜市、それから宮代町のごみの処理をしている業者でみんなで負担を分け合ったという状態ということでよろしいのでしょうか。そのことも確認をさせてください。
  それからもう一つ、令和3年度以降も同様のことでやっているのかどうか、お願いします。
  それから、4番です。かなりのマイナスということで、予算との大幅なずれが多分これで出てきてしまったのではないかなと私も思っているのですけれども、この予算と大幅なずれが出たのが、多分1番で出ている雑誌・ざつがみとか、それからアルミとか、こんなものが多分大幅にずれていると思うのです。私が見てもそのように感じたのですけれども、これは予測は全然できなかった、ここまで落ち込むとは思えなかったということで捉えてよろしいのでしょうか。
  それから、5番については分かりましたので、いいです。
  以上、お願いします。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 渡辺議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  まず1点目、消費税の減額の考えはというご質疑でございました。こちらについては検討しておりません。
  続きまして、粗大ごみ等のリユースに関する衛生組合の考えはとのご質疑でございました。こちらにつきましては、まず管内の状況といたしまして、現在当組合管内、そして周辺の市町村に多くのリサイクルストアが所在し、多くの方に利用されております。また、近年ではフリマアプリなどにより、利用者同士が不要となった品物を直接やり取りすることが一般的になる等、行政が関与せずとも様々な手段によりリユースされている現状がございます。
  当組合といたしましては、ホームページ等の広報によりリユースについての周知を図ってまいりたいと考えておりまして、今現在組合ホームページの「住民の方へ」という項目の中にございます「リサイクル&エコ」内の「3Rってなに?」というページがございますが、そちらのほうでリユースについてご紹介をしております。記事内では、リユースの方法として、必要としている人に譲る、フリーマーケット(フリマアプリを含む)やリサイクルショップを利用するといった具体例を挙げて、住民の皆様に協力を呼びかけているところでございます。
  次に、コロナ禍の資源売却代金のコロナ禍の予測がつかなかったのかというような、こちらのほうご質疑でございました。当初予算編成時はコロナ禍、このような状態になるとは思っておりませんでしたことから、こちらのほうは予測がつかなかったものでございます。
  なお、昨年度予算については第3号補正予算において、あまりにもこちらは予算との乖離が見込まれるということで減額補正のほうを行って修正を行わせていただいたところでございます。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員の再質疑に対し、ご答弁申し上げます。
  安価な額での請負で適正な業務履行は大丈夫なのかというような趣旨のご質問かと思います。業務におきましては、先ほどご答弁申し上げたとおり、令和2年、3年ということで2か年にかけて実施をしてございます。そのような中で内容等をきちんと定めた形で業務の発注については入札により執行してございまして、落札業者を決定しているものでございます。そのようなことから、途中経過ではございますが、しっかりと組合のほうで管理監督をさせていただきながら内容については確認をさせていただいているところでございます。現状としてしっかりと履行中であるということでご理解いただきたいと存じます。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員の再質疑に対しましてご答弁を申し上げます。
  私のほうからは、3の(2)の関係、コロナウイルス対策の関係でございます。まず、一般財源で全て賄ったのかという再質疑でございました。こちらにつきまして、地方創生臨時交付金につきましては、その交付対象が都道府県また市町村に限定をされてございます。ということから、一部事務組合は対象外となりまして、一般財源で賄うといった仕組み、手当てとなってございます。
  こちらはなぜ対象外かというのは、理由を述べる立場にはありませんが、違いを申し上げますと、市町村は広く感染の蔓延防止という包括的な責任を持っているのに対しまして、衛生組合はどちらかというと自己の事業継続のための感染防御、これが理由かどうかは分からないのですけれども、そういった違いがあるのかなというところでございます。
  また、サージカルマスクの共同購入についてでございます。サージカルマスクを共同購入しました動機でございますが、まず先ほど申し上げましたとおり、職員個人がマスクを購入することが非常に困難な時期がございました。そういったところに国のほうからマスクを確保したので、購入をしないかという通知がございましたことから、困っているのは当然ながら委託業者さん、許可業者さんは同じ状況だろうということから、まず衛生組合がまとめて購入をいたしまして、衛生組合の職員分と委託業者さん、許可業者さんに声をかけまして、一緒に百九十何万の支払いを一括して行いまして、それを案分をして、業者さんから156万834円頂戴したところでございます。
  令和3年度以降、本年度でございますが、こちらは以降についても同じかと思いますが、現在のところマスクが個人で市場で購入できる、スーパーマーケット、薬局でマスクが購入できる状況でございます。しかしながら、また改めてマスクが極端に不足をして買えなくなってしまう、そういったことがありましたら、感染危険を防止するため、事業継続をするために、そういったことも検討していかなければならないのかなというところでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 消費税につきましては、それまで取っていなかった時代が長かったわけですから、やはり考えていただきたかったなとすごく思います。
  それから、リユースに関しては、私は再三言っておりますけれども、フリマアプリとかいろんなものが随分出てきました。いろんなところでいろんなことをやっておりますけれども、それが利用できない方も当然いるわけですから、そういうことも踏まえて組合としてどうできるかということを研究していただきたいと思いますので、それは要望させていただきます。リユースは必要です、今後しっかりと。全部破砕してしまうというのは非常にもったいない。私はリユースを本当に真剣に考えていただきたいと思います。
  それから、今のマスクのことなのですけれども、本当に組合の皆さん含め、業者の皆さんも含め、コロナ禍の中でごみを収集するという作業は非常に大変だったと思います、令和2年度。非常に苦労されて、ごみから何が飛んでくるか分からないという危険な状態もあった、その中でマスクがないというのは、本当にマスクがなくてやるということ自体が危険だということで、これは本当に地方創生交付金、臨時の交付金というものが該当になっていいものだと私はすごく思うのですけれども、その点については国のほうには要求等をしなかったのでしょうか。これは対象となるべきものだということをしっかりと訴えて、対象とさせていただくというような努力ができたのかどうか。
  それから、今後もどうなるか分からないということを踏まえれば、やはりストックはしておかなければならないと私は思うのですけれども、そういうお考えは、今後検討もと言ったけれども、していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。その1点だけ、マスクのことについて1点だけ再質疑します。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員の再々質疑に対してご答弁を申し上げます。
  マスクの関係でございます。サージカルマスク、私どもも当然国費で負担いただけるものは国費で負担いただきたい、こういった思いは一緒でございます。しかしながら、交付金の制度要綱につきましては対象外となっているところでございます。こちらにつきまして、特段これまで何か対象としてほしいとか、そういったことはしてございませんが、対象になってほしいなという考えは同じでございます。
  続きまして、サージカルマスク、備蓄が必要だという件でございます。令和3年度におきましても、まだ購入はしておりませんが、本年度予算の中で安価なときになるべく当然ながら備蓄をしておく、こういったことも本年度予算の中で予算を計上させていただいてございます。3年度、4年度以降状況を見ながら備蓄を進めてまいりたいと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして議案第6号の歳入に対する質疑を打ち切ります。
  ここで休憩といたします。

    休憩 午前10時19分

    再開 午前10時35分

議長(丸山妙子君) では、再開します。
  議案第6号の歳出に対する質疑を通告順にお受けいたします。
  初めに、猪股議員、お願いします。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 歳出について質疑をいたします。
  まず最初、23ページです。周辺地区環境整備事業、久喜宮代地区、それから八甫地区の補助金使途内訳を明らかにしてください。
  2つ目です。清掃総務費、29ページからになります。清掃センター別に多量排出事業所ごとの搬入量、19年度、20年度の量と増減について一覧表で配付をお願いしてあります。昨年度の減量指導の成果や特徴などをどのように捉えているか説明をお願いいたします。
  それから、業種ごとの増減、それらの増の要因について、どのように把握しているのかお願いをいたします。
  それから、各多量排出事業所の減量計画書の数値と達成度、実際の搬入量の比較増減はどうなっているか。それらの達成、未達成の分析と評価を明らかにしてください。
  4つ目です。多量排出事業所に対する個別指導の経過と実績、その成果をどのように捉えているかお願いいたします。
  5つ目、行政関係です。久喜市役所本庁舎、各庁舎、総合支所、それから宮代町役場、それから両方の学校給食センター、その他の公共機関・施設のごみ排出量について、どのように把握しているか。特に市役所の本庁舎と学校給食センターなど、公共機関でごみ排出量の多い施設の実態を明らかにしてください。どのように減量指導をしてきて、どのような成果を上げたのか、あるいは上げられなかったのか、説明をしてください。
  6つ目です。事業所への注意、指導、勧告、受入れ拒否等、条例に基づく処分の状況と改善状況、成果をお願いいたします。
  7つ目、光熱水費です。これは35ページからになります。3センターとも光熱水費が削減をされておりまして、合計で約10%の減となっています。内訳を見ますと、電気料が合計でマイナス10%、水道料金は逆に11%増となっているのですが、それぞれの理由を明らかにしてください。
  8つ目、各センターの電力購入契約は、3年契約でミツウロコグリーンエネルギーで18年度から20年度の契約となっています。
  (1)としまして、20年度の各施設について、東電本来の料金に比較して電気料金削減効果を明らかにしてください。一覧表をお願いしてあります。
  (2)です。21年度の契約がどうなったか、電力会社名、単価、20年度までとの比較を明らかにしてください。契約方法、入札あるいは見積り合わせ、参加各社の提示金額と再生可能エネルギーの導入状況を示してください。
  9番目、37ページからですけれども、企画政策・統計事業です。ノーレジ袋運動の現状と評価を説明してください。協力店舗数、昨年度からの増減をお願いいたします。
  それから、生ごみ処理機購入補助についてですが、各地区ごとのコンポスト、EM容器の地区ごとの普及状況、活用状況、処理実績の成果を示してください。
  業務用生ごみ処理機購入補助は、2年連続でなかったようです。事業者からの問合せ、購入検討、相談などがあれば、経過を明らかにしてください。
  それから、塵芥処理費です。予算書では38ページ以降です。ごみ総排出量、ごみ総排出量の原単位、家庭系ごみ総排出量、家庭系ごみの総排出量原単位、1人1日当たりの焼却処理量、1人1日当たりの最終処分量、直近3年間の表を配付してください。
  それから、久喜市と宮代町のごみ処理基本計画に比較して、それらの排出量がどのように評価できるのか、お願いをしたいと思います。ごみ処理基本計画は、もともと衛生組合でつくっていたのですけれども、今久喜市と宮代町それぞれになっていってしまって、なかなか合計との比較がやりにくくなってきています。説明をしてください。
  それから、容器包装廃棄物の再商品化業務委託、3センターそれぞれ少しずつ増額となっています。理由を説明してください。
  それから、40ページですけれども、塵芥処理に係る各センターの業務委託費の業務ごとの委託先、一覧表をお願いいたします。
  それから、14番目、3センターとも燃やせる、燃やせないごみ、粗大ごみなどの収集委託費がおおむね増額となってきています。委託料値上げが当たり前みたいな感じになっているのですけれども、理由を説明してください。
  15番目、3センターの最終処分の状況です。最終処分先、それから量、単位、委託料、前年度比較を一覧表で示してください。これ前年度からの変更点があれば説明をしてください。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 猪股議員のご質疑のうち、歳出の1、7、8について順次ご答弁を申し上げます。
  初めに、1でございます。お手元に配付いたしました議案質疑参考資料の13ページから14ページ、周辺地区環境整備事業についてを御覧いただきたいと存じます。
  最初に、1の久喜宮代清掃センター分の周辺地区環境整備事業でございます。太田袋地区が駐輪場設置や外構工事など175万860円、沖の山地区が会議用備品や集会所維持管理事業など50万円、宮代台地区がボランティア活動費や集会所維持管理事業など185万円、3地区合計で410万860円でございます。
  次に、2の八甫清掃センター分の周辺地区環境整備事業、(1)、幸手関係地区住民環境衛生負担金でございます。幸手関係地区住民環境衛生負担金は、令和2年度に上千塚、下千塚、円藤内、松石の4地区に各20万円、合計80万円を交付いたしました。なお、補助金額は、毎年定額でございます。
  続きまして、(2)の鷲宮栗橋生活環境保全協議会負担金でございますが、令和2年度に100万円を交付いたしました。この負担金につきましても、毎年定額で交付しているものでございます。
  続きまして、7でございます。初めに、電気料金でございます。令和2年度の衛生組合全体の電気料金は、前年度比較で10.1%減の1億6,692万7,852円でございます。これは、主に燃料費調整額が前年度よりマイナス幅が大きくなり、電気料金の減額となったものでございます。
  燃料費調整につきましては、原油や液化天然ガス、石炭などの火力燃料の価格変動に応じまして、毎月の電気料金を調整するために実施されるもので、令和2年度につきましては新型コロナウイルス感染症の感染拡大等により経済活動が制限され、原油などの火力燃料の需要が減少したことから、燃料価格が令和元年度と比較し、低位に推移したところでございます。
  具体的な燃料費調整額でございますが、令和元年度がマイナス0.46円からマイナス2.18円でありましたところ、令和2年度はマイナス2.02円からマイナス5.2円の範囲で推移しておりましたことから、結果として電気料金が前年度と比較し、低額となったものでございます。
  次に、水道料金でございます。令和2年度の衛生組合全体の水道料金は、前年度比較で11.8%増の573万6,632円でございます。清掃センターごとの増減につきましては、久喜宮代清掃センターが27.1%の増、菖蒲清掃センターが8.1%の増、八甫清掃センターが9.1%の増となっております。このうち、久喜宮代清掃センターにおきましては、令和2年10月頃に場内の地中配水管からの漏水が発生したことにより、使用量が増加したものと考えております。この漏水につきましては、令和2年11月に漏水調査を実施し、その後漏水箇所の修繕を実施し、漏水を解消することができたところでございます。
  菖蒲清掃センターにおきましては、焼却施設の冷却水に上水道を使用しており、このことから衛生組合全体の中でも使用量の割合が大変大きくなっております。令和2年度につきましては、前年度と比較し、ごみ処理量は減少したところではございますが、焼却運転時間が増加したことから、冷却水に使用する水道使用量も増加したものと考えております。
  八甫清掃センターにおきましては、し尿処理量の増加に伴い、し尿処理施設の運転時間が増加したことから、水道使用量が増加したものと考えております。
  電気使用量や水道使用量の増減の要因といたしましては、ごみなどの増減による稼働時間の変化、ごみの質による焼却炉の燃焼状態や機器の稼働状況の変化などが考えられるところでございまして、これらの要因が複合的に影響しているものと考えております。
  次に、8でございます。初めに、(1)でございます。令和2年度の電気料金削減効果につきましては、お手元の議案質疑参考資料の21ページを御覧いただきたいと存じます。令和2年度の電気料金の合計は1億6,692万7,852円で、東京電力を利用した場合との比較は約3,056万円の減、削減率は15.5%でございました。
  次に、(2)でございます。令和3年度の電力購入契約でございます。初めに、各清掃センターでございます。契約相手方は、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社、契約期間は令和3年4月1日から令和4年3月31日までの1年間、久喜宮代、菖蒲、八甫清掃センターの3センター一括で契約を締結しております。税込みの基本単価は、基本料金単価が1キロワット当たり660円、季節別の使用料金単価は、夏季が1キロワットアワー当たり15.73円、その他季が1キロワットアワー当たり14.69円でございます。
  なお、前回の税込み契約単価は、基本料金単価が1キロワット当たり560.19円、季節別の使用料金単価は、夏季が1キロワット当たり17.37円、その他季が1キロワットアワー当たり16.21円でございます。
  令和2年度までの契約と令和3年度の契約単価を比較いたしますと、基本料金単価が1キロワット当たり99.81円の増、季節別の使用料金単価は、夏季が1キロワットアワー当たり1.6円の減、その他季が1キロワットアワー当たり1.52円の減となっております。
  令和3年度の電力購入契約に当たりましては、5者による見積り合わせを実施したところでございます。見積り合わせ参加事業者の提示金額及び平成30年度の再生エネルギー導入比率につきましては、お手元の議案質疑参考資料の22ページを御覧いただきたいと存じます。
  次に、八甫コミュニティセンターでございます。契約相手方は、出光グリーンパワー株式会社、契約期間は令和3年4月1日から令和4年3月31日までの1年間でございます。税込みの契約単価は、従量電灯の基本料金単価が1キロボルトアンペア当たり234.26円、従量別の利用料金単価は第1段階から第3段階まで共通で1キロワットアワー当たり26.99円、低圧電力の基本料金単価が1キロワット当たり716.02円、季節別の基本料金単価は、夏季、その他季共通で1キロワットアワー当たり22.71円でございます。
  令和2年度までの契約と令和3年度の契約単価を比較いたしますと、従量電灯の基本料金単価が1キロボルトアンペア当たり51.74円の減、従量別の使用料金単価は、第1段階が1キロワットアワー当たり5.16円の増、第2段階が1キロワットアワー当たり3.94円の増、第3段階が1キロワットアワー当たり3.32円の増、低圧電力の基本料金単価が1キロワットアワー当たり394.88円の減、季節別の使用料金単価は、夏季が1キロワットアワー当たり8.89円の増、その他季が1キロワットアワー当たり10.15円の増となっております。
  令和3年度の電力購入契約に当たりましては、2者による見積り合わせを実施したところでございます。見積り合わせ参加事業者の提示金額及び平成30年度の再生エネルギー導入比率につきましては、お手元の議案質疑参考資料の22ページを御覧いただきたいと存じます。
議長(丸山妙子君) 業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員のご質疑のうち、2から6、9から14についてご答弁申し上げます。
  初めに、2でございます。清掃センター別多量排出事業者ごとの搬入量といたしまして、前年度と比較した資料を本日お手元にお配りしてございますので、ご確認いただきたいと思います。資料15ページからになります。
  まず、多量排出事業者に対する減量指導及びその成果でございますが、多量排出事業者に対し、搬入量の通知や業務用生ごみ処理機のPR、排出事業者向けリーフレットや事業系ごみ減量化ハンドブックの送付、また大型商業施設のごみ保管施設への現地確認等を通じて、ごみ減量化のご理解を深めていただく取組を行いました。その成果といたしまして、多量排出事業者88事業者のうち、前年度搬入量より減少した59事業者、5トン以内の微増に抑えた16事業者、合わせて75事業者に排出量の抑制に取り組んでいただいたものでございます。
  続きまして、多量排出事業者の搬入量の比較増減でございます。センターごとに、その総量、業種ごとの内訳の順に申し上げます。また、今年度から業種ごとの内訳は、総務省が定める日本標準産業分類に基づき分類させていただいております。
  なお、業種内の順番につきましては、削減量の多い順とさせていただき、大幅な増加がありました事業者に対して、その理由を調査するとともに、減量化に向けて取り組んでいただきますようお願いをしておりますので、併せてご報告申し上げます。
  それでは初めに、資料15ページ、久喜宮代清掃センター管内でございます。多量排出事業者は42事業者、搬入実績は1,991.84トンでございました。そして、業種ごとの増減及び増の理由でございますが、表に記載された順番で申し上げます。初めに、社会保険・社会福祉・介護事業の10事業者でございます。小計のとおり、対前年度比較でマイナス13.56トン、2.3%の減となっております。10番目の事業者からは、入所者の増加と伺っております。
  次に、医療業の6事業者、マイナス19.9トン、4.5%の減となっております。6番目の事業者からは、新型コロナウイルス感染症対策で使い捨て用品が増加したためと伺っております。
  次に、卸売業、小売業の10事業者、対前年度比較でマイナス24.06トン、4.0%の減となっております。8番目、9番目及び10番目の事業者からは、売上げの増加が主な原因と伺っております。
  次に、宿泊業、飲食サービス業の7事業者、マイナス36.10トン、17.1%の減となっております。7番目の事業者からは、コロナ禍で来店予想が立てづらく、食品廃棄を多く発生させてしまったためと伺っております。
  次の製造業から最後の不動産業、物品賃貸業までは、前年度から減または微増となっております。
  続きまして、資料16ページ、菖蒲清掃センター管内でございます。多量排出事業者は18事業者、搬入実績は1,190.575トンとなっております。
  初めに、卸売業、小売業の11事業者、マイナス199.84トン、18.7%の減となっております。11番目の事業者からは、店舗改装を行ったためと伺っております。
  次に、社会保険・社会福祉・介護事業の3事業者、マイナス10.69トン、4.5%の減となっております。3番目の事業者からは、デイサービスの開始に伴い利用者が増加したためと伺っております。
  次に、宿泊業、飲食サービス業及び製造業につきましては、前年度から減となっております。
  続きまして、資料17ページ、八甫清掃センター管内でございます。多量排出事業者は28事業者、搬入実績は1,866.595トンとなっております。
  初めに、卸売業、小売業の9事業者、マイナス140.736トン、14.2%の減となっております。いずれの事業者も前年度から減または微増となっております。
  次に、社会保険・社会福祉・介護事業の8事業者、プラス13.307トン、2.6%の増となっております。8番目の事業者からは、令和元年度開業の新規事業者で入所者が増加したためと伺っております。
  次に、医療業の2事業者、プラス7.548トン、4.2%の増となっております。2番目の事業者からは、患者数の増加、感染症対策の強化により廃棄物が増加したためと伺っております。
  次に、宿泊業、飲食サービス業の5事業者、マイナス13.846トン、8.4%の減となっております。5番目の事業者からは、新型コロナウイルス感染症の拡大に係り、これまで児童が洗ってリサイクルに出していた給食の牛乳パックを、衛生面から燃やせるごみで処理するようになったためと伺っております。
  次に、製造業の2事業者、プラス11.75トン、16.1%の増となっております。2番目の事業者からは、商品の増産に伴う廃棄物の増加、廃棄物の水切りが不十分であったためといったことを伺っております。
  最後に、生活関連サービス業、娯楽業の2事業者、マイナス7.79トン、9.9%の減となっており、前年度から減及び微増となっているところでございます。
  続きまして、3でございます。多量排出事業者における減量計画の達成状況といたしましては、お手元の資料18ページから20ページの表中、右の欄にマル・バツで記載しております。全88事業者中54事業者、61.4%が減量計画を達成しております。
  また、減量計画は達成できませんでしたものの、排出量が減少または5トン以下の微増までにとどまりました22事業者を含めますと、76事業者、86.4%と多くの事業者においてごみ排出量削減のための努力をいただいたものと考えております。
  ただし、昨年度はコロナ禍に係る緊急事態宣言により、一部業種で営業自粛が行われていたこともごみ量に影響していたと見るべきであり、今後コロナ禍が終息した際の搬入量の動向に注視する必要があろうと考えております。
  続きまして、4でございます。多量排出事業者につきましては、減量計画書等の提出を義務づけており、計画等に疑義が生じた場合には個別に指導を行っているところでございます。昨年度において個別指導を行った案件はございませんでしたが、計画作成の段階で相談のあった1事業者を訪問し、計画作成の支援等を行っております。
  また、久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例施行規則第5条第3項の規定に基づき、月間搬入量が平均20トンを超える2施設を対象に、組合職員が実地確認を行い、ごみ保管施設の管理状況、分別状況等について良好な状態であることを確認しております。
  続きまして、5でございます。公共施設のうち、総合文化会館や体育館など指定管理制度を導入している場合や、給食センターにおける調理委託等により民間事業者からごみが発生する場合は、清掃センターに直接搬入をいただくことで、ごみの排出量を把握しております。また、それ以外の公共施設につきましては、行政収集の一環として衛生組合が収集しておりますが、多量のごみの排出が見込まれる久喜市役所本庁舎、総合支所、鷲宮給食センター、宮代町役場に対しましては、月締めでごみの排出量を報告いただいております。
  久喜市役所本庁舎及び各総合支所、宮代町役場については、いずれも多量排出事業者の基準以下のごみ排出量でございましたが、市町の給食センターは基準以上の排出量となったことから、その理由を確認いたしましたところ、新型コロナウイルス感染症の拡大に係り、これまで児童が洗ってリサイクルに出していた給食の牛乳パックを、衛生面から燃やせるごみで処理するようになったこと、また文部科学省から感染予防のため給食のお代わりを避けるよう指針が出されたことにより、児童からの事前申告により昼食の量を調整する盛り切り方式に変更したところ、食べ残しが増加したとのことであり、コロナ禍がごみの排出量に影響を与えているものでございます。
  当組合では、公共施設から発生するごみは事業系ごみと認識しておりますことから、小中学校を含めた管内の94の施設に対し、埼玉県が毎年10月に実施している事業系ごみ削減キャンペーンのリーフレットを送付して意識啓発を図るとともに、引き続き剪定枝粉砕機貸出制度の紹介など、具体的にごみの減量に取り組んでいただきますよう呼びかけを行ったところでございます。
  続きまして、6でございます。久喜宮代衛生組合廃棄物の処理及び再利用に関する条例第6条の規定に基づく事業者への指導を、久喜宮代清掃センター管内において1件、八甫清掃センター管内において1件、計2件実施いたしました。
  久喜宮代清掃センター管内におきましては、電子オルガン等の産業廃棄物(廃プラスチック類、金属くず)、こちらを搬入しようとした事業者に対し、法令を説明の上、指導を行ったものでございます。また、八甫清掃センター管内におきましては、事業所で発生したごみを地域の集積所に排出していたことが発覚しましたことから、事業所に衛生組合職員が訪問し、事業系ごみを自ら直接搬入または許可業者に依頼して清掃センターへ搬入するよう指導を行ったものでございます。いずれの案件につきましても、現在では改善されていることを確認しております。
  なお、条例に基づく改善勧告、受入れ拒否等はございませんでした。
  続きまして、9でございます。昨年10月に実施したノーレジ袋キャンペーンの協力店舗は269店舗、前年度からプラス7店舗でございました。協力店舗につきましては、レジ袋の削減がごみの減量につながることをご理解いただくとともに、店頭にキャンペーンのぼり旗を掲げ、来客者に対するアピールにご協力いただいたところでございます。
  また、本キャンペーン期間中に消費者の意識や行動の変化を調査するため、マイバッグの使用に関するアンケート調査を実施しております。今回の調査において、「ふだんの買物でマイバッグを使っていますか」との質問に対し、「有料化の前から使っている」、「有料なので使うようになった」との回答が合わせて94%に上り、前回調査の85%から大幅に上昇しておりました。背景には、昨年7月から実施されているレジ袋有料化などが影響していると考えられます。今回の調査結果により、住民の生活にマイバッグが習慣として定着していると判断し、同キャンペーンは昨年度をもって終了させていただいたところでございます。
  なお、今後もホームページや広報紙を通じ、ごみの減量や資源の節約、地球温暖化の防止の手段の一つとして、引き続きマイバッグの持参を呼びかけてまいりたいと考えております。
  続きまして、10でございます。初めに、家庭用生ごみ処理容器等購入費補助制度に係る地区ごとの電気式生ごみ処理機、コンポスト、EM処理容器の普及状況等につきましては、資料23ページに掲載させていただいてございます。
  続きまして、業務用生ごみ処理機購入費補助制度でございます。昨年度中に交付決定を行った事業所はございませんでしたが、機器導入に向けての相談を1事業所から受けており、今年度に入り交付決定を行ったものでございます。
  続きまして、11の(1)でございます。ごみ総排出量の直近3年間の実績につきましては、資料24ページのとおりでございます。
  なお、今回の資料提出に当たり、表をいま一度精査いたしましたところ、前年度議会でお配りした直近3年間の実績のうち、令和元年度の数値について、主に小数点以下の数字に誤りがございましたことから、修正をさせていただいておりますので、ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
  続きまして、11の(2)でございます。久喜市及び宮代町のごみ処理基本計画の排出量と実際の排出量との比較でございますが、市町基本計画の昨年のごみ総排出量は5万2,089トン、家庭系ごみ総排出量が4万484トンと、それぞれ資料のほうでお示しした実績と開きがございます。
  その評価でございますが、市町の基本計画はどちらも昨年度に家庭ごみの有料化が実施されることを想定しており、排出量が前年度より大きく減少する計画となっております。前提が異なることから、単純な比較はできないものと考えております。
  また、昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発令に起因する家庭系ごみの増加や事業系ごみの減少などの影響もございますことから、評価は難しいものと認識しております。
  今後も状況を逐次市町に情報提供することで、市町の基本計画見直しの際の参考となるよう努めてまいりたいと考えております。
  続きまして、12でございます。容器包装廃棄物再商品化業務委託費は、容器包装リサイクル協会への引渡し量に市町村負担比率及び再商品化委託単価を乗じて算出されております。昨年度の増額の主な原因は、びん(その他)及びプラスチック容器包装の委託単価の上昇に伴うものと考えております。
  続きまして、13でございます。塵芥処理費に係る各センターの業務委託費の業務ごとの委託先は、資料25ページから27ページのとおりでございます。
  なお、表中、久喜宮代清掃センターの粗大ごみ処理券販売業務委託のところに記載されております店舗数につきましては、年度途中の増減分も反映しているため、3月末現在の店舗数を記載した成果調書9ページの数値と合致しておりませんので、よろしくお願いいたします。
  続きまして、14でございます。収集業務委託費の増の理由の一つは、令和元年10月の消費税率の引上げでございます。また、作業員の労務単価、消費者物価指数についても、前年度より上昇しておりますことから、委託料に反映されたものと考えております。
  加えて、久喜宮代清掃センターの燃やせるごみ及び燃やせないごみ収集業務委託については、直営収集部門の縮小に伴い委託地域が拡大したことに伴う増車対応でございます。
  そして、久喜宮代及び八甫の粗大ごみ収集業務委託については、コロナ禍に起因すると思われる粗大ごみ予約件数の増加への対応、また特に久喜宮代については、収集作業員の病気休暇により予定していた作業が困難となった際の臨時収集委託によるものでございます。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 猪股議員ご質疑の15についてご答弁申し上げます。
  3センターの最終処分の状況につきましては、参考資料28ページから30ページのとおりでございます。
  ご確認をお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 順番に再質疑してまいります。
  まず、1は結構です。
  多量排出事業所の排出量、搬入量を一覧表として出していただきました。ちょっと全部精査するいとまが全然ないのですけれども、ざっと見て大変気になることがあります。というのは、例えば15ページの久喜宮代清掃センターの表の中で、一番上の医療、福祉の中で7番目ですね、一番大きいところ、これが増になっているのです。それから、次の医療、福祉のところも、6番目の一番大きいところが増になっている。次の卸売、小売業も10番目の一番大きいところが大幅な増になっている。次の宿泊業、飲食サービスもやっぱりそうなのです。一番下、7番目の一番大きいところが増になっている。製造業も2つ目の大きいほうが大きく増加、1割も増加になっているとか。それから、菖蒲のはちょっとよく分からないけれども……菖蒲はそういう傾向はないので。あと八甫清掃センターのほうも、卸売、小売業の8番目、一番大きいところが、1番でもないか、2番目のところか、これがやっぱり増加になっている。多量排出事業所の中でも、その中でも大きな規模で排出量が大きいところが減量ができていないという、そういう傾向が見てとれるのです。これについてはどのように分析していますか。もちろん個別の事情はありますよ。さっき言われた中で、1つは給食センターで牛乳パックを燃やせるごみにしたとか、それから増床したとか、店舗数が増えた、店舗を改装したとか、個別の理由はいろいろあるのですけれども、それからもう一つはやっぱりコロナ禍ということで特殊な事情がありますから、一概にそういう傾向がずっと続いているとは言えないかもしれないけれども、どうも大きく排出するところが減量ができていないという傾向が見てとれる、その点についてはどのように判断をしますか。これはぜひお伺いしておきたいことです。
  それから、八甫清掃センターで、ちょっとこの区分がよく分からないのですが、給食センターは医療、福祉のところに入った……宿泊業、飲食サービスのほうに入っているのですか。そういう区分なのがちょっと不思議に思いますけれども、これもコロナ禍ということで牛乳パックを燃やせるごみに入れたという、これまでのリサイクルから燃やせるごみにしたということで説明ありましたけれども、これは今後ずっとそういうふうにしていくという方針でしょうか。それとも、久喜の給食センターが今回新しく替わりましたから、旧の給食センターの話ですけれども、そこをどういうふうに、今後ずっと牛乳パックは燃やせるごみにしていくということで久喜の教育委員会とは話ができてしまっているのか。そうすると、逆行だろうというふうに思うのですが、特殊な事情なのかどうか、そこだけお願いします。
  それから、あとはおおむね減量計画については、かなり綿密に個別に事情を聞きながらきめ細かく指導していただいているので、成果は明らかに上がっているのだろうというふうに評価いたしますので、ぜひその成果をこれからも維持するようにお願いをしておきたいというふうに思います。
  それから、これは1つ聞いておきたいのですが、決算ですから、2年度中にどういうふうに協議したかだけ聞いておきたいのですけれども、久喜で新学校給食センターが3年度の2学期から発足しました。そこで残菜についてはリサイクルはしないという方針が出てきてしまっている。それは全部燃やせるごみとして受け入れるということで、ここの衛生組合が燃やせるごみとして受け入れるということになっているのでしょうか。その点、ちょっと確認しておきたいと思います。
  それから、電気料金のことですけれども、出していただいた資料の22ページで、ちょっとごめんなさい、この表を頂いて、読み方がよく分からないでいるのですけれども、22ページの表の上の表ですが、契約年数1年と3年、2つあるのだけれども、3年ですよね。1年というのはどういうふうに理解したらいいのか、ちょっと教えてください。それが1つ。
  それから、やっぱりこれも明らかなのは、再生可能エネルギーの導入比率が高い事業者は、もう初めから参入が無理な状態になっているのです。この表で言えば出光グリーンパワーが3年のほうが辞退になっているし、V―powerがやっぱり辞退になっているし、再生可能エネルギーを高く導入しているところが参入できない状態になっている。これはちょっとおかしいのだろうと思うのです。政策的にそういうところが入りやすいような体制にしておかなければいけないと思うのですけれども、考え方だけお伺いしておきたいと思います。
  それから、9番目のノーレジ袋のことですけれども、私うっかり理解をしていなかった、昨年度で終了したというふうに伺いましたけれども、これ続けるべきなのではないですか。なぜそこで終了してしまうのか、意味が分かりません。というのは、ノーレジ袋の旗があちこちの店舗に立っていますけれども、必ずしも徹底していないのです。私が実際体験していることで言えば、しょっちゅう行くお店で必ず「レジ袋は要りますか」と聞かれるのです。「要りません、ありますから」と断ると、別の店員さんから何回か言われたのだけれども、「うちのは生分解性ですから大丈夫ですよ」と言うのです。「これは無料で配れるんです」というふうに言うのです。これはちょっと本末転倒なのです。生分解性だってプラスチックが当然入っているわけですから、減らさなければいけないはずなので、そこらが徹底していないことがあります。なぜノーレジ袋なのかということの趣旨がちゃんと伝わっていないということがあると私は受け取っています。その点からしても、改めてノーレジ袋の運動は続けていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、次が11番目、ごみの排出量の変遷です。出していただいた資料で24ページにごみの排出量原単位が、3年間の動きが載っていますけれども、説明の中でもありました久喜市と宮代町のごみ処理基本計画の数値が昨年度からがくんと減る想定になっていたわけです。その前の計画をつくった当初に有料化を前提としてやっていた。去年から有料化する前提でやっていたかのように言われるのですけれども、そんな話が出たことは実際にはないわけです。有料化しようなんていう話は出ていないわけです、全然。ところが、実際には大幅に減る前提になっていた。その後改定をされて、久喜市の場合にも2018年、3年前にさらにそれが改定されたけれども、ここでもやっぱり大幅に減る前提となったその数値で計画がつくられてきてしまっている。そうすると、現実の数値と大きな乖離が生じてくる。今後どんどん、どんどん差が広がってくるであろうということが考えられます。
  そうすると、答弁の中でも少し触れられていましたけれども、市町のごみ処理基本計画の大幅な改定、見直しが必要なのだろうと思うのです。久喜市で3年前に改定を議論したとき、議会にかかったときにも、やっぱり有料化を前提とした数値で何の不思議もない、そういう答弁であった。そうすると、ほとんどこのごみ処理基本計画が意味をなさないのです。この点については、衛生組合としてはどのように考えるか。ごみを受け入れている立場の衛生組合としてはどのように考えるのか。
  それから、基本計画とあまりにも違った、それよりも多い数値のごみが排出をされてくる、ここに搬入をされてくるとなると、これは計画の意味をなさないわけだから、もう早急に見直しをさせなければいけないのだけれども、特に久喜で新ごみ処理施設をこれから造っていくわけだから、その計画の数値そのものが狂ってくるわけで、この点については久喜市あるいは宮代町と協議をしているのか、このごみ処理基本計画はおかしいですよということをちゃんと言っているのか、その点について見解をお伺いしたいです。
  それから、最後の15番目です。最終処分なのですけれども、焼却灰とかばいじんについては埋立てはもうしないということで確定しているというふうに、その方針が決まっているということで理解していますけれども、それでよろしいかが1つ。
  それから、28ページの久喜宮代清掃センターの最終処分の比較で見ますと、コロナ禍で太平洋セメントにお願いする分が10%以上減っているのです。これはなぜここの太平洋セメントでリサイクルする分を減らすのか。ほかの例えばツネイシとかメルテック、メルテックも減っているか。こういうところでの、平均的に減らしていくとかなら分かるのだけれども、なぜ太平洋セメントの分を重点的に減らしていく形に、結果的にそうなっているのか、その説明をちょっとお願いをしたいと思うのです。
  それから、菖蒲については、やっぱりツネイシの分がむしろ増えていて……失礼、これはなしです。久喜の太平洋セメントの分についてお願いをします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員の再質疑に対する答弁をさせていただきます。
  まず最初に、多量排出事業者、大規模なところの事業者のほうが増えているようだが、衛生組合の見解はとのご質問であったと思います。こちらにつきましては、昨年度緊急事態宣言、こちらの発令が大きな影響を及ぼしているものと私どもは理解しております。大型商業施設、こちらのほうにつきましては、営業自粛及び営業の短縮のほうを求められておりましたが、スーパーについてはその対象外、ある程度こちらのほうの営業時間の短縮はありましたが、スーパーのほうはその対象外となっておりまして、昨年度4月、5月、こちらのほうでスーパーのほうの売上げが上がっているというような報道もございました。その関係で、やはり大規模商業施設に行っていた方が近くのスーパー等を利用されたのではなかろうかと推測しているところでございます。
  また、医療機関についても、町なかの小さな医療機関ですとコロナの影響等もありまして、発熱は受けられませんですとか、そういった対応をされたところも多かったと聞いてございます。やはり大きな病院のほうで受けたいと思われる方が増加したものではなかろうかと考えてございます。また、大型病院につきましては、そういった感染対策、使ったものの量というのもやはり他の小規模病院よりも多くなろうと思いますから、そちらのほうが増加するのはやむを得ない部分はあるのではなかろうかと考えているところでございます。
  続きまして、給食センターの関係でございます。給食センターにつきましては、現在新給食センターについてもこちらのほうは受入れのほうを行っているところですが、牛乳パックのほうは焼却してございます。すみません、少々お待ちください。こちらのほうにつきましては、受託している東洋食品から私どものほうに今年度申出がございまして、久喜市の教育委員会からそちらのリサイクルができないので、そちらのほうをリサイクルに回さずに処理するようにという指導が来たということで、こちらの焼却のほうを行っている状況でございます。久喜市の教育委員会のほうに確認いたしましたところ、コロナが終息しましたらば、またこちらのほうはリサイクルを再開する予定であるというようなことを伺ってございます。ですので、こちらのほうは一時的なものになろうと考えております。
  次に、ノーレジ袋キャンペーンの関係でございます。ノーレジ袋キャンペーンを再開する考えはというようなご質疑であったと思います。先ほどのご答弁の中で申し上げましたとおり、当組合で実施したマイバッグの使用に関するアンケート調査では94%がマイバッグを使用していると回答しており、住民の皆様の生活にマイバッグが習慣として定着していると判断しておりますことから、キャンペーンの再開については考えてございません。ただ、こちらのほうは店舗でののぼり等をやるキャンペーンのほうは考えてございませんけれども、本年9月発行の衛生組合だよりにも記事を掲載したのですが、マイバッグ普及に関する啓発のほうにつきましては引き続き継続してまいりたいと考えてございます。
  続きまして、市町の基本計画の関係でございます。市町の基本計画につきましては、確かに議員のおっしゃられるとおり、こちらのほう現在の計画では数値が生きている状況にございますが、市町に確認いたしましたところ、まず久喜市については現在総合基本計画と環境基本計画の見直しに着手しており、両計画の施策を受けた形でごみ処理基本計画の見直しを行う予定であると伺っております。
  また、宮代町につきましては、令和5年の改定を目途に見直し作業に既に着手していると伺っております。それぞれの基本計画において、現状に即した数値にこちらのほうは見直されるものと考えておりますが、当組合といたしましてはこちらのほうのデータを適宜提供することによって、より実効性の高い計画になるよう協力してまいりたいと考えてございます。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 猪股議員の再質疑のうち、通告8の(2)、電気需給契約の関係につきましてご答弁を申し上げます。
  まず、議案質疑参考資料の22ページ、1年と3年という表のつくりとなってございます。こちら言葉が足らないところがあったのですが、まず今回契約の更新に当たりまして、電気料金が値上がりを続けていく中、過去が3年契約だからと3年でいいのかという観点もありまして、1年と3年で見積りをいただいたところでございます。結果としまして比較いたしますと1年契約のほうが安価であるというところから、令和3年度の需給契約は1年間とさせていただいたところでございます。
  表の見方といたしましては、上の1年というところの見積りの総額1億5,963万125円、こちらと3年の欄の、表そのもので言うと下から3つ目、4億9,088万3,424円、こちら比較しますと1年のほうが若干安いということで1年契約とさせていただいたところでございます。
  続きまして、再生エネルギーが高いところが参入しやすい取扱いをというところでございます。今年度、平成3年度の契約に当たりまして、業者選定に当たりましては現行契約者のミツウロコグリーンエネルギーさんよりも再生エネルギー比率が大きいところを選定をいたしました。その結果、出光グリーンパワーさん、ミツウロコグリーンエネルギーさん、こちらは現行契約者でございますが、こちらのみ見積りを頂戴いたしまして、残りは辞退とさせていただくと連絡をいただいたところでございます。連絡をいただいた際に、ちょっと理由を差し支えなければ教えてくださいと申し上げましたところ、特に液化天然ガスの価格の高騰によって、将来の、要は1年間定額の契約ができないというところで見積りが結果出せないというところで辞退をされたと伺ってございます。
  なお、令和4年度、先ほど1年間、すなわち令和3年度の契約でございますが、令和4年度につきましても今見積り合わせ、徴収を行っておりまして、大体のところが辞退というのを今伺ってございます。ですから、こちらについても何か工夫点がないのか、ちょっと事務方でも検討をしているところでございます。
議長(丸山妙子君) 業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 申し訳ございません、1点答弁漏れがございました。新しい久喜の給食センターのほうで燃やせるごみ、生ごみが全量入っているのかとのご質疑でございましたが、こちらについては現在のところ確認をいたしておりません。
  給食センターの造成に入る際に、久喜の担当課及び東洋食品のほうがこちらのほうに事前に相談に参っております。その際に当組合といたしましては業務用生ごみ処理機の導入をお願いし、ごみの削減のほうをお願いしているところでございます。ですが、その後こちらのほうは生ごみ処理機の導入はされず、その後生ごみが全量こちらのほうに入っているのか、それとも一部リサイクルされているのかは現在のところ確認のほうを行っておりませんので、ご理解賜りたいと思います。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 猪股議員の再質疑に対し、ご答弁申し上げます。
  1点目の焼却灰、ばいじんの埋立ての関係になります。こちらにつきましては、当組合では資源循環型社会の構築、最終処分場の延命化及び環境への負荷軽減を目的といたしまして、セメント原料化や路盤材原料化等の資源化を推進しております。3センターのごみ処理施設から排出されております焼却灰及びばいじんにつきましては、令和元年度に資源化率が100%となってございます。今後も焼却灰及びばいじんの処分につきまして資源化を行っていく計画でありますことから、現在のところ埋立てによる最終処分は考えておらないところでございます。
  続きまして、2点目の久喜宮代清掃センターの太平洋セメントの減の理由ということでの再質疑でございます。こちらにつきましては、処分先の太平洋セメントより令和2年12月にセメントの生産量が減少したということで、搬出量の調整を図ってほしいというような依頼がございました。そちらの依頼を受けまして、当組合として搬出量を調整するため、処分先が複数ございます久喜宮代清掃センターから太平洋セメントへの搬出量を減らしたものでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質疑をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 幾つか再々質疑いたします。
  まず最初に、学校給食センターの残渣の処分です。リサイクルされているのか分からないということですけれども、実際には全部こちらに来ています。業務用生ごみ処理機の導入処理をお願いしているということですけれども、ぜひそれはさらに強力にお願いしてほしいのです。久喜の市議会でそれなりに、私は委員会の中でも申し上げましたけれども、なかなかその方向に行きません。衛生組合からもぜひ要請していただきたい。いかがでしょうか。
  それから、電力の需給、購入契約についてです。22ページの表の見方は分かりました。上の1年で見ますと、確かに出光グリーンパワーは再生エネルギーが42%もあるのだけれども、料金で見るとミツウロコの倍以上になってしまう、値段で比較すれば到底かなわないなということが分かります。ただ、もう一方の考え方としては、久喜市も、恐らく宮代町もいずれそうなると思うのですけれども、再生可能エネルギーを増やしていこう、CO2排出ゼロにしていこうという方針がもう出てきています。であれば全部切り替えるのは確かに難しいかもしれないけれども、一部分でも出光のほうに切り替えていくことによって、再生可能エネルギーの全体としての割合を増やしていくことはできるのだろうと思うのです。
  ちなみに、東京電力のほうの料金と比較した場合には、出光でもまだまだ安いだろうと思うのですが、切り替える意味はあるだろうと思っています。そこら辺については検討していただけないか、お願いをいたします。
  それから、ノーレジ袋キャンペーンは運動としてはもう終了したということで、再開は考えていないということでおっしゃられましたけれども、確かに市民の意識としては94%がマイバッグを使用している、定着をしてきているのだと思いますけれども、むしろ問題は、さっき私例として言いましたけれども、お店の側です。それから、生分解性が入っているから、これは使っていいのだというような意識がまだかなりあります。そこら辺を考えると、ノーレジ袋運動はむしろ、さらに質を深めていく段階だろうというふうに思っているのです。そういう点でもう一回考え直しはできませんでしょうか。お願いします。それだけです。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 猪股議員の再々質疑に対して答弁申し上げます。
  まず、1点目の給食センターのほうに生ごみ処理機の導入をいま一度呼びかけていただきたいということでございました。私ども多量排出事業者のほうには毎年生ごみ処理機の導入について検討していただくよう文書のほうを郵送しているところでございます。給食センターにつきましては、今年度稼働でございますから、その対象外となっておりますが、そちらについてもこちらのほう郵送等検討してまいりたいと考えております。
  また、ノーレジ袋キャンペーンにつきましては、先ほど来のご答弁のとおり、現状ではこちらのほう再開のほうは考えてございませんけれども、利用のアンケート等、そちらのほうも窓口等で現在のところ行っているところです。そこら辺の状況のほうを勘案して、今後研究してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 猪股議員の再々質疑に対してご答弁を申し上げます。
  再生エネルギーの導入比率の高いところを少しでも入れられないかというご質疑でございました。今回見積り合わせ、例えば令和2年に行った、すなわち令和3年以降につきましては、まず選定に当たりましては再生エネルギーの導入比率が現行よりも高いところという形で選定をさせていただきました。結果として、当然ながら現状のところ再生エネルギーの導入が高いということは、それは価格が高い傾向にあるというのが今の全体的な現状であろうかなというところで、こういった価格差が出てきたのかなと考えているところでございます。
  以降の見積り合わせ、先ほど申し上げましたとおり、1年間の契約ですと見積りが出せないというような状況の中で、入札方法、また見積り合わせの方法等を考えなければいけないのかなというところでもございますが、再生エネルギーの導入に関しましても、久喜市また宮代町、全般的な傾向を見ながら、いかに公平に競争ができるか、そういった観点も含めましてちょっと検討してまいりたいと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質疑を打ち切ります。
  次に、泉議員、お願いいたします。
                 〔6番 泉 伸一郎君登壇〕
6番(泉 伸一郎君) 議席番号6番、泉伸一郎でございます。通告に従いまして質問させていただきます。
  令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計決算、歳出について、1、決算書19ページ、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の一般事務管理事業(共通)で、役務費のウイルス対策データ等更新料は何台分であるか伺います。
  2、決算書23ページ、周辺地区環境整備事業(久喜宮代)で、こちらは前段の議員が話されましたので、省略いたします。
  3、決算書23ページ、2目財産管理費の庁舎等管理事業(久喜宮代)で、漏水調査業務委託について伺います。
  4、決算書23ページ、庁舎等管理事業(久喜宮代)で、電気配線切り回し工事について伺います。
  5、決算書23ページ、庁舎等管理事業で、場内用消火器について伺います。
  6、決算書45ページ、3款衛生費、1項清掃費、2目塵芥処理費のごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)で、ごみ処理施設各種検査業務委託について伺います。
  7、決算書47ページ、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)で、電気工作物保安点検業務委託について伺います。
  8、決算書47ページ、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)で、ごみ処理施設水銀灯LED化工事について伺います。
議長(丸山妙子君) 泉議員の質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 泉議員ご質疑の歳出の1から5につきましてご答弁を申し上げます。
  初めに、1でございます。本衛生組合では、全てのネットワークパソコンにウイルス対策ソフトを導入しており、台数は38台となります。コンピューターウイルスは、次々と新しいものが発生しており、セキュリティーの脅威は日々変化していることから、ウイルス対策のデータベースを常に更新していく必要がございます。導入しておりますウイルス対策ソフトは、1年間の契約として、令和2年度に20万9,000円を支出してございます。
  続きまして、3でございます。漏水調査業務委託につきましては、久喜宮代清掃センター場内における漏水箇所を特定するために実施した業務委託でございます。この漏水につきましては、令和2年10月以降久喜宮代清掃センターにおける水道使用量が増加したことから、職員による調査では異常箇所を発見することができず、地中の配水管等の漏水を調査するため、専門業者に委託し、令和2年11月28日に場内の漏水調査を実施したところでございます。
  漏水調査の結果、し尿処理施設付近の地中約1.5メートルに埋設してある配水管からの漏水を発見し、その後漏水箇所の修繕を実施し、漏水を解消することができたところでございます。
  なお、本業務委託は、受注者が株式会社リクチ漏水調査埼玉営業所、委託金額が64万3,500円、委託期間が令和2年11月13日から令和2年12月25日まで、契約方法は随意契約でございます。
  次に、4でございます。電気配線切り回し工事につきましては、久喜宮代清掃センター場内街路灯LED化工事に伴い実施した工事でございます。久喜宮代清掃センター場内の街路灯の水銀灯をLEDに交換する工事に当たり事前調査を行ったところ、し尿処理施設付近の街路灯に接続する屋外電気配線に腐食等の劣化が確認されたことから、施設から街路灯までの屋外電気配線を新たに切り回し、敷設する工事を実施したものでございます。
  なお、本工事は請負者が横井電気工業株式会社、請負金額41万8,000円、工期が令和3年3月4日から令和3年3月31日まで、契約方法は随意契約でございます。
  次に、5でございます。場内消火器につきましては、久喜宮代清掃センター場内に配備している消火器を更新したところでございます。久喜宮代清掃センターにおきましては、消防関係法令、また指導に基づきまして85本の消火器を配備しており、そのうち19本の使用期限が到来したことから更新したところでございます。
  なお、本備品購入は、受注者が株式会社カナイ消防機材、納入金額が23万7,300円、契約方法は随意契約でございます。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 泉議員ご質疑のうち、6から8について順次ご答弁申し上げます。
  初めに、6でございます。ごみ処理施設各種検査業務委託につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び大気汚染防止法等の規定に基づき、各種測定を行うものでございます。施設の機能を維持するためには、ごみ処理施設から排出されるばい煙や焼却灰等が施設の周辺環境を保全する上で問題がないかを確認し、ごみ処理施設が適正に運転管理されているかを把握する必要がございます。このことから、測定内容につきましては、ごみ質分析を年4回、ばい煙測定を各炉で年2回、ダイオキシン測定を年1回実施しており、規定値が定められているものは全て基準値内でございました。契約につきましては、6社を対象とした指名競争入札を実施後、令和2年4月1日から令和3年3月26日までを契約期間といたしまして、委託金額383万9,000円で業務を履行しております。
  続きまして、7でございます。久喜宮代清掃センターに設置されております電気工作物につきましては、電気事業法により電気主任技術者の選任、保安規定の作成及び国への届出、定期点検が義務づけられております。定期点検におきましては、月1回の月次点検、年1回の年次点検を行うことにより、不具合箇所の早期発見を行い突発的な故障を防ぐことで、円滑で適正な運転管理を実施しております。契約につきましては、随意契約により契約を締結後、令和2年4月1日から令和3年3月31日までを契約期間といたしまして、委託金額252万1,024円で業務を履行しております。
  続きまして、8でございます。水銀灯などの水銀含有製品につきましては、水銀化合物による環境汚染や健康被害を防ぐため、水銀に関する水俣条約に基づき、令和2年12月31日以降、製造、輸出、輸入が原則禁止となることから、LED化工事を実施いたしました。久喜宮代清掃センター水銀灯LED化工事につきましては、21台の水銀灯をLED照明に交換したものです。契約につきましては、7社を対象とした指名競争入札を実施後、令和2年6月22日から令和3年1月29日までを工期といたしまして、久喜宮代清掃センター分の請負金額546万7,000円で工事を履行しております。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  泉議員。
                 〔6番 泉 伸一郎君登壇〕
6番(泉 伸一郎君) それでは、再質問させていただきます。
  まず、1番目のウイルス対策データの件なのですけれども、これは毎年20万円ぐらい払っていらっしゃるのですが、私パソコンを買ったときにウイルスのその年間、1年間というよりも4年ぐらい契約したのです。毎年契約するよりずっと安くなるのです、契約料が。例えば昔学生の頃なんかは、定期券を買うときに大体毎月買う人はいなかったと思うのです。大体3か月か半年を買ったりとかしていました。また、私はバイクに乗っているのですけれども、強制保険も毎年払うとすごく高いのですけれども、これ2年、3年にすると1年当たりすごく安くなるのです。そういうことを考えまして、なぜ毎年の契約にしているのかなというのをいつも不思議に思っておりました。これというのは、何年契約とかとやってはいけないのでしょうか。一応それをお聞きいたします。
  それから、漏水調査の件ですけれども、これは毎年やっているわけではないということなのでしょうか。今回何か異常があったので、漏水調査をされたということでよろしいのでしょうか。これというのは1回だけの金額になるわけでしょうか、それをお聞きいたします。
  それから、電気配線切り回しになるのですけれども、成果書の21ページなのですが、大体街路灯LED化のほうで、久喜宮代だと279万ぐらいです。それに対して41万8,000円かかっていまして、例えば菖蒲ですと137万なのですけれども、大体57万2,000円かかっている。ちょっと多くなっています。逆に八甫では342万、LEDにかかっているのですけれども、切り回し工事が22万円で済んでしまっているという、この違いについてちょっとお伺いしたいと思います。
  それから、場内用消火器についてですが、85本ということで、今回19本を新たにしたということで、これは大体何年ごとに交換するものなのか、それと使用したことはありますか、お聞きいたします。
  それから、ごみ処理施設の件については分かりました。
  そして、電気工作物保安点検業務委託なのですけれども、毎月1回と年1回の検査の違いというものをもう少し具体的に教えていただきたいと思います。
  それから、水銀灯LED化の件は分かりました。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 泉議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 泉議員の再質疑に対してご答弁を申し上げます。
  まず、1のウイルス対策ソフトの関係でございます。更新期間を長期間にして安くできないのかということでございますが、現行の契約、公共団体向けの価格で契約をしてございます。現在トレンドマイクロ社製のものを導入しておりますが、公共団体向けの価格でやりますと、これが更新期間が1年と限定をされている状況でございます。ちなみに、現行の契約におきましても複数台数による割引は受けているものというところでございます。
  続きまして、3番の漏水調査業務委託でございます。こちらは、久喜宮代清掃センターでは過去漏水があったこともございまして、職員が毎週水道メーターの検針を行っております。今回10月にちょっとメーターの異常、水量の異常がありましたことから、漏水の調査を行ったということで、毎年ではなく、漏水があるのではないかという異常があったときに行うものでございます。
  続きまして、電気配線切り回し工事でございます。こちらにつきましては、おっしゃるとおり各センターで違いが出てくる。といいますのも、各センターごとに、今回切り回しが必要だったのは、まず久喜宮代につきましてはし尿処理棟の上の配線工事が雨水、劣化によって腐食をしていた。やはり現場が違ってきますので、例えば基盤とかを全部修理していくよりは新たに回してしまったほうが早いという判断から切り回し工事をしたのですが、そちらは現場が違うので、各センターとも金額が変わってくる。例えばセットで幾らということではなくて、その現場、現場の切り回し距離であるとか、腐食の具合という形で金額が変わってくる。
  ちなみに、菖蒲、八甫につきましては地中配線を今度は空中配線に、地中配線がかなり古くなって漏電のおそれもあるということで、今回は空中配線に切り替えたと。やはり空中配線も空中の距離等によって金額が変わってきているというところでございます。
  5番の消火器でございます。消火器につきましては、購入してから10年が使用期限となっておりまして、令和2年につきましては10年間が到来した19本を購入したところでございます。ちなみに、これが令和3年、4年は10年に到来するものがなく、令和5年度が48本と、要は設置したときから10年後というところで更新をしているところでございます。
  ちなみに、こちらは消火器を使用したことがあるかないかでございますが、粗大ごみ処理施設等々で多少の火災、また発火、火花が散ったりとかという場合には、当然これは消火器で初期消火に当たっていることから、消火器を使用した結果はございます。こういったことも使用してしまいますと、またそこで買いますので、もしくは充填しますので、そこから10年という形で記録をして定期的に更新をしているところでございます。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 泉議員の再質疑に対し、ご答弁を申し上げます。
  月次点検と年次点検の点検項目等の違いについてお答えをいたします。毎月実施いたします月次点検におきましては、通電状態での点検となり、目視による外観点検及び低圧の配電盤の電流測定等でございます。
  また、年1回実施しております年次点検におきましては、施設を停電状態にした上で行うものでございまして、月次点検の内容に加え、通電時では点検できない高圧設備の点検等を実施するものでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質疑をお受けいたします。
  泉議員。
                 〔6番 泉 伸一郎君登壇〕
6番(泉 伸一郎君) 質問ではないのですが、よく分かりました。とにかくこれから延命化を図っていく上でやはり点検等大事になってくると思いますので、ぜひこれからも日頃のメンテナンスとともに点検をしていただいて、運営に当たっていただきたいと思います。
  ありがとうございました。
議長(丸山妙子君) 以上で泉議員の質疑を打ち切ります。
  ここで休憩といたします。

    休憩 午後 零時03分

    再開 午後 1時00分

議長(丸山妙子君) では、再開いたします。
  斉藤議員、お願いいたします。
                 〔8番 斉藤広子君登壇〕
8番(斉藤広子君) 議案第6号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定の歳出について伺います。
  1番の項目ですけれども、前者の答弁で理解できましたので、取下げさせていただきます。
  2番、35ページ、分別アプリ保守業務委託、何人の方が分別アプリを登録されているのか。昨年との増加人数は。新しい機能は更新されたのか伺います。
  3番、一般事務管理事業、新型コロナウイルス感染対策として防護服、サージカルマスク、保護手袋、保護眼鏡、フェースガード、消毒用のアルコールなど全体の決算額は。また、職員、委託業者、全員に行き届いたのか伺います。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 斉藤議員ご質疑のうち、2についてご答弁申し上げます。
  昨年度末における当組合の分別アプリのダウンロード件数は1万3,107件、うち昨年度中のダウンロード件数は3,702件でございました。
  アプリに関する新しい機能の追加はございませんが、最新の情報に随時更新を行っているところでございます。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 斉藤議員ご質疑の歳出の3に対しましてご答弁を申し上げます。
  令和2年度におきます新型コロナウイルス感染症対策関連経費につきましては、サージカルマスク、保護眼鏡、保護手袋など職場におけるクラスターの発生危険や廃棄物由来の感染危険を排除するための物品購入経費が261万9,881円、また衛生組合だよりのポスティング経費など、コロナ禍の中、行政サービスを維持するためのもの319万5,436円、合計581万5,317円の支出がございました。
  このうち、管内の一般廃棄物の処理を継続するため、委託業者、許可業者など関連業者と共同で実施したサージカルマスク共同購入につきましては、事業費190万7,686円のうち、関連業者分の代金として156万834円を収入しております。この納入されたマスクにつきましては、衛生組合全職員、申込みのあった関連業者に配付をしたところでございます。
  その他の物品につきましては、本衛生組合職員用に購入したもので、その購入目的に応じ、必要な職員に配付し、また事務室などに備え付け、職員間の感染防御、感染拡大防止に努めたところでございます。
  今後につきましても、本衛生組合の業務継続のため、必要物品の蓄積に努めてまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔8番 斉藤広子君登壇〕
8番(斉藤広子君) それでは、再質疑させていただきます。
  最初に、2番の分別アプリの件なのですけれども、大変人数、ダウンロード数も増えていっているという感じで活用されているのかなと思っております。
  それで、新しい更新された項目というのは特にないのだけれどもという話だったのですが、アプリの内容が分別だけで終わっているという部分と、あと何曜日に何を捨てるのかなというそういう部分だけで終わっているのですけれども、私も詳しく中の機能を見たときに、例えば外国の方の部分も全部外国語で示されているのです。それでちょっとたまたま私も市民相談でそういうのを受けたときに、そこが対応できているかなと思ったときに、見たら対応できているのです。ですから、逆に言うとそういう機能の使い方というのが、こういうこともできますよという、ただ分別アプリというその言葉だけだと、分別用の部分なのだなというのがあるのだけれども、それはせっかくのアプリの機能なので、周知されていくといいのかなと思うのですが、その点伺います。
  次に、3番目です。3番目は、本当に今終息というか、だんだん数も減ってきているのですけれども、まだまだ来年予防接種をやっていくこととか考えたときに、コロナと上手に付き合っていかなくてはいけないのかなということで、感染予防はずっとこれからも続いていくことが予測されるのですけれども、先ほど前者の答弁の中で一般財源の中でこういうコロナの部分が出されているということで、組合としても大変なことかなというのを私は感じ取ったのですけれども。実は宮代町さんもそうかなと思うのですが、久喜市の中でもすごく今充実していまして、役所の中も大きな空気清浄機が各部屋に設置されたり、あとは入り口では自動体温計がデジタルのがあったり、あとトイレに行ったりとか手を洗うところは自動手洗い器ということで蛇口を触らなくていいとか、そういう機能に関して残念ながらこの衛生組合に来ると全くそういうものが見当たらないという現状がありました。そういう部分でやはり国の財政の部分がないからかなとは思うのですが、一番いろんな方たちがいろんな感染の部分の中で危険にさらされているところではないかなと、そういうふうに思ったときに、やはりこれは予算としてもきちんと、これは決算ですからあれですけれども、この決算を通して来年の予算も、そういう感染予防に対してこのままでいいのかということに関して検討されたのか伺います。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 斉藤議員の再質疑にご答弁させていただきます。
  分別アプリの分別以外の各種機能等の紹介等につきましては、今後研究してより伝わりやすいように、こちらのほうを考えてまいりたいと思っております。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 斉藤議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  本年度、令和3年度につきましても、コロナ対策用備蓄品の予算につきましてはご審議の上、ご議決をいただいているところでございます。今後も備蓄品の増強、備蓄品の買い足しに努めてまいりたいと考えているところでございます。
  また、備蓄品のみに限らず、例えばトイレの手洗いであったりとか、そういったものも何か国のお金が使えないのか、市町のコロナ対策の担当の方なんかと相談しながら、いい方法がないかちょっと検討してまいりたいと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 以上で斉藤議員の質疑を打ち切ります。
  次に、大橋議員、お願いいたします。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) 7番、大橋きよみです。引き続き歳出の質問をいたします。
  45ページ、衛生費、清掃費、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)について伺います。委託料の不用額が1,530万6,114円と多額となっています。主な理由として、プラスチック類容器選別事業委託の処理量(実績)が当初見込みより下回ったこと、飲食料用びん・缶・ペットボトル選別業務委託の処理量及び単価(実績)が当初見込みを下回ったことを挙げていますが、考えられる理由を伺います。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の質疑に対する答弁を求めます。
  施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 大橋議員のご質疑の1についてご答弁申し上げます。
  初めに、プラスチック類容器選別業務委託でございます。当初予算の選別見込量2,700トンに対し、選別実績については2,590.16トンであり、執行率95.9%でございました。不用額の発生理由につきましては、主に処理単価によるものでございます。当初予算では1トン当たり3万5,970円で計上させていただきましたが、契約額が1トン当たり3万4,650円であったことから、736万9,958円の不用額が生じたものです。
  次に、飲食料用びん・缶・ペットボトル選別業務委託についてでございます。当初の選別見込量1,700トンに対し、選別実績については1,613.72トンであり、執行率94.9%でございました。不用額の発生理由につきましては、先ほどと同様に主に処理単価によるものでございます。当初予算では1トン当たり3万250円で計上させていただきましたが、契約額が1トン当たり2万7,500円であったことから、704万7,700円の不用額が生じたものでございます。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) では、単価が減ったということでよろしいのですか。私は、SDGsの観点から少し市民の意識が高くなって、量もまた減ったのかとも思いましたし、そこら辺はどんな感じなのか、答えられたらお願いしたいのですけれども。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 大橋議員の再質疑に対し、ご答弁申し上げます。
  ご質問のとおり、単価のみの変動でございまして、この前の年の決算もそうなのですが、大きく量のほうが減ったというようなことはございません。量を減らす観点につきましては、組合として今後、今以上に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議長(丸山妙子君) 以上で大橋議員の質疑を打ち切ります。
  次に、渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) よろしくお願いします。3番、渡辺です。議案第6号の歳出について議案質疑させていただきます。
  1番、16ページから総務費、一般管理費です。令和2年度の正規職員数、再任用職員数、会計年度職員数を伺います。前年度の差があれば説明もお伺いします。技能労務職員は11人から9人へと削減した理由を伺います。また、昨年度決算時にごみ収集をしている業務委託に対しては、正しい労務管理や、それから労務単価、そして福利厚生等については直接していないけれども、間接的に聞いている、なされていると報告は受けていると聞きましたが、確認はされたかお伺いいたします。
  2番です。19ページ、総務費、一般管理費です。毎年聞いておりますが、職員の健康診断の受診状況とストレスチェックの受診状況を伺います。要再診断とされた人の人数とその後の対応について伺います。
  3番です。20ページ、総務費、一般管理費。職員の研修について調書18ページにありました。「意識の向上を図るとともに、各専門分野での技術の向上を図ることにより、より高いレベルでの業務遂行に寄与した」と毎年書いてありますが、どの研修が意識の向上で、どの研修が技術の向上になるのかお伺いをいたします。見ただけでは分かりませんでした。研修後の資格等に寄与した事例はどのようなものがあるのか伺います。また、コロナ禍で受けられなかった研修はあるのか伺います。
  4です。23ページ、総務費、財産管理費です。工事請負費(久喜宮代)の事務所外壁の修繕工事については、前年度剥離事故がありまして、それを修理したということでありましたが、令和2年度は経年劣化による剥離のおそれがある外壁の修繕をしたようであります。どのような工事内容であったのか。また、今後の様々な修繕についての計画は持たないのかお伺いをいたします。
  5番です。35ページ、衛生費、清掃総務費です。清掃一般事務管理事業についてですが、かなりの不用額を各センターとも出しています。このことについて以下伺います。
  (1)は分かりましたので、お答えは結構です。
  (2)の前段の部分は、理由はいいですので、後段の部分、前年度の説明は炉がかなり老朽化しているので、運転管理手法を見直していると回答があったのです。その後どのように運転をしてきていたのかお伺いをいたします。
  (3)です。ガスの使用量については、菖蒲、八甫センターともに増加しました。その理由をお伺いします。久喜宮代については、極端に減少しています。理由を説明していただきたい。
  6です。37ページから衛生費、清掃総務費です。(1)です。減量推進事業では、調書29ページにあるように令和2年度も不用額が多いのです。その理由は。予算の見方がずれてしまっていることはないのかお伺いをします。
  (2)です。廃棄物減量等推進員の見直しをしたという説明がありました。どのように見直されたのか、充足は大丈夫だったのかお伺いをいたします。
  (3)です。プラスチック類の湿ベース組成分類結果では、調書33ページにあるように久喜宮代では前々年度が99.2%から前年度は95%へ、そして今回93.6%になってしまっています。この結果をどのように考えているのかお伺いをいたします。
  (4)については分かりましたので、結構です。
  大きい7番です。39ページ、衛生費、塵芥処理費です。調書34ページのように、ごみの搬入量は前年度に引き続き、前年度と比較しまして約689トンの増加ということでありました。昨年度に引き続いて増えてしまっているということですが、燃やせるごみは減少したようですが、燃やせないごみ、粗大ごみが増加しています。ごみの減量化の取組は進めなければならない課題としっかりと捉えるべきではないか。原因の追及と課題の明確化、目標の数値化をしっかりと出していただきたいと考えますが、いかがか。
  8番です。最後です。47ページ、衛生費、塵芥処理費です。各センターのごみ処理施設精密機能検査業務委託と粗大ごみの処理施設精密機能検査業務委託の結果について報告をお願いしたいと思います。今年やっているものだと思うのですが、特に機能の保全と施設の改善計画、この計画から関わってくるのかなとすごく思っているのですけれども、この結果がどうだったのか、今後どのようになるのかお伺いをいたします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員のご質疑のうち、歳出の1から5に対しまして順次ご答弁を申し上げます。
  初めに、1でございます。令和2年度の衛生組合の常勤職員数でございますが、令和2年4月1日におきまして一般事務職員が23名、一般事務職の再任用職員が1名、技能労務職員が7名、技能労務職員の再任用職員が2名、会計年度任用職員が3名、合わせて合計で36名でございます。
  平成31年4月1日と比較いたしますと、一般事務職員が1人の減、一般事務職の再任用職員が1人の増、技能労務職員が2人の減、技能労務職の再任用職員が同数、会計年度任用職員が同数で、合計で2人の減でございます。技能労務職員が2人の減となっておりますが、本衛生組合では組合採用を凍結しておりますことから、直営から委託への転換などにより、人員に見合う業務量に調整をしているところでございます。
  ごみの収集や処理施設の運転管理など委託業者の職員の労務管理につきましては、委託業者から提出される報告書により、間接的に労働時間や人員配置など一定の推測はできますが、直接的に労働時間や賃金などについて特段の調査はしておりません。
  続きまして、2でございます。令和2年度の健康診断につきましては、令和2年7月1日に会計年度任用職員を含めた全職員36人を対象といたしまして、健康診断を実施したところでございます。健康診断で精密検査を必要とするなど指導の対象となる職員は17人で、既に治療中の職員を除いた5人の職員に医療機関に受診するよう勧奨したところでございます。
  ストレスチェックにつきましては、令和2年12月に会計年度任用職員を含めた組合採用職員19人を対象として、メンタルヘルスチェック業者に委託して実施し、対象職員全員が受検したところでございます。なお、構成市町から派遣された常勤職員は、それぞれの派遣元の市町でストレスチェックを受けております。ストレスチェックの結果、全国平均を100とした場合、総合健康リスクが105と若干高めとなっており、高ストレスと判定された職員につきましては面接指導を勧奨したところでございます。
  また、職場におきましては、集団分析の結果を共有化、職員の超過勤務時間の共有化など、職場環境の向上に努めておるところでございます。
  職員個人に対しましては、ハラスメント相談窓口の設置、自己申告書の提出時に職場環境における相談等を総務課に直接提出できるようにするなど、相談できる環境の向上に努めておるところでございます。今後につきましても、ストレスの少ない働きやすい環境の構築に努めてまいります。
  続きまして、3でございます。本衛生組合では、計画的な人材育成を図り、職員の勤務能率の発揮増進のため、研修を受ける機会を設けております。令和2年度におきましては、本衛生組合独自に行う研修、彩の国さいたま人づくり広域連合の実施する研修、三市一町共同研修会の実施する研修、延べ69人の職員が研修を受講したところでございます。
  課長級職員や課長補佐級職員など、職位に応じた研修につきましては、マネジメント能力や説明能力の向上のための講義など、職員としての意識の向上はもとより、当該職位に必要な技能習得を目的としております。また、プレゼンテーション研修や公会計と簿記入門など、専門分野研修については職員の技能向上を主目的としてございます。
  令和2年度におきましては、直接資格取得に結びつく研修はございませんでしたが、今後も職員のスキルアップのため、そういった研修の受講も勧奨してまいります。新型コロナウイルス感染症により受講できなかった研修につきましては、課長級研修の1課目でございます。
  続きまして、4でございます。令和2年度における久喜宮代清掃センター事務所棟外壁修繕工事につきましては、外壁材の剥離、脱落のおそれのありました久喜宮代清掃センターの事務所の正面玄関のひさし部分の周囲外壁を修繕したものでございます。
  本工事は、外壁材の脱落こそ見られなかったものの、施工時期が古く、既に塗装が剥がれている部分があることなどから、修繕工事を行ったところでございます。施工方法につきましては、現況外壁の上からコンクリートを打設し、鉄筋をアンカーピンで固定し、さらにコンクリートを打設して塗装を2回行ったところでございます。
  今後の修繕計画でございますが、本衛生組合の処理施設の稼働の終了、また衛生組合の解散が予定されていることから、機能の維持を主目的に修繕を行うことが合理的であると考えております。したがいまして、事務所本体、内部造作等につきましては、損傷した箇所について最低限の修繕を行う対症療法的な修繕になろうかと考えているところでございます。
  なお、空調設備など衛生組合の解散まで現機能を維持できない可能性の高いものにつきましては、二酸化炭素の排出抑制などの効果を長く享受するため、早めに交換するなど個別に判断してまいりたいと考えております。
  続きまして、5の(2)、後段からでございます。菖蒲清掃センターにおきましては、焼却施設の冷却水に上水道を使用しており、このことから衛生組合全体の中でも使用量が大変大きくなっております。令和2年度につきましては、前年度と比較し、ごみ処理量は減少したところでございますが、焼却運転時間が増加したことから、冷却水に使用する水道使用量も増加したものと考えております。菖蒲清掃センターでは、確実に、また効率的にごみを燃焼させるため、日々運転管理手法の見直しを行っております。こういったことも水道使用量や電気使用量に影響を与えております。
  八甫清掃センターにおきましては、し尿処理量の増加に伴い、し尿処理施設の運転時間が増加したことから、水道使用量が増加したものと考えております。
  次に、(3)のプロパンガス使用量でございます。令和2年度の3センター合計のプロパンガス使用量は、前年度比較で25.2%減の240.2立方メートルでございます。また、清掃センターごとの増減につきましては、久喜宮代清掃センターが35.1%の減、菖蒲清掃センターが皆増、八甫清掃センターが12.8%の増となっております。
  このうち、菖蒲清掃センターにおきましては、令和2年度の職員数が前年度比較で1名増加したことから、使用量が増加したものと考えております。
  八甫清掃センターにおきましては、令和2年度の職員数が前年度比較で1名増加したこと、またし尿処理量の増加に伴い、し尿処理施設の運転時間が増加したことから、使用量が増加したものと考えております。
  久喜宮代清掃センターにおきましては、令和元年度に風呂場にお湯を送る給湯管が故障し、修繕するまでの間、プロパンガスを使用したことにより、結果令和元年度の使用量が増加した結果、令和2年度が減少したものと考えております。
  なお、電気使用量や水道使用量、ガス使用量の増減の要因といたしましては、ごみなどの増減による稼働時間の変化、ごみの質による焼却炉の燃焼状態や機器の稼働状況の変化などが考えられるところでございまして、これらの要因が複合的に影響しているものと考えております。
議長(丸山妙子君) 業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 渡辺議員のご質疑のうち、6と7についてご答弁申し上げます。
  初めに、6の(1)でございます。減量推進事業の不用額につきましては、業務用生ごみ処理機器購入費等補助金の交付実績がなかったこと、また資源集団回収団体の回収量がコロナ禍の影響もあり例年よりも少なかったことが主な原因と捉えております。
  続きまして、6の(2)でございます。廃棄物減量等推進員につきましては、令和2年度から新たに2年間の任期で委嘱したところでございます。区長に対し、積極的な選出を依頼いたしましたものの、推薦者数が減少いたしましたことから、委嘱者数も減となっているものでございます。
  推進員の推薦をいただけなかった区長に対し、その理由を照会しましたところ、当番制で対応することになったため、世帯数の減少により人数の見直しをしたためなどの理由を伺っておりますことから、各地域において、それぞれの実情に応じたご判断をいただいたものと考えております。
  続きまして、6の(3)でございます。久喜宮代清掃センター管内のプラスチック類の湿ベース組成分類結果を見ますと、主に燃やせるごみの混入が増加しておりますが、食べ残し等の厨芥類が最も多く、次いで紙容器やティッシュペーパーなどの再生できない紙類が多くなっております。コロナ禍における外出自粛や在宅勤務の増加により、ご自宅で過ごされる方が増え、ふだんごみ出しをされていなかった方が誤って混入してしまうことがあったものと推測しているところです。当組合といたしましては、引き続きホームページやごみ収集カレンダー等により、プラスチックの分別について住民の皆様に周知を行ってまいりたいと考えております。
  続きまして、7でございます。昨年度のごみ搬出量の増加の原因といたしましては、コロナ禍の下で外出の自粛や在宅勤務が進んだ結果、ご自宅で過ごされる方が増えたこと、また家財の整理や不用品の処分が行われたことにより、一時的に増加したものと推測しており、現在はコロナ禍前の状況に戻りつつあるものと考えております。
  また、ごみの減量に係る将来的な目標数値として、市町の一般廃棄物ごみ処理基本計画において、令和14年度までに1人1日当たりの家庭系ごみ搬出量を、久喜市は平成26年度比で13%以上削減、宮代町は11%以上削減と定めておりますが、このたびのコロナ禍は計画の想定外であろうと考えられます。
  当組合としては、コロナ禍の影響によるごみ排出量の変化を注視し、市町と情報共有することで、今後のごみ減量に生かしてまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員ご質疑のうち、8についてご答弁申し上げます。
  ごみ処理施設及び粗大ごみ処理施設精密機能検査業務委託につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第5条の規定に基づき、3年に1回実施しているものでございます。
  本業務委託では、各施設所見の傾向として、施設については老朽化は否めないものの、適時の修繕や交換を実施しており、おおむね適正に維持管理されている。今後においても、計画的な定期修繕を実施し、予防保全的見地に立ち、適正な頻度と内容での施設整備が必要であるというものでした。
  機能保全と施設改善計画につきましては、先般の全員協議会でご報告のとおり、久喜市の新たなごみ処理施設の稼働時期が令和9年度と公表されたことに伴い、ご質疑の施設について、令和8年度までの長期整備計画を策定中でございます。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 再質疑させていただきます。
  今の最後のところからお聞きいたします。3年に1度実施しているものの中で、今回は非常に大事だったのかなとすごく思っているのですけれども、その結果が適正に維持管理されている。ただし、やはり予防的なものと保全的なものの見地に立ち、今後も進めるべきということであるので、令和8年までの長期計画策定中ということなのですが、今回で危険とされた、要するにもうここは駄目だとか、ここはもう直しなさいという、そういうところはあったのか、なかったのか、もう一度ちょっと確認させていただきたいのですけれども。
  予防的に、保全的にしっかりとした見地に立っていただきたいということは、これからがすごく、この何年間かが重要になると思うのですけれども、それについては毎年毎年しっかりと行っていく計画を出した上で、令和8年度までの長い期間、こちらから言えば長い期間になるのですけれども、その長い期間の調査の計画が立てられるということなのでしょうか。そのことについてお伺いします。
  すみません、初めに戻ります。職員の削減がありました。直営から委託へするということなのですが、私としては直営をしっかりと守っていただきたいという立場からお伺いをします。10年前、合併時の現業職員は何人いたのでしょうか。そこからの削減数は相当あるのではないかと思うのですが、分かりましたらお答えいただきたいと思います。
  それから、公契約条例があれば必ずこの確認作業というものはするものだと思うのですけれども、それがない以上はせめて確認調査をしていただきたいとすごく思うのですけれども、絶対にやらないのでしょうか。確認作業だけだと思うのですが、よろしくお願いします。やっていただきたいのですが。
  それから、職員の健康診断については、本当に皆さんがやっていただいたということと、要再診断とされた方が17人もいらっしゃったということなので、そこのことについては勧奨をしていただいたということは前回よりもすごく進んでいると思いますので、引き続きその人たちの健康管理ということでしていただきたいなと思いますので、これは要望させていただきます。
  次、研修なのですけれども、受けられなかった研修は1つだけだったということなので、全部ほとんど受けられていたということなのですが、実は気になったのが調書に書いてある言葉がいつも同じだったものですから、これというのは研修に合わせて成果の評価というのはしていくべきなのかなと思ったものですから、毎回同じということなのでしょうか。私は、そこはちょっと、何か違うのかなと思ったのですが。資格等に寄与した事例はなかったということなのですが、もしそれがあったとすると、やっぱりこういう資格も取れたとかと、その調書の中にはしっかりと書いていただきたいなとすごく思うのですが、その辺は今回はなかったのですが、今後そういうところの調書に書き加えるところを書いていただきたいなとすごく思うのですけれども、そうするとはっきりと私たちも分かりますので、加えていただければありがたいと思いますが、いかがでしょうか。
  それから、経年劣化の剥離のおそれがあるところを修繕していただいた。対症療法的なものになるということなのですが、致し方なしというところはありますけれども、おそれのあるというところがもし見つかるようでしたら、やはり早めにやっていただきたい。これ補正も出ているので、補正のところでまたお聞きしますので、ここはいいです。
  ガスのところは分かりました。
  それから、減量推進のところなのですが、廃棄物等の減量推進員の見直しを行ったという説明だったのです、前回のときに。2年間で委嘱をしたのですが、当番制になったところと、それから世帯数が減少で出せないという状態になるのでしょうか。実情に合わせて判断をしたものとするということなのですが、それはこちらとしては納得せざるを得ないという状態なのでしょうか。要望としては、やはり出していただきたいというふうにお話をさせていただいたのでしょうか。私たちとしては、やはりこの推進員の方たちがごみの管理、見守っていただくというところは、大変な作業ですけれども、やっていだだくことによって、ごみの出し方をしっかりとお伝えすることができるので、私としてはやはりその人たちはちゃんと充足していただきたいなと思うのですけれども、その辺はどうなのかお伺いをいたします。
  次の(3)で、プラスチック類の湿ベースの組成結果なのですけれども、今回93.6%と、かなり低くなってしまったことが、ごみの減量等推進員の減というか、そういうものも関連するのでしょうか。それとも、それは全然なくて、自宅でお仕事をする方が増えた、そういう方たちが混入してしまったという説明でありますけれども、だからといってよしというわけにはいかないわけで、そこは以前のように高い割合まで引き上げるということが大事なのかなとすごく思うのですが、その見通しがよく分からないのですけれども、今ホームページ等で周知を考えるという、ホームページ等で周知を考えて、どれだけの方が見てくださるかというところがちょっと疑問なので、減量等推進員の方を含めて、区長さんを含めて、やはりお願いをするということが必要なのかなと思いますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
  それから、7番ですが、この辺は自宅が増えてしまったと、コロナ禍の影響が非常に大きいと思います。非常に大きいのだけれども、やはり例外だからというのではなくて、これからコロナ禍とは付き合っていかなければならないし、いつこうなるか分からない状態でありますから、やはり減量は進めていくという状態で、ごみは増やしてはならないという状態で皆さんで取り組んでいかなければならないと思うのです。その辺がちょっと今の答えでは、私にはこうやっていきますからという意気込みみたいなものがちょっと見受けられなかったので、もう一度お願いしたいなと思います。どうやっていくのだということが必要ではないかなと思いますけれども、よろしくお願いします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員の再質疑に関しましてご答弁を申し上げます。
  私のほうからは、1の職員人員、10年前の技能労務職員の数の比較でございます。まず、10年前、平成23年4月1日の技能労務職員の職員数は、正職員15人、再任用職員4人、合計19人でございました。本年でございますが、令和3年4月1日と比較いたしますと正職員がマイナス8、再任用職員がマイナス2、合計10の減でございます。
  続きまして、3の研修に関してでございます。資格取得に関する研修でございますが、衛生組合といたしましても職員のスキルアップというのは大事なことであると認識してございます。今後も資格取得に関する研修を職員にぜひ受けていただきまして、資格取得につなげていっていただきたい。そういったことを、またその資格を現在の仕事に間接的にでも直接的にでも生かしていっていただきたいと考えておるところでございます。その結果、成果調書等に記載をしてご理解をいただきたいと考えているところでございます。
  4の外壁修繕につきまして、ちょっと補足も含めてご説明申し上げます。現在、先ほど私答弁で申し上げましたのは、事務所棟に関しては、やはり建物の老朽化が非常に著しいというところでございます。ただ、衛生組合の解散が見えている中で、また撤去、解体というものが見えている中で、機能改善というものではなくて、やはり対症療法的に壊れたものを直していく。例えばコンクリートが剥離した部分を直すといったような修繕になるかと思います。ごみ処理施設などにつきましては、やはり安定的に運転管理しなければいけないという観点から、これは当然ながら計画的に修繕を行っていく必要があろうかと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 業務課課長補佐。
                 〔業務課長補佐 赤羽貴裕君登壇〕
業務課長補佐(赤羽貴裕君) 渡辺議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  まず初めに、推進員の関係でございます。推進員のほうで当番制や世帯数の減という理由で、そちらのほうを出さないことについて、それは衛生組合として認められるのかというようなお話であったと思われます。現在それぞれの地区において自治会の加入数の減、もろもろの理由により、なかなかそういった推進員を出せないというような考えをお持ちの区もあるようでございます。そのような区のところで一度推進員のほうを置かないようにして、自分たちで当番制でやってみようですとか、そういったことでやられるような区もあるというような話は聞いてございます。そちらについては区のご事情でございますので、こちらのほうから必ず出してくださいというようなことは言えないのですけれども、引き続きお願いのほうをしてまいりたいと考えております。
  なお、実際にそちらのほうで一旦推進員を置かないことに決めましたけれども、再度やはり推進員がいたほうがいいということで、新たに上がってくる区もございます。令和2年のときには4地区で、こちらのほう一旦推進員をやめたのだけれども、新たに推進員のほうを復活させたという区がございました。今年度につきましても1地区そのような区がございまして、こちらのほうやはり推進員がいたほうがいいと判断される区もあるというところでございます。
  続きまして、プラスチックの組成分類の関係ですけれども、これは推進員の減少が関わっているのではないかというようなお話でございましたが、久喜宮代管内のサンプルを採取した集積所、こちらにつきましてはいずれも以前から推進員が設置されている地区でございます。ですので、推進員が減少したからこちらの分別が下がったというようなことは言えないものと考えてございます。
  また、現在の組成分類の結果ですけれども、例年こちらのほうにつきましてはプラスチックの結果については組合だより等に掲載しておりませんでしたが、本年6月号に新たに掲載させていただきました。今後も継続的に広報媒体での周知を行い、分別をお願いしてまいりたいと考えてございます。
  次に、コロナ禍におけるごみ量なのでございますけれども、現状本年度上半期の公共収集量、こちらのほうを少しお話しさせていただきますと、昨年度上半期と比べまして燃やせないごみがマイナス149トン、13.3%の減少、粗大ごみがマイナス19トン、5.9%の減少となっており、公共収集全体でもマイナス736トン、3.1%の減少となってございます。この1点から見ても、コロナ禍における一時的な増加であったのかなということが見てとれると思われます。
  しかしながら、やはりごみの分別、ごみ処理量の減というのは衛生組合の目標の一つでございますので、今後もごみの減量やリサイクルに関する周知や各種制度の紹介を積極的に進めてまいりたいと考えております。特に単身者世帯などでは自治会に加入せずに広報紙がお手元に届かないというようなことも考えられるため、ホームページや分別アプリを活用することで対応してまいりたいと思っております。
議長(丸山妙子君) 施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員の再質疑に対し、ご答弁申し上げます。
  1点目の具体的修繕箇所はということでございます。センターごとに抽出して申し上げます。久喜宮代ごみ処理施設につきまして、まず1号炉の燃焼耐火物に損傷が見られるというご指摘を受けてございます。もう一つ、例示としまして抽出させていただきますが、1号炉のガス冷下コンベヤ灰出し装置部に経年劣化が見られますというようなご指摘をいただいております。
  続きまして、久喜宮代粗大処理施設でございます。搬送コンベヤにつきまして、ベルトに亀裂が見られる。給水設備、全体的な腐食が見られる。
  続きまして、菖蒲ごみ処理施設でございます。1号炉、投入シュートに損傷が見られる。同様に1号炉でございますが、点検口周りの耐火物に損傷が見られる。2号炉、燃焼ストーカ先端部に摩耗が見られる。
  菖蒲粗大処理施設でございます。破砕物搬送コンベヤについて、電動機に経年劣化が見られる。トロンメル、電動機に経年劣化が見られるというようなご指摘を受けてございます。
  最後に、八甫のごみ処理施設になります。A炉、燃焼室内の耐火物に部分的な損傷が見られる。同じくA炉の関係でございますが、ケーシングに若干の腐食が見られるというものでございます。
  八甫の粗大処理施設につきまして、排出コンベヤについて、テール部のケーシングに腐食が見られるというような具体的なご指摘をいただいているところでございます。
  続きまして、修繕を具体的にどのように反映していくのかというようなご質疑だったかと思います。ご答弁の中でも申し上げましたとおり、現在長期整備計画のほうを策定してございまして、令和4年度から令和8年度までの5年間、こちらを計画的に修繕をしていくための計画を現在策定をしているところでございます。今回精密機能検査等でご指摘をいただいた内容につきましても、そちらの長期整備計画の中に含め、今後修繕を実施してまいりたいと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) ただいまの答弁の中で渡辺議員から質問された、1つ答弁漏れがあると思うのですけれども、収集業者の運転業務とかの労働条件の確認をしないのかというふうなことがあったけれども、まだ答弁されていないと思うのですが、大丈夫ですか。
3番(渡辺昌代君) 要望として言わせていただきましたので。
議長(丸山妙子君) 大丈夫ですか。
3番(渡辺昌代君) はい。
議長(丸山妙子君) では、再々質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 今の点につきましては、本来であれば公契約条例があれば確認はできるのですけれども、それがない以上、自主的にというふうになってしまうのですけれども、確認していただきたいということを要望させていただきます。
  それから、最後の精密機器の検査業務委託が3年に1度で、今おっしゃっていただいただけでもかなり出ているということですよね。損傷があるということもあるし、摩耗もあるし、経年劣化、それから腐食がある。かなり出ていました、収め切れなかったのですが。やはりこれというのは、これだけ経年劣化とかいろんなものが出ている炉に対しては3年に1度でいいのですか。毎年やるとかということにならないと、計画は立てられても、その3年前に、要するに令和2年度に立てられたものに対しての計画になってくるので、それが進む可能性もあるところもあるわけですよね、何年かたてば。そういうものというのは、もうこれだけになってしまうと毎年の検査というものが必要になってくるのではないかなと思うのですけれども、大丈夫なのでしょうか。その点についてお伺いをいたします。特に八甫の粗大ごみのベルトコンベヤとかというのは火災もありましたので、そのことも含めてお伺いをしたいと思います。
  それから、湿ベース組成分類結果のことにつきましては、以前のようにやはり高い割合まで引き上げていただく努力をしていただきたいとすごく思います。すごくすばらしい、すばらしいと言ってきていたところが、ちょっといろんなものが混入してしまったということがあるとすると、それを市民に知らせて、こういうふうになってしまったということを知らせて、やはり皆さんの努力がないとこれは向上できないということを多くの方に知らせて、以前のような形に持っていくという努力をしていただきたい。自宅でお食事をしたりとか、自宅でごみ出す人が増えたからというのではなくて、やはり久喜市全体を盛り上げていただきたいと思いますので、その点はよろしくお願いしたいと思います。
  以上です。よろしくお願いします。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員の再々質疑に対し、ご答弁申し上げます。
  3年に1度の検査で大丈夫なのかというようなお話でございました。ご答弁の中でも申し上げたとおり、法律に基づきまして3年に1度というのはまず決まっております。費用もかかるということもございまして、この3年に1度の基本の精密機能検査のほうについては実施してまいりたいと考えているところなのですが、その中で長期整備計画のお話をさせていただきましたが、こちらの計画につきましては計画を作成した時点での施設の状況ですとか、将来的な機械設備の耐用年数、こういったものを見込みながら勘案して作成をします。実質の修繕内容については、運転管理業者等の調整も含めて毎年実施しているところなのですが、施設の実情に合わせて毎年度長期整備計画というものをローリングしまして、実情に合った修繕のほうを実施していくというようなことになりますので、そこら辺の対応で今後も変わらず実施してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして議案第6号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第7号 令和3年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
  渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 引き続きまして、議案第7号 令和3年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算の1号についてお伺いをいたします。
  1です。17ページ、衛生費、塵芥処理費の中のごみ処理施設管理運営事業の久喜宮代分についてお伺いいたします。需用費の修繕費280万、先ほどの質疑ともちょっと関連してしまうのですけれども、修繕が既に発生していると説明がありました。しているのだと思うのですが、これまでの修繕についての報告をしていただきたいと思います。全部ではなくて構いませんので、主なるもので構いません。
  そして、今後の緊急の箇所の対応のための経費ということで今回出されたと思うのですが、予備費では対応できないくらい出てきそうなのでありますか。どのような箇所が予想されているのでしょうか。改めてこうやって出されますと、かなりの箇所が予想されるのかなと思ってしまうのですけれども、その辺について説明してください。
  2です。19ページ、衛生費、塵芥処理費、ごみ処理施設管理運営事業費でお伺いいたします。ごみ処理施設運転管理業務委託の5,306万4,000円のマイナスについて説明を求めます。
  よろしくお願いします。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
  施設課課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員ご質疑の1と2について順次ご答弁申し上げます。
  初めに、1でございます。ごみ焼却施設の修繕につきましては、見学室空調機入替え修繕、屋上スロープ横折半屋根防水修繕、コンプレッサー室空調機入替え修繕を実施し、金額は計191万4,000円でございます。
  なお、ごみ焼却施設修繕料の当初予算では、修繕の箇所づけなしで50万円を計上しておりましたが、ただいま申し上げた緊急を要する突発的な修繕のため、同節内の粗大ごみ処理施設修繕料より不足分の141万4,000円を流用しております。
  粗大ごみ処理施設の修繕につきましては、ダブルダンパー修繕、破砕機地下排水ポンプ交換、パッカーコンテナ配線交換、破砕機ハンマー及びカッター刃交換修繕、可燃性粗大ごみ置場自動火災報知設備修繕を実施し、金額は計114万40円でございます。
  続きまして、補正予算を計上いたしました今後の修繕予定でございます。ごみ焼却施設の修繕につきましては、焼却物投入口スロープ接続部破損修繕60万円、コンクリート亀裂修繕60万円、ばいじんを分ける操作室のエアコン交換20万円、合計140万円ほどを見込んでおります。
  粗大ごみ処理施設の修繕につきましては、修繕の箇所づけはございませんが、緊急を要する突発修繕を考慮して、ごみ焼却施設修繕料に流用いたしました約140万円分を補正させていただくものでございます。
  次に、2でございます。八甫清掃センターごみ処理施設運転管理業務委託については、令和3年度から令和5年度までの3年間の長期継続契約を締結しております。長期継続契約に限らず、予算編成時は参考見積りを基に予算編成を要求させていただいており、契約額と開きが生じることがございます。本業務委託においては、参考見積額と契約額を比較いたしまして内容の変更が生じたものではなく、経費率が下がったことによる請負差金でございます。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) すみません、たくさん説明していただいたのですけれども、結局流用してしまった部分があるので、その部分についてを補填するためにやはりここは入れなくてはいけないということと、それから当初予算では結局間に合わなかったということですよね。ということは、今後この修繕費用というのはやはり多めに取らなければならないという事態にあるのではないかなと思うのですが、当初予算が50万円と今聞きましたけれども、やはりこれはちょっと低過ぎた、これから以降もそう思います。
  今回の決算を見ていてちょっと分かったのですけれども、当初予算との差がすごくあるのです。見積りをもうちょっとしっかりとしていただかないと、補正、補正という状態になってしまうので、当初予算でしっかりとした見積りをしていただきたいなということは、これは要望なのですけれども、修繕についてはやはり突発的なことが起こり得るということを考えて当初予算を見積もっていただきたいなと思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。今回はこれで足りるというふうに思っての計上でしょうか、余裕を持っているのでしょうか、その辺について確認させてください。
  それからもう一つの、非常にびっくりする金額の……要するに契約の差金ということになるのですか。非常に金額が多いので、説明を求めると私は書いたのですけれども、長期契約の中で内容は変わらないわけですよね、今のお話だと。内容は変わらないのですけれども、金額がこれだけマイナスになるという、ごめんなさい、ちょっとよく分からないのです。経費率が下がったというのですけれども、そのことによってこんなに差が変わるのですか。分からないものですから、もう一回説明してもらっていいですか。すみません。金額としてすごいのですよね。5,306万円という金額ですので、もう一度、申し訳ないですけれども、よろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員の再質疑に対し、ご答弁申し上げます。
  今回の補正で金額が足りるのかというようなご質問でございます。今回のごみ処理施設についてはご答弁を申し上げたとおり、箇所づけをしっかりした中で実施をさせていただく予定でございます。今年度はこれで十分足りるというふうな見込みの上で積算をさせていただいております。
  続きまして、長期継続契約の金額的な差額の大きさの話になろうかと思います。もともと八甫のごみ処理施設だけ抽出してお話をさせていただきますと、具体的に予算計上時にいただいた見積額というのが4億4,378万4,000円というような大きな額になってございます。契約額のほうが3億9,072万円というような額になってございまして、この額の差額が約5,300万円ということになってまいります。
  実際にこちらのほうの契約額と見積りの額の割合、率のほうを出させていただきますと、88%の率になります。そういったことから、ほかの施設も近い数字のものはあるのですが、1つの指標としては、もともとの分母というか、額が大きかったために、実際契約額が88%の率なのですが、額としては大きな請負差金が生じてしまったというところでご理解をいただきたいと存じます。
議長(丸山妙子君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして議案第7号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第8号 久喜宮代衛生組合個人情報保護条例の一部を改正する条例についての質疑をお受けいたします。
  渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 引き続き議案第8号について質疑をさせていただきます。
  1です。第23条第3項の「総務大臣」から「内閣総理大臣」に変わることによってどのようになるのか、どう変わるのか説明を求めます。
  2です。第2条(2)の個人識別符号の定義がどのように変わっていくのかお伺いをいたします。
  3です。デジタル庁の創設が法の一元化をすることによって、この衛生組合の条例との関連はどうなるのかお伺いをいたします。
  4です。個人情報の連携や利活用について、例えば転職するときなど個人情報(マイナンバー)の利活用、開示については本人の同意はどうなるのかお伺いをいたします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員のご質疑にご答弁を申し上げます。
  初めに、1でございます。個人情報保護条例第23条第3項は、住民の方からの請求により、個人情報を訂正する場合には、当該個人情報を提供した自治体等に通知するとともに、情報提供ネットワークシステム管理者である総務大臣と法定事務に係る情報照会者、また情報提供者等に通知することを規定しています。今般の改正は、個人情報の訂正があったときの通知先の一つである情報処理ネットワーク管理者が法律改正により総務大臣から内閣総理大臣に変更されたことによる条例の文言訂正で、個人情報の取扱いという点におきましては何ら変更はないものでございます。
  次に、2でございます。個人情報保護条例第2条第2号は、個人識別符号の定義を定めており、個人識別符号は行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の第2条第3項に定めるものと規定しています。今般当該法律が廃止されることとなり、個人識別符号の引用法律を変更するものでございます。廃止される行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の第2条第3項と、個人情報の保護に関する法律第2条第2号と同文であり、今般の改正案で何らの変更はございません。
  次に、3でございます。今般の法律改正は、デジタル社会形成基本法に基づき、デジタル社会の形成に関する施策を実施するため、個人情報保護制度の見直し、マイナンバーを活用した情報連携の拡大等による行政手続の効率化を進める一環でございます。本衛生組合におきましては、マイナンバー関連の施策とは関連性が少ないところでございますが、個人情報の取扱いについて関連がありますことから、今後も国の動向を注視してまいります。
  続きまして、4でございます。個人情報保護条例第9条において、本人の同意があるとき、法令等に定めがあるときなど例外規定を除き、個人情報の利用、提供をしてはならないと規定されておりまして、今般の改正案について、その取扱いに変更はございません。
議長(丸山妙子君) 再質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) この条文が変わるとか云々とかではないというふうにおっしゃっているのですけれども、デジタル庁というものができたことによって大きく変わってきたというふうに私は捉えている、そこから変わってきているものだというふうに捉えているのですけれども、デジタル庁がデジタル推進の司令塔として機能するために、いろいろなことが変わってくる。内閣総理大臣に変わることによって、そしてデジタル庁の調整機能を強いものにするために、勧告権などというものが利用されるようになるということで、総理大臣からのいわゆるトップダウンみたいな状態でいろいろな指示みたいなことが来るということはないのでしょうか。私は、そのようなことが出てくるのではないかなと思っているのですけれども、そういうことはないのでしょうか、お伺いをいたします。
  それから、今回本人の同意がなくてもという話があったのですが、国会の審議の中では、やはり個人の情報が漏れてしまっているという状態もありました。そういう情報もありました。非常に今回、今進めている自治体クラウドであっても問題が出ているということは否めないというふうに考えているのです。それがかなり強固なものになって、上からのトップダウンがされるということによって影響が出てしまうのではないかなと。要するに個人の同意はしないというふうに言っていても、それがいつの間にか使われているという状態が出てしまうという、そういうことがあるのではないかということが非常に危惧されるところなのですけれども、それは大丈夫なのか確認をさせていただきたいと思います。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、デジタル庁の創設によりまして情報ネットワークシステムの管理者が総務大臣から内閣総理大臣に変わるということで、何か強い権限を持って個人情報、またデジタル情報に関しての取扱いなどについて強い権限を持った何かがあるのではというご質疑でございます。今般の法律改正につきましては、先ほど申し上げましたとおりデジタル社会基本法に基づきまして、デジタル社会の形成に関する施策を実施するための各市町、また一部事務組合、公共団体の個人情報保護制度、これを調整するのがまず第1段の今般の改正というのが大枠の流れでございます。
  すなわち、個人情報保護条例が国に対しまして市町村、自治体が先行しておりましたことから、情報の流通、また情報の統一化について多くの課題があったと、そこを今般デジタル社会を進める全般の法律改正として、まずは個人情報保護制度をそろえていく、そういった大きな流れの中の一環であるということでございます。
  そうした中で個人情報の取扱いの大原則、いわゆる本人の同意なければその情報は保護されるべきという根本は変わらないというふうに承知はしておりますが、ここら辺は国の動向、先ほど申し上げましたとおり衛生組合につきましてはネットワークシステムにまず加入はしていないので、衛生組合としましてはほぼ関連性は少ないものではございますが、やはり条例として衛生組合も個人情報をもちろん持っている、そういった中で国の動向は注視してまいりたいと考えてございます。
  また、先ほど申し上げましたとおり、個人情報保護の取扱いに関して、例えば内閣総理大臣がネットワークシステムの管理者となった、また今般の全般の改正の中でその取扱いが変わるかということでございますが、こちらにつきましても現在のところそのような取扱いが変わっていく、個人情報、例えば身体情報であるとかが特定の他の団体に対して利用されるといった改正につきましては現在のところ承知はしておりませんが、ここら辺も国の制度というところを注視してまいりたいと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 私は、危険性というところで指摘をさせていただきたいと思うのです。今国の動向とおっしゃいましたけれども、この法律がどのようになってくるかがまだ分からないところがまずあるということと、それから情報は自治体のほうが進んでいた、各自治体が独自で進めていた情報が一元管理されて、統一することになったと、そのことによって一番上のトップのほうからのトップダウンというものがもしかして下りてくるとなると、そこもまた変わってくるのではないかという危険性があるということ。
  それから、先ほども言いましたように、本人の同意がなくてもと言っているのにもかかわらず、本人の同意がなくても企業がデジタル庁からの情報を仕入れるという状態がもう出ていますので、やはりその辺は危険性が私はすごくあると思っています。
  ですので、今回動向を見ると言いましたけれども、私はこの危険性をはらんでいる条例改正ではないかなというふうに思っていますので、意見をさせていただきましたけれども、お答えは結構ですので。すみません、よろしくお願いします。
議長(丸山妙子君) 以上で渡辺議員の質疑を打ち切ります。
  これをもちまして議案第8号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第9号 久喜宮代衛生組合が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例についての質疑は通告がございませんでしたので、議案に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第10号 久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についての質疑をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 一般職職員の給与に関する条例で、今回の改正によって平均でどのくらいの金額が下がるのでしょうか、お伺いします。
議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 渡辺議員のご質疑に答弁を申し上げます。
  まず、今般の給与改定をご議決いただいた場合の影響額かと思います。ちょっと平均というのが、衛生組合の職員は人数が少なく、また年齢層がかなりばらけていますので、平均というよりは影響額そのもので答弁をしたいと思います。全体影響額でございます。まず、給与改定を行わなかった場合1,645万1,825円が、改定を行った場合1,449万8,250円と試算をしてございます。すなわち、195万3,575円が全体の影響額ということになろうかと思います。
  ちなみに、モデルといたしまして考えますと、5級職で例えば配偶者等々扶養が2人だった場合、影響額が7万6,467円、若い職員で2級の職員で扶養等々がなかった場合、これが3万5,488円の減というのが1つのモデルとして計算をしたところでございます。
議長(丸山妙子君) 質疑を打ち切ります。
  ほかに質疑はございませんか。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 質疑がないようですので、議案第10号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第11号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についての質疑をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 質疑がないようですので、議案第11号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第12号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についての質疑をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 質疑がないようですので、議案第12号に対する質疑を打ち切ります。
  休憩いたします。

    休憩 午後 2時22分

    再開 午後 2時22分

議長(丸山妙子君) 再開いたします。

                        ◇                      

    ◎討論・採決
議長(丸山妙子君) 日程第5、これより討論・採決を行います。
  議案第6号について討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 渡辺です。議案第6号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について討論させていただきます。
  令和2年度の歳入決算総額は前年度比6.0%の増、歳出決算額は前年度比4.9%の増となり、前年度と比較すると不用額が増加し、予算と比べてもかなり多い決算となっています。まず的確な見積りをしていただきたい。といっても、市況の変動が激しく、資源物売払価格など読みは非常に難しい中ですが、アンテナを高く市場の様子をつかむよう努力していただきたいと思います。
  さらに、老朽化が進む炉を抱える中、おそれのあるものとするメンテナンスはしっかりとやっていただきたいと思います。まず要望させていただきます。
  また、ごみの搬入量は前年度に比べて引き続きの増加、前年度と比較して689トンの増ということでした。質疑の中では、これは特別なことだということでありましたけれども、ごみの減量化の取組は少しでも前へ進めなければなりません。課題を明確にして、数値目標を毎月掲げるぐらいで取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
  さて、決算では、前年度に引き続き職員の削減がされております。現業職員については、10年前には19人だったものが令和2年度には9人、マイナス10人ということでありました。前年度からは2人の減となっております。組合が解散するまでの短い期間となっても、最後まで業務委託に全てをせずに、ごみ行政は自治体職員、組合職員で行うべき重要施策ですので、収集業務こそ職員で行っていくべきだと私は考えております。
  さらに、廃棄物処理手数料はこれまで消費税がかかっていなかったものが、令和2年度からは全面的に手数料に税負担が加わることになりました。その総額は2,577万8,872円ということであります。全て住民負担分です。せめてコロナ禍の対策として、令和2年度は消費税分負担は軽減するなどの措置をすべきではなかったかと考えます。
  また、一般質問で私が行いました市の委託事業者が市内の施設の除草作業や剪定作業をしたときのごみの搬入方法ですが、八甫清掃センターだけ違い、民間ごみ処理場へ持ち込むことになってしまっていることについては柔軟に対応できるように改善すべきです。久喜市の予算を使い、作業を行っている久喜市施設のごみを久喜市内の自区内で処理するのは当然のことではないでしょうか。民間ごみ処理場で処理することは避けるべきではないかと思います。原則があることは分かりますが、合併して一体となった久喜市において不都合なところは改善すべきではないでしょうか。宮代町と一緒になってしまい、まずいようであれば、菖蒲清掃センターで処理すればできることではないかと思います。よい方向に改善すべきと指摘して、反対討論とさせていただきます。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 次に、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第6号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
議長(丸山妙子君) 挙手多数であります。
  よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
  次に、議案第7号についての討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第7号 令和3年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手全員〕
議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決といたします。
  次に、議案第8号についての討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 渡辺です。議案第8号 久喜宮代衛生組合個人情報保護条例の一部を改正する条例に討論いたします。
  今回の個人保護条例の一部を改正する条例では、議案の前提を見なければならないと考えます。国によるデジタル関連法が制定され、デジタル庁が発足したことにより、公的給付の支給のための預貯金の口座、さらに登録や個人番号の利用による管理など、地方自治体の先進的な個人情報保護の規定が標準化されることになりました。このことによって地方自治体の優れた保護規定が後退するリスクが生じたことになります。そして、デジタル庁により各自治体、準公共部門などの情報システムの見直し、統括管理が各省庁より上の組織、言わば内閣総理大臣名で下りてくることになります。勧告権など、より強い調整機能をデジタル庁が持つことになります。これらは、デジタル化を利用してあらゆるデータ集積をしながら、行政が持つ膨大な個人情報を企業などが利活用しやすい仕組みにしようとするものであり、個人情報保護という観点が大いに欠落していることを言わざるを得ません。
  現にデジタル庁の職員の3分の1は民間企業からの出向者であり、その職員はほぼ全員が非常勤で、出向企業との兼業が占めていることが分かりました。このことは、発注の公正性確保の問題、兼業先企業との癒着の問題など、個人情報が筒抜けの状態になる危険性が新聞等で指摘されています。東京五輪向けのアプリの発注をめぐる問題は、官民癒着が避けられないことを明白にいたしました。
  議案質疑では本人の同意は必ず取るとされておりましたけれども、さきの国会の衆議院内閣委員会総務委員会では、独立行政法人の住宅金融支援機構から民間企業に118万人分の個人情報が本人の同意もなく提供されていた事実が明らかになっています。行政が守るべき個人情報を民間企業に利活用しやすくさせ、規定の標準化により自治体独自の施策が後退させられかねない、そうした懸念が払拭されていないので、賛成はできません。
議長(丸山妙子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 次に、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第8号 久喜宮代衛生組合個人情報保護条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
議長(丸山妙子君) 挙手多数であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第9号についての討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第9号 久喜宮代衛生組合が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手全員〕
議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第10号についての討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第10号 久喜宮代衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手多数〕
議長(丸山妙子君) 挙手多数であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第11号についての討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第11号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手全員〕
議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
  よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第12号についての討論をお受けいたします。
  まず、反対討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 次に、賛成討論をお受けいたします。
                 〔「なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 討論なしのお声がありましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第12号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任について、これに同意することに賛成の方の挙手を求めます。
                 〔挙手全員〕
議長(丸山妙子君) 挙手全員であります。
  よって、本案は同意することに決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎議長挨拶
議長(丸山妙子君) 以上をもちまして、本議会に付された案件は全て終了いたしました。
  本日は、提出議案に対する慎重なご審議をいただき、誠にありがとうございました。

                        ◇                      

    ◎管理者挨拶
議長(丸山妙子君) それでは、管理者の挨拶をお願いいたします。
  管理者。
                 〔管理者 梅田修一君登壇〕
管理者(梅田修一君) 久喜宮代衛生組合議会第2回定例会にご提案いたしました議案第6号から議案第12号につきまして、議員の皆様には慎重にご審議の上、ご議決を賜り、誠にありがとうございました。
  質疑、質問の中で賜りましたご意見等につきましては、十分検討しまして、今後の組合運営に反映させてまいりたいと考えております。今後とも議員の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げまして、御礼のご挨拶といたします。大変お世話になりました。

                        ◇                      

    ◎閉会の宣告
議長(丸山妙子君) これをもちまして、令和3年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を閉議、閉会といたします。
    閉会 午後 2時35分