〇 招  集  告  示

久宮衛告示第8号

 令和2年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を次により招集する。

  令和2年9月24日

                       久喜宮代衛生組合管理者  梅  田  修  一

                   記

1 期  日  令和2年10月1日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   春  山  千  明  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   成  田  ル ミ 子  君
     5番   浅  倉  孝  郎  君      6番   泉     伸 一 郎  君
     7番   大  橋  き よ み  君      8番   斉  藤  広  子  君
     9番   園  部  茂  雄  君     10番   鈴  木  松  蔵  君
    11番   川  野  武  志  君     12番   塚  村  香  織  君
    13番   猪  股  和  雄  君     14番   丸  山  妙  子  君

不応招議員(なし)

令和2年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会 第1日

令和2年10月1日(木曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議事日程の報告
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 管理者提出議案の上程(議案第9号〜議案第10号)
 7 提案理由の説明
 8 組合に対する質問
 9 次会の日程報告
10 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   春  山  千  明  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   成  田  ル ミ 子  君
     5番   浅  倉  孝  郎  君      6番   泉     伸 一 郎  君
     7番   大  橋  き よ み  君      8番   斉  藤  広  子  君
     9番   園  部  茂  雄  君     10番   鈴  木  松  蔵  君
    11番   川  野  武  志  君     12番   塚  村  香  織  君
    13番   猪  股  和  雄  君     14番   丸  山  妙  子  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  梅  田  修  一  君
   副管理者  新  井  康  之  君

   会  計  渡  辺  一  弘  君
   管 理 者

   参  与  荻  野  和  久  君
   参  与  齋  藤  和  浩  君
   事務局長  宮  内  敦  夫  君
   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   施設課長  諏  訪  忠  司  君

   総 務 課  松  本  弘  文  君
   主  幹

   業務課長  赤  羽  貴  裕  君
   補  佐

   菖蒲清掃  河  野  一  郎  君
   センター
   所  長

   八甫清掃  関  根  慶  樹  君
   センター
   所  長

   施設課長  松  本     玲  君
   補  佐

 本会議に出席した事務局職員
   書  記  森  田  洋  輔
   書  記  松  本     学
   書  記  安  本  真  希



    ◎報告等
議長(丸山妙子君) 開会前ではございますが、事務局より報告事項があるようでございます。事務局長、よろしくお願いいたします。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) おはようございます。貴重なお時間をいただきありがとうございます。1件ご報告を申し上げたいと思います。
  本衛生組合におきましては、議員の皆様ご存じのとおり、識見者1名、議員選出1名の2名の監査委員を置いているところでございます。このうち識見者の監査委員であります佐藤晟監査委員より一身上の都合を理由として退職の願いがございました。8月31日をもって管理者に承認されたところでございます。後任につきましては、準備が整い次第、監査委員の選任についてご同意をお願いする議案を上程したいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
  なお、佐藤元監査委員におかれましては、ご逝去されまして昨夜がお通夜、本日が告別式ということで連絡がございました。まだ詳細は分からないところもありますけれども、ご冥福をお祈り申し上げまして、取り急ぎご報告とさせていただきます。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎開会の宣告                           (午前 9時00分)
議長(丸山妙子君) ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、これより令和2年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
議長(丸山妙子君) それでは、本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
議長(丸山妙子君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(丸山妙子君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において
    1番  春 山 千 明 議員
    2番  新 井   兼 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(丸山妙子君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  斉藤議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 斉藤広子君登壇〕
議会運営委員長(斉藤広子君) おはようございます。令和2年第4回定例会につきましては、さきの9日24日木曜日午前9時より、当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告申し上げます。
  本定例会に提出された議案は、管理者提出議案が2件でございます。また、一般質問は7人を予定しております。
  以上のことから、会期につきましては、本日10月1日から10月30日までの30日間ということで決定いたしました。
  次に、本定例会の議案質疑の締切りにつきましては、10月8日木曜日の正午までとすることで決定いたしました。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日10月1日から10月30日までの30日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
 なお、本定例会の議案質疑書の締切日につきましては、先ほど委員長から報告がありましたとおり、10月8日木曜日の正午までとすることで決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(丸山妙子君) 日程第6、議案第9号及び議案第10号を一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(丸山妙子君) 日程第7、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いいたします。
                 〔管理者 梅田修一君登壇〕
管理者(梅田修一君) 皆様、改めましておはようございます。本日、令和2年久喜宮代衛生組合議会第4回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集賜り、ご審議いただきますことを厚く御礼を申し上げます。
  それでは、本定例会にご提案申し上げております議案の説明を申し上げます。本日、本定例会に提案いたします議案は2議案であります。
  初めに、議案第9号 令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についてであります。地方自治法第233条第3項の規定により、令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということで調整をしております。
 決算書の2ページでございます。まず、歳入です。予算現額36億4,960万5,000円、調定額36億6,267万1,236円、収入済額36億6,255万2,596円、不納欠損額4,590円、収入未済額11万4,050円です。
  次に、歳出であります。4ページをお開きいただきたいと存じます。予算現額36億5,554万5,000円、支出済額35億2,859万1,481円、翌年度繰越額なし、不用額が1億2,695万3,519円であります。
  次に、議案第10号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)についてです。別冊で調整してありますので、補正予算書の1ページをお開きください。第1条でありますが、歳入歳出予算の補正ということで、歳入歳出それぞれ2,826万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ39億441万8,000円に改めたいという内容などであります。
  以上が本定例会に上程する議案2件となります。なお、詳細につきましては、事務局長をして補足説明をいたさせますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
  事務局長、お願いいたします。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) それでは、議案第9号から議案第10号の補足説明をさせていただきます。
  まず、議案第9号 令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定につきまして補足説明を申し上げます。お手元の決算書並びに決算に係る主要な施策の成果に関する調書に従いましてご説明を申し上げます。
 初めに、事項別明細書によりご説明させていただきます。歳入歳出決算書の8、9ページ、成果調書は7ページを御覧いただきたいと存じます。1款分担金及び負担金でございます。予算現額、調定額、収入済額、いずれも28億4,228万3,000円でございます。組合規約第13条の規定に基づく負担金でございまして、組合歳入の根幹をなすものでございます。事業費を平準化するため組合債を増額したことにより、平成30年度に比べ約4,194万2,000円の減額となってございます。構成市町及び支払区分別の内訳につきましては、備考欄の記載のとおりでございまして、久喜市が23億7,474万7,000円、宮代町が4億6,753万6,000円の負担をいただいております。
 2款使用料及び手数料でございます。予算現額2億7,080万7,000円、調定額2億8,354万7,988円、収入済額2億8,342万9,348円でございます。主なものは、成果調書8ページ、2項の手数料による収入でございまして、2項手数料、1目塵芥処理手数料でございますが、収入済額2億7,158万5,060円となりまして、搬入事業所数や事業系ごみの搬入量が増加したこと、また昨年10月に手数料に消費税を転嫁する改定を行ったことから、平成30年度に比べ1,705万6,060円の増となっております。
  また、成果調書10ページ、2目し尿処理手数料でございますが、令和元年度は、八甫清掃センターの搬入量の増加、また昨年10月に手数料に消費税を転嫁する改定を行ったことから、収入済額が1,111万8,610円と、平成30年度に比べ19万2,140円の増となっております。一方、手数料全体では11万4,050円の収入未済額となっておりますが、店舗の閉鎖等により徴収が困難な状態となっております。また、不納欠損額4,590円でございますが、地方自治法第236条第1項の規定に基づき、調定年度終了後5年を経過し、消滅時効となりましたことから不納欠損とするものでございます。
 次に、決算書10、11ページ、成果調書は11ページを御覧いただきたいと存じます。3款財産収入でございます。予算現額7,374万3,000円に対しまして、調定額、収入済額ともに6,320万9,733円でございます。備考欄に記載いたしましたとおり、各清掃センターにおける資源回収に伴う有価物及びごみ処理過程から発生した有価物の売払代金でございます。平成30年度に比べ、全体的に売却単価の下落により1,614万5,227円の減となっております。清掃センターごとの売却量や売却額の内訳につきましては、成果調書の11ページから13ページに記載してございます。
 次に、4款繰入金でございます。成果調書は14ページでございます。予算現額、調定額、収入済額、いずれも6,300万円でございまして、歳入と歳出の調整を行うため、財政調整基金から取り崩し、繰入れをしたものでございます。
 次に、5款繰越金でございます。予算現額6,990万1,000円に対しまして、調定額、収入済額ともに7,584万3,045円でございます。平成30年度決算での余剰金のうち、地方自治法第233条の2の規定により、財政調整基金に積立てをした残りを令和元年度の歳入として収入したものでございます。
 次に、決算書12、13ページ、成果調書は15ページを御覧いただきたいと存じます。6款諸収入でございます。予算現額787万1,000円に対しまして、調定額、収入済額とも1,278万7,470円でございます。主なものは2項雑入、1目雑入でございまして、備考欄にございますが、有料広告掲載料や駐車場協力金、久喜宮代清掃センターの送電線線下補償料、八甫清掃センターのペットボトル有償入札拠出金が主な歳入でございます。平成30年度と比較しますと339万9,445円の増額でございまして、主な増額内容は、3年に1度納入をいただいております久喜宮代清掃センターの送電線線下補償料、またペットボトル有償入札拠出金の増額が主な理由となっております。
 成果調書は16ページ、7款組合債でございます。予算現額、調定額、収入済額とも3億2,200万円でございます。久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設整備事業債2億1,400万円、粗大ごみ処理施設整備事業債1億800万円となってございます。借入れ先は、埼玉県及び埼玉りそな銀行久喜支店でございまして、償還期間は1年据置きの5年間、年利は、埼玉県が0.001%、埼玉りそな銀行久喜支店が0.1%でございます。
 決算書14、15ページ、歳入合計でございますが、予算現額36億4,960万5,000円に対しまして、調定額36億6,267万1,236円、収入済額36億6,255万2,596円、不納欠損額4,590円、収入未済額は11万4,050円でございます。予算現額に対します収入済額は100.4%、調定額に対します収入済額の比率、つまり収納率は99.9%でございます。
 以上が歳入の概要でございます。引き続き歳出につきまして補足説明を申し上げます。
 決算書の16、17ページ、成果調書の17ページを御覧いただきたいと存じます。1款議会費でございます。予算現額195万6,000円に対しまして、支出済額が164万9,302円、執行率は84.3%でございます。組合議員14名の報酬や視察研修、会議録の調製など議会を運営する経費でございます。令和元年度は、臨時会、定例会、それぞれ2回開催させていただき、平成30年度決算、令和元年度予算、会計年度任用職員制度関係など合計14議案をご審議、ご議決いただいたところでございます。
 また、視察研修でございますが、令和元年7月19日に茨城県常総市役所、常総環境センターを訪問いたしまして、災害廃棄物処理の実務について講義を受けたところでございます。
 次に、2款総務費でございます。予算現額1億2,359万円に対しまして、支出済額1億1,701万4,608円、執行率が94.8%でございます。内容は、衛生組合の総務に関する事業全般の経費でございます。まず、1項総務管理費、1目一般管理費でございますが、予算現額9,532万2,000円に対しまして、支出済額9,109万984円、執行率95.6%でございます。
 決算書17ページからの備考欄、成果調書は18ページを御覧いただきたいと存じます。まず、1の一般事務管理事業(共通)でございます。主な内容でございますが、正副管理者などの報酬、事務局長をはじめ総務課職員の給与費などの人件費、人事給与、財務会計システムの保守業務など衛生組合全般の事務に係る経費でございまして、決算額は8,308万1,851円でございます。平成30年度の決算額に比べ、人事異動に伴います人件費や改元に伴います財務会計システムの改修など、892万8,540円の増となってございます。
 続きまして、決算書21ページの備考欄の5、成果調書の19ページでございますが、周辺地区環境整備事業(久喜宮代)、19節負担金、補助及び交付金でございます。こちらにつきましては、久喜宮代清掃センター周辺の宮代台、沖の山、下早見、太田袋、それぞれ4地区との協定に基づき、平成29年度から5年間で、各地区とも総額700万円を限度に補助金を交付するものでございます。令和元年度は、沖の山地区に30万円、太田袋地区に240万7,364円、宮代台地区に175万円、合計445万7,364円の補助金を交付いたしました。
 続きまして、6の周辺地区環境整備事業(八甫)、19節負担金、補助及び交付金でございますが、まず幸手関係地区住民環境衛生負担金につきましては、幸手地内関係4地区への環境衛生負担金でございまして、1地区当たり20万円で合計80万円、また鷲宮・栗橋生活環境保全協議会への負担金として100万円、合計で180万円の負担金を支出したものでございます。
 次に、決算書20、21ページ、成果調書20ページ、2目財産管理費でございます。予算現額2,805万円に対しまして、支出済額2,571万4,024円、執行率は91.7%でございます。これは、衛生組合の財産を管理するための経費でございまして、決算書21ページから27ページの備考欄にございますように、各清掃センターの事務庁舎や公用車等の資産全般の管理に要する経費、各清掃センターの除草や樹木の剪定など場内整備に係った費用でございます。成果調書では21ページになりますが、各施設とも老朽化が進行しているため、毎年度の修繕工事の実施を余儀なくされているところでございます。
 続きまして、決算書26、27ページ、成果調書は22ページになります。3目公平委員会費でございます。予算現額2万6,000円に対しまして、支出済額1万7,600円、公平委員3名分の報酬になります。
 次に、2項監査委員費でございます。予算現額19万2,000円、支出済額、同額、監査委員2名の報酬でございます。
 次に、決算書28、29ページ、成果調書23ページをお開き願います。3款衛生費でございます。予算現額32億6,141万7,000円に対しまして、支出済額31億6,011万10円、執行率は96.9%でございます。衛生組合全体の清掃事務経費でございまして、1目の清掃総務費、2目の塵芥処理費、3目のし尿処理費で構成されております。
 まず、1目清掃総務費でございます。予算現額5億1,001万7,000円に対しまして、支出済額4億8,063万4,184円、執行率は94.2%でございます。
 主な内容ですが、決算書29ページから37ページの備考欄にございますとおり、業務課・施設課職員及び菖蒲・八甫清掃センターにおける人件費、各種負担金、光熱水費などの清掃事務の管理に係る費用、また廃棄物減量等推進員及びごみの減量に向けた各種施策に要する費用でございます。この清掃総務費につきましては、成果調書23ページから33ページに掲載してございます。
 次に、決算書36、37ページ、成果調書34ページ、2目塵芥処理費でございます。予算現額25億552万2,000円に対しまして、支出済額24億3,948万619円、執行率97.4%でございます。
 主な内容でございますが、決算書の37ページから47ページの備考欄にございますとおり、各清掃センター管内における資源やごみ全般など、一般廃棄物の収集業務や回収業務、各清掃センター施設の管理や運営に関する業務委託、さらに施設の修繕に係る工事請負、各清掃センターから発生する焼却灰やばいじんなどの資源化や処分に要する費用でございます。
 決算書37ページからの塵芥収集料金事業でございますが、一般廃棄物収集等に係る清掃センターごとの委託料を見てみますと、久喜宮代清掃センターが3億7,888万8,839円、39ページ、菖蒲清掃センターが1億1,145万9,563円、41ページ、八甫清掃センターが3億3,724万6,688円となっております。
  また、決算書41ページからの各清掃センターのごみ処理施設管理運営事業でございます。4、久喜宮代清掃センターのごみ処理施設管理運営事業費は6億9,543万847円、そのうち委託料が3億4,349万1,744円、工事請負費が、ごみ焼却施設機器修繕工事2億1,723万3,500円、粗大ごみ処理施設機器修繕工事1億1,089万1,000円、合計で3億2,812万4,500円となっております。
  次に、決算書43ページでございます。5、菖蒲清掃センターのごみ処理施設管理運営事業費は、2億2,278万2,214円でございまして、そのうち委託料が8,814万7,173円、工事請負費が1億3,156万5,500円、こちら、ごみ処理施設機器修繕工事でございます。
 決算書45ページでございます。6、八甫清掃センターのごみ処理施設管理運営事業費は4億2,123万3,361円でございまして、そのうち委託料が3億8,905万4,216円、工事請負費が1,980万円、こちらは粗大ごみ処理施設機器修繕工事でございます。
 次に、決算書45ページからの塵芥処分事業でございますが、焼却灰やばいじんなど路盤材やセメント原料などへの資源化や最終処分など塵芥処分に係る経費でございます。清掃センターごとの決算額ですが、7、久喜宮代清掃センターは1億4,990万8,129円、47ページ、8、菖蒲清掃センターは3,490万6,263円、9、八甫清掃センターは7,525万6,486円でございます。
 以上、申し上げました2目塵芥処理費でございますが、成果調書の34ページから47ページに記載してございます。
 次に、決算書46、47ページ、成果調書は49ページ、3目し尿処理費でございます。予算現額2億4,587万8,000円に対しまして、支出済額2億3,999万5,207円、執行率が97.6%となっております。主な内容といたしましては、決算書47ページから49ページの備考欄にございますが、久喜宮代清掃センターと八甫清掃センターにおけるし尿処理全般に要する経費でございます。久喜宮代清掃センターでは、し尿収集料金事業といたしまして1,205万7,338円、全額がし尿の収集業務委託料でございます。
 決算書49ページ、久喜宮代清掃センターにおけるし尿処理施設管理運営事業でございますが、1億3,431万3,629円でございます。このうち施設の運転管理や汚泥の堆肥化による最終処分などの委託料は1億3,291万4,940円となっております。また、八甫清掃センターにおけるし尿処理施設管理運営事業は9,362万4,240円でございます。このうち施設の運転管理や焼却灰の最終処分などの委託料は9,288万1,812円となっております。
  次に、決算書48、49ページ、成果調書52ページ、4款公債費でございます。予算現額2億4,982万1,000円に対しまして、支出済額2億4,981万7,252円、執行率は99.9%でございます。内容は、ごみ処理施設機器改修整備事業等の償還金でございます。各清掃センターの合計で、元金が2億4,952万円、利子が29万7,252円でございます。償還実績などにつきましては、成果調書の52ページから54ページに記載してございます。
 次に、決算書50、51ページ、成果調書55ページ、5款諸支出金でございます。予算現額4,000円に対しまして支出済額309円でございます。これは、財政調整基金の積立てにより発生した利子を一般会計に収入後、基金に積み立てたものでございます。
 次に、決算書52、53ページ、成果調書56ページ、6款予備費でございます。当初予算額2,000万円に対しまして124万3,000円を充用してございます。
 以上、歳出合計、予算現額36億5,554万5,000円、支出済額35億2,859万1,481円、執行率は96.5%となってございます。
 続きまして、決算書54ページの実質収支に関する調書を御覧いただきたいと存じます。歳入総額36億6,255万2,596円、歳出総額35億2,859万1,481円、歳入歳出差引額1億3,396万1,115円、翌年度へ繰り越すべき財源なし、実質収支額1億3,396万1,115円でございます。
 なお、地方自治法第233条の2の規定による基金繰入額でございますが、実質収支額の2分の1以上になります6,698万1,000円を財政調整基金に繰り入れるものでございます。
 続きまして、決算書56、57ページの財産に関する調書を御覧いただきたいと存じます。1、公有財産の(1)土地及び建物、58ページの2、物品ともに前年度からの増減はございません。
 3、基金につきましては、前年度末現在高6,453万1,000円、決算年度中増減高690万5,000円の増となりまして、決算年度末現在高は7,143万6,000円でございます。
 以上が、議案第9号 令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算認定についての補足説明でございます。
 続きまして、議案第10号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)につきまして補足説明を申し上げます。別冊の補正予算書2ページを御覧いただきたいと存じます。第1表のとおり、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,826万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ39億441万8,000円とするものでございます。
  次に、3ページの第2表、債務負担行為の補正でございます。令和3年度における事務を執行するため、第2表のとおり追加するものでございます。共通経費分といたしまして、議会会議録調製業務委託、限度額105万4,000円、ホームページ保守点検業務委託、限度額60万円を定めさせていただくものでございます。
 次に、久喜宮代清掃センター分といたしまして、総合受付業務委託、限度額910万円を定めさせていただくほか、一般廃棄物の収集業務委託や資源回収業務委託など23件でございます。
 4ページ、菖蒲清掃センター分でございますが、直接搬入等受付計量業務委託、限度額340万円のほか、一般廃棄物の収集業務委託や資源回収業務委託など17件でございます。八甫清掃センター分でございますが、同じく直接搬入等受付計量業務委託、限度額340万円のほか、一般廃棄物の収集業務委託や資源回収業務委託など17件でございます。
  次に、10、11ページ、事項別明細書の2、歳入、1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。前年度決算による繰越金の確定に伴い4,523万9,000円を減額するものでございます。内訳につきましては、説明欄に記載いたしましたとおりでございます。
 次に、6款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございます。令和元年度決算繰越金の確定によるもので、1,697万8,000円を増額するものでございます。
 次に、歳出でございます。12、13ページをお開き願います。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費1,162万円の減額でございます。本年4月1日付の人事異動に伴い、総務課職員の構成が変わったため給料や手当などを見直ししたことによる減額でございます。
 次に、2目財産管理費でございます。こちらは、老朽化してまいりました八甫コミュニティセンターを地元の皆様に長く利用していただくため、本年度におきまして改修計画を策定し、今後の改修工事等の基礎資料とするものでございまして、49万5,000円を計上するものでございます。
 次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費406万4,000円の増額でございます。総務費と同様に、4月1日付の業務課、施設課の事務職員及び現業職員の人事異動等に伴います増額でございます。
 次に、16、17ページ、2目塵芥処理費514万1,000円の減額でございます。内訳でございます。(1)、塵芥収集料金事業(久喜宮代)では、燃やせないごみ、有害ごみの収集の委託料が39万7,000円の減額でございます。また、償還金、利子及び割引料、こちらは粗大ごみ処理券の還付制度に伴います還付金でございますが、23万5,000円の増額でございます。
 (2)、塵芥収集料金事業(菖蒲)につきましては、資源回収業務委託が5万1,000円の減額、過誤納金の還付が4万円の増額でございます。
  (3)、塵芥収集料金事業(八甫)につきましては、有害ごみの収集業務委託が11万円の減額、過誤納金の還付が8万5,000円の増額でございます。
 18ページ、19ページでございます。(4)、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)、(5)、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)につきましては、説明欄記載の委託契約の確定によります委託料の減額でございまして、久喜宮代清掃センターが13万3,000円、菖蒲清掃センターが6万円の減額でございます。
 (6)、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)につきましては、委託料15万円の減額に合わせ、さきの臨時会で補正予算をご承認いただきました、八甫清掃センターの火災復旧工事が完成したことから不用となった工事請負費460万円を減額するものでございます。
 次に、3目し尿処理費1,569万5,000円の減額でございます。(2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)につきましては、運転管理業務委託1,564万2,000円の減額、(3)、し尿処理施設管理運営事業(八甫)につきましては、作業環境中ダイオキシン類測定調査業務委託5万3,000円の減額でございます。
 続きまして、4款公債費、1項公債費、2目利子36万4,000円の減額でございます。こちらは、借入金の利子が確定したことによる減額でございます。
 以上が、議案第10号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第2号)の補足説明でございます。
 以上をもちまして、本定例会に提案いたします議案の補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(丸山妙子君) 以上で補足説明を終わります。
  ここで、監査委員より令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算の審査についての報告を求めます。
  新井監査委員、お願いいたします。
                 〔監査委員 新井 兼君登壇〕
監査委員(新井 兼君) おはようございます。ご指名いただきました監査委員の新井でございます。
  決算審査報告に入ります前に、長年監査委員としてご尽力くださいました元監査委員の佐藤晟氏のご冥福をお祈り申し上げます。
 令和2年7月29日、久喜宮代衛生組合会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付された令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計決算に係る審査を執行いたしました。
  初めに、審査の対象といたしましては、令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算、令和元年度実質収支に関する調書及び令和元年度財産に関する調書でございます。
  次に、審査の方法といたしましては、令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類等に基づきまして、その計数の正否や予算の執行状況の適否について審査を執行いたしました。
  その結果、審査に付された久喜宮代衛生組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類は、いずれも法令に準拠して調製されており、計数も関係諸帳簿と照合した結果、正確であり、予算執行は適正になされているものと認められたことをご報告いたします。
  詳細につきましては、お手元に配付させていただきました決算審査意見書のとおりでございますが、13ページのむすびの中段から読ませていただきます。
  当組合の各処理施設は、久喜宮代清掃センターのごみ処理施設1号炉が45年、最も新しい菖蒲清掃センターでも31年が経過している。また、各清掃センターの粗大ごみ処理施設も同様に約30年以上が経過しているところである。これらの施設は老朽化が著しく、これまで計画的に大規模改修工事等を実施し、延命化を図ってきたが、稼働の限界が近づいてきている。
  このことから、久喜市では、令和8年度の完成を目標に新たなごみ処理施設の整備計画を進めており、それに合わせて、本組合では、処理施設の延命化工事を進めているところである。
  久喜市の新炉稼働までの間、各施設の延命化・維持管理においては、住民生活に多大な悪影響を与えるような事態が発生しないよう、適切な工事の施工・維持管理に努められたい。
 また、現在、新型コロナウイルス感染症が社会の脅威となっている。清掃行政は、住民の日常生活を支える基盤であり、このような事態に的確に対応し、可能な限り業務を継続する必要があることから、対策を検討することはもちろん、必要な物品・資機材等の備蓄に十分配慮されたい。
  最後に、今後の本衛生組合の財政運営に当たっては、構成する久喜市及び宮代町の厳しい財政状況の中、大局的な見地から行政コストを捉え、適正かつ効率的な執行に努められるよう要望するものである。
  以上でございます。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(丸山妙子君) 日程第8、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、新井議員、お願いいたします。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  大項目1番、充電式乾電池による処理設備内の火災リスクの低減についてです。近年のモバイルバッテリー等の混入が原因と推測される火災による設備破損のリスク低減に関し、以下の点についてお伺いいたします。
  (1)です。モバイルバッテリー、電子たばこ等の充電式電池は、衛生組合では有害ごみとして回収しています。充電式電池は、資源の有効な利用の促進に関する法律により指定再資源化製品に指定されていますが、回収後の再資源化はどのように行われているのか、処理状況についてお伺いいたします。
 (2)です。一般社団法人JBRCに加盟する会員企業の使用済み充電式電池は、家電販売店、ホームセンター等の産廃排出協力店で回収を行っており、組合ホームページでも当該内容が掲載されています。当該内容の住民への周知が十分と考えているのか、衛生組合の見解をお伺いいたします。
 (3)です。家電販売店、ホームセンター等の産廃排出協力店だけでなく、市町の各公共施設にもリサイクルボックス缶を設置し、回収ができたほうが各清掃センター処理設備内での火災リスクの低減に資すると考えます。組合と市町が連携して一般社団法人JBRCの一般廃棄物排出者登録に加わることはできないか、衛生組合の見解をお伺いいたします。
  次に、大項目2番、会計年度任用職員を含むストレスチェックの実施についてです。組合採用職員や構成市町の派遣職員は、おのおのの派遣元の市町でストレスチェックを受けているところです。労働安全衛生法令上の趣旨にのっとれば、常時勤務する労働者に対しては、会計年度任用職員を含めてストレスチェックを実施することが適切と考えますが、衛生組合の見解をお伺いいたします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 新井議員の質問に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) おはようございます。新井議員ご質問のうち大項目1の(1)についてご答弁申し上げます。
  当組合で有害ごみとして回収したモバイルバッテリーや電子たばこ等の充電式電池につきましては、埼玉県清掃行政研究協議会を通じて廃乾電池等処理共同企業体に処理を委託しており、当企業体の代表者である野村興産株式会社へ廃乾電池と一緒に排出し、再資源化処理を行っております。
 モバイルバッテリーや電子たばこ等の充電式電池は、主に充電式リチウムイオン電池が使用されておりますが、この処理状況といたしましては、熱処理により外装のプラスチックを除去した後、資源となる銅やコバルト・ニッケルの再生物を回収し、再資源化として売却しております。売却された銅の再生物は、様々な銅製品に使用されたり、コバルト・ニッケルの再生物は耐熱鋼特殊合金として飛行機のジェットエンジンの部品などに使用されることで再利用されております。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 新井議員ご質問の大項目1のうち、(2)、(3)についてご答弁申し上げます。
  初めに、(2)でございます。現在、使用済みの小型充電式電池の処分につきましては、一般社団法人JBRCに加盟して回収を行っている当組合の管内の小売店舗を当組合のホームページ、収集カレンダー及び分別アプリを通じて住民の皆様にお知らせをしているところでございます。今後も多くのご協力をいただきますよう、広報紙への記事の掲載についても取り組んでまいりたいと考えております。
  次に、(3)でございます。一般社団法人JBRCでは、リサイクルボックスの設置場所として小売店舗に加え、市町村や一部事務組合も登録可能とのことでございます。つきましては、当組合も登録の上、各清掃センターへのリサイクルボックスの設置を進めるとともに、構成市町にも公共施設への設置について検討いただきますよう働きかけを行ってまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 新井議員ご質問のうち、大項目2についてご答弁を申し上げます。
  本衛生組合では、職員のメンタルヘルスの不調のリスクを低減させるとともに、その結果を集団分析し、職場環境の改善につなげることで職員のメンタルヘルス不調を未然に防止することを目的といたしまして、毎年ストレスチェックを実施しているところでございます。
 ストレスチェックの対象者でございますが、労働安全法の各規定に従いまして、組合採用の常勤職員のみを対象として実施しており、パートタイムの会計年度任用職員につきましては、週の労働時間が常勤職員の4分の3未満ということで対象外としているところでございます。
 なお、久喜市及び宮代町からの派遣職員につきましては、それぞれ派遣元の市町でストレスチェックを受けているところでございます。
 今後につきましては、職場における労働者の安全と健康の確保を図り、快適な職場環境の形成をするという労働安全衛生法の本旨を踏まえまして、常時勤務する職員につきましては、常勤職員、会計年度任用職員といいました立場の違いにはとらわれず、ストレスチェックの実施対象をできる限り拡大してまいります。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 丁寧に答弁いただきましてありがとうございました。それでは、何点か再質問させていただこうと思います。
  まず初めに、大項目1番のほうなのですが、少しこれは確認の意味も含めてお聞きしたいのですけれども、そもそもモバイルバッテリー等の混入がしないように、回収の時点で水際対策というのが当然必要になってくると思います。その次が、今度は回収したごみの中にそういったモバイルバッテリー等が混入しているというのをどう手作業などで選別するかというのも必要になってくるのかなと。3つ目としては、設備として火災が起きないような耐火性を上げるとか、迅速に火災を発見、消火するような設備を強化していくという意味合いになると思うのですけれども、そういった流れが必要になってくると思います。今回は、その水際対策をどうしていきましょうかというのをお聞きしているのですけれども、全体的な対策というのは、組合としては何か持っているのですかというのを一つ確認させてください。
  次が、2つ目の再質問になるのですが、これからJBRCによる回収の案内というのも、今ホームページとかアプリとかでもやっているのですけれども、それに加えて広報紙も活用していきますというお話もいただきました。過去の組合だよりを見ると、何回か掲載もしていただいてはいるので、これまでもやってきているというのは、すごく重々承知をしております。ただ、これを見ると、実際どこにその回収する場所があるかとか、その利用者の立場に立った目線から見ると少し案内が不足をしているというか丁寧でないというような認識を持ちました。これについては、どういう改善をした上で情報発信していくかというのを教えてください。
  (3)番のほうでは、これから組合でも取り組んでいきますし、市町に対しても呼びかけをしながら回収ボックスを設置していくような方向で考えているということですので、これはもう特に私から言うことはありませんので、積極的にうまく連携をしながら進めていただきたいと思います。
  それで、大項目の2番のほうについてお聞きします。先ほどのお話ですと、常時勤務する労働者に対してはストレスチェックをしていきたいという趣旨で、会計年度任用職員も含めてやっていっていただけるということでお願いをしますし、これからも頑張っていただきたいと思うのですが、今考えている状況の中で、どういったストレスチェックを会計年度任用職員さんにもしていくのかという内容と、あとは今後の実施スケジュール、どういった段階を踏んで、いつからそのストレスチェックを始めるかという概要をお聞かせ願えればと思います。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 新井議員の再質問に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 新井議員の再質問に対しご答弁申し上げます。
  モバイルバッテリーが混入しない水際の対応ということでございます。火災が起きました後に私どもで実施していることを申し上げます。まず、火災の原因と考えられます充電式電池を使用している機器の処理機への投入を防止するために、先ほどご指摘もいただいたわけですが、手選別の強化をしております。火災の原因となるそういった電池を使用している機器に対して、各センターで運転管理や手選別を実際に行っている職員を対象といたしまして研修会のほうを実施してございます。
 八甫清掃センターの施設に関しての取組でございますが、火災復旧工事におきまして、新たな監視カメラとして1台増設をさせていただいております。あわせて、火災時の対応としての散水ノズルの新設を2本させていただいております。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 新井議員の再質問にご答弁いたします。
  まず、1点目でございます。現状における火災対策の水際の対策という内容でございます。収集部門におきましては、燃やせないごみの中に、そういった火災の原因となり得る本来有害ごみで集めるべき品物、こういったものの混入を収集の際に再度確認するようにということで、現場の者には、八甫清掃センターのみならず、久喜宮代、菖蒲も含めた3センターの収集業者にその旨を改めて伝えたところでございます。加えまして、今回の出火事故の抑制を今後につきましても図るべく、収集段階のそういった目視だけでは非常に対策としては弱い面もあろうと考えておりますので、電気シェーバー、電気歯ブラシなど、こういった充電池が内蔵されているにもかかわらず取れない品物は、やむなく現在燃やせないごみということで収集はしておりますが、そういった品物に関しても、場合によっては火災の原因となり得ることが考えられますので、そういった品物を含めました充電式の小型家電につきましても、来年度からの有害ごみの対象品目とすることにつきまして、現在検討を行っているところでございます。
  2点目でございます。こちらのJBRCの登録事業所の広報に関するご質問をいただいております。おっしゃるとおり、衛生組合では様々な媒体を通しまして、こちらのJBRCの取組、住民の方にご協力いただきますよう周知をしているところでございます。確かに各媒体にはスペース的な問題もございます。ホームページ、あと分別アプリにつきましては、登録業者十数店舗あろうと思います。そちらにつきましては全て掲載をしております。今後の広報紙等への掲載につきましても、極力スペースを確保することで個別の店舗をご案内させていただき、住民の方々の利便性を図りますよう取り組んでまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 新井議員の再質問のストレスチェックの項目の関係にご答弁を申し上げます。
  まず、1点目でございますが、どのような取組、どのような対象でやっていくかという内容でございます。こちらにつきまして今現在考えておりますのは、厚生労働省の定めるストレスチェック制度実施マニュアル、こちら常勤職員で行っております心身のストレス反応と仕事のストレスの要因、こちらは全く同じものをやりたいと考えているところでございます。
  続きまして、2つ目でございます。いつから具体的にということでございます。今現在、会計年度任用職員3名の方に勤務をしていただいているところでございますが、まずは現行予算でできるのか、見積り等々をいただきまして検討してまいりたい。また、本年度の現行予算でできない場合、そちらについても来年度幾らぐらい上がるのか、またそういったことを検討しながら、本年度無理、ちょっと難しいということになりましたならば、来年度予算に計上させていただきたいと考えてございます。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) 以上で新井議員の質問を打ち切ります。
  次に、斉藤議員、お願いいたします。
                 〔8番 斉藤広子君登壇〕
8番(斉藤広子君) 議席番号8番、斉藤です。通告に従い質問させていただきます。
  大項目1番、既存のシステム等を活用して。
 (1)、ごみ分別アプリは、ごみの分別促進やごみの排出が分かりやすく、ごみの捨て方や捨てる日付など、毎日アプリを確認されている方がおります。そこで、ごみ分別アプリにごみ処理に関するスローガンや情報、連絡事項を今日の一言という感じで載せることは大変有効と思いますが、対応は可能か伺います。
  (2)、毎日市内や町内で目にするごみ収集車(パッカー車)は、久喜宮代衛生組合の公用車のボディーにごみ処理に関するスローガンや標語をラッピングやステッカーにして広報活動を行っていくべきと思うがどうか。
  大項目2番、2年延長された新ごみ処理施設に対して。
 (1)、久喜宮代清掃センターの焼却炉1号路は45年、2号炉は40年と大変老朽化が著しいが、久喜市の新ごみ処理施設の2年延長について、今後耐震の延命化についてどのように考えているのか伺います。
  (2)、久喜宮代清掃センター・焼却施設の今後の年間メンテナンス、修理などに係る経費について伺います。
  (3)番、万が一、新ごみ処理施設の開設に間に合わず故障した場合の処置についての取組について伺います。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 斉藤議員ご質問の大項目1についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。当組合の分別アプリにはごみの分別方法や収集日に関する事項のほかに、住民の皆様への連絡事項をお知らせする機能がございます。ごみの出し方について特にご注意いただきたいことや日曜開庁の情報、各種補助制度の情報のほか、最近では新型コロナウイルス感染症の関連事項や布・衣類の排出抑制に関するご協力のお願いを掲載しております。当組合の分別アプリにおいて、スローガンや標語等をお伝えする場合、このお知らせ機能を使用することとなります。しかしながら、スローガンや標語を頻繁に更新いたしますと、住民の皆様にお伝えしたい緊急事項や情報は更新履歴の中に埋没してしまい、うまく伝わらないことが考えられますことから、これまでと同様に必要な情報をお伝えすることに重点を置いた運用を心がけてまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。ごみの減量化やごみの分別徹底など、ごみ処理の主役は住民の皆様であり、広報活動は当組合の重要な業務の一つと認識しているところでございます。車両を使用した広報手段の一つにマグネットステッカーの活用が考えられます。しかしながら、ごみの収集車の荷台側面の多くは地面に対して垂直でございますことから、マグネットの劣化により走行中に落下するおそれがございます。実際に委託業者のごみ収集車には当組合の名称を印刷したマグネットステッカーを貼付するよう指導しておりますが、落下することのないよう常に気を払っているとのことでございます。つきましては、マグネットステッカーを利用してのごみ収集車のスローガンや標語の掲示は難しいと考えております。
 なお、多くの委託業者のごみ収集車におきましては、既に各社独自のスローガンやイラスト等を荷台に掲示し、環境保全や清掃業務のイメージアップに貢献いただいている状況でございます。
 一方、当組合の庁用車として久喜宮代清掃センターに4台、菖蒲清掃センターに2台、八甫清掃センターに2台、計8台の車両を配備しております。まずは使用頻度の多い庁用車から、落下の可能性が少ないボンネット部分等を対象にマグネットステッカー等の簡易なもので試験的に取り組むなど、できることから実施をしてまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 斉藤議員ご質問のうち、大項目2についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設につきましては、1号炉が昭和50年度、2号炉が昭和55年度に竣工いたしまして、その後老朽化が進んだことにより、平成18、19年度の2か年度で大規模改修工事を実施しております。この大規模改修工事におきまして耐震化も実施しておりますことから、久喜市で進めている新たなごみ処理施設の竣工時期が2年延長されたことに伴う耐震化対策等につきましては、現在予定していないところでございます。
  次に、(2)でございます。久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設に係る今後の修繕工事費につきましては、令和3年度から久喜市で進めている新たなごみ処理施設が竣工する令和8年度までの6年間で、現在税抜きで約5億8,000万円を見込んでおります。
 次に、(3)でございます。久喜市では新たなごみ処理施設の稼働時期につきまして、当初令和5年度を計画しておりましたが、平成30年度に広域化の検討等を行ったことで1年延長され、令和6年となりました。当組合では新たなごみ処理施設の稼働が1年延長となったことに伴いまして、平成30年度にごみ焼却施設の長期整備計画の見直しを行っております。この長期整備計画は、老朽化による故障の発生リスクや不測の事態による新たなごみ処理施設の施工期間の延長等を考慮し、安全マージンを2年間見込んだ令和8年度までとしております。現在の焼却処理施設は、この長期整備計画を基に、毎年度設備機器の点検結果による施工内容の精査を行いながら計画的に修繕工事を実施しているところです。
 また、新たなごみ処理施設の竣工が2年延長されたことに対しましては、老朽化により厳しい状況ではございますが、引き続き計画的に修繕工事を実施し、令和8年まで適正に維持管理をすることで故障の発生リスクを低減してまいりたいと考えております。
 しかしながら、故障の発生を完全に抑制することは不可能であることも認識しております。新たなごみ処理施設稼働前に久喜宮代清掃センターのごみ処理施設で突発的な故障が発生してしまった場合は、可能な限り復旧に向けて修繕を行っていく考えでございます。万が一、復旧が困難な状態となり施設の稼働停止に至ってしまった場合には、久喜宮代清掃センター管内から発生する燃やせるごみ処理につきまして埼玉県清掃行政研究協議会、ごみ処理施設県内協力体制要綱に基づき、県内の協議会会員に協力を依頼してまいる考えでございます。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔8番 斉藤広子君登壇〕
8番(斉藤広子君) それでは、再質問させていただきます。
  最初の既存のシステムを活用してというのは、現在あるものですから、予算もかからず活動をしていくという、そういう部分なのですけれども、このごみ収集に関して、1番のところですけれども、関心とか興味を持ってもらうということが大事だし、その中で町の美化活動とか環境問題というものにやっぱり関心につながっていくことが大事なのではないかなと思っております。それで、随時進めてきたごみ収集カレンダーとか、あとはごみ分別アプリなどありますけれども、このSNSというのは、本当にリアルタイムに更新できるという特性を持っているので、その特性を生かしてやはり広報活動を行っていく必要性があるのではないかなというふうに考えさせていただきました。先ほどそういう機能はあるということも確認できましたけれども、ちょっと様子を見ていると同じことが、コロナのこととか、あとバッテリーのこととか、そういう同じことが書かれているので、人間というのは、こうやってアプリを見たときに、また同じこと書いてあるなというと関心を持たないのです。毎日変化するから、今日は何が書いてあるかなという部分があると思うのです。ですから、ちょっとそういう更新とか作業には手間がかかるかなと思うのですが、せっかくこれから子供たちがここに勉強に来てくれる、そういうタイミングもあると思いますので、そういうときにごみ収集に関しての標語とか俳句とか短歌とかありますよね。そういうものを載せるとか、そういうやはり一工夫が大事なのではないかなと。いつもと同じことをやっていればいいという、そういうものではないような気がいたしますので、そういうことをしっかり気をつけていっていただきたいなと思っています。その点に関して、もう一度その必要性という部分で、どのように行っていくかお願いいたします。
  (2)番なのですけれども、パッカー車、正直言って久喜宮代衛生組合のパッカー車は、委託事業者が違うものもあることで、様々な色や形態やそういう違うものを見かけます。そういうものだけでもやはりちょっと統一感がないというか、そういうイメージがあります。本当にごみというのは汚いという、そういうイメージから、きれいなクリーンな、私たちが責任を持っていかなくてはいけないなというふうに思わせていけるようなやっぱり認識変化を持たせていかなくてはいけないのではないかなと思います。そういう中で、作業員の方にも感謝の気持ちとか、そういうものも出てくるのではないかなと思うので、塗装というとお金がかかるかなと思うのですけれども、先ほど言った今シールみたいのもありますよね。よく漫画の何かラッピングみたいな、ああいうものとか、そういうのでお金を、さっきマグネットのは落ちてしまうのだということを強調されていましたけれども、安いのをつけるから落ちてしまうのだと思うのです。ある程度のものだったら、きちんと車に適用するものだったら落ちないかなと思うので、ぜひそういうことも考えるし、それに対して予算がかかるのだったら、これ一つ提案なのですけれども、スポンサー、この地域の商店とかの、そういうスポンサーも募って、広告みたいな形でもそういうこともできるのかなと、そういうふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
  次に、大項目2番に移りたいと思います。この2年延長された新ごみ処理施設に対してということで、衛生組合でも様々本当に大規模改修とか耐震に対して取り組んできたことは理解しております。そういう中で、本当に大事なごみ行政ですので、しっかり取り組んでいかなくてはいけないということが心配をされます。そういうことで、やはり私たちこういう議員でもどうなるのかなということを心配しています。逆に市民の方でも心配される方がありますので、ぜひごみ処理施設の延命化計画というものをしっかりこの組合のほうで出していきながら、そういう見える化してみんなが納得していける、もう本当に大事に使っていこうという、そういうものが大事ではないかなと思うのですが、その点いかがでしょうか。
  あと、予算のことなのですけれども、何かざっくり5億8,000万ということで言われましたけれども、1年どれぐらいでという部分よりもざっくり5億8,000万かかるのだよということをお話がありましたけれども、そのお金に関してはどこから歳出されるのか、そのこともお伺いしたいと思います。
  あと、3番目です。このいつもお話があったときに、どうするのですかと聞いたときに、長期整備計画の中で県の中で協議会があって、そういう部分があるので大丈夫だよということがありますけれども、よく言われるのは、災害が起きたときに、もういろんなところがごみの収集が大変だったときに、他の地域どころではなくなるというのが現状なのです。だから、それを考えたときに、やはりそのことを表に出してくることよりも、どうやって自分の地域のごみ処理行政は、自分のところで責任を取るのかということをしっかり前向きに検討していくべきなのではないかなと思っております。その点についてもお願いします。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 斉藤議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。こちらのスローガンや標語等の住民の方への、もう少し働きかけをしてみてはという内容であったと考えております。おっしゃるとおり、こちらのスローガン等、それから標語等の露出によりまして、住民の皆様に清掃行政に係る関心、興味を持っていただくことは、大変重要なものと考えております。先日、私どものきれいなまちづくり事業表彰に当たりまして、その部門の一つにノーレジ袋のキャンペーンの標語がございました。こちら最優秀賞につきましては、町なかののぼり旗に掲示をすることで、皆様の目にも多く触れていただいている状況であろうと考えております。その最優秀賞までは至らなかったのですけれども、優秀賞ということで、また数点その場で表彰をさせていただいた標語もございます。最優秀賞に負けず劣らずの出来であったと思っております。そういった標語につきましても、何かしら、頻繁というわけではありませんけれども、やはり斉藤議員のお話のとおり、いつも同じよりも、スパイスと申しましょうか、たまにそういったものを取り入れる、そういったことでも住民の方の関心は随分違ってくるのかなと考えておりますので、まずはそのような活用を考えていきたいなと考えております。
  続きまして、2点目の収集車の車両に関する掲示でございます。こちらにつきましても、収集車両自体のイメージアップの認識の変化を促すという意味では、車両のそういった掲示ということは、非常に有意義な取組ではないのかなと考えております。しかしながら、この車両のラッピング等につきましては、部分的な、例えばラッピングのシール状のものでありましても、部分的な施工で15万、全体的には恐らくそれの数倍のお金が、シールの加工であってもかかってしまうと聞いております。また、中古車両に貼る場合、この貼る下地の処理が必要ということで、そちらの加工を施す必要もございますから、さらに費用が割高になるものと聞いております。ということで、実際に今現在おっしゃるとおり車両の統一感というのは、委託業者ごとの色等で、残念ながら図れていない状況ではございますが、先ほど申しましたとおり、私どもでは久喜宮代衛生組合の委託業者ということで、マグネットのシールは貼付をさせていただいております。このシールの貼付によりまして、衛生組合の車両だなということで、住民の方にはご認識をいただけるものと考えております。
 なお、車両への広告等スポンサーの獲得ということでご提言をいただきました。こちらに関しましては、今後研究の課題ということでさせていただきたいと思います。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 斉藤議員の再質問に対しご答弁申し上げます。
  初めに、ごみ処理計画の延命化計画の話がございました。まず、組合としては、ごみ処理施設の延命化の計画というのは持っておりませんで、定期修繕の工事費につきまして、先ほどご答弁した内容で、令和3年から令和8年までの計画を持っているということでございます。そちらの各年の計画に基づいて大規模改修を実施しないような形で、どうにか令和8年まで施設のほうを改修をしていこうというような計画でございます。
 2点目の5億8,000万、財源はどうなのかというご質問でございます。こちらにつきましては、基本的には構成市町の負担金のほうで対応させていただきたいと考えているところでございます。
 あと、3点目でございます。災害等を含めて当組合の中でごみ処理のほうを考えていったらいかがかというようなご質問かと思います。こちらにつきましては、まず各清掃センターのごみピットの容量の問題がございます。あと、2点目として各施設のこれ老朽化、共通しているわけなのですが、長期間の過大な負担を避けたいというような考えもございます。あと、もう一つは、住民の方の負担になる部分なのですが、収集曜日ですとか分別方法の変更が発生してしまうというような負担が生じてまいります。あと、加えて菖蒲のごみ処理施設につきましては、ここだけ現在8時間で稼働してございまして、これを仮にほかの施設のごみを持ち込むということになると、当然稼働時間の変更等も出てくるということで、これはちょっと技術的な問題にもなってくるのですが、環境影響調査とかもやらなくてはいけない、すぐに処理とかができないというような実情もございます。
 以上でございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔8番 斉藤広子君登壇〕
8番(斉藤広子君) 答弁ありがとうございました。一番最初のアプリのことは、関心を持って毎日とかというわけではないけれども、そういうものを、せっかくこの間表彰されて、さっき最優秀賞の人は旗があるのですよと言ったのだけれども、実際私も見つけられていないですから、なかなかそういうのはそんなにまちに流れていても、車でそおっと通ってしまったとかと、そういう部分があるので、やっぱりこのアプリは有効的かなと思うので、ぜひそういう賞を取った子供たちにも賛嘆してあげたい部分かなとも思うし、そういう言葉に関して、やっぱり大人の側も子供の未来に責任を持っていかなくてはいけないなという印象が出るかなという、そういうソフトの面なのですけれども、できる限りそういうことを載せていっていただきたいなと思っております。
  それで、2番目の車両は、本当にお金がかかるというのが現状なのかなと思うのですが、やっぱり自分も車を運転していて、前にごみのパッカー車が走っていると、本当に職員の方が一生懸命走って、夏の暑いときは大変だろうなとか、そういうふうに感じるのですけれども、どうしても止まっていると邪魔だなとか、そういうイメージがあるので、やっぱり人間は、きれいな車と汚い車では、そういうイメージのものも違うのではないかなと思います。よく私いろんなところに行ったときに、本当にパッカー車が統一されて、見る色がきちんとなっているところというのは、見ていても気持ちがいいなという部分です。ですから、車に関しても、委託されている以上、やっぱりこちらのほうも車の部分の責任を取ってしていくという部分の中では、このパッカー車に対しては6年までなのか、それとも新ごみ処理場になってもまた活用していくものなのか、そこら辺のことを考えれば、6年持たせましょうという感覚と、これから先のことを考えて、お金はかかっても順番にやっていこうという、そういう部分になっていくかなと思います。それなので、その点についてお伺いします。
  そして、それに伴い、2番の先ほど提案させてもらいました延命化計画というのはしっかり、言葉はどういう形になるか分からないですけれども、そういうものはもう立てていくべきではないかな。何とか3年、4年はもう頑張ってもたせようというのはあるけれども、この6年というやっぱりスパンは、5年過ぎると本当に人の細胞も変わってくるぐらいな、そういう部分なので、6年はすごく大事かなと思うのです。それなので、やっぱり延命化計画は、今のここではすぐ答弁できないと思いますけれども、立てていくということを検討していくべきではないかと思います。それで、ぜひそういうことを、今こうですということを皆さんに見える化させていくということは、先ほどのパッカー車一つのことでも絡んでくると思うのです。だから、それは久喜市とも協議していかなくてはいけない部分になっていくかなと思うのですが、そこら辺も広げてどうなっていくか、お聞きしていきたいなと思っております。
  あと、例えば菖蒲で8時間稼働、環境影響調査もしなくてはいけないとか、やはりそういうこともあるので、そういうこともしっかり延命化計画の中に、もし宮代の炉が壊れたときには、では八甫にどれぐらい、何時間、菖蒲には何時間受け持ってもらえるとか、あとそのためには協力をいただいて、皆様にもごみを減らしていただく、そういうこととか、どれぐらい減らしてもらえばとかということもしっかり計画を立てていくべきではないかなと思います。その点もいかがかお伺いします。
  それで、これは通告していないので、この答えは結構なのですけれども、本当にごみ処理施設のこれから6年ぐらいの間の中で、今度新ごみ処理施設の引継ぎなどの検討についてもやっぱり考えていかなくてはいけないかなと思いますし、最終的にはこの衛生組合のこの施設も解体をして、最終的にはまたしっかり土壌調査をしながら更地に戻すという、本当に大変な作業というか、までがやっぱり衛生組合の解散までの流れかなと思いますので、ぜひそういうことも、この1年の間にこれをしよう、これだけお金がかかるからこういう部分を財政面でも検討していこうということを、しっかり計画を立てていただきたいということで質問させていただきます。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 斉藤議員の再々質問に対しご答弁申し上げます。
  収集車の関係でございます。現在、収集車、いわゆるパッカー車につきましては、毎日衛生組合管内でおよそ50台の車両が業務に当たっております。その50台の中には、場合によっては、買ったばかりでメンテナンスも行き届いたきれいな車もありますし、場合によっては、なかなかそうとはいっていない状況の車も場合によってはあるものと考えております。委託業者に関しましては、清掃行政は、ともするとイメージが悪い印象というのは、これまでも持たれがちでもありましたので、そういった点も踏まえて車両のイメージアップ、清掃、点検、美化ということに関しましては、今後も強く働きかけてまいりたいと考えております。
 また、ラッピングのシートのお話でございます。こちらのラッピングシート、費用に関しては先ほど申したとおりでございます。また、私ども先ほど申しましたとおり、パッカー車が数十台毎日動いている状況、委託業者につきましても、幾つかの業者が入り合って作業をしている状況でございます。その委託業者の中には複数の自治体の収集業務を受託している業者もございます。その場合、当組合に特化したラッピングを施す場合、他の自治体では使用不能となりますことから、場合によっては、その委託業者の車両の増車が必要になると新たな費用負担を衛生組合から要求する形になってしまうことも考えられようと考えております。こういった面から、統一性を持ったラッピングの仕様、ラッピングにつきまして委託業者に対し仕様ということで盛り込むということにつきましては、困難であろうと認識をしておるところでございます。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 斉藤議員の再々質問に対しご答弁申し上げます。
  まず、1点目の延命化計画の話でございます。先ほどご答弁申し上げましたとおり、名称はいずれにしても、私どものほうで長期の計画のほうを持っております。そちらの計画につきましては、現在の焼却処理施設を適正に安定稼働させる場合に必要となる整備を効率よく実施するための計画でございまして、そのための計画を各年で立ててございます。その合計が、一例を挙げて久喜宮代清掃センターのごみ処理施設では約5億8,000万かかるというご答弁を申し上げたところなのですが、こちらの各年の工事計画についても、実は手元に作ってございまして、ただ、こちらの工事計画については、各年で予算化する前に一度見直しを行いまして、本当に駄目な場所、または計画にないような場所というのも出てまいりますので、金額が前後するというようなことがございます。そういったことから、誤解を招く部分もございまして、計画はあるのですけれども、全てを開示してしまって、これやっていないではないかとかという話も、場合によったら出かねない部分もあります。混乱を招かないような部分で、開示のほうは現段階では考えておらないところなのですが、過去に平成30年の10月議会のほうで、同様の定期修繕の工事費ということで資料のほうはお配りしてございまして、現在もその計画で進めているということでご理解を賜りたいと存じます。
  次に、他の施設の活用の関係でございます。こちらにつきましては、先ほどもご答弁申し上げたとおり、組合施設のものを使うといろんな弊害、あとは修繕も改修も含めて変えていかなくてはならないようなところがございますので、基本的にはご答弁申し上げたとおり、埼玉県清掃行政研究協議会、こちらを通しまして他の自治体への依頼を検討してまいりたいと考えているところでございます。
  以上でございます。
                 〔「最後の質問……」と言う人あり〕
8番(斉藤広子君) 何にも答え、ちゃんと答えていないけれども……
議長(丸山妙子君) 補足しますか。
 では、事務局長。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) 最後に解散に向けての質問がございました。現在決まっていることをまず申し上げますと、久喜市の新炉が令和9年から稼働すると。8年度中に建設するということですので、終わりの時期がまずは示されたということで、今まで市、町、それから組合と3者でいろいろ事業運営に当たって連絡会議等を持っていろんな話合いをしてきているのですけれども、その業務を引き渡す関係で既に決まっていることが一つございます。新炉稼働の2年前までには収集運搬の業務は各市、町に引き継ぐということになっています。それは、新炉の稼働と業務の収集運搬が一遍に市町に移るとなると結構な混乱が生じる可能性があるだろうということで、できるものから早めに移して備えていくというような考えの下、2年前までにはということになっていますので、その例でいくと令和7年からは、各市町が収集運搬業務をやっていくというような、一番遅れてもそこまでと。早い分には構わないわけですので、その辺が実はこの久喜市が令和8年度中に建設完了するということが示されましたので、今年度の3者連絡会議から具体的なスケジュールを早く詰めましょうということで今協議を始めたところです。2年前までにというのは、昨年の正副管理者の間で合意されていることですので、それを大前提として、令和何年何月までには市町に渡しましょうということを具体化しましょうということで今協議を始めました。そういうことを考えていくと、組合の規約の改正等も考えながら進めていかなくてはいけませんので、収集運搬が市町に移るとなると規約が一部変更に当然なってきます。規約の変更を考えると、市町の議会の承認と県へも出さなくていけませんので、約2年間スケジュール的にはかかると。そうなりますと、令和7年から収集運搬を市町がやるとなると、各市町の議会には令和5年には組合規約の変更も出していかなくてはいけない。そうなると非常にタイトなのではないのということを改めてこの間確認しまして、今年度、来年度にはその辺をしっかりと決めてやっていかなくてはいけないという打合せを始めたところでございますので、その辺を考慮して、今後も決まったものから順次皆様にはご説明をさせていただかなくてはいけないとは思いますけれども、非常にかなりタイトな状況に今もうなってきているということをご理解いただきたい。
  それと、組合の今業務は、収集運搬とし尿の処理が事務でございますので、それが市町に行ってしまいますと、組合自体もそもそも存続意義がなくなってしまいますので、ではここの跡地問題とか解体とか、それはどうしていくかというのもこの今年度、来年度で市町でしっかりと、組合も含めて決めていかなくてはいけないのだろうと。組合を果たして残してやるべきなのか、一旦その業務がなくなった時点で解散して、処理の仕方をどうするのかというのを、まだそれは全然決まっておりません。残った土地の土壌の問題とかも建物撤去後に当然調査をして、場合によっては入替え等も出てくる可能性がございます。その辺の試算は昨年度少しやっているのですけれども、結構な費用がかかりますので、ここに将来何造るか、もしくはこのまま更地にするのか、それによっては自己財源でやらなくてはいけないことにもなります。国の金が果たして使えるのかと。そうなると非常にその財政負担等も市町でよく話合いをしないといけないと思っておりますので、それをしっかりやるのが本年度、来年度かなと考えております。
議長(丸山妙子君) 以上で斉藤議員の質問を打ち切ります。
  休憩といたします。

    休憩 午前10時38分

    再開 午前10時50分

議長(丸山妙子君) では、再開いたします。
  開会時出席議員は13名でございましたが、泉議員が出席いたしました。
 では、引き続き一般質問をお受けいたします。
  議事進行を簡素化するため、議員におかれましては、1回目の質問から議員側の発言台にてご発言くださいますようよろしくお願いいたします。
  園部議員、よろしくお願いいたします。
                 〔9番 園部茂雄君登壇〕
9番(園部茂雄君) 9番、園部茂雄です。通告順に質問させていただきます。
 1番、搬入ごみの地域指定を撤廃すべきということで、合併し10年がたちますが、いまだ搬入ごみの地域指定があるため、近くに清掃センターがあるにもかかわらず、合併以前の行政区割で搬入ごみの受付が行われています。市民目線であれば、どこへ持ち込んでも受入れをすべきであり、地域指定を早急に撤廃すべきであると思いますので、衛生組合の考え方をお伺いいたします。
 大項目2番、指定ごみ袋を買物レジ袋として活用すべきということで、レジ袋の有料化に合わせて指定ごみ袋をレジ袋として活用し、少しでも無駄をなくす取組を北本市、吉見町が行い、マスコミに取り上げられておりました。久喜宮代衛生組合管内でも商業者に協力を要請し、指定ごみ袋としてレジ袋を活用する取組を導入すべきだがいかがか、お伺いします。このことは、久喜市議会の9月の一般質問で取り上げたのですけれども、なぜか久喜宮代衛生組合の所管なのか、市としての判断をせずにこちらのほうに確認して、現時点では考えていないが、今後注視してまいりますとの答弁を伺いました。これも北本市や鴻巣市、吉見町も清掃組合、一部事務組合で運用していて、その中でも鴻巣市は導入していなくて、北本市と吉見町は導入しているという観点からも、本来であれば久喜市が判断すべきことなのですけれども、議会答弁でもこちらのほうに考えを伺っておりますので、こちらのほうもよろしくお願いします。
議長(丸山妙子君) 園部議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 園部議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1でございます。住民の皆様が各清掃センターへごみを直接搬入される際、集積所への排出と同様の分別をお願いしております。しかしながら、各清掃センターの処理能力の違いから、木製品などの大きさの基準や分別方法について一部異なる状況となっております。したがいまして、住民の方がお住まいの地域と異なる清掃センターに搬入される場合、混乱を来すこととなります。つきましては、久喜市で建設を計画中の新施設が稼働するまでの当面の間、現在の状況を続けざるを得ないものと考えております。
  続きまして、大項目2でございます。北本市、吉見町では、本年7月のレジ袋の有料化に合わせて、専用に作られた指定ごみ袋をレジ袋として販売する指定レジ袋制度を開始いたしました。導入した袋の大きさは20リットル、店舗での販売は自由価格で、現在北本市29店舗、吉見町2店舗で販売されております。北本市、吉見町においては、昭和59年のごみ指定袋制度の導入当初からレジ袋を使用してのごみの排出ができず、入手したレジ袋は、ごみとして処理せざるを得ない状況でございましたことが、この制度の導入の理由の一つとなっているようでございます。
 一方、当組合では、透明または半透明のレジ袋であれば、プラスチック類や有害ごみなどを入れてごみ袋として使用できますことから、北本市、吉見町とは状況が異なっております。当組合管内の小売店舗がレジ袋の代わりに指定袋を販売することに関しましては、指定袋の販売方法の一つと認識しております。つきましては、当組合が小売店舗に対し、指定袋の販売方法に関する特段の働きかけを行うことは、現在のところ考えておりません。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  園部議員。
9番(園部茂雄君) それでは、再質問させていただきます。
  搬入ごみについては、それぞれのごみの出し方というか分別方法というか、違いがあるということなのですけれども、そういうことであれば、仮にその規定に合うような形で、要は清久地区の人とか除堀、原、樋ノ口の人たちとかというのは、一番近いところなのですけれども、菖蒲の出し方をすれば受け付けしてくれるようなことは考えられるのでしょうか。ぜひそういうことで、そちらの出し方まで合わせるという形であれば問題はないと思うので、その辺についてはどうなのかお伺いします。
  それと、2番の指定袋については、久喜市のほうもですけれども、透明という形ですけれども、半透明はビニール袋を入れる袋に使えるということなのですけれども、買物に行ったときに実際に市内の駅前のDコンビニエンスストアは、10リットルを3円、20リットルを5円で販売して、なかなか好評なようなことなので、私も一応商店街のほうに何店舗かちゃんと聞き取りを行いました。そうしたら、「そういう取組、すばらしいですね」と。無駄をなくすということで、環境にもいいということで、おおむね高評価を得て、もしやるのであれば協力しますという店舗は何店舗もありました。これは自由販売ですから、別にどうそこを売ろうが構わないから、勝手に商店街がやってしまえばいいことなのですけれども、そうであれば、私は商店街が勝手にやるのもいいのですけれども、この組合としてそういうことを推奨していくというのは大切なことなのではないかと思うのですけれども、もう一度お願いします。
議長(丸山妙子君) 園部議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 園部議員の再質問にご答弁いたします。
  まず、1点目でございます。各清掃センターの分別の基準に沿った形での搬入ということで、一般家庭の方々の越境の搬入はいかがかと、そのような趣旨のご質問だったと考えております。おっしゃるとおり、そのような形であれば受入れ自体は可能だとは考えております。ただ、実際にこの一律にごみの集積所と同様の分別をお願いしていただくということで、清掃センターへの搬入につきましてはご案内をしております。ということで、やはりそのような形で周知をした場合であっても、お住まいのごみの分別でお持ちいただく、またそしてセンターで、基準がちょっとこれは合いませんねということでお話をさせていただく例というのが、やはり随分考えられるのかなと考えておるところでございます。つきましては、冒頭のご答弁のとおり、現状の取扱いを当面の間、維持せざるを得ないものと考えております。
  2点目でございます。指定袋をレジ袋として販売することの可否ということでございます。現在、当組合におきます小売店舗の指定袋の取扱いにつきましては、特段の規定がございません。ということで、販売方法につきましても、今私どもの衛生組合としては、働きかけは特段の働きかけを行っていないところでございます。また、これ仮のお話ですけれども、小売店舗から指定袋をレジ袋として販売することの可否につきましてお問合せをいただく、こういったことがございます場合につきましては、指定袋の販売方法の一つでありますと私どもは認識しております。このようなことから、小売店舗におきましてレジ袋の代わりに指定袋を販売すること、1枚当たりのいわばばら売りという形になるのかなと思いますけれども、そういった販売方法、レジ袋の代わりに売りたいのだ、こういった運用をしたいのだという問合せがある場合につきましては、販売可能ということでご案内をさせていただくことになろうと考えております。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  園部議員。
                 〔9番 園部茂雄君登壇〕
9番(園部茂雄君) 1番の搬入ごみの持込みは、やっぱり持ってきてもそういうのがあるということなのですけれども、正直合併して10年で、その辺の分別の仕方を統一してこなかったのも、実はこの衛生組合の責任でもあるわけです。地域住民は、もう合併しているのだからどっちに持っていってもいいではないかと。何で目と鼻の先にあるところに持っていけないのだということで、私や渡辺さんなんかは、地元からそういう意見を非常に多く聞くわけです。ですから、この辺は、あと6年、7年は非常に長いです。15年もあって。ですから、やはりもうちょっとこれ持ち込めるようなぜひ努力もしていただきたいということで、もう一回お願いします。
  それと、指定ごみ袋のものを商店が勝手にやる分には、問合せいただければ別にいいですよということなのですけれども、本来であれば、久喜市がやれば、市とかこういう衛生組合がやるということが、これがマスコミにも取り上げられてニュースにもなるわけです。そうしたらそのニュースでまた市民や多くの市民の方や商店の方に周知ができるわけです。北本でもヤフートップニュースで2回、それ以外に新聞等で計7回ニュースに応じられて、今でもちょっとそういう話題にもなっているような取組で、環境にも配慮し、より無駄をなくす、マイバッグ運動を当然推奨しているのであれですけれども、やはりこういったところでマスコミにも注目をされるということも、こういう視点も大切なのですけれども、その辺についてどうですか。
議長(丸山妙子君) 園部議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  事務局長。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) 大項目1の再々質問にご答弁申し上げます。
  合併前の地域で現在処理をしているのは、その施設そのものが当初そのエリアのごみを処理するということで設備を当然造ってございます。自由にしますと当然ごみの量が変わってきてしまいますので、場合によっては新たな負荷を招くおそれがございます。新炉が建設されるまで安定稼働させるには、当初予定した計画の地域のごみをそこでしっかり処理をするということが大切だと考えてございますので、すぐ近くにあって、持っていきたいというのは、気持ちは分かりますけれども、それはお隣の私が住んでいる加須市でも同じでございます。私、加須市川口におりますから、すぐ大利根の処理場があるのですけれども、やはりもともとの処理の範囲でやってございますので、それは多分同じ考え方で加須市も運用しているのであろうと考えておりますが、そういうことでご理解をいただきたいと思います。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 園部議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  指定袋のレジ袋としての使用に関するご質問でございます。園部議員ご指摘のとおり、北本市の今回の取組に関しまして、私もインターネットのニュース等で頻繁に記事を拝見をしております。おっしゃるとおり、このようなインターネットのニュース等で多くの方の目に触れることで、それぞれの自治体のお住まいの皆様は、ご自身のごみ行政に目を向けることができる、こういったことでは、そのような媒体を活用ということは、大変有意義なことと考えております。今回の北本市の取組につきましては、北本市で現在使用しているレジ袋が平形、取っ手のない形状であったと聞いております。今回レジ袋と同じような形状を新たに北本市が作成し、各店舗にその使用をあっせんしたと、このように聞いております。私どもの既存の指定袋、これは既にもうレジ袋の形状になっております。ということで、北本市はその製作からこのような取組を行ったということで、ニュースバリューが非常にあったものと考えております。先ほどご答弁いたしましたが、既存のそのような形で作成をしております私どものレジ袋、販売の方法、ばら売り、もしくはパッケージに入った10枚入り、50枚入りの販売の方法、これは衛生組合としては指定はございませんので、当組合管内の小売店舗が、園部議員からご質問のあったような取組を考えていらっしゃるということで、組合のほうにお問合せをいただければ、それはもちろんそちらの対応につきましては、販売可能ということでご案内をさせていただくことになろうと考えております。
議長(丸山妙子君) 以上で園部議員の質問を打ち切ります。
  次に、浅倉議員、お願いいたします。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) 議席番号5番、浅倉孝郎です。通告に従いまして質問させていただきます。
  1、コロナ禍におけるごみの排出量について。コロナ禍におけるごみの排出量に関して、以下の点についてご質問いたします。
  (1)、3月時点でごみ量が増えたという報告がありましたが、その後も増え続けているのか。4月、5月、6月、7月、8月は例年と比べてどれくらい増えたのか。
  (2)、どんなごみが増えたのか、また減ったごみもあるのか。
  (3)、増えたごみに対し、現在どう対処しているのか。また、今後どう対応していくのか。
  (4)、どれくらい処理コストが上がっているのか。
  2、廃プラスチックについて。廃プラスチックにつきまして、以下の点についてご質問いたします。
 (1)、日本では拡大生産者責任が浸透しておりませんが、欧州などでは拡大生産者責任によりプラスチックの生産や利用業者が回収、処理している国があります。特にドイツでは行っております。組合管内で拡大生産者責任やごみ処理経費を削減するため、管内の大規模店で資源物の回収を義務づけるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
  (2)、国は、小売業に属する事業を行う者の容器包装の使用の合理化による容器包装廃棄物の排出の抑制の促進に関する判断の基準となるべき事項を定める省令を改正し、小売業に属する事業を行う事業者は、商品の販売に際して、消費者がその商品の持ち運びに用いるためのプラスチック製買物袋(いわゆるレジ袋)を有料で提供することにより、プラスチック製買物袋の排出抑制を促進するため、7月1日から全国で一律にプラスチック製買物袋の有料化、いわゆるレジ袋の有料化を開始しております。これは、もともとレジ袋だけを削減するというものではなくて、レジ袋をきっかけにプラスチックごみ全体を削減していくという趣旨のものであります。組合ではレジ袋有料化により、廃プラスチックの削減効果は出ているのかどうかお伺いいたします。
  3、生ごみの減量について。生ごみの減量に関して、以下の点についてご質問いたします。
  (1)、コロナ禍で内食、中食が増え、生ごみの排出量が増加していることが推測されます。生ごみの減量について、さらなる取組が必要と思いますが、いかがでしょうか。
  (2)、組合では、家庭用生ごみ処理容器について補助を出していますが、コロナ禍以後、補助した台数は増えているのか。
  4、資源物回収について。資源物回収について、以下の点についてご質問いたします。
 資源物回収に係る実証実験報告書によると、紙類、布、衣類の市況がコロナ禍や中国に輸入規制により市況が下落傾向にある。コロナ禍は長期化することが予想され、たとえコロナが終息したとしても、景気がすぐに戻るとは思えないことから、紙類、布、衣類の市況も厳しい状況がしばらく続くことが予想されます。一方で、資源物集団回収を行っている自治体などの団体では、リサイクルの意識の向上や地域コミュニティの深まり、報償金の有効利用など、住民にとってのメリットは大きいものです。今後、資源物集団回収を続けるために、どのような対策を行っていくのでしょうか。
  5、家庭用剪定枝粉砕機について。どれくらいの利用件数があるのか。また、利用者はどのように利用しているのか。剪定枝の排出抑制につながっているのかお伺いいたします。
  6、跡地利用について。こちらは前段議員のほうでもご質問がありましたけれども、組合が解散した後の跡地利用の検討は始まっているのか。始めていないのであればいつ頃から検討を始めるのか。
  7、地球環境問題について。地球環境問題に関しまして、以下の点についてご質問いたします。
 (1)、マイクロプラスチック問題について。不法投棄されたプラスチックごみなどにより、海や河川へのマイクロプラスチックによる汚染が指摘されています。野生の動植物だけではなく、人体からもマイクロプラスチックが検出され、国を挙げてマイクロプラスチック対策の取組を始めています。組合としてもマイクロプラスチック問題に取り組み、住民に周知すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
  (2)、地球温暖化について。今夏は特に暑く、また大型の台風は早期に発生するだけではなく、野菜の高騰やサンマの不漁など、私たちの生活に大きな影響を与えています。地球温暖化の原因となっている温室効果ガスは、ごみ処理施設からも排出されています。世界を挙げて温室効果ガスの排出抑制を行っていく中で、組合として温室効果ガスを削減し、地球温暖化防止に寄与すべきだと考えますが、いかがでしょうか、よろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の質問に対して答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 浅倉議員ご質問のうち、大項目1から5及び大項目7の(1)についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1でございます。まず、(1)でございます。本年4月のごみ資源搬入量は4,624トン、前年同月と比較してプラス27トン、5月が5,247トン、プラス98トン、6月5,102トン、プラス747トン、7月4,952トン、プラス7トン、8月4,763トン、マイナス58トンとなっております。
  次に、(2)でございます。ごみ資源の本年4月から8月までの5か月間の搬入量は、全ての品目において前年同期と比較して増加しております。主なものとしては、紙類、布、衣類が2,285トン、プラス325トン、燃やせないごみが1,048トン、プラス183トン、燃やせるごみが1万8,073トン、プラス158トン、そしてプラスチック類が1,767トン、プラス66トンとなっております。
  次に、(3)でございます。先ほどの答弁のとおり、当組合へのごみ資源の搬入量は増加しておりますものの、通常の業務体制により対応できております。今後といたしましても現行の体制で対応してまいりたいと考えております。
  次に、(4)でございます。中間処理、資源化及び最終処分業務に関する本年4月から8月までの5か月間のコストへの影響といたしまして、プラス692万2,762円と試算しております。その主な内訳でございますが、施設課が所管するプラスチック類の処理としてプラス252万1,874円、燃やせるごみがプラス116万1,428円、そして燃やせないごみがプラス109万3,270円となっております。また、業務課が所管する容器包装廃棄物再商品化業務委託料がプラス10万851円となっております。
 なお、収集業務につきましては、通常の業務体制で対応できておりますことから、コストの増加にはつながっていないものでございます。
  続きまして、大項目2でございます。初めに、(1)でございます。当組合の直近の調査では、管内のスーパーマーケット24店舗のうち、白色トレイの店頭回収を15店舗、ペットボトルの店頭回収を16店舗で実施していることを把握しております。現在のところ、管内の小売店舗における資源物の店頭回収の義務づけは考えておりませんものの、小売店舗での店頭回収実施状況を常に把握するとともに、広報紙やホームページの店頭回収店舗の掲載により店頭回収が活性化するよう、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。レジ袋の有料化が義務づけられました本年7月以降の当組合管内のレジ袋の削減量は、実数としては把握しておりません。しかしながら、参議院常任委員会調査室が公表しております、レジ袋の1人当たりの使用量と有料化実施前のレジ袋辞退率、そして大手コンビニエンスストア3社が公表しております有料化実施後のレジ袋辞退率を基に、当組合におけるレジ袋有料化の影響を試算いたしましたところ、プラスチック類の回収量は、1か月当たりマイナス11トン、そして住民1人1か月当たり6枚のレジ袋の削減が図られたこととなります。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴ういわゆるステイホームの影響により、レジ袋の削減量を上回るプラスチックが家庭から排出されている状況でございます。
  続きまして、大項目3でございます。初めに、(1)でございます。生ごみの減量についての当組合の取組といたしまして、家庭用生ごみ処理容器等購入費補助制度、電気式生ごみ処理機貸出制度について、広報紙やホームページ、分別アプリで啓発活動を行い、ごみの減量化を推進しているところでございます。
  また、今年度はコロナ禍の影響で中止となりましたが、例年、久喜市民まつり及び宮代町民祭りに参加し、生ごみ処理容器の展示や各種補助制度の利用の周知を行っております。そして、生ごみの減量の取組の一環である食品ロスにつきまして、定期的に広報紙に特集を掲載して周知を行ってきたほか、コロナ禍の影響で今年度は中止となりましたが、例年、久喜市食育セミナーに出展する等、啓発活動を推進しているところでございます。今後も各家庭における生ごみの減量につきまして、住民の皆様に一層の理解を深めていただけますよう、様々な機会を捉えて引き続き啓発に努めてまいりたいと考えております。
  次に、(2)でございます。家庭用生ごみ処理容器等購入費補助制度のコロナ禍の影響後と考えられる本年2月から6月までの補助基数は、合計46基でございます。前年同期の補助基数は28基でございましたことから、プラス18基、64%の増となっております。
  続きまして、大項目4でございます。資源物の市況が下落傾向にございますことから、資源集団回収制度を維持するためには登録業者の事業継続が重要な役割を担っていると考えております。しかしながら、他の市町村において資源物の市況下落の影響による資源回収業者の撤退、さらには資源集団回収事業の一時停止に至った事例も確認しております。現在のところ、当組合の回収団体から業者に引取りを断られたという相談は受けてはおりませんものの、今後そのような相談を受ける場合は、他の登録業者の紹介等により、資源集団回収事業が継続できますよう努めてまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目5でございます。剪定枝粉砕機貸出事業は、燃やせるごみの排出抑制を目的に、剪定枝粉砕機を無料で貸出しする事業でございます。この粉砕機で処理された枝木はチップ化され、堆肥としての利用、雑草の抑制や土の乾燥予防等、様々な用途でご使用いただいております。令和元年度の貸出件数は82件、そして剪定枝の粉砕量は3,307キログラムと、燃やせるごみの排出抑制に貢献する取組であると考えております。
  続きまして、大項目7の(1)でございます。平成28年に開催された世界経済フォーラム年次総会、いわゆるダボス会議において、毎年800万トンものプラスチックごみが海洋に流出しているという試算が公表されるなど、マイクロプラスチック対策は世界的な課題となっておりますが、昨年6月に埼玉県が実施した河川調査においてもマイクロプラスチック類が検出されるなど、私たちにとっても身近な問題となっております。当組合では、これまで広報紙において海洋プラスチック問題や埼玉県プラごみゼロウィークの記事を掲載し、啓発を図ってきたところでございます。今後もマイクロプラスチック問題の特集記事やマイバッグやマイボトル持参の呼びかけ、廃棄の際の分別排出につきまして広報紙等で引き続き啓発し、一人一人の取組を促してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 浅倉議員ご質問のうち、大項目6と大項目7の(2)についてご答弁を申し上げます。
  初めに、大項目6でございます。これまで久喜市におきまして新たなごみ処理施設の建設につきまして検討を重ねてきたところでございます。今般8月17日の久喜市議会全員協議会におきまして、新たなごみ処理施設の完成が令和8年度末と示されたところでございます。本衛生組合につきましては、久喜市の新ごみ処理施設の稼働開始とともに役割を終え、解散することとなります。本衛生組合の処理施設などは、稼働停止後、撤去することとなりますが、その後の跡地利用につきましては、今後施設等の撤去に合わせまして、衛生組合を交え、久喜市、宮代町が主体となって検討されていくものと考えてございます。
  続きまして、大項目7の(2)についてご答弁を申し上げます。温室効果ガスの発生に由来いたします地球温暖化につきましては、世界的規模の気候変動を及ぼしまして、自然環境や人の暮らしに大きな被害をもたらすと考えており、温室効果ガスの排出抑制は、必ず取り組まねばならない課題となっているところでございます。このような中、当組合におきましても、平成24年7月に地球温暖化防止実行計画を策定いたしまして、温室効果ガスの排出削減に努めているところでございます。平成29年12月に改定した計画におきましては、温室効果ガス総排出量につきまして、基準年度である平成28年度の1万8,557トンを、計画最終年度でございます令和3年度には1万6,664トンに削減する目標を掲げておりまして、省エネルギーに対する職員の意識向上や節電への取組の徹底のほか、ごみ処理施設の取組の一つといたしましては、機器の更新に当たり、利用場所や利用形態に応じた適切な能力のものとし、エネルギー効率の高い機器の選択を進めているところでございます。
 今年度につきましては、従来からの取組でございますクールビズの励行、電子機器の小まめな節電などに加えまして、施設内に設置されております水銀灯照明のLED化、また事務室等の空調機器の省エネルギー型への交換を実施しているところでございます。今後におきましても地球温暖化防止に寄与するため、組合の活動に係る温室効果ガスの排出削減に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  浅倉議員。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) それでは、幾つか再質問させていただきます。
  まず、1のコロナ禍におけるごみの排出量に関してですけれども、ごみは増えていると言いながらも通常業務で対応して、またコストも通常どおりで対応できるということなのですけれども、コストが上がっているところで、このプラスチックごみが結構金額が高くなっているのですけれども、これはなぜかというのをお聞かせください。
  それと、プラスチックに関しての2のところですけれども、こちら店舗を把握していくというのも、それも大切なことかもしれないのですけれども、組合のほうからお願いすることで店舗が増えるという可能性もありますので、こちら要請するということはできないのかというのをお聞きいたします。
  それと、5の家庭用粉砕機のところなのですけれども、こちらかなり効果があると思うのですけれども、現在貸し出しているその台数は何台で、今後増やしていくのかというのをお聞かせください。
  6の跡地利用なのですけれども、令和8年度に久喜市に新しい焼却炉ができることで解散するという答弁だったのですけれども、先ほどの前の答弁では、解散するとかこのまま継続するというのは、今後検討していくということだったのですけれども、これもう解散するというふうに認識してよろしいのでしょうか。
  それと、地球温暖化についてなのですけれども、組合の年度別排出量の実績で2019年度を見ますと、非エネルギー起源由来のCO2以外はみんな目標値を下回っています。例えばメタンや一酸化二窒素は、二酸化炭素と比べると排出量は少量ですけれども、メタンは二酸化炭素の21から72倍の温室効果をもたらし、一酸化二窒素は二酸化炭素の約300倍の強力な温室効果ガスであります。こちらはオゾン層も破壊するというふうに言われています。コロナ禍でごみの排出量が増える中で、2021年度の削減目標の達成を目指してどのようなことを行っていくのか、お聞かせください。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 浅倉議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。衛生組合から小売店舗に対しての資源類の店頭回収をお願いすることは考えているのかという趣旨のご質問をいただいております。こちらの組合からの働きかけといたしまして、管内スーパー24店舗のうち、店頭回収につきましてご協力をいただいているのが17店舗、実施率は71%ということを把握をしております。実際にこちらの店舗に実施状況を調査いたしまして、その結果をこの24店舗に報告ということでご連絡をさせていただいております。その中で、実施をしていない7店舗につきましても、他の店舗ではこのような形で取組をやっております。つきましては、貴店舗においても実施をぜひお願いしたいという旨の働きかけは行っているところでございます。
  続きまして、2点目でございます。剪定枝粉砕機の保有台数及び今後の追加購入に関しましてのご質問でございます。剪定枝粉砕機は、久喜宮代清掃センターで3台、菖蒲清掃センターで1台、八甫清掃センターで2台、合計で現在6台保有しております。この粉砕機の貸出しに当たりまして、長期間お待ちいただく例はほぼありませんでしたことから、適切な数が配置されているものと考えております。つきましては、現在のところ剪定枝粉砕機の追加の購入につきましては、考えておらないところでございます。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 浅倉議員の再質問に対してご答弁申し上げます。
  プラスチックごみが上がっている理由でございます。プラスチック量につきましては、久喜宮代清掃センター管内で35.3トン、菖蒲清掃センター管内で5.27トン、八甫清掃センター管内で25.8トンということで、合計で66.37トン増量してございます。こちらの増量に伴いまして、プラスチックごみのコスト増になってございます。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 浅倉議員の再質問にうち、総務課所管部分の6番等々につきましてご答弁を申し上げます。
  まず、大項目6に関しまして、跡地利用の関係ということで、本組合については解散と認識してよいかというご質問でございます。本組合は、あくまで久喜市と宮代町のごみの収集、またごみの処理を行うという共同事務を行っている組合でありますことから、少なくてもこの形での組合は、久喜市の新ごみ処理施設が稼働した段階で解散となるというところでございます。
 また、先ほどのご答弁の中で申し上げましたとおり、今後これから今まさに久喜市、宮代町、また衛生組合交えまして、この跡地利用も含めてでございますが、今後どういった形でこの施設を終了させるか、撤去、解体までさせるか、こういったことを今後これから協議をしてまいりたいと考えてございます。
  続きまして、大項目7番、メタン、一酸化二窒素等々の削減の目標、達成できていないかというご指摘でございます。こちらにつきましても、現段階では事実達成ができていない。ただ、2021年度に含めましても、これまでの取組、見直しながらさらに取組を進め、何とか目標を達成していきたいと考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  浅倉議員。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) 再々質問をいたします。
  最後の地球温暖化のところなのですけれども、メタンとか一酸化二窒素だけではなくて、全体としてかなり目標達成が厳しいというふうに思わざるを得ないところなのですけれども、何とか目標を達成していきたいということなのですけれども、その何とかというのは何なのかというのと、あと組合管内で使用しています、例えば電気をどういうふうに調達しているのかちょっと分かりませんけれども、非化石由来の電力会社から調達するというようなことは考えていないのでしょうか、よろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 浅倉議員の再々質問にご答弁を申し上げます。
  具体的な削減の目標の手法ということでございます。現在、例えば電気でございますれば、計画の中にも小まめな節電の方法等々を計画で位置づけているところでございますが、そういったものを強化して、さらに一層取り組んでいきたいと考えているところでございます。ただ、現状やはり本衛生組合、処理施設、ごみの量が増えてしまいますと、どうしても排出量が増えてくる、そういった関係もございますことから、トータル的な例えば一層の減量化の推進等々も含めて、達成していくことができればかなと考えてございます。
 また、議員ご指摘にありましたとおり、例えば電気を非化石由来のものにするといったご指摘でございます。今PPS契約が本年度で終了するというところでございます。こちらにつきましても、現在のところそういった非化石由来のエネルギーに特定をするというような形で、それをやるというような形では考えておらないところでございますが、今後これからまた入札、またプロポーザル、そういった手法を取って、一番合理的な形で電気の調達を考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 以上で浅倉議員の質問を打ち切ります。
  次に、渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 渡辺です。質問させていただきます。
  まず1番目です。令和2年度の5月5日の粗大ごみ処理施設の火災の復旧についてお伺いいたします。令和2年度5月の粗大ごみ処理施設の火災から3か月が経過いたしましたが、復旧の現状とこれまでの対応についてお伺いいたします。
  (1)です。2か月で復旧は可能と説明がありましたが、現在の復旧の状況はどうか。
  (2)です。市民への通知とお願いはどのようにされたかお伺いします。
  (3)です。工事期間中の一時保管した廃棄物の現状をお伺いをいたします。
  大きい2番です。久喜市の新たなごみ処理施設の焼却炉の方針について、衛生組合の考え方をお伺いいたします。久喜市の新たな方針として、新ごみ処理施設の焼却内容が生ごみの全量焼却、容器プラスチックを含むプラスチックの全量焼却が打ち出されております。このことについて久喜宮代衛生組合ではどのように受け止めたのか伺います。
  (1)です。これまでの久喜宮代衛生組合では、焼却ごみの減量化と容器プラスチックのリサイクル化については、どのような考えでどのように取り組んできたのかお伺いします。
  (2)です。地球環境問題、地球温暖化にはCO2の排出が最重要となると思います。ごみの焼却には環境問題は切り放せない今の現状を踏まえて、根本的に取り組む姿勢について組合としてはどのように考えるかお伺いします。
  (3)です。久喜宮代衛生組合は、容器包装リサイクル法にのっとってリサイクル協会へ資源としての活用を進めてきました。今回の方針は、容器プラスチックの取扱いを止めてしまうことになります。久喜市ではリサイクル協会で進めるマテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの熱処理が、燃やしてCO2を出すのだから、久喜市で燃やしてサーマルとして利用しても同じであるような説明がありましたが、衛生組合では同様に受け止めているのかお伺いをします。
  (4)です。環境型社会形成推進基本法の基本的な考え方は、廃棄物・循環資源の優先順位を法制化しております。これは、これまでの久喜宮代清掃組合が従い実践してきた内容と考えますけれども、今回の久喜市から出された方針は、法にのっとったものではありません。これまで進めてきた容器プラのリサイクルが、既に実行して進めているものを止めて熱回収にすることは、私はおかしいと考えますが、いかがか。3Rを進めるべきではないのかお伺いをします。
  (5)です。環境省・経済産業省が進めているプラスチックの全資源化についてどのように考えるかお伺いをします。
  (6)です。ごみ処理施設整備基本計画検討委員会の会議に衛生組合も参加していると思いますが、これまで衛生組合の取組や地球環境問題に対する考え方の説明はどのようにされてきたのかお伺いをいたします。
  (7)です。今回の久喜市の方針は、焼却ごみを燃やしてリサイクル率を引き下げるということであります。これまでの久喜宮代衛生組合の取組と真逆の方向でありますが、これでいいのかお伺いします。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の質問に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 渡辺議員ご質問のうち、大項目1についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。八甫清掃センター粗大ごみ処理施設で令和2年5月に発生した火災での焼損箇所につきましては、計画どおりに復旧工事を進めまして、令和2年7月12日に復旧し、翌日13日から破砕処理を開始しております。また、現在におきましても復旧箇所に不具合等は発生していない状況でございます。
  次に、(2)でございます。今回の火災を受け、広報紙衛生組合だより6月号に一報を掲載するとともに、ホームページ、そして廃棄物減量等推進員の皆様宛てに送付しております推進ニュースの臨時号の発行により住民の皆様にお知らせをいたしました。その上で、広報紙9月号において火災原因の可能性が高いと考えられるモバイルバッテリーや電子たばこ類は、有害ごみとしての分別排出をお願いしたところでございます。
  次に、(3)でございます。火災により工事期間中一時保管しております廃棄物のフレコンバックの数につきましては、現在536袋でございまして、今年度中に処理を行う計画でございます。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 渡辺議員ご質問の大項目2についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。これまで当組合は、焼却施設の老朽化が進む状況を受け、様々な取組により、焼却量、そして環境負荷の低減を図ってまいりました。特に久喜宮代清掃センターにおいては、平成6年10月からのプラスチック類の分別回収、そして平成12年の容器包装リサイクル法の完全施行に伴い、プラスチック製容器包装が新たに対象品目となりましたことを受け、日本容器包装リサイクル協会による指定法人ルートへの搬出を開始いたしました。現在では全ての清掃センターにおいて指定法人ルートによるプラスチック製容器包装のリサイクルを行っております。
  次に、(2)でございます。CO2の削減のためには、焼却施設での焼却量を減らすことが重要であると考えております。3Rの考え方においても、最も優先されるのはリデュース、排出抑制と位置づけられておりますように、ごみ全体の排出量を削減するよう住民の皆様に働きかけていくことが重要であろうと考えております。
  次に、(3)でございます。ご質問にございます3つのリサイクル手法は、それぞれ異なるものでございます。しかしながら、ライフサイクルアセスメント、つまり製品の製造から流通、廃棄されるまでの工程におけるCO2排出の側面から見ますと、久喜市の説明も考え方の一つと言えようと認識しております。
  次に、(4)でございます。当組合では、廃棄物処理に当たり処理施設の老朽化が進む中、最善と考える取組をこれまで行ってまいりました。一方、今回の久喜市の方針は、新しい処理施設の建設に際し、環境負荷の少なさを中心として、住民負担の軽減や運営上の経済性について、それぞれの項目の全体の最適化を目指して判断したものと理解しております。
  次に、(5)でございます。プラスチックの全資源化については、本年9月1日に行われた国の産業構造審議会において基本的方向性が示されたものの、具体的な手法は示されておりませんことから、今後の推移を注視していく必要があると考えております。
  次に、(6)でございます。当組合は、久喜市が平成29年3月に公表しました一般廃棄物ごみ処理基本計画及び同年10月に公表しましたごみ処理施設整備基本構想の作成段階から、これまでのごみ処理への取組や環境負荷への考え方につきまして多くの時間を費やし、担当課と意見交換を行ってまいりました。その延長線上にある今回のごみ処理施設整備基本計画検討委員会は、当組合とのこれまでの意見交換を踏まえて久喜市が諮問し、委員の皆様にご検討をいただいているものと考えております。
  次に、(7)でございます。今回の久喜市の方針による場合、リサイクル率の低下が考えられますことは、ご指摘のとおりでございます。しかしながら、今回の方針は、先ほどの答弁のとおり、新しい処理施設の建設に際し、環境負荷の少なさを中心として住民負担の軽減や運営上の経済性について、それぞれの項目の全体の最適化を目指して判断したものと理解しております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  渡辺議員。
3番(渡辺昌代君) 再質問させていただきます。
  まず、1つ目のほうですけれども、現状で回復しているということで、よかったと思っておりますが、まず市民に知らせるということで、広報で知らせていただいて、「お願い」ということで載っておりまして、これを見てくださった方は、改めてもう一度やらなくてはいけないなということは考えたと思うのですが、市民全体に知らせるために、もう一工夫やっぱりするべきだと私は思うのですけれども、これを見てくださる方は本当にいいのですけれども、それからホームページ。そのほかの人たちにどうやって知らせるかというその方法なのですけれども、私はみんなに知らせていないと思うのです、まだ。市民のほうには行き渡っていないと思うのです。ほかのところでもやっぱり危ないときもあったと聞いています。ほかの自治体でも同じようなことがあるということを聞いています。だから、全国的な問題だとは思うのですけれども、それを一歩進めるためには、何か工夫というようなものは考えていますでしょうか、その1点お伺いします。
 2番に関しましては、答えとしてはそのように答えるしかないだろうなというふうに思ってしまうのですが、まずリサイクル率が下がります。これはこれでいいのかということをもう一度お願いします。リサイクル率は低下します。それから、もう一つ、CO2の排出量は増えます。これもこれで衛生組合はよしとするのか。2つ目です。
  3つ目、循環型社会形成推進基本法というのは、きちんとした法の中で順番があります。この順番の基本法の考え方を遵守すべきだと私は思いますが、それについてどう思うか。
  もう一つ、国のほうですけれども、資源化が進むようになると、まだ分からない。具体的な内容が示されていません。具体的な内容が進んで、これが資源化を進めるよという方向に、もう全国的に進むとすると、方向が違ってくるのではないかと思いますが、その辺についてはどのようにお考えになるか。動向を見守るだけでは駄目だと思うのですけれども。今まで衛生組合としても久喜市とかなりの時間を費やしてお話をしてきたということですが、環境負荷と経済のものと、それから市民への負担を、3つを考えた場合はこうなったということなのですが、今現在の取り巻く環境を考えると、環境負荷を一番初めに持ってこなければならないのではなかったかと私は思うのですけれども、その点へ市民から多くの疑問が出されてきておりますが、その点については改めてお願いします。環境負荷についてはどのように考えるのか、もう一回お願いします。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 渡辺議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、有害ごみと申しましょうか、先般の八甫清掃センター火災に係るその原因等の周知等に関するご質問でございます。議員ご質問いただいたとおり、私どもではごみの今回の火災につきまして、衛生組合だより、それからホームページ、それから推進員宛ての「推進員ニュース」の臨時号を発行しまして、今回の火災に当たります広報を行っております。その上で、9月号で分別につきましての再度の呼びかけをさせていただいたところでございます。衛生組合の住民の皆様へ発せる媒体としては、今のところ広報紙、ホームページ、アプリ、それと推進員さんとの投げかけということで、こういったものがあるわけですが、今現在ではその全てを活用した周知をやってございます。先ほど前段の議員に対する答弁もございましたが、今回の火災につきましては、今現場レベルでは火災の発生物質の除去に関して努めているところですけれども、そもそも住民の皆様の排出段階で、できるだけ原因物質を除きたいと考えておりますので、来年4月以降のそういった由来品、先ほどのお話もさせていただきました電気シェーバーや電気歯ブラシなど、充電池が内蔵されていながら取り外せない、そういった家電品目、現在燃やせないごみとして収集いたしておりますが、そういった品物につきましても、有害ごみとして別で収集できないかということで検討を行っているところでございます。こちらの検討が整い次第、そして可能だということで判断次第、また改めて広く住民の皆様に、ごみのカレンダーも含めて、来年度このような形で分別が変わりますよということで再度強く、火災が原因でこういったことになりました、引き続きご協力をお願いしたいという旨の広報をさせていただきたいなと考えているところでございます。
  続きまして、久喜市の新しいごみ処理施設に関する方針に関してでございます。まず、1点目でございます。リサイクル率低下につきまして、それで組合としてはよろしいのかというお話でございます。おっしゃるとおり、衛生組合につきましては、これまでリサイクル率につきましても、以前までつくっておりました当組合の基本計画等でも目標ということで掲げて取り組んできた経緯がございます。今回の久喜市の打ち出した方針につきましては、先ほど答弁いたしましたとおり、リサイクル率以外の様々な要素を加味して、最適な処理施設建設を方針として掲げたということを聞いておりますので、リサイクル率は低下はすることにはなってしまうのかと思いますが、その辺に関しましては、久喜市のほうでその旨を了解の上、今回の計画を立てられたと理解をしているところでございます。
  続きまして、CO2の排出につきましても、こちらも先般の議会全員協議会の資料を拝見いたしましたけれども、その中でCO2の排出量につきましても資料の中で書いてあったと思います。そちらに関しましては、私どもでは詳細な算出等はしておりませんので、なかなかコメントは、組合としての意見はここでは難しいものと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
  3つ目でございます。循環型社会形成推進基本法におきまして、循環資源、つまり廃棄物のうち優良なものの循環的な利用及び処分の基本原則といたしまして、その処理に関する原則的な優先順位が定められていることは、議員ご指摘のとおりでございます。まず、第5条により3Rのうちのリデュース、発生抑制を前提として、次に同法第7条前段によりリユース、再使用、次にリサイクル、再生利用、次に熱回収、最後に、これらの処理が不能な場合処分されるという順に行われなければならないとなっております。一方、その同法第7条、後段におきまして、先ほどの優先順位によらないことは、環境への負荷の低減によって有効であると認められる場合は、これによらないことが考慮されなければならないこと、つまりこの優先順位とは異なる扱いがされるべきと認められる場合は、この順位に必ずしも従う必要はないという旨も規定をされているようでございます。つきましては、今回の久喜市の方針は、この法令の文言自体には反するものではないのかなと理解をしているところでございます。
  続きまして、4つ目でございます。全プラスチック類の資源化が実施された場合、今回の久喜市の方針とは異なることになるのではというご指摘でございます。こちらに関しては、私どもも全資源化におきましては、報道等で触れるだけの状況ですので、その詳細、今後についても、なかなかスケジュール等何も分かっていないところなのですけれども、おっしゃるとおり今の段階ではプラスチック類を国は全資源化ということで打ち出しつつある。そして、久喜市ではご承知のとおりの処理を方針として掲げているということは、方向としては異なるということは、それは組合としてもそのとおりということで、それは理解をせざるを得ないと考えております。
  最後に、環境負荷につきまして、これを何よりも優先させて処理施設の方針を立てるべきではというご提起でございました。こちらに関しては、先ほど来お話をさせていただいております久喜市におきまして、様々な要素を加味して最適化を図った方針を打ち立てたということで聞いておりますので、当組合としては、そちらの市の方針を理解をしているところでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  渡辺議員。
3番(渡辺昌代君) 1番については頑張っていただきたいと思います。販売するところに、提案ですけれども、そこでチラシを、小さいカードみたいなものでいいのですけれども、モバイルバッテリーは危険物、有害扱いですよ、火災になるおそれがありますよみたいなものを配ってもらうとか、それからこういう小さい旗を立てるとか、いろいろなやりようがあると思いますので、それは工夫していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
  2番目に関しては、残念なお答えしか返ってこなかったのですけれども、私は市民の方からお伺いをしました。これまで十数年取り組んできたプラごみの分別、初めのうちは本当に出しても戻ってしまう、シールが貼って戻ってきてしまう。それを何でなのだろうと思いながら学習しながら、市民の皆さんも協力しながら分別をして、これは環境に優しい、要するにやらなくてはならないものなのだと思ってやってきたということなのです。それを今回このように決まって、それに従うというお話だったのですけれども、今までやってきた取組が、要するに元に戻ってゼロになってしまうというふうに思うのです。ペットボトルは別ですけれども。そのことに関して、私は非常に市民の方から聞かれたときに、本当に久喜宮代衛生組合がしっかりと考えながら推進してきたものが、ここでストップしてしまうということに物すごく憤りを感じるというか、残念で仕方がないのですけれども、そのことが、どうしてもうちょっと訴えられなかったのかというところが、物すごく気になって仕方がなかったのです。私は、そこを前面に押し出してやっていただきたかったと思うのですが、久喜市の最適化を図ったということ、それに従うという話なのですが、市民からのそういう、共に進んできたということに関しては、どのように感じているのでしょうか。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 渡辺議員の再々質問に答弁申し上げます。
  これまで衛生組合は、老朽化する施設を前提とした様々な施策、環境負荷の低減を含めて施策を打ち出してまいりました。おっしゃるとおりプラスチック類や生ごみの分別回収、こちらに関しても住民の皆様、久喜市民、宮代町民の多くの皆様のご意見等をいただきながら実施をしてまいりました。そういった経緯がございます。ということで、私どもは、市民の皆様のお力もいただきながらこれまでごみ処理行政を進めてきたことは、そのとおりであると認識をしております。このような私どもの取組に関しましては、先般ご答弁いたしましたが、一般廃棄物の基本計画、そして処理施設設備基本構想、こういった段階で久喜市と意見交換をさせていただいて、私どものこれまでの取組、私どもの姿勢ということに関しましては、久喜市の方々にはご理解をそこでいただいたと思っております。そして、その上で今回久喜市から新しい方針が打ち出されたということで、これまでの当組合の方針を認識いただいた上での今回の方針ということですので、当組合としては、組合の理解はしていただいた上での方向を打ち出すということでのそういう理解をしている、そういったところでございます。
議長(丸山妙子君) 以上で渡辺議員の質問を打ち切ります。
  休憩といたします。

    休憩 午後 零時05分

    再開 午後 1時05分

議長(丸山妙子君) では、再開いたします。
  引き続き一般質問を行います。
  大橋議員、お願いいたします。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) 議席番号7番、大橋きよみです。
 1、コロナ禍におけるごみ処理について。
  (1)、新型コロナウイルス感染症の現状と対策について伺う。
  ア、現在、施設内・収集時の対策をどのように徹底しているのか伺う。
  イ、施設の人員に新型コロナウイルスの感染が確認された場合、二次感染を防ぎつつ、施設を稼働させるための配置など対策を考えているのか伺います。また、その場合、何割の稼働を想定しているのか伺います。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 大橋議員ご質問の大項目1のうち、(1)、アの収集時の対策についてご答弁申し上げます。
  収集現場へ向かう車内では密閉、密集、密接のいわゆる3密状態となりやすいことから、マスクの着用を徹底するとともに、小まめな換気を心がけております。そして、作業後には手洗い、うがいとともにアルコール消毒液による消毒を行うよう指導しております。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 大橋議員ご質問の大項目1の(1)についてご答弁申し上げます。
  初めに、アでございます。処理施設における新型コロナウイルス感染症の対策といたしましては、密閉、密集、密接を避けるとともに、従業員間での濃厚接触の減少を図るため、各室内の定期的な換気、休憩時間の分散、マスクの着用、指示や報告時における電話、メール、無線、書面の活用、手洗い、うがいの徹底、複数人が触れる場所の定期的な消毒、出勤前の体温測定等を実施しております。
  次に、イでございます。施設の人員に新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対策といたしましては、埼玉県から令和2年4月8日付で通知のございました「緊急事態宣言を踏まえた新型コロナウイルス感染症に係る廃棄物の円滑な処理について」に基づきまして、処理施設ごとに業務の優先順位を考慮した上で、人員が不足した場合の運転管理の継続性を重視した段階的な業務計画を策定し、令和2年4月21日に各処理施設の運転管理業務事業者に通知をしております。
 また、本業務計画では、1名が罹患した場合から、施設全体で活動不能となった場合までを想定した段階的な業務縮小計画となっております。具体的な稼働時間等の内容といたしまして、例えば久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設では、通常4班体制で24時間連続運転を行っておりますが、罹患者及び濃厚接触者の発生により3班体制となった場合は24時間連続運転は継続しますが、ごみ処理量に応じて土曜日、日曜日を運転停止といたします。さらに、2班体制となった場合は16時間運転、1班体制となった場合は8時間運転とし、段階的に稼働時間を縮小しながら可能な限り焼却処理を継続してまいります。また、施設全体で活動不能となった場合は、焼却処理施設が運転不可能となりますことから、罹患者の療養期間や濃厚接触者の経過観察期間に応じて、他のセンターでの処理について検討する計画となっております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) 質問いたします。
  アのところで1つ聞きたいのが、コロナ禍に対する職員間のヒヤリ・ハット、危なかったりとかというときの危機管理なのですけれども、そういうことが行われているかということと、あとマスクやティッシュの出し方などは、各家庭で気をつけていることと思いますけれども、ペットボトルの選別作業をされている作業員の方などの感染リスクが高いのではないかというふうに考えました。今回各家庭のごみの捨て方ということで、久喜宮代衛生組合のほうでも環境省のほうから出されているものをホームページ等で見ましたけれども、そこにはペットボトルの飲み口のところをよく洗ってとか、そういうことは書かれていなかったように思うのですが、そういった場合、やはり選別作業をされている方の感染リスクが高いのではないかなというふうに思いました。どのようにそういった方に注意喚起というか、作業員に対して注意喚起を行っているのかということを教えていただけたらと思います。
  あと、イについてですけれども、危機管理として、クラスターが発生したときに、収集が停止されたときに、何日間ぐらい停止が可能かといったら変ですけれども、この作業が止まった場合を想定して、何日間ぐらい停止することが可能かということと、あとどのように市民にそのことを知らせていくかということを考えているか、示していただきたいと思います。
  あと、先ほど菖蒲や八甫があるので、私もどうにかその作業ができるのかなというふうにも思ったのですけれども、さっきの質問者の答弁では、それがちょっと厳しいということをおっしゃられていました。故障したときのことを考えて、それがほかのところで作業するのは厳しいという答弁なのかもしれないのですけれども、近隣自治体で実際に稼働停止する施設が出た場合、自分のところもそうですけれども、近隣自治体間の協定などを結ばれているのかということも話されているか伺いたいと思います。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 大橋議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。コロナ禍におけるごみ収集作業の作業中のヒヤリ・ハットに関するご質問でございます。今回の新型コロナウイルス感染症に特定の内容となるごみの収集作業におけるヒヤリ・ハットの事例は、特段耳にはしておりません。先ほど大橋議員からお話ありましたとおり、環境省が発行しております住民への周知内容、こちらもごみの収集に携わる人間に周知はしておりますので、そちらでその旨対応する、こういった国からの話があるのだということで周知をしながら、現在のところ円滑に収集をしているところでございます。
  その中に、マスクやティッシュの出し方等で案内もあるのですけれども、通常これまでは燃やせるごみということで収集はしているのですが、ただ収集の際に、場合によっては、車に巻き込む際に、入れ方で袋が破裂してしまうと、そういったこともありますので、必ずそういったことがないようなごみの入れ方と申しましょうか、作業の仕方を工夫して、そういった新型コロナウイルスに起因するマスクやティッシュ等、何が入っているか分かりませんので、そういったことを自身が浴びるようなことのないようにということで、そういったことも含めて話をしております。
  また、ペットボトルの回収につきましても同じような話をしております。ペットボトルの選別業務につきましても、先ほど施設課長からお話がありましたとおり、手袋やマスク、それからそういった防護体制ということで、完備をして作業に携わっていただいております。こういった取組の結果は、現在のところごみの収集部門及び中間処理部門におきまして、新型コロナウイルスに感染する事例というのは、現在のところ聞いておりません。
  2番目でございます。いわゆるクラスターの発生によりましてごみの収集が停止、何日ほど耐えられるものなのかと、そういった趣旨のご質問であったと思います。ごみの収集につきましては、住民生活に非常に密接しております、行政の根幹とも言える業務でございます。私どもとしては、そういった事業が途絶えることのありませんように、ごみの収集委託業者に対しましても、この業者が新型コロナウイルスの関係で業務が履行できなくなる、そういった場合にありますと、その業者の分の仕事は誰がやるのというお話になりますが、残りのそのほかの委託業者につきまして、臨時的に収集作業ができるような委託をできる体制を本年度から取っております。なので、そういった業者がもし1業者あれば、ほかの業者で業務を補填して住民の皆様に不都合のないようなごみの収集体制を取れている、そういった状況でございます。場合によっては、ご質問で何日ほど耐えられるのかというお話ですけれども、これは、あまり詳細なシミュレーションはないのですけれども、年末年始等で住民の皆様にはごみの収集がない期間というのがございます。それが5日、6日程度通常あるわけですけれども、こういった例を考えますと、ごみの収集、場合によってはストップする場合は、その程度の日数というのが住民の皆様の耐え得る一つの目安なのかなと考えております。収集作業自体はそういったことがないように体制は整えておりますので、ご答弁させていただきます。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 大橋議員の再質問に対しご答弁申し上げます。
  イのクラスター発生時、施設のほうの稼働が何日程度止めなくてはならないかというご質問でございます。そちらにつきましては、想定で申し上げますと、濃厚接触者は自宅で2週間程度の観察期間が必要になるということで解釈をしているところでございます。最低でもその期間というのは運転が不能となると見込んでおります。
 あと、もう一点、近隣自治体との連携のご質問を頂戴していたかと存じます。近隣自治体との連携につきましては、埼玉県清掃行政研究協議会、こちらを介して各自治体に働きかけをする協定になってございまして、そちらのほうの活用を考えてまいりたいと思っております。
  あと、すみません、1つ答弁漏れで、市民への周知の関係でございますが、こちらについては短期間ということになろうかと思いますので、ホームページ等を活用しながら、速やかに市民の皆様には情報の提供をさせていただきたいと考えてございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  大橋議員。
                 〔7番 大橋きよみ君登壇〕
7番(大橋きよみ君) 先ほどごみの施設を止める場合は2週間程度というお話でした。これは、このときは収集をしてもらえるのかというのは、2週間程度施設を止めるとしたら収集をできるのか、ちょっとそこだけ聞きたいのですけれども。
議長(丸山妙子君) 大橋議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 大橋議員の再々質問に対してご答弁申し上げます。
  答弁の中でも申し上げましたが、施設を止めることなく、今回短期間ということでの想定でございまして、他のセンターの活用を考えながら進めてまいりたいと施設側のほうは考えております。そのような前提の中、収集におきましても、短期間の間であれば今までと変わらない形で収集を実施していただこうということで考えているところでございます。
議長(丸山妙子君) 以上で大橋議員の質問を打ち切ります。
  次に、猪股議員、お願いいたします。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 通告順に質問してまいります。
  まず第1は、久喜市において新ごみ処理施設の整備が2年先送りとなる方向が示されています。衛生組合の対応を明らかにしていただきたいという質問です。前者からも質問があって答弁されましたけれども、一応通告どおり質問させてもらいます。
 まず、(1)としまして、これまで久喜宮代衛生組合の解散は2024年と見込まれていました。これ自体が少しずつじりじりと延びてきている、先送りになっていたわけですけれども、その2年間は、これは2026年までの延長になりました。その2年間は、衛生組合としてのごみ、それからし尿処理を続け、解散の時期も2年間先送りとなるということでよろしいのかどうかということであります。解散の時期というのは、収集運搬が移行した時点で解散になるのか、この運転が終了した時点で解散になるのか、あるいはその後の建物解体、土地の更地にする、そうしたところまで延びるのか、いろんな解釈がありますけれども、どのように考えているのかお願いをいたします。
  (2)としまして、久喜市、宮代町とこの点どのように協議し、合意をしてきたかということであります。今現在、具体的には協議を始めたところというようなこともありましたけれども、その点詳しく説明してください。
  (3)としまして、久喜宮代清掃センターのごみ焼却炉は、2年間の処理期間延長に耐えられるのかどうか、これが一番の関心事です。これも前者に対する答弁で、ぎりぎり6年間、2年の余裕を見込んで28年度と考えているとありましたけれども、それは本当にぎりぎりの延長ですよね。もし万が一のことがあったら、何かあったらそれではもう間に合わなくなるという可能性もあります。本当にその2年間大丈夫なのか、新たな延命化、あるいは寿命延長のための改修が必要になることも想定されますけれども、対応を説明してください。
  2つ目です。八甫清掃センターのし尿処理施設の整備についてです。今年の2月の予算議会でも質疑いたしましたし、昨年もずっと質問してまいりました。なかなか具体的な方針、話合いの結果としての具体的な方針が出てこないです。そこで、これまでの周辺住民への説明の経過と指摘されている問題点、課題を明らかにしてください。
  (2)としまして、今後の話合いの予定、見通しを明らかにしてください。
 (3)としまして、今年度の予算で計画をしていたわけですが、長寿命化総合計画策定支援業務委託、生活環境調査業務委託、業者選定支援業務委託の進捗状況を明らかにしてください。
  (4)としまして、今後の事業計画の進め方と整備スケジュールを明らかにしてください。
  5番目なのですけれども、新ごみ処理施設の整備スケジュールは2年間先送りになりました。八甫の処理施設も当然2年間はそのまま続けるということになります。そうすると、八甫に集約をする予定であるところのし尿処理施設の整備、これは一体どうなるのか。これも2年間先送りという、いわばよく言えば余裕ができたということになるのでしょうか。それとも、2024年が当初の期限だったわけですが、そこに間に合わせて何とか整備拡張したいということなのでしょうか、お願いをいたします。
  大きな3番目です。3清掃センターにおける地球温暖化・温室効果ガス、CO2の排出をどのように把握をしているのかということです。
 まず、(1)として、3センターそれぞれのごみ処理施設、し尿処理施設の排出量、ごみ収集車による温室効果ガス、CO2の発生量を把握していれば明らかにしていただきたい。2013年、国それから久喜市もそうですけれども、一応基準年度は2013年ということになっていますので、2013年とその後の直近の排出(発生)量を表で示されたいということでお願いをしておきました。配布をされておりますが、説明をしてください。
  (2)としまして、温室効果ガス発生量の推移について、その評価を明らかにしてください。
  (3)としまして、これまで衛生組合として温室効果ガス、CO2の発生抑制のための計画、または取組方針、指針などを策定してきたが、これ大変失礼いたしました。これ通告した後で、はっと気がつきまして、地球温暖化防止実行計画ちゃんとつくっていましたよね。ホームページにも載っておるし、実績値も掲載されているわけですけれども、その内容と取組の実績、その評価、一応実績については見させてもらいましたけれども、その評価についてもお願いをいたします。実績の表が今日配付されたものですね。
 それから、(4)としまして、久喜市は環境基本計画、区域施策編で温室効果ガス、CO2発生抑制の方針、計画数値目標を策定しました。これが2013年度比、2030年までに28%の削減計画となっています。衛生組合としては、衛生組合も実行計画は今年度基準が違っているのですけれども、内容的には同じものと考えていいのかどうか、久喜市の削減計画と比較してどうなのか、ちょっと説明いただければと思います。
  大きな4番目です。レジ袋の分別収集の現状についてです。これは、実は久喜市の一般質問で、昨日実は本会議で訂正があったのですけれども、こういう答弁がありました。レジ袋の分別収集の実態について一般質問があったのに対して、「レジ袋有料化に伴う本市のレジ袋削減量について、久喜宮代衛生組合に確認したところ、レジ袋は他の燃やせるごみと一緒に出していただいているため、レジ袋の削減効果及び削減量は把握できないとのことでございます」、衛生組合がこういうふうに回答してきたという、そういう答弁があった。昨日の久喜市の本会議で、これは間違いだったということで訂正があったのですが、そもそも考えてみれば、衛生組合がレジ袋は燃やせるごみと一緒だ、そんなこと言うわけはない。当然資源プラスチックまたは容器包装リサイクルである。したがって、衛生組合が答えるはずのないことを久喜市の資源循環推進課及び環境経済部長が堂々と答えてしまったわけです。それで、それは何を意味するかというと、久喜市の資源循環推進課と環境経済部長が、レジ袋はプラスチック製容器包装、あるいはプラスチックは資源だということを知らなかったということを意味する。このことについては、昨日私強く指摘させていただいたところなのですけれども、一体何でこんな答弁を久喜市の当局がしたのか、衛生組合にどういう問合せが来て、どう衛生組合は答えたのか、それをどうねじ曲げたのかということをちょっと知りたいのです。明らかにしていただきたいのです。行政同士の正式なやり取りの中でこういう答弁をしてしまったわけですから。経過について事実関係をお願いをいたします。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 猪股議員のご質問のうち、大項目1の(1)と(2)、大項目2の(1)と(2)についてご答弁を申し上げます。
  初めに、大項目1の(1)でございます。本衛生組合のごみ処理施設につきましては、本年8月17日に開催されました久喜市議会全員協議会におきまして、新たなごみ処理施設の完成が令和8年度末と示されたところでございますので、それまで本衛生組合のごみ処理施設の稼働を継続することとなります。また、し尿処理施設につきましては、八甫清掃センター、し尿処理施設への集約を進めておりまして、こちらは計画どおり令和5年度中を目標に長寿命化工事を行ってまいります。こちらのごみ処理の関係、し尿処理の関係を考えますと、組合解散の具体的な時期についてでございますが、現状では新しいごみ処理施設の完成時期と同時期になるものと現在考えているところでございます。
  次に、(2)でございます。これまで久喜市、宮代町、そして衛生組合の3者におきまして、本衛生組合のごみ処理施設の寿命は限界が到来していることを前提といたしまして、新たなごみ処理施設への円滑な業務引継ぎ、また本衛生組合の解散に関係する事項などについて協議、また意見交換をしてまいりました。これまでの協議では、住民の皆様にご迷惑、また混乱が生じないよう、特に収集業務については、新たなごみ処理施設の稼働の2年前までに久喜市、宮代町に移管をすることを考えておるところでございます。今般、新たなごみ処理施設の完成時期が示されましたことから、まずは収集業務につきまして、令和何年何月までに久喜市、宮代町に移管するといった具体的なスケジュールを決定していくなどの協議をまさに始めたところでございます。今後におきましても、これまで以上に久喜市、宮代町と連携協議を密にいたしまして、円滑な業務移管ができますよう努めてまいりたいと考えてございます。
  続きまして、大項目2の(1)、(2)について、それぞれ関連がございますので、まとめてご答弁を申し上げます。久喜市におきましては、し尿処理施設の分散と老朽化、さらに将来のし尿、汚泥の搬入量の減少による非効率化などの課題に対応するために、久喜市し尿処理施設整備基本構想を平成31年3月に策定したところでございます。八甫清掃センター周辺地区の住民の皆様には、基本構想の策定段階でありました平成30年8月から周辺地区住民の代表の方で構成いたします鷲宮・栗橋生活環境保全協議会の場をお借りいたしまして、3回にわたり久喜市のし尿処理の現状、また課題、八甫清掃センターのし尿処理施設の改修、延命化や、し尿処理を八甫清掃センターに統合するという基本的な考え方を久喜市が主体となりまして説明をしてまいりました。説明会の中では、周辺地区の住民の皆様からは、反対である、長く迷惑を被ってきたので、他の場所に整備してほしいというご意見が強くありまして、これを重く受け止め、皆様からいただいたご要望にどのように配慮し、対応すべきか検討しながらご説明をしてきたところでございます。
 また、基本構想策定後、地元からの要望等への検討結果等も踏まえ、より丁寧に説明するため、令和元年5月からの周辺地区の住民の皆様を対象に、地区別に4回にわたりまして説明会を開催し、ご意見をいただいたところでございます。その説明会でいただいたご意見や課題といたしましては、反対であるので他の場所に移ってほしいといったもの、仮に延命化したとして、さらにそれが老朽化した場合はどうなるのか、10年後には八甫以外に造る確約が欲しいといったもの、また延命化した場合、臭い、煙は改善されるのかといった周辺の臭気、搬入車両の増加による社会的環境の悪化に対する懸念といったものでございました。久喜市及び本衛生組合といたしましては、これらの地元の住民の皆様からのご意見、ご要望にできるだけお応えできるよう検討を重ね、丁寧に説明をしてきたところです。その後、本年6月24日に鷲宮・栗橋生活環境保全協議会から久喜市長、また久喜宮代衛生組合管理者宛てに、し尿処理施設の集約化、延命化工事を受け入れる条件を示した要望書をいただいたところでございます。その要望書には、延命化後の八甫清掃センターし尿処理施設の運営に関すること、周辺地区へ配慮に関すること、地域社会への配慮に関することなどが挙げられてございます。今後いただきました要望に極力対応できますよう、久喜市また衛生組合で協議中でございまして、それがまとまりましたならば鷲宮・栗橋生活環境保全協議会と久喜市、また衛生組合の3者で合意文書を取り交わす予定となってございます。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 猪股議員ご質問の大項目1の(3)、大項目2の(3)から(5)及び大項目3についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1の(3)でございます。久喜市では新たなごみ処理施設の稼働時期につきまして、当初令和5年度を計画しておりましたが、平成30年度に広域化の検討等を行ったことで、1年延長され令和6年度となりました。当組合では新たなごみ処理施設の稼働が1年延長となったことに伴いまして、平成30年度にごみ処理施設の長期整備計画の見直しを行っております。この長期整備計画は、老朽化による故障の発生リスクや、不測の事態による新たなごみ処理施設の施工期間の延長等を考慮し、安全マージンを2年間見込んだ令和8年まで、現在の焼却処理施設を適正に安定稼働させる場合に必要となる整備を効率よく実施するための計画となっております。現在の焼却処理施設は、この長期整備計画を基に、毎年度整備機器の点検結果による施工内容の精査を行いながら計画的に修繕工事を実施しているところでございます。新たなごみ処理施設の竣工が2年延長されたことに伴いましては、老朽化により厳しい状況ではございますが、引き続き計画的に修繕工事を実施することで故障の発生リスクの低減を図りながら、令和8年度まで適正に維持管理をしてまいりたいと考えております。
  続きまして、大項目の2、(3)から(5)についてご答弁申し上げます。初めに、(3)でございます。八甫清掃センターのし尿処理施設に係る業務委託の進捗状況でございますが、長寿命化総合計画策定支援業務委託につきましては、一般財団法人日本環境衛生センターと令和2年9月2日に契約を締結いたしまして、本年度中に計画策定に向けて、現在必要となる資料の収集等を行っているところでございます。生活環境影響調査業務委託につきましては、エヌエス環境株式会社と令和2年8月3日に契約を締結いたしまして、令和2年9月8日に鷲宮・栗橋生活環境保全協議会の役員及び地元区長の皆様へ調査の実施内容についてご説明をさせていただき、ご了承いただきましたことから、現在現況調査の実施に向けて準備を進めているところでございます。業者選定支援業務委託につきましては、令和3年度に実施する予定となっておりますことから、現在令和3年度の当初予算へ計上するための準備を進めているところでございます。
  次に、(4)でございます。今後の事業計画の進め方と整備スケジュールにつきましては、令和3年度に業者選定支援業務委託、令和4年、5年度に基幹的設備改良工事、令和5年度に長寿命化総合計画策定支援業務委託による施設保全計画の見直しを実施する計画となっております。
  次に、(5)でございます。八甫清掃センターのし尿処理施設の基幹的設備改良工事の時期につきましては、以前からの計画どおり令和4年、5年度に実施する予定でございまして、久喜市で進めている新たなごみ処理施設の竣工が2年延長されたことに伴う改良工事時期の変更につきましては、現在考えていないところでございます。
  続きまして、大項目3についてご答弁申し上げます。初めに、(1)でございます。当組合では、3清掃センターから排出される温室効果ガスにつきまして、毎年度各清掃センター全体の総量を算出し、当組合のホームページにて合計量を公表しているところでございます。ご質問の各処理施設の温室効果ガス総排出量につきましては、主に電気使用料やごみの焼却量ごとに算定しますが、電気使用料はセンターごとで算出されており、それぞれの施設で把握することが困難であることから、算出していないところでございます。
  また、ごみ収集車から温室効果ガス排出量の算出は、燃料使用料を基に算定することとなります。しかしながら、委託業者の車両にあっては、当組合業務に限った燃料使用量を把握することが困難であることから、算出していないところでございます。
 なお、各清掃センターの2013年度及び直近4年度の排出量の実績につきましては、参考資料1ページのとおりでございます。
  次に、(2)でございます。当組合の温室効果ガス排出量の推移につきましては、平成29年度からの実績を見ますと、平成29年度が1万7,492トン、平成30年度が1万7,263トン、前年度より229トン削減、令和元年度が1万6,894トンで、前年度より369トン削減と年々減少しておりますことから、排出抑制が図られているものと考えております。
  次に、(3)でございます。当組合では、地球温暖化対策の推進を図るため、地球温暖化防止実行計画を平成24年度に策定しております。平成24年度に策定した計画では、計画期間を平成24年度から平成28年度までの5年度間としておりましたことから、平成29年度に、平成29年度から令和3年度までの5年度間を計画期間として計画の見直しを行っております。当計画の内容といたしましては、計画期間の年度ごとに削減目標値を設定いたしまして、その目標の達成に向けて温室効果ガスの排出抑制等の取組内容を示したものでございます。
 実績及び評価につきましては、平成29年度から温室効果ガスの総排出量を見てみますと、先ほどご答弁申し上げましたとおり、年々減少しておりますことから、取組の効果が出ているものと考えておりますが、令和元年度時点で当年度の目標値である1万6,861トンに対し、実績が1万6,894トンと33トン満たない状況となっておりますことから、今後も温室効果ガスのさらなる削減に向けて取り組んでいく所存でございます。
  次に、(4)でございます。久喜市で平成30年9月に改訂されました久喜市環境基本計画において、温室効果ガスの排出量の削減計画及び数値目標を掲げられていることは認識しております。一方で、当組合では地球温暖化対策の推進を図るため、地球温暖化防止実行計画を策定していることから、この計画に沿って温室効果ガス排出抑制等の取組を行っているものでございます。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 猪股議員ご質問の大項目4についてご答弁申し上げます。
  当組合では、レジ袋を排出する際は、久喜宮代清掃センターでは資源プラスチック類、菖蒲清掃センター及び八甫清掃センターではプラスチック製容器包装として回収を行っておりますことから、燃やせるごみとしての収集は行っておりません。このことは、議員ご指摘のとおりでございます。
 なお、本件に関わりまして久喜市担当課から8月24日に照会を受け、同月26日に回答をしております。そして、その回答内容でございますが、レジ袋有料化による減量効果を、当組合では実数としては把握をしていないこと、また参考として、久喜市における有料化前後のレジ袋の削減量を試算し、その推計値を回答したものでございます。つきましては、レジ袋の分別排出方法を当組合から久喜市担当課に対し回答した履歴はございません。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) 申し訳ない。一番最後のところでちょっと確認しておきたいのですけれども、8月24日に久喜市から照会が来た、それから26日に回答した。これは、文書で来て文書で返しているのですよね。ちょっとそれ確認をお願いします。
  それから、前者に対する答弁の中で、レジ袋の削減の推計値が先ほど言われました。先ほどの浅倉君に対して、住民1人当たり月6枚のレジ袋の削減がされていると。それは推定だと思いますけれども、そういう具体的な数字まで出たのですが、このことも久喜市の回答に入れて出してあるのでしょうか。それをちょっと確認したい。まずそれの確認をお願いします。それが出ていて、久喜市が何でこんなおかしなばかげた答弁を作ったのだかよく分からないので、どうしても納得いかない。事実関係について今の2点をお願いします。
  結果的に削減効果と削減量を把握できないのは、これは大体推測はつくのですけれども、それでも推計値は出せる。それは、きちんと報告をしたら、それを答弁するのが当たり前だと思うのだけれども、それがなされなかったのはなぜなのか。ちゃんと伝わらなかった、あるいは誤解されたのでしょうか。首ひねるしかないのだけれども、どんなものでしょうか。心当たりがあれば教えてください。
  それから、次の質問ですが、まず大きな1番目に戻ります。久喜宮代清掃センターのごみ焼却炉が一番心配なわけです。これが現在の長期整備計画で2年間の余裕を見込んで、令和6年まで計画的に整備を進めているというふうにお話があったのですけれども、普通はやっぱりそういう1年、2年の余裕を見込むものだと思うのです。それでたまたま久喜市のほうで今後は2年間延長になったから、何とかその範囲内に収まるというふうに考えていらっしゃるのか。これは本当にぎりぎりだから、すごく何か問題が起こった場合には途中でパンクしてしまう。残り1年を残して、例えばさらに大きな改修工事をしなければならなくなるとか、あるいは久喜市のほうで仮に万一計画がもう一年延びるなんてこと、これまで1年、2年、1回、2回延ばしてきたわけだから、もう一回延ばすなんてことになった場合には到底間に合わなくなる。その場合には、また新たな整備計画、改修計画が必要になってくるのでしょうか。本当にこの衛生組合、20年以上前から、もう限界だ、もう限界だとやってきて、何とか今までもってきたのだけれども、今度こそ限界だと私は思っていますので、最後の判断、本当に新たな整備計画が必要になるということがあり得ないのか、心配しなくていいのか。万が一の場合にはそういうことも想定しなくてはならないのか。その考え方、見通しを聞かせてください。本当な絶対パンクさせてはいけない事業ですから。私が言うまでもない、当たり前のことです。ぜひお願いします。それが1つ。
  それと、この衛生組合の解散について、これは先ほどからも話になったのだけれども、解散の2年前ぐらい、新焼却炉、焼却施設ができる2年前ぐらいには、収集と運搬は市町に移管をするということが言われました。その後、2026年ということになるのかな。そこで炉が久喜市に移る、そちらのほうに運転するから、ここは施設は必要なくなる、使わなくなる。ただ、その後、今度建物の取壊しと土地をどうするのかという問題が残る。それは、衛生組合として最後までやるのか。つまり建物を壊して更地にするところまでやるのか。あるいはその後に公園なら公園造るところまで衛生組合として責任持つことになるのか、あるいは2026年に施設が移行した時点で組合は解散して、その後のことは久喜市及び宮代町でそれぞれ対処することになるのか、そこら辺の話合いがどうなっているか教えてください。
  もし今、後者で私が言ったことになるとしたら、2026年移行した段階で解散できることになってしまうのだけれども、そういう考え方でいいのかどうかお願いします。
  それから、1度戻ってごめんなさい。長期整備計画、6年間で5億8,000万予定していると言われました。これもやっぱりさっきの質問と重なってくるのだけれども、ぎりぎりの計画だと思うのです。それをちょっと安全を見込んで、もっと上積みして整備をしておく必要はないのだろうか、そこまで考える必要はないのだろうかと私は思うのですけれども、その点も併せてお答えください。
  それから次に、大きな2番目、八甫清掃センターのし尿処理施設です。これまでの計画では1年目、2年目、3年目という計画が立てられていまして、3年目に基幹的設備改良工事を行って、4年目に完了するということになっている。今説明されたのがその中身だと思うのですけれども、そうすると4年目ということになりますと、2024年にはそれが完了すると考えていいわけですよね。
  幸いに地元の了解も得られそうな方向になっているようですから、このまま進んでいい、私たちは安心していいということで言っていただければありがたい。お願いします。
  そうしますと、八甫清掃センターは2024年から2年間というのは、大きくなったし尿処理施設と、それから現在ある焼却炉と両方抱えて運転をしていくということになります。その点も言わずもがなかもしれないけれども、確認だけお願いをしたい。それだけです。
  それから、大きな3番目です。環境省のほうでCO2排出全国市町村の排出カルテを作っていまして、それだと2013年から3年間で大体8%ぐらいのCO2削減になっているので、その延長をしていけば2030年までの40%削減は可能だと私は思っているのだけれども、こちらの場合、この衛生組合の場合にも、今出してもらった資料を見させていただいて、2016年度基準だと2019年度までに9%の削減になるのだけれども、2013年度を基準にすると既に28%もの削減が達成できていることになります。もちろんメタンとか一酸化二窒素とかあるのだけれども、それは取りあえずは置いておきます。全体として28%の削減が達成できているということになる。国で今要請されているのは、2030年までに40%削減と言われている。そうすると、この衛生組合、これは地域計画の問題だけれども、この衛生組合のごみ処理から発生するCO2温室効果ガスとしては40%、このままの数値でいけばですが、見通しとしては40%を超える大きな削減効果が期待できると思っていいですか。私はそういうふうに評価したいのだけれども、いかがでしょうか。その前提として、この出してもらったホームページに載っているこの実績表は、焼却炉とごみ処理と電気使用料から策定したというふうにさっきおっしゃられましたが、ちょっとその点確認したい。ごみ収集車とかは一切含まれていない。ごみ焼却炉と電気使用量だけの数値ということですね。そういうふうにお答えいただいたのでしょうか、お願いします。
  それから、この温室効果ガスの発生量の削減、これは至上命題で、それぞれの区域でも自治体でも施設でも進めなくてはいけないのだけれども、1つ心配な要因があります。というのは、この衛生組合のごみの処理量が平成の27年ぐらいまでは少しずつ減ってきていたのです。ごみ処理基本計画の数値なんか見ても少しずつ減ってきていた。ごみ減量大作戦で減ってきていたのだけれども、この29年度以降、逆に少しずつ増えてきているわけです。この傾向が続いていくと、この温室効果ガスの削減の目標達成も厳しくなってくるのかなというふうに思うのですが、それについてはどう評価されていらっしゃいますか、お願いします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 猪股議員の再質問にご答弁申し上げます。
  まず、1点目でございます。久喜市担当課に対する市議会での一般質問の内容に関する照会についてのやり取り、8月24日に照会をいただいて8月26日に回答した件でございますが、こちらのやり取りは、メールにてやり取りをしております。
  2番目でございます。その際に、推計値やレジ袋の削減枚数等は伝えたのかという質問でございます。こちらの8月26日の折り返しのメールの中には、実数としては把握していないものの、推計値で一月当たり9.35トンの削減ということで伝えております。なお、私先ほど当組合管内で11トン、一月11トンの削減ということで答弁いたしましたが、これは宮代町を含む数値でございます。正確な数値は11.43トンとなります。それを端数処理して11トンと答弁をいたしました。久喜市には9.35トンということで回答をしております。そして、その際にその算出の根拠といたしました試算表を一緒に添付をしておりまして、その中には一月当たり、先ほどの私の答弁と同じく、1人一月当たりのレジ袋削減量ということで6枚、正確には6.11枚ということで、その試算表につきましても先方にお送りをしているところでございます。
議長(丸山妙子君) 総務課主幹。
                 〔総務課主幹 松本弘文君登壇〕
総務課主幹(松本弘文君) 猪股議員の再質問にご答弁を申し上げます。
  私のほうからは、まず大項目1、組合の解散時期についてまずご答弁を申し上げます。まず、組合の解散時期でございますが、先ほど来答弁の中で申し上げているところですが、令和8年度末、すなわち令和9年に新炉が稼働するということとなりますと、今考えているところ、収集と運搬の業務は2年前までに、年度で言いますと令和7年度までに久喜市、宮代町に移管をする。また、ここでし尿処理の関係が令和5年度に完成をする。この辺のトータルで考えますと、やはり令和8年度、9年度、新炉稼働とともに組合が現在のごみ処理という共同処理が終了することとなりますので、現在の形での組合は解散するということとなろうかと考えてございます。その後には何点かパターンが考えられることがございます。例えば衛生組合のこの処理施設、これをどういうふうに処理するのか。この手法としてどうやってやっていくのか、また例えば久喜市は久喜市分、宮代町は宮代町分というようなやり方、もしくは何か1つの組織というのでしょうか、また一部事務組合のようなものをつくって新たな形で一部事務組合で清算をしていく、撤去、解体をしていく、様々な形があろうかと思います。ただ、これらにつきましても、この収集業務の移管、その他等々のスケジュール、いわゆるスケジュールの入り口を固めまして、今後大枠の方向性、またスケジュール化をしていきたい。まさに今年度、来年度のうちにそういったことをスケジュール化をつくっていきたいなと考えているところでございます。
  続きまして、し尿処理の関係でございます。八甫の集約化が令和5年度に完成するのかというようなご確認のご質問でございます。現在のところ、先ほどご答弁申し上げましたが、鷲宮・栗橋生活環境保全協議会から本年6月にし尿処理施設を八甫清掃センターに集約化することを受け入れることを条件としてということで、受け入れる条件としてということで、例えば八甫清掃センターのし尿処理施設については、延命化工事後15年間とすること。また、周辺道路の用水路、排水路等の整備、修繕を実施すること、また八甫コミュニティセンターの大規模改修や修繕を実施することといった条件、要望をいただいているところでございます。今まさにそういったこと、できる限り地元の皆様のご要望に応えるべく、久喜市と衛生組合でまさに協議中ということでご理解を賜りたいと存じます。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 猪股議員の再質問に対しご答弁を申し上げます。
  まず初めに、久喜宮代ごみ処理施設、令和8年度までの計画ということでございますが、大きな修繕等が今後必要になるのかというようなご質問かと思います。こちらにつきましては、私どもで長期整備計画のほうを策定して、計画的に修繕を実施しております。したがいまして、大規模修繕がないような形で今後進める意味合いの中で、年々計画的に修繕をさせていただいていることから、今後の大規模修繕については、予定をしていないところでございます。
 また、あわせて長期整備計画5億8,000万円というところで、もう少し余裕を持って予算等見ておいたほうがいいのではないかというようなご指摘でございます。こちらにつきましても、長期整備計画の中での試算でございまして、必要に応じて、仮にでございますが、これ以上新たなごみ処理施設のほうが工期が延びる等の事態が分かった段階で適切に対応してまいりたいと考えているところでございます。
  次に、地球温暖化、温室ガスの関係でございます。お手元にお配りいたしました年度別温室効果ガス排出量の実績表を御覧をいただきたいと存じますが、2013年の基準値、それに対しまして、現計画で2019年で、猪股議員のほうからもお話しございましたが、単純に割り返してみますと28.51%というような削減率になろうかと思います。しかしながら、こちらにつきましては、単純比較ができない数字になってございまして、なぜかというと、細かい計算式があるのですが、もともと係数というものを使っているということで、係数の割合が違うというところで、こちらにつきましては、単純比較はできないというところでございます。単純比較をしていただく上で見ていただきたいのは、現在の計画、2016年度平成28年度、こちらのほうが1万8,557という数字が出ているかと思います。これに対して2019年度の実績値、こちらのほうで比較をしますと、削減率が8.96%ということで、順調に推移しているのではないかというふうに考えているところでございます。最終的には本計画については、2021年度までの計画となっておりまして、10.20%削減をしていく予定になってございますので、鋭意目標に向けて努力をしてまいりたいと考えているところでございます。
  あともう一点、こちらの関係で、実際の算定の内容になるわけなのですけれども、ごみ処理量と電気量、電気使用量、こちらのほうが算定の大部分を占めているのは事実でございます。実態としては、私どもでつくっております地球温暖化防止実施計画、こちらの中にも書かれてございますが、今申し上げました2つの要素で8割を超えるような形でCO2の削減の関係が影響してまいります。今後ごみが増えた中で温室効果ガスの削減が可能かどうかということで最後ご質問をいただいているかと思います。今年度の実績に当たりましては、途中推計等をしているわけではございませんが、現実ごみが増えているという部分を踏まえまして、今年度におきましては、大変難しい状況であると考えております。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 猪股議員の再質問、1点ご答弁申し上げます。
  ごみ収集車からの温室効果ガスの排出量の取扱いでございます。当組合が策定しております地球温暖化防止実行計画における温室効果ガス排出量の算定は、埼玉県が公表しておりますガイドラインに基づくものでございます。そして、そのガイドラインにおいては、事業所内における排出活動のうち、事業所外を移動する自動車、鉄道、船舶、航空等の移動体への供給等は、原則として温室効果ガス排出量の算定対象から除外するとございます。ごみ収集車は当組合の敷地の外を走行いたしますことから、温室効果ガス排出量の算定対象から除外することとなっております。なお、場内で使用する重機、ショベル等につきましては、こちらの計画に含まれるものでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
                 〔13番 猪股和雄君登壇〕
13番(猪股和雄君) まず、久喜市とのやり取り、レジ袋の削減量、削減効果ですけれども、どうしてそれがああいう答弁になってしまったのか、どうしても分からない。そのメールのやり取りは、これは公開対象ですよね。もしできたら後でいただきたい。もし何なら情報公開請求したほうがいいか教えてください。
  それから、衛生組合の解散時期については、大体理解をいたしました。それで、これから6年間で、長期整備計画で5億8,000万円の改修費用を計画的に実行していくということで、今のところ大丈夫だというご判断のようですから、ぜひお願いをいたします。本当に万が一にでも途中でパンクして、あと1年もたないなんていうことにならないように、ぜひご努力をお願いをいたします。
  それから、八甫のし尿処理施設なのですけれども、交渉事なので、こちら話合いの最中なので、どこまで言えるのか言えないのかという問題、もちろんあることは承知でちょっと1つだけお聞きするのですが、これから延命の改修工事をして、15年間という具体的な年限が切られているわけです、条件として。これは大変厳しいです。15年後にはまた別のところを探さなければいけないのか。15年後ということは、10年目ぐらいからもう次のところを探して計画をつくっていかなくてはならないことになるわけで、ここの衛生組合の清掃センターにしても、もうこれまで50年近くここでやってきて、ずっとどいてくれ、どっか行ってくれと言われ続けてきた。そういうことからすると、年限を切っての条件と、それに対して何らかの合意をするというのは厳しいというか、逆に言えば後で裏切りをすることになりかねない。もしその15年間で移動できなかった場合。あと地を見つけられなかった場合です。だから、年限を切っての合意というのは、大変難しいのかなと思うのですが、今現在言える範囲でのご回答、ご見解をお伺いをしたいと思います。
  それから次に、温室効果ガスのことなのですが、実は、ちょっと今持ってこなかった久喜の新ごみ処理施設の基本計画検討委員会の中で、CO2の排出量をどのように見込むかという検討がされました。プラスチックの焼却をするかしないかで、プラスチックを分別、今の方式どおり容リ協会に委託をして、プラスチックを分別していった場合には、焼却炉から1万3,646トンのCO2が排出をされる。それが全て焼却した場合にはその100トン増し、230トン以上のCO2が排出されるという、そんな数値が出されました。燃やす場合の数値は、これは聞かないけれども、プラスチックを分別した場合に1万3,646トンだというその数値が、今ここに持っていないので、分かったら教えてください。現在2019年度の、いただいた資料の温室効果ガスの合計では1万6,894トンということで、むしろこちらのほうが、現在のほうが多くなっているのですけれども、そこに出た数値というのは、こちらで基本的なものは提供したのかなというふうに推測をするものですから、もし分かったら教えていただきたいのですが、そのプラスチックを分別した場合に、現在出ているよりも、かなり少ない数値のCO2で済むだろうという、そういう判断というのは成り立つものでしょうか。通じているかどうか不安だけれども、もし分かったら教えてください。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  事務局長。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) 私のほうからは、し尿処理の15年という地元からの要望について、それを結ぶことが果たしてどうなのかというご質問にお答えしたいと思います。
  久喜宮代清掃センターのし尿処理施設は、ご承知のとおり何年か前にちょっと破裂事故が起きまして、大変危険な状況にあると我々は思ってございます。ですので、地元合意が得られるのではあれば、早く新しい施設を造って移さないと、とんでもないことが起きるというふうに踏んでおります。地元としても、今まで半世紀我慢してきたのだから、もう今回は駄目だと最初は言ってございました。ただ、八甫の施設は、まだ十分改修すれば残り15年ぐらいは十分延命化できる施設でございますので、その期間だけでもお願いできないかということで、地元との調整を図っているところでございまして、15年後にはまた新たな施設を造るなり、何らかを考えていかなければならないのは当然のことでございまして、それについては、先ほどもご案内申し上げているとおり、し尿とごみが久喜市に移管になった後は、組合は一旦解散になりますので、久喜市の業務として、この15年間のうちに新たなし尿処理方法、施設、その辺をやっていく必要があるのかなと。現在組合が進めている長寿延命化の工事も、本来であれば久喜市がつくった計画に基づいての施設でございますけれども、運営を今実施しているのは組合でございますので、その工事の取り合いというか、スムーズにやるために、久喜市が施工するのではなく組合が施工するという手法を選択したということでございますので、計画の実施そのものは久喜市が考えた計画でございます。その辺をご理解いただきたいなと思ってございます。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 施設課長。
                 〔施設課長 諏訪忠司君登壇〕
施設課長(諏訪忠司君) 猪股議員の再々質問に対してご答弁申し上げます。
  久喜市で算定しているCO2の算定の数値と衛生組合のほうの算定の数値が異なるということで、そちらはどういうことなのでしょうかということだと思います。まず、私どものほうで久喜市のほうで詳細にどのように算出したかというのは分かっておりませんが、算出する上での排出の対象は、異なっているようでございます。参考までに、衛生組合のほうの考え方、算出の考え方を申し上げますと、先ほど業務課長のほうからも答弁ありましたが、収集運搬時のCO2の排出量と、久喜市のほうでは日本容器包装リサイクル協会での焼却ですとか電力使用量、そういったものも加えているというようなことを聞き及んでおりますが、そういった排出量は当組合では考えてございません。加味してございません。組合の中では、3センター内にある全ての施設、これは事務所であり、ごみ処理施設、し尿処理施設等から排出されるCO2、全て場内から排出される電気の使用量、あとは助燃剤、燃やせるごみ、し尿処理量等が対象になってくるということで、若干基準が異なってきて、同じ考えの下で算出していないというところが原因になってございます。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 鈴木昌利君登壇〕
業務課長(鈴木昌利君) 猪股議員の再々質問に対してご答弁申し上げます。
  こちらの市とのやり取りの文書の取扱いにつきましては、後ほどその対応につきまして協議をさせていただきたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

                        ◇                      

    ◎次会の日程報告
議長(丸山妙子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、10月30日、金曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論・採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  また、斉藤議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締切日は、10月8日、木曜日、正午までとなっております。具体的なページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように、具体的に分かりやすく記入してくださるようお願いいたします。
  なお、議案質疑通告書につきましては、持参、ファクス送信、メール送信のいずれも可といたします。

                        ◇                      

    ◎散会の宣告
議長(丸山妙子君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 2時26分