〇 招  集  告  示

久宮衛告示第2号

 令和2年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を次により招集する。

  令和2年3月5日

                       久喜宮代衛生組合管理者  梅  田  修  一

                   記

1 期  日  令和2年3月12日

2 場  所  久喜宮代衛生組合大会議室

                  〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員
応招議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   浅  倉  孝  郎  君      6番   泉     伸 一 郎  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   大  橋  き よ み  君
    11番   川  野  武  志  君     12番   塚  村  香  織  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   丸  山  妙  子  君

不応招議員(なし)

令和2年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会 第1日

令和2年3月12日(木曜日)
 議 事 日 程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 仮議席の指定
 4 議長の選挙
 5 議席の指定
 6 会議録署名議員の指名
 7 議会運営委員の選任
 8 会期の決定
 9 管理者提出議案の上程(議案第3号〜議案第5号)
10 提案理由の説明
11 組合に対する質問
12 次会の日程報告
13 散  会

午前9時開会
 出席議員(14名)
     1番   貴  志  信  智  君      2番   新  井     兼  君
     3番   渡  辺  昌  代  君      4番   斉  藤  広  子  君
     5番   浅  倉  孝  郎  君      6番   泉     伸 一 郎  君
     7番   成  田  ル ミ 子  君      8番   園  部  茂  雄  君
     9番   猪  股  和  雄  君     10番   大  橋  き よ み  君
    11番   川  野  武  志  君     12番   塚  村  香  織  君
    13番   鈴  木  松  蔵  君     14番   丸  山  妙  子  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した人
   管 理 者  梅  田  修  一  君
   副管理者  新  井  康  之  君

   会  計  渡  辺  一  弘  君
   管 理 者

   参  与  川  上  和  宏  君
   参  与  渋  谷  龍  弘  君
   参  与  荻  野  和  久  君
   参  与  齋  藤  和  浩  君
   事務局長  宮  内  敦  夫  君
   総務課長  井  上  正  己  君
   業務課長  青  柳  浩  行  君
   施設課長  小  島  靖  之  君

   総 務 課  諏  訪  忠  司  君
   主  幹

   業務課長  鈴  木  昌  利  君
   補  佐

   菖蒲清掃  河  野  一  郎  君
   センター
   所  長

   八甫清掃  関  根  慶  樹  君
   センター
   所  長

   施設課長  松  本     玲  君
   補  佐

 本会議に出席した事務局職員
   総務課長  松  本  弘  文
   補  佐

   書  記  松  本     学
   書  記  安  本  真  希



    ◎自己紹介
副議長(鈴木松蔵君) 開会前ではございますが、先日、宮代町議会選出議員の改選がございました。初対面の議員さんもいらっしゃるようですので、自席で自己紹介をお願いいたします。
  順番は、仮議席1番の貴志議員から順にお願いいたします。
                 〔議員自己紹介〕
副議長(鈴木松蔵君) ありがとうございました。
 次に、執行部、管理者からお願いいたします。
                 〔執行部・事務局自己紹介〕
副議長(鈴木松蔵君) ありがとうございました。最後になりましたが、副議長の鈴木でございます。よろしくお願いいたします。

                        ◇                      

    ◎開会の宣告                           (午前 9時04分)
副議長(鈴木松蔵君) 改めまして、おはようございます。
  現在、宮代町選出議員の改選に伴いまして、議長が不在でございますことから、私、副議長が進行いたします。しばらくの間、ご協力のほどお願い申し上げます。
  ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、これより令和2年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を開会いたします。

                        ◇                      

    ◎開議の宣告
副議長(鈴木松蔵君) それでは、本日の会議を開きます。

                        ◇                      

    ◎議事日程の報告
副議長(鈴木松蔵君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。

                        ◇                      

    ◎仮議席の指定
副議長(鈴木松蔵君) 日程第3、仮議席の指定を行います。
  宮代町議会選出議員の改選が行われましたので、仮議席を指定いたします。
  ただいまご着席の議席を仮議席として指定したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(鈴木松蔵君) ご異議なしと認めます。
  ただいまご着席の議席を仮議席と指定いたします。

                        ◇                      

    ◎議長の選挙
副議長(鈴木松蔵君) 日程第4、これより久喜宮代衛生組合議会議長の選挙を行います。
  選挙の方法は、投票、指名推選のいずれの方法といたしましょうか。
                 〔「指名推選」と言う人あり〕
副議長(鈴木松蔵君) 指名推選という声がありました。
  選挙の方法は指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(鈴木松蔵君) ご異議ないものと認めます。
  よって、選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
  お諮りいたします。指名の方法については、副議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(鈴木松蔵君) ご異議ないものと認めます。
  よって、副議長において議長を指名することに決定いたしました。
  久喜宮代衛生組合議会議長に丸山議員を指名いたします。
  お諮りいたします。ただいま副議長において指名いたしました丸山議員を久喜宮代衛生組合議会議長の当選人と決定することにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(鈴木松蔵君) ご異議ないものと認めます。
  ただいま指名いたしました丸山議員が久喜宮代衛生組合議会議長に当選されました。
  議長に当選されました丸山議員が議場におられますので、本席において会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。

                        ◇                      

    ◎議長就任の挨拶
副議長(鈴木松蔵君) 議長に当選されました丸山議員に就任のご挨拶をお願いいたします。
                 〔議長 丸山妙子君登壇〕
議長(丸山妙子君) おはようございます。今議長に指名推選していただきました丸山妙子でございます。議員の皆様のお力をお借りいたしまして、議会が円滑、そしてスムーズに進みますように切にお願いいたしまして就任の挨拶といたします。よろしくお願いいたします。
副議長(鈴木松蔵君) 以上をもちまして、議長選挙を終了いたします。
  ここで、議長と交代いたします。ご協力ありがとうございました。
  丸山議長、議長席にお着き願います。
                 〔副議長、議長と交代〕

                        ◇                      

    ◎議席の指定
議長(丸山妙子君) 日程第5、議席の指定を行います。
  会議規則第4条第1項の規定により、議長において指定いたします。
  議席は、ただいまご着席の議席を本議席に指定いたします。
  なお、慣例によりまして、14番が議長席、13番が副議長席となっておりますので、ご了承願います。

                        ◇                      

    ◎会議録署名議員の指名
議長(丸山妙子君) 日程第6、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において
    9番  猪 股 和 雄 議員
   10番  大 橋 きよみ 議員
 を指名いたします。

                        ◇                      

    ◎議会運営委員の選任
議長(丸山妙子君) 日程第7、議会運営委員の選任を行います。
  議会運営委員の選任につきましては、委員会条例第5条第1項の規定により、議長より指名いたします。宮代町選出議員より新たに5番、浅倉孝郎議員、6番、泉伸一郎議員、11番、川野武志議員を指名いたします。
  議会運営委員の方々は、次の休憩中に委員会を開き、副委員長の互選を行い、今定例会における会期及び議会の運営に関する事項についてご協議願います。
  それでは、議会運営委員会の開催をお願いいたします。
  休憩いたします。

    休憩 午前 9時11分

    再開 午前 9時22分

議長(丸山妙子君) 再開いたします。
  ただいま議会運営委員会において副委員長の互選の結果、5番、浅倉孝郎議員が副委員長に選任されました。
  以上のとおりです。

                        ◇                      

    ◎会期の決定
議長(丸山妙子君) 日程第8、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  成田議会運営委員長。
                 〔議会運営委員長 成田ルミ子君登壇〕
議会運営委員長(成田ルミ子君) おはようございます。令和2年第2回定例会につきまして、本日3月12日木曜日、当組合会議室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。その結果の概要につきましてご報告を申し上げます。
  本定例会に提出される議案は、管理者提出議案が3件でございます。また、一般質問は7人を予定しております。
  以上のことから、会期につきましては、本日3月12日から3月27日までの16日間ということで決定いたしました。
  次に、本定例会の議案質疑の締め切りにつきましては、3月18日水曜日の正午までとすることで決定いたしました。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) お諮りいたします。
  今定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日3月12日から3月27日までの16日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(丸山妙子君) ご異議なしと認めます。
  よって、このように決定いたしました。
 なお、本定例会の議案質疑書の締切日につきましては、委員長から報告がありましたとおり、3月18日水曜日の正午までとすることで決定いたしました。

                        ◇                      

    ◎管理者提出議案の上程
議長(丸山妙子君) 日程第9、議案第3号から議案第5号までを一括上程し、議題といたします。

                        ◇                      

    ◎提案理由の説明
議長(丸山妙子君) 日程第10、管理者より提案理由の説明を求めます。
  管理者、お願いします。
                 〔管理者 梅田修一君登壇〕
管理者(梅田修一君) 改めまして、皆さんおはようございます。本日、令和2年久喜宮代衛生組合議会第2回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参集を頂きまして、ご審議頂きますことを厚く御礼申し上げます。
  さて、各議案の説明に先立ちまして、来年度における久喜宮代衛生組合の主な事業につきましてご説明を申し上げます。
 まず、1点目といたしましては、平成31年3月に久喜市が策定したし尿処理施設整備基本構想に基づき、周辺住民との協議が調い次第、速やかに着手できるよう、八甫清掃センターし尿処理施設の延命化に係る基幹的設備改良事業を設定いたしました。本事業は、環境省所管の循環型社会形成推進交付金を活用し、八甫清掃センターのし尿処理施設の処理能力を上げ、改修終了後から15年間の延命化をすべく、機械設備等の更新を行うものです。なお、来年度にあっては、長寿命化総合計画策定支援業務並びに生活環境影響調査業務を行う予定であります。
 次に、2点目として、各施設の維持管理に係る事業です。老朽化した各施設につきましては、新炉稼働までの間、適切に維持管理を実施してまいります。中でも水銀に関する水俣条約の採択により、令和3年以降の水銀灯の製造、輸出入が禁止されることから、集中的に各施設の水銀灯をLED化するために必要な予算を計上させていただいておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
  それでは、議案第3号から議案第5号までの提案のご説明を申し上げます。
  議案第3号 令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)についてご説明を申し上げます。別冊で調製してございますので、御覧頂きたいと存じます。1ページをお開きください。第1条でございますが、歳入歳出予算の補正ということで、それぞれ875万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億4,960万5,000円に改めたいという内容です。
  次に、議案第4号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計予算についてご説明を申し上げます。別冊で調製してございますので、御覧頂きたいと存じます。1ページです。歳入歳出予算、債務負担行為、地方債及び一時借入金の4条から成っております。令和2年度は、歳入歳出予算の総額を39億1,267万9,000円と定めるものです。
  4ページをお開きください。第2表、債務負担行為についてご説明を申し上げます。八甫清掃センターし尿処理施設の基幹的設備改修事業に係る生活環境影響調査につきましては、調査期間が令和2年度から令和3年度までの2か年間にわたることから、債務負担行為を設定させていただくものです。
 5ページの第3表、地方債を御覧ください。各清掃センターの施設につきましては、計画的に修繕工事を実施するため、合わせて4億1,000万円の財源を借り入れるものです。
 2ページをお開きください。それでは、第1表、歳入の主なものについてご説明を申し上げます。1款分担金及び負担金です。令和2年度負担金といたしまして、30億2,364万9,000円を計上してございます。内訳につきましては、久喜市負担金が25億1,974万8,000円、宮代町負担金が5億390万1,000円でございます。
  次に、2款使用料及び手数料です。2億8,579万6,000円を計上してございまして、各清掃センターにおける事業系のごみ処理手数料、一般家庭から排出されます粗大ごみ処理手数料並びにし尿処理手数料等を見込んでございます。
  次に、3款国庫支出金です。八甫清掃センターし尿処理施設につきましては、令和2年度からの基幹的設備改良事業の実施に当たり、循環型社会形成推進交付金としての国庫支出金843万3,000円を計上してございます。
 次に、8款組合債です。5ページの第3表、地方債を御覧ください。起債の内訳でありますが、久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設機器改修整備事業の2億700万円、同清掃センターの粗大ごみ処理施設機器改修整備事業の9,200万円、菖蒲清掃センターのごみ処理施設機器改修整備事業7,300万円、八甫清掃センターの粗大ごみ処理施設機器改修整備事業の3,800万円、合わせて4億1,000万円を計上してございます。
  続きまして、第1表、歳出の主なものについてご説明を申し上げます。2款総務費では、久喜宮代清掃センター周辺地区との地域環境整備に関する協定書に基づき、周辺地区環境整備補助金を計上してございます。
  人件費と事業費は、令和2年度からの会計年度任用職員制度の導入や事務見直しに伴い、予算事業の構成を組み替えてございます。
  3款衛生費におきましては、3清掃センターのごみ収集及びごみ処理施設の運転管理業務に係る委託料を計上してございます。
  また、業務課、施設課職員の人件費をはじめ、清掃行政に係る事務的経費を計上させていただいてございまして、2款総務費の一般管理費同様に、予算の事業構成を組み替えてございます。
  次に、議案書の3ページをお開きください。議案第5号 久喜宮代衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例につきましては、地方自治法の改正に伴い、久喜宮代衛生組合監査委員条例について所要の改正を行いたく、この案を提出するものであります。
  以上が議案第3号から議案第5号までの3議案の提案説明であります。
  なお、詳細につきましては、事務局長をして説明を申し上げますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(丸山妙子君) 続きまして、提出議案の補足説明を求めます。
  事務局長、お願いいたします。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) それでは、議案の補足説明をさせていただきます。
  議案第3号 令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)についてでございます。補正の概要でございますが、本年度の予算執行の実績により、今後支出予定がないものにつきまして、不用額として減額補正をさせていただくものでございます。
  別冊の令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算書(第4号)の1ページを御覧頂きたいと存じます。第1条でございます。歳入歳出予算の総額からそれぞれ875万6,000円を減額し、歳入歳出予算総額をそれぞれ36億4,960万5,000円とするものでございます。
  2ページをお開きください。第1表、歳入歳出予算補正でございます。初めに、歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金でございます。補正前の額28億5,103万9,000円から875万6,000円を減額し、28億4,228万3,000円とするものでございます。
  次に、歳出でございます。3款衛生費、1項清掃費では、予算執行見込みによりまして、827万1,000円を減額し、32億6,141万7,000円とするものでございます。
  また、4款公債費では、地方債借入利子の確定により48万5,000円を減額して2億4,982万1,000円とするものでございます。
  次に、事項別明細書により説明をさせていただきます。6ページ、7ページをお開きください。歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。予算執行見込みによりまして、不用額となります875万6,000円を減額するものでございます。内訳でございますが、久喜市からの負担金が組合共通経費分及び3清掃センター分の計741万4,000円、宮代町からの負担金が組合共通経費分及び久喜宮代清掃センター分の計134万2,000円をそれぞれ減額するものでございます。
  続きまして、8ページ、9ページをお開きください。歳出でございます。3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費でございます。70万6,000円を減額するものでございます。主な内容でございますが、事業番号(5)、企画政策・統計事業における配送料や筆耕料などの役務費、また事業番号(6)から(8)、減量推進事業(久喜宮代・菖蒲・八甫)におきます燃やせるごみ等湿ベース組成分類業務委託の請負差金により、不用額をそれぞれ減額するものでございます。
  次に、2目塵芥処理費でございますが、523万9,000円を減額するものでございます。主な内容でございますが、事業番号(3)、塵芥収集料金事業(八甫)中、印刷製本費の請負差金分、事業番号(4)から(6)、各清掃センターごみ処理施設管理運営事業中、13節委託料のごみ処理施設各種検査業務委託をはじめとした各業務の請負差金と(5)、菖蒲清掃センター施設管理事業では、実績に基づき燃料費200万円を不用額としてそれぞれ減額するものでございます。
 10ページ、11ページをお開きください。3目し尿処理費でございますが、232万6,000円を減額するものでございます。主な内容でございますが、事業番号(2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)、(3)、し尿処理施設管理運営事業(八甫)ともに、13節委託料のし尿処理施設各種検査業務などの請負差金分を減額するものでございます。
 次に、4款公債費につきましては、平成30年度に借り入れた地方債利子の確定による減額でございます。
  以上が議案第3号 令和元年度久喜宮代衛生組合一般会計補正予算(第4号)の補足説明でございます。
  次に、議案第4号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきまして補足説明をさせていただきます。別冊の令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計予算書を御覧頂きたいと存じます。1ページをお開きください。第1条でございます。歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億1,267万9,000円と定めるものでございます。前年度当初予算と比較しますと、2億3,813万5,000円、6.5%の増となってございます。
  それでは、事項別明細書によりまして説明をさせていただきます。10ページ、11ページをお開きください。歳入でございます。1款分担金及び負担金、1項負担金、1目組合負担金でございます。予算額30億2,364万9,000円、対前年度比は1億2,366万8,000円、4.3%の増でございます。構成市町からの負担金でございますが、説明欄のとおり、久喜市からの負担金は25億1,974万8,000円、宮代町からの負担金は5億390万1,000円でございます。
  次に、2款使用料及び手数料、1項使用料、1目総務使用料でございますが、予算額52万5,000円、対前年度比4,000円の増でございます。主な内容は、自動販売機設置に伴います財産の貸付収入並びに販売機の電気代や電柱の占用料でございます。
  次に、2項手数料、1目塵芥処理手数料でございますが、予算額2億7,385万3,000円、対前年度比2,732万2,000円、11.1%の増でございます。昨年10月の消費税率改定に合わせて塵芥処理手数料に消費税を転嫁したこと、またごみの搬入量が増加傾向にありますことから、その分を見込んでおります。
  2目し尿処理手数料でございますが、予算額1,139万1,000円、塵芥処理手数料同様に消費税転嫁により、対前年度比65万9,000円、6.1%の増となってございます。
  3目許可申請手数料でございます。管内の一般廃棄物収集運搬に係る許可の更新申請を行う業者数を見込み、対前年度比13万8,000円の減、予算額2万7,000円を計上してございます。
  続きまして、3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目衛生費国庫補助金でございますが、令和2年度は八甫清掃センターし尿処理施設の基幹的設備改良事業に着手予定でありますことから、その財源として循環型社会形成推進交付金843万3,000円を計上してございます。
 12ページ、13ページをお開きください。4款財産収入、1項財産売払収入、1目物品売払収入でございますが、予算額5,729万6,000円、アルミ缶、紙パック、新聞、雑誌、衣類など、資源回収物等市況単価の変動や売却処分量の推移をもとに積算したところ、対前年度比1,644万3,000円、22.3%の大幅減となったところでございます。
  2項財産運用収入、1目利子及び配当金でございますが、財政調整基金利子の科目設定でございます。
  次に、5款繰入金、1項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金でございますが、6,900万円を計上してございまして、対前年度比600万円、9.5%の増となっております。財政調整基金でございますが、平成30年度決算の確定に伴い、実質収支の約2分の1の額を積み立てますことから、令和元年度末の現在高見込みに応じて構成市町の負担金の平準化を図るため、合計で6,900万円を取り崩し、繰入れを行うものでございます。
  次に、6款繰越金、1項繰越金、1目繰越金でございますが、前年度と同額5,000万円を計上するものでございます。
  14ページ、15ページをお開きください。7款諸収入、1項組合預金利子でございますが、科目設定といたしまして、前年度同額1,000円でございます。
  2項雑入でございます。850万円を計上しておりまして、対前年度比63万円、8%の増となっております。主なものは、八甫清掃センターにおきますペットボトル有償入札拠出金757万5,000円を計上したところでございます。
  最後になります。8款組合債、1項組合債、1目衛生債でございます。久喜宮代清掃センターにおきますごみ焼却施設整備事業債として2億700万円、同じく粗大ごみ処理施設整備事業債として9,200万円、菖蒲清掃センターごみ処理施設整備事業債として7,300万円、八甫清掃センター粗大ごみ処理施設整備事業債として3,800万円、合計で4億1,000万円を計上しておりまして、対前年度比8,800万円、27.3%の増となっております。
  以上が歳入についてでございます。
  続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。初めに、歳出全体にわたる変更点についてご説明いたします。地方公務員法の改正により、会計年度任用職員制度が導入されることを受けて、従来非常勤の職員に対して支払っていた7節賃金が廃止されたため、8節報償費以降の節番号が繰り上がってございます。
 それでは、16、17ページをお開きください。1款議会費でございます。組合議会の活動に要する経費として、議員報酬、議会開催に伴う費用、会議録の調製、調査研究のための視察などの経費として248万4,000円を計上しております。対前年度比48万円、24%の増となっております。増額の理由でございますが、令和2年度の議員研修につきましては宿泊による研修としていますことから、旅費及び使用料及び賃借料を増額したことによるものでございます。
  次に、2款総務費、1項総務管理費でございます。1目一般管理費でございますが、9,291万3,000円を計上してございまして、対前年度比397万6,000円、4.5%の増となっております。一般管理費では、総務課職員の人件費をはじめ、一般事務的経費、周辺地区環境整備補助金などを計上させていただいておりますが、令和2年度から会計年度任用職員制度が導入されること、また事務局内の事務の見直しにより予算事業の構成を組み替えてございます。事業番号になりますが、(1)、職員給与費は710万6,000円増額、特別職及び事務局長並びに総務課職員の人件費を令和元年度の職員配置構成に基づき計上しております。
 予算書18ページ、(2)、一般事務管理事業(共通)は、組合全体に係る事務経費でございまして、元号改正に係るシステム改修を終えたことにより220万2,000円の減額、21ページ、(3)から(5)番、各清掃センターの一般事務管理事業では、事務用パソコン端末の更新による増額、(6)、周辺地区環境整備事業(久喜宮代)は、18節負担金、補助及び交付金の支出予算額が400万1,000円となり、前年度に比べ220万8,000円の減となったことによるものでございます。
 22、23ページをお開きください。2目財産管理費でございます。予算額2,804万7,000円、対前年度比717万4,000円、34.4%の増となっております。各清掃センターの庁舎管理や庁用車などの財産全般に関する事業等でございまして、こちらも予算の構成を見直しして、庁舎に係る経費と庁用車に係る経費をそれぞれの事業に仕分けしております。
 事業番号(1)から(3)、各清掃センターの庁舎等管理事業では、老朽化による修繕需要の増加に対応するほか、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定めた水銀に関する水俣条約により、水銀灯の生産が行われなくなるため、各庁舎の水銀灯照明をLED化する工事費を計上してございます。
 また、24、25ページ、事業番号(5)から(7)、各清掃センターの庁用車管理事業では、庁用車両の点検サイクルに応じた予算を計上したものでございます。
  次に、26、27ページをお開きください。3目公平委員会費でございます。公平委員3名分の報酬として、前年度と同額の2万6,000円を計上いたしました。
  次に、2項監査委員費、1目監査委員費でございます。監査委員2名分の報酬として、前年度と同額の19万2,000円を計上いたしました。
  次に、3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費でございます。5億988万3,000円を計上してございまして、対前年度比1,062万円、2%の減となっております。清掃総務費は、業務課、施設課職員の人件費をはじめ清掃行政に係る事務的経費を計上させていただいてございまして、2款総務費の一般管理費同様に、予算の事業構成を組み替えてございますので、各事業の概要と併せましてご説明申し上げます。
 28、29ページをお開きください。事業番号(1)番から(4)番、職員給与費は、各清掃センターにおいて清掃業務部門に携わる職員の人件費を令和2年度の配置見込み数により計上、32、33ページ、(5)番から(8)番、清掃一般事務管理事業は、清掃業務運営に係る一般事務管理経費として、消耗品費や光熱水費、保険料などを計上したものでございます。このうち(6)番、久喜宮代につきましては、18節負担金、補助及び交付金におきまして、市町村総合事務組合特別負担金が生じるため増額となっております。
 また、(9)番から(12)番、清掃事務管理事業は、収集管理システムやごみ分別アプリの運用、各清掃センターでの受付業務の委託費などを計上してございます。
 また、34ページ、(14)番から36ページの(16)番まで、減量推進事業でございますが、資源集団回収実証実験の終了によりまして、久喜宮代、菖蒲、八甫各清掃センターとも実証実験に係る補助金が減額となってございます。
 2目塵芥処理費27億989万7,000円を計上してございまして、対前年度比1億8,839万1,000円、7.5%の増でございます。
 塵芥処理費では、資源及びごみ収集経費、施設の維持管理費、廃棄物の資源化や最終処分に係る経費などを計上させていただいており、久喜宮代、菖蒲、八甫各清掃センターにおきます事業番号(1)から(3)の塵芥収集料金事業、事業番号(4)から(6)のごみ処理施設管理運営事業、事業番号(7)から(9)の塵芥処分事業の9事業でございます。
  それでは、38ページ、39ページをお開きください。(1)番、塵芥収集料金事業(久喜宮代)4億2,632万6,000円、前年度比2,907万1,000円、7.3%の増となっております。増額となりました主な理由でございますが、消費税率改定の影響が通年に及ぶこと、人件費や燃料費の上昇、組合現業職員の退職により直営収集を縮小し、これを業務委託により賄うため、12節委託料が4億1,742万1,000円、前年度に比べ3,134万6,000円増となっております。
 次の(2)、塵芥収集料金事業(菖蒲)につきましても、消費税率改定の影響が通年に及ぶこと、人件費や燃料費の高騰により、1億1,871万円、前年度比449万円、3.9%の増となっております。
 40ページをお開きください。同様に、(3)番、塵芥収集料金事業(八甫)につきましても、3億5,677万6,000円、前年度比1,305万5,000円、3.8%の増となっております。
 (4)番、ごみ処理施設管理運営事業(久喜宮代)7億647万8,000円、前年度比2,626万1,000円、3.6%の減となっております。主な要因といたしましては、42、43ページ、12節委託料において、生ごみ堆肥化事業の終了による処理業務委託の減、14節工事請負費において計画的に実施しているごみ焼却施設及び粗大ごみ処理施設の修繕工事の減額によるものでございます。
 なお、久喜宮代清掃センターのごみ焼却施設においても水銀灯を使用しておりますので、先ほど説明申し上げましたとおり、水銀に関する水俣条約に基づき、水銀灯のLED化工事を計上しております。
 (5)番、ごみ処理施設管理運営事業(菖蒲)3億6,181万2,000円、前年度比1億3,024万8,000円、56.2%の大幅増となっております。増額となりました主な要因でございますが、44ページ、45ページをお開きください。12節委託料において、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第5条の規定に基づいて行う廃棄物処理施設の維持管理上必要な精密機能検査をおおむね3年に1回実施、14節工事請負費は、2億5,734万5,000円、前年度比1億2,534万5,000円の増でございます。ごみ処理施設につきましても、修繕計画に基づく定期修繕工事を実施するほか、水銀灯のLED化工事を実施します。
 (6)番、ごみ処理施設管理運営事業(八甫)は、4億5,731万1,000円、前年度比3,242万3,000円、7.6%の増となっております。増額となりました主な理由でございますが、12節委託料におきまして、施設の精密機能検査を計上、また14節工事請負費でございますが、修繕工事計画に基づき、粗大ごみ処理施設機器の修繕工事と水銀灯のLED化工事を計上したことによるものでございます。
 (7)番、塵芥処理事業(久喜宮代)1億5,820万4,000円、前年度比331万8,000円、2.1%の増でございます。他の事業同様に消費税率の改定分を通年で見込んだことに加えて、これまでの実績に応じた処分量に合わせた予算計上としたものでございます。
 46、47ページをお開きください。同様に(8)番、塵芥処分事業(菖蒲)3,999万7,000円、前年度比97万3,000円、2.5%の増、(9)番、塵芥処分事業(八甫)8,428万3,000円、前年度比107万4,000円、1.3%の増でございます。
 3目し尿処理費でございます。2億9,750万4,000円、対前年度比4,731万1,000円、18.9%の増でございます。
 48、49ページをお開きください。し尿処理費でございますが、し尿の収集運搬及び料金業務、し尿処理施設全般に係る経費を計上させていただいておりまして、し尿収集料金事業(久喜宮代)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代・八甫)の3事業に加えて、令和2年度は新たに八甫清掃センターにおける、(4)番、し尿処理施設基幹的設備改良事業を予算に計上いたします。
 初めに、(1)、し尿収集料金事業(久喜宮代)1,399万3,000円でございますが、主なものはし尿収集業務委託でございまして、下水道や浄化槽の普及などの影響を受け、年々排出が減少しておりますが、消費税率改定分を通年分見込んだことにより、前年度比51万6,000円、3.8%増としたところでございます。
  (2)、し尿処理施設管理運営事業(久喜宮代)1億6,173万4,000円、対前年度比2,135万7,000円、15.2%増でございます。増となりました主な理由でございますが、12節委託料におきまして、し尿処理施設運転管理業務委託において実施する定期修繕工事が増加、14節工事請負費において、水銀灯LED化工事を計上したことによるものでございます。
 (3)、し尿処理施設管理運営事業(八甫)9,647万7,000円、前年度比13万8,000円、0.1%の増でございます。八甫清掃センターにおきましても、水銀灯のLED化工事を計上してございます。
 (4)番、新規事業、し尿処理施設基幹的設備改良事業2,530万円でございます。久喜市し尿処理施設整備基本構想に基づき、八甫清掃センターのし尿処理施設の延命化を図るための基幹的設備改良事業につきましては、周辺住民との協議が調い次第、速やかに着手できるよう、令和2年度は長寿命化総合計画策定支援及び生活環境影響調査業務委託の予算を準備いたします。
 50ページ、51ページをお開きください。4款公債費、1項公債費、1目元金でございますが、2億5,100万円を計上してございまして、対前年度比148万円、0.6%の増でございます。久喜宮代清掃センター、八甫清掃センターにおける施設の建設や改修等に係る起債の元金償還分でございます。
 2目利子72万9,000円でございます。対前年度比5万7,000円、7.3%の減でございます。各清掃センターの改修に伴う地方債の長期借入れに伴う利子償還でございます。
 5款諸支出金、1項基金費、1目財政調整基金費でございます。財政調整基金に積み立てを行うための科目設定でございまして、前年度と同額を計上させていただいております。
  52ページ、53ページをお開きください。6款予備費、1項予備費、1目予備費でございます。施設の老朽化などにより、今後突発的な修繕が必要となる事態も考えられますことから、前年度と同額の2,000万円を計上させていただいたところでございます。
  以上が議案第4号 令和2年度久喜宮代衛生組合一般会計予算につきましての補足説明でございます。
  続きまして、議案第5号 久喜宮代衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます。議案書の3ページをお開きください。併せまして、参考資料の条例の一部改正に伴う新旧対照表の1ページを御覧頂きたいと存じます。
 平成29年6月9日に地方自治法等の一部を改正する法律が公布され、地方自治法に関し、地方公共団体の長等の損害賠償責任について見直しが行われ、その職務が善意で重大な過失がない場合には、賠償責任額に限度を設ける「一部免責」が地方自治法第243条の2として規定されました。これに伴い、従来第243条の2に規定されていた「職員の賠償責任」が「第243条の2の2」とされたため、条例中の引用条項「第243条の2第3項」を「第243条の2の2第3項」に改めたく、条例改正を行うものでございます。
  以上が議案第5号 久喜宮代衛生組合監査委員条例の一部を改正する条例の補足説明でございます。
  以上3議案につきまして、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
議長(丸山妙子君) 以上で補足説明を終わります。

                        ◇                      

    ◎組合に対する質問
議長(丸山妙子君) 日程第11、組合に対する質問をお受けいたします。
  通告順にお受けいたします。
  初めに、斉藤議員、お願いいたします。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) 議席番号4番、公明党の斉藤です。
  大項目、SDGsの観点を踏まえた久喜宮代衛生組合の取組について伺います。世界が直面している資源制約、環境制約の下で、経済活力維持、発展をさせていくためには、天然資源消費量の削減を進めていくことが必要です。また、資源の大量消費に伴い、国内他地域や海外で生じる環境負荷や社会にもたらされる負の影響を低減させるため、先進国の大都市としての責任を果たしていく必要があります。SDGsの目標12の精神を踏まえ、2030年に向けて、「持続可能な生産消費形態を確保する」姿を目指していきます。超高齢化社会の到来や災害廃棄物対策への対応等を踏まえた良好な環境整備を整え、次世代への継承のための資源循環、廃棄物処理を目指すべきと思い、質問させていただきます。
 (1)番、新ごみ処理施設は、令和6年度稼働予定となっているが、SDGsの2030年の目標達成を目指すためには、久喜宮代衛生組合としての取り組む課題と思うが、いかがか。
 (2)番、資源ロスの削減として食品ロス対策、使い捨て型ライフスタイルの見直しの取組について伺います。
 (3)番、廃棄物の環境利用と適正処理、排出者のマナー向上についての取組は。
 (4)番、近年の災害状況を考えると、災害廃棄物対策について久喜市、宮代町との連携を取り、災害に備えていくことが持続可能な社会の構築につながると思うが、いかがか。
 (5)番、学校社会科見学や夏に行われた「夏休み親子で自由研究3Rでごみを減らそう講座」などSDGsの取組を取り入れていくべきと思うが、いかがか。
 (6)、久喜宮代衛生組合のホームページや広報などでもSDGsの取組を周知していくべきと思うが、いかがか。
 以上で1回目の質問を終わりにします。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 斉藤議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。持続可能な開発目標SDGsとは、2015年9月の第70回国連総会で採択され、17の目標から構成されております。そのうち目標12について、「持続可能な生産消費形態を確保する」と掲げられており、具体的には、食料の廃棄の半減や廃棄物の発生の大幅な削減などが挙げられております。現在、当組合のごみ処理事業は、久喜市及び宮代町がそれぞれ作成いたしました一般廃棄物ごみ処理基本計画に基づいて実施されておりますが、SDGsの目標を達成するための取組に重複する事項も含まれているものと認識しております。つきましては、当組合においてもSDGsの名称は出さないものの、実際には既に取組を行っているものと考えております。
  次に、(2)でございます。当組合における食品ロス対策といたしまして、先月発行いたしました広報紙への特集記事の掲載、生ごみ処理容器の購入費の補助、久喜市の食育セミナーへの参加や多量排出事業者である飲食業者への啓発ポスターの配布等を実施しております。また、使い捨て型ライフスタイルの見直しといたしまして、広報紙への3Rについての記事の掲載や例年10月に実施しておりますノーレジ袋キャンペーン等を実施しております。
  次に、(3)でございます。廃棄物の環境利用と適正処理への取組といたしまして、当組合では分別収集による資源化を推進するとともに、以前であれば埋め立てにより最終処分されておりました焼却灰やばいじんにつきましても資源化に取り組み、セメント及び路盤材の原料にしており、私たちの住環境に身近な資材としてリサイクルされております。また、ごみの分別やごみ出しの際のマナーの向上につきましても、広報紙等の媒体による働きかけを行うとともに、機会を捉え、住民の皆様に呼びかけを行っているところでございます。
  次に、(4)でございます。国は、17の目標の実現に向け、持続可能な開発指針を策定し、8つの優先課題と具体的施策の例を挙げています。その中の一つに、「持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備」という優先課題があり、その具体的な施策として、頻発化・激甚化する自然災害により発生する災害廃棄物を処理するための事前計画の策定や体制整備等の取組を行うことについて示されています。これらの対応といたしまして、久喜市では既に平成31年度に災害廃棄物処理計画を策定、宮代町でも今年度内に策定されるものと聞いております。衛生組合といたしましては、市、町が策定した災害廃棄物処理計画に基づき、市、町からの要請に応じて適切に対応してまいりたいと考えております。
  次に、(5)でございます。当組合における小学生の社会科見学や夏休み親子講座におきまして、SDGsという名称は出さないものの、以前からごみは出さないこと、分別の必要性、そして食事や給食の食べ切りなどを話題に挙げ、その大切さを伝えております。SDGsにおける17の目標は広い範囲に及んでおりますが、当組合の事業に関連する項目につきまして、これまでと同様に取り組んでまいりたいと考えております。
  次に、(6)でございます。久喜市のホームページにおきましては、SDGsの概要を伝えるページが設けられているようでございます。SDGsにおける目標のうち、当組合の事業に関連する項目につきまして、その目標達成に係る取組であることを意識しながら、3Rや食品ロスを中心に今後も周知に努めてまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) では、質問をさせていただきます。
  最初に、(1)番なのですけれども、ごみ処理施設の令和6年稼働ということで、このSDGsの目標というのは2030年、これからあと10年なのです。稼働が6年後になるということは、このあと6年はSDGsの取組をしっかり久喜宮代衛生組合としてやっていかなくてはいけないという、そういう部分があります。実は私、この質問は久喜市の一般質問でもさせていただきました。その観点からも、やはり一番、17の目標の中で12の「つくる責任つかう責任」、11の「住み続けられるまちづくりを」の中にたくさん衛生組合の事業として取り組まれている内容が取り組まれております。それを考えると、なぜか答弁の中に、ごみ処理計画の下、やっていることも理解しております。そういう中で名称は出さない。SDGsの名称は出さないけれども、それに近いことはやっているよという、そういう答弁であります。本当にそこの点が、この世の中の、今目指しているものに対して、何でやっぱり私たちこういう公共、行政の場でやっているところが、トップに立ってやっていかないのかなというのは大変不思議なことであります。ですから、しっかり名称を出していくということが、同じ目標に向かってやっていくという部分では基準になっていく大事な部分だと思います。その点についてもう一回お伺いいたします。
  そして、(2)番の食品ロスについては、私も質問も何回かさせていただいて、広報紙に載せていただいたりとか、様々企業に対してとか、レジ袋のこととか、そういう部分の中で啓発をしていただいているのも理解しております。やはり本当に使い捨て型のことをこれから考えていく。また、ごみ出しのマナーとか、そういうライフスタイル、そういう部分の中のことをやはりもう一歩、市民、町民の方たちに理解を頂くという、そういう部分が大事かなと思っておりますので、その点もまたSDGsの中に食品ロスのことも掲げてありますので、ぜひそれを衛生組合として表すときにも、ともに明記していっていただきたいと思っております。これも質問です。
  そして、3番目は、マナーのことですので、これもきちんと取り組んでいただきたいと思っています。
  (4)番です。(4)番は、災害廃棄物処理計画ということで、本当に災害があったときに、一番ごみの問題が大変ということで、実は久喜市でも取り組んでいる、宮代町でも今年度そういう計画を作成していくということは分かったのですけれども、災害廃棄物処理計画を、この久喜宮代衛生組合がやはりごみを請け負う、そういう責任の中で、市とか町に連携を取ることは大変大事なのですけれども、しっかり組合としてもやっぱり取組を考えておくべきではないかなと思うのです。今の本当にコロナ対策にしても、またこれから、今こういう問題の中でも災害という部分に入ると思うのですけれども、またどういうウイルスが出てくるか分からないといったときに、どういうふうに対応していくかということを考えていくのが行政の務めで、何かがあってから慌ててするのではなく、このごみ処理計画に関しても、災害が起きたとき必ずごみが出てくるわけですから、そのこともしっかり今のうちにきちんと連絡、協議会とかを持ちながら、宮代町に関してはこう、久喜市に関してはこうという形をしっかり進めておくべきではないかなと思いますので、よろしくお願いします。
  それで、(5)番なのですけれども、これは教育の部分です。今回の事業計画をやった、上半期事業報告の中に、小学校とか様々見学に来られたり、いろんな団体が来られているのを見させていただきました。その中で、ぜひ学校見学の中で、ごみ処理廃棄物のリサイクル、循環、3Rでごみを減らそうという、そういう取組をしていることを子供たちに教えている、久喜宮代衛生組合はこういうふうにやっているよというのを教えていることは分かるのですけれども、その部分もぜひSDGsのことをしっかり取り上げていっていただきたいなと思っています。
 実は、久喜市の今年度の久喜市教育振興計画令和2年度実施計画の中に、SDGsの実現に向けたESDの推進ということで、今年、市内全小中学校における教育、家庭全体を通じたESDの実践を支援していきますというふうにちゃんと予算も取られて進めていく事業内容なのです。ただ、そういう子供たちがここに勉強に来るわけですから、やはり共通の言葉でしっかり取り組んでいっていただきたいなと思っておりますので、そういう部分も、同じことなのだから大丈夫だよということではなく、しっかり考えて、研究して取り組んでいっていただきたいなと思っております。
  あと、最後(6)番、衛生組合のホームページや広報などでもSDGsの取組を周知していくべきということで、本当に市民とか町民に意識を持たせる役割、またそれを行政が先頭に立ってやっていくという、そういう部分の中では、しっかりその中でも、この衛生組合が占めている役割というのは大変大きいと思うので、この部分もしっかり、先ほど載せますという答弁は頂かなかったので、ぜひSDGsの取組も載せていきますという決意をお聞かせいただきたいと思います。
 以上で質問を終わりにします。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 斉藤議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、1点目の組合でのSDGsへの取組についてということでございますが、SDGsが掲げる目標は、持続可能な社会の実現に向け、全世界で取り組む必要があるものと認識しております。組合といたしましても、廃棄物行政としてやるべきところに対しては、しっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。組合が取り組んでいる施策につきましては、SDGsの示す目標の一部ではございますが、方向性は一致しておりますので、衛生組合の施策をさらに推進していくことにより、SDGsの目標達成に寄与してまいりたいというふうに考えております。
 次に、2番目として、食品ロスについてでございます。衛生組合として先ほど答弁したように、広報等で周知はしているところでございますが、今後ともSDGsの精神に基づきまして、そういったことも触れながら、今後も周知、広報していきたいというふうに考えております。
 4番目の災害廃棄物処理計画についてでございます。ご指摘のあった点につきまして、今後も市、町と調整しながら進めていきたいというふうに考えております。
 5番目の教育についてでございます。SDGsの目標12、「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」という項目の中では、持続可能な消費とライフスタイルについて消費者を教育するということも含まれているとされています。子供たちに、ごみを出さない、分別の必要性、食事や給食の食べ切りなどを学んで頂くことで、将来の環境問題の改善に少しでも近づけていけるように、今後もこういった事業を継続してまいりたいと考えております。SDGsの目標とも関連づけて意識させながら、そういった教育に関しても取り組んでいきたいというふうに考えております。
 最後に、もっと積極的に推進したらどうかということでございますが、SDGsの17の目標、169のターゲット、そういった全般的な概要の説明をした上で、それに加えて組合が取り組んでいる食料の廃棄の半減、廃棄物の発生の大幅な削減などにつきまして、SDGsの目標と関連づけながら、広報紙やホームページ等で広く住民の皆様にお知らせをしていきたいというふうに考えております。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けします。
  斉藤議員。
                 〔4番 斉藤広子君登壇〕
4番(斉藤広子君) ありがとうございました。前向きに進んでいっていただけるというお話だと思っているのですけれども、何か、例えば2番の食品ロスのことも、今事業として一生懸命進めていただいているというのは理解します。それでも答弁の中に、触れながらとか、何かすごく抽象的な言葉が多いので、ぜひこれを入れていくということの、やっぱりきちんと答えが欲しいです。例えば11の「住み続けられるまちづくりを」の中でも、廃棄物の管理、特別な注意を払うことによるものを含め、都市1人当たりの環境上の悪影響を軽減するとか、そういう、あとは12のところでも、本当に衛生組合として取り組む項目がたくさん出ております。ですから、しっかり広報をやるときに、幾つの何々という、これについて今こういうふうに取り組んでいますという、こういう目標で頑張りますということもきちんと明記をしていきながら取り組める内容なのではないかと。それが目標ですよね。ですから、あくまでも抽象的な部分ではなく、しっかりこのように取り組んでいきますということはきちんと明記してやっていけるものではないかなと思うので、全体的にやりますという言葉は頂いたのですけれども、しっかり明記して取り組みますという問題に対してはいかがか、そのことだけ質問させていただきます。
議長(丸山妙子君) 斉藤議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 斉藤議員の再々質問にご答弁申し上げます。
  きちんと明記するべきではないかという点でございます。SDGsの目標と関連づけながら、きちんと組合の事業について明記をして対応していきたいというふうに考えております。
議長(丸山妙子君) 以上で斉藤議員の質問を打ち切ります。
  ここで休憩いたします。

    休憩 午前10時20分

    再開 午前10時35分

議長(丸山妙子君) では、再開いたします。
  猪股議員、お願いいたします。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 通告順に質問してまいります。
  まず最初に、し尿処理施設の整備の問題です。新年度の予算書にしっかりと上程されていまして、周辺住民との協議が調えば、理解が得られれば新年度から開始をしていくということですので、そちらのほうでよかったのですけれども、この通告した時点では分かりませんでしたので、一応これで、一般質問でやらせてもらいます。周辺住民への説明と話し合いを踏まえて、施設整備の推進、どのように進めていくかということです。
 (1)としまして、これまでの周辺住民への説明の経過。それから、住民からは、そもそも最初のときに何で八甫へ持ってくるのだという、最も大きな疑問も出されていたように聞いております。そうしたことから、いろんな指摘されている問題点があるのだと思います。課題も明らかにしてください。
 (2)です。今後の話し合いの予定、見通しを明らかにしてください。先ほどの提案理由の説明の中で、やはり補足説明の中で述べられたことからすると、もう合意も間近なのかなというふうにも受け取れるのですけれども、果たしてそういう状況と認識していらっしゃるのかどうかということです。
 (3)としまして、久喜市及び衛生組合として、基本構想のケース4、久喜市、宮代町の共同処理、八甫処理施設を適正規模に拡大して延命化を推進していく立場と、これを進めていくのだと理解していますけれども、それでいいかということを再確認になります。お願いします。
 (4)です。昨年10月の定例会で質問した際には、「今年度中にご理解をいただくことができました場合には、来年度、令和2年度から長寿命化総合計画策定支援業務委託、生活環境調査業務委託、業者選定支援業務委託を実施いたしまして、基幹的設備改良工事を実施する運びとなります」と答弁されていますが、新年度の事業計画を明らかにしてください。2年間の継続事業になるかと思いますけれども、その事業計画について説明してください。
 (5)です。仮に住民の理解が得られない場合です。このことも想定しておかなければいけないのかなと思います。し尿処理自体が困難に直面することになります。管理者の認識と見解、方針をお伺いいたします。
 (6)です。4年後には、新ごみ処理施設の工事が完了して衛生組合が解散へ向かうことになります。し尿処理施設の整備ができなければ、久喜宮代センター、八甫センターに現在のままのし尿処理施設だけが残され、菖蒲地区のし尿処理を北本組合のほうに継続せざるを得なくなりますけれども、そうしたケースも想定されているのかどうか、お願いします。
 大きな2番目です。資源集団回収実証実験が終了することになりました。終了に当たりまして、基本的認識としてお伺いしておきたいと思うのです。私自身がまだ全体的に細かいところまで総括し切れておりませんけれども、基本的認識として今回はお伺いいたします。
 この実証実験の終了、はっきり言えば失敗だったわけですけれども、その原因をどう認識しているかということです。最大の悪条件としては、中国の古紙輸入禁止などによる価格の下落という外的要因にあったと考えるか、あるいは市況が改善しても公共回収から民間回収への移行は困難であったと考えるか、最も基本的なところでの認識をお伺いします。
 もう一つの悪条件は、市内全域の協力を得ることができず、モデル地域が極めて一部地域にとどまった。そのためにスケールメリットを生かせなかったことであったと、私はそう考えているのですけれども、久喜市内と宮代合わせてわずか9か所、1,000世帯ぐらいかと思いますけれども、それだけの取組にとどまってしまった。そのことがもう一つの悪条件の根幹だったと考えているのですが、認識をお伺いいたします。
 (2)ですけれども、資源集団回収の実証実験は、そもそも原理的には現在の公共回収の委託料プラス集団回収報償金等の全額の範囲内を最高限度として、資源集団回収報償金、それから事業者に対する補助金を、その最大限までは出して賄うことができれば成果を上げることができたのだろうと考えていますけれども、ご見解をお伺いいたします。
 その意味では、報償金と補助金をさらに引き上げるということが可能であったのではないか。そうした場合には、果たしてこんな簡単に失敗ということにならなくて済んだのではないかと考えていますけれども、いかがでしょうか。試算になりますけれども、最大限でどの程度まで引き上げが可能だったと推計できるかについても数字を出していただければお願いしたいと思います。
 3つ目です。最終処分の単価がそれぞれのセンターで違うところがあります。もちろん久喜宮代センター、八甫センター、菖蒲センター、成り立ちも違う、炉の性能も違いますから、そもそも収集、処理の方式も違いましたから、その違いを現在まで引きずってきているのはやむを得ないところがありますけれども、そうした単価が異なるのはなぜなのか。安価なほうに統一できないのか。処分方法も安価な方法に統一できないのか。焼却灰の質や処分内容や方法が異なるのは乗り越えられない壁なのかどうか、説明をお願いしたいと思うのです。
 例として挙げておきましたが、例えば焼却灰、太平洋セメントは、久喜宮代センターは1トン当たり2万8,404円、八甫センターのほうは2万6,244円で、焼却灰、ツネイシカムテックスへの単価が久喜宮代……失礼、これちょっと書き方混乱しまして、処分単価は2万3,760円です。久喜宮代間の運搬費が1,674円です。菖蒲センターのほうは、処分費は2万3,760円、同じなのですが、運搬費用が5,516円と違っている。それから、破砕残渣の県整備センター、これは運搬費用がそれぞれ3センター違うのです。久喜宮代センターは1,620円、菖蒲センターが5,832円、八甫センターが1,890円ということになっています。処分費用自体は3センターとも2万570円で同じなのです。どうも私たち素人からすると、こうした違いはなぜ出てくるのかよく分かりませんので、説明をお願いしたいと思います。
 同じセンターで、処分施設によって大きく運搬を含む処分単価が異なるという、またそれぞれの処分施設に委託せざるを得ない理由についてもお願いをしたい。例えば久喜宮代センターで焼却灰は、太平洋セメントだと2万8,400円、ツネイシのほうだと2万5,000円、メルテックだと4万1,000円というふうになっています。
 それから、(3)です。ばいじん処分で、センターによってそれぞれ処分施設によって単価が大きく異なる理由を説明していただきたい。これもできれば、可能であればということですけれども、安価な処分方法を選択すべきですけれども、現在の処分施設方法を選択している理由について改めて説明をしてください。例として、ばいじん、久喜宮代、メルテックで5万5,000円、菖蒲、ウィズだと3万7,000円、八甫、太平洋セメントだと6万1,000円ということになります。
 (4)です。今後、焼却灰、ばいじん、破砕残渣等の処分方法、処分施設の検討をどのように進めていくのか、お伺いします。
 大きな4番目です。ごみ収集日程表の点訳をして必要な方々に配布をしています。この点字版の配布先なのですけれども、現在は久喜宮代センターの地域、それも旧久喜地区がほとんどです。八甫地区にはほんの一部、それから宮代にも一部分配布していますが、ほとんどが旧久喜市地域になっています。そうした少ない地域というのは対象者が少ないのかとも思えないのですが、あるいは希望者が少ないということなのか。
 (2)として、必要な方はまだまだ潜在していると考えています。対象者にきちんと希望を聞くべきだと。調査すべきだと考えますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。
 以上です。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 猪股議員ご質問の大項目1についてご答弁を申し上げます。
  初めに、(1)でございます。久喜市では、し尿処理施設の3か所分散と老朽化、さらに将来におけるし尿及び汚泥の搬入率減少による非効率な運転などの課題に対応するため、現在の八甫清掃センターのし尿処理施設を改修して延命化を図り、久喜市全域と宮代町のし尿処理を統合する方法が最も優先度が高いとの方向性を、平成31年3月に策定した久喜市し尿処理施設整備基本構想にまとめたところでございます。
  周辺地区の住民の皆様に対しましては、この基本構想策定段階でありました平成30年8月から、周辺地区住民の代表の方で構成する鷲宮・栗橋生活環境保全協議会の場におきまして、久喜市のし尿処理の現状と課題、またこれを改善するために八甫清掃センターのし尿処理施設の改修、延命化及び久喜市全域と宮代町のし尿処理を八甫清掃センターに統合するとの基本的な考え方について順次説明してまいりました。この結果、「反対」あるいは「長らく迷惑を被ってきたので他の場所へ建ててほしい」といったご意見もありましたことから、より丁寧に説明するため、昨年、令和元年5月から周辺地区の住民を対象とした地区別の説明会を開催いたしまして、ご意見を頂いてまいったところでございます。
 頂いた主なご意見といたしましては、基本構想の全体像と方向性、それから内容、処理量の推計ですとかスケジュール、こういったことです。に対するご質問、それから他の場所で新しい施設を建設するほうが効果的ではないか。反対であるので他の場所へ移ってほしいとのご意見。周辺の臭気、臭いの対策に関するもの、今回改修実施後、次回老朽化が来た場合の方針、搬入車両の増加対策、搬入ルートなどに関するものでございます。
 次に、(2)でございます。今後の予定でございますが、現在はこれらの意見や要望について周辺地区住民の皆様と協議、調整を図っており、久喜市とともにご理解を得られるよう努めているところでございます。
 次に、(3)でございます。組合といたしましては、基本構想に掲げるケース4、八甫清掃センターのし尿処理施設を改修して延命化を図り、久喜市全域と宮代町のし尿処理を八甫清掃センターに統合する方法が最も優先度が高いと考えております。
 次に、(4)でございます。八甫清掃センターし尿処理施設の整備につきましては、現在八甫清掃センターの周辺地区住民の皆様にご理解を頂けるよう、皆様のご意見等を伺いながら慎重に検討しているところでございます。その上で、協議が調いましたら、速やかに必要な計画の策定や調査などの事業に着手できるよう、令和2年度当初予算に八甫清掃センターし尿処理施設の基幹的設備改良に係る長寿命化総合計画策定支援業務委託、生活環境調査業務委託の経費を計上しております。
 次に、(5)でございます。久喜市し尿処理施設整備基本構想にまとめられたとおり、今後のし尿処理施設の在り方、4方案のうち、八甫清掃センターへのし尿処理の統合と施設の延命化は、久喜市にとりましても最も効率的、効果的なものと認識しております。したがいまして、地域住民の方々のご意見、ご要望に対して耳を傾け、ご理解頂けるよう丁寧に対話と説明を重ねてまいる所存でございます。
 次に、(6)でございます。平成28年に久喜市と宮代町が交わした基本協定において、久喜市が建設する焼却施設でのごみ処理は、事務委託方式によるとされております。したがいまして、新炉稼働に伴い、この久喜宮代衛生組合はその役割を終えることになりますが、その後の清掃行政の運営につきましては、ご質問のし尿処理をはじめとして総合的に判断していく必要があるものと考えております。
 以上でございます。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 猪股議員のご質問のうち、大項目2と大項目4についてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目2でございます。まず、(1)でございます。資源集団回収の実施に当たりましては、回収業者の主体的な参加が必要となりますが、そのためには事業収益、つまり資源物の売却収入が確保されることが重要となります。しかしながら、今回、古紙の市況の悪化により、回収業者が事業収益を得ることが困難となりましたことが実証実験早期終了の背景となっております。今後においても、市況の変動があるにしても、これまでの推移を見ますと長期的な動向は依然として不透明であると考えられます。加えて、回収業者や古紙問屋からも、今後の経営自体を不安視する声も聞いております。資源集団回収は、住民生活に密着しており、安定的な運営を優先すべきでありますことから、行政回収から集団回収への移行を進めていくことは、適当でないものと考えております。
  また、資源集団回収事業に参加する回収業者は、回収した古紙の売却収入を原資として事業を運営しておりますことから、回収団体を多く持つほどスケールメリットを享受できます。しかしながら、古紙の市況の下落により売却収入が減少し、必要経費の捻出が困難となる場合、回収すればするほど赤字の状況に陥ることも懸念されます。このようなことから、回収団体の増加が回収業者へのスケールメリットにつながるとは言い切れないものと考えております。
  次に、(2)でございます。資源集団回収の全面移行による行政のメリットとして、行政費用の削減が挙げられます。その削減額を原資として、回収業者に対する補助金の引き上げを検討することは、古紙の市況の悪化の対応策として有効であろうと考えております。
  そこで、集団回収への全面移行を実施した場合の行政費用の削減額を、平成30年10月からの下半期における実績を基に試算いたしましたところ、およそ8,000万円となりました。そして、この8,000万円を原資とする回収業者補助金の引上げ額の上限を試算いたしましたところ、新聞紙や雑誌など、それぞれの回収品目の補助単価の引上げ額は、現行から16円が上限であると推計いたしました。しかしながら、回収業者から提出を受けております収支報告を基に、補助単価の引上げ額を試算いたしましたところ、現行から20円の引上げにより、ようやく回収業者の収支が均衡、さらに事業収益を得るには、それ以上の引上げが必要となりますことは、昨年10月の組合議会議案質疑における答弁のとおりでございます。
  続きまして、大項目4でございます。まず、(1)でございます。家庭ごみ・資源物収集カレンダーの点字版の作成に当たり、毎年市や町の担当課から、点訳文書や点字シールの送付状況についての情報提供を受けております。したがいまして、点字版カレンダーの作成部数は、市や町の状況を反映しているものでございます。
  次に、(2)でございます。昨年度のことですが、久喜市内に転入予定の方から、点字版カレンダーの入手についてお問い合わせを頂きました。早々に対応するとともに、市の担当課につなぎ、その他の点字文書につきましても入手できるようになったとのことでございます。収集カレンダーを含む点字版の行政発行物の需要は、市や町において常に適切に把握しているものと考えております。当組合といたしましては、先ほどの事例のような対応を今後も心がけるとともに、広報紙やホームページ等の媒体を通じて周知することにより、点字版カレンダーを必要とする方に行き渡るよう努めてまいります。
議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
 施設課長。
                 〔施設課長 小島靖之君登壇〕
施設課長(小島靖之君) 猪股議員ご質問の大項目3についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。太平洋セメント株式会社での焼却灰の処分単価につきまして、久喜宮代清掃センターと八甫清掃センターとで異なっている理由でございますが、久喜宮代清掃センターの焼却炉は、ストーカ方式であることから、焼却残渣の多くが焼却灰として搬出されますが、八甫清掃センターの焼却炉は、流動床方式であることから、焼却残渣の多くはばいじんとして搬出され、焼却灰として搬出されるのは、焼け残った不燃物のみとなり、焼却灰の質が違うことから処分単価が異なっているものでございます。
  次に、ツネイシカムテックス株式会社への焼却灰の運搬単価が、久喜宮代清掃センターより菖蒲清掃センターのほうが高価となっている理由でございますが、久喜宮代清掃センターでは、施設内に焼却灰を貯留しておき、大型車に積み込んで搬出しておりますが、菖蒲清掃センターでは、焼却灰を貯留する設備や施設を有していないことから、運搬業者が焼却灰の排出口の下に設置した運搬用のコンテナに貯留しており、このコンテナを常時設置することが運搬業務の条件としておりますことから、高価となっているものでございます。
  次に、埼玉県環境整備センターへの破砕残渣の運搬単価が3センターで異なっている理由でございますが、菖蒲清掃センターでは、破砕残渣を貯留する設備や施設を有していないことから、運搬業者が破砕残渣の排出口の下に設置した運搬用のコンテナに貯留しており、このコンテナを常時設置することが運搬業務の条件となっておりますことから、高価となっているものでございます。また、久喜宮代清掃センターと八甫清掃センターの搬出条件は、ほぼ同一でございますが、運搬距離等が若干異なることから、入札金額に差が出たものと考えております。
  なお、安価なほうへの統一や処分方法の変更は、焼却灰の質や搬出形態が異なることから、困難であると考えております。
  次に、(2)でございます。当組合では、委託先である処分施設における事故や停電等の不測の事態により、受入れが困難となった場合のリスクの低減を図るため、処分先を複数確保しているものでございます。
 また、久喜宮代清掃センターの焼却灰の一部をメルテックで処分している理由でございますが、メルテック株式会社では、ばいじんの受入れに当たり、同量の焼却灰の受入れが必須条件となっておりますことから、ばいじんの量とほぼ同量の焼却灰を処分しているものでございます。
 次に、(3)でございます。各清掃センターから発生する、ばいじんの平成30年度の処分につきましては、久喜宮代清掃センターが小山市に所在するメルテック株式会社の溶融処理施設にて、路盤材原料等に利用する人工砕石化、菖蒲清掃センターが草津町に所在する株式会社ウィズウェイストジャパンの最終処分場にて、埋立て処分、八甫清掃センターが熊谷市に所在する太平洋セメント株式会社の焼成処理施設にて、セメントの原料化を行っておりまして、3センターにおいてそれぞれ運搬距離や処分方法等が異なることから処分単価に差が生じているものでございます。
 また、ばいじんの処分で、これらの処分施設、方法を選択している理由といたしましては、ばいじんを搬出する際は、飛散防止対策を講じなければならないことから、久喜宮代清掃センターでは、フレコンバックに詰めて搬出する必要がございまして、フレコンバックでの受入れ及び使用したフレコンバックの返却が可能なメルテック株式会社へ搬出しております。菖蒲清掃センターでは、飛散及び重金属類の溶出を防止するため、薬剤処理をした後、株式会社ウィズウェイストジャパンへ搬出しております。八甫清掃センターでは、吸引車のホースを直接接続して積載する構造となっておりますことから、吸引車での受入れが可能な太平洋セメント株式会社へ搬出しております。
 処分先においては、当組合の処理施設からの搬出形態での受入れが可能であるとともに、適正かつ継続して安定処理を行う能力が必要となります。また、委託先の施設の所在する自治体から一般廃棄物の処理委託に係る承諾を得る必要もございますことから、これらの条件を満たしております事業者におきまして処分を行っているところでございます。
 なお、平成30年度に最も安価でしたのは、菖蒲清掃センターの埋立てによる最終処分でございますが、当組合では資源化を進めていく計画であることから、現在のところ、他のセンターの処分方法を埋立て処分へ変更することは考えていないところでございまして、菖蒲清掃センターにつきましても、今年度、令和元年度から、ばいじんの全量を路盤材原料化による再資源化処理に変更していることから、当組合3センターのごみ処理施設から搬出されております焼却灰及びばいじんにおける資源化率は、現在100%となっております。
 次に、(4)でございます。焼却灰、ばいじん及び破砕残渣等の処分につきましては、3センターでの処理方法や搬出形態及び委託先の施設で受入れが困難となった場合などのリスクを考慮いたしますと、現在行っている処分方法が最適であると考えておりますが、委託先の施設の改修や拡張などにより、受入れ内容が変更となる場合もあることから、今後も効率的な処分ができるよう注視してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 細かい説明ありがとうございました。
 最初のし尿処理施設の整備なのですけれども、今年度から基本計画の策定を行うという予算がもらえましたが、問題は住民の合意、理解が得られるのかどうかですよね。でも、そこのところがどうもはっきりしない。もちろんこれは話し合い、いわば交渉事なので、言える範囲というのはもちろんあることは承知しておりますけれども、新年度の早い段階で合意が得られるという見通しを持っていらっしゃるのかどうか。それぐらいはお話し頂いてもいいのかなと思うのです。管理者のところにも当然、もともとの地元でいらっしゃいますし、いろんな意見、声は入ってきていると思うし、管理者として、あるいは久喜市長としてお話ししていくことも当然あるのだろうと思うのですけれども、その見通しというものはどのように立っていらっしゃるのか。予算に盛ったのだから、もう当然やっていくのだよと言われるのでしたら安心します。そこら辺の状況をもうちょっと説明頂ければありがたいなと。単に予算を盛った、合意が得られればやるけれども、得られなかったらやらないのだよと、そんな単純なことではないと思いますので、お願いをいたします。
 それから、資源集団回収の実証実験の終了については、基本的な理由について説明頂きました。大体理解いたしました。最大の原因は市況の悪化であるということなのですけれども、しかし実際にここで先進地として私たちも見に行った新座市などでは続けられている。そことの違いは一体何なのか。10月の議会のときにも少し触れられていたとは思うのですけれども、事業者の規模の違いということが一つあのときには言われました。その事業者がこの実証実験も参加して、そちらは、その事業者は続けていける意向であったとも話を承っております。そうしたことからすると、新座でできていたものがなぜこの久喜宮代ではできなかったのか、そこの違いについても説明いただけますでしょうか。というか、それをどう考えているのかということです。どう分析しているのかについてお伺いできればと思います。
 私としては、先ほど言われました最高引上げて16円、その16円の範囲内で引上げて、それでうまくいくのではないのかなというふうに簡単に素人考えしていたのですけれども、それ自体は難しいと説明頂きました。その金額については、また後日お伺いできればと思っています。さっき聞いた1つだけお願いいたします。
 それから、日程表の点字版なのですけれども、市、町からちゃんと情報提供を受けているということですので、それはこの時点では了承いたします。安心します。ただ、もともと久喜市の中で、旧久喜市とその周りの3町との間での部数の差が、これ自体が物すごく大きいのですよね。久喜市内で点字シールだとか、それから公文書を点訳して配っているのも旧久喜市がほとんどで、そこからするとそちらの市のほうの問題なのかもしれません。あるいは宮代町に1人か2人しか点字を読める方がいないとは思えないので、そこら辺もちょっと疑問はありますけれども、ぜひ積極的にニーズの把握にこれからも努めていただきたい、これは要望だけしておきます。
 最終処分については、これも説明を聞いて、ああ、なるほどということで理解をいたします。
 それから、私、安いほうに統一と書いて、これは書き過ぎたかなとは自分でも思っています。単に安いのだったら埋めてしまえば全ていいわけで、それはしないで、ウィズへの埋立てはもうやめたということですから、リサイクルを進めていくためにいろんな効率性、経済性、様々な面から兼ね合わせて現在の状況になっているのだというふうに理解をいたします。
 以上です。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再質問に対する答弁を求めます。
  事務局長。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) 私からは、最初の1点目のし尿の関係の状況を少しお話ししたいと思います。
 実は先日、2日ほど前になりますけれども、地元の保全協議会のほうにお声がけ頂きまして、挨拶してくれということで行ってまいりました。その席では、通常の後期会議ということで、来年度に向けての内容の審議のみ私たちは同席させていただきました。一旦行政側の職員は外にそのまま出まして、第2部として地元のし尿に関するいろいろ要望だとか、そういったものの取りまとめをするということで、これは行政職員抜きでやってございます。その結果がどうなったかというところは、正式にはまだお伺いしていないのですけれども、幾つか聞こえてきた状況を申し上げますと、いろんな意見が出て、細かいいろんな要望とかも出て、ちょっとその場ではまとめ切れなかったということをお伺いしています。次回総会に向けて、多分5月ぐらいになると思うのですけれども、また協議会、役員会議等が開かれまして、そこまでには何とか取りまとめをしたいということを今聞いてございますので、目標としては、まずそこが一つの目標になるかなと思ってございます。そのときにしっかり市なり組合に対しての要望がまとまって、地元としてはこれをやってくれれば受け入れますよということが聞ければ、その内容をしっかり吟味して、受けられるものなのかどうか、そこで再検討がどうしても出てくると思うのですけれども、流れとしては今そのような状況になっているということで、我々も進めるということで多分地元としては動いているように見受けられますので、何とかのめる内容での要望を期待しているというふうな状況でございます。そこまででご理解頂きたいと思います。
議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 猪股議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  新座市との違いについてということでございます。まず、昨年の暮れにニュースにおいて、横浜市においての資源集団回収で複数の業者が、この市況のあおりを受けて事業ができなくなりまして、収集できないという事態があったというニュースがありました。そういったことから、市は資源物についてしばらく持ち帰ってください、出さないでくださいといったお願いや、急遽市が回収に回ったりとか、そういった対応をしたというふうに聞いております。また、新座市においても、電話確認をしたところ、複数の業者から、どうにかならないかというような声が上がっているというふうに聞いております。その後、どういうふうな対応をしたのかは確認はしておりませんが、この市況の影響というのは、ここだけではなくて全国的に及んでいるというふうなことを感じております。私たちが想像する以上に回収業者にとっては厳しい状況であるということが、このことからも分かったということでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  猪股議員。
                 〔9番 猪股和雄君登壇〕
9番(猪股和雄君) 最初のし尿処理の関係なのですけれども、これ以上は聞かないほうがいいのかなと思いますが、ただこちらとして、住民団体の方に提示したいろんな条件がありますよね。先ほどちょっと気になったのは、車の出入りの台数の問題とか、それから臭気の問題とか、実際に住民環境が悪化するのではないかというふうに言われていたわけです、最初。私たちは最初に頂いた資料で、搬入の台数はむしろ減るのだというふうに思ったし、あと臭気については聞いていないのですけれども、そういう周辺住民生活に与える悪影響というものは軽減されるというふうに、大まかに、総体として軽減されるというふうに理解していいわけですよね。そのことだけ教えてもらえますか。
議長(丸山妙子君) 猪股議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  事務局長。
                 〔事務局長 宮内敦夫君登壇〕
事務局長(宮内敦夫君) 周辺地区に対する悪影響が軽減されるかというご質問ですけれども、我々地元に対する車の台数とかの説明に関しては、現在の焼却も含めての、いわゆる車の搬入数ということで、それよりは減るということのご説明をさせてもらっています。し尿だけの車両数でいくと、当然菖蒲と宮代が入ってきますので、し尿だけの車両数でいくと、現在よりは当然増える、これは間違いない話です。ただ、総体で見て、焼却がなくなりますから減ってくるのだということは申し上げてございます。
 また、臭気に関しては、持ってくるものが当然そういった臭いがどうも気になるものでございますので、中にはそういった声の方もいらっしゃるのですけれども、施設見学等も現状のものをやっていただく中では、別に臭い気にならないよねというような声も聞いていますので、当然最新設備での機関改良をしますから、当然対策としては立てていくというふうに考えてございます。ただ、近隣の工業団地から等の臭気という可能性も実際はありますので、し尿処理施設が原因かどうかというところはちょっと明確にできていないというのも、地元の方もそこも承知はしているというふうに我々は考えてございます。
議長(丸山妙子君) 以上で猪股議員の質問を打ち切ります。
  次に、成田議員、お願いいたします。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 7番、成田ルミ子です。質問させていただきます。
  エコバッグの活用についての質問です。久喜宮代衛生組合のエコバッグの使い勝手がよい話は、以前の議会、平成29年になりますが、話をしたことがあります。現在エコバッグに対する意識は、その当時、以前にも増して高まっております。買い物時にエコバッグを持参する買い物客が増えているのはもちろん、店頭に並ぶエコバッグもたくさんの種類が増えてきております。これを踏まえ、以下質問いたします。
 (1)です。組合のエコバッグをノーレジ袋キャンペーンに参加する店頭に置き、レジ袋削減の方策にしたらいかがでしょうか。
 (2)です。キャンペーン参加店を増やす取組にもエコバッグを使ってはどうでしょうか。
 (3)です。以前の質問で売り物ではないとの答弁を受けましたが、今でもその考えは変わりませんでしょうか。
 (4)、ノーレジ袋の意識は、新炉建設後もつなげていかなければなりません。期限がある久喜宮代衛生組合ではありますが、意識をつなげていくためにも、エコバッグの増産に臨んではいかがでしょうか。
 以上です。
議長(丸山妙子君) 成田議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 成田議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。昨年10月に実施しておりますノーレジ袋キャンペーン期間中、協力店舗の店頭を通じて、1万個以上のポケットティッシュを配布しております。ポケットティッシュは、エコバッグと比較して安価、かつチラシの挟み込みによる情報周知に優れており、キャンペーン協力店舗における配布物として適していると考えておりますが、エコバッグにつきましては、これらの条件に該当しないことから、協力店舗の店頭での配布は考えておりません。
  次に、(2)でございます。衛生組合からキャンペーン協力店舗に啓発品としてお渡ししているのぼり旗やポケットティッシュは、住民へのキャンペーンの周知を念頭に作成したものでございます。今後といたしましても、キャンペーンの意義をご理解頂き、多くの店舗にご参加頂けますよう取り組んでまいりたいと考えております。
  次に、(3)でございます。エコバッグは、キャンペーン協力店舗を含む多くの店舗において、商品として広く販売されておりますこと、また当組合のエコバッグは、ノーレジ袋キャンペーンにおけるアンケート調査にご協力頂いた方に差し上げることを念頭に作成したものでございますことから、当組合のエコバッグの販売は、以前の答弁と同様、考えてございません。
  次に、(4)でございます。当組合のエコバッグは、アンケート調査にご協力頂いた方に差し上げることを念頭に作成したものでございますことは、先ほどの答弁のとおりでございます。今後といたしましても、必要な数量が確保できますよう作成してまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  成田議員。
                 〔7番 成田ルミ子君登壇〕
7番(成田ルミ子君) 再質問させていただきます。
 まず、エコバッグというのは、ほかにもいろいろあるのだよというお話がありました。当組合だけでなく。なぜ私がこのエコバッグを推しているかということなのですけれども、皆さんご存じですか、もちろん。これ売っているのは凝り過ぎてしまって、買ったは買っても、いつも持ち歩くのに、このくらいのが一番いいのです。とてもよくできていると思うのです。だから、確かに種類はいっぱいあるのだけれども、結構優れていますので、これまず優れているということが言いたいのです。ですから、今ノーレジ袋キャンペーンでティッシュを1万個、もちろんこれを1万個、例えば作ったら値段は全然違うと思うのだけれども、優れているのですよね。キャンペーンの参加店舗が、今ちょっとホームページで見ましたら、久喜が183、宮代が76店舗ということが出てきたのです。そのキャンペーンでのぼり旗、あとティッシュということは今までも見ていますので周知しているのですけれども、ぜひ今のエコバッグがとても身近な環境問題の対策、自分ができることの一つとして、今本当に普及され始めていますから、ぜひ私はこれを皆さんにもっと、衛生組合でこんなことをやっているのだよということで店頭に、1万個とは言わなくても、できる範囲作って置いてもらいたいなという思いで今日は質問しているのです。ですから、今お答えで、できないというお答えでしたけれども、ちょっとそれを検討してほしいなということで、もうちょっと検討してくれますかという質問をしたいと思います。
 あとは、とにかく市民まつりなんかでアンケートにお答えくださった方に配っていることも存じております。今どのくらいあるか分からないのですけれども、それを市民まつり等に配るほうに向けて作っていただいて、衛生組合として、今後も久喜市の新炉はできますけれども、期限付ではございますが、この意識をつなげていくためにも、今できないと言われたけれども、私は増産してもっと市民が目につくところに置いてもらうことが必要ではないかと思うのです。
 ちょっとしつこいですが、その2点をお願いします。
議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 成田議員の再質問に対しましてご答弁を申し上げます。
  非常にエコバッグが優れているというところでお褒め頂きまして、本当にありがとうございます。しかしながら、完全な、このエコバッグは私どものオリジナルではなくて、既存のあるものに私どものマークを入れただけということでありまして、数多く売られている中で、やはりこういったものはあるのかなというふうに考えているところでございます。繰り返しの答弁で恐縮ですけれども、啓発品としてお渡ししているというところで、販売というのは考えていないところでございます。キャンペーン期間中、キャンペーンを契機として、各店舗におきましてはエコバッグの販売促進につなげていただければいいのかなというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(丸山妙子君) 以上で成田議員の質問を打ち切ります。
  次に、渡辺議員、お願いいたします。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 質問をさせていただきます。
 1番のし尿処理施設の現在の進捗と今後の進め方については、先ほどの猪股議員の内容でほとんど理解をいたしました。ですので、取り下げさせていただきたいと思いますが、やはり住民の方のご意見をこれからしっかりと聞きながら、丁寧な対応をさらに進めていくということです。住民の感情、本当に、ごみ処理場の近くに私も住んでおりますので非常にあります。ですから、たくさんの要望が出るのは当たり前だと思います。ですので、その当たり前の要望に対して丁寧に、そして先に進めないで、要するにそれがあってから私たちは進めるのだよということをしっかりとご説明しながら進めないと成功できないと思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。
 2番については質問させていただきます。2番の資源集団回収の実証実験の中止について質問をいたします。
 (1)です。回収業者からの撤退に伴いまして、実証実験が中止となりました。業者にとっては事業収支が見込めない状況があった場合は難しいことになるということは、初めから私は指摘をさせていただきましたし、指摘があったところです。実証実験の継続の終了は適正な処理と考えます。その後の対応です。地域住民の方への説明会は開催したか伺います。
 (2)です。モデルとして実施した地区の皆さんからの意見はどうだったのか伺います。
 (3)です。地域によっては、PTAの資源回収をやらずに資源集団回収のモデル事業へと移行した地域もあると聞いております。これは地元の方にちょっと聞いたことなのですが、その点は今後どのようになるのか、お伺いいたします。
 以上です。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 渡辺議員ご質問の大項目2についてご答弁申し上げます。
 初めに、(1)でございます。実証実験の早期終了に当たり、モデル地区の区長や自治会長に、今回の決定及び経緯につきまして直接ご説明をさせていただくとともに、住民の皆様を対象とした説明会の開催及び回覧文書の作成につきまして、ご要望があれば対応する旨のお知らせをいたしました。現在のところ、説明会に関するご要望は頂いておりませんが、回覧文書の作成につきまして、1つの地区からご要望を頂き、対応したところでございます。
 次に、(2)でございます。今回の実証実験の終了に当たり、モデル地区の区長や自治会長から直接ご意見を伺う機会がございましたが、反対の意見はなく、むしろ終了はやむを得ないとの声を頂きました。来年度に入りましたら、今年度の実証実験の検証資料として、アンケート形式により改めてご意見を伺おうと考えております。
 次に、(3)でございます。実証実験の開始前に既に集団回収を実施しているPTAの学区内にモデル地区がある場合、該当のPTAに対し、モデル地区との協議の場を設定する旨につきまして、衛生組合から呼びかけをいたしましたが、申し出はございませんでした。そして、モデル地区に対し、本年度末の実証実験の終了後に、既存の集団回収への移行を希望される場合の手続をご案内いたしましたところ、現時点で4つの地区から申請を頂くとともに、2つの地区から前向きなご相談を頂いております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  渡辺議員。
                 〔3番 渡辺昌代君登壇〕
3番(渡辺昌代君) 今回の実証実験ですけれども、市場の変動があり、大変なところで継続していくことができない。要するに業者さんからの撤退があったということで、非常に仕方がないことかなと思います。私としては、今回は、結局住民の方が説明会をやって、いろんなことで参加をして、せっかく呼びかけた、参加しますということに合意をしたのだけれども、結局できなかったということは、振り回されたという状態になってしまったという形だと思っております。ですから、最後までの説明会をきちんとして、ご要望があるときにはしっかり出向いていって、説明会をして、納得をしていただかなければいけないと思ったので、今回書かせていただきました。丁寧なことでやっていただいたということで、回覧を希望した地域もあるとおっしゃいましたので、そこはちゃんとやっていただきたいなと思います。
  それで、今アンケートの意見を聞くということでお話がありましたけれども、このアンケートについては、もう少し詳しく説明していただけますか。どんな状態でどのような形で、いつ行うのかというのが分かればよろしくお願いをいたします。
  地域の方たちからは、やむを得ないということでありましたので、それはほっとしたところです。これでまた問題が起こってしまったら大変になりますので、私としてはほっとしております。
  (3)の、要するにPTAで今までやっていたところにモデル地区が入るので、PTA全体がなくなるというわけではないと思うのですけれども、その地区の一部の人たちが、結局PTAに出すのか、地区に出すのかで悩むわけですよね。その地域に該当する人たちって。PTAのほうに出そうかな、要するに自分の地区のほうに出そうかなと迷った結果、PTAのほうをやめて地区のほうに出しますということがあったのだと思うのです。それをまた元に、私としてはやっぱり戻していただきたいなという思いがあってここに書いたのですけれども、前向きなご答弁が頂けたということなので、しっかりと対応していただきたいと思います。それは回答は結構です。
  それで、今後の見通しというのは、やっぱり大変なのでしょうか。となってくると、今回PTAのこともちょっと触れたのですが、PTAのほうも非常に厳しくなってくるかなということもあるのですが、今後の見通しのことについてだけちょっと1点お聞きします。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 渡辺議員の再質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 渡辺議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、アンケートとはということでございますが、今回実証実験、3月で終了することに決まりましたが、実証実験自体は3月末まで続くことになります。3月末で終了した時点で、改めて検証をするというところで、その検証報告の中でやはりアンケート調査をして地元の考えをお聞きするということを今後予定しております。アンケート様式についてはまだ取りかかってはいないところですが、今年度が終わった時点でしっかりと検証していくということを予定しております。
  続いて、今後の見通しでございますが、ごみ収集事業が円滑に行われない場合には、住民生活に非常に大きな影響を与えることにつながります。今回の実証実験によって資源集団回収は古紙の市況に大きく影響を受けることが分かりました。古紙の市況が一時的に回復することがあっても、その後の先行きは不透明であり、再び下落した場合には、また住民生活に非常に大きな影響を与えることになります。このようなことから、市況が回復することがあっても、現在のところは、実証実験につきましては再開するということは考えていないところでございます。
議長(丸山妙子君) 以上で渡辺議員の質問を打ち切ります。
  次に、新井議員、お願いいたします。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 2番、新井兼です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  ドライブレコーダーを搭載するごみ収集車を「走る防犯カメラ」としての活用に関し、以下の点についてお伺いいたします。
 (1)です。衛生組合が所有する公用車のうち、ごみ収集車(塵芥収集車)、乗用車、貨物自動車、し尿収集車へのドライブレコーダーの搭載状況についてお伺いします。
 (2)です。ドライブレコーダーの録画映像は、児童生徒の地域見守り活動による犯罪抑止できること、事件、事故に際して警察へ映像を提供できること、あおり運転の監視や抑止ができることなどが期待できます。稼働率の高いごみ収集車などにドライブレコーダーの搭載を進め、ドライブレコーダーの映像を関係機関に提供できる協定を警察、久喜市、宮代町などと締結することはできないか、衛生組合の見解をお伺いします。
 (3)です。協定締結に当たっては、燃やせるごみ、燃やせないごみ、粗大ごみ等の収集や資源の回収を委託している協力業者で、ドライブレコーダーを搭載しているごみ収集車などを所有する協力業者も含めた協定締結のほうがより効果が期待できると考えますが、衛生組合の見解をお伺いします。
 以上です。
議長(丸山妙子君) 新井議員の質問に対する答弁を求めます。
  業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 新井議員のご質問についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)でございます。当組合が所有する公用車、全27台のうち、塵芥収集車2台、乗用車1台、貨物自動車2台、計5台を対象にドライブレコーダーを搭載しております。し尿収集車につきましては、清掃センター場内において使用しておりますことから、搭載しておりません。
 次に、(2)でございます。塵芥収集車に搭載されたドライブレコーダーの映像を利用して事件や事故の早期解決につなげることを目的とした警察、収集業者と市町村との3者協定の締結は、県内においても春日部市、北本市、草加市や八潮市等で実施されているようでございます。現在当組合業務につきましては、市、町への事務移管の協議を進めている状況でございますことから、協定の締結は考えておりません。しかしながら、当組合が保有するドライブレコーダーの映像につきまして、警察から情報提供の依頼がある場合、速やかに協力をしてまいりたいと考えております。
 次に、(3)でございます。当組合は、市や町への事務移管の協議を進めている状況でございますことから、当組合における協定の締結は考えておりません。しかしながら、車両へのドライブレコーダーの搭載は、交通事故の早期解決や運転マナーの向上など、様々な利点がございます。当組合の委託業者の収集車両におけるドライブレコーダーの搭載につきましては、業者ごとにばらつきがある状況でございますことから、今後につきましては、委託業者に対し、収集車両へのドライブレコーダーの搭載について働きかけてまいりたいと考えております。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 丁寧にご答弁頂きましてありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。
  今回ドライブレコーダーを搭載することによって、走る防犯カメラという観点でご質問をさせていただきました。なかなか久喜市も宮代町も、防犯カメラとかドライブレコーダーに関しましては、余りそこまで設置が進んでいない状況だと思います。久喜市であれば、公共施設とか学校を含めて61か所に256台、これは令和元年6月1日現在。宮代町の防犯カメラの状況は、公共施設など、あと地下道も含めて16か所に51台、これが30年6月の定例会で出ていた内容でした。ちなみに、ドライブレコーダーのほうに関しましては、久喜市の場合は平成26年度に購入した車5台、そして令和元年に新たに10台を予定していますということで、ちょっとまだ進捗状況は分かりません。宮代町に関しましては、一般会計上管理している公用車46台あるのだけれども、公用車には設置はされておらずというお話を議会の中でもしておりました。
  そういった中で、衛生組合で持っている公用車あるいは協力業者さんが持っていらっしゃる収集車、こういったものに関しては、普通の公用車より稼働率というのは高いと思うのです。収集で町内、市内を回っていらっしゃるので、その辺の稼働率の状況というのは、衛生組合で持っている公用車の稼働状況、時間とか、そういったものというのは、感覚的なところになってしまうかもしれませんけれども、もし分かれば教えてほしいなというのが1点です。
  そして、先ほどの話だと、具体的な協定までは考えていらっしゃらないというお話もあったのですが、私はちょっと角度を変えて考えると、あえて協定を結ぶことによって、宣伝効果というのでしょうか、プレスリリースも含めて、宣伝効果というのが当然あって、それに基づいて犯罪の抑止というものにもつながっていくと思うのですが、改めて協定、例えば組合と警察だけでもまずはいいと思うのですが、その辺の考え方というのを、もしあれば教えていただけたらと思います。それが2点目。
  3点目に関しましては、協力業者さんの持っている車に搭載されているドライブレコーダー、それぞれまちまちな状況だというようなお話だったと思うのですが、その状況がもし分かれば教えてほしいというのと、今後働きかけをしていくという話でしたけれども、今後衛生組合として、例えばドライブレコーダーを貸与するとか、あるいは補助するとかという、将来的な考え方、すぐにというわけではなくて、将来的予算を確保して、そういった支援をしていくという考え方があるかどうかを聞きたいと思います。
  以上です。
議長(丸山妙子君) 新井議員の再質問に対する答弁を求めます。
  総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 新井議員再質問のうち、(1)でございます。車の稼働状況についてお答え申し上げます。
 現在搭載されている車両につきましては、特に稼働している、外回りをよくしている車を中心につけさせては頂いております。例えば公用車につきましては、8台中1台でありますが、3センターを主に巡回しておりますので、ほぼ半日から1日近く稼働しているような状況、こういった車に優先的につけております。塵芥収集車については、6台全てついておりまして、市内をあまねく走るような車を優先的につけさせていただいている状況でございます。今後、予算等の兼ね合いもありますが、稼働の状況が車によって変わる場合には、検討を重ねていきたいというふうに思います。
議長(丸山妙子君) 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 新井議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、協定の締結でございますが、3番目の業者の稼働率というか搭載率とも関連してくるところなのですが、業者の搭載率につきましては、約64%というところです。まだ収集に回っている車に全車に搭載しているという状況ではないということで、そういったことも含めまして協定の締結までは至らないということで考えているところでございます。
  それと、業者への支援、呼びかけということでございますが、今現在契約書の仕様の中で、ドライブレコーダーの搭載に努めてくださいというお願いをしている状況でございます。今後とも、こういった機会に業者に対して引き続きお願いをしていくということで、特に今のところ支援をするということは考えていないところでございます。
議長(丸山妙子君) 総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) 先ほどの答弁につきまして、一部訂正をさせていただきます。
 塵芥収集車6台全てというふうに申し上げたのですが、私の資料の見誤りがございまして、6台中2台の誤りでした。大変失礼いたしました。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  新井議員。
                 〔2番 新井 兼君登壇〕
2番(新井 兼君) 分かりました。なかなか積極的なお話までには正直至らないのかなという感触を頂きました。ただ、せっかく町なかを走っている車が、衛生組合の持っている車もそうですし、お仕事をしていただいている業者さんの車もあります。それを有効活用しない手は当然ないと思いますし、先ほどのお話だと、業者さんが64%しか搭載していないから協定までは至っていないのだというような話だったのですが、やっぱり衛生組合あるいは市、町の行政も含めて積極的に公共財産をうまく活用する。協力業者さんも協力しながらまちのために防犯活動をしている。あるいは交通的な、そういう抑止効果というのですか、そういったものをしているというのを協定によりPRをしていくというのは、私は必要だと思います。なかなかさらに聞いてもすぐにどうこうという話にはならないとは思うのですけれども、ぜひとも他の自治体さんもやっていますから、調査研究を継続して続けていっていただいて、予算を確保しながら積極的に搭載を進めて、市民、町民に信頼を得るような活動を一部事務組合としても進めていっていただきたと思います。これは要望という形で終わりにさせていただきます。
議長(丸山妙子君) 以上で新井議員の質問を打ち切ります。
  次に、園部議員、お願いいたします。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) 8番、園部茂雄です。大項目1番、粗大ごみ取扱い店舗の拡大を求めるということなのですけれども、これは粗大ごみ券の取扱い店舗の拡大を求めるということで訂正させていただきます。
 粗大ごみ券の取扱い店舗について、空白地帯があり、地域に取扱い店がないと不便との声がありますが、空白地域の解消に募集や要請に伺い、空白区域の解消に向けてのさらなる取組を求めます。
 (1)、空白地域の認識とこれまでの取組についてお伺いいたします。
 (2)、コンビニやドラッグストア等への積極的な働きかけをすべきだが、お伺いいたします。
 大項目2番、久喜宮代衛生組合のキャッシュレス化の対応を求めると。現金以外のキャッシュレス対応をすることで、利用者の支払いの選択肢が増えること、現金の取扱いが減ることで事務作業の軽減が期待できる。衛生組合の現金決済以外にもキャッシュレス対応にしてサービスの向上に取り組むべきだが、考えをお伺いいたします。
 また、キャッシュレス導入により、搬入ごみの受付事務において、入場時の計測、退出時計測、そして支払いと手続が大変で利用者に不便を強いていることから、退場時計測と同時に支払いができることが可能にならないか、お伺いいたします。
議長(丸山妙子君) 園部議員の質問に対する答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 園部議員のご質問についてご答弁申し上げます。
 初めに、大項目1でございます。まず、(1)でございます。粗大ごみ処理券の取扱い店舗は、本年2月末時点で85店舗でございます。しかしながら、取扱い店舗の所在地に偏りがあり、住民の皆様にご不便をおかけする場合がございますことは、ご指摘のとおりでございます。その解消への取組といたしまして、以前から対象地域の店舗を中心に、処理券の取扱いについての働きかけを行っております。その結果、今年度から宮代町の道仏地区のスーパーマーケットが新規に取扱いを頂くなど、状況は少しずつ改善されているものと考えております。
 次に、(2)でございます。粗大ごみ処理券の取扱い店舗の空白地域の解消への取組といたしまして、対象地域の店舗を中心に、その取扱いについての働きかけを行っておりますことは、先ほど申し上げましたとおりでございます。今後といたしましても、コンビニエンスストア、ドラッグストアや個人商店などに対する取組を継続することで改善を図ってまいりたいと考えております。
 続きまして、大項目2でございます。当組合の窓口における手数料の決済手段は、現在のところ現金のみとなっております。キャッシュレス方式の導入により、住民の方々の利便性が向上するとともに、窓口業務の効率化を図ることができるものと考えております。つきましては、先進自治体の事例を参考としつつ、当組合における運用上の課題を検証した上で、キャッシュレス決済の導入につきまして検討してまいりたいと考えております。
 また、清掃センターによりましては、計量場所、荷下ろし場所と手数料の精算場所が異なり、直接搬入される方々にご不便をおかけしているところがございます。しかしながら、キャッシュレス決済の導入の検討に当たりましては、当組合業務の市、町への事務移管の協議を進めている状況でございますことから、新たな設備投資が必要となる直接搬入の手順の変更までは考えていないところでございます。
議長(丸山妙子君) ここで休憩といたします。

    休憩 午前11時52分

    再開 午後 1時00分

議長(丸山妙子君) では、再開いたします。
  園部議員の再質問をお受けいたします。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) ありがとうございました。
 それでは、まず大項目の1番の粗大ごみ券の取扱い店舗についてですけれども、空白地域も認識しているということなのですけれども、やはり、せめて四、五百メートルの範囲内、生活圏内に1か所ぐらいはあってほしいなというところもあるのですけれども、当然私のところも先日、今回の案内で近くのセブンイレブンが取り扱っていただけるので、原、樋ノ口、除堀でも、今までは斉藤洋品店があったのですけれども、あそこは閉店されているのですけれども、それはまだこのマップ上には残っていたりするので、その辺のメンテナンスもお願いしたいところなのですけれども、やはり清久地区にしてもそうですし、久喜の北地区とか、菖蒲では新堀や菖蒲の小林だとか上栢間とか、やはり面積が広い中でそういった取扱い店がなというところで、そういうところをもう少し、このマップ上で見て、重点的にちょっとそういうところに、ちょっと要望をかけていっていただきたいというのが、一つそれどうか。
 それとあと、大項目の2番のキャッシュレスについては今後検討すると。先進地事例ということで。多分、一番導入コストがかからないのが、テレビコマーシャルでもやっているエアペイというのは、あれ導入コスト、たしか今ゼロ円ぐらいで、アイパッドがあれば、アイパッドにつなげて端末も無償ですから、あとは必要なのだったらプリンターとかキャッシュのお金を入れる、何というのかな、そういう機械もオプションでそろえれば非常に安くできるし、クレジットも1社ではなくて数社のやつが使えたり、本当に最近はやっているペイペイだとか、そういうものまで扱えるのですけれども、そういったところで今後研究していただけるということですけれども、大阪の四條畷市では多分やっているかもしれないのですけれども、やっているかもしれない。まだ私も未確認であれなのですけれども、ちょっと自治体で、今私も問い合わせはしているのですけれども、エアペイの会社に。ぜひそういうところをもう一度ちょっと、そういう研究して、いつ頃までにできるというか、そういう可能性があればというのをちょっとお伺いしたいのですけれども、お願いします。
議長(丸山妙子君) 園部議員の再質問に対する答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 園部議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
 まず、粗大ごみ処理券の扱いの件でございます。私どもも空白地域につきましては、その地図上である程度認識はしておりまして、久喜地区においては、久喜北周辺ですとか北中曽根周辺、また菖蒲地区については小林周辺、栗橋地区につきましては高柳周辺、鷲宮地区につきましては久本寺周辺というふうに認識しております。また、宮代町については金原周辺、そういった地区を重点的に働きかけを行っていきたいというふうに考えております。ただ、例えば菖蒲の小林周辺ですとか、栗橋の高柳周辺につきましては、なかなか小売店舗がないという地域もございますので、今までは利便性の高いコンビニエンスストアを中心に働きかけを行ってまいりましたが、業種にこだわらず、または区域も少し広げた上で働きかけを行っていきたいというふうに考えております。
 続きまして、キャッシュレスの関係でございます。キャッシュレスの関係につきましては、エアペイにつきましては、ちょっと私どももまだ調べてはいないところなのですが、ペイペイの請求につきましては、幾つか近隣の自治体でも事例がございまして、さいたま市、桶川市、蓮田市、日高市、ふじみ野市等において既に導入しているというふうに聞いております。費用につきましては、まだ調査はしていないところですけれども、時代がキャッシュレスに向かっているというところで、やはり検討していくべき課題であるというふうに考えているところでございます。
 そういったことを踏まえまして、いつまでにできるかということでございますが、こちらにつきましては費用の面も調査をする必要がありますが、あとは私どものこの事業は、いずれ市、町に引き継がれるということもございますので、市、町の意向というものもよく聞いた上で、導入について検討していきたいというふうに考えております。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  園部議員。
                 〔8番 園部茂雄君登壇〕
8番(園部茂雄君) ありがとうございました。
 それでは、粗大ごみの取扱いの店舗については認識して、そういうところに働きかけているというところなのですけれども、そういう場合には、あとは公共施設なんかもあると思うのですけれども、そういう公共施設に対して、そういう粗大ごみの取扱いの、公民館とか、いろいろあるかと思うのですけれども、市のほうで。そういうところに働きかけるというのも一つの手ではないかと思うので、そういう考えはあるのかどうか、お伺いいたします。
 あとは、キャッシュレスについては、ペイペイがそんなに私はあるというのをちょっと認識なかったので、大変失礼いたしました。ぜひ、そうやってもう既に近隣でやっているのであれば、ぜひ久喜市のほうも導入していただきたいと思いますので、こちらのほうは要望で終わりにします。
議長(丸山妙子君) 園部議員の再々質問に対する答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 園部議員の再々質問にご答弁申し上げます。
 公共施設に関しての働きかけというのは、今までしてきていなかった。検討もしていなかったところでございます。今後研究をさせていただきたいと思います。
議長(丸山妙子君) 以上で園部議員の質問を打ち切ります。
  次に、浅倉議員、お願いいたします。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) 議席番号5番、浅倉孝郎です。通告に従いまして質問させていただきます。何分新人議員ですので、初歩的な質問があることもあるかと思いますので、ご了承していただけましたら幸いです。
  まず、久喜市の新焼却炉についてなのですけれども、計画している久喜市の新たな焼却炉について、以下の点について伺います。
  (1)、焼却炉の種類は何か。
  (2)、炉の数と処理能力はどれくらいか。
  (3)、どこのメーカーなのか。
  (4)、発電について。ア、発電能力。イ、売電か自家消費か。
  というのも、宮代町はこれから久喜市に委託するというような立場になります。これから委託料がどのような感じで決まってくるのかというのが分からないと思うのですけれども、非常に高価な焼却炉を建てられたりとか、過剰な設備の入った焼却炉を造りますと、物すごく高価になります。そうしますと、いずれ宮代町の委託料に跳ね返ってくるのではないかなという心配もありますので、質問させていただきました。
  大項目2、生ごみ堆肥化及び久喜宮代清掃センターのし尿処理施設について。生ごみ堆肥化及びし尿処理施設に関して、以下の点について伺います。
  (1)、組合解散後のごみ処理について、生ごみの堆肥化は検討されているのか。
  (2)、久喜宮代清掃センターし尿処理施設は、組合解散後、どのようになるのか。こちらはもう聞いているところですけれども、簡単に流れだけ教えていただければと思います。
  (3)、建て替える場合、もしくは延命化する場合、汚泥と生ごみを同時に処理でき、さらに売電を行うことができるバイオガスプラントの建設を検討しているのかということになります。
 昨今、日本全国を見てみますと、生ごみの堆肥化というところは少なくなってきていまして、むしろバイオガス化プラントを導入する自治体が増えております。バイオガスプラントのやはりいい点としては、生ごみとし尿処理を同時に処理ができますので、焼却炉の延命と処理費の削減が見込まれます。また、発電することから、災害時の電源の確保、そして売電による新たな収入、さらに消化液による堆肥、液肥ができますので、農業振興、地域おこしなどができるということでバイオガスプラントが入っておりますので、こちらを検討しているのかどうか伺います。
 大項目3、高齢者におけるごみ処理について。高齢者におけるごみ収集に関して、以下の点について伺います。
 (1)、現在ごみ出しが困難な高齢者に対し、どのような収集をしているのか。
 (2)、今後、高齢化がさらに進み、ごみ出しが困難な高齢者が増えたとき、どのように対応するのか。
 (3)、高齢化対策やごみの減量効果が期待できる戸別収集を行う計画はあるのかということです。
 久喜市の高齢化率がどれくらいかというのは、ちょっと勉強不足で分からないのですけれども、宮代町は高齢化率が32%で、県の中でもかなり上位に位置しています。今後さらに高齢者が増えるという人口の推移がある中で、やはり高齢者におけるごみ出し問題、特に集積所まで、足が悪くてなかなかごみを持っていけないというふうになりますと、いずれごみ屋敷になってしまう可能性もありますので、今後高齢者におけるごみ収集、宮代町にしては喫緊の課題でありますので、ここについて伺います。
 大項目4、廃プラ対策について。廃プラ対策について、以下の点について伺います。
 (1)、現在、中国において廃プラの輸出が禁止になり、また国内リサイクルが思うように進まない中で、国内における廃プラ処理が困難な状況にあります。また、国全体で廃プラを抑制する動きがある中で、衛生組合で廃プラ対策をどのように行っているのか。現在行っていないのであれば、今後行う予定があるのか。
 (2)、この中国における廃プラの禁止によって、国内に廃プラが滞留しているという現状なので、こういった状況の中で現在の容器包装プラスチック法による、容器包装プラスチックの分別回収及びリサイクルの状況どうなのか。回収量に変化はあるのかということを伺います。
 大項目5、食品ロス対策について。食品ロス対策について、以下の点について伺います。
 (1)、現在、日本全国で食品ロスをなくす運動が展開されています。組合管内でどれくらいの食品ロスが発生しているのか。
 (2)、食品ロス対策を現在どのように行っているのか。また、今後どのように行っていく予定があるのかということをお聞きいたします。
 他県では、例えば「3010運動」ということで、宴会の最初の30分は席に着いてきちんと食事をすると。最後の10分間でまた席に着いて食事をしてもらうといった食品ロス対策をしているところですけれども、私が宮代町、久喜市を見ている中で、そういった運動をしているところが何かないような感じがしましたので、こういうこともお聞きしたいところです。
 大項目6、古紙について。古紙に関して以下の点について伺います。
 (1)、現在、中国において廃プラの輸出が禁止になり、また古紙についても輸出への規制が強化している中で、国内に古紙が大量に滞留しつつあります。古紙の価格も下落傾向にあると言われております。今後、古紙の価格が下落し、逆有償になった場合、何か対策を考えているのか。たしか私の記憶ですと、20年ぐらい前に逆有償になりまして、全国で大変なことになったという記憶がありますので、どういう対策を考えているのか、お聞きいたします。
 (2)、その場合、集団回収は維持できるのかということもお聞きいたします。
 大項目7、廃スプレー缶について。スプレー缶に関して、以下の点について伺います。
 廃スプレー缶によるパッカー車の火災や破砕施設での爆発事故が全国各地で、数が少ないながらも起きています。当然ながら、火災が起きますと、莫大な修繕費がかかります。廃スプレー缶対策をどのように行っているのか。また、メーカーに対して何か要望をしているのか。
 以上、7大項目お願いいたします。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の質問に対する答弁を求めます。
 施設課長。
                 〔施設課長 小島靖之君登壇〕
施設課長(小島靖之君) 浅倉議員ご質問の大項目1についてご答弁申し上げます。なお、(1)から(4)につきましては、関連がございますので一括してご答弁申し上げます。
  現在、久喜市におきましては、菖蒲清掃センターの隣接地に当組合の3清掃センターを統合し、久喜市及び宮代町のごみを処理するための新たなごみ処理施設の建設を計画しております。また、平成29年3月に策定いたしました久喜市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に掲げられた基本理念と基本方針に基づき、新たなごみ処理施設の整備に向け、その方向性を整理することを目的とした久喜市ごみ処理施設整備基本構想を平成29年10月に策定しております。現在は、施設整備に向けて必要となりますごみ処理施設整備基本計画の策定に当たり、久喜市ごみ処理施設整備基本計画検討委員会において、調査や検討を行っているところでございますことから、新たな焼却炉の種類、炉の数、処理能力、メーカー及び発電につきましては、確定していないところでございます。
議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
 総務課長。
                 〔総務課長 井上正己君登壇〕
総務課長(井上正己君) ご質問の大項目2についてご答弁申し上げます。
 初めに、(1)でございます。生ごみの堆肥化につきましては、大項目1で答弁申し上げました久喜市ごみ処理施設整備基本構想において、処理方式の一つとして比較、検証されており、また久喜市ごみ処理施設整備基本計画検討委員会の検討事項の一つに、生ごみの処理方法が掲げられております。
 次に、(2)と(3)につきましては、関連がございますので一括してご答弁申し上げます。久喜市が平成31年3月に策定いたしましたし尿処理施設整備基本構想では、現在の八甫清掃センターのし尿処理施設を改修して延命化を図って、久喜市全域と宮代町のし尿処理を八甫清掃センターに統合する方法が最も優先度が高いとの方向性に至っております。このことから、現在基本構想の策定主体でございます久喜市が主体となりまして、八甫清掃センターの周辺地区住民の方々と協議を進めているところでございます。
 以上でございます。
議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 浅倉議員ご質問についてご答弁申し上げます。
 大項目3でございます。まず、(1)でございます。当組合では、平成14年度から自ら集積所までごみなどを持ち出すことが困難で、身近な人などの協力を得られない、おおむね65歳以上の独り暮らしの世帯や障害者のみを構成員とする世帯などの方々を対象に、ふれあい収集制度を実施しております。この制度は、対象となる方のお住まいの地域の収集日や収集内容に合わせて、ごみを自宅の門の前や玄関の前にお出し頂くことにより、戸別収集を行うものでございます。
 次に、(2)でございます。ふれあい収集制度の実施件数は増加傾向にございます。平成30年度末時点で219件、前年度から31件の増、また本年度も2月末時点で250件、31件の増と推移しております。今後といたしましても、利用者の利便性の維持を念頭に、適切な収集体制を構築しながら、利用者数の増に対応してまいりたいと考えております。
 次に、(3)でございます。ごみの戸別収集は、各家庭の玄関先等に出していただき、1軒ずつ収集する方法です。ごみ集積所への排出が不要となりますことから、先ほどのふれあい収集と同じく、高齢者対策の側面がありますとともに、排出者の責任が明確になり、ごみの出し方に対する意識の向上が考えられますことから、分別の徹底と排出の抑制の促進が期待されるものでございます。既に東京都品川区や台東区、神奈川県藤沢市や大和市等において実施されており、効果を上げていると聞いております。
 しかしながら、一般的なステーション回収と比較して作業量が多く、収集時間も必要となりますことから、経費の増加が懸念されるところでございます。現在、当組合業務につきまして、市、町への事務移管の協議を進めている状況でございますことから、戸別収集を実施する計画はございません。
 続きまして、大項目4でございます。まず、(1)でございます。当組合における廃プラスチックの削減への取組といたしまして、毎年10月をノーレジ袋キャンペーン期間として、住民の皆様に対し、不要なレジ袋の削減を呼びかけております。その際に、マイバッグの使用状況に関するアンケートを実施しておりますが、85%がマイバッグを利用していると回答するなど、不要なレジ袋はもらわないという意識が広く浸透しているものと考えております。
 また、広報紙「衛生組合だより」昨年12月号において、シャンプーの使い捨て容器と詰め替えパックを利用した場合の比較記事を掲載し、廃プラスチックの削減に係る意識啓発を図っております。そのほか、小学生の社会科見学や「夏休み親子で自由研究3Rでごみを減らそう講座」におきましても、マイバッグの使用や廃プラスチックの削減について取り上げ、啓発を行っております。
 また、昨年の5月30日から10日間、埼玉県が海洋プラスチック対策の一環として、「埼玉県プラごみゼロウイーク」を実施いたしましたが、当組合におきましても、広報紙6月号に連動記事を掲載しております。今後も引き続き、廃プラスチックの削減に向けて啓発を行ってまいりたいと考えております。
 次に、(2)でございます。プラスチック製容器包装の分別回収といたしまして、久喜宮代清掃センターにおいては、容器包装物以外のものを含めたプラスチック類として回収、また菖蒲清掃センター、八甫清掃センターにおきましては、プラスチック製容器包装のみを対象とした回収を実施しております。
 そして、回収されたプラスチック製容器包装は、管内の民間施設において、異物を取り除いた後に日本容器包装リサイクル協会が指定する国内の再生事業者へと引き渡されております。
 また、近年のプラスチック製容器包装の引き渡し量の推移といたしましては、平成26年度は3,153トン、平成27年度は3,136トン、平成28年度は3,084トン、平成29年度は3,070トンと連続して減少、平成30年度は若干の増となりましたものの、本年度は再び減少に転じるものと見込んでおります。
 続きまして、大項目5でございます。まず、(1)でございます。昨年4月に農林水産省が公表しております全国の食品ロスの発生量である年間約643万トンを参考に、当組合の管内人口に当てはめ、当組合管内における食品ロスの発生量を試算いたしましたところ、年間で9,540トンでございました。
 次に、(2)でございます。当組合における食品ロス対策といたしまして、先月発行いたしました広報紙への特集記事の掲載、生ごみ処理容器の購入費の補助、久喜市の食育セミナーへの参加や多量排出事業者である飲食業者への啓発ポスターの配布等を実施しております。
 また、小学生の社会科見学や夏休み親子講座におきまして、ごみを出さないこと、分別の必要性、そして食事や給食の食べ切りなどを話題に挙げ、その大切さを伝えております。今後といたしましても、食品ロスの削減に向けて、機会を捉えて取組を続けてまいりたいと考えております。
 続きまして、大項目6でございます。まず、(1)でございます。当組合における古紙の売却契約は、四半期ごとに見直しを行っておりますが、本年1月から3月までの第4四半期と、昨年度同期の1キログラム当たりの売却単価を比較いたしましたところ、税抜きで、新聞が12.5円から6.5円、雑誌、ざつがみが6.5円から2.5円、段ボールが13.5円から4.5円、牛乳パックが4.5円から0.5円と、昨今の古紙の市況の下落の影響を受け、大きく減額となっております。行政によるごみ収集や資源回収は、住民生活に密着した事業でありますことから、安定的な運営が優先されるものと認識しております。つきましては、古紙の取引が逆有償となる場合であっても、行政回収の継続を基調として対応してまいりたいと考えております。
 次に、(2)でございます。資源集団回収事業に参加する回収業者は、回収した古紙の売却収入を原資として事業を運営しております。昨今の古紙の市況の下落により、その売却収入が減少し、集団回収に要する経費の捻出が困難となる場合、事業規模の縮小や集団回収からの撤退が考えられます。したがいまして、古紙の取引が逆有償となる場合、制度の維持は困難になるものと認識しております。
 続いて大項目7でございます。スプレー缶の収集に当たり、有害ごみとして分別排出していただけますよう住民の皆様にお願いしておりますが、パッカー車を使用してスプレー缶を収集いたしますと、荷箱の内部で発生する火花へのスプレー缶のガスの引火が原因となり、火災や爆発を引き起こすことが考えられます。このような事態を防ぐために、以前から平ボディ車による収集を実施することにより、火災対策を行っております。
 また、スプレー缶による収集車両や処理施設の火災は、スプレー缶が燃やせないごみに混入することによって発生するものと考えておりますことから、当組合が発行しております収集カレンダーにおきましても、有害ごみのページに、過去に起こったパッカー車の火災の写真を掲載するなどにより、住民の皆様に分別へのご協力をお願いしているところでございます。
 なお、スプレー缶を有害ごみとして適正に排出頂くことにより、収集車両や処理施設の火災の抑止につながるものと認識しておりますことから、メーカーに対する要望などは行っておりません。
議長(丸山妙子君) 再質問をお受けいたします。
  浅倉議員。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、大項目1の久喜市の新焼却炉についてなのですけれども、まだ何も確定していないということでしたけれども、これはいつ頃確定するのかというのを教えてください。
 大項目2の生ごみの堆肥化についてですけれども、(1)の生ごみの堆肥化は検討はしているということなのですけれども、これもいつ頃何かしら答えが出るのかというのも教えてください。
 それと、大項目4番の廃プラ対策と5の食品ロス対策なのですけれども、市民の皆さんへの啓発をしているというのは分かりましたけれども、やはり行政自ら何か対策しているのかなといいますと、何か市民任せという感じがしましたので、例えば廃プラについて、組合の中にある自販機のペットボトルは、なるべく使用を控えるとか、コンビニの弁当のプラスチックを持ち込まないとか、宴会をするときであれば、3010運動を自らするというような、自ら何かするというのはあるのかどうか。また、そういうものをしていただきたいというようなことです。
 6の古紙についてですけれども、こちらは要望になりますけれども、集団回収は自治会の貴重な資金源になっておりますので、こちらは何としても続けていただければなということです。
 以上になります。
議長(丸山妙子君) 浅倉議員の再質問に対する答弁を求めます。
 施設課長。
                 〔施設課長 小島靖之君登壇〕
施設課長(小島靖之君) 浅倉議員の再質問にご答弁申し上げます。
 通告にございます(1)から(4)について、いつ頃決まるのかというご質問でございます。まず、焼却炉の種類でございます。久喜市によりますと、焼却炉の種類はストーカ式、溶融式など幾つかありますが、これらの種類は一つに絞り込まず、複数選択肢を残したまま、より多くの事業者から提案を頂き、令和3年度の事業者選定と同時に炉の種類も決まるとのことでございます。
 続きまして、炉の数、処理能力でございます。こちらのほうも久喜市に確認いたしましたところ、現在のところ久喜市ごみ処理施設整備基本計画検討委員会において検討している久喜市ごみ処理施設整備基本計画の中で決定する予定でございまして、令和2年度末頃になるとのことでございます。
 続きまして、メーカーでございます。令和3年度に市の策定いたしました仕様書をもとに入札公告を行い、事業者からの提案を受け、総合評価方式により市の事業者選定委員会において事業者が決定する予定とのことでございます。
 続きまして、発電能力についてと売電か自家消費かでございます。久喜市によりますと、令和3年度に市の策定いたしました仕様書をもとに入札公告を行い、事業者からの様々な提案の中で、発電能力や売電、自家消費などについても提案を受け、市の事業者選定委員会において、総合評価方式で評価し、内容が決定する予定とのことでございます。
 もう一点、生ごみの処理については、いつ決まるのかということでございますけれども、こちらも久喜市に確認いたしましたところ、ごみ処理施設整備基本計画検討委員会において検討する内容でございまして、令和2年度末とのことでございます。
 以上です。
議長(丸山妙子君) 答弁を求めます。
 業務課長。
                 〔業務課長 青柳浩行君登壇〕
業務課長(青柳浩行君) 浅倉議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
 廃プラ対策と食品ロスについて、行政自ら何かをやっているのかということでございます。基本的に私ども組合といたしましては、啓発活動を中心に行ってきたところでございます。組合内部といたしましては、組合内部でやっていることといたしましては、宴会の際には必ず食べ切りタイムを設けるとか、あとは会議の際にペットボトルは出さないと、そういった方針を示したとか、そういったところ、衛生組合が取り組んできたところにつきましては、そういった点になるということでございます。
議長(丸山妙子君) 再々質問をお受けいたします。
  浅倉議員。
                 〔5番 浅倉孝郎君登壇〕
5番(浅倉孝郎君) 質問というわけではないのですが、最後に要望としまして、やはり廃プラ対策、食品ロス対策というのは、住民にお願いするだけではなくて、自らもやっぱり襟を正して、これだけやっていますよというふうに市民のほうにアピールしないと、なかなか、やってくれというお願いだけに聞こえてしまいますので、こちらも何か積極的にどんどんやっていただければなということを要望して、終わりにいたします。
 以上です。
議長(丸山妙子君) 以上で浅倉議員の質問を打ち切ります。
  以上で組合に対する質問を終了いたします。

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    ◎次会の日程報告
議長(丸山妙子君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
  次会の日程を申し上げます。次会は、3月27日、金曜日、午前9時から本会議を開き、議案に対する質疑、討論・採決を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださいますようお願いいたします。
  また、成田議会運営委員長からも報告がございましたとおり、議案質疑書の締め切りは、3月18日水曜日、正午までとなっております。具体的にページの指定がされていないような質問、議案に直接関係ない質問は避けていただき、執行部が質問の趣旨、内容を理解しやすいように、具体的に分かりやすく記入してくださるようお願いいたします。
  なお、議案質疑通告書につきましては、持参、ファクス送信、メール送信のいずれも可といたします。

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    ◎散会の宣告
議長(丸山妙子君) 本日はこれにて散会いたします。
    散会 午後 1時35分