〇 招  集  告  示

久宮衛告示第2号

 令和3年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を次により招集する。

  令和3年2月22日

                       久喜宮代衛生組合管理者  梅  田  修  一

                   記

1 期  日  令和3年3月2日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   春  山  千  明  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   成  田  ル ミ 子  君
     5番   浅  倉  孝  郎  君      6番   泉     伸 一 郎  君
     7番   大  橋  き よ み  君      8番   斉  藤  広  子  君
     9番   園  部  茂  雄  君     10番   鈴  木  松  蔵  君
    11番   川  野  武  志  君     12番   塚  村  香  織  君
    13番   猪  股  和  雄  君     14番   丸  山  妙  子  君

不応招議員(なし)

令和3年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会 第1日

令和3年3月2日(火曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 管理者提出議案の上程(議案第1号〜議案第5号)
 7 提案理由の説明
 8 組合に対する質問
 9 次会の日程報告
10 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   春  山  千  明  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   成  田  ル ミ 子  君
     5番   浅  倉  孝  郎  君      6番   泉     伸 一 郎  君
     7番   大  橋  き よ み  君      8番   斉  藤  広  子  君
     9番   園  部  茂  雄  君     10番   鈴  木  松  蔵  君
    11番   川  野  武  志  君     12番   塚  村  香  織  君
    13番   猪  股  和  雄  君     14番   丸  山  妙  子  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  梅  田  修  一  君
   副管理者  新  井  康  之  君

   会  計  渡  辺  一  弘  君
   管 理 者

   参  与  荻  野  和  久  君
   参  与  齋  藤  和  浩  君
   事務局長  宮  内  敦  夫  君
   総務課長  佐  藤  賢  治  君
   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   施設課長  諏  訪  忠  司  君

   総 務 課  松  本  弘  文  君
   主  幹

   業務課長  赤  羽  貴  裕  君
   補  佐

   施設課長  松  本     玲  君
   補  佐

 本会議に出席した事務局職員
   書  記  森  田  洋  輔
   書  記  松  本     学
   書  記  安  本  真  希



    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(丸山妙子君) ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、これより令和3年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(丸山妙子君) それでは、本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(丸山妙子君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(丸山妙子君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において
    5番  浅 倉 孝 郎 議員
    6番  泉   伸一郎 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(丸山妙子君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員会の審査結果の報告を求めます。
  斉藤議会運営委員会委員長。
                 〔議会運営委員長 斉藤広子君登壇〕
議会運営委員長(斉藤広子君) おはようございます。令和3年第1回定例会につきまして、2月25日木曜日、当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告申し上げます。
  本定例会に提出された議案は、管理者提出議案が5件でございます。また、一般質問は5人を予定しております。
  以上のことから、会期につきましては、本日3月2日から3月23日までの22日間ということで決定いたしました。
  次に、本定例会の議案質疑の締切りにつきましては、3月9日火曜日の正午までとすることで決定いたしました。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日3月2日から3月23日までの22日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  なお、本定例会の議案質疑書の締切日につきましては、先ほど委員長から報告がありましたとおり、3月9日火曜日の正午までとすることで決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(丸山妙子君) 日程第6、議案第1号から議案第5号までを一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(丸山妙子君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いいたします。
                 〔管理者 梅田修一君登壇〕
管理者(梅田修一君) 皆様、改めましておはようございます。本日、令和3年久喜宮代衛生組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  さて、各議案の説明に先立ちまして、来年度における久喜宮代衛生組合の主な事業につきましてご説明申し上げます。
  まず、1点目といたしましては、八甫清掃センターし尿処理施設の基幹的設備改良事業であります。本事業は、八甫清掃センターのし尿処理施設の処理能力の向上と、改修終了後15年間の延命化を目的に機械設備等の更新を行うもので、令和2年度に事業に着手し、来年度が2年目となるものです。来年度は、環境省所管の循環型社会形成推進交付金を活用いたしまして、生活環境影響調査業務と業者選定支援業務委託を実施する予定でございます。
  次に、2点目です。久喜市におきましては、新たなごみ処理施設の建設を進めており、その稼働開始を令和9年度としております。このことから、本衛生組合の各清掃センターの処理施設につきましては、それまでの間安定的に運転しなければなりません。しかし、各清掃センターの処理施設につきましては、老朽化が著しく、来年度におきましても計画的な修繕を実施しながら、適切に維持管理に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
  それでは、議案第1号から議案第5号までの提案のご説明を申し上げます。
  議案第1号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。別冊の補正予算書をお開きください。1ページをお開きください。第1条でありますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ1,933万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ38億8,508万6,000円に改める内容です。
  次に、議案第2号 令和3年度久喜宮代衛生組合一般会計予算についてご説明を申し上げます。別冊の予算書を御覧ください。1ページです。歳入歳出予算、地方債及び一時借入金の3条から成っております。令和3年度の歳入歳出予算は、その総額を39億2,786万8,000円と定めるものです。
  次に、地方債につきましては、各清掃センターの処理施設の計画的な修繕工事を実施するため、合わせて4億円の財源を借り入れるものです。
  なお、その内容は4ページの第2表、地方債のとおりです。
  2ページをお開きください。歳入歳出予算の内容です。第1表の歳入の主なものについて説明を申し上げます。1款分担金及び負担金です。令和3年度負担金といたしまして、30億7,431万5,000円を計上しています。内訳につきましては、久喜市負担金が25億2,964万2,000円、宮代町負担金が5億4,467万3,000円です。
  組合負担金につきましては、これまで人口を基礎として経費を案分する人口割を採用しておりましたが、令和3年度以降につきましては、ごみの処理量を基礎に経費を案分する処理量割に改定いたします。これまでにおきましても、久喜市、宮代町ともにごみの減量化の取組を進めていただいているところでありますが、本衛生組合の処理施設の老朽化が進む中、一層のごみの減量化の動機づけのため、久喜市、宮代町と協議し、経費の負担基準を改定するものです。
  次に、2款使用料及び手数料です。2億9,336万円を計上してありまして、事業系のごみ処理手数料、一般家庭から排出されます粗大ごみ処理手数料並びにし尿処理手数料を見込んでいます。
  次に、3款国庫支出金です。八甫清掃センターし尿処理施設の基幹的設備改良事業の実施に当たり、循環型社会形成推進交付金としての国庫支出金550万7,000円を計上しています。
  次に、8款組合債です。4ページの第2表、地方債を御覧ください。起債の内訳ですが、久喜宮代清掃センターのごみ処理施設機器改修整備事業1億8,400万円、同じく粗大ごみ処理施設機器改修整備事業2,400万円、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修整備事業1億6,800万円、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設機器改修整備事業の2,400万円、合計4億円を計上してあります。
  2ページにお戻り願います。続きまして、歳出の主なものについて説明を申し上げます。2款総務費では、久喜宮代清掃センター周辺地区との地域環境整備に関する協定書に基づき、周辺地区環境整備補助金を計上してございます。本補助事業につきましては、令和3年度が最終年度となります。また、八甫コミュニティセンターの改修経費も計上してございます。
  3款衛生費におきまして、八甫清掃センターし尿処理施設の基幹的設備改良事業に係る経費のほか、各清掃センターのごみ収集、ごみ処理施設の運転管理業務に係る経費を計上してあります。
  次に、議案書の3ページを御覧ください。議案第3号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてです。本議案は、令和3年3月31日をもって公平委員会委員の任期が満了する河西芳江氏を引き続き委員に選任したいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものです。
  次に、議案書の4ページをお開きください。議案第4号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてです。本議案は、令和3年3月31日をもって公平委員会委員の任期が満了する折原正司氏を引き続き委員に選任したいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものです。
  次に、議案書の5ページをお開きください。議案第5号 久喜宮代衛生組合公平委員会委員の選任についてです。本議案は、令和3年3月31日をもって公平委員会委員の任期が満了する岸輝美氏を引き続き委員に選任したいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものです。
  以上が議案第1号から議案第5号までの5議案の提案説明であります。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして説明申し上げますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
  事務局長、お願いいたします。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) それでは、議案の補足説明をさせていただきます。
  議案第1号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)についてでございます。補正の概要でございますが、本年度の予算執行の実績により、今後支出予定がないものにつきまして、不用額として減額補正をさせていただくものでございます。
  別冊の令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算書(第3号)の1ページを御覧いただきたいと存じます。第1条でございます。歳入歳出予算の総額からそれぞれ1,933万2,000円を減額し、歳入歳出予算総額をそれぞれ38億8,508万6,000円とするものでございます。
  2ページをお開きください。第1表、歳入歳出予算補正でございます。初めに、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金でございます。こちらは内訳の変更でございますので、後ほど事項別明細書でご説明いたします。
  2款使用料及び手数料、2項手数料でございます。補正前の額2億8,527万1,000円、補正額588万4,000円を減額し、2億7,938万7,000円とするものでございます。
  4款財産収入、1項財産売払収入につきましては、補正前の額5,729万6,000円、補正額1,679万8,000円を減額し、4,049万8,000円とするものでございます。
  7款諸収入、2項雑入、補正前の額850万円を、補正額335万円を増額し、1,185万円とするものでございます。これまでの実績から、手数料、財産売払収入につきましては減額、雑入につきましては増額補正するものでございます。
  次に、歳出でございます。2款総務費、1項総務管理費につきましては、人件費の執行見込みから58万円を減額し、1億928万1,000円とするものでございます。
  3款衛生費、1項清掃費でございますが、補正前の額35億2,051万2,000円を、補正額1,875万2,000円を減額し、35億176万円とするものでございます。こちらにつきましても人件費や業務委託料など衛生事業に関する経費の執行見込みによる補正でございます。
  次に、事項別明細書により説明をさせていただきます。6ページ、7ページをお開きください。歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。組合負担金につきましては、久喜市、宮代町の負担金の総額は変わりませんが、負担金の内訳の補正でございます。内訳の増減につきましては、説明欄記載のとおりでございます。
  続きまして、2款使用料及び手数料、2項手数料、1目塵芥処理手数料588万4,000円を減額するものでございます。こちらは、ごみの搬入量、粗大ごみ処理手数料の実績を見まして、補正するものでございます。
  4款財産収入、1項財産売払収入、1目物品売払収入1,679万8,000円の減でございます。資源回収物の売却単価の下落による減額でございます。
  7款諸収入、2項雑入、1目雑入335万円の増額でございます。雑入につきましては、既に収入が確定したものを補正するものでございます。
  続きまして、8ページ、9ページをお開きください。歳出でございます。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費58万円の減額でございまして、主に給与改定による総務課職員分の人件費の減額でございます。
  3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費892万7,000円の減額でございます。内訳でございますが、事業番号(1)から(4)の職員給与費につきましては、業務課、施設課の職員の主に給与改定による人件費の減額でございます。
  事業番号(6)、清掃一般事務管理事業(久喜宮代)につきましては、久喜宮代清掃センターの光熱水費の不用見込みの減額でございます。
  事業番号(13)、企画政策・統計事業につきましては、事業実績から減額するものでございます。
  10ページ、11ページをお開きください。事業番号(14)、(16)、減量推進事業(久喜宮代)、(八甫)でございますが、コロナ禍により減量推進員さんの委嘱式を中止したことによる経費の減額でございます。
  続きまして、2目塵芥処理費でございますが、840万2,000円を減額するものでございます。主な内容でございますが、事業番号(1)と(3)、塵芥収集料金事業(久喜宮代)、(八甫)につきましては、事業実績による印刷製本費の減額、事業番号(2)、塵芥収集料金事業(菖蒲)は、財源振替でございます。
  事業番号(4)から(6)のごみ処理施設管理運営事業につきましては、主にごみ処理施設、粗大ごみ処理施設の精密機能検査業務委託の請負差金、また作業用特殊車両に係る経費の支出見込みによる減額でございます。
  12ページ、13ページをお開きください。事業番号(7)、塵芥処分事業(久喜宮代)につきましては、代執行負担金の確定による減額でございます。
  続きまして、3目し尿処理費142万3,000円の減額でございます。事業番号(1)、し尿収集料金事業(久喜宮代)につきましては、収集件数の減少による減額、事業番号(2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)につきましては、特殊車両に要する経費の支出見込みによる減額でございます。
  以上が議案第1号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第3号)の補足説明でございます。
  次に、議案第2号 令和3年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきまして補足説明をさせていただきます。別冊の令和3年度久喜宮代衛生組合一般会計予算書を御覧いただきたいと存じます。1ページをお開きください。第1条でございます。歳入歳出予算の総額をそれぞれ39億2,786万8,000円と定めるものでございます。前年度当初予算と比較しますと1,518万9,000円、0.4%の増となってございます。
  それでは、事項別明細書によりまして説明をさせていただきます。8ページ、9ページをお開きください。歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。予算額30億7,431万5,000円、対前年度は5,066万6,000円、1.7%の増でございます。構成市町からの負担金でございますが、説明欄のとおり、久喜市からの負担金は25億2,964万2,000円、宮代町からの負担金は5億4,467万3,000円でございます。
  ここで、議案参考資料の13ページをお開きください。構成市町の組合負担金割合の改定についてでございます。本衛生組合の負担金の基準は、久喜宮代衛生組合規約第13条第2項に基づく経費負担基準に関する規程第3条により、3年ごとに見直しを行うこととされており、現在の負担金基準について検討いたしましたところ、ごみの減量化の一層の推進という観点から、今回人口割を処理量割に改定するものでございます。
  1、経費負担基準でございます。経費ごとの改正後、現行の比較でございます。共通経費分、久喜宮代清掃センターの経費分ともに均等割10%、人口割90%のところ、人口割を処理量割に改め、均等割10%、処理量割90%とするものでございます。
  なお、備考欄のとおり、久喜市のごみ処理量の対象につきましては、共通経費分が全額、久喜宮代清掃センター分が久喜地区のみでございます。
  2、令和3年度の予算の処理量割合でございます。(1)の共通経費分でございます。共通経費分につきましては、久喜市は菖蒲、八甫、久喜分の合計で81.6%、宮代町は18.4%でございます。
  (2)の久喜宮代清掃センター分につきましては、久喜市は64.9%、宮代町が35.1%でございます。
  なお、ごみ処理量、し尿処理量の割合は、令和元年度の実績値を用いており、前々年度の処理量実績を当該年度の予算に反映させることとなります。
  3、処理量割と人口割の比較でございます。表の上段が処理量割、下段が人口割でございます。共通経費分につきましては、共通経費対象額が1億8,994万8,000円、そのうち均等割部分が1,899万5,000円、応益割部分、すなわち処理量割部分、人口割部分に該当するものでございますが、1億7,095万3,000円でございます。
  右の欄、久喜市でございますが、均等割は対象額1,899万5,000円を均等に割り、949万8,000円、処理量割は対象額1億7,095万3,000円に、先ほど申し上げました久喜市の処理量割合81.6%を積算しまして1億3,951万6,000円、合計1億4,901万4,000円でございます。
  宮代町につきましては、均等割は久喜市と同額949万8,000円、処理量割は対象額に宮代町の処理量割合18.4%を積算しまして3,143万6,000円、合計が4,093万4,000円でございます。
  次に、久喜宮代清掃センター分でございます。久喜宮代清掃センター分の経費対象額が13億7,530万6,000円、そのうち均等割部分が1億3,753万1,000円、応益割部分が12億3,777万5,000円でございます。
  久喜市につきましては、均等割額が対象額を均等に割り、6,876万6,000円、処理量割が久喜市の処理量割合64.9%を積算しまして8億280万円、合計8億7,156万6,000円でございます。
  宮代町につきましては、均等割が6,876万6,000円、処理量割が宮代町の処理量割合35.1%を積算しまして4億3,497万3,000円、合計5億373万9,000円でございます。
  令和3年度の構成市町の負担金の合計は、久喜市25億2,964万2,000円、宮代町5億4,467万3,000円で、人口割から処理量割への改定の影響額は2,121万6,000円でございます。
  なお、久喜市の負担金額の欄は負担割合が久喜市100%であることから、表記していない菖蒲清掃センター分、八甫清掃センター分を含んだ金額となってございます。
  予算書の8、9ページをお開きください。次に、2款使用料及び手数料、1項使用料、1目総務使用料でございますが、予算額53万3,000円、対前年度8,000円の増でございます。主な内容は、自動販売機設置に伴います財産の貸付収入並びに販売機の電気代や電柱の占用料でございます。
  次に、2項手数料、1目塵芥処理手数料でございますが、予算額2億8,121万5,000円、対前年度736万2,000円、2.7%の増でございます。事業系ごみの搬入量が増加傾向にあることから、その分を見込んでおります。
  2目し尿処理手数料でございますが、予算額1,144万7,000円、対前年度5万6,000円、0.5%の増となってございます。
  3目許可申請手数料でございます。管内の一般廃棄物収集運搬に係る許可の更新申請を行う業者数を見込み、対前年度13万8,000円の増、16万5,000円を計上してございます。
  続きまして、3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目衛生費国庫補助金でございますが、八甫清掃センターし尿処理施設の基幹的設備改良事業の財源として、循環型社会形成推進交付金550万7,000円を計上してございます。
  10ページ、11ページをお開きください。4款財産収入、1項財産売払収入、1目物品売払収入でございますが、3,276万7,000円の計上でございます。アルミ缶、紙パック、新聞、雑誌、衣類など、資源回収物等市況単価の変動や売却処分量の推移を基に積算したところ2,452万9,000円、42.8%の減額となったところでございます。
  2項財産運用収入、1目利子及び配当金でございますが、財政調整基金利子の科目設定でございます。
  次に、5款繰入金、1項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金でございますが、6,700万円を計上してございまして、対前年度200万円、2.9%の減となっております。毎年度の決算に伴いまして、地方自治法第233条の2の規定により、実質収支の約2分の1を財政調整基金に積み立てております。本衛生組合におきましては、構成市町の負担金の平準化を図るため、積み立てた財政調整基金を翌々年度予算においてほぼ全額を取り崩し、繰入れを行うものでございます。
  次に、6款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございますが、前年度と同額の5,000万円を計上するものでございます。
  12、13ページをお開きください。7款諸収入、1項組合預金利子、1目組合預金利子でございますが、科目設定といたしまして、前年度と同額の1,000円の計上でございます。
  2項雑入、1目雑入でございます。491万4,000円を計上しておりまして、対前年度358万6,000円、42.2%の減となっております。主に、八甫清掃センターにおきますペットボトル有償入札拠出金が減額となってございます。
  8款組合債、1項組合債、1目衛生債でございます。久喜宮代清掃センターのごみ処理施設整備事業債1億8,400万円、粗大ごみ処理施設整備事業債2,400万円、菖蒲清掃センターのごみ処理施設整備事業債と1億6,800万円、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設整備事業債2,400万円、合計で4億円を計上しておりまして、対前年度1,000万円、2.4%の減となっております。以上が歳入についてでございます。
  続きまして、歳出につきましてご説明を申し上げます。14、15ページをお開きください。1款議会費でございます。組合議会の活動に要する経費として、主に議員報酬、会議録の調製、視察の経費として262万7,000円を計上しております。対前年度14万3,000円、5.8%の増となっております。会議録調製業務委託が、これまでの実績を見込んで積算しましたところ、増額となったものでございます。
  続きまして、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費でございます。8,255万9,000円を計上してございまして、対前年度1,035万4,000円、11.1%の減となっております。事業番号(1)、職員給与費(共通・総務課)は1,204万円の減額でございます。特別職並びに事務局長及び総務課職員の人件費を令和2年度の職員配置に基づき計上しております。
  16、17ページをお開きください。事業番号(2)から(5)、一般事務管理事業(共通)、(久喜宮代)、(菖蒲)、(八甫)につきましては、組合全体に係る共通の事務経費と各清掃センターの事務経費でございます。このうち共通分が主に財務会計システム、給与計算システムが更新により増額となっているほか、おおむね前年と同様の事務経費を計上させていただいております。
  20ページ、21ページをお開きください。事業番号(6)、周辺地区環境整備事業(久喜宮代)でございます。久喜宮代清掃センター周辺地区環境整備補助金につきましては、令和3年度が最終年度となっておりまして、2地区分205万1,000円の計上となっております。
  事業番号(7)、周辺地区環境整備事業(八甫)でございます。こちらは、前年度同様の計上となってございます。
  2目財産管理費でございます。予算額2,440万1,000円、対前年度364万6,000円、13%の減となっております。
  事業番号(1)から(3)、各清掃センターの庁舎等管理事業は、各庁舎の水銀灯照明をLED化する工事が終了したことにより減額となってございます。
  22ページ、23ページをお開きください。事業番号(4)、八甫コミュニティセンター管理事業でございます。現在八甫清掃センターし尿処理施設の延命化を目的としました基幹的設備改良事業を推進しておりまして、八甫コミュニティセンターの使用期間につきましても、延命化後15年間は使用することとなります。このことを踏まえ、老朽化したトイレの給排水設備の改修を行うため、トイレ改修工事として473万円を計上するものでございます。
  事業番号(5)から(7)、各清掃センターの庁用車管理事業は、庁用車両の点検サイクルに応じた予算を計上したものでございます。
  24ページ、25ページ、3目公平委員会費でございます。公平委員3名分の報酬として、前年度と同額の2万6,000円を計上いたしました。
  2項監査委員費、1目監査委員費でございます。監査委員2名分の報酬として、前年度と同額の19万2,000円を計上いたしました。
  続きまして、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費でございます。4億9,854万9,000円を計上してございまして、対前年度1,133万4,000円、2.2%の減となっております。清掃総務費は、業務課、施設課職員の人件費をはじめ、清掃行政に係る事務的経費を計上しております。
  26、27ページをお開きください。事業番号(1)から(4)、職員給与費、共通、各清掃センターは、清掃業務部門に携わる業務課、施設課職員の人件費を令和2年度の配置数により計上しております。
  30ページ、31ページをお開きください。事業番号(5)から(8)、清掃一般事務管理事業は、各清掃センターの運営に係る一般事務管理経費として、光熱水費や保険料などを計上したものでございます。
  事業番号(9)から(12)、清掃業務運営事業につきましては、収集管理システムやごみ分別アプリの運用、各清掃センターでの受付業務の委託費などを計上してございます。
  なお、前年度は清掃事務管理事業という名称でございましたが、先ほどの清掃一般事務管理事業と混同されやすいことから、事業名を変更したものでございます。
  32ページ、33ページをお開きください。事業番号(14)から(16)、減量推進事業につきましては、これまでの実績により事業費を再検討し、減額となったものでございます。
  34、35ページをお開きください。2目塵芥処理費27億2,751万3,000円を計上してございまして、対前年度1,761万6,000円の0.7%の増でございます。
  塵芥処理費では、資源及びごみ収集経費、施設の維持管理費、廃棄物の資源化や最終処分に係る経費などを計上しております。事業番号(1)から(3)、各清掃センターの塵芥収集料金事業につきましては、久喜宮代が対前年度1,370万5,000円、3.2%の増、菖蒲が対前年度410万5,000円、3.5%の増、八甫が対前年度879万、2.5%の増となっております。増額の主な理由でございますが、人件費や新型コロナウイルス感染症に対応することによるコスト上昇、また久喜宮代では収集業務委託の拡大による委託料の増加でございます。
  38、39ページをお開きください。事業番号(4)から(6)、各清掃センターのごみ処理施設管理運営事業でございます。久喜宮代が9,415万9,000円、13.3%の減、菖蒲が1,249万7,000円、3.5%の減、八甫が6,494万6,000円、14.2%の増となっております。
  ごみ処理施設管理運営事業の特徴をご説明いたします。各センターの12節委託料、ごみ処理施設運転管理業務委託が、令和3年度が契約更新時期でありますことから、業者からの見積額で計上していることから、各センターとも増額となっております。また、3年に1度の粗大ごみ処理施設精密機能検査につきましては、各清掃センターとも来年度は該当がございません。
  14節工事請負費ですが、ごみ処理施設、粗大ごみ処理施設の機器修繕工事が減額となっております。これは、老朽化した施設を適切に維持管理するため、計画的に修繕を行っているところでございます。
  また、水銀灯LED化工事につきましては、各センターとも令和2年度で終了いたします。
  42、43ページをお開きください。事業番号(7)から(9)、各清掃センターの塵芥処分事業でございます。久喜宮代が2,052万8,000円、13%の増、菖蒲が655万1,000円、16.4%の増、八甫が564万7,000円、6.7%の増となってございます。これらは、久喜宮代、菖蒲につきましては、単価上昇や処理量の増加見込みにより、焼却灰路盤材原料化業務委託が増額、廃スプレー缶処分業務委託が処分単価の上昇により3センターとも増額となっております。また、小型家電は有償での処分を見込むことができないことから、3センターとも小型家電再資源化業務委託として処分する予定でございます。
  44ページ、45ページをお開きください。3目し尿処理費でございますが、し尿の収集運搬及び料金業務、し尿処理施設全体に係る経費、八甫清掃センターのし尿処理施設基幹的設備改良事業を計上しております。
  事業番号(1)、し尿収集料金事業(久喜宮代)でございますが、30万8,000円の増額でございます。
  46、47ページをお開きください。事業番号(2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)でございますが、1,757万8,000円、10.9%の減でございます。減額となった主な理由でございますが、し尿処理施設運転管理業務委託の予算額は、令和2年度が契約更新時期で、業者からの見積額で計上しておりましたが、令和3年度は契約額で計上したこと、水銀灯LED化工事が終了したことによる減額でございます。
  事業番号(3)、し尿処理施設管理運営事業(八甫)でございますが、1,546万3,000円、16%の増でございます。増額の主な要因でございますが、し尿処理施設運転管理業務委託が、令和3年度が契約更新時期でありますことから、業者からの見積額で計上していること、地元から臭気測定のご要望が多かったことから、焼却ガスや施設周辺の臭気の現況を調査するため、施設周辺臭気測定業務委託費を新たに計上したものでございます。
  事業番号(4)、し尿処理施設基幹的設備改良事業(八甫)でございます。本事業は、久喜市し尿処理施設整備基本構想に基づきまして、八甫清掃センターのし尿処理施設の延命化を図るため、令和5年度の完了を目途に、令和2年度に着手したところでございます。令和3年度におきましては、令和2年度から引き続き生活環境影響調査業務委託、業者選定支援業務委託の予算を計上したものでございます。
  なお、本事業は循環型社会形成推進交付金を充当するものでございます。
  4款公債費、1項公債費、1目元金でございますが、2億2,025万円を計上してございます。久喜宮代清掃センター、八甫清掃センターにおける施設建設や改修等に係る起債の元金償還分でございます。
  48、49ページをお開きください。2目利子107万8,000円でございます。各清掃センターの改修に伴う地方債の長期借入れに伴う利子償還でございます。
  5款諸支出金、1項基金費、1目財政調整基金費でございます。前年度と同額、財政調整基金に積立てを行うための科目設定でございます。
  50、51ページをお開きください。6款予備費、1項予備費、1目予備費でございます。予算に想定していない事項に対応するため、前年度と同額の2,000万円を計上してございます。
  以上が議案第2号 令和3年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明でございます。
  議案第3号から第5号につきましては、人事案件のため補足説明はございません。
  以上5議案につきまして、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(丸山妙子君) 以上で補足説明を終わります。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(丸山妙子君) 日程第8、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、斉藤議員、お願いいたします。
                 〔8番 斉藤広子君登壇〕
8番(斉藤広子君) 議席番号8番、斉藤です。通告に従い、質問させていただきます。
  大項目1番、家庭系ごみの直接搬入についてであります。
  (1)、久喜宮代衛生組合では、毎週火曜日から金曜日、月に1回、日曜日に家庭系ごみの直接搬入を受け付けているが、搬入した方から行き先や流れが分かりにくいとの要望があります。もっと分かりやすいフローチャート的な案内図を示すべきと思うが、いかがか。
  (2)、持込みごみの計量や料金の支払いなど、事業者の方は慣れているが、初めて利用する市民もいる。路面標示などで分かりやすくできないか伺う。
  (3)、久喜宮代衛生組合のホームページには、家庭系ごみ直接搬入には時間帯と値段の表示のみであるが、家庭系ごみ搬入の流れを表示するとイメージもつくと思うが、いかがか。
  大項目2番、ごみ行政にピクトグラムの活用を。ピクトグラムとは、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号のサインです。
  (1)、生ごみの約80%は水分であり、排出時の水切りはごみの減量だけでなく、環境負荷の低減にもつながります。そこで、松山市では廃棄物の発生抑制、リデュースに対する市民の関心を高めることを目的として、生ごみ水切り啓発のピクトグラムのコンテストを行い、分かりやすく印象的なデザインを使用した啓発活動を行っております。久喜宮代衛生組合でもピクトグラムを募集し、誰でも分かるピクトグラムを活用すべきと思うが、いかがか。
  (2)、環境省は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会で発生する廃棄物を効果的、効率的かつ持続可能性に配慮した方法で処理することを目指しています。久喜宮代衛生組合でも、ごみ分別、区別の考え方、分かりやすいごみ分別にピクトグラムを活用することにより、外国人、障害者、高齢者などに配慮した取組を行っていくべきと思うが、いかがか質問させていただきます。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) おはようございます。斉藤議員のご質問について、ご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1でございます。まず、(1)でございます。各清掃センターでは、受付や荷下ろし場所において、ごみの搬入者に対し、次に向かう場所等を口頭でご案内しておりますが、場内案内図の利用は八甫清掃センターのみ行っているところでございます。
  今後ごみの搬入者の行き先や流れを分かりやすく記載した案内図をお示しできるよう、整えてまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。現在全ての清掃センターにつきまして、場内に路面標示や案内看板等を施し、動線を視覚的に明示することにより、分かりやすく、かつ安全通行につながる取組を行っているところでございます。
  今後におきましても、利用しやすい清掃センターとするための一つの方策といたしまして、路面標示の点検、維持改善に努めてまいります。
  次に、(3)でございます。(1)で答弁いたしました案内図が完成次第ホームページにも掲載するなど、分かりやすい案内に努めてまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目2でございます。初めに、(1)でございます。多くの方々に情報を分かりやすく伝える手段として、ピクトグラムの活用は有効であると考えております。また、上尾市ではキャラクター、アッピーを活用しての新型コロナウイルス感染予防のピクトグラムを作成し、使用しているとのことでございます。つきましては、当組合におきましても、キャラクターでありますげんりょうくんを活用したピクトグラムの作成を検討してまいりたいと考えております。
  なお、ピクトグラムの作成には、高度なデザイン性や専門知識が必要であると言われております。生ごみ水切り啓発ピクトグラムを公募した松山市に確認いたしましたところ、市内にデザイン専門学校があること、また市内の県立高校の分校がデザイン科に特化しているなど、公募の条件が整っていたとの話を聞いております。今回のピクトグラムの作成に係る公募の有用性を精査した上で、その実施について判断してまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。現在ごみ分別アプリでは、燃やせるごみ、燃やせないごみ等の分別品目ごとにピクトグラムを作成し、アプリ内のカレンダーやごみ分別辞典で活用しております。
  今後他の広報媒体におきましても、ピクトグラムを活用してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔8番 斉藤広子君登壇〕
8番(斉藤広子君) 答弁ありがとうございました。
  まず最初に、1番のところから行いたいと思います。なかなか必ずしも家庭ごみの直接搬入というのは、される方、されない方っていると思うのです。それで、私もちょっと調べてみましたら、組合ごとにサービスの料金無料のところもあったり、あとは結構この久喜宮代よりは値段が安いところが多かったような気がします。今回は、値段を下げろとか、そういうことを言っているのではなく、やはりこういう一つの事業として取り組んでいる以上は、しっかりお金をいただいて事業をしているわけですから、やはりサービスの低下があってはいけないのではないかなと、そういうふうに思いますし、なかなか利用しないということから考えると、たまたまそういうふうに利用したときにでも分かるような、そういうものにしていかなくてはいけないのかなと、万全な体制で市民サービスの低下にならないことを行っていかなくてはいけないかなと思うので、まずその点の認識をもう一回お聞きしたいなと思っております。
  あと、先ほど案内図をお示しするという答弁をいただきました。一番お金がかからなくて手っ取り早いのは、案内図だと思います。きちんとこうやってフローチャートのを渡して、ここ行って、2番行って、3番行ってとかと番号を書くとか、何かそういう部分を示せば分かるかなと思うのですが、何せ車で来て、入り口のところ思えば分かると思うのですが、入り口に来て、業者の人もたくさん車がもう並んでいる、そういうときに一般市民の人はどうするのか。最初ここ並んでもらって、車の重量を量るのだといっても、普通の素人の認識ではなかなか分からない。でも、それがきちんと最初から、やっぱりこうやって説明もらって分かればいいかなと思うので、先ほど言ってくれたその案内図を示しますというのは大変有効的かなと思っておりますので、ぜひその案内図も、やっぱりこれから減量を目指している久喜宮代衛生組合なので、1枚渡して終わりというのではなくて、きちんとファイルか何かに留めてもらって、終わったらまた回収する。それを持って帰っても、きっとごみになってしまうと思うので、ぜひそういう形を取っていただきたい。
  あともう一つは、表示のやり方としては、今ペーパー、あと2番目になりますけれども、ホームページで明確にする、あとはこういう木の看板で、入り口のところにこういう流れですよというのをこうやって目で見たときに、こういう流れなのだなと、そういうふうにやっぱり大きく認識ができるかなと思うのです。それで、あと6年でここも閉鎖していくわけですから、あと6年でそんなものを作ってもお金かかるのではないかという声もあるかなと思うのですけれども、やっぱりされど6年なのです。ごみ処理というのは、やはり毎日の部分ですから、もうこの6年間、365日のごみが出てくることをやはり考えたり、結構週の火曜日から金曜日、また日曜日まで対応していただいていることを考えると、やはりここでしっかりした看板でも入り口に作って流れを分かる、そしてまた案内図ももらうというような、そういう形を取ると、本当に職員もいちいち説明しなくても分かるものができてくるかなと思いますので、いろんな方法で周知していくことができるかなと思いますが、その点もう一度お聞きしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  あと2番です。2番に関しましてはピクトグラム、やはりいろんな行政でも、久喜市でも今行政でいろいろ、様々庁内の看板とかというのを、これを取り入れていっていただいております。そういう中で、さっき提案までいただいたのですけれども、上尾市のアッピーというのを使用しているから、久喜宮代はげんりょうくんでピクトグラムと、どんなものかなというのもちょっと見てみたいなという部分で、そういうキャラクターを使うと子供も喜ぶし、堅いものでなくなるかなという部分の中では、ちょっとそういう活用も考えていただきたい。
  それで、ちょっと引っかかる答弁があったのですけれども、松山市の場合はそういう、結局はこのコンテストをやることにより、その水切りの啓発を市民にも考えてもらいたいという形を取っているわけですよね。それなのですけれども、先ほど松山のほうは、そういうデザインの学校があったりとか、あとは何か、そういうお話をされていました。久喜、宮代も人材がいないわけではないと思うのです。久喜でもこの間、いろいろこういうマークを募集したときに、本当にどれがいいですかと最終的に選ぶのですけれども、すてきな、どれも甲乙つけがたいなというマークが市民のほうから上がってきていました。ですので、やっぱりそういうふうに人材がいないみたいな形はやはり決めつけないで、しっかりそういうことも巻き込むという形の中では、完成度が低いものでも何でも、子供からでも募集していくということも必要ではないかと思いますので、この点は別に水切りだけに特化したものでもなくてよろしいので、そういうことを巻き込みながら、いろいろ標語とか、マイレジ袋の何とかいろんなこと考えていただいていますけれども、その一環として考えていっていただければよろしいかなと思いますので、その点についてもお伺いさせていただきます。
  あと一番は、このピクトグラムというのは、やっぱり今本当に外国の方とかがいたりとか、たまにこうやってごみを捨てるときに、今日は段ボールとかそういうの変わりましたよね、2週間ごとにとか。そういうときに、今日段ボールではないのになというのがあるので、できれば定着しているようなごみステーションだったら、今日は何のごみですよという、こういうマークを日替わりで、こうやってめくれば分かるような、そういう取組もすれば間違いもなくなってくるかなと思うし、あとはやはり先ほど言った、ごみ分別アプリには活用しているという部分の中では、みんな統一感を持たなくては、ここには出しているけれども、こっちの広報には出していないということではなく、統一感を持つべきかなと思いますので、その点もよろしくお願いします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 斉藤議員の再質問に対しまして、ご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。家庭ごみの直接搬入についてでございます。市民の方、搬入の頻度多い方、少ない方それぞれいらっしゃると認識はしております。いわゆる頻度が多い方につきましては、慣れたところでというところで、ある程度把握はされていらっしゃると思いますが、なかなか頻度の少ない方、初めて来られる方につきましては、こちらの施設そもそもが古い施設ということもございまして、一般の家庭の皆様の搬入を想定した受入れの体制を整えるに当たっては、非常に煩雑な経路となってしまう、これは事実としてあるわけでございます。こういった中におきましても、先ほど斉藤議員からもご質問にございましたが、万全な体制で行政として住民の方をお迎えをする、そういった意識というのは常に、ごみ行政ならずとも、いかなる行政でも持つ必要があると考えております。つきましては、私どもにごみの収集はもちろんのこと、ごみの搬入に際しましてもそのような意識で今後取り組んでまいりたいと考えております。
  なお、場内のこちら案内図につきましては、議員からもご提案をいただいておりますファイル等を活用して、また使用していただいた後は回収してということで、詳細なものをクリアファイル等を活用してご案内をしていくことを考えております。
  また、場内の看板の作成についてでございます。私どもの今の台貫、受付の周りですけれども、幾つか複数の看板が今既に立っているところでございます。あと6年、されど6年というお話もいただいております。つきましては、その看板の有用性も含めて、まずは取りあえずは取組、すぐにでも取り組める、この場内の案内図には取り組んでまいりたいと考えております。その後、看板の有用性につきましても、検討の上、しかるべき対応を判断の上、対応していきたいと考えております。
  続きまして、2点目でございます。ピクトグラムの活用についてでございます。ピクトグラムは、表したい概念を単純化した絵文字、絵単語とも言われているものでございます。本来であれば不要な部分をそぎ落とすということで、誰しも分かりやすい内容を示していく、これが本来のピクトグラムの活用ということになります。今回ご質問をいただきまして、私どもでは生ごみの水切りのみならずということで、様々な衛生組合の取組に関しまして、住民の方にお伝えしたい事項につきまして、1つだけではなくて幾つか、ちょっと何かしら作っていければと考えているところでございます。
  なお、公募に関してという再質問でございましたが、先ほど申し上げましたが、ピクトグラムは不要な部分をそぎ落とすということが、まずは大変重要な作業になると聞いております。その上で、高度なデザイン性、そしてそれに係る専門の知識というのがどうしても必要になる。これに関しましては、様々オリンピック等も例に挙げていただいておりますけれども、様々な場面でピクトグラムを見るにつけ、よくできているよなと、そのような形で、なかなか素人ではというところも、正直私の印象としては持っているところでございます。私どもの、この今回のピクトグラムのご提案につきましては、公募の有用性も再度検証した上で、住民を巻き込むことも必要なのだという貴重なご提言もいただきました。そういうことも加味しながら、対応はいま一度検討させていただきたいなと思っているところでございます。場合によっては、希望に沿えないこともあるかもしれませんけれども、それでも何かしら住民の方に広く使っていただくピクトグラムをまずは作っていただくというのは一つかなと考えております。
  また、統一感を持つべきというご提言もいただいております。おっしゃるとおり、今回の質問をいただいて、改めて組合の事業を精査する中で、組合としてピクトグラムどういったものを使っているかと確認をしましたところ、アプリの中で、実はあれがピクトグラムだったのだと、なかなか正直意識がないところでああいったマークを作っておりましたが、せっかくあるものということで、私たちの財産でございます、しっかりと統一感を持って活用してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 以上で斉藤議員の質問を打ち切ります。
  次に、浅倉議員、お願いいたします。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) 議席番号5番、浅倉孝郎です。通告に従いまして質問いたします。
  1、3者協議について。久喜市、宮代町、久喜宮代衛生組合で行っている3者協議について質問します。
  (1)、どれくらいの頻度で協議をしているのか。
  (2)、これまでどのような話合いをしてきたのか、現在どのような話合いをしているのか。また、今後どのようなことを決めていくのか、合意形成などはどのように図っていくのか。
  (3)、3者間で既に決まったことはあるのか。
  2、コロナ禍におけるごみ処理について。
  (1)、昨年の9月以降、例年と比べ、ごみの排出量はどうだったのか。どのようなごみが増えたのか、また減ったごみはあるのか。
  (2)、昨年の9月以降増えたごみに対し、現在どう対応しているのか。また、今回の緊急事態宣言によってごみの排出量の増加が予想されるが、ごみの排出量が増大した場合、どう対応していくのか。
  (3)、昨年の9月以降、ごみ処理コストに変化はあるのか。
  (4)、菖蒲清掃センターに勤務する職員が新型コロナウイルス感染症に感染したということだが、その後どうなったのか。現在感染防止対策をどのように行っていくのか。また、感染者が出た場合、どのような対応を行っていくのか。
  (5)、委託をしている事業者に対し、コロナ対策などを要請しているのか。
  (6)、ワクチンの接種が始まると、注射針、ワクチンの瓶など大量の医療廃棄物が発生するが、組合として処理に関して指導、助言をしていくのか。また、何かしらの協力をしていくのか。
  (7)、コロナ禍における家庭ごみの排出抑制の仕方を新たに普及、啓発すべきだと考えるが、いかがか。
  3、今後のプラスチック資源循環施策の在り方について。令和3年1月28日、中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環小委員会、産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会、プラスチック資源循環戦略ワーキンググループ合同会議において、今後のプラスチック資源循環施策の在り方が示されました。その中で、家庭から排出されるプラスチック資源の回収、リサイクルについて、以下のような在り方を示しました。
  家庭から排出されるプラスチック資源の回収、リサイクルについて。家庭から排出されるプラスチック製容器包装、製品は、市町村での分別回収及び事業者による自主回収を一体的に推進し、最新技術で効率的に選別、リサイクル体制を確保することが重要である。
  市町村における分別回収について。1ポツ、家庭から排出されたプラスチック製容器包装、製品については、プラスチック資源として分別回収することが求められる。
  2ポツ、消費者に分かりやすく分別ルートとすることを通じて、資源回収量の拡大を図るとともに、効果的、効率的なリサイクルに向けて、プラスチック製容器包装、製品をまとめてリサイクルすることや、市町村とリサイクル事業者と重複している選別等の中間処理を一体的に実施することが可能となる環境を整備する。
  3ポツ、具体的には、家庭から排出されたプラスチック製容器包装とプラスチック製品について、これらプラスチック資源の分別収集の質的確保を前提に、容器包装リサイクルルートを活用して、まとめてリサイクルできるよう措置する。
  4ポツ、また市町村とリサイクル事業者の双方で行ってきた異物除去等の選別工程について、プロセス全体でコスト低減が見込まれ、かつリサイクルに支障がない場合は、市町村及びリサイクル事業者とが連携して選別工程の一体的運用が行えるよう、合理化のための措置を講じる。
  5ポツ、また、家庭ごみの有料化徹底等を通じて消費者の資源分別を促し、こうした分別努力に応じた市町村に対するインセンティブ等を通じて、分別収集体制を全国的に整備する。
  以上の国の素案を鑑みて、組合として今後のプラスチック資源循環施策をどのように取り組んでいくのかお答えください。よろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 佐藤賢治君登壇〕
総務課長(佐藤賢治君) おはようございます。浅倉議員のご質問のうち、大項目1と大項目2の(4)についてご答弁申し上げます。
  最初に、大項目1の(1)でございます。3者連絡会議は、慣例的に年3回開催してございます。
  続きまして、(2)でございます。3者連絡会議は、久喜市、宮代町及び久喜宮代衛生組合におきまして、清掃行政に関する連絡事項や衛生組合予算といった重要事項について協議を行っております。これまでは、ごみ分別方法に変更があった場合や予算などが主な協議事項でございましたが、現在はそれらに加えまして、本衛生組合の解散までの考え方やスケジュールなどが主な協議事項となっております。今後の協議事項につきましては、ごみ収集事務やし尿処理事務の移管が予定されておりますことから、これらの事務事業の細部につきまして、引継ぎのための調整が中心となっていくものと考えております。このことから、本年度は担当者会議を設置いたしまして、今後より細かな部分の調整を行ってまいりたいと考えておるところでございます。
  3者連絡会議につきましては、久喜市、宮代町及び久喜宮代衛生組合の3者が情報を共有し、円滑に清掃行政を推進するための協議の場と捉えておりまして、今後におきましてもそれぞれの立場で意見を交換しながら、合意形成を図ってまいりたいと考えております。
  続きまして、(3)でございます。これまでのところ、ごみの収集事務につきましては、市の新たなごみ処理施設の稼働の2年前までに移管すること、令和6年度のし尿処理の枠組みの変更による共同処理終了により、し尿処理の事務の移管ということが3者の間で決定しているところでございます。本衛生組合といたしましては、久喜市の新たなごみ処理施設の稼働を前にして、住民の皆様の生活に悪影響を及ぼさないよう、久喜市、宮代町の準備期間を長くしたほうがよいのではという観点から、令和7年度を予定しておりますごみ収集事務の移管時期を1年前倒しし、令和6年度を目標とすることを提案し、現在協議しているところでございます。
  次に、大項目2の(4)でございます。初めに、経過を申し上げます。令和3年1月27日、菖蒲清掃センターに勤務する職員が新型コロナウイルスの感染症に感染が判明しました。翌日1月28日に、菖蒲清掃センターの消毒作業を実施し、以降他の職員が発熱等の風邪症状を呈することはなく、感染した職員につきましては2月10日に職場復帰したところでございます。その間、住民の皆様の安全のため、ホームページでの公表と不要不急のごみの搬入を自粛いただくようお願いしたところでございます。
  続きまして、感染防止策でございます。現在一般職の職員を対象とした感染防止策といたしまして、発熱等の風邪症状の場合の特別休暇の付与拡大、事務室の密を避けるための時差出勤や振替勤務の特例適用、超過勤務命令の制限といった人事上の対策を行う一方、会議室を利用した分散勤務や飛沫防止のパーティションの設置、せきエチケットの徹底、毎日の消毒作業といった職場環境改善の取組を行っております。また、職員には不要不急の外出自粛や、数名以上長時間の会食の自粛などの行動制限とともに、出勤時の体調確認などをお願いしているところでございます。
  清掃業務を行う技能労務職員に対しましては、上記のほか、業務の安全を図るため、保護手袋や保護眼鏡などの安全装備の配付を行っているところでございます。
  続きまして、感染が判明した場合の対応でございます。職員が新型コロナウイルス感染症に感染したことが判明した場合、関係機関への伝達、濃厚接触者の特定、職員間の必要な情報共有、消毒、広報といった直後における初動対応を的確に行うため、伝達対応マニュアルを作成したところでございます。今後につきましても、感染した人や人数などにより異なりますが、適宜マニュアルを見直しながら、業務継続を前提といたしまして対応してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 浅倉議員のご質問のうち、大項目2の(1)から(3)、(5)から(7)及び大項目3についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目2でございます。まず、(1)でございます。お手元にお配りした資料1ページに、昨年9月から12月までの当組合への搬入量及び前年度比較を表にしておりますので、ご確認いただければと存じます。
  次に、(2)でございます。先ほどの比較表にございますとおり、昨年9月以降は大幅な搬入量の増加はありませんでしたことから、通常の業務体制により対応できております。今後といたしましても、現行の体制で対応してまいりたいと考えております。
  次に、(3)でございます。先ほどの比較表にございますとおり、燃やせるごみやプラスチック類などの搬入量の減少を受け、ごみ処理コストも600万円ほどの減額と試算しております。
  次に、(5)でございます。委託業者には、石けんやアルコール消毒による手洗い、うがい、マスク着用を含むせきエチケット、検温による体調管理を行い、日頃の感染予防及び体調管理を徹底するよう通知しております。また、昨年4月に環境省から廃棄物処理業務の従事者に係るマスクの注文受付の連絡がございました。その対象は、市町村職員のみならず、委託業者及び許可業者も対象でございましたことから、それぞれに照会を行い、希望のあった業者に対してマスクを注文し、実費により引渡しを行っております。
  次に、(6)でございます。ワクチン接種により発生する医療廃棄物の処分について、構成市町であります久喜市、宮代町の担当課に確認いたしましたところ、いずれも当組合には搬入せず、専門業者に引き渡して適正な処分を行うと伺っております。
  次に、(7)でございます。コロナ禍に伴う緊急事態宣言の発出によるテレワークや外出制限による在宅時間の増加、またテークアウトやデリバリーサービスの利用といった新しい生活様式の広がりに伴い、家庭ごみの増加が考えられるところでございます。当組合では、広報紙「衛生組合だより」2月号で、食品ロスについて特集したほか、生ごみの水切りのお願い、マイバッグの使用状況に関するアンケート結果の公表や資源集団回収の紹介記事を掲載することにより、住民の皆さんにごみの排出抑制やごみ減量化の普及、啓発を行っております。
  あわせて、生ごみ処理容器等購入費補助制度の活用について、衛生組合だよりやホームページでお知らせするとともに、ごみ分別アプリのお知らせ機能を活用して、関心を持っていただくよう努めてまいりたいと考えております。
                 〔何事か言う人あり〕
業務課長(鈴木昌利君) 大変失礼いたしました。続きまして、大項目3でございます。本年1月28日の合同会議の後、翌29日に中央環境審議会会長から環境大臣に、今後のプラスチック資源循環施策の在り方について意見具申されたとのことでございます。しかしながら、その具体的な手法やスケジュールにつきましては示されていないところでございます。したがいまして、当組合では現時点での本件に係る取組は考えておりませんが、今後も動向を注視してまいりたいと考えております。
  失礼いたしました。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  浅倉議員。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) それでは、幾つか再質問をさせていただきます。
  まず、1の3者協議についてですけれども、ご丁寧な答弁のおかげで大体分かりました。2つお聞きしたいのが、3者協議なのですけれども、これ跡地利用まで協議はするのでしょうか。例えば久喜市と宮代町で組合の跡地利用を協議すれば、それぞれで考えるよりは、よりよい活用方法ができると思います。例えばこの敷地だけではなくて、この一帯を開発するような感じです、リサイクル団地を造るとか、そんなことも可能かと思いますけれども、跡地利用まで協議というのはするのでしょうか。
  また、衛生組合は、これまで様々な先進的な取組をしてきました。3者協議において、衛生組合がこれまで培ってきた知見や経験、ノウハウなど、久喜市や宮代町に助言やアドバイスをすべきだと思いますが、3者協議では衛生組合は久喜市や宮代町に助言やアドバイスを行っているのでしょうか。
  2つ目のコロナ禍におけるごみ処理についてです。久喜宮代衛生組合管内では、コロナ禍におきましてごみの増減は大したことがないと、あまり影響がないということが分かりました。そこで(7)なのですけれども、家庭ごみの排出抑制につきまして、先ほど予算のほうでもありましたけれども、資源物のほうの市況もよろしくありませんし、今後回復できるまでは相当な時間がかかると思います。資源物に関しても、やはり排出抑制というのを促すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
  それと最後、3の今後のプラスチック資源循環施策の在り方についてですけれども、方法も何も示されていないということで、動向を見ていくということですけれども、1月29日には小泉進次郎環境大臣がプラスチックごみの削減やリサイクル促進を強化するため、新法、プラスチック資源循環促進法を今国会に提出し、2020年度の施行を目指すというふうに発言しています。こういった法案に対し、長年容器包装リサイクル制度にのっとってプラスチックのリサイクルをしてきた組合として、どうお思いでしょうか。
  以上よろしくお願いします。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の再質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 佐藤賢治君登壇〕
総務課長(佐藤賢治君) 浅倉議員の再質問に対する答弁を申し上げます。
  跡地利用につきまして、一体活用などを久喜市、宮代町と衛生組合3者で協議をしていくことが効果的ではないかといったご質問であったかと思いますが、これらにつきましては、久喜市、宮代町の意向もございますようなことから、そういったテーマによる協議をしていく必要があるかどうかといったことも含めまして、今後協議の中で話してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
  またもう一つ、衛生組合で持っております知見、ノウハウ、アドバイス等につきましてのアドバイスでございますが、こちらにつきましては積極的に衛生組合の持っている知識とかノウハウ、こういったものを3者連絡協議会の中でお伝えしていきたいというように考えておるところでございます。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 浅倉議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。住民の皆様に対する資源物の排出抑制の働きかけはというご質問をいただいております。今現在ごみのみならず、資源物も含めました家庭から排出するものの排出抑制ということを今私どもでも住民の方には働きかけているところでございます。その一つの手法として、こと資源物の回収の方法といたしまして、小売店舗の店頭での回収、いわゆる店頭回収につきましても事業者の協力をいただきながら、住民の方に事あるごとにお知らせをしているところでございます。このような取組につきましても今後続けてまいりたいと考えております。
  続きまして、2点目でございます。議員ご指摘のとおり、今開会中の国会におきまして、プラスチック資源循環促進法の提出を予定しているというお話を聞いておるところでございます。この法律によりまして、その中身といたしまして、プラスチック製容器包装と製品プラスチックを1か所で回収する仕組みが規定されることになると思われるところでございます。当組合に係る取組といたしましては、この当組合が現在のようなごみ処理の行政を担っている、こういった組合が存続している中で対応すべき案件につきましては、原則として必要に応じた対応を行うべきと考えております。しかしながら、その内容に関しましては、施策の連続性を念頭に置きまして、将来的に当組合の業務移管を受けます久喜市及び宮代町との協議が必要になるものと認識をしております。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  浅倉議員。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) それでは、再々質問させていただきます。
  1つは、ぜひとも3者協議についてなのですけれども、跡地利用まで協議していただければ、よりよい土地活用ができるのかなと思いまして、こちらは要望にしておきます。
  最後に、質問ですけれども、こちら来年度もコロナ禍は恐らく続くと思います。今年度の対応、対策を基に、来年度もコロナ禍においての何がしの対応を講じていくのでしょうか、お願いします。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 浅倉議員の再々質問に対しましてご答弁申し上げます。
  来年度以降のコロナ禍の中での、来年度以降の組合の対応というところでございます。基本的には、現在の取っている対応を来年度も継続をして実施することというのが基調になってこようと考えております。中でも、もしこの新型コロナウイルスに私ども事務員、そして従業員、これは委託業者も含むですけれども、こういった人間が罹患する場合、場合によっては組合業務の停滞につながるおそれもあるものと考えております。こういったリスクマネジメントにつきましても、いま一度立ち返りまして、現実性を持った対策、具体的に申せば、収集部門であれば、例えば収集業務委託業者の1社が罹患をした場合、そういった場合は他の業者で補うことができるような契約体制の、これは現在も実施しておりますけれども、こういった取組等につきまして、再度その有用性を確認しながら来年度以降も継続をしていく、こういった取組、考えが必要になろうと考えております。
議長(丸山妙子君) 以上で浅倉議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩といたします。

    休憩 午前10時22分

    再開 午前10時40分

議長(丸山妙子君) では、再開いたします。
  引き続き一般質問をお受けいたします。
  大橋議員、お願いいたします。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) 議席番号7番、大橋きよみです。通告に従い、質問いたします。
  大項目1、珪藻土バスマット等のアスベスト含有の対応について。日本では、肺がんなどの健康被害をもたらすことから、2004年10月1日からアスベスト使用の原則禁止を実施、2012年1月25日にはアスベスト使用の全面禁止を実現しています。だが、2020年11月27日、12月4日、15日、22日と相次いで厚生労働省からアスベスト含有品の流通とメーカー、販売者による回収についてが発表されました。2021年にもアスベスト含有のメーカーの発表が続いています。既に大規模のリコールになっていますが、今後も関係業界による一斉点検や厚生労働省による流通している同種製品のサンプル分析から新たな事例が見つかる可能性があります。久喜宮代衛生組合では、注意喚起を1月14日にアプリのお知らせで発信、2月7日にはホームページにメーカーの問合せ先も含めた注意喚起を発信しています。昨年11月から12月にかけて、次々と発表されている販売店名に不安に思う市民が、対象製品以外の珪藻土製品をごみとして処分したのではないかと考えます。久喜宮代衛生組合の対応を伺います。
  (1)、アスベスト含有の珪藻土製品が報道された後の初動対応について伺います。注意喚起等。
  (2)、アスベスト含有の珪藻土製品に関しては、販売店が回収していますが、注意喚起後、販売店回収の含有製品がごみとして出されていないか伺います。また、販売店が分からないときは、どのように廃棄すればいいのか伺います。
  (3)、正規品として出されている珪藻土バスマット等のごみとアスベスト含有製品は区別ができるのか、また回収後の処分方法について伺います。
  大項目2、電気自動車、EVのごみ収集車導入について。2050年、カーボンニュートラルの実現に向け、久喜市は環境基本計画に基づき、地球温暖化防止の施策として、市内循環バスの電気バスを自動車環境総合改善対策費補助制度を活用し1台導入、給食配送車にも電気トラックの採用を1台決めています。
  所沢市や川崎市では、電気自動車、EVのごみ収集車を2019年に導入し、ごみ焼却熱で発電した電力を走行に利用することで、再生可能エネルギーの活用や二酸化炭素、CO2の排出削減につなげています。EVごみ収集車は、走行時のCO2排出がなくモーターで走行するため、騒音や振動が小さいという特徴があり、車載の交換式電池は災害などの停電時に避難所の非常用電源としても活用できるといいます。新たなごみ処理施設の整備完了に向け、EVごみ収集車導入の考えを伺います。
  (1)、現在いろいろな会社がEVごみ収集車を発表していますが、どのようなEVごみ収集車なら導入可能か伺います。
  (2)、一度の充電で何キロぐらいの走行を想定しているのか、またごみ収集車は走ったり止まったりの繰り返しのため、想定している走行時間も伺います。
  (3)、EVごみ収集車1台と現在使用しているごみ収集車とでは、CO2の削減はどのくらい違うのかということです。また、メリット、デメリットを伺います。
  (4)、新たなごみ処理施設は令和8年に整備完了予定だが、その前にEVごみ収集車を1台導入し、検証していくべきだと思うがいかがか。
  以上1回目の質問を終了します。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 大橋議員のご質問について、ご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1でございます。まず、(1)でございます。当組合では、昨年11月27日の第一報の時点では、アスベスト含有製品の購入者に対し、メーカーから個別に連絡があるとのことでしたこともあり、住民の皆様からの問合せに対し、製品の購入先の確認等のご案内にとどめておりました。しかしながら、当組合管内及び近隣に所在する店舗も対象になるなど、事態が拡大してまいりましたことを受け、本年1月14日に当組合ホームページ及び分別アプリにおいて、厚生労働省が発表した販売業者名及び問合せ先を掲載するとともに、アスベスト含有製品を当組合の収集に出さないよう呼びかけをいたしましたところでございます。その後も厚生労働省の情報の更新に合わせて、当組合ホームページへも追記を行っており、その都度ホームページ更新日も改めているものでございます。
  次に、(2)でございます。先ほどの当組合ホームページやアプリを通じての広報、また住民の皆様からの電話問合せ対応等の実施により、アスベスト含有製品は当組合には排出されていないと認識しております。また、販売店が分からない珪藻土製品の処分につきましては、アスベストの含有が否定できませんことから、作業員の安全確保の観点に立ち、安全性の確認が取れるまでの間、ご自宅での保管をお願いをしております。
  次に、(3)でございます。正規品とアスベスト含有製品の区別は、外観では不能であり、国の報道発表と照らして判断せざるを得ないものと理解しております。また、当組合における珪藻土製品の処分方法でございますが、アスベスト含有製品は当組合には排出されていないと認識しておりますことから、粗大ごみ処理施設におきまして、通常のごみとして破砕処理を行っております。
  次に、大項目2でございます。初めに、(1)でございます。車両メーカー複数社に確認したところ、ディーゼルエンジンと電動モーターとのハイブリッド式のごみ収集車はあるものの、EVごみ収集車は現在市販されていないとのことでございます。所沢市及び川崎市に導入されたEVごみ収集車は、廃棄物発電を活用したエネルギー循環型ごみ収集システムの一環として、セットで導入されたものと聞いております。
  次に、(2)でございます。EVごみ収集車の1回の充電での走行距離は60キロメートルを想定しているとのことでございます。そして、所沢市では午前と午後の計2回、電池パックを交換して走行距離を確保しているとのことでございます。
  次に、(3)でございます。収集車両のCO2発生量でございますが、東京都環境局の調査によりますと、現行のディーゼルエンジンのパッカー車の走行中及び作業中のCO2排出量は、1日当たり26.1キログラムとのことでございます。一方のEVごみ収集車は、CO2の発生はありませんことから、その全量が削減されることがEVごみ収集車の導入のメリットに挙げられます。一方デメリットとして、導入に係る費用が高額となることが挙げられます。川崎市に確認いたしましたところ、収集車1台につき2,000万円、電池パックが2個で700万円、電池交換用のステーションの設置に3,500万円とのことでございます。また、収集車の積載量も1.4トンと通常の収集車に比べて小さいこと、加えて電池パックの充電に8時間が必要とのことでございます。
  次に、(4)でございます。EVごみ収集車は、廃棄物発電を活用したエネルギー循環型ごみ収集システムとのセットでの導入が必要となりますことから、ごみ処理施設に発電設備を持たない当組合への導入は難しいものと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) ありがとうございました。
  まず最初に、珪藻土バスマットなのですけれども、今ホームページ等見ますと、普通に珪藻土バスマットという感じで検索しますと、何も出てこないと言ったら変ですけれども、お知らせみたいな形では、この下のほうに、アプリの中に入っていますが、普通に辞書として見ると何も書いていないのが現状です。昨日も私も見ましたけれども、書いていないので、きちんとした周知をしたほうがいいかと思います。あと、さいたま市とか熊谷市では、1月になりやはり判別が難しい、珪藻土バスマットがほかのメーカーと判別が難しいということで、ホームページには収集及び処理に携わる作業従業員の安全のためご理解いただきたいと、先ほどお話ししていましたが、そういうことをきちんと書いて、珪藻土製品は当面集積所からの収集を一時停止しますということが書かれていました。こちらきちんとホームページに掲載されていまして、衛生組合では回収をもし今後、出されていないというふうに先ほどお話ししていましたが、あときちんした形で書かれたほうがよろしいのかと思いますが、いかがでしょうか。
  あと、もしそれが無理でしたら、今後回収を続けていくのでしたら、中にはビニール袋をこういうふうに2枚重ねて、ガムテープでぐるぐる巻きにしてというふうに注意をされているところもありましたので、今後どういうふうにしていくか伺います。
  あと、大項目2のEVの、販売されていないということでしたが、ホームページ等でちょっと見るしかなかったのですけれども、三菱ふそうさんから出ている2020年の7月30日、公開されたということなので、販売はされていないのかもしれないのですけれども、こちらなんかは次世代のごみ収集車ということで、作業員が降りて、スマートフォンで操作するとごみ収集車がペットみたいな感じでついてくるという、なんかそういうふうなのもホームページに載っていたのです。そうすると、2人要らないと言ったら変ですけれども、1人で、結局ついてくるから、自分だけが降りて収集して、結局スマートフォン、ここについているのですけれども、腕につけて、ここで操作したりとかというのができるというのもあったのです。ですので、今後まだ何年か先になりますので、それは何か多分バッテリーが、先ほど言っていましたけれども、電池ステーションとかではなくて、充電のスタンドとかでできるような形の、ちょっと調べたのですけれども、なかなか出てこなくて、その充電の設備がどういうふうになっているかというのがちょっと分からなかったのですけれども、そういうのもありますので、やはり宮代、毎回、毎回菖蒲のほうに、もし導入されるのでしたら、菖蒲のほうまで行って充電するというよりは、こちらのほう、宮代のほうに近いところで、そういう電池ステーション、充電スタンドですか、そういうものも考えていくべきだと思いました。
  太陽光発電ということで、そういうスタンドもあるということなので、今後やはり急速にこういったことが、やっぱりカーボンニュートラルの時代になってきて、そういうふうに変わってくると思いますので、しっかりと勉強していっていただきたいなと思うのですけれども、そういうことを聞いて、このEVごみ収集車の導入はどういうふうに考えますでしょうか、お願いします。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 大橋議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。珪藻土マットの取扱いに関してでございます。議員ご指摘のとおり、県内におきましてもさいたま市、そして熊谷市など、当組合の調べによりますと、現在県内の全63市町村のうち15市町村がアスベストの含有の有無を問わず、珪藻土製品全般の収集を一時見合せ、住民の皆様に保管をお願いをしているとのことでございます。実際にこちらの理由といたしましては、前段の答弁でもございましたけれども、アスベストの含有につきましては、外観では含有の有無が判断できない、これが大きな理由となろうと思います。あともう一つ、今後も同様のアスベスト、実は含有していたのだ、そういった品物というのが今後も五月雨式に発表される可能性というのも否定できない、このような状況での市町の対応であろうと考えておるところでございます。
  現在のところ、私どもといたしましては、住民の呼びかけをさせていただくことによりまして、問題のない製品だけ対応しておる、そういった姿勢でございますが、今後先ほど申しましたけれども、珪藻土製品におけますアスベストの含有の有無の区別というのは外観では分かりませんことから、従業員の健康被害の発生の可能性を完全には払拭できない、このようなことを考えますと、場合によりましては珪藻土製品全般の取扱いにつきまして、改めて何かしらの判断というのも必要なこともある、そのようなことを認識しておるところでございます。もし何かしらそのようなことがございましたら、早々に住民の皆様にはもちろんのことながら、広くご周知をさせていただきまして、ご理解をいただく必要があるものと考えております。
  続きまして、2点目でございます。EVごみ収集車の関係でございます。先ほどとある業者から、このような車が出ていますよということで、お話をいただきました。大変興味深くお話をお伺いしたところでございます。このようなごみの収集車問わず、あらゆる場面で技術革新というのは日々進んでいるわけでございます。このようなごみの収集の場面につきましても、いわゆる次世代のパッカー車と申しましょうか、そういった技術革新の下、様々な今までなかった新しい車両というのが、これからもより具体性を持った、それで科学的にも現実的な品物というのが出てくることになろうと考えております。私どもの車両の配置の計画等もございますので、必要な車両をもし購入する場合につきましては、そのときのその状況を頭に入れながら判断をするということが必要になってこようと思います。ただ、あくまで必要なものを買うという、これは当然ではありますけれども、今の時点で必要なものは、こういったものも選択肢の中にあるよと、その購入に至る現実的な検討をする場合につきましては、こういった品物の選択につきましても一つの有力な選択肢に含まれてくることと考えています。ただ、残念ながら今のところは、そのような具体的な車両購入の計画はございませんので、現在のところは考えておらないというところが現時点でのお話でございます。
議長(丸山妙子君) 以上で大橋議員の質問を打ち切ります。
  次に、猪股議員、お願いいたします。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 通告順に質問していきます。
  1つ目です。まず、八甫清掃センターのし尿処理施設の整備について、周辺住民組織との協議の状況、それから今後の見通しを明らかにしていただきたいということであります。コロナの関係で、なかなか話合いの場が持てないということなのかどうか、ずっとこれが延び延びになってきています。以前にも、去年もこれ質問をさせていただきまして、本来だったら久喜市がやるべきことだろうと思っているのですけれども、一応まだ衛生組合が存続している間はこちらの管轄ということなので、この状況についてお願いいたします。
  (1)としまして、これまでの周辺住民への説明の経過と、協定書ということになるのかと思いますけれども、締結の状況、見通し、その内容についてどうなっているか説明してください。
  (2)ですけれども、協定書に15年での事業停止、移転という項目は明記されるのかどうか。
  (3)としまして、今年度に計画をしていた長寿命化総合計画策定支援業務委託、生活環境調査業務委託、業者選定支援業務委託、既に行って、進めているわけですけれども、その現状を明らかにしてください。
  (4)としまして、今後の事業計画の進め方と整備スケジュールを明らかにしてください。
  大きな2つ目です。容器包装プラスチックの処理状況について説明をしていただきたいと思うのです。この久喜宮代センターは、そもそも炉自体が大変もう超老朽化しているということで、プラスチックをそのまま燃やしていった場合には炉がもたないということで、やむを得ずプラスチック全部を原則としては燃やさないということで、これまでやってきたわけです。
  (1)としまして、久喜宮代衛生組合で回収された容器包装プラスチックは、2019年度全量がケミカルリサイクルとして利用されたということで聞いております。前年、その前の年までは一定量がマテリアルリサイクルにも利用されて、活用されてきました。20年度、今年度も15%ぐらいがマテリアルリサイクルに落札されて活用をされています。久喜市議会での最近の説明だと、ほとんど全てがケミカルで行われているのだ、ずっとそれで行われていて、これからもそうであるかのような受け止め方がされていたり、それからほとんど全てが熱処理されている、ほとんどが燃やされている、大半が焼却されているというような説明がありまして、大変誤解を生んでいるのですけれども、必ずしもそうではない。
  1つこれお伺いしておきたいのは、マテリアル、ケミカルの利用方法の違い、活用方法の違いというのは、これは落札業者が引き取るわけですから、久喜のはケミカルの業者が引き取る、落札する、今年は一部はマテリアル業者が落札するということになっているわけですが、これは一体分別の質によるものなのかどうだろうか。例えば久喜宮代センターの場合には製品プラスチックも、それから使い物にならないプラスチックもかなり混入していると考えられますので、そういうマテリアルに向かない分別の質が悪いものが、そうやってケミカルに利用されるのだろうか、どういうふうにその内容は違うのだろうかということを衛生組合としてはどう捉えているのかお聞かせいただければと思います。
  (2)としまして、久喜宮代センターで回収したプラスチック資源、2019年度、大ざっぱに言って3,000トンでした。そのうち資源化量は2,400トンです。これは、八甫センターや菖蒲のセンターに比べて、率としては非常に資源化量の率は低いわけですけれども、この差の600トンというのは、容器包装以外の製品プラスチックと考えて受け取っていいのかどうか。これがナリコー、オリックスで熱処理、発電、ツネイシカムテックスで路盤材に利用されているという、そういうふうに理解していいのかどうか。これは、半ば確認ということになりますけれども、私の理解でいいのかどうかお伺いをいたします。
  大きな3番目です。これは、資料提供ということでお願いをしたのですけれども、衛生組合のごみ、資源処理量、最終処分量、リサイクル率の推移について、久喜市と宮代町の区分集計を出していただきたいということでお願いをいたしました。ホームページにも、それからこの衛生組合の事業概要にもこうした表が載っているのですけれども、センターごとの区分しか載っていなくて、宮代と久喜で分けた場合の数値がつかめませんので、この数値出していただきたいということでお願いをいたしました。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 佐藤賢治君登壇〕
総務課長(佐藤賢治君) 猪股議員のご質問の大項目1のうち、(1)と(2)についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございますが、久喜市におきましてし尿処理施設の分散と老朽化、さらに将来の搬入量検証による非効率化などの課題に対応するため、平成31年3月に久喜市し尿処理施設整備基本構想を策定し、八甫し尿処理センターの延命化とし尿処理の統合について久喜市が主体となり、地元の皆様に久喜市の現状やし尿処理の考え方をご説明させていただきました。説明会当初は、八甫へのし尿処理施設の集約化、延命化に反対とのご意見が多かったところでございますが、地元の皆様のご意見、ご要望にできるだけお答えできるよう丁寧に説明をしてまいりましたところ、地元の皆様からご理解をいただき、令和2年6月に施設の集約化と延命化を受け入れる条件として、八甫清掃センターへのし尿処理施設集約化に関わる要望書を頂いたところでございます。要望書には、延命化後の八甫清掃センターし尿処理施設の運営に関すること、周辺地区や地域社会への配慮に関することなどが挙げられておりますが、現在いただいたご要望にできるだけ対応できますよう、久喜市と協議しているところでございます。協定書の締結時期につきましては、久喜市が窓口となり調整を進めておるところでございます。コロナ禍の中、なかなか会合を開くことができない状況と伺っておりますが、令和3年3月末を目途に締結できるよう、現在調整を進めております。
  続きまして、(2)でございます。鷲宮・栗橋生活環境保全協議会から頂いた要望書には、八甫清掃センターのし尿処理施設の稼働期間を延命化工事後15年とすることの記載がございますが、延命化後のし尿処理施設につきましては、久喜市において管理運営することを想定していることから、ご質問の件に関しましては久喜市において検討する項目であると考えております。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 次に、猪股議員ご質問の大項目1の(3)及び(4)についてご答弁申し上げます。
  初めに、(3)でございます。長寿命化総合計画策定支援業務委託につきましては、現在最終段階に入っており、計画どおり今年度中に策定する見込みとなっております。生活環境影響調査業務委託につきましては、現況調査を春、夏、秋、冬の4季に分けて2か年で行う計画でございまして、今年度は秋と冬の調査が完了しております。来年度は春と夏に調査を行い、結果を取りまとめていく予定でございます。業者選定支援業務委託につきましては、令和3年度に実施する予定となっておりますことから、必要経費につきまして令和3年度の当初予算へ計上したところでございます。
  次に、(4)でございます。今後の事業計画の進め方と整備スケジュールにつきましては、令和3年度に業者選定支援業務委託、令和4年、5年度に基幹的設備改良工事、令和5年度に長寿命化総合計画策定支援業務委託による施設保全計画の見直しを実施する計画となっております。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 猪股議員のご質問のうち、大項目2及び大項目3についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目2でございます。まず、(1)でございます。自治体が回収したプラスチック製容器包装の引渡先の再生事業者は、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会が実施する入札により決定しております。この入札では、最初に材料リサイクルの再生事業者、そしてその次に他の方式のリサイクル業者による入札を実施し、落札業者を決定するとのことでございます。リサイクル協会の話では、分別の質による数量の割り振りは行っていないとのことでございますが、再生事業者はより質のよいものを欲するものと考えております。当組合の搬出するプラスチック製容器包装は、本年度もAランクの評価を受けております。引き続き高い品質を維持できるよう、今後も周知啓発を図ってまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。久喜宮代清掃センターにおける令和元年度のプラスチック類の搬入量3,008.49トンのうち、ごみ集積所からの回収分である2,538.56トンは、市内の民間施設に直接搬入された後、プラスチック製容器包装とそれ以外の残渣、いわゆる製品プラに選別されています。令和元年度の製品プラは494.03トンで、そのうち289.00トンをオリックス資源循環株式会社、205.03トンを株式会社ナリコーで処理を行っております。オリックスではガス化改質施設により、スラグ化やメタル化等による資源化を行っております。また、ナリコーでは焼却処理を行い、その焼却灰をツネイシカムテックス株式会社に搬出し、人工砂化による資源化を行っております。
  続きまして、大項目3でございます。お手元にお配りした資料2ページに、ごみ、資源処理量、最終処分量及びリサイクル率の推移につきまして、久喜市、宮代町ごとに表にしておりますので、ご確認いただければと存じます。なお、この表の項目は、例年国に報告しております一般廃棄物処理事業実態調査に即したものとなっております。つきましては、ホームページ等で公表しております資料の項目と一部相違がございますことをご了承くださいますようお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) ありがとうございます。
  八甫のし尿処理施設なのですけれども、久喜市のほうが窓口になってやっているということは既に聞いているわけ、これまでも聞いてきたし、一応承知はしているのですけれども、まず協定書の締結という形になるのでしょうか。それともほかの確認書とか、あるいは何かそんなような、どんなような名前、名称、あるいは内容になるのか。それを1つ教えていただきたいのです。
  それから、その締結主体は、これは衛生組合でしょうと私は理解しているのだけれども、そこのところの確認をお願いしたいのです。
  それからもう一つは、協定書に15年という年限が明記されるのかということについて、久喜市において検討する項目であるというふうに答弁されたのかと思い、これについてそういうふうに答弁したのだと思うのですけれども、ちょっとどういう意味でしょうか。もし衛生組合が、窓口は久喜市だけれども、衛生組合が私は主体になると思っているので質問を出したのですが、衛生組合は実際には関係ないのだよということであれば、これは久喜市のほうの話で、向こうに聞いてくれよと、こちらとしては相あずかり知らぬことということで答弁になるのでしょうけれども、その関係がどうしても私理解できないのです。一体主体はどこなのか、当面は衛生組合が責任を持つのかどうか、お願いをします。
  それから、それと関連してくるのだけれども、この協定書なり確認書なり、何らかの名前で住民とも合意を明文化するとしたら、それが年度内、3月末までに締結できるよう調整を進めているということを言われましたが、それは私たちに報告はなされるのでしょうか。当然衛生組合の事業としてその後はやっていくわけだし、解散後は久喜市のほうになっていくのだけれども、当然公開対象ですよね、内容は。3月に締結した時点で、私たちのほうにちゃんと報告なり公開なり説明なりなされるのかどうか、それを確認しておきたいのです。もちろんその時点で、この衛生組合の最終日までに間に合えば報告してもらいたいけれども、もしそれ以降になった場合には報告の機会はなくなってしまう、次の議会まで全く知らされないということになってしまうのかどうか。それでは済まないと思いますので、どのようなことで考えていらっしゃるかを説明をしてください。
  特に一番私が知りたいのは、15年というのが明記されるのかどうかなのです。当然久喜市のほうからの報告は、連絡は当然あると思いますので、その15年というのが明記されて、つまり行政として15年間だよということを約束するという形になるのかどうか、そこのところは答えてください。
  それから、プラスチックの廃棄物の処理についてなのですが、衛生組合の収集した、久喜宮代センター管内で収集したプラスチック資源、それから八甫、菖蒲の管内で収集した容器包装プラスチック、こちらのプラスチック資源のほうはさらに民間で分別をしていただいて、容器包装とそうでないものに分けている。その容器包装として分けられたものは、Aランクということは、これは最高ランクというふうに考えていいのかな、いずれも久喜宮代センター分もそれ以外の分も、同じ質というふうに理解していいのでしょうか。私は、こちらのほうが質が悪いからケミカルのほうに回されるのかな、そちらのほうに落札されてしまうのかなというふうに素人考えで思っていたのですけれども、そうではないということで理解していいですか。
  それだけお願いします。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 佐藤賢治君登壇〕
総務課長(佐藤賢治君) 猪股議員の再質問に対してご答弁を申し上げます。
  まず、地元協議会と結ぶ文書でございますが、合意書という形になろうかと考えております。締結の主体につきましてでございますが、締結の主体につきましては久喜市と久喜宮代衛生組合と鷲宮・栗橋生活環境保全協議会の3者になります。
  それから、久喜市の問題なので、衛生組合のほうでは回答できないというものに対してでございますが、ご存じのように、令和5年度に八甫清掃センターのし尿処理施設の延命化工事が終了いたしまして、久喜市のし尿が八甫清掃センターに集約されると同時に、現在の久喜宮代清掃センターで処理しております宮代町のし尿は令和6年4月から北本衛生組合で処理する方向で協議を進めておりますので、このまま行けば令和6年4月には八甫し尿処理センターでするし尿は久喜市だけのものになります。そのため、それ以降の八甫し尿処理施設でのし尿処理については、当然に久喜市での単独事務になるものと考えていますことから、議員ご質問の15年での事業停止の点に係る項目につきましては、衛生組合では責任ある答弁を申し上げることができないところをご理解いただきたいと思います。しかし、行政といたしましては、新たな建設場所の選定や処理方法など様々なことを検討しながら、15年後にしっかり約束を守れるよう準備していくことは当然のことと考えるところでございます。
  それから、確認書につきましては、明文化しまして3月中をめどに今進めておるところでございますが、コロナ禍の中でなかなか総会等も開けないといったところもございますが、それほど遅くない時期に締結できるような形で考えております。それほど遅くならないように締結できればというふうに、久喜のほうと調整を進めてまいりたいと思います。
  それから、合意書を締結した暁につきましては、議会のほうにもご報告させていただきたいと考えておるところでございます。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 猪股議員の再質問にご答弁申し上げます。
  容器包装プラスチックの関係でございます。まず、1点目でございます。プラスチック製容器包装、容器包装リサイクル協会における品質検査におきましてAランクでございましたことは、先ほどの答弁でございます。こちらのAランクというのは、評価でいうところの最高ランクとなります。ちなみに、3センター同質と考えていいのかどうなのかと、そういった趣旨のご質問もいただいております。こちらなのですけれども、本年度、それから来年度もそうなのですけれども、プラスチックの引き取り先、再商品化事業者といたしまして、一部マテリアルリサイクル、材料リサイクル、そして残りの半分強の部分はマテリアルリサイクルとなっておるところでございます。そして、それぞれにその振り分けというのは、私どもではこのセンターの分をどこに持っていってという振り分けにつきましては、当行政としてはやっていないところでございます。こういった中での品質の調査、こちら品質調査というのは、半ば抜き打ち的に行われるものでございますので、協会の基準に照らしますと、このような結果、Aランク、最高ランクを数年維持をできていると。それは、3センターにつきましても同じ評価をいただいているものと私どもとしては認識をしているところでございます。
                 〔「一部がマテリアルで残りもマテリアルみたいで……」
                   と言う人あり〕
業務課長(鈴木昌利君) 失礼いたしました。一部がマテリアル、残りはケミカルでございます。大変失礼いたしました。
議長(丸山妙子君) 総務課長。
                 〔総務課長 佐藤賢治君登壇〕
総務課長(佐藤賢治君) 工事の主体につきまして答弁漏れがございました。現在組合が進めております長寿命化工事でございますが、本来であれば久喜市がつくった計画に基づいての施設でございますので、久喜市が実施するのが本来の趣旨でありますが、施設を稼働しながらの工事となりますので、現在の施設管理で行っております組合で施行したほうがスムーズに実施できることから、組合のほうで施行するという手法を選択したものでございます。本来であれば、これは久喜市の事務でございますので、先ほど申し上げました、衛生組合の立場でこれ以上申し上げることはできないということをご理解いただきたいと思います。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) ありがとうございます。
  それで、今本来久喜市の事業になるから、冒頭に市長のほうからもあったこの衛生組合の事業自体が……市長ではなかった。違った。朝のうちにも説明があったし尿については、もう6年度から久喜市のほうに移管するという方向が出されるということですので、大変言いにくいことは承知の上で聞いているのですけれども、ただこの合意書の締結は3者ということで今言われました。ただ、6年度からはもう久喜市のほうで完全にやっていく。それであっても、この衛生組合が責任を持っているのだから、15年という期限が入るのかどうかぐらいは別に言っても問題ないでしょう。それは言えるでしょう。なぜその答え自体を避けるのかがよく分からないのです。私もどちらにも聞いてもいいし、久喜市の議会でも、こちらでも両方でも聞いているのだけれども、たまたま今日こういう機会があったから、こういう質問をしている。15年という期限が入るのかどうか、入る見通しと久喜市のほうから聞いているのかどうかでもいいや、それだけお願いします。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 佐藤賢治君登壇〕
総務課長(佐藤賢治君) 猪股議員の再々質問に対してご答弁申し上げます。
  ただいま地元協議会の合意書につきましては詰めの段階に入っておりまして、そのような段階の中で久喜市のほうも内容に関わることにつきましては、この場所でちょっとつまびらかにすることはできませんことをご理解いただきたいと思います。
                 〔何事か言う人あり〕
議長(丸山妙子君) 暫時休憩しますか、いいですか。
                 〔何事か言う人あり〕
13番(猪股和雄君) 結構です。
議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  次に、渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 3番、渡辺です。一般質問をさせていただきます。
  まず、1番目です。ごみ処理施設の重油、一部灯油のようですけれども、使用の現状についてお伺いをいたします。1です。現在のごみ処理施設、久喜宮代、菖蒲、八甫の重油、灯油の使用について以下伺います。
  (1)です。久喜宮代清掃センター、菖蒲清掃センター、八甫清掃センターの本年度の重油の使用量はどのようであったのか、それぞれ月ごとにお伺いをいたします。資料として提示をしていただきました。ありがとうございます。
  それから、(2)です。重油はこれまで、ごみの焼却を始めるときに、火力が弱い場合と保守点検や施設整備をしたときに、点検のために空運転をする場合に使用すると聞いておりましたが、改めて重油はどのようなときにどのくらいの量を使用するのか、使用目的を伺います。
  (3)です。それぞれの施設では、毎日使用するのでしょうか。月ではどのくらい回数使用するのかお伺いをいたします。
  (4)です。最近市民の方から、かなりの方から聞いております。今後プラスチックを燃やせば重油を使わなくなるので、税金が浮くと聞いたのですが、事実であるかお伺いをいたします。
  (5)です。新たなごみ処理施設でプラスチックごみを燃やすことになった場合の重油の役割はどのようになるのかお伺いをいたします。
  大きい2番です。新たなごみ処理施設の今後の粗大ごみ処理施設、マテリアルリサイクルというふうに市は呼び始めておりますが、それについてお伺いをいたします。
  今後新たなごみ処理施設では、粗大ごみ処理施設の建設も進むことになります。これまで八甫清掃センターでは2度の火災を起こしております。3度目の火災を出さないための施設が必要になることは明らかです。衛生組合としては、どのような施設が望ましいと考えているのかお伺いをいたします。
  久喜市でごみ処理施設の整備基本計画を策定し、進めている中です、今。それで、大体出てきました。その中で、私この間一般質問させていただきまして、そのときには業者選定委員会の中で要求水準書を作るというようなお答えをいただいたのですけれども、火災や爆発にならないようにするという返答をいただきました。組合としてはどのように考えているのか、できれば具体的にお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の質問に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員ご質問の、大項目1についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。各清掃センターにおける重油等の令和2年度月別使用量の実績につきましては、参考資料3ページのとおりでございます。重油等につきましては、焼却処理時に助燃剤として使用しておりまして、一月当たりの平均使用量といたしましては、久喜宮代清掃センターが約14.4キロリットル、菖蒲清掃センターが約2.1キロリットル、八甫清掃センターが約5.9キロリットルとなっております。
  次に、(2)でございます。ごみを適正に完全燃焼させるには、焼却炉内の温度を800度以上に保つ必要がございます。このため、焼却炉内の温度が低下した際に、重油等の助燃剤を使用することで温度管理をしております。特に運転開始時は速やかに炉内温度を上昇させる必要がありますことから、多くの量を使用するものでございます。また、焼却炉内の耐火物を修繕した場合、炉を二、三日空だきして、耐火物を乾燥させる必要がございます。この乾燥だきには、1炉当たり2キロリットルから4キロリットル程度を使用しております。
  次に、(3)でございます。重油等の使用回数につきましては、久喜宮代及び菖蒲清掃センターのストーカ式焼却炉では運転日に毎日使用しておりますが、八甫清掃センターの流動床式焼却炉では、流動している高温の砂の中に、ごみを給じん機により定量投入していることから、焼却炉内の温度が低下しにくい構造となっております。このため、運転中に助燃剤を使用することはほぼなく、主に毎週月曜日の運転開始時に炉内温度を上昇させるために使用しておりますので、週1回程度となっております。一月当たりの使用回数につきましては、久喜宮代清掃センターが約29回、菖蒲清掃センターが約22回、八甫清掃センターが約5回となっております。
  次に、(4)でございます。現在久喜市が進めております新炉では、プラスチックを燃やすごみとして処理すると伺っておりますが、久喜市において新炉の形式や仕様が決定していないことから、現時点では助燃剤の使用については不明確でございます。参考までに、当組合の場合を申し上げれば、焼却する廃棄物は特定の性状のものではなく、多種多様な一般廃棄物でありますことから、プラスチック類を燃やせるごみとして焼却処理した場合でも、助燃装置を全く使用せずに800度以上の安定した燃焼状態を常に保つことは難しいと考えております。
  次に、(5)でございます。新たなごみ処理施設でプラスチックごみを燃やすごみとして処理した場合の重油等の助燃剤の役割といたしましては、現在新炉の形式や仕様が決定していないことから、不明確ではございますが、一般的には(2)でご答弁申し上げました使用目的のとおり、運転開始時の焼却炉の立ち上げ及び運転中の炉内温度の適正な管理や焼却炉の耐火物修繕時の乾燥だきなどが考えられるところでございます。
  続きまして、大項目2についてご答弁申し上げます。災害を出さないためには、ごみを出されるときの分別の徹底や処理施設に投入する前に行っている不適物除去の精度を向上することが重要と考えておりますが、施設といたしましては監視カメラ、警報装置及び散水設備等を効果的に設置することが望ましいと考えられるところでございます。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 再質問をさせていただきます。
  重油のことについて、改めてお聞きをしました。重油は、助燃剤として温度管理をするために必要だということが分かりまして、それから修繕をしたときに、耐火物乾燥のときに必要だということで、2キロから4キロ必要だということを今お伺いしました。まず、そのことについてなのですが、資料でもらった久喜宮代清掃センターの7月が34.3キロと、ここだけちょっと突出しているのですけれども、これは何か理由があるのでしょうか、ちょっとお伺いをいたします。そのほかは、大体平均しているのかなと思うのですけれども、それでやはり修繕が大変大きかったり、長引いたりとかということのときには、やはり重油の量が多くなるのかなというような予想がされるのですけれども、そういう影響があるのかどうかも加えてお伺いをいたします。
  菖蒲も八甫も、そんなに量は多くないなという気はしているのですが、実は資料をちょっとほかの議員さんからお借りしたのですが、令和元年度、令和2年度の重油の量の実績を見ますと、実は使っていない月もあるのですけれども、重油がゼロになっている月があるのです。例えば令和元年度の4月はゼロ、菖蒲清掃センターです。菖蒲清掃センターの6月は、令和元年度も令和2年度もゼロ、8月もゼロ、ゼロ、それから10月の令和元年度はゼロ、11月は令和2年度ゼロという、ゼロになる月もあるのですが、今のご説明ですと、運転時に毎日使うということになっているのですが、このゼロというときは使っていないように思うのですけれども、その説明をしていただければありがたいです。800度に上げるための毎日使うということで、久喜宮代29回、菖蒲は22回、八甫は5回ということで、八甫などは少ないということなのです。ということは、私としては重油とプラスチックの関係はほとんどないというふうに思っているのですけれども、それがどういうわけか市民の皆さんからプラスチックを、本当に分からないのですけれども、かなりの方から聞いているのですけれども、プラスチックを燃やせば重油は使わなくなるのだから、その分は税金が浮くのだから、プラスチックを燃やせば重油と代わるものなのだという、重油をかけて今まで燃やしているのだから、その分プラスチックになるのだからいいのだということは、これは関係ないということですね。それをちょっと聞きたいのですけれども、きちんと。
  それと、重油の役割はこれから不明確で、処理をどういう方式にしていくかがまだ決まっていませんので、どのようになるかは分からないけれども、やはり800度に保つためには、こういう燃焼するための助燃剤みたいなものは使わざるを得ない状態になるということは確認させていただいていいわけですね。それは使うことになる、どういうような形になったとしても、温度管理をしていくためにはある程度使わなければならないものだというふうに確認をさせてもらってもいいということですね。そこをもう一度お願いします。
  それから、2番目です。今のお答えですと、これまでもお答えいただいた、要するに分別の徹底と不適物を除却していくことが必要で重要になってくるという話で、それはこれまでもやっていていただいて、これからも新しいごみ処理施設になる前までもやらなくてはならないものなのですが、新しいごみ処理施設、マテリアルという形をつくり出すということで、それに対してごみ処理施設自体が新しく、要するに火災を起こさないようなための設備ということで、新しく取り入れられるようなものがあるのかなと思って聞いているのですけれども、それはどうなのかもう一回お伺いします。
  それともう一点、業者選定をこれからしていくと思うのですが、そのときには久喜宮代衛生組合のほうではこれだけ実績があるわけですから、この実績を基にした業者選定にはどのように関わっていくのかを教えてください。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再質問に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員の再質問に対し、ご答弁申し上げます。
  まず初めに、お配りした一覧表の中でのご質問かと思います。久喜宮代清掃センターの7月分の重油の使用量のほうが、3万4,378.9リットルになっているという部分のご質問かと思います。非常に燃料の使用量については微妙なところがございまして、まず考え方を申し上げます。重油の使用量につきましては、主に焼却運転の開始時に使用するということを申し上げたわけでございますが、燃やせるごみの中には水分が高いものですとかカロリーが低いもの、そういったものを処理をするときに、焼却温度が下がる傾向にございます。その際に、また助燃剤でバーナーを稼働させて、焼却温度の上昇をさせていくというような役割がございます。したがいまして、含水率が高くなる傾向にございます夏の時期、ちょうど7月から9月の使用量というのが、毎年燃料の使用量が増加する傾向にあるということでございます。
  あと、修繕の関係でご質問があったかと思うのですが、こちらの令和2年度の使用量の実績の中で、修繕の空だきに使った部分としては、菖蒲清掃センターのごみ焼却施設、1月分4,202.0リットルのうち約2,500リットルが空だきで使用してございます。あともう一つが、八甫清掃センターのごみ処理施設、こちら5,865.0リットルのうち3,572リットルを空だきで使用してございます。もう一つ付け加えて、空だきに使用した割には、八甫の5,800という数字がちょっと小さいのではないかということでご指摘があろうかと思うのですが、八甫については2炉焼却炉を持っておりまして、こちらの修繕のときには1炉しか稼働していなかったという関係ございまして、全体としては少なめになっているわけでございます。
  続きまして、令和元年度と2年度の重油量の違いということで、渡辺議員のご指摘のこのゼロというのが、どちらの資料、どのお話か分からないのですが、推測いたしますと、私どもで本日配りました資料というのが今年度の4月から1月までの実績でございまして、恐らく渡辺議員が御覧になっているのが令和元年度の助燃剤関係の購入量の話なのかなと推測をいたします。もし間違っていたら申し訳ございませんが、要は前月に、単位が違ってしまうのですけれども、10キロリットルとか大きな理由で購入をしますと、次の月に買わなくても大丈夫な月が出てくるということでご理解をいただきたいと思います。
  次に、プラスチック関係を燃やせば重油を使わないのかと、関係ないのかということでございますが、次の質問にも関連してまいりますが、新炉で助燃剤として重油等を使わないのかというところにも関連してまいります。こちらにつきましては、先ほどご答弁を申し上げたとおり、まだ久喜市のほうで炉の形式が決まっていないという部分で、私どもでは大変申し訳ないのですが、現状では何とも発言ができかねる部分でございます。どうかその点についてはご容赦をいただきたいと思います。
  次に、大項目2の関係でございます。久喜市において、新たなごみ処理施設についてはマテリアルということの話がございました。新たにそういった中で、業者選定のお話とかがあったかと思うのですけれども、まず私どもの立場としては、久喜市の業者選定のほうには基本的には関わっていかないということで理解をしているところでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 先ほどの新たなごみ処理施設、粗大ごみのほうで、業者選定には関わっていかないということで、私は関わっていくものだとばかり思っていたものですから、要するにこれまでの実績の中で、過去の経験があって、火災を起こしてしまったということもあります。そのときの状況がどうだったのかを踏まえると、こういう施設のほうがいいですよということはある程度あるわけですよね。そういう施設を求めるためには、こうやったほうがいいですよと助言はできるわけですよね。そういったものはしていくのですよね。それもないのですか。全然なくて、新たな施設は久喜市のほうが全部やっていくので、久喜宮代衛生組合としては過去のことの、要するに反省も踏まえて、こうやってやったほうがいいということの助言もないのですか。私は、ちょっとしていくべきだと思うのですけれども、その点もう一回確認をお願いいたします。
  それから、助燃剤のことにつきましては、私の勘違いもありました。すみませんでした。ということは、やっぱり運転をするときには必要になってくるということが分かったのですけれども、そのときの量としては、そんなにいっぱいを入れるわけではなくて、やはり温度を保つときに必要なだけであるので、確認させてください、プラスチックに代わるものではないということ。要するにそれがプラスチックに代わっていけるようなものではないということは確認させていただかないと、何か市民の中に誤解されている方が随分いらっしゃると思うので、プラスチックがあれば重油は入れなくなるというような話とは違うということで、これは認識させていただいていいのかということだけ、もう一度お願いしたいと思います。すみません。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員の再々質問に対し、ご答弁申し上げます。
  新たにできます粗大ごみ施設について、当組合としての助言はないのかというご質問が1点目にございました。衛生組合では、既存の粗大ごみ施設について、長期整備計画に基づき機器更新や修繕を実施し、新たなごみ処理施設稼働まで運転を行う役割を担っていると考えております。そのような中、既存施設の残存期間ですとか費用対効果を勘案しますと、ご答弁申し上げましたとおり、施設につきましては監視カメラ、警報装置及び散水設備等を効果的に設置することが望ましいと考えているところでございます。久喜市には、現在の衛生組合での火災に対する施設の取組について、改めて事務引継等の中で引き継いでまいりたいと考えている次第でございます。
  2点目の、プラスチックを燃やすことによって助燃剤が要らなくなるのかというようなご質問かと思います。こちらにつきましては、先ほど来から新炉の形式、こちらが分かりませんので、私のほうからはこの席でご答弁のほうはできかねます。大変申し訳ございません。
議長(丸山妙子君) 以上で渡辺議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(丸山妙子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、3月23日、火曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論・採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、斉藤議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締切日は3月9日、火曜日、正午までとなっております。具体的にはページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように、具体的に分かりやすく記入してくださるようお願いいたします。
  なお、議案質疑通告書につきましては、持参、ファクス送信、メール送信のいずれも可といたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(丸山妙子君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午前11時55分